説明

綾巻きボビンを製造する紡績機の巻き取りステーション

本発明は、綾巻きボビンを製造する紡績機の巻き取りステーションであって、繰り出し補助装置(23)が設けられており、該繰り出し補助装置は、定置の管状の糸ガイド装置(36)を有しており、該糸ガイド装置は、繰り出し位置に配置されている紡績コップ(9)の上側に設置されている形式のものに関する。本発明によれば、糸ガイド装置(36)は入口側に、交換可能に配置された糸ガイド挿入体(39)を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、綾巻きボビンを製造する紡績機の巻き取りステーションに関する。
【0002】
自動綾巻き機に関して数年来、このような紡績機の巻き取りステーションの領域に、紡績コップからの糸の引き出しを改善するための装置を配置することが公知である。多数の特許文献において、例えば、紡績位置に配置されている紡績コップの上側に配置された、紡績コップからの糸の剥離を支援する装置が記載されている。即ち、この装置は、巻き返し過程中の糸の緊張を、糸にとって無害なレベルに維持するために働いている。
【0003】
糸引き出し加速装置としても記載されるこのような装置は例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4418312号明細書に記載されている。この公知の糸引き出し加速装置は、糸のためのガイド面を有しており、このガイド面は、円錐台周面の形状を有しており、この場合、大きな直径は紡績コップに面している。円錐台周面は、角錐台周面の縁部が円錐台周面を突き抜けて、この際に、切り込み部が形成されるように、角錐台周面によって貫通される。
【0004】
他の公知の糸引き出し加速装置とは異なりこの装置は、糸が頭部の上方で紡績コップから引き出される際に形成される糸バルーンが損傷または抑制されるのではなく、単に成形されるという利点を有している。
【0005】
さらに、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4406076号明細書及び/又はドイツ連邦共和国特許出願公開第4221559号明細書には、綾巻きボビンを製造する紡績機が記載されており、この紡績機は、巻き取りステーションの領域にそれぞれ1つの複数の部分から成る管状に形成された繰り出し補助装置を有している。
【0006】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4406076号明細書によると、このような各繰り出し補助装置は、互いに内外に挿入可能な3つの管状の糸ガイドエレメントから成っている。即ち、紡績コップの上方に下降可能な下方のガイドエレメントは、高さ調節可能に真ん中の糸ガイド管に沿ってガイドされており、真ん中のガイド管自体はクランプ手段を介して別の管状の構成部分に固定されており、この別の管状の構成部分は巻き取りステーションの組み付けプレートに定置に配置されている。下縁部の領域で円錐状に形成されている第1の管状の糸ガイドエレメントは、巻き返し過程中に、所属の駆動装置によって規定されたように、紡績コップの上方に、円錐部が常に、紡績コップのいわゆるコップ円錐の領域に位置決めされているように下降される。クランプ装置によって上方の管状の構成部分に固定されている真ん中の糸ガイド管は、巻き返し過程中に、例えば新しい部分の開始時に、処理すべき紡績コップのその都度の長さに合わせて規定された組み込み位置に留まり、入口側で狭幅個所を有している。巻き返しすべき紡績コップの巻管先端の上方に密に位置決めされている真ん中の糸ガイド管の、入口側に配置されたこのような狭幅個所により多重の糸バルーンが分割される。
【0007】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4221559号明細書は、比較可能な繰り出し補助装置を備えた巻き取りステーションに関する。この公知の繰り出し補助装置は、規定されたように高さ調節可能な、紡績コップ上に下降可能な第1の糸ガイドエレメントを有しており、この糸ガイドエレメントには、同様に高さ調節可能に支承された糸ガイド鐘状体が支持されている。この糸ガイド鐘状体は、終端部の最大の調節範囲を規定する2つのストッパの間のスライドロッドに沿ってガイドされていて、糸走行方向で見て出口側に狭幅個所を有している。このような公知の装置でも、上述したように、頭部の上方での糸引き出しの際に紡績コップにおいて形成される糸バルーンの長さが、糸ガイド鐘状体の狭幅個所の位置により制限される。
【0008】
上記の糸ガイドエレメントの狭幅個所は巻き返し過程中、回転する糸バルーンに基づき、常に、走行する糸と接触しているので、この領域は高い摩耗にさらされている。即ち、糸ガイドエレメントでは、特に狭幅個所の領域で、常に摩耗がチェックされていなければならず、必要時に糸ガイドエレメントを交換しなければならない。
【0009】
上述した形式の巻き取りステーションを起点として、本発明の課題は、このような巻き取りステーションを、一方では高い巻き取り速度が実現可能であって、他方では摩耗部分を問題なく安価に交換可能であるように改善することである。
【0010】
この課題は本発明によれば、請求項1に記載したような巻き取りステーションにより解決された。
【0011】
本発明の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
【0012】
本発明により構成された巻き取りステーションは、特に、交換可能な糸ガイド挿入体を備えた糸ガイド装置を使用することにより、巻き取りステーションを高い巻取り速度で運転できるだけでなく、必要時、巻き取り運転中にこのような糸ガイド装置の極めて強い負荷を受ける構成部分を問題なく交換することができるという利点を有している。即ち、糸ガイド挿入体が相応に摩耗した際には、この糸ガイド挿入体を容易かつ極めて迅速に、相応の新しい構成部分に交換することができる。
【0013】
請求項2に記載したように、有利な構成では、糸ガイド挿入体が磁石ホルダによって摩擦接続的に容易に取り外し可能に糸ガイド装置に固定されている。このような磁石ホルダは、請求項3に記載したように、有利には強磁性の延長部と、収容孔内に配置された永久磁石とを有しており、糸ガイド挿入体の迅速な交換を可能にし、この場合、工具を使用する必要はない。
【0014】
請求項4及び5に記載したように、糸ガイド挿入体は有利な構成では、少なくとも部分的に、高耐摩耗性の材料、有利にはエンジニアリングセラミック材料から製造されている。即ち、糸ガイド挿入体は、例えばダイカスト若しくは射出成形法によって金属またはプラスチックから安価に製造され、磁石ホルダのための強磁性の延長部に配置される基体と、高耐摩耗性の糸導入部分とから成っている。上述したように、有利にはエンジニアリングセラミック材料から製造されているこのような糸導入部分は、この場合取り外し不能に、例えば接着により基体に固定されている。このような形式で構成された糸ガイド挿入体は、比較的安価に製造されるだけでなく、耐用寿命も長いことが特徴である。
【0015】
請求項6に記載したように、第1の構成では、糸ガイド挿入体は、管状に形成された糸ガイド装置の内法幅に相当する内法幅を有している。しかしながら有利には、請求項10に記載した構成のように、糸ガイド挿入体の鳩目状の開口の内法幅は、糸ガイド装置の内法幅よりも小さい。このような構成では、例えば使用される繊維材料または繊維強度に応じて開口の形状を相応に成形することにより、糸バルーンの形状に所望の影響を与えることができる。糸ガイド挿入体の鳩目状の開口は、例えば請求項11に記載されているように円形の横断面を有しているか、または請求項13に記載されているように多角形状の横断面を有している。
【0016】
糸ガイド挿入体の糸導入領域は有利には漏斗状に形成されており、糸ガイド挿入体の導入面は縦断面図で見て、直線状に延びているか(請求項8)、凸状に湾曲されて形成されている(請求項9)。両構成において、一方では糸が、巻き取りプロセスの開始時に問題なく鳩目状の開口を通って上方に吹き付けられる、または吸い込まれることが、他方では、巻き取りプロセス中に回転する糸が、開口内で回転する際に損傷されないことが保証される。
【0017】
請求項13に記載の別の構成では、糸ガイド挿入体の凸状に湾曲された導入面に付加的に切欠が設けられている。この切欠は回転する糸に振動を与え、この振動は同様に糸バルーンに有利に作用する。
【0018】
本発明のさらなる詳細は以下に図示した実施例につき詳しく説明する。
【0019】
図1には、綾巻きボビンを製造するための紡績機、この実施例では、いわゆる自動綾巻き機1が、側方図で概略的に示されている。このような形式の自動綾巻き機1は端部フレーム(図示せず)の間に多数の同形式の作業又は巻き取りステーション2を有している。この巻き取りステーション2では、公知であるので詳しくは説明しないが、リング紡績機(図示せず)で製造された、比較的僅かな繊維材料を有している紡績コップ9が大容量の綾巻きボビン11に巻き返される。
【0020】
製作された綾巻きボビン11は次いで、例えば綾巻きボビン交換機の、自動的に作業するサービスユニットによって、機械長の綾巻きボビン搬送装置21に引き渡され、機械端部側に配置されたボビン積み込みステーション等(図示せず)に搬送される。
【0021】
このような自動綾巻き機1は図1に略示されたように、ボビン・巻管搬送システム3の形式のロジスティクス装置を有している、または、多数の作業ステーション2の領域に、作業ステーション固有のそれぞれ1つのボビンマガジン、有利にはいわゆる円形マガジンが配置されている。
【0022】
ボビン・巻管搬送システム3では、搬送プレート8上に鉛直方向に固定された紡績コップ9若しくは空巻管34が循環している。このボビン・巻管搬送システム3のうち、図1では、コップ供給区分4、反転駆動可能貯え区分5、巻き取りステーション2に通じる横方向搬送区分6、巻管戻し案内区分7だけが示されている。略示したように、この場合、供給された紡績コップ9は、巻き取りステーション2の横方向搬送区分6の領域にある繰り出し位置10で位置決めされ、巻き返される。
【0023】
個々の巻き取りステーション2は、この目的で、公知であるので略示しかしないが、種々様々な糸処理装置を有しており、これらの糸処理装置は、紡績コップ9が大容量の綾巻きボビン11を形成するように巻き返されることを保証するだけでなく、糸を巻き返し過程中に監視し、検出された糸欠陥を排除することも保証する。
【0024】
このような公知の装置の1つは巻き取り装置24であって、巻き取り装置24は、旋回軸19を中心として可動に支承されているボビンフレーム18と、ボビン駆動装置26と、綾振り装置28とを有している。図1に示した実施例では綾巻きボビン11は、巻き取り過程中に例えばその表面で、個々にモータ負荷可能な駆動ドラム26上に位置しており、この駆動ドラム26によって摩擦接続を介して連行される。
【0025】
綾巻きボビン11に巻き付ける際の糸の綾振りは綾振り装置28によって行われる。綾振り装置28はこの実施例ではフィンガ状糸ガイド29を有している。このような綾振り装置28は公知であり、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第19858548号明細書に詳しく記載されている。
【0026】
冒頭で既に説明したように、このような形式の巻き取りステーション2は通常それぞれさらに、糸継ぎ装置13、有利にはニューマチック式に作業するスプライス装置と、負圧負荷可能な吸込管12と、同様に負圧負荷可能なグリッパ管25とを有している。吸込管12とグリッパ管25とはこの場合、装置固有の負圧トラバース32に接続されている。この負圧トラバース32は負圧源33に接続されている。
【0027】
このような作業ステーション2は通常さらに、下糸センサ22と、糸張設装置14と、糸切り装置17を有した糸クリアラ15と、糸引張力センサ20と、ワクス処理装置16とを有している。さらに、作業ステーション2には繰り出し補助装置23が設けられており、この繰り出し補助装置23は、紡績コップ9で準備された下糸を、負圧負荷可能なグリッパ管25にニューマチック式に引き渡すために働き、かつ巻き取り過程中に、紡績コップ9からの糸の繰り出しの際に生じる糸バルーンに、糸の緊張を低減するために有利に影響を与えるためにも働く。
【0028】
このような繰り出し補助装置23は、図2にも斜視図で示したように、主として、鉛直方向に摺動可能に支承されたバルーン制限装置27と、管状の糸ガイド装置36と、アダプタ40とから成っている。即ち、バルーン制限装置27は駆動装置30を介して規定されたように鉛直方向Rで、バルーン制限装置27が巻き取り過程中に、紡績コップ9の繰り出しステップに続いて下方に移動されるように調節可能である。有利には、この場合、エレメント27の下縁部50は、ほぼ紡績コップ9のコップ円錐51の高さに位置決めされている。
【0029】
図1及び図2に示したように、糸ガイド装置36は有利には複数の部分から形成されている。即ち、糸ガイド装置36は、定置に配置されたアダプタ40に固定された上管37と、この上管37に関して摺動可能に配置された、組み込み高さが調節可能な下管38とから成っている。組み込み状態で下管38は常に上管37に、糸ガイド装置36の下管38に配置された糸ガイド挿入体39が、繰り出しステーション10に位置決めされた紡績コップ9の巻管先端のちょうど上側に配置されているような高さで固定されている。
【0030】
本発明によればこのような糸ガイド挿入体39は容易に交換可能に、糸ガイド装置36の下管38に配置されている。糸ガイド挿入体39の個々の構成は図3〜図12に詳しく示されている。
【0031】
種々の図面から明らかであるように、糸ガイド挿入体39の導入領域45は漏斗状に形成されている。この場合、導入面46は、図3、図5、図7に縦断面図で示されているように直線状に形成されているか、又は、導入面46は、図4、図6、図8、図13、図14に示されているように凸状に湾曲されている。
【0032】
図3及び図4の構成では、糸ガイド挿入体39の内法幅dは、糸ガイド装置36の下管38の内法幅Dに相当している。図5〜図8には、鳩目状の端部個所47を有した糸ガイド挿入体39が示されている。即ち、導入領域45には、内法幅dが、糸ガイド装置36の内法幅Dよりも著しく小さい開口47が続いている。
【0033】
糸ガイド挿入体39は例えば、図3〜図6に示したように、直接、耐摩耗性の材料、有利には鋼から製造されていて、導入側45とは反対側の背面に強磁性の延長部35を有しており、この延長部35は、糸ガイド装置36における収容孔41に固定されている永久磁石42と対応する。即ち、糸ガイド挿入体39の強磁性の延長部35は、糸ガイド装置36の永久磁石42と共に磁石ホルダ31を形成している。
【0034】
図7及び図8によれば、糸ガイド挿入体39は、基体43と、基体43に解離不能に固定された糸導入部分44とから成っている。基体43はこの場合、例えば、射出成形部品又はダイカスト部品として形成されており、例えばアルミニウムまたはプラスチックから成っている。糸導入部分44は、高耐摩耗性の材料、例えば、エンジニアリングセラミック材料から製造されている。このような場合も、糸ガイド挿入体39の糸ガイド装置36における固定は磁石ホルダ31によって行われる。
【0035】
図11及び図12に示されているように、糸ガイド挿入体39における鳩目状の開口47は、円形であっても多角形であっても良い。付加的に図11に示したように、導入面46の領域には、回転中に糸に影響を与える切欠等が設けられていて良い。
【0036】
糸ガイド装置36の入口側における、交換可能な糸ガイド挿入体39を備えた本発明による繰り出し補助装置23により、糸を損傷することなく高い巻き取り速度で実現可能な巻き取りプロセスを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】定置の管状の糸ガイド装置を有した繰り出し補助装置を備えた、綾巻きボビンを製造する紡績装置の巻き取りステーションを示した側方図である。
【図2】図1に概略的に示した繰り出し補助装置の斜視図である。
【図3】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第1実施例を示した図である。
【図4】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第2実施例を示した図である。
【図5】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第3実施例を示した図である。
【図6】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第4実施例を示した図である。
【図7】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第5実施例を示した図である。
【図8】糸ガイド装置の端部側に配置された糸ガイド挿入体の第6実施例を示した図である。
【図9】収容孔に配置された永久磁石を備えた糸ガイド装置を下方から見た図である。
【図10】強磁性の延長部を有した糸ガイド挿入体の別の構成を示した図である。
【図11】図8の矢印Fの方向で糸ガイド挿入体を見た図である。
【図12】図7の矢印Fの方向で糸ガイド挿入体を見た図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
綾巻きボビンを製造する紡績機の巻き取りステーションであって、繰り出し補助装置が設けられており、該繰り出し補助装置は、定置の管状の糸ガイド装置を有しており、該糸ガイド装置は、繰り出し位置に立てられている紡績コップの上側に設置されている形式のものにおいて、
糸ガイド装置(36)は入口側に、交換可能に配置された糸ガイド挿入体(39)を有していることを特徴とする、綾巻きボビンを製造する紡績機の巻き取りステーション。
【請求項2】
糸ガイド挿入体(39)が、磁石ホルダ(31)によって、摩擦接続的に、容易に解離可能に、糸ガイド装置(36)に固定可能である、請求項1記載の巻き取りステーション。
【請求項3】
磁石ホルダ(31)が、収容孔(41)内に配置された永久磁石(42)に対応する強磁性の延長部(35)を有している、請求項2記載の巻き取りステーション。
【請求項4】
糸ガイド挿入体(39)が高耐摩耗性の材料から製造されている、請求項1記載の巻き取りステーション。
【請求項5】
糸ガイド挿入体(39)が、基体(43)と、該基体(43)に解離不能に固定された糸導入部分(44)とから成っており、該糸導入部分はエンジニアリングセラミック材料から製造されている、請求項4記載の巻き取りステーション。
【請求項6】
糸ガイド挿入体(39)が、糸ガイド装置(36)の内法幅(D)に相当する内法幅(d)を有している、請求項1から5までのいずれか1項記載の巻き取りステーション。
【請求項7】
糸ガイド挿入体(39)が、漏斗状に形成された糸導入領域(45)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の巻き取りステーション。
【請求項8】
糸導入領域(45)が、縦断面図で見て直線的に延びている導入面(46)を有している、請求項7記載の巻き取りステーション。
【請求項9】
糸導入領域(45)が、縦断面図で見て凸状に湾曲されている導入面(46)を有している、請求項7記載の巻き取りステーション。
【請求項10】
糸ガイド挿入体(39)が鳩目状の開口(47)を有しており、該開口(47)の内法幅(d)が、糸ガイド装置(36)の内法幅(D)よりも小さい、請求項1から9までのいずれか1項記載の巻き取りステーション。
【請求項11】
糸ガイド挿入体(39)の鳩目状の開口(47)が円形の横断面を有している、請求項10記載の巻き取りステーション。
【請求項12】
糸ガイド挿入体(39)が、縦断面図で見て凸状に湾曲されている導入面(46)を有した糸導入領域(45)を有しており、糸導入領域(45)には切欠(49)が配置されている、請求項11記載の巻き取りステーション。
【請求項13】
糸ガイド挿入体(39)の鳩目状の開口(47)が多角形状の横断面を有している、請求項10記載の巻き取りステーション。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2009−502692(P2009−502692A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−524375(P2008−524375)
【出願日】平成18年6月28日(2006.6.28)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006227
【国際公開番号】WO2007/014603
【国際公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【出願人】(307031976)エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (105)
【氏名又は名称原語表記】Oerlikon Textile GmbH & CO. KG
【住所又は居所原語表記】Leverkuser Strasse 65, D−42897 Remscheid, Germany
【Fターム(参考)】