説明

織り込みマーカを備えた織物

自動誘導光切断装置によって視認可能なマーキングが、他(白色)の横糸(20)と縦糸(18)と対照的な黒色のマーカ横糸(16)群によってOPW型(one−piece−woven)エアバッグ用の2層織物などの織物内に提供される。マーカ横糸は、他の白色の横糸によって、縦糸方向に間隔の空いた所定のマーカ領域(10)内でのみ織物の上面に現れて、上記横糸に沿って間隔が空き、縦糸の方向に沿って間隔が空いた光学的に識別可能なマーキングを提供する。この配置によって、黒色の縦糸が必要でなくなり、その結果、織物織布内のこのような光学的に検出可能なマーカ領域の位置変更の必要に伴う不便性および織機の停止時間を回避できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用安全エアバッグの製造、より具体的には、このようなエアバッグ用織物の製造に関する。本発明は、特に、OPW型(one−piece−woven type)のエアバッグ用織物の製造に関する有用性に関するが、これに限定するわけではない。
【背景技術】
【0002】
エアバッグを効率よく製造するために、エアバッグ用織布を所望の形状およびサイズに自動的に切断することが要求される。このような自動切断装置のいくつかにおいては、自動光学読取システム(本明細書では、自動視認システムとも称する)を利用して織物上のマーキングを読み取ることにより、切断装置は織物を切断すべき箇所を決定できる。装置は、例えば、レーザ切断を利用して織物を切断してもよい。このようなマーキングは、例えば、異なる色の糸を使用した種々の織パターンを含んでもよい。米国特許第6932120号明細書は、縦糸群と横糸群に着色し、それらの糸が交差するパッチを生成するマーキング法を記載している。これらのパッチは、織布の切断を制御する光学的誘導システムによって読み取り可能であり、このようなパッチは基準マークまたは参照位置を形成し、それに基づいて、自動切断装置は織物を切断すべき場所を確定する。
【0003】
着色された(例えば、黒色)縦糸群と横糸群との間の交差部を利用して、光学読取および案内手段によって認識するための基準マークを切断装置に提供するためのこのような既知の方法では、着色された縦糸は、織機のワープビーム内の他の縦糸と組み合わせることができる。あるいは、着色された糸は、別個の小さなクリール(creel)から供給することができる。しかし、このような方法で着色された縦糸を用いることには問題がある。このように、エアバッグの設計はそれぞれ、着色された縦糸がエアバッグの幾何形状に特定の別々の位置にあることを必要とし、したがって、着色された横糸が着色された縦糸と交差する位置に形成される別々の所望の位置に基準マークが必要となることである。
【0004】
したがって、設計変更の度に、着色された縦糸の位置を変える必要があり、その結果、生産停止時間を生じることになる。
【0005】
さらに、一方では、暗色の縦糸群が暗色の横糸群と交差する領域間を、および暗色の縦糸群または横糸群が白色の縦糸群または横糸群と交差する領域間を自動視認システムによってそれぞれ区別することは、完全に信頼がおけるわけではなく、その結果、生産量は低下する。
【0006】
対照的な色の糸を使用せずに切断するように基準点または参照点を配置するために、多数の特定の織パターンがこれまでに開発されてきている。これらの特定の織パターンは、視認システムを補助するために、様々な織り方の様々な光反射特性を利用している。しかし、このような配置は、自動切断システムには適さないことが明らかになってきた。既存の光学検出システムは、このような織パターンの確実な認識ができない。
【0007】
織物の選択領域全体にわたって、織物を2層で織り、このとき各層の縦糸と横糸が他の層の縦糸と横糸から離れている(但し、両方の層の縦糸が同じ群の横糸と折り合わされた領域、逆に、両方の層の横糸が同じ群の縦糸と折り合わされた領域を除く)ように織物を織ることによって、車両用エアバッグを製造することが知られている。このように織られる織物は、任意の他の商業的な製織工程におけるのと同様に、連続織布として製造され、個々のエアバッグは、大部分が両方の層の縦糸と横糸が組み合わされる領域内にある所定の線に沿って織布を切断することによって、後に織布から形成される。このようなエアバッグを本明細書では、便宜上、OPWエアバッグと称する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、上記の欠点を回避または軽減した、OPWエアバッグなどのエアバッグ用に改良された織物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、自動切断装置によって視認可能なマーキングが、織物を構成する大部分の糸の色(本明細書では主色と称する)とは対照的な色の糸によって提供されている織物織布が提供され、上記マーキングは、上記主色以外の色の縦糸に依存することなく、上記対照的な色のマーカ横糸によって提供され、上記マーカ横糸または上記マーカ横糸群は、上記主色の横糸によって縦糸方向に間隔を空けた所定の位置に設けられ、上記マーカ横糸は、織物の所定のマーカ領域において織物の片側から視認することができ、織物の残りの部分においては実質的に視認することができないか、または視認しにくいように、織物に織られ、上記マーカ領域によって、縦糸方向および横糸方向に沿って間隔が空いた光学的に識別可能なマーキングを提供し、縦糸および横糸の数の上では、上記光学的に識別可能な各マーキングの大きさは、縦糸方向に計算すると、織物織布を横切る縦糸の数と、上記1つのマーキングと次のマーキングとの間の横糸の数に関しては少なく、上記マーカ横糸群はそれぞれ、上記各マーカ領域を通って、または織物織布に沿って同じ位置で、織物織布全体にわたって間隔を空けて、上記いくつかのマーカ領域を通って延びていることを特徴とする。
【0010】
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して、以下に例示目的で説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1A】誘導光切断装置に対して基準点を形成する光学的に検出可能なマーカを用いて、本発明を実現する織物織布の一部分を概略的に示している。
【図1B】図1Aで示された織布の反対面を示した、図1Aに対応する図である。
【図2】このようなマーカの領域内の図1の織物の一部の拡大図である。
【図3】図2の線A−Aに沿った断面における概略図である。
【図4】図2の線B−Bに沿った断面における概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面に関係する織られた織物織布は、OPW型(one−piece−woven)の車両用安全エアバッグの製造に用いられる種類のものであり、織物は連続織布として織られており、この織られる方法は、織物の選択された領域全体にわたって、その選択領域のうちの少なくとも一部が、それぞれのエアバッグの両側を提供するように決められ、織物が2層(各層の縦糸と横糸が別の層の縦糸と横糸から離れている)で織られ、一方で、他の領域では、上記両方の層の縦糸が同じ群の横糸を用いて単層に折り合わされ、逆に、両方の層の横糸が同じ群の縦糸と折り合わされるように織られている。このように織られる織物は、任意の他の商業的な製織工程におけるのと同様に、連続織布として製造され、個々のエアバッグは、大部分が両方の層の縦糸と横糸が組み合わされる領域内にある所定の線に沿って織布を切断することによって、後に織布から形成される。このような織物を本明細書では、便宜上、OPW型織物と称する。図1A、図1Bおよび図2では、縦糸は、図の上下に垂直に延び、横糸は、左右に水平に延びている。
【0013】
図1Aを参照すると、本発明による織られた織物織布は、織布の一面(通常は、例えばデジタルカメラが、エアバッグを織布から切断するための切断手段を誘導するための光学的検出手段として用いられる上面)で、より明るく着色された織布の残りの部分内に、複数の比較的広く間隔の空いた暗色の長方形または「浮き部」10を有する。織布の裏面では、図1Bに示されるように、織布に沿った、反対側の暗色の浮き部の位置において、横糸方向に走る横方向の暗色の帯12がある。
【0014】
図示された織物は、上記で参照した種類の自動切断装置(白色と黒色の糸の間のコントラストを検出するカメラを備えた視認システムを組み込んでいる)を用いて、エアバッグ用の部品に切断するように意図されている。装置を制御するコンピュータ内のソフトウェアは、切断機がどのように移動し(例えば、エアバッグ部品またはセルの輪郭に沿って)、微調整するためにカメラがどのように用いられるかを決定する。切断機は、黒色の糸が露出して見える領域または浮き部を通って真っ直ぐ切断してもよいし、または、装置がそうするようにプログラムされている場合は、黒色の糸の浮き部から少し離れて織物を切断してもよい。切断部は、好ましくは、織物の単層領域内に形成されるべきである(もちろんエアバッグのセルでは形成されない)。
【0015】
黒色の糸が露出して見える領域または「浮き部」は、好ましくは、方形または矩形形状であるが、他の形状を有してもよい。方形または矩形形状は、一般的な視認システムカメラにとって最も読み取りやすいことが証明されている。
【0016】
図2を参照すると、図2は拡大図であって、暗色の浮き部10のうちの1つを含む織物の領域を幾分概略的に示している。黒色マーカの横糸群16が、図の中心領域全体わたり、白色の縦糸群18と織り合わされ、黒色の横糸16はそれぞれ、この中心領域において白色の横糸20の間に配置され、各黒色の横糸16は、隣接する白色の横糸と同じ縦糸間の経路をたどっている。中心領域の左右に(図で見られるように)、および図3でも示されているように、黒色の糸16は、織物の上層では全ての白色の糸18、20よりも下にあって、隣接する下層内に横糸の一部を形成しており、もちろん、図2で示された領域の外にある白色の横糸20の半分も同様に、その下層の白色の横糸それぞれにより各下層を形成する。もちろん、同じように、図2の中心領域において単層に織られた縦糸18は、縦糸が延びる両方の方向において、このような単層領域から離れて、上下の織られた層に分かれてもよいことが理解される。
【0017】
上記から、織物を固く織ると仮定すると(図2、図3および図4では、単に例示を明確にするため、縦糸と横糸は、比較的広く間隔を空けて示されている)、黒色の糸は、黒色の糸が織物の上面で露出している図2の中心領域などの領域において、織物の上面からのみ視認できることと、例えば図1Aで参照され、図示された暗色の「浮き部」を提供するのはこれらの領域であることとが理解される。図2から図4を参照して説明した織物では、「浮き部」とは、黒色の横糸16が、織物が単層内にある領域を通って延びている領域のことであり、暗色の「浮き部」が生じるのはこれらの領域においてである。
【0018】
黒色の横糸の各帯には、図示された3本よりも多い(または少ない)黒色の糸が存在してもよいことと、各暗色の「浮き部」を形成する領域は、図2で示された縦糸よりも多いかまたは少ない縦糸を組み込んでもよいことが理解される。特に好ましい配置では、黒色の横糸の各帯には、5本の黒色の横糸が存在し、この場合、白色の横糸はそれぞれ、やはり、各黒色の横糸と隣接する黒色の横糸との間に置かれてもよい。後者の場合、略方形のマーキングまたは浮き部を固定するために、各マーキングは、9本の縦糸を含んでもよい(上記各マーキングは、4本の介在する白色の横糸を有する5本の黒色の糸を含む)。長方形のマーキングを固定するために、より少ない(またはより多い)縦糸が、各マーキングに用いられてもよい。
【0019】
図2から図4を参照して説明する配置においては、黒色の糸が、規則的な白色の糸とは無関係に織物に織り込まれている。これは、規則的な白色の糸の織り方が、黒色の横糸が現れているにもかかわらず、暗色の浮き部の領域では変化しないことを意味している。好ましい実施形態では、織り方は、図2から図4で示されているように、縦糸および横糸方向において1つの浮き部を含む。他の実施形態では、織り方は異なってもよい。
【0020】
したがって、当業者には、隔離した浮き部が光学視認システムによって容易に位置決定できるのであれば、織り方は図示されている織り方よりも複雑になる場合がある(もちろんより近づく)ことが理解される。したがって、図2では、黒色の横糸はそれぞれ、隣接する白色の横糸と同じ経路をたどって縦糸を通過しているが、明らかに暗色のマーカパッチを得るのに好都合な任意の織り方が採用されてもよく、例えば、黒色の縦糸が一対で配置され、その一対の縦糸が経路内で各縦糸の上下になってもよい。しかし、(視認性を改善するが)「浮き部」領域における横糸の全てを黒色にしないことが好ましい。これは、実際、黒色の糸は白色の糸よりも弱く、高価であるためである。黒色の糸はできるかぎり少ないことが好ましい。
【0021】
本出願人によって試験された一実施形態においては、各方形領域または浮き部は、2mm×2mmの広さであり、各領域は、黒−白−黒−白−黒の順序で横糸を含む。したがって、各領域または浮き部は5本の横糸分の広さである。2mm(縦糸)×3mm(横糸)の矩形を形成するために、糸は、横方向に黒−白−白−白−黒−白−白−白−黒と配置されてもよく、方形領域に関しては、縦方向に配置されてもよい。矩形状の領域(浮き部)が好ましい。
【0022】
織物がOPW型織物である場合、黒色の糸は、好ましくは、単層の織物領域(OPW型織物が、エアバッグセルと一緒に、エアバッグセルの間で、またはエアバッグセルの外で織られている領域)に織られる。例えば、黒色の糸を織物の2層領域内で上層に織ることができ、このとき、黒色の縦糸は「浮き部」の間の領域内で、層の間(すなわち、エアバッグセル内)に緩く垂れ下がった状態である。
【0023】
説明を簡単にするために、対照的な横糸の帯を、上記では黒色とし、残りの横糸と縦糸を白色として示してきたが、光学的検出を目的として、一方では、この色方式は逆にされてもよく、および/または、一方では主糸が、他方ではマーカ横糸が、マーカ横糸と残りの糸との間で必要な光学的なコントラストを提供する任意の色であってもよいことが理解される。しかし、染色または着色した糸は、コストが上がり、強度を下げるため、上記のように、使用する暗色の糸の割合を最小限にすることが好ましい。
【0024】
本発明はまた、自動誘導光切断装置によって、所定の形状に切断するように適合された単層の織物に適用されてもよい。このような織物の場合には、黒色の縦糸が、暗色の浮き部の間の織物の裏側で、緩く垂れ下がる必要がある。
【0025】
本発明をエアバッグの製造に適用するものとして説明してきが、本発明はまた、織物の外観が最重要要素ではない場合、織物から他の物品を生産する方法に適用されてもよいことが理解される。
【0026】
本明細書および特許請求の範囲内で用いられる場合、「備える」および「備えている」という用語並びにそれらの活用形は、特定の特徴、工程または完全体が含まれていることを意味している。これらの用語は、他の特徴、工程または構成要素の存在を排除すると解釈されるべきではない。
【0027】
特定の形態で表された、または開示された機能を実行するための手段に関する、上記の説明または以下の特許請求の範囲または添付図面で開示された特徴、あるいは開示された結果を達成するための方法またはプロセスは、必要に応じて、個別に、またはこのような特徴を任意に組み合わせて、本発明を多様な形態で実現するために利用されてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動切断装置によって視認可能なマーキング(10)が、織物を構成する大部分の糸の色(本明細書では主色と称する)とは対照的な色の糸によって提供されている織布であって、
前記マーキング(10)は、前記主色以外の色の縦糸に依存することなく、前記対照的な色のマーカ横糸(16)によって提供され、
前記マーカ横糸(16)または前記マーカ横糸群は、前記主色の横糸(20)によって縦糸方向に間隔を空けた所定の位置に設けられ、
前記マーカ横糸(16)は、織物の所定のマーカ領域において織物の片側から視認することができ、織物の残りの部分においては実質的に視認することができないか、または視認しにくいように織物に織られ、
前記マーカ領域によって、縦糸方向および横糸方向に沿って間隔が空いた光学的に識別可能なマーキング(10)を提供し、
縦糸および横糸の数の上では、前記光学的に識別可能な各マーキングの大きさは、縦糸方向に計算すると、織物織布を横切る縦糸の数と、上記1つのマーキングと次のマーキングとの間の横糸の数に関しては少なく、
前記マーカ横糸群はそれぞれ、前記各マーカ領域を通って、または織布に沿って同じ位置で、織布全体にわたって間隔を空けて、前記いくつかのマーカ領域を通って延びていることを特徴とする、織布。
【請求項2】
前記マーカ横糸群(16)のそれぞれにおいて、前記主色の少なくとも1本の横糸(20)が、各隣接する一対のマーカ横糸(16)の間に配置されている、請求項1に記載の織物織布。
【請求項3】
前記マーカ横糸(16)はそれぞれ、各マーカ領域内の縦糸(18)を通って主色の隣接する横糸(20)と同じ経路をたどる、請求項2に記載の織物織布。
【請求項4】
前記マーカ横糸群(16)はそれぞれ3本のマーカ横糸を備え、前記主色の各横糸(20)が、前記群内の隣接する各一対のマーカ横糸(16)の間に配置されている、請求項2または3に記載の織物織布。
【請求項5】
前記マーカ横糸群(16)はそれぞれ3本のマーカ横糸を備え、前記主色の各一対の横糸(20)が、前記群内の隣接する各一対のマーカ横糸の間に配置されている、請求項2または3に記載の織物織布。
【請求項6】
前記マーカ横糸群(16)はそれぞれ5本のマーカ横糸を備え、前記主色の各横糸(20)が、前記群内の隣接する各一対のマーカ横糸の間に配置されている、請求項2または3に記載の織物織布。
【請求項7】
前記マーカ横糸群(16)はそれぞれ5本のマーカ横糸を備え、前記主色の各横糸一対(20)が、前記群内の隣接する各一対のマーカ横糸の間に配置されている、請求項2または3に記載の織物織布。
【請求項8】
マーカ織布群(16)はそれぞれ9本以下のマーカ横糸を備え、前記マーカ領域(10)はそれぞれ13本以下の縦糸を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の織物織布。
【請求項9】
マーカ織布群(16)はそれぞれ5本以下のマーカ横糸を備え、前記マーカ領域はそれぞれ9本以下の縦糸を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の織物織布。
【請求項10】
マーカ織布群(16)はそれぞれ3本のマーカ横糸を備え、前記マーカ領域(10)はそれぞれ5本の縦糸を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の織物織布。
【請求項11】
OPW型(one−piece−woven)エアバッグ用の2層織物であり、
前記マーカ横糸(16)は、織物の一面を提供する織物層に組み込まれるように、且つ、織物の両方の層の横糸(20)が同じ縦糸(18)と織り合わされる前記マーク領域においてのみ織物の反対面で露出して見えるように、織物に織られている、請求項1から10いずれか一項に記載の織物織布。
【請求項12】
OPW型エアバッグ用の2層織物であり、
前記マーカ横糸(16)は、前記単層領域におけるマーカ領域(10)でのみ織物の前記片側で視認することができるように、織物の単層領域内においてのみ織物に織られ、前記マーカ横糸(16)は、織物が2層である領域内において前記2層の間で緩く延びている、請求項1から11のいずれか一項に記載の織物織布。
【請求項13】
OPW型エアバッグ用の2層織物であり、
前記マーカ横糸(16)は、前記織物の前記片側で視認することができるように、前記織物の2層領域において、このようなマーカ領域(10)内の織物の上層にのみ織られ、前記マーカ横糸(16)は前記2層の外側の織物領域内において2層の間で緩く延びている、請求項1から11のいずれか一項に記載の織物織布。
【請求項14】
前記マーカ横糸(16)は黒色であり、前記主色は白色である、請求項1から13のいずれか一項に記載の織物織布。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−528195(P2010−528195A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−509296(P2010−509296)
【出願日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際出願番号】PCT/SE2007/000501
【国際公開番号】WO2008/143557
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(503358097)オートリブ ディベロップメント エービー (402)
【Fターム(参考)】