説明

粒状発泡性浴用剤

【課題】浴槽全体が泡で白く濁ったような外観を呈するほどに極めて微細な泡が長時間発生するため高い炭酸ガス濃度が得られる粒状発泡性浴用剤を提供する。
【解決手段】炭酸塩及び有機酸を含有する粒状発泡性浴用剤であって、
次の成分(A)及び(B):
(A)平均粒子径が100〜750μmの炭酸ジアルカリ金属塩 20〜70質量%、及び
(B)酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸 30〜80質量%
を含有し、炭酸塩全量中の炭酸ジアルカリ金属塩量が75〜100質量%である粒状発泡性浴用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は粒状浴用剤、特に粒状発泡性浴用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
炭酸塩と有機酸を配合した浴用剤は、浴水中で炭酸ガスの泡を発生し、当該炭酸ガスによる血行促進効果が得られることから、優れた浴用剤として広く知られている。このような浴用剤においては、浴水中で発生した炭酸ガスの濃度を高める手段として、浴槽の底部付近で浴用剤を溶解させるために、その形態を粒状ではなく、比較的大型の錠剤型とすることが多い。
【0003】
一方、浴用剤の他の形態である粒状発泡性浴用剤は、打錠技術等の特殊な製造技術を必要としないこと、一般に溶解時間が短いこと等から、使用状態や好みにより錠剤と使い分けられており、種々の研究がなされている。例えば、炭酸塩や有機酸の粒子径を制御することにより短時間に炭酸ガスを溶解させようとする技術(特許文献1〜3)や、炭酸塩を水溶性高分子で被覆する技術(特許文献4)等が報告されている。しかしながら、これらの浴用剤では泡の性状については何ら検討がなされていない。
【0004】
また、発泡する泡を細かくして温浴効果を高める技術として浴水中での溶解パターンが異なる2種以上の炭酸塩と有機酸を含有し、その炭酸塩の少なくとも1種が浴槽底部まで実質的に溶けずに沈降する炭酸塩である粒状発泡入浴剤(特許文献5)が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−47220号公報
【特許文献2】特開2004−131455号公報
【特許文献3】特開2005−298454号公報
【特許文献4】特開平11−47221号公報
【特許文献5】特開2000−309523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、この粒状発泡入浴剤では溶解時間を短くすることを目標としているため十分に長い間極めて微細な炭酸ガスの泡が得られるという点については、検討の余地があった。
従って、本発明の課題は、浴水が泡で白く濁ったような外観を呈するほどに極めて微細な炭酸ガスの泡を十分に長い時間維持できるため浴水外観が極めて優れるのみならず十分に高い炭酸ガス濃度が得られ、かつ溶解残り等の欠点がない粒状発泡性浴用剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく、炭酸塩と有機酸により発生する炭酸ガスの泡を浴水中に保持するための技術を種々検討した結果、炭酸塩として炭酸ジアルカリ金属塩を主成分とし、また有機酸として酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸をそれぞれ独立した粒子状態で浴水に投入すると、全く意外にも浴水中で発生する炭酸ガスの泡が極めて微細なものになること、さらにはその極めて微細な泡の発生時間を長く維持でき、浴槽全体が泡で白く濁ったような外観を呈すことから、浴水の外観上も良好な粒状発泡性浴用剤が得られるとともに、十分に高い炭酸ガス濃度が得られることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、炭酸塩及び有機酸を含有する粒状発泡性浴用剤であって、
次の成分(A)及び(B):
(A)平均粒子径が100〜750μmの炭酸ジアルカリ金属塩 20〜70質量%、及び
(B)酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸 30〜80質量%を含有し、
炭酸塩全量中の炭酸ジアルカリ金属塩量が75〜100質量%である粒状発泡性浴用剤を提供するものである。
なお、本発明の粒状発泡性浴用剤は、(A)及び(B)成分がそれぞれ独立の粒子状態で存在するものである。ここで「独立の粒子状態で存在する」とは、それぞれ独立した粒子状態の(A)成分及び(B)成分が浴用剤中に混在していることを意味するものであり、一般的に粉状や顆粒状と呼ばれるものも含む。なお、これは炭酸塩粒子、有機酸粒子及びその他の粒子をコーティングや造粒等せずにそのまま混合したものや、個々の成分を個別に適宜コーティング又は造粒した後混合したものや、個々の成分の一部又は全部を混合した後適宜コーティング又は造粒し更に残りの成分と混合したものを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の粒状発泡性浴用剤を浴水に投入すると、浴槽全体が泡で白く濁ったような外観を呈するほどに極めて微細な泡が発生し、かつその発泡の持続時間は十分に長い。従って、発生した炭酸ガスが十分に浴水中に溶解するため、炭酸ガスの浴水中への溶解量、血行促進効果、温まり感に有利な影響がもたらされるとともに、極めて微細な泡による白く濁った外観により浴用剤投入直後から快適な浴用感が得られる。また、白濁剤として油剤や界面活性剤、無機粉体等の添加を要することなく、白濁状の浴用効果が得られる。すなわち、白濁状の浴用効果が得られるにもかかわらず、その白濁が炭酸ガスによるものであることから、浴槽を汚すことがない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の粒状発泡性浴用剤は、発生する炭酸ガスの泡を白く濁ったような外観を呈するほど微細化する点から、(A)炭酸ジアルカリ金属塩を浴用剤中に20〜70質量%含有する。なお、炭酸ジアルカリ金属塩とは、炭酸塩のうちアルカリ金属を2個有する炭酸塩であり、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムが挙げられるが、炭酸ナトリウム(Na2CO3)が特に好ましい。
【0011】
また、炭酸ジアルカリ金属塩の浴用剤中の含有量は、炭酸ガス発生量及び浴槽全体が泡で白く濁ったような外観を呈するほどに微細な泡を得る点から、さらに30〜60質量%、特に35〜50質量%が好ましい。本発明の粒状発泡性浴用剤は炭酸ジアルカリ金属塩以外の炭酸塩、例えば、炭酸水素塩である炭酸水素ナトリウム(重曹)や二価の金属の炭酸塩等を含有しても良いが、微細な泡を発生させる点で、炭酸塩全量中の炭酸ジアルカリ金属塩量は、75〜100質量%であり、さらに80〜100質量%、特に85〜100質量%であることが好ましい。特に、炭酸塩中の炭酸水素塩量が多くなると、大きな泡になってしまう傾向がある。このため、炭酸ガスの大きな泡の発生を抑制し、白濁状を呈するような微細な泡とするため、炭酸塩全量中の炭酸水素ナトリウム量は、10質量%未満、さらに5質量%未満、特に炭酸水素ナトリウムを実質的に含まないことが好ましい。
【0012】
炭酸ジアルカリ金属塩の平均粒子径は、泡の微細化、泡の持続時間、沈降性等の点から、100〜750μm、さらに200〜600μm、特に250〜500μmであるのが好ましい。平均粒子径は、以下のように測定される。
篩:JIS 標準篩 φ200mm
目開き:上段より、それぞれ2000μm、1400μm、1000μm、710μm、500μm、355μm、250μm、180μm、125μm、90μm、63μm及び45μmの目開きを有する篩の下に受器を有する。
振盪機:篩振盪機Ro−TAP SHAKER DB型(HEIKO SEISAKUSHO)
方法:試料50gを2000μm篩上に載せ、篩振盪機にて5分間分級する。それぞれの篩及び受器上に残留した粒子の質量を測定し、各篩上の該粒子の質量割合(%)を算出する。受器から順に目開きの小さな篩上の該粒子の質量割合を積算していき合計が50%となる粒子径を平均粒子径とする。
【0013】
本発明の粒状発泡性浴用剤においては、特定の炭酸塩を用いることに加えて、有機酸として酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸を配合することが、炭酸ガスの泡を浴水全体が白濁を呈する程度に微細化する点から重要である。なお、本発明の粒状発泡性浴用剤において酒石酸及びリンゴ酸の質量比は、微細な泡を得る点、微細な泡の持続性の点及び保存安定性等の点から100:0〜1:99、更に100:0〜80:20、特に100:0〜50:50であると好ましい。一方、一般的な発泡性浴用剤では炭酸塩と組み合せることのできる有機酸としてコハク酸やフマル酸等が広く使用されているが、これらの有機酸では十分に微細な泡が得られない。従って、本発明の粒状発泡性浴用剤は酒石酸とリンゴ酸以外の有機酸は実質的に含有しない。本発明の粒状発泡性浴用剤において酒石酸とリンゴ酸以外の有機酸の含有量は5質量%未満である。或いは酒石酸とリンゴ酸以外の有機酸を含有しない。このことによって、十分に微細な泡が得られる。
【0014】
酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸の浴用剤中の含有量は、炭酸ガス発生量、微細な泡を得る点及び微細な泡の持続性の点から30〜80質量%であり、さらに40〜70質量%、特に50〜65質量%が好ましい。
【0015】
酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸の平均粒子径は泡の微細化、泡の持続時間、沈降性の点から100〜1000μm、さらに120〜800μm、特に150〜700μmが好ましい。なお、平均粒子径は、炭酸塩と同じ方法にて測定された値である。
【0016】
酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸は、浴用剤中にそのまま配合してもよいし、水溶性高分子、油性成分、非イオン界面活性剤等の界面活性剤によりコーティングしてもよいし、造粒して用いてもよい。
【0017】
水溶性高分子の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ゼラチン、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、デキストリン、デンプン、寒天、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等が挙げられ、中でも水中で膨潤して高粘度の膜を作るという観点から、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースが好ましい。これらは1種又は2種以上用いても良い。また、本発明浴用剤中にこれら水溶性高分子を含有する場合その含有量は、酒石酸及びリンゴ酸の飛散防止効果、及び浴水のぬるつき防止、浴槽の滑り抑制、浴水の増粘防止の点で0.001〜10質量%、特に0.1〜5質量%が好ましい。
【0018】
具体的な油性成分としては、流動パラフィン、白色ワセリン等の鉱物油;ケイヒ油、ベルガモ油、菖蒲油、ラベンダー油、オリーブ油、大豆油、パイン油、ヌカ油、米糠エキス、ホホバ油等の植物性油;イソプロピルミリステート等の脂肪酸エステル及びその他のエステル油;直鎖型、分岐型又は環状シリコーン、ジプロピレングリコール、2−エトキシエタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、トリエチルシトレート等が挙げられる。中でもジプロピレングリコール、2−エトキシエタノール、イソプロピルミリステート、3−メチル−3−メトキシブタノール、トリエチルシトレート、流動パラフィン、ケイヒ油、エステル油が好ましい。これらは1種又は2種以上用いても良い。また、本発明浴用剤中に油性成分を含有する場合その含有量は、酒石酸及びリンゴ酸の飛散防止効果、浴水に添加した際の油浮き防止、ぬるつき防止、また粒子固着防止等の点から、0.01〜10質量%、特に0.2〜2質量%が好ましい。
【0019】
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、例えばグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。本発明浴用剤中に界面活性剤を含有する場合その含有量は、浴水に添加した際の油浮き防止、ぬるつき防止の点から、0.001〜5質量%、さらに0.1〜5質量%、特に0.1〜3質量%が好ましい。
【0020】
また、本発明の粒状浴用剤は、その0.01重量%水溶液の25℃におけるpHが5〜7、特に5.5〜6.5であることが好ましい。pHが5〜7であれば、発生した炭酸ガスが浴水中に溶け込み易く、血行促進等の効果を発揮するからである。
【0021】
本発明においては、本発明の効果を阻害しない範囲で、通常浴用剤に用いられている成分を添加することができる。例えば、硫酸マグネシウム等の無機塩類、ビタミンA等のビタミン類、ペプシン等の蛋白分解酵素、着色料、香料等が挙げられる。
【0022】
本発明の粒状浴用剤は、前記成分を混合することによって製造できる。また、本発明の粒状浴用剤は、浴水に溶解し、炭酸ガスの泡を発生させて使用するのが好ましい。なお、本発明の浴用剤は風呂等の全身浴はもちろん、足浴、腕浴等の部分浴としても使用できる。
【0023】
本発明の粒状浴用剤は、浴水中に溶解した際に極めて微細な泡が大量に発生し、かつその泡が持続する。微細な泡の発生は、浴水150リットル中に40〜60gの浴用剤を溶解した際に、発生した泡により浴水が白濁状を呈することから確認できる。
また、ここで発生する泡の粒子径は、泡が動くので正確な測定は困難であるが、ビデオ撮影により解析したところ概ね20〜100μmであった。泡の大きさは、発生した泡を含む溶液を、対流のない大きさのガラスセル(1mm×5mm×10mm)に閉じ込め、目盛りの付いたスライドガラスと共にビデオ顕微鏡を用いて撮影を行い、得られた画像から測定できる。
【実施例】
【0024】
表1に示す配合で各成分を混合し、粉状発泡性浴用剤を製造した。得られた浴用剤について、浴水に溶解した際の泡状態(大きさ、持続時間)、使用感を評価し、結果を合わせて表1に示す。
【0025】
〔評価方法〕
(1)発泡の持続時間及び泡の大きさ
直径150mm、高さ500mmのアクリル製円筒に40℃の湯6Lを入れ、浴用剤10gを投入し、直径65mmの攪拌羽根をシャフトにつけた攪拌機によって毎分20回転で攪拌しながら均一に溶解させ、浴用剤が発泡しながら溶解する様子を円筒から30cm離れた位置から目視にて観察した。
さらに、円筒の底から300mmの位置に記した直径16mmの大きさの円形の印が見えるまでの時間を発泡の持続時間として評価した。
また、泡の大きさは、浴用剤を投入してから1分後の溶液を、対流のない大きさのガラスセル(1mm×5mm×10mm)に閉じ込め、目盛りの付いたスライドガラスと共にビデオ顕微鏡を用いて撮影を行い、以下の基準で評価した。
大:泡の大きさが1mm以上
中:泡の大きさが100μm以上、1mm未満
小:泡の大きさが100μm未満
(2)使用感
浴用剤40gを150リットルの浴水に投入してから1分後の濁り状態及び泡が消失した時点での浴用剤の溶け残りなどによる浴槽底面でのざらつきの有無及び白濁の様子を確認した。
【0026】
【表1】

【0027】
表1から明らかなように、本発明の粒状発泡性浴用剤はいずれも浴槽全体が白濁するほどの微細な泡の発生時間を長く維持でき、浴槽の底のざらつきもなく使用感が良好であった。また、長期間保管後も包装袋が膨張したり重量が変化する等の事象が起こらず、保存安定性も良好であった。
炭酸ジアルカリ金属塩の含有量の多い比較例1は、炭酸ジアルカリ金属塩が溶け残って浴水の底でざらつきが生じるとともに、泡の量も少なくほとんど白濁しなかった。酒石酸の含有量の多い比較例2は、酒石酸が溶け残って浴槽の底でざらつきが生じるとともに、泡の量も少なくほとんど白濁しなかった。炭酸ジアルカリ金属塩の一部を炭酸水素ナトリウムに置き換えた比較例3や炭酸ジアルカリ金属塩を全部炭酸水素ナトリウムに置き換えた比較例4は、発生した泡が錠剤型浴用剤の泡と比較すると小さいものの浴水全体が白濁を呈するほどではなく(200μm〜2000μm程度)、この大きめの泡のためほとんど白濁しなかった。また泡の持続時間も短かった。酒石酸及びリンゴ酸以外の有機酸(フマル酸)を用いた比較例5は、フマル酸が溶け残って浴槽の底でざらつきが生じるとともに、泡の大きさが大きいためほとんど白濁せず、泡の持続時間も十分でなかった。平均粒子径が100μm未満の炭酸ジアルカリ金属塩を用いた比較例6は、浴水の表面で発泡してしまい、白濁も薄く発泡の持続時間も短いものであった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭酸塩及び有機酸を含有する粒状発泡性浴用剤であって、
次の成分(A)及び(B):
(A)平均粒子径が100〜750μmの炭酸ジアルカリ金属塩 20〜70質量%、及び
(B)酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸 30〜80質量%
を含有し、炭酸塩全量中の炭酸ジアルカリ金属塩量が75〜100質量%である粒状発泡性浴用剤。
【請求項2】
酒石酸、又は酒石酸及びリンゴ酸の平均粒子径が100〜1000μmである請求項1に記載の粒状発泡性浴用剤。
【請求項3】
浴水150リットル中に、40〜60gの浴用剤を溶解した際に、発生した泡によって浴水全体が白濁状を呈する請求項1又は2に記載の粒状発泡性浴用剤。
【請求項4】
酒石酸及びリンゴ酸の質量比(酒石酸:リンゴ酸)が100:0〜1:99である請求項1〜3のいずれか一項に記載の粒状発泡性浴用剤。

【公開番号】特開2011−16752(P2011−16752A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−161547(P2009−161547)
【出願日】平成21年7月8日(2009.7.8)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【Fターム(参考)】