説明

経路上でパッケージをグループ分けする装置

移送経路Tに沿ってパッケージ2をグループ分けする装置1が、移送経路Tに平行な長手方向列に配置されたパッケージ2を受け入れる投入場所5と、長手方向列それぞれからの、移送経路Tに直交する少なくとも1つの列に整列させられた、所与の数のパッケージ2から形成されるグループ3の送出場所6と、所定の時間間隔で各グループ3に相当する数のパッケージ2を供給され、そのパッケージ2を移送経路Tに沿って給送する可動搬送面9と、移送経路Tに平行な少なくとも1つの部分Rを有する作動経路Rに沿って周期的に送り込まれる可動部材35であって、各周期毎に、可動部材35の上流側の各グループ3のパッケージ2が、それに押し付けられて、捕捉され、移送経路Tに直交する少なくとも1つの列に整列させられる整列面36を有する少なくとも1つの可動部材35とを備え、可動部材35が又、各周期毎に可動部材35の下流側のパッケージ2の各グループ3に作用してグループ3を装置1から押し出す押動面40を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッケージを移送経路上でグループ分けする装置に関する。
【0002】
以下の説明及び特許請求の範囲では、用語「パッケージ」は、その広い意味で、液体又は流動性の食物製品を入れたあらゆる容器を示すのに用いられ、従って、単に例として以下で言及される多層シート材などで作られた包みだけではなく、ガラスやプラスチック製のびん、缶などを含む。
【背景技術】
【0003】
周知の通り、果物ジュース、UHT(超高温処理)牛乳、ワイン、トマト・ソースなど多くの流動性食物製品が、殺菌シート包装材製のパッケージに入れて売られている。
【0004】
このタイプのパッケージの典型的な例は、Tetra Brik Aseptic(登録商標)として知られている液体又は流動性食物製品用の平行6面体形状のパッケージであり、そのパッケージは、積層片包装材を折り曲げ、封止することによって製作されている。包装材は、熱融着プラスチック材、例えばポリエチレンの層で両面が覆われた繊維性材料、例えば紙の層を備える多層構造を有する。UHT牛乳などの長期間保存製品用の防腐性パッケージの場合、熱融着プラスチック材の層上に重ね合わされた酸素遮断材の層、例えばアルミニウム箔を備え、更に、食物製品に接触するパッケージの内面を形成することになる別の熱融着プラスチック材の層で覆われる。
【0005】
周知の通り、この種のパッケージは、連続チューブが巻取供給式包装材から形成される完全に自動化された包装ラインで製造される。巻取包装材が、例えば、過酸化水素溶液などの化学殺菌剤を用いて殺菌され、その殺菌剤は、その後、例えば加熱して蒸発させることによって包装材の表面から取り除かれ、そのように殺菌された巻取包装材は、密閉した無菌環境中に保持され、長手方向に折り曲げられ封止されて垂直チューブを形成する。
【0006】
チューブは、殺菌された、又は滅菌加工された食物製品で充填され、密封され、その後等間隔の断面に沿って切断されて枕状のパックを形成し、そのパックは機械的に折り曲げられて、個々に例えば実質的に平行6面体形状に仕上げられたパッケージを形成する。
【0007】
或いは、包装材を生地材に切断し、その生地材を成形スピンドルでパッケージに成形し、そのパッケージを食物製品で充填し、密封してもよい。このタイプのパッケージの一例は、商品名Tetra Rex(登録商標)で知られている所謂「ゲーブル・トップ」パッケージである。
【0008】
上記の場合両方とも、仕上げられたパッケージは、次々にグループ分け装置に送られ、そこで、それらは所与の数の別々のグループに分けられ、それらグループは、最後には、例えばボール紙やプラスチック膜などの梱包材で梱包されて、小売商に搬送するための個々の梱包を形成する。
【0009】
より詳細には、パッケージは、移動方向に平行に並んだグループ分け装置に送られ、受入れ場所に一時的に集積され、受入れ場所での所定の数のパッケージが、次いで、送出場所へ移送するコンベヤに載せられる。コンベヤによって形成される経路上で、各グループのパッケージは、1つ又は複数の移動方向に直交する列に整列させられ、次いで送出場所に押し動かされ、その送出場所で梱包材で梱包されて対応する梱包を形成する。
【0010】
プラスチック瓶をグループ分けするのに適した公知のグループ分け装置の一例が、米国特許第6,793,064号に示されている。
【0011】
より詳細には、上記ユニットは、真直ぐで平らな搬送分枝を有する連続的なベルト・コンベヤを実質的に備え、そのベルト・コンベヤ上に、所定の時間間隔で所定の数のグループの瓶が載せられて、各グループの瓶は、小売商への出荷用に梱包される下流の梱包場所に移送される。
【0012】
それらは梱包場所に送られる時、各グループの瓶は、先ず特定の形に整列させられ、次いで、その形で梱包場所へ押し入れられる。これは、瓶の移動方向に連続して配置された2つの別々の機構、整列機構及び押出機構によって行われる。
【0013】
整列機構は、コンベヤの上側に配置され、瓶の移動方向に直交して延在する複数の整列横木を備え、その整列横木は、コンベヤの搬送分枝に向かい合う平行な部分を有するエンドレス経路に沿う鎖駆動装置によって送り込まれる。
【0014】
コンベヤ上に載せられた各グループの瓶は、コンベヤより低速で移動する、対応する下流の整列横木に捕捉される。
【0015】
従って、整列横木は、瓶をコンベヤの速度に対して僅かに遅くさせ、それによって、瓶を移動方向に押し詰め、移動方向に直交する列として1列又は複数の列に整列させる。整列横木は又、瓶がコンベヤ上に転倒するのを防止する。
【0016】
押出機構は、コンベヤの上側、瓶の移動方向で整列機構の下流に配置され、整列機構と同様に、瓶の移動方向に直交して延在する複数の押出横木を備え、その押出横木は、コンベヤの搬送分枝に向かい合う平行な部分を有するエンドレス経路に沿う別の鎖駆動装置によって送り込まれる。
【0017】
整列横木がそれに対応する瓶のグループを解放する場所で、各押出横木が各グループの上流側の瓶と接触し合って、そのグループをコンベヤと同じ速度で梱包場所へ押し動かす。
【0018】
上記のタイプの公知の装置は比較的多数の運動部分を有し、それは、セッティング及びタイミング調節手順が複雑で、メインテナンス・コストが比較的高いことを意味し、又、比較的嵩張るものになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明の目的は、公知の装置に通常伴う前述の欠点に対して簡単で低コストの解決法をもたらすように設計されたパッケージ・グループ分け装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明によれば、請求項1に記載されるように、移送経路上でパッケージをグループ分けする装置を提供する。
【0021】
本発明の好ましい非限定的な実施例を、添付図面を参照して、例として以下に説明する。
【実施例】
【0022】
添付図面の数字1は、図示例では直線移送経路である移送経路Tに沿ってパッケージ2をグループ分けするための本発明による装置を全体として示す。より詳細には、装置1は、パッケージ2を所定の数と形のグループ3に分割して、梱包装置4(部分的にのみ図示されている)に供給し、梱包装置4では、グループ3を、例えばボール紙又はプラスチック膜などの梱包材(図示せず)で梱包して、小売商へ搬送用の対応する梱包を形成する。
【0023】
図示例では、パッケージ2は、前段で詳細に記述したように、多層の包装シート材による平行6面体形状の包みとして形成され、低温殺菌又はUHT牛乳、果物ジュース、ワインなどの流動性食物製品を充填され、封止されている。
【0024】
或いは、パッケージ2は、梱包材、例えばプラスチック膜で纏めて束ねた複数の包みによって形成してもよく、又は、瓶、缶など他のタイプの梱包容器によって形成してもよい。
【0025】
装置1は、経路Tに平行な長手方向の列として配置されたパッケージ2を受け入れる投入場所5と、長手方向列それぞれからの、経路Tに直交する一列又は複数の列に整列させられた、所与の数のパッケージ2を備えるグループ3の送出場所6と、各グループ3に相当する数のパッケージ2が所定の間隔で供給され、パッケージ2を投入場所5から送出場所6へ経路Tに沿って送給する移動搬送面9を形成するコンベヤ8と、パッケージ2が送出場所6に向かって移動する時、パッケージ2を経路Tに直交する1列又は複数の列に整列させるようにコンベヤ8上のパッケージ2と接触し合う整列装置10とを実質的に備える。
【0026】
より詳細には、パッケージ2は、ステップ(段落)作動式ベルト・コンベヤ11によって投入場所5に供給され、別々のグループ3に形成された後、送出場所6から、梱包装置4の一部を形成する、添付図面に一部分のみ示されている別のベルト・コンベヤ12に載せられる。
【0027】
より詳細には、コンベヤ11は、その少なくとも1つが駆動されている複数のローラ14の周りを廻るベルト13を備え、ベルト13は、コンベヤ8の搬送面9の上流でそれと同一平面をなす、パッケージ2用の、平坦な水平方向上部搬送面15を形成する。より詳細には、パッケージ2は、コンベヤ11上を移動する時、コンベヤ面15の上側に形成された複数の固定チャネル16によって、経路Tと平行な長手方向の列として維持される。各チャネル16は、2つの側面案内壁によって画定されており、それらの間を、パッケージ2の対応する長手方向列が、搬送面15上に載置されて給送される。
【0028】
公知のように、コンベヤ11は、サーボ・モータ(図示せず)によって、コンベヤ11の各駆動ステップで投入場所5へ給送されるべきパッケージ2の数に応じた長さの時間間隔だけ駆動されて、対応するグループ3を形成する。即ち、コンベヤ11の各駆動ステップ毎に、所与の数のパッケージ2が、コンベヤ11の搬送面15の下流部分から、コンベヤ8の搬送面9の上流部分によって形成される装置1の投入場所5へ移送される。各駆動ステップに引き続いて一時停止が行われ、その停止中に、パッケージ2が、搬送面15の前記下流部分上に集積される。
【0029】
コンベヤ8に供給されるパッケージ2の数は、本発明の明瞭な理解に必ずしも必要でないので図面には示されていないが、例えば光学センサによって公知の様式で制御される。
【0030】
好ましくは、コンベヤ11の一時停止に同期して作動する拘束部材20が、投入場所5に供給されるのを待つパッケージ2の行列を押し止めるために設けられている。
【0031】
より詳細には、拘束部材20は、側面から見ると逆L字型の板によって形成されており、拘束部材20がパッケージ2を解放してコンベヤ8に自由に近づけさせる引上げ解放位置(図3)と、拘束部材20が、投入場所5の直ぐ上流でパッケージ2の横方向列の上部及び前部と協働して、パッケージ2がコンベヤ8へ向かって移動するのを防止する引下げ拘束位置(図1及び図2)との間で、パッケージ2の移動方向に直交する固定軸Aの回りを回転する。
【0032】
より詳細には、拘束部材20は、パッケージ2の移動方向を基準にして、上流端縁部で軸A回りにヒンジ支承されており、片側が前記端縁部に結合され、コンベヤ11のコンベヤ面15に対向して平行に配置されてパッケージ2の上部壁と協働する第1の部分23と、第1の部分23の軸Aとは反対側の端縁から垂直に延在し、投入場所5に隣接するパッケージ2の前壁それぞれの上側部分と協働する第2の部分24とを備える。拘束部材20は、詳細には記述しないが公知のアクチュエータ26によって、解放位置と拘束位置の間を動く。
【0033】
各グループ3中のパッケージ2は、好ましくはベルト・コンベヤであり、公知のサーボ・モータ(図示せず)によって一定又は可変速度で連続的に駆動されるコンベヤ8上にある間に整列させられる。
【0034】
コンベヤ8は、少なくともその内の1つはサーボ・モータに連結される複数のローラ31周りを周回し、パッケージ2用の上部搬送面9を形成するベルト30を実質的に備える。
【0035】
送出場所6は、有利には、搬送面9の下流でそれと同一平面をなす減速面32によって形成され、減速面32は、パッケージ2のグループ3速度を、梱包装置4に移送される前に減速させる。
【0036】
減速面32は、好ましくは、コンベヤ8と12との間に挿入された固定水平面33によって形成される。
【0037】
或いは、減速面32は、搬送面9より低速で移動する可動面によって形成してもよく、或いは、面9のみで形成してもよい。
【0038】
整列装置10は、パッケージ2の移動方向に直交して延在し、投入場所5から送出場所6までの経路Tに平行な部分Rを有する経路Rに沿って周期的に移動する1本又は複数本の横木部材35を備え、各横木部材は、各周期毎に、対応する上流のグループ3のパッケージ2を捕捉し、経路Tに直交する1つ又は複数の列に整列させる整列面36を形成する。
【0039】
図示例では、横木部材35は、数が6個で、コンベヤ8の搬送面9上及び減速面32上に配置されたチェーン・コンベヤ37に等間隔に取り付けられている。
【0040】
より詳細には、コンベヤ37は、コンベヤ8の搬送面9及び減速面32の両側に延在し、横木部材35をそれらの間に支持する2本の同一のエンドレス・チェーン38を備える。
【0041】
各チェーン38は、2辺がコンベヤ8の搬送面9及び減速面32に対して平行で、2辺が面9、32に対して垂直であるほぼ矩形の形を取るのに適する数のローラ39の周りを廻る。
【0042】
チェーン38は、公知のサーボ・モータ(図示せず)によって一定速度又は可変速度で連続的に駆動され、図示例では1辺が経路Tに平行な矩形経路である、横木部材35の経路Rを形成する。
【0043】
少なくともパッケージ2と接触し合う時、各横木部材35は、チェーン38によって、コンベヤ面9より遅い速度で、又は最大でそれと同じ速度で前進させられる。
【0044】
有利には、各横木部材35は又、各周期毎に横木部材35の下流のパッケージ2の各グループ3に作用して、グループ3を装置1から梱包装置4へ押し出す押動面40を下流側に備える。
【0045】
言い換えれば、各横木部材35は、各周期毎に、上流側パッケージ2の対応するグループ3を、そのグループ3がコンベヤ8の搬送面9上にある間に整列させ、又、面32上で減速される下流側パッケージ2の対応するグループ3を押し動かす働きをする。
【0046】
各横木部材35は、対応する両端でそれぞれ連結部43によって結合された2本の円柱状横木41、42を備え、連結部43はチェーン38それぞれに結合され、パッケージ2の経路Tに沿う移動方向に対して上流側の横木(41)は整列面36を形成し、他方の横木(42)は、押動面40を形成する。
【0047】
図1に示すように、コンベヤ8の搬送面9に沿って移動するパッケージ2は、送出場所6に向かって互いに狭まって、パッケージ2を経路Tに対して垂直方向に押し詰める2つの固定された側面部材45によって側方を保持されている。
【0048】
装置1の作動を、パッケージ2の1つのグループ3を形成することに関連させて以下に説明する。コンベヤ11が静止している最初の状態(図2)では、最後には前記グループを形成するパッケージ2は、コンベヤ11の搬送面15の下流部分に集積され、拘束部材20は、投入場所5に隣接するパッケージ2の横方向列と協働する引下げ拘束位置にある。
【0049】
コンベヤ11を作動させると、拘束部材20が引上げ解放位置(図3)へ回転して、所与の数のパッケージ2をコンベヤ8上に供給する。
【0050】
コンベヤ11からコンベヤ8に移されたパッケージ2は、投入場所5を通って移動する対応する横木部材35の横木41の整列面36に捕捉される。
【0051】
所定の数のパッケージ2がコンベヤ11から給送されると、コンベヤ11は停止させられ、拘束部材20が引下げ拘束位置(図2)に回し戻されて、搬送面15上に集積されたパッケージ2の行列を押し止める。
【0052】
他方、コンベヤ8上に供給されたパッケージ2のグループ3は、経路Tに沿って送出場所6へ前進し、その行程で、コンベヤ37がコンベヤ8より低速、又はそれと同じ速度で移動するので、パッケージ2は、対応する横木部材35に押し付けられて、纏めてグループに束ねられ、図示の特定の例では経路Tに直交する2列に整列させられている。
【0053】
固定面33に到達すると、パッケージ2は、最初は速度を落とし最終的には停止する。即ち、コンベヤ8の送出部では、パッケージ2は固定面33上で停止するまで摺動し、パッケージの速度が落ちている時、前進している横木部材35は、パッケージ2から離れ、経路Rに沿って進み続ける。
【0054】
グループ3が経路Tに沿って進んでいく時、構成要素のパッケージ2は、側面部材45の案内作用によって経路Tに対して直交する方向に押し詰められる。
【0055】
固定面33上に停止させられたパッケージ2のグループ3の上流に隣接する横木部材35が、前記パッケージに追いつき、上流側のパッケージ2のグループ3を解放し、下流側のパッケージ2を装置1から梱包装置4のコンベヤ12上に押し出す。
【0056】
本発明による装置1の利点が、前述の説明から明らかであろう。
【0057】
特に、各横木部材35が、上流側のパッケージ2を整列させ押し詰めると同時に、下流側のパッケージ2を装置1から押し出す働きをし、それにより、同期すべき運動部品の総数、並びにメインテナンス・コスト及び装置1の全体寸法を大幅に低減することが可能になる。
【0058】
即ち、例えば米国特許第6,793,064号に例示されている、整列部材と押動部材とを搬送する別々のコンベヤとは対照的に、1つのコンベヤを使って、各グループ3のパッケージ2を整列させると同時に押動するように設計された部材(35)を搬送することができる。
【0059】
添付の特許請求の範囲に定義された範囲を逸脱することはなく、本明細書に記載され例示された装置1に変更を加えることができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】明示するために幾つかの部品を取り去った、本発明の教示による、パッケージのグループ分け装置の斜視図である。
【図2】図1の装置の、パッケージとの相互作用における一作動状態の側面図である。
【図3】図1の装置の、パッケージとの相互作用における別の作動状態の側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移送経路(T)に平行な長手方向列に配置されたパッケージ(2)を受け入れる投入場所(5)と、
前記長手方向列それぞれからの、前記移送経路(T)に直交する少なくとも1つの列に整列させられた、所与の数のパッケージ(2)を備えるグループ(3)の送出場所(6)と、
所定の時間間隔で各グループ(3)に相当する数のパッケージ(2)が供給され、前記パッケージ(2)を前記投入場所(5)から前記送出場所(6)まで前記移送経路(T)に沿って給送する可動搬送面(9)と、
前記移送経路(T)の前記投入場所(5)から前記送出場所(6)までに対して平行な少なくとも1つの部分(R)を有する作動経路(R)に沿って周期的に送り込まれる可動部材(35)であって、各周期毎に、前記可動部材(35)の上流側の各グループ(3)の前記パッケージ(2)が、それに押し付けられて、捕捉され、前記移送経路(T)に直交する少なくとも1つの列に整列させられる整列面(36)を備える少なくとも1つの可動部材(35)とを備える、移送経路(T)上でパッケージ(2)をグループ分けする装置(1)であって、
前記可動部材(35)が又、前記可動部材(35)の下流側のパッケージ(2)の各グループ(3)に各周期毎に作用して、前記グループ(3)を前記装置(1)から押し出す押動面(40)を備えることを特徴とする装置(1)。
【請求項2】
前記移送経路(T)の端部上で各グループ(3)の前記パッケージ(2)に作用して、前記可動部材(35)の前記押出作用の前に、前記パッケージ(2)の速度を低下させる減速手段(32)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記減速手段(32)が、前記搬送面(9)の下流側で前記移送経路(T)上に延在する固定面(33)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記搬送面(9)及び前記可動部材(35)が、それぞれの前記経路(T、R)に沿って連続的に移動することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記可動部材(35)が、少なくとも前記パッケージ(2)と相互作用関係にある時には、最大で前記搬送面(9)と等しい速度で移動することを特徴とする、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記可動部材(35)が、前記移送経路(T)に直交する2本の平行な横木(41、42)を備え、上流側に配置されたそれらの1方(41)が前記整列面(36)を形成し、それらの他方が前記押動面(40)を形成することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記作動経路(R)に沿って移動する複数の前記可動部材(35)を備え、その結果、それぞれの前記整列面(36)は、対応する上流側のパッケージ(2)のグループ(3)に作用し、それぞれの前記押動面(40)は、対応する下流側のパッケージ(2)のグループ(3)に作用することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記移送経路(T)の両側に配置され、前記送出場所(6)に向かって互いに狭まって、各グループ(3)の前記パッケージ(2)を前記移送経路(T)に対して直交方向に押し詰める2つの側面案内部材(45)を備えることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2008−528409(P2008−528409A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553608(P2007−553608)
【出願日】平成18年2月3日(2006.2.3)
【国際出願番号】PCT/EP2006/050644
【国際公開番号】WO2006/082230
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(591007424)テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム (190)
【Fターム(参考)】