説明

筐体用扉のリフトハンドル装置

【課題】扉の開閉操作が単純なリフトアップ型のハンドル装置を提供する。
【解決手段】リフトハンドル装置1は、固定枠体Fに固着される受金体2と、扉Dに固着されるベース体3と、ベース体3に支持されるスカート体4と、枢軸5によってスカート体4に枢着される操作ハンドル6と、ベース体3に固定されるカム体7と、前端部が枢軸5によって操作ハンドル6およびスカート体4に連結され前後方向に延びるロック軸8と、枢軸9によって基端部がベース体3に枢着され、枢軸10によって中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支される止め金体11とを具備する。ロック軸8は、ばね45により後方へ付勢される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、冷蔵庫等の筐体用扉のリフトハンドル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スチームオーブンなどの調理機器に使用される扉用ロックハンドル装置として、特許文献1に記載された二段階開放型密閉リフトハンドル装置が知られている。このリフトハンドル装置は、固定枠体に固着される受金体ユニットと;扉に固着されるベース体と;ベース体に対して回転可能および前後方向に移動可能に支持されたスカート体と;扉前面に平行な枢軸によって基端部をスカート体に枢着され、背面側にカム突起を設けた操作ハンドルと;スカート体およびベース体に前後方向に嵌挿され、前端部を枢軸によって操作ハンドルおよびスカート体に連結されたロック軸と;ベース体とロック軸の間に装備され、ロック軸を後方向に移動付勢して操作ハンドルの基端部をスカート体に引き付けるバネ部材と;ベース体の軸受筒部より突出したロック軸の後端部に取り付けられ、受金体ユニットの受金体体の背面側に係合する止め金体と;ロック軸に設けられ、軸受筒部の周囲壁に形成した係止溝に係脱するストッパーと;ベース体の前面部に設けられ、前方向に突出した第1段面と後方向に後退した第2段面の間を誘導斜面で連絡したカム体とからなる。枢軸を中心に操作ハンドルを扉前面に対して直角な面内においてリフトさせたとき、操作ハンドルのカム突起が第1段面から第2段面へとカム体との当接点を転移させることによって、ロック軸がベース体に対して後方向に移動して、止め金体が受金体体の後方向に離脱するとともに、ストッパーが係止溝から離脱してベース体に対する操作ハンドルおよびスカート体の回転拘束が解除され、リフト位置において操作ハンドルを回転させることによって、扉の開放操作に際して受金体体に干渉しない位置に止め金体が退避回転するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−118115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のハンドル装置においては、扉を開放するに際し、ハンドルをリフトアップした後、非ロック位置へ回転させることによりロックを解除する操作を行い、また扉を閉鎖するに際しては、非ロック位置にあるハンドルを掴んで扉を閉鎖位置へ押し込んだ後、ロック位置へ回転させる必要がある。
扉の開放操作を明確に二段階に分けて行なう必要がない場合、操作が煩わしい嫌い帰来がある。
したがって、この出願に係る発明は、扉の開閉操作が単純なリフトアップ型のハンドル装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、この出願に係る発明のリフトハンドル装置1は、筐体における固定枠体Fの開口前面F1を開閉する扉Dを操作するためのハンドル装置であって;固定枠体Fに固着される受金体2と;扉の前面板D1に固着される外フランジ部12と、扉の前面板D1を前後方向に貫通する軸受け筒部13とを有するベース体3と;ベース体3に対して前後方向に移動可能に支持され、前面側に円弧凹面27と、この円弧凹面27に開口して前後方向に貫通する開口部25を有するスカート体4と;基端部28と、この基端部28から延出する握り部29とを具備し、扉の前面に平行な第1の枢軸5によって基端部28をスカート体4に枢着され、それによって第1の枢軸5周りに握り部29を、扉の前面とほぼ平行なロック位置と扉の前面から起立した非ロック位置の間で起伏回転操作可能で、基端部28の背面側に、起伏回転時にスカート体4の円弧凹面27に摺接する円弧凸面30と、頂部32が円弧凸面30より後方へ突出するカム突起31とを有する操作ハンドル6と;スカート体4とベース体3との間に位置してベース体3に固定され、前後方向に貫通してベース体3の軸受け筒部13に連通する開口部37と、操作ハンドル6のカム突起31に摺接するカム面38を前面側に有するカム体7と;スカート体4及びカム体7の開口部25,37とベース体3の軸受け筒部13を前後方向に貫通し、後方位置と前方位置との間で移動可能で、前端部が第1の枢軸5によって操作ハンドル6およびスカート体4に連結されるロック軸8と;ベース体3とロック軸8との間に介設され、ロック軸8を後方位置に付勢して操作ハンドル6の基端部28をスカート体4に引き付けるばね部材45と;扉Dの前面に平行な第2の枢軸9によって基端部46がベース体3の軸受け筒部13に枢着され、扉Dの前面に平行な第3の枢軸10によって中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支され、それによって、ロック軸8が前方位置にあるときロック軸8に対して直角に起立して受金体2の背面側に係合するロック位置と、ロック軸8が後方位置にあるとき転倒して受金体2から離脱する非ロック位置との間を起立転倒自在の止め金体11とを具備し;操作ハンドル6のカム突起31は、円弧凸面30より後方へ突出する頂部32と、この頂部32に連続して前方へ延びる傾斜平面33をとを具備し;カム体7のカム面38は、前方へ突出する頂部39と、この頂部39に連続して後方へ延びる傾斜平面40をとを具備し;操作ハンドル6がロック位置にあるとき、カム突起31の頂部32がカム体7の頂部39に乗り上げて、ばね部材45を蓄勢しつつ、操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8を一体に前方位置に配置することにより、止め金体11をロック位置に起立させ、操作ハンドル6が非ロック位置にあるとき、カム突起31の傾斜平面33とカム体7の傾斜平面40とが対面して操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8を一体に前方位置に配置することにより、止め金体11を非ロック位置に転倒させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この出願に係る発明の装置によれば、ハンドルを起立位置にリフトアップしつつ手前に引くことで扉を開放し、またハンドルを後方へ押し込みつつ倒伏させることで扉を閉鎖してロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の一実施形態に係るリフトハンドル装置を筐体に装着した状態の断面図であり、リフトハンドル装置はロック状態にある。
【図2】図1のリフトハンドル装置の非ロック状態の断面図である。
【図3】図1のリフトハンドル装置の分解斜視図である。
【図4】図1の密閉リフトハンドル装置における操作ハンドル部分の正面図である。
【図5】図1の密閉リフトハンドル装置における操作ハンドル部分の背面図である。
【図6】図1の密閉リフトハンドル装置における操作ハンドルの側面図である。
【図7】図6の操作ハンドルの平面図である。
【図8】図6の操作ハンドルの背面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】図8のX−X断面図である。
【図11】図1のリフトハンドル装置におけるスカート体の正面図である。
【図12】図11のスカート体の平面図である。
【図13】図11のXIII−XIII断面図である。
【図14】図1の密閉リフトハンドル装置におけるベース体の正面図である。
【図15】図14のXV−XV断面図である。
【図16】図14のベース体の背面図である。
【図17】図1のリフトハンドル装置におけるカム体の正面図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII断面図である。
【図19】図1のリフトハンドル装置におけるロック軸の側面図である。
【図20】図1のリフトハンドル装置におけるロック軸の平面図である。
【図21】図1のリフトハンドル装置における止め金体の正面図である。
【図22】図21の止め金体の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1ないし3に示すように、リフトハンドル装置1は、筐体における固定枠体Fの開口前面F1を開閉する扉Dを操作するためのものであって、固定枠体Fに固着される受金体2と、扉Dに固着されるベース体3と、ベース体3に支持されるスカート体4と、第1の枢軸5によってスカート体4に枢着される操作ハンドル6と、ベース体3に固定されるカム体7と、前端部が第1の枢軸5によって操作ハンドル6およびスカート体4に連結され前後方向に延びるロック軸8と、第2の枢軸9によって基端部がベース体3に枢着され、第3の枢軸10によって中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支される止め金体11とを具備する。ロック軸8は、ばね45により後方へ付勢される。各構成部品は、金属材料やエンジニアリングプラスチック等の強度の高い材料によって堅牢に製作されている
【0009】
ベース体3は、図14ないし16に示すように、外フランジ部12と、これよりも小径な軸受筒部13とを具備し、外フランジ部12の中央部には、軸受筒部13に連通する軸受孔14が前後方向に形成され、前面側の外周縁部には、前方に開放する環状溝15が形成される。ベース体3は、軸受け筒部13を扉の前面板D1を前後方向に貫通させるように扉Dに装着され、外フランジ部12の背面側から嵌合された短筒状の座金体16とねじ17とによって扉8の前面板D1に締め付け固着される(図1,2)。軸受け筒部13は、前端部内周のばね受けフランジ18と、後端からから前方へ切り込まれた切欠部19と、この切欠部19と直径方向に対向する位置において後端から前方へ延びるように内周に形成された平行2条の受け溝20と、切欠部19と受け溝20に対して直交する方向に貫通するように形成されたピン孔21とを有する。ピン孔21は、第2の枢軸9の両端を支持する(図1,2)。
【0010】
図11ないし13に示すように、スカート体4は、短筒状部22と、前端壁部23と、平行一対の軸受けアーム24とを有する。短筒状部22の後端部は、ベース体3の環状溝15に前後方向に相対移動可能に嵌め込まれる(図1,2)。前端壁部23は、中央にほぼ矩形の開口部25を有し、この開口部25の左右両縁から前方に軸受けアーム24が延出する。軸受けアーム24は、前端部に軸受け孔26を有する。軸受け孔26には、第1の枢軸5の両端が支持される。前端壁部23の前面は軸受け孔26を中心とする円弧凹面27となっている。
【0011】
図1,2に示すように、操作ハンドル6は、基端部28と、この基端部28から延出する握り部29とを具備する。基端部28は、扉の前面D1に平行な第1の枢軸5によってスカート体の軸受けアーム24に枢着され、それによって操作ハンドル6は、ロック位置と非ロック位置の間で、扉の前面F1に対して垂直平面上を枢軸5周りに起伏回転操作可能である。握り部29は、図1に示すロック位置において扉の前面F1とほぼ平行に配置され、図2に示す非ロック位置において扉の前面から傾斜して起立する。基端部28の背面側には、起伏回転時にスカート体4の円弧凹面27に摺接する円弧凸面30と、カム突起31とを有する。カム突起31の頂部32は、円弧凸面30より後方へ突出する。円弧凸面30は、枢軸5を中心とする円弧面である。
【0012】
すなわち、図6ないし10に示すように、基端部28の背面側には、左右一対のカム突起31が形成される。カム突起は、円弧凸面30より後方へ突出する頂部32と、この頂部32に連続して前方へ斜めに上昇する傾斜平面33をとを具備する。各カム突起31の根元部の外側には、スカート体4の軸受アーム24を受け入れるアーム受スリット34が、後方に開口するように形成されている。両カム突起31間には、ロック軸8の前端部を受け入れる軸受凹部35が形成される。軸受凹部35は、ハンドルのリフト回転を可能にするために、ロック軸8の前端部の相対回動を許容すべく、後方へ上向きに拡大している。枢軸5が挿入される枢軸孔36は、アーム受スリット34の最深部に形成されている。
【0013】
図1ないし3及び図17,18において、カム体7は、スカート体4とベース体3との間に位置してベース体3に固定される。カム体7は、概略リング状で、前後方向に貫通する開口部37を有し、ベース体3の軸受け筒部13に連通する。カム体7は、操作ハンドルのカム突起31に摺接するカム面38を前面側に有する。カム面38は、前方へ突出する頂部39と、この頂部に連続して後方斜め下へ延びる傾斜平面40とを具備する。
【0014】
図1,2において、ロック軸8は、スカート体4の開口部25、カム体7の開口部37、ベース体3の軸受け筒部13を前後方向に貫通し、後方位置と前方位置との間で移動可能である。ロック軸8の前端部は、操作ハンドル6の軸受け凹部35に受け入れられ、第1の枢軸9によって、スカート体4の軸受けアーム24と共に、操作ハンドル6に枢支される。図19,20に示すように、ロック軸8は、先端部に枢軸9を受ける軸孔41を有し、軸受け筒部13内に位置する後部にばね受けフランジ42を有する。フランジ42より後方は、止め金体11との連結部43であり、第3の枢軸10を受ける軸孔44を有する。ベース体3の内フランジ18とロック軸8のばね受けフランジ42との間に、ばね45がされ、これにより、ロック軸8は後方位置に付勢され、さらに操作ハンドル6の基端部28がスカート体4に引き付けられる。
【0015】
図21,22に示すように、止め金体11は、二股に分かれた基端部46と先端側の係合部47とを具備する。基端部には、円形の軸受け孔48と長円形の軸受け孔49が形成される。図1ないし3において、止め金体11は、ベース体3の軸受け筒部13における切欠部19内に配置され、基端部46が受け溝20に受け入れられ、軸受け孔48に挿通される第2の枢軸9によって、軸受け筒部13に枢着される。また、止め金体11は、軸受け孔49に挿通される第3の枢軸10によって、中間部がロック軸8の後端部に緩く枢支される。それによって、ロック軸8が図1に示す前方位置にあるとき、ロック軸8に対して直角に起立して受金体2の背面側に係合し、ロック軸8が図2に示す後方位置にあるとき、転倒して受金体2から離脱するように、ロック位置と非ロック位置との間を起立転倒自在である。
【0016】
しかして、図1において、操作ハンドル6がロック位置にあるとき、カム突起31の頂部32がカム体7の頂部39に乗り上げて、ばね部材45を蓄勢しつつ、操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8を一体に前方位置に配置する。これにより、止め金体11がロック位置に起立し受金体2に係合する。
【0017】
この状態から、操作ハンドル6を図2に示すように起立させつつ、前方へ引けば、扉を開放することができる。すなわち、操作ハンドル6を起立させると、カム突起31の頂部32がカム体7の頂部39から外れ、傾斜平面33、40が対面する。この間、操作ハンドル6、スカート体4及びロック軸8が、ベース体3に対して一体に後退し、止め金体11が非ロック位置に転倒し、受金体2から離脱する。
【0018】
扉Dを閉めるときは、操作ハンドル6を起立させた状態で握り、筐体側に押し込みつつ操作ハンドル6を倒伏させると、止め金体11がロック位置に起立して受金体2に係合し、扉Dがロックされる。
【符号の説明】
【0019】
1 リフトハンドル装置
2 受金体
3 ベース体
4 スカート体
5 第1の枢軸
6 操作ハンドル
7 カム体
8 ロック軸
9 第2の枢軸
10 第3の枢軸
11 止め金体
12 外フランジ部
13 軸受筒部
14 軸受孔
15 環状溝
16 座金体
17 ねじ
18 ばね受けフランジ
19 切欠部
20 受け溝
21 ピン孔
22 短筒状部
23 前端壁部
24 軸受けアーム
25 開口部
26 軸受け孔
27 円弧凹面
28 基端部
29 握り部
30 円弧凸面
31 カム突起
32 頂部
33 傾斜平面
34 アーム受スリット
35 軸受凹部
36 枢軸孔
37 開口部
38 カム面
39 頂部
40 傾斜平面
41 軸孔
42 ばね受けフランジ
43 連結部
44 軸孔
45 ばね
46 基端部
47 係合部
48 軸受け孔
49 軸受け孔
D 扉
D1 扉の前面板
F 固定枠体
F1 扉の前面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体における固定枠体の開口前面を開閉する扉を操作するためのハンドル装置であって;固定枠体に固着される受金体と;扉の前面板に固着される外フランジ部と前面板を前後方向に貫通する軸受け筒部とを有するベース体と;後端部が前記ベース体に対して前後方向に移動可能に支持され、前面側に円弧凹面と、この円弧凹面に開口して前後方向に貫通する開口部を有するスカート体と;基端部と、この基端部から延出する握り部とを具備し、扉の前面に平行な第1の枢軸によって基端部を前記スカート体に枢着され、それによって第1の枢軸周りに握り部を扉の前面とほぼ平行なロック位置と扉の前面から起立した非ロック位置の間で起伏回転操作可能で、基端部の背面側に、起伏回転時にスカート体の円弧凹面に摺接する円弧凸面と、頂部が円弧凸面より後方へ突出するカム突起とを有する操作ハンドルと;前記スカート体と前記ベース体との間に位置してベース体に固定され、前後方向に貫通してベース体の軸受け筒部に連通する開口部と、前記操作ハンドルのカム突起に摺接するカム面を前面側に有するカム体と;前記スカート体及び前記カム体の開口部と前記ベース体の軸受け筒部を前後方向に貫通し後方位置と前方位置との間で移動可能で、前端部が前記第1の枢軸によって前記操作ハンドルおよびスカート体に連結されるロック軸と;前記ベース体と前記ロック軸との間に介設され、ロック軸を後方位置に付勢して前記操作ハンドルの基端部を前記スカート体に引き付けるばね部材と;扉の前面に平行な第2の枢軸によって基端部が前記ベース体の軸受け筒部に枢着され、扉の前面に平行な第3の枢軸によって中間部が前記ロック軸の後端部に緩く枢支され、それによって、ロック軸が前方位置にあるときロック軸に対して直角に起立して前記受金体の背面側に係合するロック位置と、ロック軸が後方位置にあるとき転倒して受金体から離脱する非ロック位置との間を起立転倒自在の止め金体とを具備し;前記操作ハンドルのカム突起は、前記円弧凸面より後方へ突出する前記頂部と、この頂部に連続して前方へ延びる傾斜平面をとを具備し;前記カム体のカム面は、前方へ突出する頂部と、この頂部に連続して後方へ延びる傾斜平面をとを具備し;前記操作ハンドルがロック位置にあるとき、前記カム突起の頂部が前記カム体の頂部に乗り上げて、前記ばね部材を蓄勢しつつ、操作ハンドル、スカート体及び前記ロック軸を一体に前方位置に配置することにより、前記止め金体をロック位置に起立させ、操作ハンドルが非ロック位置にあるとき、カム突起の傾斜平面とカム体の傾斜平面とが対面して操作ハンドル、スカート体及び前記ロック軸を一体に前方位置に配置することにより、止め金体を非ロック位置に転倒させることを特徴とする筐体用扉のリフトハンドル装置。
【請求項2】
前記ベース体の軸受け筒部は、後端から前方へ切り込まれた切欠部を有し、この切欠部内に前記止め金体が起立転倒自在に保持されることを特徴とする請求項1に記載の筐体用扉のリフトハンドル装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate


【公開番号】特開2013−113019(P2013−113019A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260920(P2011−260920)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000108708)タキゲン製造株式会社 (256)
【Fターム(参考)】