説明

管端処理工具

本発明は、管の外部端および内部端を清掃するための新規な工具に関する。より詳しくは、本発明は、管に行われる以降の作業に備えて、銅配管といった管の内部および外部切断端を清掃するための新規な汎用工具に関する。管端処理工具(2)は、(a)クランク(4)と、(b)クランク(4)と関係づけられており、ソケット(6)の内部に配設された管外部清掃部材(8)を有するソケット(6)と、(c)クランク(5)と関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシ(10)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管の外部端および内部端を清掃するための新規な道具に関する。より詳しくは、本発明は、管に行われる以降の作業に備えて、銅やプラスチック配管といった管の外部および内部切断端を清掃するための新規な汎用工具に関する。
【背景技術】
【0002】
銅配管といった管の内部端および外部端を清掃することは、管が汚れていたり油が付いていたり、または内側および/または外側に残留異物を有し得るので、普通の問題である。埃、油または残留異物は、はんだ付け、継手の取付などといった以降の作業に備えて除去されなければならない。別の問題は、管が切断工具で切断された場合に、管の内部端がばりまたは粗い縁端を有するということである。この問題は、銅管が配管工によって切断工具を用いて切断され、銅管の内部端が粗く、継手が銅管に適用され継手を銅管の端と接続するためにはんだが施用され得る前に除去されなければならない(法律によって義務づけられている場合もある)ばりを有する場合に、配管業界では一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの問題に対処するために多くの発明が長年にわたって開発されてきた。多くは、面倒であるか非効率的であるか、または限られた空間において使用することができない。現在に至るまで、操作が容易で、銅管の内部端および外部端を清掃する際に効率的で、信頼でき、限られた領域で使用することができる、いずれかのオールインワン型の管端処理(preparation,プレパレーション、準備,前処理)工具はまったく存在していない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、(a)クランク(crank)と、(b)クランクと関係づけられており、ソケットの内部に配設された管外部清掃部材を有するソケットと、(c)クランクと関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシとを備える、管端処理工具に向けられている。工具は、クランクと関係づけられたハンドルを備え得る。
【0005】
管外部清掃部材は、複数の内方に突出するワイヤとすることができる。ワイヤの表面は、清掃作用を高めワイヤの寿命を増大するために、刻み目を付けるか、または研磨性材料で被覆することができる。複数のワイヤは、ソケットの内部に嵌合する支持層(substrate、下地、基材、素地)上に取り付けられ得る。支持層は、柔軟な織布、プラスチック、ゴムまたは金属とすることができる。支持層は記憶を有することができ、それによりワイヤが使用により大きく曲げられた時も、支持層はワイヤを直立させるであろう。
【0006】
ブラシは、背骨(spine、スパイン)に取り付けられた剛毛より構成され得る。ソケットおよびブラシは、クランクが往復動方式で動かされた時にソケットおよびブラシが一方向にのみ動かされることを可能にする、少なくとも1つのラチェット機構と協働し得る。
【0007】
ハンドルは1対の回転ハンドルとすることができ、クランクの本体の各側に1つずつ、ソケットおよびブラシから離れた場所に取り付けられている。ソケットは、その内部に、ソケットの軸に垂直またはある角度で突出するワイヤおよび管クリーナの支持層を保持し得る螺旋表面(シム)を含み得る。
【0008】
工具は、管案内穴をそれに備え、ソケットの開放外部に嵌合され得るキャップを含み得る。ソケットおよびブラシは、クランクの本体の両側で互いに整列され得るし、またはされなくてもよい。
【0009】
ソケットは、その内部に、管の心合わせをし、管の端の内部を清掃するための突出した面取り表面を有し得る。ワイヤクロスに代わるものとして、ソケットはその内部に、クランクハンドルを操作することによって作動するギヤの組合せによって回転させられ得る少なくとも1つのブラシを備え得る。
【0010】
ソケットの閉端は、そこにラチェットギヤを有することができ、ラチェットギヤは、クランクの開口内に嵌合することができ、その開口はラチェットギヤと協働するラチェットつめを有し得る。
【0011】
工具は、ブラシをラチェットに取り付けるためのブラシホルダを含み得る。ブラシホルダは、クランクの開口内に嵌合するラチェットギヤを有し得る。ハンドルは、クランクに接続されているロッドに回転式に取り付けられ得る。ソケットおよびブラシは、共通のラチェットギヤを有し得る。
【0012】
ソケットは、その内部に、ギヤを備えない少なくとも1つのブラシを含むことができ、管端の外部への清掃作用は、ソケットを回転させるクランクを回転させることによって得ることができる。
【0013】
面取り突出部の表面はテクスチャー加工(texture、織り目をつける)され得る。工具は、1つ以上ブラシのために底部の中心領域に面取りした突出表面を備え得る。ソケットの螺旋シム(spiral shim)は、突出ワイヤおよび支持層(ワイヤクロス)を適位置に保持するための止め具を有し得る。キャップはまた、その内部に、ソケットの螺旋シムに対応する螺旋シムおよび止め具を有し得る。
【0014】
工具は、壁張用材(wallboard、壁板)壁構造のパイプ・スタブアウト(stub−out,スタブ、突出管、ぶつける、〜を引き抜く、根こそぎにする、もみ消す)から凝固したスパックル(spackle)、プラスター(plaster、石膏、漆喰、壁土)および泥を清掃するために使用され得る脱着可能スタブアウト・キャップを含み得る。スタブアウトキャップは、スタブアウトに被せて入れ硬化したプラスターを除去するための粗面開口および粗面ボアを有し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図面は、本発明の特定の実施形態を例証するが、いかなる点でも本発明の精神または範囲を制限するものとして解釈してはならない。
【0016】
以下の説明全体を通じて、本発明のより完全な理解をもたらすために特定の詳細について述べる。しかし、本発明は、これらの細目を伴うことなく実施され得る。他の場合において、公知の要素は、本発明を不必要に曖昧にすることを避けるために図示または詳述されていない。従って、明細書および図面は、限定的意味よりもむしろ例示的意味で考慮されるべきである。
【0017】
図面に言及して、図1は、本発明に従った管端処理工具の第1の実施形態の等角図を例示している。図1に見られるように、管端処理工具2の第1の実施形態は、大形端部の両側において、カードクロス8を収容している雌ソケット6および、反対側に雄ブラシ10を保持する、細長いクランク4より構成されている。クランク4の反対の小形端部は、両側に1対のクランクハンドル12および16を保持しており、それらはシャフト14に回転式に取り付けられている。雌ソケット6の内部のカードクロス(card cloth)8は、柔軟性支持層に平行またはランダムな列で配列された大多数の径方向内方に突出するワイヤを備える。支持層は、織布、プラスチックまたは金属とすることができる。カードクロス8は、ソケット6の内部を覆っている。図1では見えないが、ソケット6およびブラシ10は、クランク4との各自の接合部でラチェットに取り付けられており、ラチェットは、ソケット6およびブラシ10が、クランクハンドル12および16のどちらか一方を握り、クランク4を往復動方式で動かすことによって所望の一方向にのみ回転させられ得る。ハンドル12および16の対は、使用者が工具2のどちら側でも把持することを可能にする。
【0018】
図2は、管端処理工具のクランク部分の等角図である。図2に見られるように、クランク4は、一方の大形端部にソケット開口18を有しており、反対側の小形端部には回転シャフト開口22を有する。開口18の内部のラチェットつめ20は、ラチェットギヤ(図示されていないが、図6、7および8を参照)に作用し、クランク4がクランクを前後に動かすことによって所望の一方向にソケット6またはブラシ10を動かすことを可能にする。
【0019】
図3は、管端処理工具のクランクの平面図である。図3に見られるように、クランク4は、その一方の大形端部に、内方に突出するラチェットつめ20を備える円形のソケットおよびブラシ受け入れ開口18を有し、反対側の小形端部には、ハンドル12および16の対の回転シャフト14を収容するための円形開口22を有する。
【0020】
図4は、ソケット開口18、ブラシラチェットつめ20およびシャフト開口22を備える管端処理工具のクランク4の立面図である。完全さのために、図5は管端処理工具のクランク4の端面図である。
【0021】
図6は、管端処理工具のソケットの立面図である。図6に見られるように、雌ソケット6は、それが底部にラチェットギヤ24を有し、またその内部に、取付ピン受け口28および、カードクロス8(図示せず)をある角度で配備する螺旋シム26を有するように構成されている。カードクロス8がソケット6の内部の周囲にある角度で配備された場合、清掃される管の外部に対しより良好な清掃作用が達成されるということが意外にも発見された。これはたぶん、カードクロス8に角度を付けることによって、内方に垂直または傾斜して突出するワイヤの列の間の空白が、ソケット6の内部の周囲で整列しないという事実によるものである。図6はまた、管の端を位置合わせする上ばかりでなく、管の端からばりなどを除去する上でも助成する、上方に突出する管面取り部54を図示している。
【0022】
図7は、管端処理工具のソケットの側面図である。図8は、管端処理工具のソケットの平面図である。図9は、図8のソケットの断面図A−Aである。特に図8に見られるように、雌ソケット6は、それがその底部端に、一方向に角度が付けられている一連のラチェットギヤ24を有するように構成されている。ラチェットギヤ24がソケット開口18の内部に配置されると(図2および3を参照)、それらはラチェットつめ20と協働して、クランク4が使用者によって往復動式に動かされた時に、単方向ラチェット作用を付与する。ソケット6は、カードクロスを固定し、それが動くのを防ぐ内部止め具27を有する。
【0023】
図10は、管端処理工具のブラシホルダの立面図である。図10に見られるように、ブラシホルダ30は、その頂端にラチェットギヤ32および取付ピン34を保持する。ブラシ10(図1を参照)は、図10には示されていない。しかし、ブラシはホルダ30の底部の開口に保持される。ピン34は、ソケット6(図6〜9を参照)の受け口28の内部に嵌合する。ラチェットギヤ32は、クランク4のラチェットつめ20と協働して、ブラシ10がクランク4を往復動方式で操作することによって所要の方向で回転することを可能にする。
【0024】
図11は、管端処理工具のブラシホルダの側面図である。図12は、管端処理工具のブラシホルダの平面図である。図13は、図12のブラシホルダの断面図A−Aである。
【0025】
図14は、管端処理工具の管ガイドキャップの立面図である。図15は、管端処理工具の管ガイドキャップの側面図である。図16は、管端処理工具の管ガイドキャップの平面図である。図17は、処理工具の管ガイドキャップの等角図である。これらの図に見られるように、管ガイドキャップ36は、キャップ36が、ソケット6の螺旋シム26(図6を参照)と協働する角度でカードクロス8を保持することを可能にする内部螺旋シム38を備えている。キャップ36はまた、カードクロス8を固定しそれが回転するのを防ぐ止め具37を有する。管ガイドキャップは、図19に見られるように、ソケット6の開口にねじ込まれるか、またはスナップ嵌めされ得る。管ガイドキャップ36は、端に開口39を有する(図16および17を参照)。この開口39は、管の端をソケット6の内部および面取り突出部54に案内する働きをする。
【0026】
図18は、管端処理工具の両側で整列したソケットおよびブラシの断面図である。図18に見られるように、雌ソケット6は、その内部円周に、柔軟な織物、プラスチック、ゴムまたは金属から形成され得る支持層51を備えるカードクロス50を保持する。カードクロス50のワイヤは、径方向内方に突出し、管端がソケットの内部48に挿入された時に、清掃される管の外部を清掃する目的を果たす。ソケットの内部48はまた、管の端を把持し、かつ/またはばりを清掃するための管面取り部54を有し、これは管の端の内部からのテクスチャー加工表面を有しても、または有していなくてもよい。切削刃が、ばり取り表面に代えて管面取り部54に代用され得る。キャップ36(図14〜17を参照)は、ソケット6の自由端に螺合またはスナップ嵌めされ、開口39によってソケット6の内部への管ガイドを付与する。また、図18では、ラチェットギヤ24、ブラシホルダ30およびブラシ10が単一の組であることがわかる。ブラシ10は、剛毛を保持するブラシ背骨58を有する。
【0027】
ワイヤ49の表面は、ワイヤ49の清掃作用を高めるために、粗面にするか、または米国特許第5,996,194号に開示されたような硬質研摩材で被覆することができる。支持層51は、ポリ塩化ビニルプラスチックまたはゴムといった記憶を有する材料から形成され得て、それによりワイヤ49は使用による屈曲後に直立姿勢に戻る。
【0028】
図19は、管端処理工具のソケットの内部螺旋シムの等角図である。図19は、ソケット6の内部の螺旋シム26を例示するために役立つ。螺旋シム26は、前述の通り、ソケット6の内部に案内される管の外部表面に対し優れた清掃作用を付与することが意外にも判明した角度で、カードクロス(図示せず)を保持する。図19はまた、カードクロスがソケット6内で動くのを防ぐ止め具27を例示している。
【0029】
図20は、管端処理工具のソケットの反対側の等角図である。図21は、角度を付けられたカードクロス50および螺旋シム26を備える管端処理工具のソケット48の断面図である。図21に見られるように、カードクロス8は、螺旋シム26によって決定される通り、ある角度でソケット6の内部の円周の周囲に取り付けられる。図20はまた、平滑面または粗面もしくは研磨性表面のどちらか一方を有し得る、面取り突出部54を例示している。後者は、把持および清掃作用を助成する。
【0030】
図22は、1つのハンドルを備える管端処理工具の第2の実施形態の等角図である。図22に見られるように、管端処理工具の代替実施形態は、クランク本体42、管の外部端を清掃するための雌ソケット40、および管の内部端を清掃するための雄ブラシ44を備える。ソケット40およびブラシ44は整列しておらず、それは特定の状況において有用となり得る。図22に例示された管端処理工具は、1つだけのハンドル46を有しており、それは特定の例において好適となり得る。図22では見えないが、ソケット40およびブラシ44の一方または両方は、同一または別個のラチェットギヤ機構に取り付けられており、前述の通り、使用者がクランク42およびハンドル46を往復動方式で操作することによって、ソケット40およびブラシ44が一方向にのみ回転することを可能にする。
【0031】
図23は、管端処理工具の雌ソケットに挿入用の三ブラシヘッダを備える本発明のさらなる実施形態の等角図である。図23に見られるように、三重ブラシ組合せ64は、ソケットに挿入される管の外部表面に清掃作用を付与するためにソケットの内部に取り付けられ得る。図23は、クランク(図示せず)によって回転させられた時に、ブラシ64の組の各々の底部でそれぞれのギヤ66とかみ合い、それに応じてブラシを回転させる、管面取り部54およびマスターギヤ60を例示している。ブラシ64の3個組は、カードクロスに代わり、特殊な清掃のために一部の例で好適となり得る。必ずしも3つのブラシではなく、任意の数のブラシが使用され得ることが理解されるであろう。ソケットの横断面は円形である必要はないことも理解されるであろう。それは、三角形または、ブラシに適応するいずれかの他の形状であり得る。
【0032】
図24は、図23または図25の三ブラシヘッダが嵌合するソケットの等角図である。図24に見られるように、ソケット70は、内部螺旋シム26または管面取り部54がまったく存在しない点を除き、図19のソケット6と構成上類似である。従って、三ブラシ組合せ64は、ソケット70にきちんと嵌合し得る。キーまたはいずれかの他の固定装置が、ソケット70においてブラシヘッダ組合せ64を安定させるために使用され得る。
【0033】
図25は、回転ギヤを備えない三ブラシヘッダ74の実施形態の等角図である。この実施形態に関し、3つのブラシ72はソケット70内で静止しており、外部管清掃作用は、ソケット70(図24を参照)を回転させることによって得られる。回転ギヤのないブラシヘッダ74は、管端をブラシヘッダ74の中心に維持する中心突出ガイド76を有する。ガイド76は、管の端の内部を清掃するテクスチャー加工表面を有し得る。
【0034】
図26は、脱着可能スタブアウトクリーニングキャップ(stub out cleaning cap)が取り付けられた管端処理工具のソケットの等角図である。図27は、スタブアウトクリーニングキャップの平面図である。図28は、図27のA−Aに沿って得られるスタブアウトクリーニングキャップの断面図である。
【0035】
図26に見られるように、スタブアウトキャップ74は、ソケット6の自由端に被さり嵌合する。スタブアウトは、壁が壁張用材(wallboard、壁板)およびプラスターで仕上げられる前に配管が壁に据え付けられる場合に、配管工によって形成される突出パイプである。プラスターはスタブアウトの外部上に落滴する傾向があり、硬化後に拭き取ることが難しい。適切な場合、キャップ74はソケット6の自由端にねじ込まれ得る。スタブアウトキャップ74は、スタブの外部から硬化した泥およびプラスターを清掃するために使用され得るローレット切りされた、または粗面にされた表面76を有する。キャップ74はまた、スタブの外部から硬化したプラスターを拭き取る際に助成する歯付き内部ボア78を有する。
【0036】
上述の開示に照らして当業者には明白である通り、多くの変更および修正が、その精神または範囲を逸脱することなく本発明の実施において可能である。従って、本発明の範囲は、以下の請求項によって規定される内容に従って解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に従った管端処理工具の第1の実施形態の等角図である。
【図2】管端処理工具のクランク部分の等角図である。
【図3】管端処理工具のクランクの平面図である。
【図4】管端処理工具のクランクの立面図である。
【図5】管端処理工具のクランクの端面図である。
【図6】管端処理工具のソケットの立面図である。
【図7】管端処理工具のソケットの側面図である。
【図8】管端処理工具のソケットの平面図である。
【図9】図8に図示されたソケットの断面図A−Aである。
【図10】管端処理工具のブラシホルダの立面図である。
【図11】管端処理工具のブラシホルダの側面図である。
【図12】管端処理工具のブラシホルダの平面図である。
【図13】図12に図示されたブラシホルダの断面図A−Aである。
【図14】管端処理工具の管ガイドキャップの立面図である。
【図15】管端処理工具の管ガイドキャップの側面図である。
【図16】管端処理工具の管ガイドキャップの平面図である。
【図17】処理工具の管ガイドキャップの等角図である。
【図18】管端処理工具の整列したソケットおよびブラシの第3の実施形態の断面図である。
【図19】管端処理工具のソケットの内部螺旋シムの等角図である。
【図20】管端処理工具のソケットの反対側の等角図である。
【図21】角度を付けられたカードクロスおよび螺旋シムを備える管端処理工具のソケットの断面図である。
【図22】1つのハンドルを備える管端処理工具の第2の実施形態の等角図である。
【図23】管端処理工具の雌ソケットに挿入用の三ブラシヘッダを備える本発明の第4の実施形態の等角図である。
【図24】図23の三ブラシヘッダが嵌合するソケットの等角図である。
【図25】ギヤを備えない三ブラシヘッダの実施形態の等角図である。
【図26】脱着可能スタブアウトクリーニングキャップが取り付けられた管端処理工具のソケットの等角図である。
【図27】スタブアウトクリーニングキャップの平面図である。
【図28】図27のA−Aに沿って得られるスタブアウトクリーニングキャップの断面図である。
【符号の説明】
【0038】
2 管端処理工具
4、42 クランク
6、40、70 ソケット
8、50 カードクロス
10、44、72 ブラシ
12 クランクハンドル
14 シャフト
18 ソケット開口
20 ラチェットつめ
22 シャフト開口
24、32 ラチェットギヤ
26 螺旋シム
27、37 止め具
28 取付ピン受け口
30 ブラシホルダ
34 取付ピン
36 管ガイドキャップ
38 内部螺旋シム
39 開口
46 ハンドル
48 ソケット内部
49 ワイヤ
51 支持層
54 面取り突出部
58 ブラシ背骨
60 マスターギヤ
64 三ブラシ組合せ
66 ギヤ
71 ブラシヘッダ
74 スタブアウトクリーニングキャップ
76 ガイド
78 歯付き内部ボア

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管の外部端および内部端を清掃するための新規な道具に関する。より詳しくは、本発明は、管に行われる以降の作業に備えて、銅やプラスチック配管といった管の外部および内部切断端を清掃するための新規な汎用工具に関する。
【背景技術】
【0002】
銅配管といった管の内部端および外部端を清掃することは、管が汚れていたり油が付いていたり、または内側および/または外側に残留異物を有し得るので、普通の問題である。埃、油または残留異物は、はんだ付け、継手の取付などといった以降の作業に備えて除去されなければならない。別の問題は、管が切断工具で切断された場合に、管の内部端がばりまたは粗い縁端を有するということである。この問題は、銅管が配管工によって切断工具を用いて切断され、銅管の内部端が粗く、継手が銅管に適用され継手を銅管の端と接続するためにはんだが施用され得る前に除去されなければならない(法律によって義務づけられている場合もある)ばりを有する場合に、配管業界では一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの問題に対処するために多くの発明が長年にわたって開発されてきた。多くは、面倒であるか非効率的であるか、または限られた空間において使用することができない。現在に至るまで、操作が容易で、銅管の内部端および外部端を清掃する際に効率的で、信頼でき、限られた領域で使用することができる、いずれかのオールインワン型の管端処理(preparation,プレパレーション、準備,前処理)工具はまったく存在していない。
国際公開第WO01/05525A1号パンフレットは、パイプ端が工具の一端の雌または雄ブラシと係合し、他方端は、パイプ端の容易な清掃を可能にする回転自転車こぎ運動を許す把持可能部材を有する手工具を開示している。変更例は、ある角度でのパイプ端の清掃を可能にするために当該端間にヒンジを備えるか、またはラチェット形式のものを含む。
米国特許第4,862,549号は、パイプまたは管を清掃するための装置および、はんだ付けまたはろう接合の前に継手の清掃用の内部ブラシおよび管またはパイプの清掃用の外部ブラシより構成される継手を開示している。両方のブラシとも単一の工具に設けられており、それにより管または継手のどちらかが、工具を変えるかまたは逆にすることなく清掃され得る。駆動ソケットがブラシホルダシェルに設けられており、工具の容易な交換可能性および、手動または電動駆動動作間での駆動手段の容易な選択を可能にする。一揃いの駆動アダプタが提供される。
米国特許第5,791,005号は、管、パイプまたは継手の端の外面を乱切し、管、パイプまたは継手の端といった開放円筒端を有する部材の内面を乱切しばり取りするように適応された乱切・ばり取り工具を開示している。工具は、ハンドルの反対端から延出する2つの内面乱切ブラシを備える細長く輪郭造形された(contoured,手になじむ形状にされた)ハンドルを含む。ハンドルは、ハンドルの離隔された貫通孔に支持された2つの外面乱切ブラシを備える。ばり取りプレートが、ハンドルの片側に固定されており、それぞれの貫通孔と整列されそれらの中に延出する内方に傾斜したばり取りスクレーパを備える。管、パイプまたは継手の端が貫通孔に挿入され、対応するスクレーパに接して着座すると、端は、管、パイプまたは継手が工具に対して回転された時に、ばりが除去される。ばり取りプレートは、“B”形式アセチレンタンクを開閉するためのキーとして機能する開口を備える。
米国特許第5,058,327号は、ワイヤ剛毛スリーブの1つと合致する寸法の銅管の端が嵌合でき、ハウジングがその周りで回転させられた時に銅管の端の外面が清掃されるのを可能にする、3つの異なる寸法のワイヤ剛毛スリーブを各脚に保持するT形ハウジングより構成される管・継手ストリッパを開示している。円錐形ワイヤブラシが中心脚の反対側でハウジングから延出しており、それにより円錐形ワイヤブラシは、ハウジングがその周りで回転させられた時に、清掃する陥凹開口に嵌合することができる。保護スリーブが円錐形ワイヤブラシの上に脱着可能にハウジングに取り付けられており、それにより銅管の端は円錐形スリーブ上でスリーブに嵌合することができ、保護スリーブが前記ハウジングに取り付けられた位置に保持されたたままハウジングがその周りで回転させられた時に銅管の端の内面を清掃することができる。
米国特許第2,383,464号は、二重用途工具を、より詳細には、一端にコネクタのソケットと係合するように適応された研磨性プラグおよび、その他方端にコネクタのピンを受け入れるように適応された研磨性ソケットを有するクランク形状の本体部材を備える、2部品電気コネクタを清掃するための研磨工具を開示している。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、(a)クランク(crank)と、(b)クランクと関係づけられており、ソケットの内部に配設された管外部清掃部材を有するソケットと、(c)クランクと関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシとを備える、管端処理工具に向けられている。工具は、クランクと関係づけられたハンドルを備え得る。
【0005】
管外部清掃部材は、複数の内方に突出するワイヤとすることができる。ワイヤの表面は、清掃作用を高めワイヤの寿命を増大するために、刻み目を付けるか、または研磨性材料で被覆することができる。複数のワイヤは、ソケットの内部に嵌合する支持層(substrate、下地、基材、素地)上に取り付けられ得る。支持層は、柔軟な織布、プラスチック、ゴムまたは金属とすることができる。支持層は記憶を有することができ、それによりワイヤが使用により大きく曲げられた時も、支持層はワイヤを直立させるであろう。
【0006】
ブラシは、背骨(spine、スパイン)に取り付けられた剛毛より構成され得る。ソケットおよびブラシは、クランクが往復動方式で動かされた時にソケットおよびブラシが一方向にのみ動かされることを可能にする、少なくとも1つのラチェット機構と協働し得る。
【0007】
ハンドルは1対の回転ハンドルとすることができ、クランクの本体の各側に1つずつ、ソケットおよびブラシから離れた場所に取り付けられている。ソケットは、その内部に、ソケットの軸に垂直またはある角度で突出するワイヤおよび管クリーナの支持層を保持し得る螺旋表面(シム)を含み得る。
【0008】
工具は、管案内穴をそれに備え、ソケットの開放外部に嵌合され得るキャップを含み得る。ソケットおよびブラシは、クランクの本体の両側で互いに整列され得るし、またはされなくてもよい。
【0009】
ソケットは、その内部に、管の心合わせをし、管の端の内部を清掃するための突出した面取り表面を有し得る。ワイヤクロスに代わるものとして、ソケットはその内部に、クランクハンドルを操作することによって作動するギヤの組合せによって回転させられ得る少なくとも1つのブラシを備え得る。
【0010】
ソケットの閉端は、そこにラチェットギヤを有することができ、ラチェットギヤは、クランクの開口内に嵌合することができ、その開口はラチェットギヤと協働するラチェットつめを有し得る。
【0011】
工具は、ブラシをラチェットに取り付けるためのブラシホルダを含み得る。ブラシホルダは、クランクの開口内に嵌合するラチェットギヤを有し得る。ハンドルは、クランクに接続されているロッドに回転式に取り付けられ得る。ソケットおよびブラシは、共通のラチェットギヤを有し得る。
【0012】
ソケットは、その内部に、ギヤを備えない少なくとも1つのブラシを含むことができ、管端の外部への清掃作用は、ソケットを回転させるクランクを回転させることによって得ることができる。
【0013】
面取り突出部の表面はテクスチャー加工(texture、織り目をつける)され得る。工具は、1つ以上ブラシのために底部の中心領域に面取りした突出表面を備え得る。ソケットの螺旋シム(spiral shim)は、突出ワイヤおよび支持層(ワイヤクロス)を適位置に保持するための止め具を有し得る。キャップはまた、その内部に、ソケットの螺旋シムに対応する螺旋シムおよび止め具を有し得る。
【0014】
工具は、壁張用材(wallboard、壁板)壁構造のパイプ・スタブアウト(stub−out,スタブ、突出管、ぶつける、〜を引き抜く、根こそぎにする、もみ消す)から凝固したスパックル(spackle)、プラスター(plaster、石膏、漆喰、壁土)および泥を清掃するために使用され得る脱着可能スタブアウト・キャップを含み得る。スタブアウトキャップは、スタブアウトに被せて入れ硬化したプラスターを除去するための粗面開口および粗面ボアを有し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図面は、本発明の特定の実施形態を例証するが、いかなる点でも本発明の精神または範囲を制限するものとして解釈してはならない。
【0016】
以下の説明全体を通じて、本発明のより完全な理解をもたらすために特定の詳細について述べる。しかし、本発明は、これらの細目を伴うことなく実施され得る。他の場合において、公知の要素は、本発明を不必要に曖昧にすることを避けるために図示または詳述されていない。従って、明細書および図面は、限定的意味よりもむしろ例示的意味で考慮されるべきである。
【0017】
図面に言及して、図1は、本発明に従った管端処理工具の第1の実施形態の等角図を例示している。図1に見られるように、管端処理工具2の第1の実施形態は、大形端部の両側において、カードクロス8を収容している雌ソケット6および、反対側に雄ブラシ10を保持する、細長いクランク4より構成されている。クランク4の反対の小形端部は、両側に1対のクランクハンドル12および16を保持しており、それらはシャフト14に回転式に取り付けられている。雌ソケット6の内部のカードクロス(card cloth)8は、柔軟性支持層に平行またはランダムな列で配列された大多数の径方向内方に突出するワイヤを備える。支持層は、織布、プラスチックまたは金属とすることができる。カードクロス8は、ソケット6の内部を覆っている。図1では見えないが、ソケット6およびブラシ10は、クランク4との各自の接合部でラチェットに取り付けられており、ラチェットは、ソケット6およびブラシ10が、クランクハンドル12および16のどちらか一方を握り、クランク4を往復動方式で動かすことによって所望の一方向にのみ回転させられ得る。ハンドル12および16の対は、使用者が工具2のどちら側でも把持することを可能にする。
【0018】
図2は、管端処理工具のクランク部分の等角図である。図2に見られるように、クランク4は、一方の大形端部にソケット開口18を有しており、反対側の小形端部には回転シャフト開口22を有する。開口18の内部のラチェットつめ20は、ラチェットギヤ(図示されていないが、図6、7および8を参照)に作用し、クランク4がクランクを前後に動かすことによって所望の一方向にソケット6またはブラシ10を動かすことを可能にする。
【0019】
図3は、管端処理工具のクランクの平面図である。図3に見られるように、クランク4は、その一方の大形端部に、内方に突出するラチェットつめ20を備える円形のソケットおよびブラシ受け入れ開口18を有し、反対側の小形端部には、ハンドル12および16の対の回転シャフト14を収容するための円形開口22を有する。
【0020】
図4は、ソケット開口18、ブラシラチェットつめ20およびシャフト開口22を備える管端処理工具のクランク4の立面図である。完全さのために、図5は管端処理工具のクランク4の端面図である。
【0021】
図6は、管端処理工具のソケットの立面図である。図6に見られるように、雌ソケット6は、それが底部にラチェットギヤ24を有し、またその内部に、取付ピン受け口28および、カードクロス8(図示せず)をある角度で配備する螺旋シム26を有するように構成されている。カードクロス8がソケット6の内部の周囲にある角度で配備された場合、清掃される管の外部に対しより良好な清掃作用が達成されるということが意外にも発見された。これはたぶん、カードクロス8に角度を付けることによって、内方に垂直または傾斜して突出するワイヤの列の間の空白が、ソケット6の内部の周囲で整列しないという事実によるものである。図6はまた、管の端を位置合わせする上ばかりでなく、管の端からばりなどを除去する上でも助成する、上方に突出する管面取り部54を図示している。
【0022】
図7は、管端処理工具のソケットの側面図である。図8は、管端処理工具のソケットの平面図である。図9は、図8のソケットの断面図A−Aである。特に図8に見られるように、雌ソケット6は、それがその底部端に、一方向に角度が付けられている一連のラチェットギヤ24を有するように構成されている。ラチェットギヤ24がソケット開口18の内部に配置されると(図2および3を参照)、それらはラチェットつめ20と協働して、クランク4が使用者によって往復動式に動かされた時に、単方向ラチェット作用を付与する。ソケット6は、カードクロスを固定し、それが動くのを防ぐ内部止め具27を有する。
【0023】
図10は、管端処理工具のブラシホルダの立面図である。図10に見られるように、ブラシホルダ30は、その頂端にラチェットギヤ32および取付ピン34を保持する。ブラシ10(図1を参照)は、図10には示されていない。しかし、ブラシはホルダ30の底部の開口31に保持される。ピン34は、ソケット6(図6〜9を参照)の受け口28の内部に嵌合する。ラチェットギヤ32は、クランク4のラチェットつめ20と協働して、ブラシ10がクランク4を往復動方式で操作することによって所要の方向で回転することを可能にする。
【0024】
図11は、管端処理工具のブラシホルダの側面図である。図12は、管端処理工具のブラシホルダの平面図である。図13は、図12のブラシホルダの断面図A−Aである。
【0025】
図14は、管端処理工具の管ガイドキャップの立面図である。図15は、管端処理工具の管ガイドキャップの側面図である。図16は、管端処理工具の管ガイドキャップの平面図である。図17は、処理工具の管ガイドキャップの等角図である。これらの図に見られるように、管ガイドキャップ36は、キャップ36が、ソケット6の螺旋シム26(図6を参照)と協働する角度でカードクロス8を保持することを可能にする内部螺旋シム38を備えている。キャップ36はまた、カードクロス8を固定しそれが回転するのを防ぐ止め具37を有する。管ガイドキャップは、図18に見られるように、ソケット6の開口にねじ込まれるか、またはスナップ嵌めされ得る。管ガイドキャップ36は、端に開口39を有する(図16および17を参照)。この開口39は、管の端をソケット6の内部および面取り突出部54に案内する働きをする。
【0026】
図18は、管端処理工具の両側で整列したソケットおよびブラシの断面図である。図18に見られるように、雌ソケット6は、その内部円周に、柔軟な織物、プラスチック、ゴムまたは金属から形成され得る支持層51を備えるカードクロス50を保持する。カードクロス50のワイヤは、径方向内方に突出し、管端がソケットの内部48に挿入された時に、清掃される管の外部を清掃する目的を果たす。ソケットの内部48はまた、管の端を把持し、かつ/またはばりを清掃するための管面取り部54を有し、これは管の端の内部からのテクスチャー加工表面を有しても、または有していなくてもよい。切削刃が、ばり取り表面に代えて管面取り部54に代用され得る。キャップ36(図14〜17を参照)は、ソケット6の自由端に螺合またはスナップ嵌めされ、開口39によってソケット6の内部への管ガイドを付与する。また、図18では、ラチェットギヤ24、ブラシホルダ30およびブラシ10が単一の組であることがわかる。ブラシ10は、剛毛を保持するブラシ背骨58を有する。
【0027】
ワイヤ49の表面は、ワイヤ49の清掃作用を高めるために、粗面にするか、または米国特許第5,996,194号に開示されたような硬質研摩材で被覆することができる。支持層51は、ポリ塩化ビニルプラスチックまたはゴムといった記憶を有する材料から形成され得て、それによりワイヤ49は使用による屈曲後に直立姿勢に戻る。
【0028】
図19は、管端処理工具のソケットの内部螺旋シムの等角図である。図19は、ソケット6の内部の螺旋シム26を例示するために役立つ。螺旋シム26は、前述の通り、ソケット6の内部に案内される管の外部表面に対し優れた清掃作用を付与することが意外にも判明した角度で、カードクロス(図示せず)を保持する。図19はまた、カードクロスがソケット6内で動くのを防ぐ止め具27を例示している。
【0029】
図20は、管端処理工具のソケットの反対側の等角図である。図21は、角度を付けられたカードクロス50および螺旋シム26を備える管端処理工具のソケット6の断面図である。図21に見られるように、カードクロス8は、螺旋シム26によって決定される通り、ある角度でソケット6の内部の円周の周囲に取り付けられる。図20はまた、平滑面または粗面もしくは研磨性表面のどちらか一方を有し得る、面取り突出部54を例示している。後者は、把持および清掃作用を助成する。
【0030】
図22は、1つのハンドルを備える管端処理工具の第2の実施形態の等角図である。図22に見られるように、管端処理工具の代替実施形態は、クランク本体42、管の外部端を清掃するための雌ソケット40、および管の内部端を清掃するための雄ブラシ44を備える。ソケット40およびブラシ44は整列しておらず、それは特定の状況において有用となり得る。図22に例示された管端処理工具は、1つだけのハンドル46を有しており、それは特定の例において好適となり得る。図22では見えないが、ソケット40およびブラシ44の一方または両方は、同一または別個のラチェットギヤ機構に取り付けられており、前述の通り、使用者がクランク42およびハンドル46を往復動方式で操作することによって、ソケット40およびブラシ44が一方向にのみ回転することを可能にする。
【0031】
図23は、管端処理工具の雌ソケットに挿入用の三ブラシヘッダを備える本発明のさらなる実施形態の等角図である。図23に見られるように、三重ブラシ組合せ64は、ソケットに挿入される管の外部表面に清掃作用を付与するためにソケットの内部に取り付けられ得る。図23は、クランク(図示せず)によって回転させられた時に、ブラシ64の組の各々の底部でそれぞれのギヤ66とかみ合い、それに応じてブラシを回転させる、管面取り部54およびマスターギヤ60を例示している。ブラシ64の3個組は、カードクロスに代わり、特殊な清掃のために一部の例で好適となり得る。必ずしも3つのブラシではなく、任意の数のブラシが使用され得ることが理解されるであろう。ソケットの横断面は円形である必要はないことも理解されるであろう。それは、三角形または、ブラシに適応するいずれかの他の形状であり得る。
【0032】
図24は、図23または図25の三ブラシヘッダが嵌合するソケットの等角図である。図24に見られるように、ソケット70は、内部螺旋シム26または管面取り部54がまったく存在しない点を除き、図19のソケット6と構成上類似である。従って、三ブラシ組合せ64は、ソケット70にきちんと嵌合し得る。キーまたはいずれかの他の固定装置が、ソケット70においてブラシヘッダ組合せ64を安定させるために使用され得る。
【0033】
図25は、回転ギヤを備えない三ブラシヘッダ71の実施形態の等角図である。この実施形態に関し、3つのブラシ64はソケット70内で静止しており、外部管清掃作用は、ソケット70(図24を参照)を回転させることによって得られる。回転ギヤのないブラシヘッダ71は、管端をブラシヘッダ74の中心に維持する中心突出ガイド73を有する。ガイド73は、管の端の内部を清掃するテクスチャー加工表面を有し得る。
【0034】
図26は、脱着可能スタブアウトクリーニングキャップ(stub out cleaning cap)が取り付けられた管端処理工具のソケットの等角図である。図27は、スタブアウトクリーニングキャップの平面図である。図28は、図27のA−Aに沿って得られるスタブアウトクリーニングキャップの断面図である。
【0035】
図26に見られるように、スタブアウトキャップ74は、ソケット6の自由端に被さり嵌合する。スタブアウトは、壁が壁張用材(wallboard、壁板)およびプラスターで仕上げられる前に配管が壁に据え付けられる場合に、配管工によって形成される突出パイプである。プラスターはスタブアウトの外部上に落滴する傾向があり、硬化後に拭き取ることが難しい。適切な場合、キャップ74はソケット6の自由端にねじ込まれ得る。スタブアウトキャップ74は、スタブの外部から硬化した泥およびプラスターを清掃するために使用され得るローレット切りされた、または粗面にされた表面76を有する。キャップ74はまた、スタブの外部から硬化したプラスターを拭き取る際に助成する歯付き内部ボア78を有する。
【0036】
上述の開示に照らして当業者には明白である通り、多くの変更および修正が、その精神または範囲を逸脱することなく本発明の実施において可能である。従って、本発明の範囲は、以下の請求項によって規定される内容に従って解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に従った管端処理工具の第1の実施形態の等角図である。
【図2】管端処理工具のクランク部分の等角図である。
【図3】管端処理工具のクランクの平面図である。
【図4】管端処理工具のクランクの立面図である。
【図5】管端処理工具のクランクの端面図である。
【図6】管端処理工具のソケットの立面図である。
【図7】管端処理工具のソケットの側面図である。
【図8】管端処理工具のソケットの平面図である。
【図9】図8に図示されたソケットの断面図A−Aである。
【図10】管端処理工具のブラシホルダの立面図である。
【図11】管端処理工具のブラシホルダの側面図である。
【図12】管端処理工具のブラシホルダの平面図である。
【図13】図12に図示されたブラシホルダの断面図A−Aである。
【図14】管端処理工具の管ガイドキャップの立面図である。
【図15】管端処理工具の管ガイドキャップの側面図である。
【図16】管端処理工具の管ガイドキャップの平面図である。
【図17】処理工具の管ガイドキャップの等角図である。
【図18】管端処理工具の整列したソケットおよびブラシの第3の実施形態の断面図である。
【図19】管端処理工具のソケットの内部螺旋シムの等角図である。
【図20】管端処理工具のソケットの反対側の等角図である。
【図21】角度を付けられたカードクロスおよび螺旋シムを備える管端処理工具のソケットの断面図である。
【図22】1つのハンドルを備える管端処理工具の第2の実施形態の等角図である。
【図23】管端処理工具の雌ソケットに挿入用の三ブラシヘッダを備える本発明の第4の実施形態の等角図である。
【図24】図23の三ブラシヘッダが嵌合するソケットの等角図である。
【図25】ギヤを備えない三ブラシヘッダの実施形態の等角図である。
【図26】脱着可能スタブアウトクリーニングキャップが取り付けられた管端処理工具のソケットの等角図である。
【図27】スタブアウトクリーニングキャップの平面図である。
【図28】図27のA−Aに沿って得られるスタブアウトクリーニングキャップの断面図である。
【符号の説明】
【0038】
2 管端処理工具
4、42 クランク
6、40、70 ソケット
8、50 カードクロス
10、44、72 ブラシ
12 クランクハンドル
14 シャフト
18 ソケット開口
20 ラチェットつめ
22 シャフト開口
24、32 ラチェットギヤ
26 螺旋シム
27、37 止め具
28 取付ピン受け口
30 ブラシホルダ
34 取付ピン
36 管ガイドキャップ
38 内部螺旋シム
39 開口
46 ハンドル
48 ソケット内部
49 ワイヤ
51 支持層
54 面取り突出部
58 ブラシ背骨
60 マスターギヤ
64 三ブラシ組合せ
66 ギヤ
71 ブラシヘッダ
74 スタブアウトクリーニングキャップ
76 ガイド
78 歯付き内部ボア


【特許請求の範囲】
【請求項1】
管端前処理工具であって、
(a)クランクと、
(b)クランクと関係づけられており、ソケットの内部に配設された管外部清掃部材を有するソケットと、
(c)クランクと関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシと
を備えた前記工具。
【請求項2】
クランクと関係づけられているハンドルを含む、請求項1記載の工具。
【請求項3】
管外部清掃部材は、ソケット内で内方に突出する複数のワイヤである、請求項1記載の工具。
【請求項4】
複数のワイヤは、ソケットの内部に嵌合する支持層に取り付けられている、請求項3記載の工具。
【請求項5】
支持層は柔軟な織布である、請求項4記載の工具。
【請求項6】
支持層はプラスチック、ゴムまたは金属である、請求項4記載の工具。
【請求項7】
ブラシは背骨に取り付けられた剛毛を有する、請求項1記載の工具。
【請求項8】
ソケットおよびブラシは、クランクが往復動方式で動かされた時にソケットおよびブラシが一方向にのみ動かされることを可能にする少なくとも1つのラチェット機構と協働する、請求項1記載の工具。
【請求項9】
ハンドルは、ソケットおよびブラシから離れた場所でクランクの本体の各側に1つずつ取り付けられた1対の回転ハンドルである、請求項2記載の工具。
【請求項10】
ソケットは、その内部に、ソケットの軸に対しある角度でワイヤおよび支持層を保持する螺旋シムを含む、請求項4記載の工具。
【請求項11】
穴を備えるキャップはソケットの外部に嵌合され得る、請求項1記載の工具。
【請求項12】
ソケットおよびブラシはクランクの本体の両側で互いに整列されている、請求項1記載の工具。
【請求項13】
ソケットおよびブラシは互いに整列されていない、請求項1記載の工具。
【請求項14】
ソケットは、その内部に、管の端の内部を清掃するための面取り表面(chamfer surface)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項15】
ソケットはその内部に、クランクハンドルを操作することによって作動するギヤの組合せによって回転させられる少なくとも1つのブラシを備える、請求項2記載の工具。
【請求項16】
ソケットの閉端にラチェットギヤを有しており、ラチェットギヤはクランクの開口内に嵌合し、その開口はラチェットギヤと協働するラチェットつめを有する、請求項8記載の工具。
【請求項17】
ブラシをラチェットに取り付けるためのブラシホルダを含む、請求項10記載の工具。
【請求項18】
ブラシホルダは、クランクの開口内に嵌合するラチェットギヤを有する、請求項17記載の工具。
【請求項19】
ハンドルは、クランクに接続されているロッドに回転式に取り付けられている、請求項2記載の工具。
【請求項20】
ソケットはその内部に少なくとも1つのブラシを備えており、管端の外部への清掃作用はソケットを回転させるクランクを回転させることによって得られる、請求項2記載の工具。
【請求項21】
面取り突出部の表面はテクスチャー加工されている、請求項14記載の工具。
【請求項22】
面取り突出部は、それに少なくとも1つの切削刃を有する、請求項21記載の工具。
【請求項23】
少なくとも1つのブラシのためにベースの中心領域に面取りした突出表面を備える、請求項15記載の工具。
【請求項24】
ソケットの螺旋シムは、突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具(stop)を有する、請求項10記載の工具。
【請求項25】
キャップはその内部に螺旋シムを有する、請求項11記載の工具。
【請求項26】
螺旋シムは突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具を有する、請求項25記載の工具。
【請求項27】
ワイヤの表面は粗面または研磨性(abrasive、研磨剤、研削材)表面を有する、請求項10記載の工具。
【請求項28】
支持層は、変形された時にワイヤを直立姿勢に戻す記憶機能(memory)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項29】
ソケットの自由端に脱着可能に取り付けられ得るスタブアウトキャップを含む、請求項1記載の工具。
【請求項30】
スタブアウトキャップはそれに歯付き開口を有する、請求項29記載の工具。
【請求項31】
スタブアウトキャップは粗面または研磨性表面を有する、請求項29記載の工具。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管端処理工具であって、
(a)クランク(4)と、
(b)クランク(4)と関係づけられており、ソケットの内部に配設された複数の内方に突出するワイヤを備える柔軟な脱着可能な支持層(8)を含む管外部清掃部材を有するソケット(6)と、
(c)クランク(4)と関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシ(10)
を備えた前記工具。
【請求項2】
クランクと回転式に関係づけられているハンドル(12)を含む、請求項1記載の工具。
【請求項3】
支持層(8)は柔軟な織布である、請求項記載の工具。
【請求項4】
支持層(8)はプラスチック、ゴムまたは金属である、請求項記載の工具。
【請求項5】
ブラシ(10)は背骨に取り付けられた剛毛を有する、請求項1記載の工具。
【請求項6】
ソケット(6)およびブラシ(10)は、クランク(4)が往復動方式で動かされた時にソケットおよびブラシが一方向にのみ動かされることを可能にする少なくとも1つのラチェット機構(20)と協働する、請求項1記載の工具。
【請求項7】
ハンドルは、ソケットおよびブラシから離れた場所でクランクの本体の各側に1つずつ取り付けられた1対の回転ハンドル(12、16)である、請求項2記載の工具。
【請求項8】
ソケット(6)は、その内部に、ソケット(6)の軸に対しある角度でワイヤおよび支持層を保持する螺旋シム(26)を含む、請求項記載の工具。
【請求項9】
穴を備えるキャップ(36)を含み、そのキャップはソケットの外部に嵌合され得る、請求項1記載の工具。
【請求項10】
ソケット(6)およびブラシ(10)はクランク(4)の本体の両側で互いに整列されている、請求項1記載の工具。
【請求項11】
ソケット(6)およびブラシ(10)は互いに整列されていない、請求項1記載の工具。
【請求項12】
ソケット(6)は、その内部に、管の端の内部を清掃するための面取り表面(chamfer surface)(54)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項13】
ソケット(6)はその内部に、クランクハンドル(4)を操作することによって作動するギヤの組合せによって回転させられる少なくとも1つのブラシ(64)を備える、請求項2記載の工具。
【請求項14】
ソケットの閉端にラチェットギヤ(20)を有しており、ラチェットギヤはクランクの開口内に嵌合し、その開口はラチェットギヤと協働するラチェットつめを有する、請求項記載の工具。
【請求項15】
ブラシをラチェットに取り付けるためのブラシホルダ(30)を含む、請求項14記載の工具。
【請求項16】
ブラシホルダ(30)は、クランクの開口内に嵌合するラチェットギヤを有する、請求項15記載の工具。
【請求項17】
ハンドル(12)は、クランクに接続されているロッドに回転式に取り付けられている、請求項2記載の工具。
【請求項18】
ソケット(6)はその内部に少なくとも1つのブラシ(64)を備えており、管端の外部への清掃作用はソケットを回転させるクランクを回転させることによって得られる、請求項2記載の工具。
【請求項19】
面取り突出部(54)の表面はテクスチャー加工されている、請求項12記載の工具。
【請求項20】
面取り突出部(54)は、それに少なくとも1つの切削刃を有する、請求項19記載の工具。
【請求項21】
少なくとも1つのブラシのためにベースの中心領域に面取りした突出表面を備える、請求項13記載の工具。
【請求項22】
ソケットの螺旋シムは、突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具(stop)(27)を有する、請求項記載の工具。
【請求項23】
キャップ(36)はその内部に螺旋シムを有する、請求項記載の工具。
【請求項24】
螺旋シムは突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具(37)を有する、請求項23記載の工具。
【請求項25】
ワイヤの表面は粗面または研磨性(abrasive、研磨剤、研削材)表面を有する、請求項記載の工具。
【請求項26】
支持層(8)は、変形された時にワイヤを直立姿勢に戻す記憶機能(memory)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項27】
ソケットの自由端に脱着可能に取り付けられ得るスタブアウトキャップ(74)を含む、請求項1記載の工具。
【請求項28】
スタブアウトキャップ(74)はそれに歯付き開口を有する、請求項27記載の工具。
【請求項29】
スタブアウトキャップ(74)は粗面または研磨性表面を有する、請求項27記載の工具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
管端処理工具(2)であって、
(a)クランク(4)と、
(b)クランク(4)と関係づけられており、ソケット(6)の内部に配設された複数の内方に突出するワイヤ(49)を備える柔軟な脱着可能な支持層(8)を含む管外部清掃部材を有するソケット(6)と、
(c)クランク(4)と関係づけられており、管の内部を清掃するために適しているブラシ(10)と
を備え、
ソケット(6)は、その内部に、ソケット(6)の軸に対しある角度でワイヤ(49)および支持層(8)を保持する螺旋シム(26)を含む、
前記工具。
【請求項2】
クランクと回転式に関係づけられているハンドル(12)を含む、請求項1記載の工具。
【請求項3】
支持層(8)は柔軟な織布である、請求項1記載の工具。
【請求項4】
支持層(8)はプラスチック、ゴムまたは金属である、請求項1記載の工具。
【請求項5】
ブラシ(10)は背骨に取り付けられた剛毛を有する、請求項1記載の工具。
【請求項6】
ソケット(6)およびブラシ(10)は、クランク(4)が往復動方式で動かされた時にソケットおよびブラシが一方向にのみ動かされることを可能にする少なくとも1つのラチェット機構(20)と協働する、請求項1記載の工具。
【請求項7】
ハンドルは、ソケットおよびブラシから離れた場所でクランクの本体の各側に1つずつ取り付けられた1対の回転ハンドル(12、16)である、請求項2記載の工具。
【請求項8】
穴を備えるキャップ(36)を含み、そのキャップはソケットの外部に嵌合され得る、請求項1記載の工具。
【請求項9】
ソケット(6)およびブラシ(10)はクランク(4)の本体の両側で互いに整列されている、請求項1記載の工具。
【請求項10】
ソケット(6)およびブラシ(10)は互いに整列されていない、請求項1記載の工具。
【請求項11】
ソケット(6)は、その内部に、管の端の内部を清掃するための面取り表面(chamfer surface)(54)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項12】
ソケット(6)はその内部に、クランクハンドル(4)に結合され、ギヤの組合せによって回転させられる少なくとも1つのブラシ(64)を備える、請求項2記載の工具。
【請求項13】
ソケットの閉端にラチェットギヤ(20)を有しており、ラチェットギヤはクランクの開口内に嵌合し、その開口はラチェットギヤと協働するラチェットつめを有する、請求項6記載の工具。
【請求項14】
ブラシをラチェットに取り付けるためのブラシホルダ(30)を含む、請求項13記載の工具。
【請求項15】
ブラシホルダ(30)は、クランクの開口内に嵌合するラチェットギヤを有する、請求項14記載の工具。
【請求項16】
ハンドル(12)は、クランクに接続されているロッドに回転式に取り付けられている、請求項2記載の工具。
【請求項17】
ソケット(6)はその内部に、クランク(4)に結合された少なくとも1つのブラシ(64)を備えており、請求項2記載の工具。
【請求項18】
面取り突出部(54)の表面はテクスチャー加工されている、請求項11記載の工具。
【請求項19】
面取り突出部(54)は、それに少なくとも1つの切削刃を有する、請求項18記載の工具。
【請求項20】
少なくとも1つのブラシのためにベースの中心領域に面取りした突出表面を備える、請求項12記載の工具。
【請求項21】
ソケットの螺旋シムは、突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具(stop)(27)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項22】
キャップ(36)はその内部に螺旋シムを有する、請求項8記載の工具。
【請求項23】
螺旋シムは突出ワイヤおよび支持層を所定の位置に保持するための止め具(37)を有する、請求項22記載の工具。
【請求項24】
ワイヤの表面は粗面または研磨性(abrasive、研磨剤、研削材)表面を有する、請求項1記載の工具。
【請求項25】
支持層(8)は、記憶機能(memory)を有する、請求項1記載の工具。
【請求項26】
ソケットの自由端に脱着可能に取り付けられ得るスタブアウトクリーニングキャップ(stub−out cleaning cap)(74)を含む、請求項1記載の工具。
【請求項27】
スタブアウトクリーニングキャップ(74)はそれに歯付き開口を有する、請求項26記載の工具。
【請求項28】
スタブアウトクリーニングキャップ(74)は粗面または研磨性表面を有する、請求項26記載の工具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate


【公表番号】特表2006−511351(P2006−511351A)
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−560971(P2004−560971)
【出願日】平成15年12月22日(2003.12.22)
【国際出願番号】PCT/CA2003/002012
【国際公開番号】WO2004/056499
【国際公開日】平成16年7月8日(2004.7.8)
【出願人】(505235406)コッパー キー インターナショナル リミテッド (1)
【Fターム(参考)】