粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及びその製造方法
【課題】 凍結状態で食したときに好ましい食感、味で食べられるフローズンデザートゼリー菓子、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 食べ易い大きさに成型したゼリーに、チョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、、黄な粉、クッキーパウダー、ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー、及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗布した後、ゼリー一個一個をばらばらの状態で凍結することにより、凍結状態で食べた時にも好ましい食感、味の冷凍ゼリー菓子を得る。ゲル化剤の主剤としてはゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴とする。
【解決手段】 食べ易い大きさに成型したゼリーに、チョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、、黄な粉、クッキーパウダー、ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー、及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗布した後、ゼリー一個一個をばらばらの状態で凍結することにより、凍結状態で食べた時にも好ましい食感、味の冷凍ゼリー菓子を得る。ゲル化剤の主剤としてはゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は通常のゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗し、ゼリーと粉末食品とを組合せたものをバラ凍結することを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
ゼリー類には、寒天ゼリー、グミゼリーなどの乾燥菓子や、カップ入りのチルド製品、常温流通の製品、冷凍流通のゼリー製品などが製造販売されている。しかし、これらは冷凍したままで食べられることがほとんど無く、仮に冷凍したものを食すると硬すぎたり、糊状感が強い食感で、好ましいものにはならない。
【０００３】
アイスクリームなどの冷菓とゼリーのコンビネーション製品もみられるが、冷凍状態で食するゼリーは食感が好ましくないので、小さい粒状または、薄い膜状のゼリーを使ったものが見られる程度である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記したようにゼリーを凍結状態で食べたときに、好ましくない食感となるゼリーを好ましい食感になるように改善し、冷凍下で食したときにおいしく感じる冷凍ゼリー製品、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記の課題を解決するため、本発明者らは検討を行なってきた結果、食べ易い大きさに成型したゼリーに粉末食品類としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、 ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗すことを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の発明に至った。
【０００６】
即ち、ゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗し、バラ凍結することにより、ゼリーと粉末食品とを組合せたことを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子である。
【０００７】
冷凍ゼリー単体としては食べたときに粘弾性のある食感とコク味を有する特徴的な冷凍ゼリーである。
【０００８】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感であってサイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型などにしたものである。
【０００９】
ゼリー用ゲル化剤は主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴とする。。
【００１０】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う粉末食品としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、 ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を使用する。
【００１１】
食べ易い大きさに成型したゼリーに粉末食品を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及び製造方法を提供する。
【発明の効果】
【００１２】
本発明によれば、ゼリーが凍結状態でもおいしく食することができるようになり、このゼリーをそのまま、または、アイスクリームのような冷菓と組み合わせて食することが出来るようになり、新しい製品開発に大いに寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
ゼリー用ゲル化剤は主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することにより、粘弾性のある食感とコク味を有する特徴のある物性を有する凍結ゼリーとなる。
【００１４】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感のゼリーであって、サイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型など様々な形状にすることが出来る。
【００１５】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う粉末食品としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を使用することができる。
【００１６】
ゼリーに粉末状の食品素材を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った製品とする。
【実施例】
【００１７】
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例 粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及びその製造方法。
【表１】
【００１８】
表１の配合の割合で試験製造を実施した。製造手順は次の通り
▲１▼グラニュー糖、ゲル化剤製剤を水に分散、加熱溶解後、水あめ、オレンジ果汁、香料を添加し、型に流し込み、冷却、ゼリーを得る。
▲２▼▲１▼のゼリーを食べやすい形にカットしたのち、ココナッツミルクパウダーをまぶし、急速凍結機にかけ、粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子を得た。
【００１９】
得られた粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子は好ましい粘弾性があり、粉末食品とゼリーの食感の組み合わせが面白く、味、食感、見た目にも好ましいフローズンデザートゼリーであった。
一方、粉末食品類で覆わない冷凍ゼリーはブロッキングしたり、ベタッとした食感で、好ましい食感とは言えないものであった。
【技術分野】
【０００１】
本発明は通常のゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗し、ゼリーと粉末食品とを組合せたものをバラ凍結することを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
ゼリー類には、寒天ゼリー、グミゼリーなどの乾燥菓子や、カップ入りのチルド製品、常温流通の製品、冷凍流通のゼリー製品などが製造販売されている。しかし、これらは冷凍したままで食べられることがほとんど無く、仮に冷凍したものを食すると硬すぎたり、糊状感が強い食感で、好ましいものにはならない。
【０００３】
アイスクリームなどの冷菓とゼリーのコンビネーション製品もみられるが、冷凍状態で食するゼリーは食感が好ましくないので、小さい粒状または、薄い膜状のゼリーを使ったものが見られる程度である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記したようにゼリーを凍結状態で食べたときに、好ましくない食感となるゼリーを好ましい食感になるように改善し、冷凍下で食したときにおいしく感じる冷凍ゼリー製品、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記の課題を解決するため、本発明者らは検討を行なってきた結果、食べ易い大きさに成型したゼリーに粉末食品類としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、 ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗すことを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の発明に至った。
【０００６】
即ち、ゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗し、バラ凍結することにより、ゼリーと粉末食品とを組合せたことを特徴とした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子である。
【０００７】
冷凍ゼリー単体としては食べたときに粘弾性のある食感とコク味を有する特徴的な冷凍ゼリーである。
【０００８】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感であってサイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型などにしたものである。
【０００９】
ゼリー用ゲル化剤は主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴とする。。
【００１０】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う粉末食品としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、 ココナッツミルクパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を使用する。
【００１１】
食べ易い大きさに成型したゼリーに粉末食品を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及び製造方法を提供する。
【発明の効果】
【００１２】
本発明によれば、ゼリーが凍結状態でもおいしく食することができるようになり、このゼリーをそのまま、または、アイスクリームのような冷菓と組み合わせて食することが出来るようになり、新しい製品開発に大いに寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
ゼリー用ゲル化剤は主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することにより、粘弾性のある食感とコク味を有する特徴のある物性を有する凍結ゼリーとなる。
【００１４】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感のゼリーであって、サイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型など様々な形状にすることが出来る。
【００１５】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う粉末食品としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、各種ナッツパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を使用することができる。
【００１６】
ゼリーに粉末状の食品素材を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った製品とする。
【実施例】
【００１７】
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例 粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子及びその製造方法。
【表１】
【００１８】
表１の配合の割合で試験製造を実施した。製造手順は次の通り
▲１▼グラニュー糖、ゲル化剤製剤を水に分散、加熱溶解後、水あめ、オレンジ果汁、香料を添加し、型に流し込み、冷却、ゼリーを得る。
▲２▼▲１▼のゼリーを食べやすい形にカットしたのち、ココナッツミルクパウダーをまぶし、急速凍結機にかけ、粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子を得た。
【００１９】
得られた粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子は好ましい粘弾性があり、粉末食品とゼリーの食感の組み合わせが面白く、味、食感、見た目にも好ましいフローズンデザートゼリーであった。
一方、粉末食品類で覆わない冷凍ゼリーはブロッキングしたり、ベタッとした食感で、好ましい食感とは言えないものであった。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗したのち、バラ凍結した粉末食品を組合せたことを特徴とする粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法。
【請求項２】
前記の冷凍ゼリーは食べたときに好ましい粘弾性のある食感とコク味を有する特徴のある物性を有する凍結ゼリーに仕上げた請求項１に記載の粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項３】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感であってサイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型などにしたものである請求項１叉は２に記載の粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項４】
ゼリー用ゲル化剤の主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴として凍結ゼリーに仕上げた粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法。
【請求項５】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う食品素材としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、各種ナッツパウダーココナッツミルクパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗したことを特徴とする粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項６】
ダイス状や、ハート型、星型などに成型したゼリーに粉末状の食品素材を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項１】
ゲル化剤を使用したゼリーを食べ易い大きさに成型し、各々成型したゼリーに粉末食品素材を塗したのち、バラ凍結した粉末食品を組合せたことを特徴とする粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法。
【請求項２】
前記の冷凍ゼリーは食べたときに好ましい粘弾性のある食感とコク味を有する特徴のある物性を有する凍結ゼリーに仕上げた請求項１に記載の粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項３】
食べたときに良好な噛み心地を有する食感であってサイズは一辺が１０〜２５ｍｍのダイス状や、ハート型、星型などにしたものである請求項１叉は２に記載の粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項４】
ゼリー用ゲル化剤の主剤としてゼラチン、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ペクチン及び寒天等を使用することを特徴として凍結ゼリーに仕上げた粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子、及びその製造方法。
【請求項５】
食べ易い大きさに成型したゼリーに覆う食品素材としてチョコレートパウダー、ココアパウダー、抹茶、黄な粉、クッキーパウダー、各種ナッツパウダーココナッツミルクパウダー及びその他各種食品パウダーなどの加工品を塗したことを特徴とする粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【請求項６】
ダイス状や、ハート型、星型などに成型したゼリーに粉末状の食品素材を塗しＩＱＦ（個々にバラ凍結）状態で急速凍結をした粉末食品類で覆った冷凍ゼリー菓子の製造方法。
【公開番号】特開２０１０−８８４０８（Ｐ２０１０−８８４０８Ａ）
【公開日】平成２２年４月２２日（２０１０．４．２２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２８０４６２（Ｐ２００８−２８０４６２）
【出願日】平成２０年１０月６日（２００８．１０．６）
【出願人】（５９１０２５４６２）旭東化学産業株式会社 (13)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年４月２２日（２０１０．４．２２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１０月６日（２００８．１０．６）
【出願人】（５９１０２５４６２）旭東化学産業株式会社 (13)
【Ｆターム（参考）】
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