説明

簡易貝焼き器

【課題】貝を焼き網の上に直接載せて焼く場合、貝を思う角度で網に載せることや焼きあがった貝を皿に移すことが難しく、大切な汁をこぼす危険性が大きかった。巻貝や二枚貝の汁をこぼさずに焼き上げる簡易貝焼き器を提供する。
【解決手段】薄い金属板2に貝を支える爪3、4を打ち抜き、その爪3、4を貝の種類に応じて立てて貝を水平に載せ、焼き網の上で焼き、セットのヘラで金属板ごとすくって食器まで運ぶことを特徴とする簡易貝焼き器である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、焼き網の上にのせて貝全般、すなわち二枚貝、巻貝のいずれにも対応できる簡易貝焼き器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、焼き貝は焼き網の上に貝を直接載せて焼いてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
貝を焼き網の上に直接載せて焼く場合、貝を思う角度で網に載せることや焼きあが った貝を皿に移すことが難しく、栄養価の高い大切な汁をこぼす危険性が大きかった。
【0004】
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
薄い厚みの金属板に貝を支える3本以上の支え爪を打ち抜き、その爪を立てて貝を水平に載せ、この貝焼き器を焼き網の上で焼く。焼き上がったら、セットのヘラで貝焼き器ごとすくって食卓まで運び食器に移して焼いた貝を食べるためのものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、二枚貝でも巻貝でも水平に載せることができる爪を備えていること、爪 を立ち上げなければ金属の平板で収納が容易であること、薄い金属板を打ち抜いただ けのものなので安価に製造ができるため使い捨ても可能であること、焼き器ごとすく って皿に乗せることができるため汁がこぼれないことなどの特徴を備えているため、 気軽に焼き貝料理を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の「簡易貝焼き器」の見取図
【図2】本発明の「簡易貝焼き器」の巻貝対応時の斜視図
【図3】本発明の「簡易貝焼き器」の二枚貝対応時の斜視図
【図4】本発明の「簡易貝焼き器すくい器」の見取り図
【図5】本発明の「簡易貝焼き器」と「簡易貝焼き器すくいヘラ」の使用状況の 斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
簡易貝焼き器(1)は、貝載せ台(2)及び、貝載せ台すくいヘラ(7)から成る。
【0010】
薄い金属板の貝載せ台(2)には、補強打出しA(6)及び、実線部打ち抜きの貝支 え爪A(3)、同じく実線部打ち抜きの貝支え爪B(4)、全打ち抜きの火通し穴(5)を設ける。貝載せ台すくいヘラ(7)には、実線部打ち抜きの割り箸止め金A・B(8・9)、割り箸止め打出しA・B(10・11)、補強打出しB(12)及び、折り 曲げ線(13)を設ける。
【0011】
本発明は、以上のような構造である。
【0012】
本発明を使用して巻貝を焼くときは、焼き網の上に貝支え爪(3−A−1〜3)を 立てた貝載せ台(2)を置いて巻貝を水平に載せる。二枚貝を焼くときは、貝支え爪
(3−A−2・3)及び貝支え爪B(4)を立てた貝載せ台(2)を置いて二枚貝を
水平に載せる。焼き上がったら、折り曲げ線(13)で角度を付け、割り箸止め金A (8)・B(9)と割り箸止め打出しA(10)・B(11)で割り箸を柄として固 定した貝載せ台すくいヘラ(7)で貝載せ台(2)を水平にすくい取り食器に移動さ せる。
【符号の説明】
【0013】
1簡易貝焼き器
2貝載せ台
3貝支え爪(A−1〜A3)
4貝支え爪B
5火通し穴
6補強打出しA
7貝載せ台すくいヘラ
8割り箸止め金A
9割箸止め金B
10割り箸止め打出しA
11割り箸止め打出しB
12補強打出しB
13折り曲げ線


【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄い金属板に貝を水平に支えるための3本以上の貝支え爪を打ち抜いて設けた貝載せ台と、同じく薄い金属板からなり、前記の貝載せ台をすくうヘラ部分と割り箸からなる柄を支える柄支え部分とを区切る折り曲げ線を設け、柄支え部分に割り箸を止める止め金と割り箸の横への移動を抑制する止め打出しを設けた簡易貝焼き器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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