説明

縦型多列自動包装機におけるRカッター装置の集塵機構

【課題】抜き型排出口から確実に切り屑(Rカットカス)を回収することができる経済的なRカッター装置の集塵機構を提供する。
【解決手段】カッター刃22と抜き型23が嵌め込まれて切り屑(Rカットカス)60が発生している工程において、Rカッター装置の集塵機構は、エアー噴出機構50のエアー接続部51に対して自動包装機本体からのエアーを供給してエアー噴出通路52からエアーを放出し、カッター刃先に付着した切り屑(Rカットカス)60を吹き飛ばしている。また、開閉バルブ31を全開の状態にして送風機器30からのエアーを一気に集塵通路25内に送り込んで集塵通路25内の吹き飛ばした切り屑(Rカットカス)60を空気の吹き出し口28から排出して確実に回収している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装フィルム(包材)を用いて被包装材料(内容物)を自動的に充填包装する自動包装機の技術分野に属するものであって、具体的には、包装フィルムを断面略円筒状にフォーミングしてスティック包装袋を形成する縦型多列自動包装機におけるRカッター装置の集塵機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、一度に複数本のスティックタイプの包装袋を連続的にシール成形できるように構成した縦型多列自動包装機が存在している。これは複数本に切断された包装フィルムの各々を多列式に構成した各フォーマーパイプの周囲に巻装して円筒状にフォーミングした後、縦ヒートシーラによって包装フィルムの合わせ目に対して縦シールを施して筒状形態にし、次いで、筒状になった包装フィルムの規定の位置に対して横ヒートシーラによって横シールを施している。
【0003】
そして、縦型多列自動包装機は、出来上がった袋状の包装フィルム内に充填パイプを用いて被包装材料(内容物)を充填し、その後、被包装材料注入口を横シールして封止し、この封止された横シール部分の中央付近に対してカッター装置を用いて切り離し、最終的に個別包装形態のスティック状包装袋が多列式に、且つ連続的にシール成形される仕組みになっている。このような縦型多列自動包装機の一例が特許文献1に開示されている。
【0004】
上記のような従来の個別包装袋では、出来上がった多数の包装袋を集積する際にカット部分の角と他の個別包装袋の袋部分とが互いに接触して包装袋部分に穴を開けてしまう事故が発生することがある。このため、横シールのカット部分の角を切り落とした形状(所謂「Rカット」形状)に加工してこのような事故を防ぐようにしている。
【0005】
Rカット形状に切り離すカッター装置では、直線カットの場合と異なり、角部分を切り取るために打ち抜き構造が必要になる。そのため、打ち抜きによる切り屑が必ず発生し、この切り屑を確実に回収するために、通常は集塵機と接続された屑取りパイプがRカット装置切り屑排出口の真横に近接して設けられている。また、縦型多列自動充填包装機においては、複数のカッター部に対応した抜き型が複数併設されており、屑取りパイプは複数の抜き型ごとに設けられ、これらの屑取りパイプは裏面に設置された一本の集塵パイプに接続されて集塵機につなげられている。
【0006】
図9は、従来のRカッター装置を横より見た側面図である。図9に示すように、縦型多列自動充填包装機に設置されたRカッター装置は、一つのカッター部120が列数分だけ用意されてカッター枠124に取り付けられており、水平方向に並列設置されている。このカッター部120内にはカッター刃122が組み込まれており、このカッター刃122を駆動するエアーシリンダ121と駆動軸で接続されている。カッター刃122の刃先と対面する位置にRカット抜き型123が一定の間隔を経て設けられており、このカッター刃の刃先と抜き型123の間に切り離されていない連続したスティック状包装袋FZがセッティングされている。
【0007】
なお、カッター部120が列数分だけ取り付けられているカッター枠124には、カッター刃122と抜き型123によって打ち抜かれた切り屑(Rカットカス)を回収するための穴が設けられており、この穴に屑取りパイプ162が嵌め込まれて抜き型123近傍まで延びている。そして、複数の屑取りパイプ162はカッター枠124裏面に設置されている集塵パイプ161に接続され、集塵機構160を構成している。
【0008】
図10は、従来の集塵機構160を上から見た上面図であり、図11は、同じく従来の集塵機構160を包装機前面より見た正面図である。図10及び図11に示すように、従来の集塵機構160は列数分の抜き型排出口付近に設置された屑取りパイプ162と、この列数分の屑取りパイプ162が接続された一本の集塵パイプ161と、吸引機器40で構成されている。
【0009】
この集塵パイプ161の一端には上記吸引機器40が接続され、切り屑(Rカットカス)を回収するために吸引動作を行っている。なお、集塵パイプ161の他端には空気吹き込み口163が設けられ、集塵パイプ161内の空気移動速度等の調節を行っている。
【特許文献1】特開平9−272511号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このように、従来の縦型多列自動包装機では、切り屑(Rカットカス)が発生する抜き型排出口と切り屑(Rカットカス)を集める集塵パイプ161の間が離れており、この間を接続するために屑取りパイプ162が設けられていた。
【0011】
しかし、屑取りパイプ162内の空気移動速度は、集塵パイプ161内の空気移動速に比べて遅く、切り屑(Rカットカス)を吸引する力は弱かった。
【0012】
また、切り屑(Rカットカス)が発生する抜き型排出口から吸引機器40までの経路は折り曲がっており、曲がり角に切り屑(Rカットカス)が引っ掛かってしまう事故が懸念されていた。特に、従来の集塵機構160における屑取りパイプ162と集塵パイプ161との曲がり角では引っ掛かり易くなっていた。
【0013】
上記のような問題に対して吸引力の高い集塵機器を設置して対応することが考えられるが、これでは高価な集塵機器が必要となる上に集塵機器の使用電力量も増えることになり、縦型多列自動包装機全体コストの上昇となっていた。このため、経済的な縦型多列自動包装機が求められていた。
【0014】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、抜き型排出口から確実に切り屑(Rカットカス)を回収することができる経済的な集塵機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
(1)上記の課題を解決するためになされた本発明の縦型多列自動包装機は、幅の広いフィルムを複数条の包装フィルムにスリットするスリッター装置と、この複数条の包装フィルムを筒状にフォーミングしながら縦シール及び横シールして包装袋にする縦シール装置及び横シール装置と、この包装袋内に被包装材料(内容物)を充填する充填装置と、この被包装材料(内容物)が充填された包装袋の充填口を封止すると共にこの包装袋を下方に搬送する横シール装置と、この搬送された包装袋の横シール部分に対してRカットを施して個別包装袋とするRカッター装置とを備えた縦型多列自動包装機であって、前記Rカッター装置は、Rカット形状に打ち抜くカッター部と、Rカット後の切り屑(Rカットカス)を回収する集塵機構とを備え、前記集塵機構は、カッター部のカッター刃先に付着している切り屑(Rカットカス)を吹き飛ばすためのエアー噴出機構と、この吹き飛ばされた切り屑(Rカットカス)を回収するための送風機器とで構成されている。
【0016】
(2)また本発明の集塵機構は、Rカッター装置のカッター部のカッター刃と抜き型が嵌め込まれる前の工程においては、エアー噴出機構と送風機器のエアー放出を停止し、前記カッター部のカッター刃と抜き型が嵌め込まれた工程においては、カッター部のカッター刃先に付着している切り屑(Rカットカス)をエアー噴出機構のエアー放出によって吹き飛ばし、この吹き飛ばされた切り屑(Rカットカス)を送風機器のエアー放出によって回収している。
【0017】
上記(1)、(2)で述べた縦型多列自動包装機の集塵機構によれば、カッター刃と抜き型が嵌め込まれて切り屑(Rカットカス)が発生する時のみ、エアー噴出機構からエアーを吹くと共に送風機器からエアーを放出するため、カッター刃先に付着した切り屑(Rカットカス)を確実に吹き飛ばし、同時にこの吹き飛ばした切り屑(Rカットカス)を確実に回収することが可能になる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように、本発明によれば、抜き型排出口から確実に切り屑(Rカットカス)を回収することができる経済的な集塵機構を有する縦型多列自動包装機のRカット装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明に係る縦型多列自動包装機におけるRカッター装置集塵機構の実施の形態を図面と共に説明する。図1は本発明を実施した縦型多列自動包装機の正面図であり、図2は本発明を実施した縦型多列自動包装機の側面図である。これらの図面において各々符号1で全体的に示した自動包装機は、一度に複数本のスティック包装袋を連続的にシール成形できるように構成されている。なお、図1における縦型多列自動包装機の列数は6列の例で説明しているが、この列数は原反ロールフィルム幅に応じた任意の値を採用することができる。
【0020】
図1と図2に示すように、1Fは本体フレーム、2は被包装材料(内容物)を収容したホッパー、3はホッパー2から供給される被包装材料を計量した後充填パイプ4に供給する計量供給盤、4はスリットされて幅が狭くなった複数条の包装フィルムF’を略円筒状にフォーミングすると共に被包装材料の投入通路となる充填パイプ、5は縦シール装置、6はその下に設けた横シール装置、7は出来上がった連続包装袋を支える袋ガイド、8は連続包装袋の横シール中央付近に対してRカット形状に打ち抜いて角を有しない個別包装袋とするRカッター装置、9は切り離された個別包装袋を受け取るすべり台、10は操作パネルボックスである。
【0021】
図2において、FHは幅の広い包装フィルム(包材)を巻いた原反ロール、Fはこの原反ロールFHから引き出された幅の広いフィルム、FXはこの幅の広いフィルムFを上記充填パイプ4の列数に合わせて幅の狭い複数条の包装フィルムF’にスリットするスリッター装置である。そして上記横シール装置6の上下運動に従って順次下方に引き出された各包装フィルムF’は各充填パイプ4の周囲を包むように略円筒状にフォーミングされる仕組みになっている。
【0022】
上記縦型多列自動包装機は、縦シール装置5の縦ヒートシーラによって各包装フィルムF’の開放両端同士を挟み込んで縦シールして、各包装フィルムF’を略円筒形状にシール成形する。更に、この略円筒形状の包装フィルムF’に対して横シール装置6で横シールした後、上記充填パイプ4を通して各包装フィルムF’の内部に被包装材料(内容物)を投入し、同時に横シール装置9により挟持したまま1包装袋分下方に移動させて包装フィルムF’の引き出しを行うと共にこの横シール装置9を上方に復帰作動させて再度横シールを行うことによって、スティック包装袋を多列式にシール成形するものである。
【0023】
そして、上記の動作を連続して繰り返し行い、且つ各横シールの中央部分をRカッター装置8で上下に切断することにより、一度に多数本のスティックタイプ個別包装袋を連続的に生産できるように構成されている。なお、図1と同様に、2はホッパー、3は計量供給盤であり、11は計量供給盤3を駆動するモータである。
【0024】
図3は、本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれる前のRカッター装置8の側面図であり、図4は、同じくカッター刃と抜き型が嵌め込まれる前のRカッター装置8の上面図である。図3及び図4に示すように、Rカッター装置8は、Rカットを行うカッター機構とRカットに伴い発生する切り屑(Rカットカス)を回収する集塵機構で構成されている。
【0025】
Rカッター装置8のカッター機構は、一つのカッター部20が列数分だけ用意されてカッター枠24に取り付けられており、水平方向に並列設置されている。なお、図3と図4における列数は7列の例で説明している。
【0026】
このカッター部20内にはカッター刃22が組み込まれており、このカッター刃22を駆動するエアーシリンダ21と駆動軸で接続されている。カッター刃22の刃先と対面する位置にRカット抜き型23が一定の間隔を経て設けられており、このカッター刃の刃先と抜き型23の間に切り離されていない連続したスティック状包装袋FZがセッティングされている。
【0027】
Rカッター装置8の集塵機構は、カッター枠24を中心に構成されている。カッター枠24には列数に相当する数だけの抜き型排出口29と、空気の吹き込み口27と、空気の吹き出し口28が穿孔されており、これらの穴をつないでいる集塵通路25がカッター枠24内に設けられている。そして、列数分の抜き型排出口29には列数分のカッター部20が取り付けられており、空気の吹き込み口27には送風機器30と開閉バルブ31が取り付けられたエアーチューブが接続されており、空気の吹き出し口28には切り屑(Rカットカス)を回収箱32に導くエアーチューブが接続されている。
【0028】
また、上記カッター枠24の構成に追加する形でエアー噴出機構50が設けられており、エアー噴出機構50はエアー接続部51と、エアー噴出通路52とで構成されている。なお、このカッター装置8のカッター枠24の直下にはすべり台9が設置されている。
【0029】
次に、本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれる前のRカッター装置8の動作について、図3及び図4を参照しつつ以下に説明する。図3及び図4に示すように、これはRカットする前の状態を表しており、カッター刃22と抜き型23は嵌め込まれていないため、切り屑(Rカットカス)は発生していない。従って、自動包装機本体のエアー供給機構と接続されているエアー噴出機構50のエアー接続部51には自動包装機本体からのエアーが供給停止状態となっており、エアー噴出通路52からのエアー噴出はない。
【0030】
また、開閉バルブ31は、閉じた状態になっており、送風機器30からの送風をシャットアウトしている。このため、本発明のRカッター装置8の集塵機構は停止状態となっている。
【0031】
図5は、本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれた時のRカッター装置8の側面図であり、図6は、同じくカッター刃と抜き型が嵌め込まれた時のRカッター装置8の上面図である。図5及び図6に示すように、Rカッター装置8の構成は、図3及び図4において説明した内容と同じであり、図面上同じ符号を付与している。即ち、Rカッター装置8は、Rカットを行うカッター機構とRカットに伴い発生する切り屑(Rカットカス)を回収する集塵機構で構成されている。
【0032】
Rカッター装置8のカッター機構は、一つのカッター部20が列数分だけ用意されてカッター枠24に取り付けられており、水平方向に並列設置されている。なお、図5と図6における列数は7列の例で説明している。
【0033】
このカッター部20内にはカッター刃22が組み込まれており、このカッター刃22を駆動するエアーシリンダ21と駆動軸で接続されている。カッター刃22の刃先は対面する位置に設けられたRカット抜き型23に嵌め込まれており、切り離されたスティック状包装袋FZ’がすべり台9に落下している。
【0034】
Rカッター装置8の集塵機構は、カッター枠24を中心に構成されている。カッター枠24には列数に相当する数だけの抜き型排出口29と、空気の吹き込み口27と、空気の吹き出し口28が穿孔されており、これらの穴をつないでいる集塵通路25がカッター枠24内に設けられている。そして、列数分の抜き型排出口29には列数分のカッター部20が取り付けられており、空気の吹き込み口27には送風機器30と開閉バルブ31が取り付けられたエアーチューブが接続されており、空気の吹き出し口28には切り屑(Rカットカス)を回収箱32に導くエアーチューブが接続されている。
【0035】
また、上記カッター枠24の構成に追加する形でエアー噴出機構50が設けられており、エアー噴出機構50はエアー接続部51と、エアー噴出通路52とで構成されている。なお、このカッター装置8のカッター枠24の直下にはすべり台9が設置されている。
【0036】
次に、本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれた時のRカッター装置8の動作について、図5及び図6を参照しつつ以下に説明する。図5及び図6に示すように、これはRカットした状態を表しており、カッター刃22と抜き型23は嵌め込まれているため、切り屑(Rカットカス)60が発生している。そして、自動包装機本体のエアー供給機構と接続されているエアー噴出機構50のエアー接続部51には自動包装機本体からのエアーが供給されており、エアー噴出通路52からエアー放出が行われて集塵通路25内に挿入されたカッター刃先に付着した切り屑(Rカットカス)60を吹き飛ばしている。
【0037】
また、開閉バルブ31は全開の状態になっており、送風機器30からのエアー送風を一気に集塵通路25内に送り込んでいる。そして、カッター刃22と抜き型23は嵌め込まれているため、抜き型23は塞がっており、ここから空気が漏れることはない。また、カッター刃22の刃先は抜き型23と抜き型排出口29を貫通して集塵通路25内の高速移動空気に直接さらされており、エアー噴出機構によるエアー放出と相まってカッター刃22の刃先より切り屑(Rカットカス)を確実に引き剥がして吹き飛ばしている。そして、送風機器30からの一気の送風により、吹き飛ばした切り屑(Rカットカス)は確実に吹き出し口28から排出され、回収箱32に送り出されることになる。
【0038】
図7は、Rカッター装置8の構成部品であるカッター枠24単体の正面図であり、図8は、同じくカッター枠24単体を斜め右上より見た斜面図である。図7及び図8に示すように、カッター枠24には集塵通路25内に送り込む空気の吹き込み口27と、集塵通路25内から排出する空気の吹き出し口28と、カッター部20の打ち抜き型23が取り付けられる抜き型排出口29と、エアー噴出機構50におけるエアー噴出通路52のそれぞれの穴が集塵通路25とつながった状態で穿孔されている。また、自動包装機本体のエアー供給機構と接続されているエアー噴出機構50のエアー接続部51がカッター部20の数分だけ設けられている。
【0039】
以上、図1乃至図8によって説明された本発明は、抜き型排出口から確実に切り屑(Rカットカス)を回収することができる経済的な集塵機構を提供することができる。
【0040】
なお、本明細書においてRカットとは、直線的に切断された包装袋の尖った角部分を除去するための切断処理を言う。従って、本明細書におけるRカット形状は、略曲線状に包装袋の角部分を打ち抜いて除去する場合だけではなく、その他の方法で個別包装袋同士が傷付かない程度に包装袋の角部分を除去する場合も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明を実施した縦型多列自動包装機の正面図である。
【図2】本発明を実施した縦型多列自動包装機の側面図である。
【図3】本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれる前のRカッター装置8の側面図である。
【図4】本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれる前のRカッター装置8の上面図である。
【図5】本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれた時のRカッター装置8の側面図である。
【図6】本発明の縦型多列自動包装機において、カッター刃と抜き型が嵌め込まれた時のRカッター装置8の上面図である。
【図7】本発明の縦型多列自動包装機におけるRカッター装置8の構成部品であるカッター枠24単体の正面図である。
【図8】本発明の縦型多列自動包装機におけるRカッター装置8の構成部品であるカッター枠24単体を斜め右上より見た斜面図である。
【図9】従来のRカッター装置を横より見た側面図である。
【図10】従来の集塵機構160を上から見た上面図である。
【図11】従来の集塵機構160を包装機前面より見た正面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 自動包装機
1F 本体フレーム
2 ホッパー
3 計量供給盤
4 充填パイプ
5 縦シール装置
6 横シール装置
7 袋ガイド
8 Rカッター装置
9 すべり台
10 操作パネルボックス
11 モータ
F 包装フィルム
FH 包装フィルムを巻いたロール
FX スリッター装置
20 カッター装置
21 エアーシリンダ
22 カッター刃
23 Rカット抜き型
24 カッター枠
25 集塵通路
27 空気の吹き込み口
28 空気の吹き出し口
29 抜き型排出口
30 送風機器
31 開閉バルブ
32 回収箱
40 集塵機器
50 エアー噴出機構
51 エアー接続部
52 エアー噴出通路
60 切り屑(Rカットカス)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
幅の広いフィルムを複数条の包装フィルムにスリットするスリッター装置と、
この複数条の包装フィルムを筒状にフォーミングしながら縦シール及び横シールして包装袋にする縦シール装置及び横シール装置と、
この包装袋内に被包装材料(内容物)を充填する充填装置と、
この被包装材料(内容物)が充填された包装袋の充填口を封止すると共にこの包装袋を下方に搬送する横シール装置と、
この搬送された包装袋の横シール部分に対してRカットを施して個別包装袋とするRカッター装置とを備えた縦型多列自動包装機であって、
前記Rカッター装置は、Rカット形状に打ち抜くカッター部と、Rカット後の切り屑(Rカットカス)を回収する集塵機構とを備え、
前記集塵機構は、カッター部のカッター刃先に付着している切り屑(Rカットカス)を吹き飛ばすためのエアー噴出機構と、この吹き飛ばされた切り屑(Rカットカス)を回収するための送風機器とで構成されたことを特徴とする縦型多列自動包装機のRカッター装置。
【請求項2】
前記集塵機構は、Rカッター装置のカッター部のカッター刃と抜き型が嵌め込まれる前の工程においては、エアー噴出機構と送風機器のエアー放出を停止し、
前記カッター部のカッター刃と抜き型が嵌め込まれた工程においては、カッター部のカッター刃先に付着している切り屑(Rカットカス)をエアー噴出機構のエアー放出によって吹き飛ばし、この吹き飛ばされた切り屑(Rカットカス)を送風機器のエアー放出によって回収することを特徴とする請求項1記載の縦型多列自動包装機のRカッター装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−206180(P2006−206180A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−50351(P2005−50351)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(596092595)三光機械株式会社 (102)
【Fターム(参考)】