説明

管の取付構造

【課題】 周辺配管の解体することなく、配管への管の取り付け及び配管からの管の取り出しを容易に行うことができると共に、その設置に広いスペースを必要としない管の取付構造を提供する。
【解決手段】 配管の軸方向に沿って所定間隔を隔てた状態で固定される一対の固定管2,3と、その一対の固定管2,3の間に設けられる着脱管20と、一方の固定管2に設けられ、着脱管20を圧着する圧着管10とを備えており、圧着管10が一対の固定管2,3の間を軸方向に沿って移動し、着脱管20を他方の固定管3に圧着固定する構造である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管に対して管を着脱可能に取り付けるための構造に関し、特に逆止弁等の流れを制御する機能を備えた管を配管途中において交換可能に取り付けるための構造に関する。
【背景技術】
【0002】
給水配管において水の逆流を防止することが重要視されるようになってきたため、例えば逆流防止機能を具備していない既設給水配管に対して新たに逆止弁ユニットを取り付けることが行われている。また、予め逆止弁ユニットが取り付けられている給水配管であっても、経年変化等によって逆止弁の逆流防止機能が低下するため、一定期間毎に逆止弁ユニットのメンテナンスや交換作業を行うことが必要である。
【0003】
ところが、従来の配管に対する逆止弁ユニットの取付構造は、配管の一次側に固定される一次側固定管と二次側に固定される二次側固定管とを互いに接合させた状態で固定し、その接合部の内側に逆止弁ユニットを収容した状態で封止する構造である。そのため、この配管から逆止弁ユニットを取り出すためには、一次側固定管と二次側固定管の接合部を分離することが必要となり、固定管が接続された周辺配管を解体しなければならないという問題があった。
【0004】
またそのような問題を避けるため、従来、配管の一次側と二次側の間に作業者の手が入る程度の内部空間を形成し、この内部空間から二次側流路への流出口に逆止弁ユニットを取り付けた構造のものが存在する。この場合、通常の使用状態において前記内部空間は複数本のボルトで固定されるカバー部材によって密閉されており、逆止弁ユニットのメンテナンス時にはカバー部材を外し、作業者が前記内部空間に手を挿入して逆止弁ユニットを取り外すことができるので、周辺配管を解体せずに作業することができる。
【0005】
しかしながら、この場合でも、逆止弁ユニットを取り出す際には複数本のボルトを外してカバー部材を取り除かなければならないので作業性が悪く、しかも逆止弁ユニットの取付構造が配管に対して著しく大型化するので十分なスペースを確保できない場合には上述の構造体を配管途中に設けることができないという問題がある。
【0006】
また従来、水道配管に設けられるメータユニットにおいて、量水器の一次側若しくは二次側に、逆止弁ユニットを内蔵した逆流防止装置を連結したものが使用されているが、このメータユニットでは量水器を取り外さなければ逆流防止装置から逆止弁ユニットを取り外すことができないという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点を解決することを目的としてなされたものであり、周辺配管の解体することなく、逆止弁等の流れを制御する機能を備えた管の配管への取り付け及び配管からの取り出しを容易に行うことができると共に、その設置に広いスペースを必要とせず、しかもメータユニットに取り付ける場合であっても逆止弁等のメンテナンス時に量水器の取り外しを必要としない管の取付構造を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る管の取付構造が解決手段として採用したところは、配管の軸方向に沿って所定間隔を隔てた状態で固定される一対の固定管と、その一対の固定管の間に設けられる着脱管と、一方の固定管に設けられ、前記着脱管を圧着する圧着管とを備え、前記圧着管が一対の固定管の間を軸方向に沿って移動し、前記着脱管を他方の固定管に圧着する構成とした点にある。これにより、一対の固定管を配管にそれぞれ固定した状態のままで、着脱管を圧着固定して取り付けることができる。逆に、その圧着状態を解除すれば二つの固定管の間から着脱管を取り出すことができる。
【0009】
また前記着脱管の内側には逆止弁ユニットを設けることにより、一対の固定管を配管にそれぞれ固定した状態のままで、二つの固定管の間に着脱管を圧着固定して逆止弁ユニットを取り付けることができる一方、その圧着状態を解除すれば二つの固定管の間から着脱管を取り出すことができるので、二つの固定管を配管にそれぞれ固定した状態のままで逆止弁ユニットを取り出すことができる。
【0010】
また一対の固定管を互いに棒材で連結し、着脱管がその棒材に対して回動可能に支持された構造とすれば、着脱管を二つの固定管の間から取り出した際に、着脱管が棒材から外れることがなくなる。
【0011】
また圧着管を一方の固定管の外周側面に螺合された環状操作部と連結し、この環状操作部を配管の軸周りに回動させることにより、圧着管が配管の軸方向に沿って移動する構成とすることにより、ボルト等の着脱作業を必要せずに、着脱管を簡単に圧着固定でき、またその圧着状態を解除できるようになる。
【0012】
また環状操作部の外周側面に、ハンドル部材を立設させた状態で支持するための支持部を形成することにより、環状操作部にハンドル部材を立設させて回動操作を行うことができるようになり、作業効率が向上する。
【0013】
また着脱管が一対の固定管の間に圧着された状態で、少なくとも環状操作部を覆うように配置されるカバーを設けることにより、着脱管を取り外す時以外に環状操作部が操作されることを防止できる。
【0014】
更に着脱管の外周側面に、着脱管内側の圧力を抜くための孔を形成しておくと共に、その孔に栓を設けた構成とすることにより、その栓を孔から抜けば着脱管内部を減圧できるようになる。特に着脱管の内側に逆止弁ユニットを設けている場合には、その逆止弁ユニットを取り出す際に予め着脱管内部を減圧しておくことができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る管の取付構造によれば、一対の固定管を配管にそれぞれ固定した状態のままで、管路からの着脱管の脱着が可能であるので、周辺配管を解体することなく、着脱管の配管への取り付け及び配管からの取り出しを容易に行うことができる。また着脱管の内側に逆止弁ユニットを設ける場合には、周辺配管を解体することなく、逆止弁ユニットの取り付け及び取り出しを容易に行うことができるようになる。このような管の取付構造は、配管途中に設置する際、広いスペースを必要しないので、比較的狭いスペースであっても設置することができるという利点がある。更に、この構造をメータユニットに適用した場合には、量水器を取り外すことなく着脱管や逆止弁ユニットを取り出すことができ、作業効率が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。尚、以下においては、一例として、逆止弁ユニットを収容する着脱管を給水配管の途中に対して着脱可能に取り付ける構造を備えた逆流防止装置を例示する。図1乃至図4のそれぞれは逆流防止装置1の一構成例を示す図であり、各図において液体は右向きに流れる。尚、図2は、図1のI−I断面を部分的に示す図である。
【0017】
この逆流防止装置1は、配管の軸方向に沿って所定間隔を隔てた状態で配置される一対の固定管2,3を備え、例えば配管を流れる流路の上流側を一次側、下流側を二次側とすると、固定管2は一次側配管に連結された状態で固定され、固定管3は二次側配管に連結された状態で固定される。そして固定管2の二次側開口端部と固定管3の一次側開口端部は互いに対向する状態に設けられる。各固定管2,3の外周側面にはフランジ4,5が設けられており、このフランジ4,5には、固定管2,3の互いに対向する開口端部を所定間隔離した状態で固定管2,3を連結する連結手段6が設けられる。本実施形態では連結手段6は配管の周りに約90度間隔で設置された3本の棒材7によって構成される。
【0018】
そして固定管2の二次側開口端部には固定管3の開口端部に向かって進退する圧着管10が設けられており、この圧着管10の固定管3と対向する端面にはOリング11が設けられる。また圧着管10の一次側外周側面は固定管2の内壁に摺接し、その摺接部分にはOリング12が設けられる。圧着管10は環状の連結具13を介して環状操作部15に連結される。環状操作部15は固定管2の外周側面に形成された螺刻部14と螺合した状態で設けられており、この環状操作部15を配管の軸周りに回動せしめることで、連結された圧着管10を配管の軸方向に沿って移動させる構造である。そして環状操作部15の回動操作を容易にするため、環状操作部15の外周側面にはハンドル部材16を立設した状態で支持するための支持部17が形成される。ハンドル部材16はこの支持部17に対して着脱可能であり、環状操作部15を回動操作しないときにはハンドル部材16を取り外しておくことが好ましい。尚、圧着管10が固定管3の開口端部から最も退避した状態では、圧着管10と固定管3の間に形成される空隙の軸方向の長さは、後述する着脱管20の軸方向寸法よりも若干大きくなるように形成される。
【0019】
一対の固定管2,3の間、より具体的には固定管2に取り付けられた圧着管10と固定管3の間には、逆止弁ユニット30を内側に収容する着脱管20が設けられる。逆止弁ユニット30は逆止弁を内蔵しており、二次側から一次側への流体の逆流を防止する機能を備えている。着脱管20はこの逆止弁ユニット30を着脱可能に収容し、棒材7によって互いに連結された固定管2,3の間に形成される空隙に介挿され、固定管3の一次側開口端部に装着される。固定管3と着脱管20の接合部分にはOリング31が設けられており、着脱管20を固定管3の一次側開口端部に装着したとき、管内からの液漏れを防止する。また着脱管20には逆止弁ユニット30の二次側圧力を抜くための孔23が形成されており、この孔23には栓24が設けられる。
【0020】
着脱管20の外周側面の一部には突部21が設けられており、その突部21には貫通孔が形成され、連結手段6を構成する棒材7のひとつが挿通される。このため着脱管20は突部21に挿通された棒材7の軸方向に沿って摺動可能であると共に、その棒材7を中心に回動可能に支持される。そして着脱管20を棒材7の周りに回動させることにより、着脱管20を一対の固定管2,3の間に介挿した状態で設けることができ、また逆に固定管2,3の間に介挿した状態から着脱管20を取り出すことができる。
【0021】
そして逆止弁ユニット30を収容した状態の着脱管20を固定管2,3の間に介挿し、固定管3の一次側開口端部に装着した状態で、環状操作部15を回動操作して圧着管10を着脱管20に向かって移動させることにより、圧着管10が着脱管20を二次側に付勢し、固定管2,3の間に着脱管20を圧着固定する構造である。逆に、環状操作部15を反対方向に回動操作すれば、圧着管10が着脱管20から退避して圧着状態を開放する。
【0022】
次に、上記構成を有する逆流防止装置1に対して逆止弁ユニット30を取り付ける手順について説明する。図3は図2の状態から着脱管20を棒材7の周りに若干回動させた状態を示す図であり、図4はさらに着脱管20を回動させ、着脱管20に対して逆止弁ユニット30を着脱する際の状態を示す図である。図4に示すように着脱管20をひとつの棒材7の周りに回動させ、着脱管20が棒材7よりも外側に位置する状態とする。この状態では着脱管20の両開口端部は開放された状態となり、例えば着脱管20の二次側開口端部から逆止弁ユニット30を着脱管20の内部に装着する。このとき、逆止弁ユニット30の周縁部に設けられたOリング32の作用により着脱管20の内壁と逆止弁ユニット30の外周側面とが密着し、逆止弁ユニット20の外側を流体が通過することを防止する。
【0023】
そして着脱管20を棒材7の周りに回動させて、固定管2,3の間に形成された隙間に着脱管20を介装させて配置すると共に、着脱管20を固定管3の一次側開口端部に装着する。そして環状操作部15に取り付けたハンドル部材16を操作することにより、環状操作部15を回動させ、圧着管10を着脱管20に圧着させて固定する。これにより、逆止弁ユニット30は配管途中の適切な位置に固定されることになる。尚、この状態で長時間使用する場合には、環状操作部15からハンドル部材16を取り外しておく。
【0024】
次に、逆流防止装置1から逆止弁ユニット30を取り出す際には、まず着脱管20の孔23に設けられた栓24を抜き、予め逆止弁ユニット30の二次側圧力を減圧しておく。これにより、その後の作業が進めやすくなる。そしてその後、上述の取り付け手順と逆の手順を行う。すなわち、環状操作部15に対してハンドル部材16を取り付け、このハンドル部材16を操作して環状操作部15を回動せしめ、圧着管10が着脱管20に圧着した状態を解除する。そして圧着管10と着脱管20との間に生じる若干の隙間に対して着脱管20を移動させ、着脱管20が棒材7の周りに回動可能な状態とする。そして着脱管20を棒材7の周りに回動させて着脱管20が棒材7よりも外側に位置する状態とする。この状態で着脱管20の一次側から逆止弁ユニット30を押し込むことにより、二次側開口端部より逆止弁ユニット20を取り出すことができる。
【0025】
このような逆流防止装置1は、両端部の固定管2,3を一次側配管及び二次側配管に固定した状態のままで、着脱管20の取り付け及び取り出しができるので、周辺配管を解体することなく、着脱管20の配管への取り付け及び配管からの取り外しを行うことができる。またこの着脱可能な着脱管20に逆止弁ユニット30を設けているので、逆止弁ユニット30についても同様に、周辺配管を解体することなく、取り付け及び取り外しが可能である。そしてボルト等の締着作業を伴わないので、簡単且つ効率的に作業を行えるという利点がある。しかも、この逆流防止装置1はその設置に広いスペースを必要としないコンパクトな構造体として実現できるのである。
【0026】
また本実施形態では、着脱管20が棒材7に対して回動可能に支持されているので、逆止弁ユニット30のメンテナンス作業を行うために着脱管20を固定管2,3の間から取り出したときでも着脱管20が逆流防止装置1から分離されることはない。そのため作業途中で着脱管20を紛失するようなことがなく、作業効率も向上する。但し、着脱管20を棒材7に対して連結せず、逆流防止装置1から完全に分離することができる態様であっても構わない。
【0027】
図5は上述の逆流防止装置1の側面をカバー35で覆う構成例を示す図であり、(a)はカバー35を閉じた状態を示しており、(b)はカバー35を開いた状態を示している。尚、(a)及び(b)のいずれも配管の軸方向から逆流防止装置1を見た図である。このカバー35は開閉カバー36と固定カバー37を備えた構成である。固定部材37は例えばフランジ4,5を連結する連結手段6によって逆流防止装置1に固定されており、開閉部材36はその固定部材37の一端に対して回動可能に支持されている。通常の使用状態においては図5(a)のように開閉カバー36を閉じた状態とし、環状操作部15が操作されることを防止する。一方、逆止弁ユニット30のメンテナンス時には開閉カバー36を開き、環状操作部15を顕わにして、その環状操作部15にハンドル部材16を取り付ける。そして環状操作部15を回動せしめて圧着管10による着脱管20の圧着状態を解除すると共に、着脱管20を棒材7の周りに回動させて逆止弁ユニット30の取り出しを可能な状態とする。
【0028】
このように逆流防止装置1の側面をカバー35で覆うことにより、逆止弁ユニット30のメンテナンス時以外には環状操作部15が操作されることはなく、圧着管10による着脱管20の圧着状態が緩むことを防止できる。尚、カバー35によって環状操作部15が操作されることを防止する場合、カバー35は少なくとも環状操作部15を覆うように配置されていればよく、必ずしも逆流防止装置1の側面全体を覆う必要はない。
【0029】
次に、図6は上述の逆流防止装置1を水道配管に設けられるメータユニット100に適用した例を示す図であり、(a)はメータユニット100を上から見た図、(b)は側面から見た図である。図6(a)及び(b)に示すようにメータユニット100は、ベース103の上に、一次側配管に接続するための接続装置101と、その接続装置101の二次側に固定される量水器102と、更にその量水器102の二次側に固定される逆流防止装置1aが配置された構成である。逆流防止装置1aは、一次側に設けられる固定管2が量水器102との接続に適合するように形成されており、その他は上述の構成と同様である。このように上述の構造を有する逆流防止装置1aを量水器102に直接取り付けてメータユニット100を構成すると、逆止弁ユニット30のメンテナンスを行う際には、メータユニット100から量水器102を取り外す必要がなくなり、作業効率が向上するという利点がある。
【0030】
次に、図7は上述の逆流防止装置1を水道配管に設けられる止水栓200に適用した例を示す図であり、(a)は止水栓200を上から見た図、(b)は側面から見た図である。図7(a)及び(b)に示すように止水栓200の二次側に逆流防止装置1bが接続されており、この逆流防止装置1bの二次側には更に止水栓200を二次側配管に接続するための伸縮管202が設けられている。逆流防止装置1bは、一次側に設けられる固定管2が止水栓200との接続に適合するように形成されると共に、二次側に設けられる固定管3が伸縮管202との接続に適合するように形成されており、その他は上述の構成と同様である。このように上述の構造を有する逆流防止装置1bを止水栓200に直接取り付けることにより、逆止弁ユニット30のメンテナンスを行う際には、止水栓200を配管から取り外す必要がなくなり、作業効率が向上するという利点がある。
【0031】
以上のように本実施形態の逆流防止装置は、配管の軸方向に沿って配置される一対の固定管2,3を所定間隔を隔てた状態で設け、その一対の固定管2,3の間に着脱管20を配すると共に、一方の固定管2には着脱管20を圧着する圧着管10を設けた構成である。そして圧着管10は一対の固定管2,3の間を配管の軸方向に沿って移動可能なように構成され、その移動によって着脱管20を他方の固定管3に圧着するのである。したがって、この逆流防止装置を単に配管の途中に取り付けた場合だけでなく、メータユニット100や止水栓200に取り付けた場合であっても、着脱管20の取り付けや取り出しを容易に行うことができると共に、着脱管20に収容された逆止弁ユニット30についても取り付けや取り出しを容易に行うことができるようになる。
【0032】
尚、上述した実施形態では、着脱管20の内側に逆止弁ユニット30が収容されて逆流防止装置として実現される場合を例示したが、着脱管20に逆止弁以外の部材を取り付けて配管途中に他の機能を付与するようにも構成することができる。そして上述した管の取付構造によれば、そのような他の部材であっても容易にメンテナンスを行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】逆流防止装置の一構成例を示す図であり、着脱管を固定管に装着した状態を示す外観図である。
【図2】逆流防止装置の一構成例を示す図であり、着脱管を固定管に装着した状態の一部断面を表した側面図である。
【図3】図2の状態から着脱管を棒材の周りに若干回動させた状態の一部断面を表した側面図である。
【図4】逆止弁ユニットを着脱可能な状態に着脱管を回動させた状態の逆流防止装置を示す図である。
【図5】逆流防止装置の側面をカバーで覆う構成例を示す図であり、(a)はカバーを閉じた状態を示しており、(b)はカバーを開いた状態を示している。
【図6】逆流防止装置を水道配管に設けられるメータユニットに適用した例を示す図である。
【図7】逆流防止装置を水道配管に設けられる止水栓に適用した例を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1,1a,1b 逆流防止装置
2,3 固定管
4,5 フランジ
6 連結手段
7 棒材
10 圧着管
15 環状操作部
16 ハンドル部材
17 支持部
20 着脱管
21 突部
23 孔
24 栓
30 逆止弁ユニット
35 カバー
36 開閉カバー
37 固定カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
配管の軸方向に沿って所定間隔を隔てた状態で固定される一対の固定管と、
その一対の固定管の間に設けられる着脱管と、
一方の固定管に設けられ、前記着脱管を圧着する圧着管とを備え、
前記圧着管は一対の固定管の間を軸方向に沿って移動し、前記着脱管を他方の固定管に圧着することを特徴とする管の取付構造。
【請求項2】
前記着脱管の内側には逆止弁ユニットを設けたことを特徴とする請求項1記載の管の取付構造。
【請求項3】
前記一対の固定管は互いに棒材で連結されており、前記着脱管が前記棒材に対して回動可能に支持された構造であることを特徴とする請求項1又は2記載の管の取付構造。
【請求項4】
前記圧着管は前記一方の固定管の外周側面に螺合された環状操作部と連結されており、
前記環状操作部を配管の軸周りに回動させることにより、前記圧着管が軸方向に沿って移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管の取付構造。
【請求項5】
前記環状操作部の外周側面には、ハンドル部材を立設させた状態で支持するための支持部が形成されることを特徴とする請求項4記載の管の取付構造。
【請求項6】
前記着脱管が前記一対の固定管の間に圧着された状態で、少なくとも前記環状操作部を覆うように配置されたカバーを備えることを特徴とする請求項4又は5記載の管の取付構造。
【請求項7】
前記着脱管の外周側面には、着脱管内側の圧力を抜くための孔が形成され、この孔に栓が設けられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の管の取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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