説明

縁なし眼鏡におけるレンズの固定方法及びそれを使用した縁なし眼鏡

【課題】レンズをコネクタにはめ込むだけで固定でき、しかも強固な係合が可能である縁なし眼鏡を提供する。
【解決手段】縁なしレンズ(1,2)と、ブリッジ(3)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)を有する縁なし眼鏡である。前記縁なしレンズ(1,2)は、左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11,12)を有し、前記切り欠き(11,12)は段部(13)が設けられていて、短寸の第1厚み部(14)を形成している。前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31,61)を有する。前記縁なしレンズ(1,2)の切り欠きと前記ブリッジ(3)及び前記コネクタの溝(31,61)が係合することにより、前記第1厚み部(14)と前記溝(31,61)が嵌り合う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縁なし眼鏡におけるレンズの固定方法及びそれを使用した縁なし眼鏡に関する。縁なし眼鏡で使用するレンズにはガラス製のものとプラスチック製のものがあるが、本発明は、プラスチック製縁なしレンズ(例えばサングラス)の固定に最も適している。
【背景技術】
【0002】
プラスチック製縁なし眼鏡において、レンズとブリッジ及びレンズとコネクタとを固定する方法としては、添付の図9に示すように、レンズに貫通孔を設け、この貫通孔に挿通したネジをナットで締結することにより、レンズを固定する方法が一般的である。レンズの厚みの違いに対しては、ナットの締結位置を変化させることで対応可能である。このような機構は、例えば特開2004−29855や特開2002−244083の添付図面にも見られる。
【0003】
ネジを用いてレンズを固定する方法は、予めブリッジ及びコネクタにネジを取り付けておく工程が必須であるが、この作業は精密加工を要し、生産性が悪く、製造コストを上昇させるものであった。
【0004】
そこで、特許第2615333号では、レンズをコネクタにはめ込むだけで固定することを提案している。これによると、レンズ上の窪みがコネクタ上の突起と係合するように構成されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許第2615333号の発明では、迅速なレンズの交換が可能ではあるが、レンズとコネクタの係合が引っかけ程度であり、激しい運動などにより脱落することが予想される。
【0006】
本発明では、レンズをコネクタにはめ込むだけで固定でき、しかも強固な係合が可能である縁なし眼鏡におけるレンズの固定方法を提供することを目的とする。また、それによって得られる縁なし眼鏡を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、縁なしレンズをブリッジ及びつる先端のコネクタに固定する方法であって、前記縁なしレンズの左右上端付近に、内方に延びる切り欠きを設け、さらに前記切り欠きに段部を設けて、短寸の第1厚み部を形成し、前記ブリッジ及び前記コネクタの表面に、上下にわたって長手方向断面C字状の溝を設け、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝を係合させ、前記切り欠きの第1厚み部と前記溝が嵌り合うことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、縁なしレンズと、ブリッジ及びつる先端のコネクタを有する縁なし眼鏡であって、前記縁なしレンズは、左右上端付近に、内方に延びる切り欠きを有し、前記切り欠きは段部が設けられていて、短寸の第1厚み部を形成しており、前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝を有し、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝が係合することにより、前記第1厚み部と前記溝が嵌り合うことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2の縁なし眼鏡において、前記ブリッジ及び前記コネクタの溝底が凸部を有し、前記レンズの切り欠きが凹部を有し、これらの凸部と凹部が係合可能であるものである。
【0010】
請求項4の発明は、請求項2の縁なし眼鏡において、前記ブリッジ及び前記コネクタの溝底が凹部を有し、前記レンズの切り欠きが凸部を有し、これらの凸部と凹部が係合可能であるものである。
【0011】
請求項5の発明は、請求項2の縁なし眼鏡において、前記ブリッジ及び/又は前記コネクタの溝前方に凸部があり、前記レンズの切り欠き段部側面に凹部があり、これらの凹部と凸部が係合可能であるものである。
【0012】
請求項6の発明は、縁なしレンズをブリッジ及びつる先端のコネクタに固定する方法であって、前記縁なしレンズの左右上端付近に、内方に延びる切り欠きを設け、この切り欠きが凹部又は凸部を有し、前記ブリッジ及び前記コネクタの表面に、上下にわたって長手方向断面C字状の溝を設け、この溝が凸部又は凹部を有し、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝を係合させ、前記凸部と前記凹部、又は、前記凹部と前記凸部を係合させることを特徴とする方法である。
【0013】
請求項7の発明は、縁なしレンズと、ブリッジ及びつる先端のコネクタを有する縁なし眼鏡であって、前記縁なしレンズは、左右上端付近に、内方に延びる切り欠きを有し、この切り欠きが凹部又は凸部を有し、前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝を有し、この溝が凸部又は凹部を有し、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝が係合し、前記凸部と前記凹部、又は、前記凹部と前記凸部が係合することを特徴とする縁なし眼鏡である。
【0014】
請求項8の発明は、縁なしレンズと、ブリッジ及びつる先端のコネクタを有する縁なし眼鏡であって、前記縁なしレンズは、左右上端付近に、内方に延びる切り欠きを有し、この切り欠き周辺に凹部を有し、前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝を有し、この溝前方に凸部を有し、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝が係合し、これらの凹部と凸部が係合することを特徴とする縁なし眼鏡である。
【発明の効果】
【0015】
請求項1及び請求項2の発明によれば、前記縁なしレンズの切り欠きと前記ブリッジ及び前記コネクタの溝を係合させると、前記第1厚み部と前記溝が嵌り合うので、レンズをコネクタにはめ込むだけで固定できる。さらに、レンズ切り欠きの段部までの第1厚み部の厚みを共通にしておけば、どのような厚みのレンズであっても、ブリッジ及びコネクタは1種類で対応可能となる。
【0016】
請求項3〜請求項5の発明によれば、前記第1厚み部と前記溝が嵌り合うだけでなく、さらに前記ブリッジ及び前記コネクタの溝底の凸部(又は凹部)と、前記レンズの切り欠きの凹部(又は凸部)が係合可能であるので、係合が一層強固なものとなる。
【0017】
請求項6〜請求項8の発明によれば、第1厚み部が設けられていない点を除けば、請求項3〜請求項5と同様である。従って、「どのような厚みのレンズであっても、ブリッジ及びコネクタは1種類で対応可能」という効果を除けば、同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施例1に係る縁なしサングラスの正面図である。
【図2】本発明の実施例1に係る縁なしサングラスの平面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る縁なしサングラスレンズの(a)正面図、(b)図3のb−b’断面図、(c)表及び裏からみた一部拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施例1に係る縁なしサングラスのつるとコネクタの表及び裏からみた斜視図である。
【図5】本発明の実施例1に係る縁なしサングラスのブリッジの斜視図である。
【図6】図1のa−a’断面図である。
【図7】本発明の実施例2に係る縁なしサングラスレンズの(a)表及び裏からみた一部拡大斜視図、(b)ブリッジの斜視図である。
【図8】本発明の実施例3に係る縁なしサングラスレンズの(a)表及び裏からみた一部拡大斜視図、(b)ブリッジの斜視図である。
【図9】従来技術によるレンズとブリッジの結合状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例5に係る縁なしサングラスレンズの(a)表及び裏からみた一部拡大斜視図、(b)ブリッジの斜視図、(c)サングラスレンズの断面図である。
【図11】本発明の実施例6に係る縁なしサングラスレンズの(a)表及び裏からみた一部拡大斜視図、(b)ブリッジの斜視図、(c)サングラスレンズの断面図である。
【図12】本発明の実施例7に係る縁なしサングラスレンズの(a)表及び裏からみた一部拡大斜視図、(b)ブリッジの斜視図、(c)サングラスレンズの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付の図面に基づき、サングラスを例にして、本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0020】
図1及び2に示すように、このサングラスは、従来のサングラス同様に、左右のレンズ1,2と、左右のレンズを接続するブリッジ3と、左右のつる4,5と、つるとレンズを接続するコネクタ6,7を有する。
【0021】
レンズ1,2とブリッジ3、及び、レンズ1,2とコネクタ6,7は、差し込みにより、固定される。
【0022】
図3(a)に示すように、レンズ1(及び2)には、左右上端付近に、内方に延びる細い切り欠き11,12が設けられている。この切り欠きには、図2(b)(c)に示すように、レンズの内側から一定の厚みのところで段部13が設けられている。そのため、短寸の第1厚み部14と全体厚みの第2厚み部15が形成されている。第1厚み部14は 、約1.2〜2.0mmである。そのため、レンズ外方の切り欠き幅はレンズ内方の切り欠き幅よりも大きい。また、第1厚み部14の上下表面において、幅方向に延びる線状の凹部16,17が形成されている。このような切り欠き11,12は、市販の三次元研削加工機により研削加工を行うことにより得られる。
【0023】
一方、つる4(及び5)先端のコネクタ6(及び7)では、図4に示すように、レンズ側に上下にわたって長手方向断面C字状に細く浅い溝61が形成されている。溝幅は約2mm、溝の深さは約1mmである。上下の各溝底に1本ずつ線状に凸部62が形成されている。
【0024】
また、ブリッジ3では、図5に示すように、ブリッジ3のレンズ側左右上端に上下にわたって長手方向断面C字状に細く浅い溝31が形成されている。溝幅は約2mm溝の深さは約1mmである。上下の各溝底に1本ずつ線状に凸部32が形成されている。
【0025】
レンズ1,2とコネクタ6,7、及び、レンズ1,2とブリッジ3を固定するには、ブリッジ及びコネクタの溝31,61をレンズの切り欠き11,12に強く差し込むだけでよい。差し込みが終われば、図6の状態となり、ブリッジ及びコネクタの溝31,61とレンズの切り欠き11,12の第1厚み部14が係合し、いわば地獄嵌めとなり、簡単には外れない。また、同時にレンズ切り欠きの凹部17とブリッジおよびコネクタ溝の凸部32,62とが嵌合するので一層係合が強化される。
【0026】
図6(a)(b)には、厚みの異なる2種類のレンズが示されている。いずれのレンズにおいても段部までの第1厚み部14の厚みは同じであるので、レンズの厚みに応じて、ブリッジ及びコネクタの溝の深さを変更する必要はない。すなわち、レンズ切り欠きの段部までの第1厚み部14の厚みを共通にしておけば、どのような厚みのレンズであっても、ブリッジ及びコネクタは1種類で対応可能ということである。
【実施例2】
【0027】
図7は、実施例2におけるレンズ1Aの切り欠き11A及びブリッジ3Aの溝31Aの形状を示している。実施例1と異なるのは、溝底の凸部32が凹部32Aに置き換えられ、レンズ切り欠きの凹部17が凸部17Aに置き換えられていることである。ブリッジの溝31Aをレンズの切り欠き11Aに強く差し込んだとき、凸部17Aと凹部32Aが嵌り合う。
【実施例3】
【0028】
図8は実施例3におけるレンズ1Bの切り欠き11B及びブリッジ3Bの溝31Bの形状を示している。実施例1と異なるのは、溝底の凸部32が溝前方ブリッジ先端の凸部32Bに置き換えられ、レンズの凹部17が切り欠き段部側面の凹部17Bに置き換えられていることである。ブリッジの溝31Bをレンズの切り欠き11Bに強く差し込んだとき、凹部17Bと凸部32Bが嵌り合う。
【実施例4】
【0029】
図示しないが、レンズ切り欠きの第1厚み部14をレンズ外方側に設けることも可能である。
【実施例5】
【0030】
図10は実施例5におけるレンズ1Cの切り欠き11C及びブリッジ3Cの溝31Cの形状を示している。実施例1と異なるのは、レンズに段部がないことであり、従って第1厚み部がなく、レンズの全体の厚み(実施例1における第2厚み部15)のみである。ブリッジの溝31Cをレンズの切り欠き11Cに強く差し込んだとき、凹部16C,17Cと凸部32Cが嵌り合う。
【0031】
この実施例5では、第1厚み部がないため、実施例1に関して、図6(a)(b)において説明した「レンズの厚みに応じて、ブリッジ及びコネクタの溝の深さを変更する必要はない」という効果は得られない(図10(c)参照)。従って、実施例5は実施例1よりも効果の点で劣るが、サングラスでは、レンズの厚みを変更する必要性は近視用又は遠視用眼鏡ほどにはないので、十分実用に耐えうる。
【実施例6】
【0032】
図11は実施例6におけるレンズ1Dの切り欠き11D及びブリッジ3Dの溝31Dの形状を示している。実施例2と異なるのは、レンズに段部がないことであり、従って第1厚み部がなく、レンズの全体の厚みのみである。ブリッジの溝31Dをレンズの切り欠き11Eに強く差し込んだとき、凹部16D,17Dと凸部32Dが嵌り合う。
【0033】
この実施例6でも、実施例5と同じ理由により、実施例2よりも効果の点で劣るが、サングラスでは、レンズの厚みを変更する必要性は近視用又は遠視用眼鏡ほどにはないので、十分実用に耐えうる。
【実施例7】
【0034】
図12は実施例7におけるレンズ1Eの切り欠き11E及びブリッジ3Eの溝31Eの形状を示している。実施例3と異なるのは、レンズに段部がないこと、及び、レンズの凹部が切り欠き周辺に位置することである。ブリッジの溝31Eをレンズの切り欠き11Eに強く差し込んだとき、凹部17Eと凸部32Eが嵌り合う。
【0035】
この実施例7でも、実施例5と同じ理由により、実施例3よりも効果の点で劣るが、サングラスでは、レンズの厚みを変更する必要性は近視用又は遠視用眼鏡ほどにはないので、十分実用に耐えうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0036】
【特許文献1】特開2004−29855
【特許文献2】特開2002−244083
【特許文献3】特許第2615333号
【符号の説明】
【0037】
1,2,1A,1B,1C,1D,1E レンズ
11,11A,11B;11C,11D,11E;12 切り欠き
13 段部
14 第1厚み部
15 第2厚み部
16,17;16C,17B;17C;17E 凹部
16A,17A;16D,17D 凸部
3,3A,3B,3C,3D,3E ブリッジ
31,31A,31B,31C,31D,31E 溝
32,32B,32E 凸部
32A,32D 凹部
6,7 コネクタ
61 溝
62 凸部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
縁なしレンズ(1,1A,1B,2)をブリッジ(3,3A,3B)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)に固定する方法であって、
前記縁なしレンズ(1,1A,1B,2)の左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11,11A,11B;12)を設け、さらに前記切り欠き(11,11A,11B;12)に段部(13)を設けて、短寸の第1厚み部(14)を形成し、
前記ブリッジ(3,3A,3B)及び前記コネクタ(6)の表面に、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31,61)を設け、
前記縁なしレンズの切り欠き(11,12)と前記ブリッジ及び前記コネクタの溝(31,61)を係合させ、
前記第1厚み部(14)と前記溝(31,61)が嵌り合うことを特徴とする方法。
【請求項2】
縁なしレンズ(1,1A,1B,2)と、ブリッジ(3,3A,3B)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)を有する縁なし眼鏡であって、
前記縁なしレンズ(1,1A,1B,2)は、左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11,11A,11B;12)を有し、前記切り欠き(11,11A,11B;12)には段部(13)が設けられていて、短寸の第1厚み部(14)を形成しており、
前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31,31A,31B;61)を有し、
前記縁なしレンズ(1,2)の切り欠きと前記ブリッジ(3)及び前記コネクタの溝(31,31A,31B;61)が係合することにより、前記第1厚み部(14)と前記溝(31,31A,31B;61)が嵌り合うことを特徴とする縁なし眼鏡。
【請求項3】
前記ブリッジ(3)及び/又は前記コネクタ(6)の溝底が凸部(32)を有し、前記レンズの切り欠き(11)が凹部(16,17)を有し、これらの凸部(32)と凹部(16,17)が係合可能である請求項2記載の縁なし眼鏡。
【請求項4】
前記ブリッジ(3A)及び/又は前記コネクタの溝底が凹部(32A)を有し、前記レンズの切り欠き(11A)が凸部(16A,17A)を有し、これらの凹部(32A)と凸部(16A,17A)が係合可能である請求項2記載の縁なし眼鏡。
【請求項5】
前記ブリッジ(3B)及び/又は前記コネクタの溝前方に凸部(32B)があり、前記レンズの切り欠き(11B)段部側面に凹部(17B)があり、これらの凹部(17B)と凸部(32B)が係合可能である請求項2記載の縁なし眼鏡。
【請求項6】
縁なしレンズ(1C,1D)をブリッジ(3C,3D)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)に固定する方法であって、
前記縁なしレンズ(1C,1D)の左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11C,11D)を設け、この切り欠き(11C,11D)が凹部(16C,17C)又は凸部(16D,17D)を有し、
前記ブリッジ(3C,3D)及び前記コネクタ(6)の表面に、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31C,31D)を設け、この溝が凸部(32C)又は凹部(32D)を有し、
前記縁なしレンズの切り欠き(11C,11D)と前記ブリッジ及び前記コネクタの溝(31C,31D)を係合させ、前記凸部(32C)と前記凹部(16C,17C)、又は、前記凹部(32D)と前記凸部(16D,17D)を係合させることを特徴とする方法。
【請求項7】
縁なしレンズ(1C,1D)と、ブリッジ(3C,3D)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)を有する縁なし眼鏡であって、
前記縁なしレンズ(1C,1D)は、左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11C,11D)を有し、この切り欠き(11C,11D)が凹部(16C,17C)又は凸部(16D,17D)を有し、
前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31C,31D)を有し、この溝が凸部(32C)又は凹部(32D)を有し、
前記縁なしレンズ(1C,1D)の切り欠き(11C,11D)と前記ブリッジ及び前記コネクタの溝(31C,31D)が係合し、前記凸部(32)と前記凹部(16C,17C)、又は、前記凹部(32D)と前記凸部(16D,17D)が係合することを特徴とする縁なし眼鏡。
【請求項8】
縁なしレンズ(1E)と、ブリッジ(3E)及びつる(4,5)先端のコネクタ(6,7)を有する縁なし眼鏡であって、
前記縁なしレンズ(1E)は、左右上端付近に、内方に延びる切り欠き(11E)を有し、この切り欠き(11E)周辺に凹部(17E)を有し、
前記ブリッジ及び前記コネクタの表面は、上下にわたって長手方向断面C字状の溝(31E)を有し、この溝前方に凸部(32E)を有し、
前記縁なしレンズ(1E)の切り欠きと前記ブリッジ(3E)及び前記コネクタの溝(31E)が係合し、これらの凹部(17E)と凸部(32E)が係合することを特徴とする縁なし眼鏡。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−2808(P2011−2808A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−3814(P2010−3814)
【出願日】平成22年1月12日(2010.1.12)
【出願人】(591104206)川本光学工業株式会社 (3)
【Fターム(参考)】