説明

組立ケース

【課題】ケース本体の外側に接合部の段差が形成されないようにした組立ケースを提供する。
【解決手段】複数の側面板2,3・・によって囲まれたケース本体1の端部開口が蓋板によって開閉可能に構成され、ケース本体1の内部に収納物7を収納できるようにした組立ケース30であって、隣接し合う側面板2,5の側縁に形成される接合部11,12が、ケース本体1の内側に向けて折曲され、接合部11,12間に接着剤を介して接合されてなる接合部分121が、ケース本体1内に形成される。このような構成によって、ケース本体1の外側には段差は発生しなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、化粧品や医薬品等を体裁よく陳列可能な状態に収納するためにプラスチックシートで形成される組立ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プラスチックシートを組み立てて箱状に形成されたケース本体内に、チューブ状、パイプ状等の容器に入れた化粧品や医薬品等を収納して店頭に陳列できるようにした各種の組立ケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような組立ケースは、例えば、所定形状に截断されると共に所定の箇所に罫線(又は折線)が入れられたプラスチックシートを、罫線に沿って順次折り曲げ、更に合わせ面を接着剤で接着することによって、中空直方体状のケース本体が形成される。このようなケース本体31では、例えば、図10に示すように、前面板32の側縁に帯状に形成した接合部33を略直角に折曲して側面板34の側縁上に接着剤を介してラップさせるように接合させている。
【特許文献1】特開2001−139019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のように、ケース本体31の外部に接合部33を設けた場合、その側面板34の表面に接合部33に沿って段差33aが発生するため、組立ケースの見栄えが低下するという問題があった。特に、美粧性が重要視される化粧品のパッケージ等では、このような段差33aの発生は好ましくない。また、組立ケースを手にとった時に段差33aに触れることで違和感を与えることも懸念される。そして、その接合部33がラップする側面板34の表面には、通常、文字や模様(登録商標やロゴマーク、使用方法、効能書等々)が印刷されることが多い。特に、化粧品のパッケージ等では、ハイレベルな印刷技術が求められるため、その段差33aの上に印刷部分が重なると、文字や模様に歪みが生じるため、印刷品位を甚だしく低下させることになり好ましくない。そこで、その段差33aを避けた位置に印刷しようとすると、印刷できる面積が少なくなってしまう。このようなことから、ケース本体の外面に接合部による段差を発生させないようにするための対策が求められていた。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされ、ケース本体の外面に接合部による段差が発生しないようにした組立ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の組立ケースは、上記課題を解決するために、以下のように構成している。即ち、複数の側面板によって囲まれたケース本体の端部開口が蓋板によって開閉可能に構成され、ケース本体の内部に収納物を収納できるようにした組立ケースであって、
隣接し合う側面板の側縁に形成される接合部が、ケース本体の内側に向けて折曲され、接合部同士が接着剤を介して接合されてなる接合部分が、ケース本体内に形成されることを特徴とする。
【0006】
前記接合部分は、前記隣接し合う側面板同士の中間位置に立ち上げられてもよい。
【0007】
前記接合部分の外側には、延長板が連設されるようにしてもよい。
【0008】
前記延長板によって、立体化された前記ケース本体内の空間が仕切られるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の組立ケースは、側面板の側縁に形成される接合部が、ケース本体の内側に向けて折曲され、その接合部同士が接着剤を介して接合されてなる接合部分が、ケース本体内に形成されるので、ケース本体の外側には、接合部の段差が発生しなくなり、すっきりとした美粧性が得られる。また、段差がないため、違和感のない良好な触感が得られる。そして、側面板に印刷を施す場合にも、段差が存在しないため、ハイレベルな印刷が可能となる。また、段差によって印刷面積が制約される弊害もなくなる。
【0010】
このような組立ケースにあっては、接合部分を、隣接し合う側面板同士の中間位置に立ち上げれば、接合部分が、両側面板から離れた位置に存在することになる。そのため、側面板の表面に文字や模様を印刷しても、接合部分の接着剤層の色やその変色(白色化)等によって、その印刷部分が影響を受けることはなく、その印刷状態が不鮮明になるようなことがなくなる。また、接合部分の外側に延長板を連設すれば、その延長板によって、立体化されたケース本体内の空間を仕切ることができ、複数の収納スペースを得ることができる。これにより、複数の収納物を区分けした状態で収納することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明の組立ケースの実施の一形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は組立ケースの展開図、図2は組立ケースを立体化した状態の斜視図、図3(a)は組立ケースの断面図、(b)(c)はその変形例を示す断面図である。この組立ケース30は、図1に示すような型抜きした透明な1枚のプラスチックシートの折曲と接着によって形成され、立体化した直方体状のケース本体1内に収納物7,7を収納できるように構成されている。そのプラスチックシートには、ケース本体1を形成するための第1側面板2と、第2側面板(前面側)3と、第3側面板4と、第4側面板(背面側)5と、が折線6を介して横方向に連設され、第1側面板2及び第3側面板4の縦方向の両端には、折線6を介して、差込片(フラップ)8が連設され、第2側面板3の縦方向の両端には、折線6を介して、舌片9付きの蓋板10が連設されている。尚、折線6は、折曲のための予定線であり、罫線、折曲線、折り筋等とも称される。また、プラスチックシートの素材には、適度の強度が要求され、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等々を用いることができる。
【0012】
そして、第1側面板2の外側縁には、折線6を介して、帯状の第1接合部11が連設され、その第1接合部11の外側には第1延長板13が連設されている。一方、第4側面板5の外側縁には、折線6を介して、帯状の第2接合部12が連設され、その第2接合部12の外側には第2延長板14が連設されている。その第1接合部11と第2接合部12が接着剤によって互いに接合されてなる接合部分121がケース本体1内に形成され、その接合部分121が第1側面板2と第4側面板5の中間位置に立ち上げられる。そして、その接合部分121から延びる第1延長板13及び第2延長板14は、第2側面板3と第3側面板4との間の折線6まで延長され(図3(a)参照)、この第1延長板13と第2延長板14によって、立体化されたケース本体1内の空間が対角線状に2分されるように仕切られる。
【0013】
その第1延長板13と第2延長板14は、何れか一方が省略されてもよい。つまり、ケース本体1内を、第1延長板13又は第2延長板14の何れか一方のみで仕切ってもよい。また、第1延長板13と第2延長板14は、必ずしも折線6まで延長される必要はなく、適宜な長さに設定されてよい。また、このような仕切りが必要でない場合には、第1接合部11及び第2接合部12の外側(図1に一点鎖線で示す箇所)を切断して第1延長板13と第2延長板14を除去した状態に型抜きすればよい。あるいは、図1に示す例では、一枚のプラスチックシートから組立ケース30を形成しているが、本発明は、これに限定されることなく、組立ケース30は、複数枚のプラスチックシートで形成されてもよい。また、プラスチックシートに代えて、紙シートで組立ケース30が形成されてもよい。
【0014】
このように、第1接合部11と第2接合部12が接合されてなる接合部分121が、ケース本体1内における第1側面板2と第4側面板5の中間位置に立ち上げられるので、ケース本体1の外側には、接合部による段差が発生しなくなり、すっきりとした美粧性が得られる。また、段差がないため、違和感のない触感が得られる。そして、第1側面板2又は第4側面板5に印刷を施す場合にも、段差が存在しないため、ハイレベルな印刷が可能となる。また、段差によって印刷面積が制約される弊害もなくなり、広い印刷面積を確保することもできる。さらに、第1側面板2又は第4側面板5の表面に文字や模様が印刷されても、その接合部分121における接着剤層の影響を受けることがなくなり、たとえ接着剤層が変色(白色化等)しても、印刷の鮮明度が低下することはない。
【0015】
図3(a)の例では、ケース本体1が、第1延長板13と第2延長板14によって2分されるため、断面が三角形状の2つの収納スペース15,16ができる。従って、例えば、一方の収納スペース15に収納される収納物7は商品とし、他方の収納スペース16に収納される収納物7は、例えば説明書(効能書き) 等としてもよい。また、一方の収納スペース15にはメインの商品を収納し、他方の収納スペース16にはサブの商品を収納することもできるし、両方の収納スペース15,16に同じ商品を収納してもよく、全く異なる商品を収納してもよく、その使用方法の選択は自由である。
【0016】
図3(b)では、第1延長板13と第2延長板14とによって、略楕円断面状の収納スペース17をケース本体1内の中央部に対角線状に形成している。つまり、この場合は、第1延長板13と第2延長板14の幅寸法(図1における横方向の長さ)を前実施の形態の場合よりも少し大に設定し、その各先端部を、第2側面板3と第3側面板4の間の折線6に当接させることによって、第1延長板13と第2延長板14が図示のように湾曲してその間に略楕円断面状の収納スペース17が形成されるようにしている。このような収納スペース17に収納された収納物7は、第1延長板13と第2延長板14によってケース本体1内で弾発的に緩衝支持されることになる。従って、取扱時や搬送時等に、組立ケース30が落下したり他物と衝突したりすることで組立ケース30に衝撃が作用しても、収納物7を保護することができる。また、収納物7が、ケース本体1内の空間に浮上した状態に支持されるため、ユニークな装飾性(美粧性)が発揮され、商品価値を高めることもできる。あるいは、その収納スペース17の両側のスペース18,19にも、別の収納物((図示省略)、例えば、装飾性を向上させるための飾り物(装飾モール、花かざり、オブジェ等)等を収納してもよい。
【0017】
図3(c)は、別の変形例を示し、この例では、第1延長板13と第2延長板14を両側に向けて湾曲させ、第1延長板13の先端部を、第1側面板2と第2側面板3の間の折線6に当接させる一方、第2延長板14の先端部を第3側面板4と第4側面板5の間の折線6に当接させ、ケース本体1内に3つの収納スペース20,21,22を形成している。各収納スペース20,21,22には、適宜、商品を区分して収納することができるし、装飾性や意匠性、美粧性等を考慮して、商品を引き立てるための飾り物(装飾モール、花かざり、オブジェ等)等を商品のまわりに収納してもよく、その使用方法の選択は自由である。
【0018】
図4(a)(b)は、異なる実施の形態に係る組立ケース30を示し、この例では、延長板13,14にそれぞれ、略U字状に切り欠いた押さえ舌片13a,14aを形成し、収納スペース20に収納した収納物7に押さえ舌片13a,14aを当接させることによって、収納物7の移動を阻止するようにしている。つまり、延長板13,14を、それぞれ折線6に当接するように湾曲させる際に、押さえ舌片13a,14aは、略U字状に切り欠かれているため、湾曲することなく略ストレートの状態となり、その先端が収納物7の両側に当接した状態となる。図5(a)(b)は、さらに異なる実施の形態を示し、この例では、押さえ舌片13b,14bを、それぞれ、図4(a)(b)に示す例とは逆の向きに切り欠いている。このようにしても、押さえ舌片13b,14bの先端が、図5(b)に示すように、ケース本体1の内方に向けてそのままストレートに延び、収納物7に当接した状態となり、収納物7の移動を阻止することができる。
【0019】
図6(a)(b)は、特に、筒状容器に入ったマスカラを収納するために設計された組立ケース30の例を示す。基本的な構成は、図1,図2等に示す組立ケース30と同じであるが、この例においても、ケース本体1の外側には、接合部分121による段差が発生しなくなり、すっきりとした美粧性が得られる。また、段差がないため、違和感のない触感が得られる。そして、第1側面板2から第4側面板5の何れの側面に印刷を施す場合にも、段差が存在しないため、ハイレベルな印刷が可能となる。また、段差によって印刷面積が制約される弊害もなくなり、広い印刷面積を確保することもできる。この例では、マスカラ7をケース本体1内の片隅(第3側面板4の側)に寄せて収納し、その第2側面板(正面側)3の第1側面板2寄りのマスカラ7から離れた位置3aに商品名やロゴマーク等をカラーで印刷すると共に、第1側面板2には、説明書きを小さな文字で印刷している。このような位置3aに印刷を施しても、マスカラ7が印刷部分によって隠蔽されることはなく、マスカラ7と印刷内容とが並列に配置されるため、まとまりのよい美粧性が得られる。そして、接合部分121の両側の第1,第2側面板2,3に印刷が施されても、その印刷部分は、接着剤層のある接合部分121から離間しているため、接着剤層の影響は全く受けることがない。従って、たとえ接着剤層が変色しても、印刷部分の鮮明度が低下することはない。尚、図6(b)に示すように、第1側面板2と第2側面板(正面側)3の間の中間位置に接合部分121を立ち上げ、その接合部分121から延長された延長板14でケース本体1内を仕切っており、その延長板14の先端は、第3側面板4と第4側面板5の間の折線6まで延びていないが、その先端は折線6まで延長されてもよい。
【0020】
図7(a)〜(f)は、別の実施の形態に係る組立ケース30のケース本体1の横方向の断面形状を示し、図7(a)に示す例では、ケース本体1の断面が略正三角形状に形成され、その接合部分121は、第1側面板2と第2側面板3の間の頂点から下方に垂下され、両側面板2,3の中間位置に存在している。図7(b)に示す例では、接合部分121から一方の延長板13を下方に延長させてケース本体1内を略2分割し、2つの収納スペースを設けている。図7(c)に示す例では、接合部分121から双方の延長板13,14を湾曲させて、その各先端部を第3側面板4の両側の折線6,6に当接させ、ケース本体1内を3分割し、3つの収納スペースを設けている。
【0021】
図7(d)に示す例では、ケース本体1の断面が略正五角形状に形成され、その接合部分121は、第1側面板2と第2側面板3の間の頂点から下方に垂下され、両側面板2,3の中間位置に存在している。図7(e)に示す例では、接合部分121から一方の延長板13を下方に延長させてケース本体1内を略2分割し、2つの収納スペースを設けている。図7(f)に示す例では、接合部分121から双方の延長板13,14を湾曲させて、その各先端部を、図示底辺をなす側面板(符号省略)の両側の折線6,6に当接させ、ケース本体1内を3分割し、3つの収納スペースを設けている。以上の各組立ケース30では、前記各実施の形態と同様に、ケース本体1の外には、接合部分121による段差が発生しなくなり、すっきりとした美粧性が得られる。また、段差がないため、違和感のない触感が得られる。そして、第1側面板2又は第2側面板3に印刷を施す場合にも、段差が存在しないため、ハイレベルな印刷が可能となる。また、段差によって印刷面積が制約される弊害もなくなり、広い印刷面積を確保することもできる。そして、第1側面板2と第2側面板3の表面に印刷を施しても、その接合部分121の接合剤層の影響を受けることがなく、その鮮明度が低下することはない。各収納スペースは、適宜、自由に選択して使用できるのは言うまでもない。尚、図7(c)(f)に示す例においても、図4(a)(b)及び図5(a)(b)に示すような押さえ舌片13a,14a(又は13b,14b)を設けて収納物7を位置決めすることができる。その場合、例えば、図8(a)(b)に示すように、両折線6に先端を当接させるように湾曲させる双方の延長板13,14に、それぞれ押さえ舌片13a,14a(又は13b,14b)を設ければよい。
【0022】
図9(a)(b)は、他の実施の形態の組立ケース30を示し、この場合、基本的には、図1に示すプラスチックシートと略同様に型抜きされた1枚のプラスチックシートで形成されるが、第1側面板2の外側縁に折線6を介して帯状に形成される第1接合部11と、第4側面板5の外側縁に折線6を介して帯状に形成される第2接合部12と、が接着剤によって互いに接合されてなる接合部分121が、ケース本体1内の第1側面板2の内側に沿うように位置づけられる。そして、第1延長板13をケース本体1の略対角線上に延出させる一方、第2延長板14を第4側面板5との間に所定の間隔をおいて並行に延出させている。このような構成によって、3つの収納スペース23,24,25が形成され、下部に形成される収納スペース23,24は、ケース本体1を略対角線状に2分して形成され、上部に形成される収納スペース25は、第4側面板5の裏面に沿って断面が矩形状に形成される。このような組立ケース30は、例えば、その上部の矩形断面に形成された収納スペース25には偏平な形状のスポンジ等を収納できるため、ファンデーションセット等を収納するのに好適である。
【0023】
尚、本発明の組立ケースは、以上説明した実施の形態に限定されることなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜、必要に応じて、改良、変更等は自由であり、各実施の形態間での構成の組み合わせも自由である。例えば、ケース本体の形状は、適宜に変形されてよく、曲面状の側面板が含まれてもよい。また、接合部は帯状に形成される他、断続的、スポット的等に形成されてもよい。また、接着剤に代えて、両面テープで接合部同士が接合されてもよい。プラスチックシート等の素材は、透明でなくてもよく、内部を透視できる程度に着色されていてもよく絵柄や模様が付されていてもよい。また、ケース本体内に収納する収納物は、化粧品や医薬品に限られることなく食品類等であってもよく、その他、適宜に選択されてよい。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明の組立ケースは、ケース本体の外側に接合部の段差が形成されないため、ハイレベルな印刷を施すことが可能であり、例えば、美粧性が求められる化粧品を収納するパッケージ(美粧箱)等に好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施の一形態に係る組立ケースの展開図である。
【図2】同組立ケースの斜視図である。
【図3】(a)は同ケース本体の断面図、(b)(c)は、その変形例である。
【図4】(a)は本発明の異なる実施の形態に係る組立ケースの展開図、(b)は同断面図である。
【図5】(a)は本発明のさらに異なる実施の形態に係る組立ケースの展開図、(b)は同断面図である。
【図6】(a)マスカラ収納用の組立ケースの斜視図、(b)同断面図である。
【図7】(a)〜(f)は同別の実施の形態に係る組立ケースの断面図である。
【図8】(a)(b)は同押さえ舌片を設けた組立ケースの断面図である。
【図9】(a)は他の実施の形態に係る組立ケースの断面図、(b)は同A部拡大図である。
【図10】従来の組立ケースの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
1 ケース本体
2 第1側面板
3 第2側面板
3a 位置
4 第3側面板
5 第4側面板
6 折線
7 収納物
8 差込片
9 舌片
10 蓋板
11 第1接合部
12 第2接合部
121 接合部分
13 第1延長板
14 第2延長板
30 組立ケース
31 ケース本体
32 前面板
33 接合部
33a 段差
34 側面板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の側面板によって囲まれたケース本体の端部開口が蓋板によって開閉可能に構成され、ケース本体の内部に収納物を収納できるようにした組立ケースであって、
隣接し合う側面板の側縁に形成される接合部が、ケース本体の内側に向けて折曲され、接合部同士が接着剤を介して接合されてなる接合部分が、ケース本体内に形成されることを特徴とする組立ケース。
【請求項2】
前記接合部分は、前記隣接し合う側面板同士の中間位置に立ち上げられる請求項1に記載の組立ケース。
【請求項3】
前記接合部分の外側には、延長板が連設される請求項1又は2に記載の組立ケース。
【請求項4】
前記延長板によって、立体化された前記ケース本体内の空間が仕切られる請求項1乃至3の何れかに記載の組立ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−149891(P2010−149891A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−329396(P2008−329396)
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(599119248)大昇印刷株式会社 (6)
【Fターム(参考)】