説明

紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置

【課題】放熱性を改善して紫外線源となる半導体素子の性能を向上させることができる紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】紫外線硬化型樹脂を硬化するための紫外線を照射する半導体素子20を備えた紫外線照射ヘッド14であって、紫外線照射ヘッド14は、半導体素子20を保持する中空状の筐体部18、38と、筐体部18、38の内部に空気流を発生させる空気流発生部24、26、28、30と、を備えた構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品等の接着等に使用される紫外線硬化型の樹脂を硬化させる等の用途で紫外線を照射する紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子部品の組み立て作業における紫外線硬化型の樹脂を硬化させる目的等に、紫外線照射装置が利用されている。紫外線硬化型の樹脂を硬化させる紫外線照射装置は、レジスト皮膜の形成や印刷の分野から光ピックアップ等の組立工程における小物部品の接着固定の分野まで広く使用されている紫外線硬化型の樹脂に対して紫外線を照射する目的で利用される。このタイプの紫外線照射装置は、電源回路等を内蔵した装置本体であるコントローラと、紫外線を照射するヘッドと、これらを接続するケーブルと、を備えている。コントローラに紫外線源である高圧水銀ランプや水銀キセノンランプ、メタルハライドランプ等を内蔵し、コントローラとヘッドを接続するケーブルに内蔵された石英ガラス等の光ファイバでヘッドまで紫外線を伝達して、ヘッドから樹脂が塗布された接着部に照射される。
【0003】
このような高圧水銀ランプ等を使用したランプ式の紫外線照射装置では、紫外線源に高圧水銀ランプや水銀キセノンランプを使用しているため、発熱量及び消費電力も大きく、冷却機構が必要で装置が大型化し高価になる上、常時点灯している構造のためエネルギー消費量が大きい、立ち上がり、立ち下がりに時間がかかる、ランプの寿命が短くなる等の欠点があった。加えて、紫外線出力の調整は機械的なシャッタで行われる構造のため、微細な調整が困難である。さらに、ランプが劣化してくるとガラスにクラックが生じることがあり、ガラス管内部に封入した高圧ガスによってガラス管が破裂する危険がある。このため、一定時間経過したランプは必ず交換する必要があり、ランニングコストが高くなることに加えて毎日など定期的に交換の確認作業を行う必要があり、手間がかかっていた。
【0004】
このため、このような問題点を解決するものとして、紫外線源として紫外線発光ダイオードのような半導体素子を使用し、かつ紫外線源を本体のコントローラでなくヘッド側に設けた紫外線照射装置が開発されている。これらの紫外線照射装置は、半導体素子である紫外線発光ダイオードを使用しているため、出力の微調整が可能で高速に動作でき、長寿命で信頼性が高く、かつ低消費電力で使用できるといった優れた特長が得られる。
【特許文献1】特開2006−116922号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来技術は、紫外線発光ダイオードのような半導体素子を紫外線源として使用する紫外線照射装置は、ヘッド側に紫外線発光ダイオードを設ける構成であるため、ヘッド部は紫外線発光ダイオードの発熱を十分に放熱するための放熱機構を備える必要がある。しかしながら、ヘッド部の小型化の要求のためヘッド構造部材を小型化すると、放熱面積が縮小するなど放熱性能が低下して紫外線発光ダイオードの放熱性が低下するという問題がある。紫外線発光ダイオードの放熱性が不十分になると、熱によって紫外線発光ダイオードの性能が低下して、出力低下を招いたり、素子の寿命が短くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、放熱性を改善して紫外線源となる半導体素子の性能を向上させることができる紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願第1発明は、紫外線硬化型樹脂を硬化するための紫外線を照射する半導体素子を備えた紫外線照射ヘッドであって、前記紫外線照射ヘッドは、前記半導体素子を保持する中空状の筐体部と、前記筐体部の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本願第1発明によれば、筐体部の内部には空気流発生部により空気流が発生する。これにより、筐体部が半導体素子を保持していることにより筐体部の内部に熱が発生するが、筐体部の内部にて熱を分散させることができる。これにより、紫外線照射ヘッドの放熱性を高めることができ、半導体素子の信頼性、安定性を高めることができる。
【0009】
本願第2発明は、本願第1発明に記載の紫外線照射ヘッドにおいて、前記空気流発生部は、前記筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、前記シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、前記シャフト部に設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、を有することを特徴とする。
【0010】
本願第2発明によれば、空気流発生部は、筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、シャフト部に設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、で構成されているため、シャフト部を回転駆動部により回転させてプロペラ部を回すことにより、空気流を容易に発生させることができる。また、これらの構成は、筐体部の内部に設けられているため、外観上視認できず、紫外線照射ヘッドの意匠性が低下することを防止できる。
【0011】
本願第3発明は、本願第2発明に記載の紫外線照射ヘッドにおいて、前記筐体部は、前記筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とする。
【0012】
本願第3発明によれば、筐体部には筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔が形成されているため、筐体部の内部と外部とで通気性を高めることができる。これにより、筐体部の内部の熱を、貫通孔を通して外部に放熱することができ、また、筐体部の外部の冷えた空気を筐体部の内部に導くことができ、放熱性を一層向上させることができる。
【0013】
本願第4発明は、本願第3発明に記載の紫外線照射ヘッドにおいて、前記貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されていることを特徴とする。
【0014】
本願第4発明によれば、貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されているため、空気流入孔と筐体部の内部と空気流出孔にわたって空気流が形成され、大きな空気流を作ることができる。この結果、紫外線照射ヘッドの放熱性を大幅に高めることができる。
【0015】
本願第5発明は、紫外線硬化型樹脂を硬化するための紫外線を照射する紫外線照射装置であって、紫外線を照射可能な半導体素子を備えるヘッド部と、前記半導体素子に駆動電力を供給するための電源部を備えるコントローラ部と、前記ヘッド部とコントローラ部とを電気的に接続するための電気信号線を備えるケーブル部と、を有し、前記ヘッド部は、前記半導体素子を固定する筐体部と、前記筐体部の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
本願第5発明によれば、筐体部の内部には空気流発生部により空気流が発生する。これにより、筐体部が半導体素子を保持していることにより筐体部の内部に熱が発生するが、筐体部の内部にて熱を分散させることができる。これにより、ヘッド部の放熱性を高めることができ、半導体素子の信頼性、安定性を高めることができる。この結果、紫外照射装置の性能を高めることができる。
【0017】
本願第6発明は、本願第5発明に記載の紫外線照射装置において、前記空気流発生部は、前記筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、前記シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、前記シャフトに設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、を有することを特徴とする。
【0018】
本願第6発明によれば、空気流発生部は、筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、シャフト部に設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、で構成されているため、シャフト部を回転駆動部により回転させてプロペラ部を回すことにより、空気流を容易に発生させることができる。また、これらの構成は、筐体部の内部に設けられているため、外観上視認できず、ヘッド部の意匠性が低下することを防止できる。
【0019】
本願第7発明は、本願第6発明に記載の紫外線照射装置において、前記筐体部は、前記筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とする。
【0020】
本願第7発明によれば、筐体部には筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔が形成されているため、筐体部の内部と外部とで通気性を高めることができる。これにより、筐体部の内部の熱を、貫通孔を通して外部に放熱することができ、また、筐体部の外部の冷えた空気を筐体部の内部に導くことができ、ヘッド部の放熱性を一層向上させることができる。
【0021】
本願第8発明は、本願第7発明に記載の紫外線照射装置において、前記貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されていることを特徴とする。
【0022】
本願第8発明によれば、貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されているため、空気流入孔と筐体部の内部と空気流出孔にわたって空気流が形成され、大きな空気流を作ることができる。この結果、ヘッド部の放熱性を大幅に高めることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、放熱性を改善して紫外線源となる半導体素子を熱から保護し、ひいては半導体素子の性能を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
次に、本発明の一実施形態に係る紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置について、図面を参照して説明する。
【0025】
図1に示すように、紫外線照射装置10は、コントローラ部12と、紫外線照射ヘッド14と、両者を電気的に接続するケーブル部16と、で構成されている。コントローラ部12は、紫外線照射ヘッド14の紫外線源を駆動するための電源部(図示省略)、後述のUVLED20の発光及び後述の駆動モータ26の駆動を制御する制御部、設定内容等を表示させる表示部、紫外線照射条件等を設定する設定部などを備え、ケーブル部16を介して紫外線源(UVLED20)及び駆動モータ26の駆動信号(電気信号)を紫外線照射ヘッド14に対して送信する。
【0026】
図2及び図3に示すように、紫外線照射ヘッド14は、円筒状の外側筐体部18を備えている。この外側筐体部18の内部には、内側筐体部38が設けられている。このように、紫外線照射ヘッド14は、2種類の筐体部で構成された2重構造になっている。内側筐体部38の軸方向一方側端部近傍の内部には、紫外線硬化型樹脂を硬化させるための紫外線を発する紫外線源として半導体素子であるUVLED20が位置決め固定されている。また、図4に示すように、内側筐体部38の軸方向一方側端部近傍の内部には、UVLED20からの紫外線を集光、偏光するためのレンズ22が設けられている。
【0027】
図1に示すように、紫外線照射ヘッド14の外側筐体部18の軸方向他方側端部近傍の内部には、上述したケーブル部16が接続されている。また、図2、図3及び図6に示すように、内側筐体部38の内部であってUVLED20とケーブル部16の接続端との間の少なくとも一部の領域には、シャフト24が設けられている。このシャフト24は、内側筐体部38の内部の軸受36により回転可能に支持されている。また、内側筐体部38の内部には、シャフト24を回転駆動させる駆動モータ26が設けられている。なお、シャフト24の軸方向一方側端部は、UVLED20の近傍に位置している。また、シャフト24の軸方向他方側端部は、駆動モータ26の回転軸に接続されている。
【0028】
シャフト24の軸方向一方側端部の近傍には、空気流を発生させるための第1プロペラ部28が設けられている。第1プロペラ部28は、シャフト24の回転と共に回転する。図5に示すように、第1プロペラ部28は、3枚の羽根部28A、28B、28Cがシャフト24の外周にわたって取り付けられて、構成されている。図2及び図3に示すように、第1プロペラ部28は、空気をシャフト24の軸方向一方側端部から軸方向他方側端部に向けて流す機能を有している。また、シャフト24の軸方向他方側端部側には、空気流を発生させるための第2プロペラ部30が設けられている。第2プロペラ部30は、シャフト24の回転と共に回転する。第2プロペラ部30は、第1プロペラ部28と同様に、3枚の羽根部(図示省略)がシャフト24の外周にわたって取り付けられて、構成されている。第2プロペラ部30は、空気をシャフト24の軸方向一方側端部から軸方向他方側端部に向けて流す機能を有している。
【0029】
なお、紫外線照射ヘッド14には、ヘッドの種別に関するヘッド種別情報を保持するメモリ、ヘッドを他のヘッド部と区別するための識別情報を表示する識別部など、が内蔵されている。
【0030】
図2及び図3に示すように、外側筐体部18の第1プロペラ部28の近傍には、外側空気吸引孔32が形成されている。また、内側筐体部38の第1プロペラ部28の近傍には、内側空気吸引孔40が形成されている。外側空気吸引孔32は、内側空気吸引孔40の径方向外側に内側空気吸引孔40に対して重なるようにして設けられている。また、外側空気吸引孔32と内側空気吸引孔40は、外側筐体部18及び内側筐体部38の内部と外部とを連通する1つの貫通孔として機能する。なお、外側空気吸引孔32と内側空気吸引孔40は、外側筐体部18及び内側筐体部38の外周方向に沿って複数形成されていることが好ましい。
【0031】
また、外側筐体部18の第2プロペラ部30の近傍には、外側空気排出孔34が形成されている。また、内側筐体部38の第2プロペラ部28の近傍には、内側空気排出孔42が形成されている。外側空気排出孔34は、内側空気排出孔42の径方向外側に内側空気排出孔42に対して重なるようにして設けられている。外側空気排出孔34と内側空気排出孔42は、外側筐体部18及び内側筐体部38の内部と外部とを連通する1つの貫通孔として機能する。なお、外側空気排出孔34と内側空気排出孔42は、外側筐体部18及び内側筐体部38の外周方向に沿って複数形成されていることが好ましい。
【0032】
本発明の一実施形態に係る紫外線照射ヘッド及び紫外線照射装置の作用及び効果について説明する。
【0033】
図2及び図3に示すように、コントローラ部12の制御部からの制御信号を受けてUVLED20が発光するとともに、駆動モータ26が駆動する。これにより、UVLED20から紫外線が放射され、紫外線が紫外線硬化樹脂に照射されることにより紫外線樹脂が硬化する。
【0034】
また、駆動モータ26が駆動すると、シャフト24が回転する。シャフト24が回転することにより、第1プロペラ部28及び第2プロペラ部30がシャフト24と共に回転する。第1プロペラ部28及び第2プロペラ部30がシャフト24と共に回転すると、外側筐体部18の外部から外側空気吸引孔32及び内側空気吸引孔40を介して内側筐体部38の内部に空気が入り込み、第1プロペラ部28から第2プロペラ部30に向けて流れる。そして、内側筐体部38の内部に入り込んだ空気は、第2プロペラ部30を通過した後、内側筐体部38の内部から内側空気排出孔42及び外側空気排出孔34を介して外側筐体部18の外部に排出される。このように、第1プロペラ部28及び第2プロペラ部30がシャフト24と共に回転することにより、内側筐体部38(シャフト24)の軸方向に沿って進む空気流が発生する。そして、外側筐体部18の外部から内部に取り込んだ空気は、空気流となって内側筐体部38の内部から外側筐体部18の外部に排出される。
【0035】
ここで、UVLED20から紫外線を照射し続けると、UVLED20が発熱し、この熱が紫外線照射ヘッド14の内側筐体部38の内部に広がっていくが、上述したように、内側筐体部38の内部には、空気流が発生しているため、UVLED20から発生した熱は、空気流と共に外側筐体部18の外部に放出される。これにより、外側筐体部18及び内側筐体部38の内部に、熱がこもることがなくなり(放熱性を高めることができ)、UVLED20が熱による悪影響を受けることを防止できる。この結果、半導体素子であるUVLED20の信頼性、安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本願発明の一実施形態の紫外線照射装置の構成図である。
【図2】本願発明の一実施形態の紫外線照射装置の紫外線照射ヘッドの内部の構成を示した図である。
【図3】本願発明の一実施形態の紫外線照射装置の紫外線照射ヘッドの要部の構成を示した図である。
【図4】図2のA−A間の側面図である。
【図5】図3のB−B間の断面図である。
【図6】図3のC−C間の断面図である。
【符号の説明】
【0037】
10 紫外線照射装置
12 コントロール部
14 紫外線照射ヘッド(ヘッド部)
16 ケーブル部
18 外側筐体部(筐体部)
20 UVLED(半導体素子)
24 シャフト(シャフト部、空気流発生部)
26 駆動モータ(回転駆動、空気流発生部)
28 第1プロペラ部(プロペラ部、空気流発生部)
30 第2プロペラ部(プロペラ部、空気流発生部)
32 外側空気吸引孔(貫通孔、空気流入孔)
34 外側空気排出孔(貫通孔、空気流出孔)
38 内側筐体部(筐体部)
40 内側空気吸引孔(貫通孔、空気流入孔)
42 内側空気排出孔(貫通孔、空気流出孔)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線硬化型樹脂を硬化するための紫外線を照射する半導体素子を備えた紫外線照射ヘッドであって、
前記紫外線照射ヘッドは、前記半導体素子を保持する中空状の筐体部と、前記筐体部の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、を備えたことを特徴とする紫外線照射ヘッド。
【請求項2】
前記空気流発生部は、前記筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、前記シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、前記シャフト部に設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射ヘッド。
【請求項3】
前記筐体部は、前記筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とする請求項2に記載の紫外線照射ヘッド。
【請求項4】
前記貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の紫外線照射ヘッド。
【請求項5】
紫外線硬化型樹脂を硬化するための紫外線を照射する紫外線照射装置であって、
紫外線を照射可能な半導体素子を備えるヘッド部と、前記半導体素子に駆動電力を供給するための電源部を備えるコントローラ部と、前記ヘッド部とコントローラ部とを電気的に接続するための電気信号線を備えるケーブル部と、を有し、
前記ヘッド部は、前記半導体素子を固定する筐体部と、前記筐体部の内部に空気流を発生させる空気流発生部と、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置。
【請求項6】
前記空気流発生部は、前記筐体部の内部に回転可能に設けられたシャフト部と、前記シャフト部を回転駆動する回転駆動部と、前記シャフトに設けられ回転により空気流を発生させるプロペラ部と、を有することを特徴とする請求項5に記載の紫外線照射装置。
【請求項7】
前記筐体部は、前記筐体部の内部と外部との間で空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とする請求項6に記載の紫外線照射装置。
【請求項8】
前記貫通孔は、空気流の上流側に位置する空気流入孔と、空気流の下流側に位置する空気流出孔と、で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の紫外線照射装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−292029(P2009−292029A)
【公開日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−147474(P2008−147474)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【出願人】(505075983)有限会社ジェイアイエンジニアリング (7)
【出願人】(508168170)株式会社ブライテック (1)
【Fターム(参考)】