説明

端子組付構造

【課題】端子組付構造にて、組付作業性の簡素化及び電気的接続の信頼性の向上を図ることを害することなく、接続端子におけるハウジング内端部の位置のばらつきを小さく抑えること。
【解決手段】端子組付構造では、ハウジング30に設けた筒状のコネクタ部31aに挿通されてハウジング30内にまで延出する接続端子21が、同接続端子21に嵌合されコネクタ部31aに挿通されて組付けられるホルダ40によって、ハウジング30に対して固定される。ハウジング30のハウジング本体31には、接続端子21のハウジング内部分の一部をハウジング30内にて平面にて受承する平面受承部31fが設けられている。ホルダ40には、ハウジング30内にまで延出して接続端子21のハウジング内部分の一部を平面受承部31fに向けて押圧する押え部42が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子組付構造に関し、例えば、樹脂成形品のハウジングに設けた筒状のコネクタ部に挿通されて前記ハウジング内にまで延出する接続端子が、同接続端子に嵌合され前記コネクタ部に挿通されて組付けられる樹脂成形品のホルダによって、前記ハウジングに対して固定される端子組付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の端子組付構造は、例えば、下記特許文献1に示されていて、ハウジングのコネクタ部に接続端子を挿通し、この接続端子にホルダを嵌合してコネクタ部に組付けることで、接続端子のハウジングへの組付が完了するため、組付作業性の簡素化を図ることが可能であるとともに、接続端子がハウジング内にまで延出する単一部品で構成されていて、接続端子が、ハウジング内に組付けられる内部端子と、コネクタ部に挿通されて内部端子に接続される外部端子によって構成される場合に比して、電気的接続の信頼性の向上を図ることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−110349号公報
【発明の概要】
【0004】
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記した特許文献1では、接続端子に嵌合してコネクタ部に組付けられるホルダがコネクタ部に収容されてハウジング内にまで延在していない。このため、接続端子のハウジング内部分はホルダによって固定(保持)できなくて、接続端子のハウジング内端部の位置が大きくばらつくおそれがある。
【0005】
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、樹脂成形品のハウジングに設けた筒状のコネクタ部に挿通されて前記ハウジング内にまで延出する接続端子が、同接続端子に嵌合され前記コネクタ部に挿通されて組付けられる樹脂成形品のホルダによって、前記ハウジングに対して固定される端子組付構造において、前記ハウジングに、前記接続端子のハウジング内部分の一部を前記ハウジング内にて平面にて受承する平面受承部を設けるとともに、前記ホルダに、前記ハウジング内にまで延出して前記接続端子のハウジング内部分の一部を前記平面受承部に向けて押圧する押え部を設けたことに特徴がある。
【0006】
上記のように構成した本発明の端子組付構造では、ハウジングのコネクタ部に接続端子を挿通して仮固定し、この接続端子にホルダを嵌合し同ホルダをコネクタ部に挿通して組付けることで、接続端子のハウジングへの組付(固定)が完了するため、組付作業性の簡素化を図ることが可能である。また、接続端子がハウジング内にまで延出する単一部品で構成されていて、接続端子が、ハウジング内に組付けられる内部端子と、コネクタ部に挿通されて内部端子に接続される外部端子によって構成される場合に比して、電気的接続の信頼性の向上を図ることが可能である。
【0007】
また、本発明の端子組付構造では、接続端子のハウジングへの組付が完了すると、接続端子のハウジング内部分の一部がハウジングの平面受承部とホルダの押え部によって挟まれて保持される。このため、接続端子は、ハウジングのコネクタ部に組付けられるホルダによって、ハウジングのコネクタ部(ハウジングの開口部)と平面受承部(ハウジングの内部)の二箇所にて保持されることとなり、ハウジングのコネクタ部のみにて保持される場合に比して、ハウジングに対する位置決め固定が確実になる。したがって、接続端子におけるハウジング内端部の位置のばらつきを小さく抑えること(組付精度を高めること)が可能である。
【0008】
上記した本発明の実施に際して、前記平面受承部には前記接続端子に設けた貫通孔に嵌合する突起が形成されるとともに、前記押え部には前記ホルダの前記コネクタ部に対する挿通方向にて前記突起を収容可能な凹部が形成されていることも可能である。この場合には、接続端子の平面受承部に沿った移動が、平面受承部に形成した突起と接続端子に設けた貫通孔の嵌合によって規制される。このため、接続端子のハウジングに対する位置決め精度を高めることが可能である。
【0009】
また、上記した本発明の実施に際して、前記ハウジングはハウジング本体とこれに対して脱着可能なハウジングカバーを備えていて、前記ハウジング本体には、前記コネクタ部と前記平面受承部が設けられ、前記ハウジングカバーには、前記ハウジング本体に組付けられることで、前記押え部の背部に係合して前記押え部を前記平面受承部に向けて押圧する突起が設けられていることも可能である。この場合には、接続端子のハウジング本体への組付が完了した後に、ハウジングカバーをハウジング本体に組付けることで、ハウジングカバーの突起が、ホルダの押え部の背部に係合して、ホルダの押え部をハウジング本体の平面受承部に向けて押圧する。このため、ホルダによる接続端子の保持力を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明による端子組付構造を車両用ドアロック装置の電動アクチュエータに実施した一実施形態(ドアロック装置のロック機構は図示省略)にてハウジングカバーを外した状態の平面図である。
【図2】図1に示した実施形態にハウジングカバーを組付けた状態の要部断面図である。
【図3】図1に示した状態から電気モータとスイッチを取り外した状態のハウジング本体にてハウジング内を示した斜視図である。
【図4】図3に示した状態のハウジング本体にてコネクタ部内を示した斜視図である。
【図5】図1〜図4に示したハウジング本体単体の平面図である。
【図6】図5に示したハウジング本体のコネクタ部をハウジング外から見た側面図である。
【図7】(a)はホルダ単体のハウジング内から見た図であり、(b)は(a)の右側から見た図であり、(c)は(b)の右側(ハウジング外)から見た図である。
【図8】図7の部分拡大図である。
【図9】図5および図6に示したハウジング本体とこれに組付けられる5個の接続端子を示した斜視図である。
【図10】5個の接続端子を組付けた状態のハウジング本体とこれに組付けられるホルダを示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明による端子組付構造を車両用ドアロック装置の電動アクチュエータAに実施した一実施形態を示していて、この電動アクチュエータAでは、樹脂成形品のハウジング30内に収容される電気モータ11に一対の接続端子21,22が接続され、ハウジング30内に収容されるスイッチ12に3個の接続端子23,24,25が接続されている。なお、ハウジング30内には、電動アクチュエータAと連係するロック機構の種々な構成部材が組付けられるが、この実施形態では各構成部材が図示を省略されている。
【0012】
一対の接続端子21,22は、ハウジング外端部21a,22aをハウジング30に設けた筒状のコネクタ部31aに挿通されていて、ハウジング30内にまで延出しており、導電性金属によって形成されていて、ハウジング内端部21b,22bにて電気モータ11に通電可能に接続されている。また、各接続端子21,22は、図9に示したように、中間部に矩形の貫通孔21c,22cと円形の貫通孔21d,22dを有していて、樹脂成形品のホルダ40を用いてハウジング30のハウジング本体31に組付けられている。
【0013】
一方、3個の接続端子23,24,25は、ハウジング外端部23a,24a,25aをハウジング30に設けた筒状のコネクタ部31aに挿通されていて、ハウジング30内にまで延出しており、導電性金属によって形成されていて、ハウジング内端部23b,24b,25bにてスイッチ12に通電可能に接続されている。また、各接続端子23,25は、図9に示したように、中間部に矩形の貫通孔23c,25cと円形の貫通孔23d,25dを有していて、ホルダ40を用いてハウジング30のハウジング本体31に組付けられている。接続端子24は、図9に示したように、中間部に矩形の貫通孔24cを有していて、ホルダ40を用いてハウジング30のハウジング本体31に組付けられている。
【0014】
ハウジング30は、樹脂成形品のハウジング本体31と、これに脱着可能な樹脂成形品(ハウジング本体31の素材と同一素材)のハウジングカバー32によって構成されている。ハウジング本体31は、硬質樹脂(例えば、POM(ポリアセタール)樹脂)によって形成されていて、図5、図6、図9に示したように、筒状のコネクタ部31aを有するとともに、5個の矩形突起31b1〜31b5と、4個の円形突起31c1,31c2,31c3,31c5を有している。なお、コネクタ部31a内には、図4、図6、図10にて示したように、4個のガイド31a1〜31a4が設けられている。また、コネクタ部31aには、図2に仮想線にて示した外部コネクタがハウジング外から脱着可能である。
【0015】
また、ハウジング本体31は、電気モータ11のハウジングを収容保持するための凹部31dを有するとともに、スイッチ12のハウジングを固定保持するための一対の支持ピン31e1,31e2を有している。また、ハウジング本体31には、各接続端子21〜25のハウジング内部分の一部をハウジング30内にて平面にて受承する平面受承部31fが設けられている。(図5および図9参照)
【0016】
ホルダ40は、軟質樹脂(例えば、PA6(ポリアミド)樹脂)によって形成されていて、図1〜図4と図7および図8にて示したように、各接続端子21〜25のハウジング外端部21a〜25aに嵌合されハウジング本体31のコネクタ部31aに挿通されて組付けられる取付部41と、ハウジング30内にまで延出して各接続端子21〜25のハウジング内部分の一部をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧する5個の押え部42〜46を備えている。
【0017】
取付部41は、5個の端子挿通孔41a1〜41a5を有するとともに、4個のガイド挿通孔41b1〜41b4を有している。各端子挿通孔41a1〜41a5は、各接続端子21〜25のハウジング外端部21a〜25aが嵌合されるものであり、各ハウジング外端部21a〜25aを弾性的に保持可能である。各ガイド挿通孔41b1〜41b4は、ハウジング本体31の各ガイド31a1〜31a4が嵌合されるものであり、各ガイド31a1〜31a4によって弾性的に支持される。
【0018】
各押え部42〜46は、ホルダ40のコネクタ部31aに対する挿通方向にて直線状に延びていて、延出端部には、ホルダ40のコネクタ部31aに対する挿通方向にてハウジング本体31の各矩形突起31b1〜31b5を収容可能な凹部42a〜46aが形成されている。また、各押え部42〜46の基端部(取付部41側端部)には、コネクタ部31aの内孔内壁と各押え部42〜46間に介在して各押え部42〜46をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧する押圧突起42b〜46bが形成されている。
【0019】
各押圧突起42b〜46bは、コネクタ部31aの内孔内壁と係合する頂部が尖った形状(断面形状が三角形である)に形成されていて、各押え部42〜46の延出端に向けて順次低くなるように形成されている。また、各押圧突起42b〜46bは、図1および図2に示したように、ハウジングカバー32によって閉塞されるハウジング本体31の開口部に露呈するように設けられていて、ハウジングカバー32がハウジング本体31に組付けられて、ハウジング30が構成されることで、ハウジングカバー32に設けた突起32aに係合するように構成されている。ハウジングカバー32の突起32aは、各押圧突起42b〜46bを介して各押え部42〜46の背部に係合可能であり、各押圧突起42b〜46bと協働して各押え部42〜46をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧する。
【0020】
上記した実施形態では、始めに、図9に示したように、ハウジング本体31に対して各接続端子21〜25が組付けられ仮固定される。この際には、各接続端子21〜25のハウジング外端部21a〜25aがハウジング内からハウジング本体31のコネクタ部31aに挿通されるとともに、各接続端子21〜25の矩形の貫通孔21c〜25cにハウジング本体31の矩形突起31b1〜31b5がそれぞれ嵌合され、各接続端子21、22、23、25の円形の貫通孔21d、22d、23d、25dにハウジング本体31の円形突起31c1,31c2,31c3,31c5がそれぞれ嵌合される。
【0021】
次いで、図10に示したように、ホルダ40がハウジング外からハウジング本体31のコネクタ部31aに組付けられることで、各接続端子21〜25のハウジング本体31への組付(固定)が完了する。この際には、ホルダ40における取付部41の各端子挿通孔41a1〜41a5に各接続端子21〜25のハウジング外端部21a〜25aがそれぞれ嵌合されるとともに、各ガイド挿通孔41b1〜41b4にハウジング本体31の各ガイド31a1〜31a4がそれぞれ嵌合される。また、このときには、ホルダ40における各押え部42〜46が、ハウジング30内にまで延出して、各接続端子21〜25のハウジング内部分の一部をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧する。
【0022】
その後に、ハウジング本体31に、電気モータ11とスイッチ12や、これらと連係するロック機構の構成部材(図示省略)が組付けられて、最後に、ハウジングカバー32が組付けられる。この際には、図2に示したように、ハウジングカバー32の突起32aが、ホルダ40の各押圧突起42b〜46bを介して各押え部42〜46の背部に係合して、各押圧突起42b〜46bと協働して各押え部42〜46をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧保持する。また、ハウジングカバー32には、第2の突起32bが設けられていて、例えば、接続端子21,22に対して平面受承部31fから離間しようとする外力が働いたとしても、接続端子21,22が第2の突起32bに当接することで該離間を防止できる。
【0023】
ところで、上記した実施形態では、ハウジング本体31のコネクタ部31aに各接続端子21〜25を挿通して仮固定し、その後に各接続端子21〜25にホルダ40を嵌合し同ホルダ40をコネクタ部31aに挿通して組付けることで、各接続端子21〜25のハウジング本体31への組付(固定)が完了するため、組付作業性の簡素化を図ることが可能である。また、各接続端子21〜25がハウジング本体31内にまで延出する単一部品で構成されていて、各接続端子21〜25が、ハウジング内に組付けられる内部端子と、コネクタ部31aに挿通されて内部端子に接続される外部端子によって構成される場合に比して、電気的接続の信頼性の向上を図ることが可能である。なお、上記した実施形態では、ホルダ40を用いてハウジング本体31のコネクタ部31aに各接続端子21〜25を組付けるようにしているため、コネクタ部31aに各接続端子21〜25をインサート成形等にて一体化する必要がなくて、インサート成形機等の設備が不要である。
【0024】
また、上記した実施形態では、各接続端子21〜25のハウジング本体31への組付が完了すると、各接続端子21〜25のハウジング内部分の一部がハウジング本体31の平面受承部31fとホルダ40の各押え部42〜46によって挟まれて保持される。このため、各接続端子21〜25は、ハウジング本体31のコネクタ部31aに組付けられるホルダ40によって、ハウジング本体31のコネクタ部31a(ハウジングの開口部)と平面受承部31f(ハウジングの内部)の二箇所にて保持されることとなり、ハウジング本体31のコネクタ部31aのみにて保持される場合に比して、ハウジング本体31に対する位置決め固定が確実になる。したがって、各接続端子21〜25におけるハウジング内端部21b〜25bの位置のばらつきを小さく抑えること(組付精度を高めること)が可能である。
【0025】
また、上記した実施形態では、ハウジング本体31の平面受承部31fに各接続端子21〜25に設けた矩形の貫通孔21c〜25cに嵌合する矩形突起31b1〜31b5が形成されるとともに、ホルダ40の各押え部42〜46にはホルダ40のコネクタ部31aに対する挿通方向にて各矩形突起31b1〜31b5を収容可能な各凹部42a〜46aが形成されている。このため、各接続端子21〜25の平面受承部31fに沿った移動が、平面受承部31fに形成した各矩形突起31b1〜31b5と各接続端子21〜25に設けた各貫通孔21c〜25cの嵌合によって規制される。このため、各接続端子21〜25のハウジング本体31に対する位置決め精度を高めることが可能である。
【0026】
また、上記した実施形態では、ハウジング30がハウジング本体31とこれに対して脱着可能なハウジングカバー32を備えていて、ハウジング本体31には、コネクタ部31aと平面受承部31fが設けられ、ハウジングカバー32には、ハウジング本体31に組付けられることで、各押え部42〜46の背部に係合して各押え部42〜46を平面受承部31fに向けて押圧する突起32aが設けられている。このため、各接続端子21〜25のハウジング本体31への組付が完了した後に、ハウジングカバー32をハウジング本体31に組付けることで、ハウジングカバー32の突起32aが、ホルダ40の各押え部42〜46の背部に係合して、ホルダ40の各押え部42〜46をハウジング本体31の平面受承部31fに向けて押圧する。このため、ホルダ40による各接続端子21〜25の保持力を高めることが可能である。
【0027】
上記実施形態においては、本発明による端子組付構造をスイッチ12用の接続端子23,24,25と電気モータ11用の接続端子21,22を備えた車両用ドアロック装置の電動アクチュエータAに実施したが、本発明による端子組付構造は、例えば、スイッチ12用の接続端子23,24,25を備えておらず、少なくとも電気モータ11用の接続端子21,22を備えた車両用ドアロック装置の電動アクチュエータに採用される端子組付構造は勿論のこと、車両用ドアロック装置の電動アクチュエータA以外の種々な装置に採用される端子組付構造にも、上記実施形態と同様に、または、適宜変更して実施することが可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0028】
A…電動アクチュエータ、11…電気モータ、12…スイッチ、21〜25…接続端子、21a〜25a…接続端子のハウジング外端部、21b〜25b…接続端子のハウジング内端部、21c〜25c…矩形の貫通孔、30…ハウジング、31…ハウジング本体、31a…コネクタ部、31b1〜31b5…矩形突起、31f…平面受承部、32…ハウジングカバー、32a…ハウジングカバーに設けた突起、32b…ハウジングカバーに設けた第2の突起、40…ホルダ、41…取付部、41a1〜41a5…端子挿通孔、42〜46…押え部、42a〜46a…凹部、42b〜46b…押圧突起

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂成形品のハウジングに設けた筒状のコネクタ部に挿通されて前記ハウジング内にまで延出する接続端子が、同接続端子に嵌合され前記コネクタ部に挿通されて組付けられる樹脂成形品のホルダによって、前記ハウジングに対して固定される端子組付構造において、
前記ハウジングに、前記接続端子のハウジング内部分の一部を前記ハウジング内にて平面にて受承する平面受承部を設けるとともに、
前記ホルダに、前記ハウジング内にまで延出して前記接続端子のハウジング内部分の一部を前記平面受承部に向けて押圧する押え部を設けたことを特徴とする端子組付構造。
【請求項2】
請求項1に記載の端子組付構造において、前記平面受承部には前記接続端子に設けた貫通孔に嵌合する突起が形成されるとともに、前記押え部には前記ホルダの前記コネクタ部に対する挿通方向にて前記突起を収容可能な凹部が形成されていることを特徴とする端子組付構造。
【請求項3】
請求項1または2に記載の端子組付構造において、前記ハウジングはハウジング本体とこれに対して脱着可能なハウジングカバーを備えていて、前記ハウジング本体には、前記コネクタ部と前記平面受承部が設けられ、前記ハウジングカバーには、前記ハウジング本体に組付けられることで、前記押え部の背部に係合して前記押え部を前記平面受承部に向けて押圧する突起が設けられていることを特徴とする端子組付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−134633(P2011−134633A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−294001(P2009−294001)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】