説明

線量計

【課題】人体などに取付けられる線量計において、湾曲した対象物表面に対して安定して装着できるようにする。
【解決手段】線量計10は本体12と装着部14とを有し、装着具14によって人体の腕、足などに線量計10が装着される。本体12の裏面は左右の側面16Cにかけて湾曲した湾曲面を構成している。その湾曲した裏面が人体等の表面に装着される。ヘッド16A内にはGPSモジュールが収容されている。本体12の左右端部には一対のバッテリユニットが収容されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は線量計に関し、特に、対象物に装着された状態で放射線を検出する携帯型の線量計に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型の線量計として、衣服のポケットに挿入・装着するタイプの個人線量計、首から紐を用いてぶら下げて使用する個人線量計、などが知られている。従来の一般的な個人線量計は細長の箱形のような単純な形態を有し、その前面及び後面は平坦である。下記の特許文献1には腕時計に類似する形態をもった個人線量計の外観が示されている。
【0003】
個人線量計は、人体の胸部、腹部などの所定の箇所に位置決めされるのが通常である。その一方において、様々な理由から、腕、腰、足、頭部などの任意の人体部位に線量計を装着させたい場合もある。しかし、従来の個人線量計は、湾曲した表面への装着に適する形態をもっていないために、その装着を適切に行えない問題がある。
【0004】
【特許文献1】意匠登録第1195533号図面
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のように、丸みをもった人体(あるいはその他の対象物)に線量計を装着する場合、装着面が単純な平面であると、どうしても密着性や安定性を十分に高めることができない。例えば、活発に活動する作業員(レスキュー隊員など)の場合、その活動・作業の妨げにならない部位に簡便かつ確実に線量計を装着したい要望がある。
【0006】
本発明の目的は、丸みをもった対象物に対して良好な装着を行える線量計を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、装着状態において重量バランスが良好な線量計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明は、凸状に湾曲した対象物表面に装着され、放射線を測定する携帯型の線量計であって、前面、後面、右側面及び左側面を有するケースと、前記ケースに収容された放射線検出部と、前記ケースに収容されたバッテリ部と、当該線量計を対象物に装着するための装着手段と、を含み、前記ケースの後面は、前記ケースの右側面及び左側面の間にわたって凹状に湾曲した装着面を構成し、前記凸状に湾曲した対象物表面に前記凹状に湾曲した装着面が接合された状態で、前記装着手段によって当該線量計が対象物に固定されることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、装着面をなす後面が凹状に湾曲しているので、線量計の装着時に、凸状の湾曲した表面への密着性を高めることができる。線量計は着脱自在に対象物に装着される。対象物としては、人体の腕、足、腰、頭部(例:ヘルメット)などをあげることができる。対象物が円柱状の柱、パイプであってもよい。装着面の曲率は2つの側面間にわたって一定であってもよいし、変化してもよい。装着面に対して滑り止めのための部材や構造を設けてもよい。
【0010】
望ましくは、前記ケースの左側面及び右側面はそれぞれ円筒面状に形成される。湾曲面としての後面に滑らかに連絡して円筒面状の左側面及び右側面が形成されるのが望ましい。前面は平坦面であってもよいし、凸状に湾曲した面であってもよい。前面には表示器や操作部材が設けられるのが望ましい。
【0011】
望ましくは、前記バッテリ部は一対のバッテリユニットで構成され、前記ケースの内部における左端部分及び右端部分には円筒形状をもった一対のバッテリ収容室が形成され、前記一対のバッテリ室に前記一対のバッテリユニットが収容される。この構成によれば、一対のバッテリユニットを有限な空間内に合理的に配置することができる。つまり、ケース内のデットスペースを削減して、ケースを小型化できる。ケースの左端部分及び右端部分にそれぞれバッテリユニットを設ければ、重量の左右バランスを良好にでき、対象物が激しく運動しても装着状態を安定して維持することが容易となる。なお、ケースの後面壁が湾曲し、ケースの前面壁が平坦な場合、ケースの中央から左右端部にかけて、ケース内空間が広がることになる。そのような条件下で、ケースの各側面壁を円筒状に形成すれば、ケースの左右端部に自然に円柱形状の空間を確保でき、そこをバッテリ収容室として活用できる。
【0012】
望ましくは、前記装着手段は、前記ケースに設けられた取付部と、前記取付部に係合し、前記対象物に巻き付けられる締結部材と、を含む。望ましくは、左側面及び右側面にそれぞれ1又は複数の取付部が形成される。締結部材はそれ自体伸縮性をもった紐状部材であってもよいし、経路長を自在に可変できる機構を備えた非伸縮性の紐状部材であってもよいし、確実に装着を行える限りにおいて、その他のバンドなどであってもよい。
【0013】
望ましくは、前記締結部材は、前記線量計の前面を回って前記線量計及び前記対象物を取り囲む環状のバンド部材で構成され、前記バンド部材により当該線量計が前記対象物へ押し付けられる。バンド部材が線量計の前面を回り込んでその締め付けを行えるようにすれば線量計の前面側からそれを対象物側へ確実に押し付けることができる。バンド部材により、前面に設けられる表示器や入力器などが隠れないように、それらを避けてバンド部材を取り付けるようにするのが望ましい。また、検出する放射線の種類及びバンド部材の材質にもよるが、バンド部材によって放射線検出部ができる限り覆われないようにするのが望ましい。
【0014】
望ましくは、地理上の位置を検出する位置検出部が設けられる。望ましくは、前記位置検出部は前記ケースの上部に配置される。望ましくは、前記放射線検出部により得られた線量データと前記位置検出部により得られた位置データとを相互に関連付けて管理するプロセッサを含む。望ましくは、前記放射線検出部は互いに特性が異なる複数の検出ユニットで構成される。
【0015】
人体の胸部等の所定部位以外で個人被曝管理を行う場合、必要に応じて、線量データが補正、校正される。これによって、所定部位における検出結果と同等の検出結果を得られる。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明によれば、丸みをもった対象物に対して良好な装着状態を得られる線量計を提供できる。あるいは、本発明によれば、装着状態において重量バランスが良好な線量計を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1には、本発明に係る線量計の好適な実施形態が示されており、図1は線量計の斜視図である。
【0019】
線量計10は本実施形態において個人被曝管理用の個人線量計である。但し、図1に示される線量計10を、人体以外の構造物などに装着するようにしてもよい。線量計10は本体12及び装着具14を有する。装着具14は図1に示す例において2つのバンド14A,14Bで構成されている。この装着具14を利用して人体の腕、足、腰などの丸みをもった部位に線量計10を着脱自在に装着することができる。
【0020】
本体12におけるケース16は全体として箱型の形態を有しているが、後に説明するように、その後面は左右方向(図においてX方向)にかけて湾曲した湾曲面を構成している。ケース16の上部はやや肥大したヘッド16Aを構成している。ヘッド16A内には後に説明するように位置検出器としてのGPSモジュールが収容される。
【0021】
ケース16の前面16Bは本実施形態において操作面として機能し、その前面16Bはその主要部分が平坦に構成されており、そこには表示器としてのLCD20及び複数のスイッチ22が設けられている。LCD20には測定結果や他の情報が表示される。スイッチ22は線量計10の動作を指令するための入力部を構成する。各スイッチ22における操作面は前面16Bの表面レベルよりも奥側に引っ込んだ位置に設定されており、これによって前面16Bが他の部材と接触した場合におけるスイッチ誤操作が防止されている。LCD20の表示面も前面16Bの表面レベルよりも奥側に引っ込んだ位置に設定されており、表示面の物理的な保護が図られている。
【0022】
LCD20及び複数のスイッチ22は前面16Bにおける一方側に設けられており、前面16Bにおける他方側には図示されるように3つのマーカー24A,24B,24Cが描かれている。それらのマーカー24A,24B,24Cは後に説明する3つの放射線センサの検出中心を表すものである。
【0023】
ケース16における左側面及び右側面16Cは後に説明するように円筒面状に形成されており、湾曲した後面から滑らかにつながった円筒面が構成されている。更にその各側面16Cは前面16Bに滑らかに連絡している。従って線量計10をZ方向から観察した場合、線量計10はまゆ型のような形態を有している。また線量計10の全体形状を捉えた場合、それは飯盒のような形態を有し、あるいは尻ポケットに収容されるウイスキーボトルのような形態を有する。但し、本実施形態では位置検出器を構成するGPSモジュールのサイズが比較的大きいため、ケース16においてやや肥大したヘッド16Aが存在している。ただしヘッド16Aの突出部分は前面16B側において存在し、後面側においてヘッド16Aは突出していない。
【0024】
2つの側面16Cにはそれぞれ一対の取付部26が設けられている。それぞれの取付部26はバンド14A,14Bを挿通させるスリットを有しており、各バンド14A,14Bは左側面及び右側面16Cにそれぞれ設けられた取付部26に係合する。本実施形態において、バンド14A,14Bはそれ自体伸縮性のないフレキシブルな部材によって構成されており、そこには図示されていない長さ調節機能が設けられている。すなわち、対象物(例えば腕)に対して線量計10の後面を密着させた状態において、それらの両者を取り囲むバンド14A,14Bの長さを調整することにより、それらのバンド14A,14Bによって線量計10を確実にかつ安定して対象物に固定することが可能である。
【0025】
本実施形態においては装着具14として一対のバンド14A,14Bが設けられていたが、もちろん幅広の一つのバンドを利用してもよく、あるいは他の部材を利用してもよい。本実施形態においては、各バンド14A,14Bが線量計10における前面16B側を回り込んでいるため、前面16B側から線量計10を対象物側へ押しつけてそれを固定することが可能であるという利点がある。但し、バンドの一方端を線量計10の左側面に取付け、バンドの他方端を線量計10の右側面に取付け、その上でバンドの長さを調整することによって線量計10を対象物へ固定するようにしてもよいし、また他の機構を利用してその装着を行えるようにしてもよい。いずれにしても、装着具14を用いて線量計10を装着した場合において、装着具14によってLCD20やスイッチ22が隠れないようにするのが望ましく、また装着具14によってできる限り放射線センサが覆われないように構成するのが望ましい。
【0026】
図2には、線量計10を人体30に取り付けた状態が示されている。人体30は例えば腕や足などであって、その表面は凸状に湾曲している。一方、線量計10の後面16Dは、図示されるように凹状に湾曲した湾曲面であって、その後面16Dが人体表面に密着した状態で線量計10が人体30に対して装着される。そのような装着状態においてケース内に収容されている放射線検出部により放射線27の検出が行われる。放射線27は例えばX線、γ線などであり、それ以外にもβ線やα線を検出対象とすることができ、更に中性子線を検出対象とすることもできる。なお後面16Dの曲率は左右方向に沿って一定であってもよいし、変化していてもよい。ちなみに、図に示されるように、後面16Dが凹状の湾曲面を構成し、それに連なる2つの側面が略円筒面の形状を有しているため、線量計10のケース内には左右端部に円筒形状の空間が生じる。本実施形態においては、そのような円筒形状の空間がバッテリーユニットの収容室として利用されている。
【0027】
図3には、線量計10の正面図が示されている。上述したように2つのバンド14A,14Bは線量計10の前面16Bを通過しているが、符号Wで示されるように、2つのバンド14A,14Bの間においてLCD20及び各スイッチ22が露出している。更にその範囲W内に3つのマーク24A,24B,24Cが現れている。
【0028】
図4には、線量計10の内部が部分的に示されている。ケース16内には左右端部に円筒形状のバッテリ収容室が形成され、そのバッテリ収容室にはそれぞれバッテリユニットが収容される。本実施形態において、各バッテリユニットは2つのバッテリ(電池)34で構成されており、線量計10全体として4つのバッテリ34が収容されている。各バッテリは比較的重い部材であり、それらが左右に均等に配置されていることから、線量計10の装着状態において重量バランスを適正化でき、安定的な装着を確保することができる。なおバッテリとしては各種の電池を利用することができ、本実施形態においては円筒形状をもった電池が用いられているが、これ以外にもボタン型あるいは箱型の電池を利用することができる。
【0029】
ケース16内には本実施形態において3つの検出ユニットが配置されており、すなわち3つの放射線センサ38,40,42とそれらに対応した3つのフィルタ板38A,40A,42Aが設けられている。なお符号36は各センサなどを搭載している基板を表している。符号28はGPSモジュールを表している。
【0030】
図5には以上説明した線量計のブロック図が示されている。放射線検出部100は3つの検出ユニット104,106,108によって構成される。各検出ユニット104,106,108はそれぞれエネルギー感度が異なるものである。なお複数の放射線に対応して複数の検出ユニットを設けることもできるし、またβ線とγ線の混在場において一方の放射線のみを検出するような場合において複数の検出ユニットを利用することができる。検出ユニット104は放射線センサ38とフィルタ板38Aとで構成され、検出ユニット106は放射線センサ40とフィルタ板40Aとで構成され、検出ユニット108は放射線センサ42とフィルタ板42Aとで構成されている。それぞれの放射線センサ38,40,42は互いに異なる有感面積を有しており、すなわち互いに感度が異なっている。また各フィルタ間38A,40A,42Aも互いに異なる材質あるいは厚みを有している。それらによってエネルギー感度特性が適宜調整されている。
【0031】
3つの検出ユニット104,106,108に対応して3つの信号処理モジュール50,52,54が設けられている。各信号モジュール50,52,54はそれぞれアンプ、波高弁別器、カウンタなどを有しており、信号処理結果としての計数値がプロセッサ56へ出力されている。
【0032】
プロセッサ56には上述した表示器としてのLCD20が接続され、また複数のスイッチによって構成されるスイッチ部58が接続されている。更に、プロセッサ56には上記のGPSモジュール28が接続されており、衛星からの電波を受信することによって地理上の位置を表すデータが取得されている。線量データと位置データは相互に関連付けられてメモリ56上に格納される。これによって地理上のどの位置においてどの程度被曝したのかをデータとして管理することが可能となる。バッテリ部60はプロセッサ56を含む各電子機器に対して電源を供給している。バッテリ部60は上述したように一対のバッテリユニットで構成され、各バッテリユニットは1又は複数のバッテリによって構成される。
【0033】
通信部62は、プロセッサ56と外部の機器との間でデータの送受信を行うためのモジュールである。その送受信にあたっては信号線を利用してオンラインで電気的にデータ転送を行うこともできるし、赤外線を利用して行うこともできる。電話回線などを利用してデータの送受信を行うことも可能である。
【0034】
以上説明したように、本実施形態の線量計によれば、その後面が湾曲面を構成しているため、例えば人体の腕や足などの丸みを帯びた部位に対して後面を密着させた状態で線量計を固定することができるので、良好な装着状態を得られるという利点がある。例えば、施設内外において活発に活動する者の被曝管理を行う場合、その者の胸部に個人線量計を装着すると活動や作業の妨げとなる場合もある。これに対し、本実施形態においてはそのような作業の邪魔にならない部位、例えば腕の外側などに線量計を装着することができ、あるいは、ヘルメットなどに線量計を装着することができ、適正な被曝管理と作業性の確保とを同時に達成できるという利点がある。ちなみに、実際に装着する部位に応じて検出結果の補正あるいは校正を行うことにより、胸部等の所定位置において測定を行った場合と同等の測定結果を得ることも可能である。図5に示されるプロセッサはそのような補正演算機能を具備している。
【0035】
上記の実施形態においては線量計を人体に装着する場合についての説明を行ったが、本実施形態に係る線量計は例えば円柱状の柱やパイプなどの表面に装着することも可能である。その場合においては固定手段として紐部材を用いることも可能であるし、粘着テープなどを用いるようにしてもよい。個人線量計の装着面には例えばギザギザの加工を施したり、ラバーなどを装着したりして、より装着状態が良好となるようにしてもよい。またそこにウレタンなどの弾力性をもった部材を配置し、人体からの振動を緩和するようにしてもよい。なお本実施形態の線量計は測定時における姿勢あるいは向きに格別制約はなく、様々な向き及び姿勢をもって人体等に装着することが可能である。ただし、一般にはGPSモジュールが上方となるように個人線量計の配置を行うのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本実施形態に係る線量計の斜視図である。
【図2】本実施形態に係る線量計の装着状態を示す模式図である。
【図3】本実施形態に係る線量計の正面図である。
【図4】本実施形態に係る線量計の内部構造を示す図である。
【図5】本実施形態に係る線量計が有する構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0037】
10 線量計、12 本体、14 装着具、16 ケース、16A ヘッド、16B 前面(操作面)、16C 側面、16D 後面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
凸状に湾曲した対象物表面に装着され、放射線を測定する携帯型の線量計であって、
前面、後面、右側面及び左側面を有するケースと、
前記ケースに収容された放射線検出部と、
前記ケースに収容されたバッテリ部と、
当該線量計を対象物に装着するための装着手段と、
を含み、
前記ケースの後面は、前記ケースの右側面及び左側面の間にわたって凹状に湾曲した装着面を構成し、
前記凸状に湾曲した対象物表面に前記凹状に湾曲した装着面が接合された状態で、前記装着手段によって当該線量計が対象物に固定されることを特徴とする線量計。
【請求項2】
請求項1記載の線量計において、
前記ケースの左側面及び右側面はそれぞれ円筒面状に形成されたことを特徴とする線量計。
【請求項3】
請求項1又は2記載の線量計において、
前記バッテリ部は一対のバッテリユニットで構成され、
前記ケースの内部における左端部分及び右端部分には円筒形状をもった一対のバッテリ収容室が形成され、
前記一対のバッテリ室に前記一対のバッテリユニットが収容されることを特徴とする線量計。
【請求項4】
請求項1記載の線量計において、
前記装着手段は、
前記ケースに設けられた取付部と、
前記取付部に係合し、前記対象物に巻き付けられる締結部材と、
を含むことを特徴とする線量計。
【請求項5】
請求項4記載の線量計において、
前記締結部材は、前記線量計の前面を回って前記線量計及び前記対象物を取り囲む環状のバンド部材で構成され、
前記バンド部材により当該線量計が前記対象物へ押し付けられることを特徴とする線量計。
【請求項6】
請求項1記載の線量計において、
地理上の位置を検出する位置検出部が設けられたことを特徴とする線量計。
【請求項7】
請求項6記載の線量計において、
前記位置検出部は前記ケースの上部に配置されたことを特徴とする線量計。
【請求項8】
請求項6記載の線量計において、
前記放射線検出部により得られた線量データと前記位置検出部により得られた位置データとを相互に関連付けて管理するプロセッサを含むことを特徴とする線量計。
【請求項9】
請求項1記載の線量計において、
前記放射線検出部は互いに特性が異なる複数の検出ユニットで構成されたことを特徴とする線量計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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