説明

組み立て式容器の組立てセットおよび組み立て式容器

【課題】 組立ての自由度が高く、かつ、組立てが容易な組立式容器を提供する。
【解決手段】 略方形の板体である主板の上面に嵌合部を設けた底板ピース221と、下面に嵌合部を設けた底板結合ピース225を有し、略方形の板体である主板の下部と上部とに嵌合部を設けた側板ピース231と、縦置き状態における該側板ピースの高さと対応する高さを有し、下部と上部とに嵌合部を設けた側板間補助ピース241と、下部に嵌合部を設けた上部結合ピース250と、を有し、底板ピース221の周囲に、側板ピース231および側板間補助ピース241を交互にこれらの嵌合部により嵌合して側板を立設し、側板ピース231と側板間補助ピース241との隣接部の上部において、上部結合ピース250をこれらの嵌合部により嵌合して、組み立てられた組み立て式容器210。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、植栽、緑化、または栽培等に用いることのできる組立・解体自在な組み立て式容器に関する。
【背景技術】
【0002】
現代社会では、個人住宅空地、ベランダ、ビル屋上、公団住宅空地およびベランダ、学校、幼稚園、マンション他、様々な場所において省スペースで手軽に緑化するための植栽用プランター、廃棄物収容容器等への需要がある。そのような植栽用プランターは、手軽に設置・利用するために移動可能であることが望ましく、また、学校、幼稚園での実体験教育、団塊世代の趣味と実益、菜園での実体験と家族の交流等、多種多様な場面での使用における要求を満たすことが求められている。
【0003】
特許文献1に記載の考案は、建物の屋上等で野菜や草花を栽培しているが、その栽培容器は発泡スチロールの箱・ミカン箱等の廃物容器又は合成樹脂製のプランター等を使用していることが多いので、容器が腐朽して見苦しい状況が多いという課題を解決するために、日曜大工で1人でも任意の大きさ・形の組立が可能な耐久性のある植物栽培容器を考案するため、栽培容器を耐久性・可搬型の基本ピースA・B・Cの3種類に分解して製造し、任意の大きさ・形の植物栽培容器を組み立てていき、材料はコンクリート又はFRPを使用するものである。
【0004】
特許文献2に記載の発明は、空洞コンクリートブロックを使用した堅牢で組立・解体が容易な組立式ピース植栽プランターを提供するため、組立式ブロック植栽プランター20は、矩形の基底板2と、高さ2〜10cmの柱状突起片3が2個(3a、3b)上面に固着されるとともに前記基底板2の上面縁部に沿って連設された複数枚の長方形金属板4(6枚使用)と、前記長方形金属板4の各柱状突起片3に嵌合することで垂設される複数本のパイプ支柱7(12本使用)と、前記パイプ支柱7に空洞穴部分8を挿通しつつ積層してプランターの壁面W1、W2、W3、W4を形成する規格化された空洞コンクリートブロック1(12個使用)と、からなり、組立、解体が容易で、一方の壁面のみを取り外して開口し、土壌を横に排出することで内部土壌や植木の根の状態を調べたり、植え替え等の作業が容易に行える構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平5−67242号公報
【特許文献2】特開2000−125669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のものは、コンクリート製のブロックでは重量のため一つのブロックの大きさが限定されて、実際には組立が煩雑で容易に組み立てられるとは言い難いものであった。また、FRPを使用するにしても、各ブロックの接合強度を得るのが難しく実施が困難であった。さらに、組立のための凸部が植物栽培容器の内部にあるため、土のかき出しや攪拌が難しかったり、凹部の排水ができなかったりという問題があった。特許文献2に記載のものは、組立て後の全体の大きさが一枚の基底板の大きさに依拠してしまうため、汎用性に乏しく、広い範囲にわたる利用可能性に限界があった。また、防虫性、遮光性を確保するためには、網とビニールをかぶせなければならず、追加の施工等が面倒であった。
【0007】
そこで本発明は、組立ての自由度が高く、かつ、組立てが容易な組立式容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題に鑑み、本発明は、略方形の板体である主板の横置き状態における上面に嵌合部を設けた底板ピースと、略方形の板体である主板の縦置き状態における下部と上部とに嵌合部を設けた側板ピースと、縦置き状態における該側板ピースの高さと対応する高さを有し、下部と上部とに嵌合部を設けた側板間補助ピースと、下部に嵌合部を設けた上部結合ピースと、を有し、各ピースが各々の嵌合部同士の凹凸による嵌合をもって着脱自在になされる組み立て式容器の組立てセットである。
【0009】
上記本発明において、前記底板ピースの主板よりも小さな板状部材の横置き状態における下面に嵌合部を設けた底板結合ピースを有することが好ましい。
【0010】
上記本発明において、前記上部結合ピースが、嵌合部が直線状に配置された直線結合ピースと、嵌合部が直角に交差した線上に配置された角部結合ピースと、からなることが好ましい。
【0011】
上記本発明において、前記側板ピースが、該側板ピースの主板の両側部に、嵌合部を除いた高さ方向に亘って切り欠かれる切欠き部を有し、前記側板間補助ピースが、嵌合部を除いた高さ方向に亘って略W字状の断面形状であることにより、それぞれが前記切欠き部と掛合し、直角をなして相対する第一谷部と第二谷部とを有することが好ましい。
【0012】
上記課題に鑑み、本発明は、略方形の板体である主板の横置き状態における上面に嵌合部を設けた底板ピースと、略方形の板体である主板の縦置き状態における下部と上部とに嵌合部を設けた側板ピースと、縦置き状態における該側板ピースの高さと対応する高さを有し、下部と上部とに嵌合部を設けた側板間補助ピースと、下部に嵌合部を設けた上部結合ピースと、を有し、前記底板ピースの周囲に、前記側板ピースおよび前記側板間補助ピースを交互にこれらの嵌合部により嵌合して側板を立設し、前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部の上部において、前記上部結合ピースをこれらの嵌合部により嵌合して、組み立てられた組み立て式容器である。
【0013】
上記本発明において、
前記底板ピースの主板よりも小さな板状部材の横置き状態における下面に嵌合部を設けた底板結合ピースを有し、複数枚の前記底板ピースを平面上に整列し、該底板ピースの各々の交差点において前記底板結合ピースをこれらの嵌合部により嵌合して一体的な底板となし、該底板の周囲に、前記側板ピースおよび前記側板間補助ピースを交互にこれらの嵌合部により嵌合して側板を立設して、組み立てられることが好ましい。
【0014】
上記本発明において、前記上部結合ピースが複数個の嵌合部が直線状に配置された直線結合ピースと、複数個の嵌合部が直角に交差した線上に配置された角部結合ピースと、からなり、前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、直線部においては、上部に前記直線結合ピースを嵌合し、前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、角部においては、上部に前記角部結合ピースを嵌合して、組み立てられることが好ましい。
【0015】
上記本発明において、前記側板ピースが、該側板ピースの主板の両側部に、嵌合部を除いた高さ方向に亘って切り欠かれる切欠き部を有し、前記側板間補助ピースが、嵌合部を除いた高さ方向に亘って略W字状の断面形状であることにより、それぞれが前記切欠き部と掛合し、直角をなして相対する第一谷部と第二谷部とを有し、前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、角部においては、一つの前記側板間補助ピースの前記第一谷部と前記第二谷部とがそれぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合し、前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、直線部においては、二つの前記側板間補助ピースが、一方の前記側板間補助ピースの前記第一谷部と他方の前記側板間補助ピースの前記第二谷部とを外側にして対称に隣接し、外側の前記第一谷部と前記第二谷部とにより、それぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合して、組み立てられることが好ましい。
【0016】
上記本発明において、二枚の前記側板ピースが内角270度で隣り合うことによる凹角部を有し、該凹角部において、三つの前記側板間補助ピースが、それぞれ前記第一谷部および前記第二谷部を外側にして90度ずつ回転配置されて隣接し、外側に位置する二つの前記側板間補助ピースのそれぞれにおける外側の前記第一谷部と前記第二谷部とが、それぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合して、組み立てられることが好ましい。
【0017】
本発明は、各部材の組み合わせ数を増減することにより、所定の部材から、所望の大きさ・形状のものを自在に得ることができる組み立て式容器である。例えば、前記底板ピース一枚をもって前記底板とし、前記側板ピース一枚をもって前記側板とし、前記底板と前記側板四枚と前記側板間補助ピースとにより組み立てると、本発明における最小限の構成である組み立て式容器を得ることとなる。ここで、直線部においては、一つの直線部につき、前記側板間補助ピースを二個ずつ用いることとなる。なお、本発明は、これらの部材の形状や組み合わせ方に関するものであって、組立て方の順番を構成要素とするものではない。
【0018】
前記側板間補助ピースの「略W字状の断面形状」とは、一方向に第一谷部と第二谷部とを有することを意味し、これらの反対側にある「略W字状」の一つの谷部を構成要件とするものではない。また、「断面形状」とは外形形状であることを指し、中空形状である場合も含む。
【0019】
また、本発明は、左右に対向する前記側板の各々の上方に立設され、天井で左右方向に横架する複数の逆U字形状の骨部材と、複数の該骨部材の上面から前後左右の側面まで覆設される防水シートおよび/または網シートと、を備え、前記防水シートおよび/または前記網シートの側面が、その下端から上方まで開閉自在な縦スリットを複数個有することにより、複数のカーテン部に分割され、該カーテン部ごとに上下方向に開閉自在であることを特徴として好ましい。
【0020】
前記縦スリットの開閉にはファスナーが好適であるが、これに限らず、スナップボタン等の係止手段を用いることができる。
【0021】
本発明の各ピースは、プラスチック製であることが好ましい。ここでいうプラスチックとは各種の合成樹脂等を含むが、例えばPP材が好ましい。また、その他各種鋼板も用いることができる。植栽容器である組み立て式容器、廃棄物収容容器である組み立て式容器、遊び場である組み立て式容器が好ましい。
【発明の効果】
【0022】
本発明による組み立て式容器は、底板ピース、底板結合ピース、側板ピース、側板間補助ピース、および上部結合ピースのみから組み立てることが可能であり、組立て容易であるばかりでなく、部品の共通化により製造コストを低く抑えることができる。
【0023】
本発明による組み立て式容器は、各部材の嵌合部による嵌め込みで可能なため、ボルト等の締結部品や工具を別途使用することなく、非常に容易に組み立てることが可能であり、また、安全性も向上する。
【0024】
本発明による組み立て式容器は、使用する底板ピースおよび側板ピースの組み合わせ枚数の増減により、組み立て式容器全体のサイズや形状を任意に選択することができる。例えば、底板ピースを一枚、側板ピースを前後左右一枚ずつ組み合わせると最小限の構成となる組み立て式容器を得ることができる。また、組み合わせ枚数を増やせば組み立て式容器を大きくすることができる。
【0025】
側板ピースによる側板の立設において、側板ピースの間に側板間補助ピースを汎用的に用いることにより、部材の共通化を図りつつも、組立の自由度が向上する。すなわち、側板ピース同士が直線的に隣り合う場合には、側板間補助ピースを二つ使用して結合することができ、側板ピース同士が内角90度で隣り合う場合には、側板間補助ピースを一つ使用して結合することができ、側板ピース同士が内角270度で隣り合う場合には、側板間補助ピースを三つ使用して結合することができる。
【0026】
本発明による組み立て式容器は簡易な構造であるため、組立・分解が容易であり、移動にも便利であり、多様な場所に設置することができる。また、簡易な構造であることは、例えば温室として使用するなどの多様な用途にも好適であり、多種多様な社会の要求を満たすことができる。具体的には、骨部材と、開閉自在なカーテン部を有する防水シートおよび/または網シートとを備えることにより、組み立て式容器上を温室化し、この中の環境を適宜調整することが容易となる。植栽容器、子供の遊び場や廃棄物を収容する容器にも適用可能であり、産業上の利用範囲が広い。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施形態1による組み立て式容器110の斜視図である。
【図2】同実施形態による組み立て式容器110の平面図である。上部結合ピース150の図示は省略している。
【図3】同実施形態による組み立て式容器110の側面図である。上部結合ピース150の図示は省略している。
【図4】(a)は同実施形態による底板ピース121の平面図である。(b)は同底板ピース121の側面図である。
【図5】(a)は同実施形態による底板結合ピース125の平面図である。(b)は同底板結合ピース125の側面図である。(c)は同底板結合ピース125の斜視図である。斜視図は補強フランジ126aのうち格子状の部分の図示を省略している。
【図6】(a)は同実施形態による側板ピース131の平面図である。(b)は同側板ピース131の正面図である。(c)は同側板ピース131の側面図である。
【図7】(a)は同実施形態による側板間補助ピース141の平面図である。(b)は同側板間補助ピース141の正面図である。(c)は同側板間補助ピース141の斜視図である。
【図8】(a)は同実施形態による直線結合ピース151の平面図である。(b)は同直線結合ピース151の正面図である。(c)は同直線結合ピース151の斜視図である。
【図9】(a)は同実施形態による角部結合ピース161の平面図である。(b)は同角部結合ピース161の側面図である。(c)は同角部結合ピース161の斜視図である。
【図10】実施形態2による組み立て式容器210の斜視図である。上部結合ピース250の図示は省略している。
【図11】同実施形態による凹角部の結合の様子を示す平面図である。凹角部結合ピース271の図示は省略している。
【図12】(a)は同実施形態による凹角部結合ピース271の平面図である。(b)は同凹角部結合ピース271のA−A線の断面図である。
【図13】実施形態3による組み立て式容器310の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下に、本発明の実施形態1による組み立て式容器の組立てセット100(組立てセットに分解したもので番号は図示略)および組み立て式容器110について図1〜図9を参照して説明する。本発明は、プランター、廃棄物収容容器、子供の遊び場(砂遊び等)に適用可能である。
【0029】
組み立て式容器110は、組み立て式容器の組立てセット100を組み立てたものであり、底板120と側板130を有し、上方が開口した略箱体の形状を有する。組み立て式容器の組立てセット100は、底板ピース121、底板結合ピース125、側板ピース131、側板間補助ピース141、および上部結合ピース150からなる。上部結合ピース150として、直線結合ピース151および角部結合ピース161がある。以下、各部材について説明する。
【0030】
底板ピース121は、図4に示すように、平面視で正方形である主板122と、主板122に設けられた嵌合部123とを有する。主板122は、厚み4mmで500mm×500mmの正方形の板材122aと、下面に設けられる補強フランジ122bとを有する。補強フランジ122bは、嵌合部123のための厚みを確保しつつ、軽量化と強度確保を図るためのものである。嵌合部123は、主板122の横置き状態における上面の端辺付近に設けられる角状の非貫通の穴であり、一つの端辺につき四つずつ設けられる。嵌合部123は、主板122の角部においては隣り合う端辺に共通の穴として設けるため、一つの底板ピース121に合計12個が設けられる。嵌合部123は、嵌合部123の中心が主板122の端辺から37.5mm離れた位置に設けられる。また、主板122の一つの端辺のうち、角部でない位置に設けられる二つの嵌合部123の中心間の距離は160mmである。
【0031】
底板結合ピース125は、図5に示すように、底板ピース121の主板122よりも小さな主板126と、主板126の下面に設けられた嵌合部127とを有する。主材126は、150mm×150mmの部材の角部を切り欠いた形状であり、下面に厚みと強度を確保するための補強フランジ126aが設けられている。嵌合部123は、補強フランジ126aの下面よりも下方に突設する、底板ピース121の嵌合部127と掛合する角状の突起である。隣り合う嵌合部127の中心間の距離は、それぞれ75mmである。
【0032】
側板ピース131は、図6に示すように、立設して使用される主板132と、主板132の上面に設けられた上部嵌合部134と、主板132の下面に設けられた下部嵌合部135と、を有する。主板132は、厚み4mmで幅400mm×高さ550mmの長方形の板材132aと、板材132aの上端部から外側に水平に立設する上部接合フランジ132bと、板材132aの下端部から外側に水平に立設する下部接合フランジ132cと、板材132aの一面において外側に立設する格子状の補強フランジ132dと、を有する。主板132の両側部には、外側が切り欠かれた切欠き部133a,133bが設けられる。切欠き部133a,133bの大きさは25mm×25mmである。上部接合フランジ132bの両側部には、長穴形状の上部嵌合部134がそれぞれ設けられる。上部嵌合部134は、切欠き部133a,133bに対応する位置であって、切欠き部133a,133bの端面から上部嵌合部134の中心までの距離が25mmの位置にそれぞれ設けられる。下部接合フランジ132cには、底板ピース121の嵌合部123と嵌合する形状の角状の突起である二つの下部嵌合部135が設けられる。二つの下部嵌合部135は、それぞれの中心間の距離が160mmとして設けられる。また、上部接合フランジ132bおよび下部接合フランジ132cには、フレーム穴136a,136bが二つ設けられる。このフレーム穴136a,136bは、実施形態2の防水シートのフレームのためであり後述する。
【0033】
側板間補助ピース141は、図7に示すように、側板ピース131の主板132と同じ高さ550mmの長尺部材である主材142と、主材142の上面に設けられた上部嵌合部143aと、主材142の下面に設けられた下部嵌合部143bと、を有する。主材142は、それぞれ長方形の平面形状を有し、互いに直交する第一部材142aおよび第二部材142bと、第一部材142aおよび第二部材142bの間に設けられ、これらよりも小さな正方形の平面形状を有する中央部材142cと、からなる。これにより、側板間補助ピース141は、平面視で一方向に段々を有する略W字状となり、第一部材142aおよび中央部材142cの間に直角に切り欠かれる第一谷部144aと、第二部材142bおよび中央部材142cの間に直角に切り欠かれる第二谷部144bとが形成される。第一谷部144aおよび第二谷部144bの形状は側板ピース131の切欠き部133a,133bと掛合する形状であって、第一谷部144aおよび第二谷部144bは互いに直角をなして相対することとなる。第一部材142a、第二部材142b、および中央部材142cはそれぞれ、中空に形成されており、内部に補強フランジが適宜設けられている。また、第一部材142aおよび第二部材142bの直交部分は切欠かれている。第一部材142aおよび第二部材142bの上面には、長穴形状の上部嵌合部143aがそれぞれ設けられる。それぞれの上部嵌合部143aは長穴形状の長軸が直交して配置される。中央部材142cの下部には、底板ピース121の嵌合部123と嵌合する形状の角状の突起である下部嵌合部143bが設けられる。
【0034】
直線結合ピース151は、上部結合ピース150の一つであり、組み立て式容器110において側板ピース131が直線状に並ぶ部分のつなぎとして上部に使用される結合部材である。直線結合ピース151は、図8に示すように、接合保持部152,153,154と、嵌合部155とを一体的に有する形状である。直線結合ピース151の周囲には組み立ての際の把持性向上のためにフランジが設けられている。接合保持部152および接合保持部153と接合保持部154は対向しており、組み立て使用時においては、これらによって側板ピース131および側板間補助ピース141を挟持することとなる。接合保持部152および接合保持部153は左右対称に対向しており、これにより、組み立て使用時において、二つの側板間補助ピース141を挟持することができる。接合保持部154は掛合凸部154aを有しており、これにより、組み立て使用時において、側板間補助ピース141の形状と掛合し、土圧による側板間補助ピース141の変形を規制することができる。嵌合部155は、側板ピース131の上部嵌合部134および側板間補助ピース141の上部嵌合部143aの長穴形状と嵌合する長円形状の突起であり、直線上に四つが配列される。
【0035】
角部結合ピース161は、上部結合ピース150の一つであり、組み立て式容器110において側板ピース131が直角をなして並ぶ角部のつなぎとして上部に使用される結合部材である。角部結合ピース161は、図9に示すように、接合保持部162,163と、嵌合部164とを一体的に有する形状である。角部結合ピース161の周囲には組み立ての際の把持性向上のためにフランジが設けられている。接合保持部162および接合保持部163は対向しており、組み立て使用時においては、これらによって側板ピース131および側板間補助ピース141を挟持することとなる。嵌合部164は、側板ピース131の上部嵌合部134および側板間補助ピース141の上部嵌合部143aの長穴形状と嵌合する長円形状の突起であり、二つずつが直線上に並び、さらにこれらが直交して四つが配列される。なお、外側の二つの嵌合部164は、側板ピース131の上部嵌合部134の形状に対して部分的にのみ形成されているが、部品の小型化を図ることによるものである。
【0036】
底板ピース121、底板結合ピース125、側板ピース131、側板間補助ピース141、直線結合ピース151、および角部結合ピース161の各ピースはポリプロピレン製であるが、これに限られず、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラート、アクリル樹脂、その他、ガラス繊維やプラスチック繊維等を加えた強化プラスチックを含む合成樹脂製として好適である。また、ステンレスやアルミ等の鋼板を用いることもできる。
【0037】
組み立て式容器110の組立て方法について図1〜図3を参照して説明する。まず、底板ピース121を平面上に整列し、四枚の底板ピース121の各々の交差点において底板結合ピース125を嵌合して底板120となす。この嵌合は、四枚の底板ピース121の嵌合部123のうち、その交差点に直近の嵌合部123と、底板結合ピース125の嵌合部127とにより行う。
【0038】
つぎに底板120の周囲に、側板ピース131および側板間補助ピース141を交互に嵌合して四枚の側板130を立設する。この嵌合は、底板120の端辺に位置する底板ピース121の嵌合部123と、側板ピース131の下部嵌合部135または側板間補助ピース141の下部嵌合部143bとにより行う。側板ピース131が直線部に連なる箇所においては、その間に二つの側板間補助ピース141を、それぞれの第一部材142aと第二部材142bとを隣接させて設け、外側に位置する第一谷部144aと第二谷部144bとにより、それぞれ隣接する側板ピース131の切欠き部133a,133bと掛合させる。側板ピース131が角部に連なる箇所においては、その間に一つの側板間補助ピース141を設け、一つの側板間補助ピース141の第一谷部144aと第二谷部144bとがそれぞれ隣接する側板ピース131の切欠き部133a,133bと掛合させる。
【0039】
最後に、側板ピース131と側板間補助ピース141との隣接部のうち、直線部においては、上部に直線結合ピース151を嵌合し、側板ピース131と側板間補助ピース141との隣接部のうち、角部においては、上部に角部結合ピース161を嵌合する。これらの嵌合は、直線結合ピース151の嵌合部155または角部結合ピース161の嵌合部164と、側板ピース131の上部嵌合部134または側板間補助ピース141上部嵌合部143aとにより行う。組み立て状態において、側板ピース131の一つの下部に水抜き穴(図示略)を設けるとよい。なお、上記は組立て例であり、使用する部材の個数や組み付ける順番はこれに限られない。また、各ピースの接合にはU字型クリップ等を補助的に用いてもよい。
【0040】
実施形態1による組み立て式容器の組立てセット100および組み立て式容器110の効果について説明する。組み立て式容器110は、底板ピース121、底板結合ピース125、側板ピース131、側板間補助ピース141、直線結合ピース151および角部結合ピース161のみから所望の大きさに組み立てることが可能である。直線部および角部の結合には、側板間補助ピース141を共通して使用することができるため、組立て容易であるばかりでなく、部品の共通化により製造コストを低く抑えることができる。この組み立ては、各部材の嵌合部による嵌め込みにより可能なため、ボルト等の締結部品や工具を別途使用することなく、非常に容易に組み立てることが可能であり、また、安全性も向上する。
【0041】
以下、本発明の実施形態2による組み立て式容器の組立てセット200(組立てセットに分解したもので番号は図示略)および組み立て式容器210について図10〜図12を参照して説明する。実施形態2は、実施形態1の組み立て式容器110において、内角270度の凹角部を作成して組み立てた組み立て式容器210と、このための組み立て式容器の組立てセット200である。組み立て式容器の組立てセット200の上部結合ピース250は、直線結合ピース251と凸角部結合ピース261の他、凹角部結合ピース271を有することとなる。ここで、凸角部結合ピース261は実施形態1の角部結合ピース161と同じものである。その他、組み立て式容器の組立てセット200および組み立て式容器210に含まれる各部材については、特に示さない限り実施形態1の説明を援用し、番号を200番台とし、詳細な図示を省略する。
【0042】
凹角部結合ピース271は、上部結合ピース250の一つであり、組み立て式容器210において側板ピース231が内角270度の凹角部のつなぎとして上部に使用される結合部材である。凹角部結合ピース271は、図12に示すように、接合保持部272,273,274,275と、嵌合部276とを一体的に有する形状である。凹角部結合ピース271の周囲には組み立ての際の把持性向上のためにフランジが設けられている。接合保持部272,273,274はそれぞれ接合保持部275と対向しており、組み立て使用時においては、これらによって側板ピース231および側板間補助ピース241を挟持することとなる。
【0043】
組み立て式容器210の凹角部の組立ての方法について図10、図11を参照して説明する。凹角部には三枚の底板ピース221をそれぞれ直交させて平面上に並べることとなる。この凹角部には三つの側板間補助ピース241を、対応する位置にある底板ピース221の嵌合部223に嵌合させて組み立てる。三つの側板間補助ピース241は、それぞれ第一谷部244aおよび第二谷部244bを外側にして90度ずつ回転配置して隣接させる。すなわち、一つの側板間補助ピース241の第一部材242aと第二部材242bとの外側に、残る二つの側板間補助ピース241の第二部材242bまたは第一部材242aをそれぞれ隣接させて配置する。この二つの側板間補助ピース241の外側に位置する第一谷部244aまたは第二谷部244bに側板ピース231の切欠き部233aまたは切欠き部233bをそれぞれ掛合させて組み立てる。
【0044】
実施形態2による組み立て式容器の組立てセット200および組み立て式容器210の効果について説明する。側板間補助ピース241を三つ使用し、凹角部結合ピース271により上部を結合することにより、内角が270度の凹角部を有する組み立て式容器210を組み立てることができる。これにより、組み立ての自由度がさらに大幅に向上する。
【0045】
以下、本発明の実施形態3による組み立て式容器の組立てセット300((組立てセットに分解したもので番号は図示略)および組み立て式容器の組立てセット310について図13を参照して説明する。組み立て式容器の組立てセット310は、実施形態1の組み立て式容器110の上方においてシート380とフレーム390とを設けたものである。本実施形態による組み立て式容器の組立てセット310は実施形態2の組み立て式容器210と共通のものを使用するため、部品番号を300番台とし、説明はこれを援用する。
【0046】
フレーム390は、シート380を設置するための逆U字形状の部材である。フレーム390は、逆U字形状の開放側を下方に向けて、組み立て式容器の組立てセット310の短手方向に対向する側板330に横架して複数本が設けられる。フレーム390は、逆U字形状の二つの支柱部分を、それぞれ、側板330のフレーム穴336aおよびフレーム穴336bに通して上下2カ所で固定することにより立設される。フレーム390は長手方向に適宜間隔を空けて複数本設置される。フレーム390の高さは任意に設定することができるが、内部での作業性や植栽の用途によって適宜選択するとよい。
【0047】
シート380は、立設された複数本のフレーム390の上面から側面まで覆設される下方が開放された形状のシートである。本実施形態では、防水シート381および網シート382を重ねて設けられる二重構造である。防水シート381の側面には、その下端から上方までファスナーにより開閉自在な縦スリット383が複数備わる。本実施形態では縦スリット383を側面の四隅および長手方向の両側面の中央に設けているが、これに限らず任意にとり得る。縦スリット383により分割された防水シート381の側面には、ロールアップ可能なカーテン部384が形成されることとなる。防水シート381の材質は任意の物を用いることができる。
【0048】
網シート382は、防水シート381と同様の構造を持つものであり、構造の説明はこれを援用する。網シート382は、防水シート381とフレーム390との間に設置されるので、サイズを適宜調整するとよい。網シート382の材質は任意の物を用いることができる。本実施例では、網シート382を防水シート381と同様の構造を持つものとし、上面から側面にかけての全てを防水シート381および網シート382の二重構造にしているが、防水シート381のカーテン部384に相当する部分にのみ網シート382を設けてもよい。
【0049】
防水シート381の側面上部には、開け放した防水シート381および網シート382を上部で固定するための係止フック385が適宜設けられる。防水シート381および網シート382の側面上部の裏面には、係止フック385を係止するための係止環(図示略)が設けられる。
【0050】
組み立て式容器の組立てセット310の効果について説明する。組み立て式容器の組立てセット310によると、組み立て式容器110の効果に加え、防水シート381および網シート382を開閉自在に設けることが可能となり、組み立て式容器の組立てセット310を温室化することができる。防水シート381および網シート382をかぶせることで、無農薬野菜等の育成ができる。シート380として寒暖保護となるビニールを用いる場合、温室化することができる。また、屋上に置くことで下の階への寒暖に対する保護となる。防水シート381の開閉は、複数に分割されたカーテン部384をロールアップしたり、引き下ろしたりすることにより、部分的に行うことができる。網シート382も防水シート381と同様に開閉できる。防水シート381と網シート382の開閉はそれぞれ独立して行うことができ、防水シート381および網シート382を閉じた状態、防水シート381および網シート382を開いた状態、網シート382を閉じて防水シート381のみ開いた状態を各カーテン部384において別個にとることができる(図13参照)。上記の通り、カーテン部384を部分的に開閉可能なため、風通しや温度・湿度等の内部環境の調整も行うことができる。
【0051】
なお、本発明の実施形態は、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、改変等を加えることができるものであり、それらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれ、該技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは言うまでもない。例えば、上記に挙げた寸法は一例であり、強度および重量を考慮して適宜選択することができる。用途としては、植栽容器である組み立て式容器、廃棄物収容容器である組み立て式容器、遊び場(例えば、砂遊び場)である組み立て式容器が例示できる。
【符号の説明】
【0052】
100、200、300・・・組み立て式容器の組立てセット
101、201、301・・・組み立て式容器
120・・・底板
121・・・底板ピース
122・・・主板
123・・・嵌合部
125・・・底板結合ピース
126・・・主板
127・・・嵌合部
130・・・側板
131・・・側板ピース
132・・・主板
133a,133b・・・切欠き部
134・・・上部嵌合部
135・・・下部嵌合部
141・・・側板間補助ピース
142・・・主材
142a・・・第一部材
142b・・・第二部材
142c・・・中央部材
143a・・・上部嵌合部
143b・・・下部嵌合部
144a・・・第一谷部
144b・・・第二谷部
150・・・上部結合ピース
151・・・直線結合ピース
155・・・嵌合部
161・・・角部結合ピース
164・・・嵌合部
271・・・凹角部結合ピース
276・・・嵌合部
381・・・防水シート
382・・・網シート
383・・・縦スリット
384・・・カーテン部
385・・・係止フック
390・・・フレーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
略方形の板体である主板の横置き状態における上面に嵌合部を設けた底板ピースと、
略方形の板体である主板の縦置き状態における下部と上部とに嵌合部を設けた側板ピースと、
縦置き状態における該側板ピースの高さと対応する高さを有し、下部と上部とに嵌合部を設けた側板間補助ピースと、
下部に嵌合部を設けた上部結合ピースと、を有し、
各ピースが各々の嵌合部同士の凹凸による嵌合をもって着脱自在になされる組み立て式容器の組立てセット。
【請求項2】
前記底板ピースの主板よりも小さな板状部材の横置き状態における下面に嵌合部を設けた底板結合ピースを有する請求項1に記載の組み立て式容器の組立てセット。
【請求項3】
前記上部結合ピースが、
嵌合部が直線状に配置された直線結合ピースと、
嵌合部が直角に交差した線上に配置された角部結合ピースと、からなる請求項1または請求項2に記載の組み立て式容器の組立てセット。
【請求項4】
前記側板ピースが、該側板ピースの主板の両側部に、嵌合部を除いた高さ方向に亘って切り欠かれる切欠き部を有し、
前記側板間補助ピースが、嵌合部を除いた高さ方向に亘って略W字状の断面形状であることにより、それぞれが前記切欠き部と掛合し、直角をなして相対する第一谷部と第二谷部とを有する請求項1ないし請求項3に記載の組み立て式容器の組立てセット。
【請求項5】
略方形の板体である主板の横置き状態における上面に嵌合部を設けた底板ピースと、
略方形の板体である主板の縦置き状態における下部と上部とに嵌合部を設けた側板ピースと、
縦置き状態における該側板ピースの高さと対応する高さを有し、下部と上部とに嵌合部を設けた側板間補助ピースと、
下部に嵌合部を設けた上部結合ピースと、を有し、
前記底板ピースの周囲に、前記側板ピースおよび前記側板間補助ピースを交互にこれらの嵌合部により嵌合して側板を立設し、
前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部の上部において、前記上部結合ピースをこれらの嵌合部により嵌合して、組み立てられた組み立て式容器。
【請求項6】
前記底板ピースの主板よりも小さな板状部材の横置き状態における下面に嵌合部を設けた底板結合ピースを有し、
複数枚の前記底板ピースを平面上に整列し、該底板ピースの各々の交差点において前記底板結合ピースをこれらの嵌合部により嵌合して一体的な底板となし、
該底板の周囲に、前記側板ピースおよび前記側板間補助ピースを交互にこれらの嵌合部により嵌合して側板を立設して、組み立てられた請求項5に記載の組み立て式容器。
【請求項7】
前記上部結合ピースが
複数個の嵌合部が直線状に配置された直線結合ピースと、
複数個の嵌合部が直角に交差した線上に配置された角部結合ピースと、からなり、
前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、直線部においては、上部に前記直線結合ピースを嵌合し、
前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、角部においては、上部に前記角部結合ピースを嵌合して、組み立てられた請求項5または請求項6に記載の組み立て式容器。
【請求項8】
前記側板ピースが、該側板ピースの主板の両側部に、嵌合部を除いた高さ方向に亘って切り欠かれる切欠き部を有し、
前記側板間補助ピースが、嵌合部を除いた高さ方向に亘って略W字状の断面形状であることにより、それぞれが前記切欠き部と掛合し、直角をなして相対する第一谷部と第二谷部とを有し、
前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、角部においては、一つの前記側板間補助ピースの前記第一谷部と前記第二谷部とがそれぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合し、
前記側板ピースと前記側板間補助ピースとの隣接部のうち、直線部においては、二つの前記側板間補助ピースが、一方の前記側板間補助ピースの前記第一谷部と他方の前記側板間補助ピースの前記第二谷部とを外側にして対称に隣接し、外側の前記第一谷部と前記第二谷部とにより、それぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合して、組み立てられた請求項5ないし請求項7に記載の組み立て式容器。
【請求項9】
二枚の前記側板ピースが内角270度で隣り合うことによる凹角部を有し、
該凹角部において、三つの前記側板間補助ピースが、それぞれ前記第一谷部および前記第二谷部を外側にして90度ずつ回転配置されて隣接し、外側に位置する二つの前記側板間補助ピースのそれぞれにおける外側の前記第一谷部と前記第二谷部とが、それぞれ隣接する前記側板ピースの前記切欠き部と掛合して、組み立てられた請求項5ないし請求項8に記載の組み立て式容器。
【請求項10】
植栽容器である請求項1〜9いずれかに記載の組み立て式容器。
【請求項11】
廃棄物収容容器である請求項1〜9いずれかに記載の組み立て式容器。
【請求項12】
遊び場である請求項1〜9いずれかに記載の組み立て式容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−17477(P2013−17477A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−132354(P2012−132354)
【出願日】平成24年6月11日(2012.6.11)
【出願人】(310007759)株式会社テクノミズホ (9)
【Fターム(参考)】