説明

美容パック

【課題】 美顔目的で顔面を覆って使用される美容パックについて、薬効成分の効能が十分に発揮され、且つ顔肌に潤いと艶を与え、顔肌の活性化を促し、老化を防ぐスキンケア性に優れ、また、香りによるリラクゼーション効果も高く、且つ使用後の煩わしさを無くし、使い勝手の良い使用性に優れた美容パックを提供する。
【解決手段】 パックの基材に、アセロラ果実を破砕後、搾汁し、濾過して得られたアセロラエキスを混合して美容パックとした。また、前記アセロラエキスの代わりに、アセロラ果実あるいはそのエキスを乾燥粉末させたアセロラパウダーを混合した。また、基材にスクワランあるいはモズクを混合した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美顔目的で顔面を覆って使用される美容パックに関し、特に美肌効果、保湿効果成分の付与により、肌に潤いと艶を与え、顔肌の活性化を促し、老化を防ぐスキンケア性に優れ、また、香りによるリラクゼーション効果が期待でき、且つ使用後の煩わしさを無くし、使い勝手の良い使用性に優れた美容パックに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、エステティックサロン等において、女性の美顔、美肌術等が隆盛している。
【0003】
これらの美顔、美肌術等の主流は、泥、草木、海藻等の天然素材又はこれらの混合若しくはこれらの主成分と薬剤等の混練物からなる美容パックを肌に塗布して、人の皮膚から排泄される老廃物を吸着させると共に、皮膚の保湿効果、美肌効果を狙った美容パック方法である。
【0004】
現在、我が国で利用されている一般的な美容パック方法は、いわゆる泥美容として知られているものである。
【0005】
これは泥を水又は湯で適当に練り合わせるとともに、適宜、オリーブオイル、ハーブエキス、海藻エキス等の肌潤い成分を含ませて、顔、手、腕、膝、足等をパックし、更に発汗効果を高めるためにフィルム等でラップしたり、布やシートで一定時間覆うものである。
【0006】
そして、一定時間経過後に泥を洗い落とすと、発汗作用により皮膚から排泄された老廃物や油脂が、微細な泥の吸着作用によって吸着されるとともに、泥に含まれた豊富なミネラルが皮膚を通して体内に取り入れられるというものである。
【0007】
しかし、このような美容パック方法は、泥を肌に均一に塗ったり、手の届かない部位に塗ったりラップして覆ったりするために、その専門家がいるエステティックサロン等へ赴く必要があり、家庭において自ら行う事が困難であり、又仮に家庭において自ら行ったとしても満足な効果が得られないものであった。
【0008】
また、家庭において自らの顔肌をパックする場合、パック剤を顔肌全体に延ばしながら塗布するが、顔肌全体にパックするのに長時間を要し、且つその作業が面倒であった。
【0009】
このため最近では、予め化粧水等の美肌用液を含浸させたパック化粧料等を顔肌に被せて覆うだけの美顔方法が行われ、顔面形状等に切り取った不織布やコラーゲンシートに化粧料を含浸させたパック化粧料や、不織布等を使用時に化粧料に浸漬して用いるパック化粧料等が多く市販されるようになった。
【0010】
パック化粧料は、ゼリー状、ペースト状、粉末状のものが一般的であり、単に顔肌に被せて覆い、使用した後はパック化粧料を剥すだけのものや、顔肌に塗布して被膜を形成させた後、剥離するもの等がある。
【0011】
粉末状のものは、使用時に水等に均一に溶かしたり、懸濁したりして使用し、特に顔面の洗浄効果を期待して酵素類を配合する場合には、酵素活性の維持を目的として、このタイプの形状を採ることが多かった。
【0012】
しかし、特に粉末状のものは使用時に水等に懸濁させたりする作業が必要で、特に使用しにくいものであった。
【0013】
一方、不織布やコラーゲンシートを用いたタイプのパック化粧料は、使用上の煩雑さは改良されているが、不織布は比較的安価な素材ではあるものの、化粧料を含浸させて皮膚上に置いた時に乾燥が速く、十分な保湿などのパック効果が得られにくいという問題があった。
【0014】
そこで、パック化粧料をゲル状にすることで、保湿性に優れ、美肌効果も十分に得られ、且つ使用後も、顔肌に残った化粧料を洗い流す等の煩わしい手間を必要としない使い勝手の良いパック化粧料が実現した。
【0015】
また、含浸させる化粧料も、従来の乳液、クリーム、化粧水、分散液、洗浄量、軟膏剤等だけでなく、より一層の保湿効果、美肌効果を目的として、様々な効能の薬効成分が加えられるようになった。
【0016】
特に、近年は、自然、健康ブームから、添加する成分、素材への関心が高まる中、天然素材の成分を使用した商品が増加している。
【0017】
例えば、特開平12−212032号公報では、美白用皮膚外用剤が開示されている。
【0018】
これは、美白剤及び/又は抗炎症剤を含有する美白用皮膚外用剤にアセロラの抽出物を加えることで、本来の美白作用及び抗炎症作用が、相乗的な効果を発揮するというものであり、美容や医療において有用な美白用皮膚外用剤である。
【0019】
また、特開平12−344652号公報において、美肌用栄養パック剤が開示されている。
【0020】
これは、海藻類を原材料として、簡単な加工処理でクリーム化し、肌に悪影響を与えることなく、海藻類の有効成分を肌に効率よく吸収させることができるというものである。
【0021】
また、海藻類の粘性により、クリーム化を容易にすることで、加工処理を簡素化し、また余分な添加物を加える必要が無いので、製品価格を廉価にすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0022】
【特許文献1】 特開平12−212032号公報
【特許文献2】 特開平12−344652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
しかし、従来のパック化粧料では、加えられる薬効成分の量が極めて少量であるために、薬効成分の効能が十分に発揮されなかったり、或いは、製剤中に薬効成分が変質するなどして、所望の薬効が得られない場合が多く、上記特開平12−212032号公報でも、加えられるアセロラ抽出物の配合量が、乾燥固形分として0.00005〜5重量%と微量であるため、アセロラの有効成分が美白、美肌に効果があるとしても、アセロラの有効成分を十分実感できるとは言い難い。
【0024】
また、これまでの一般的なパック化粧料は、剥した後、パック処理をしたり、顔肌に残った化粧料を拭き取ったり、さらにはクレンジングクリーム等で洗い流したりしなければならず、上記特開平12−344652号公報では、海藻類等の天然素材の成分を利用してクリーム化することはできても、使用後に洗い流す必要がある等、使用の度に煩わしい手間を要し、いつでもどこでも気軽に簡単に使用できるものではなかった。
【0025】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、美顔目的で顔面を覆って使用される美容パックについて、薬効成分の効能が十分に発揮され、且つ顔肌に潤いと艶を与え、顔肌の活性化を促し、老化を防ぐスキンケア性に優れ、また、香りによるリラクゼーション効果も高く、且つ使用後の煩わしさを無くし、使い勝手の良い使用性に優れた美容パックを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。
【0027】
請求項1は、パックの基材に、アセロラ果実を破砕後、搾汁し、濾過して得られたアセロラエキスを混合したことを特徴とする美容パックである。
【0028】
アセロラ果実を丸ごと破砕し、搾汁し、濾過して得られるアセロラエキスを使用することで、これまでのアセロラ抽出物を極少量添加しただけの美容パックでは成し得なかった、アセロラ果実の清々しい香りによるリラクゼーション効果と、アセロラの有効成分を十分に顔肌に浸透させることで瑞々しい使用感を実現することができるものである。
【0029】
上記のアセロラ果実は、キントラノオ科に属し、学名は、Malpighia glabraであり、大きさ,色共にサクランボに大変よく似た果実が実る、西インド諸島原産の常緑低木である、アセロラの果実であり、ビタミンCの含有量が100g中1700mgと、なんとレモンの38倍もあり、ビタミンCの含有率が非常に高く美容や医学的にも非常に注目されている。日本では、沖縄県の本部町が最大の産地となっている。
【0030】
アセロラにはビタミンCの働きと安定性を強化する上で、相性のよいフラボノイドやアントシアニンなどの抗酸化剤を多く含むため、単独でビタミンCを摂るよりも高い効果が得られることが知られている。
【0031】
本発明では、アセロラエキスの配合量は、パック基材に対して5〜30%程度が好ましい。5%以下では、パック使用時間(15分〜20分)では、浸透が不十分であり、香りも薄く、十分な美肌効果などが期待できない。30%以上とすると、パック基材が少なすぎて軟らかくなりすぎ、パック形成がしにくくなる。
【0032】
パック基材は、通常に使用されているパック基材であればいずれでも良く、例えば、(株)堀商会のカオリン、モンモリオナイト、ラスルなどのパック基剤などが使用できる。
【0033】
請求項2は、前記アセロラエキスの代わりに、アセロラエキスを乾燥粉末させたアセロラパウダー前記基材に混合したことを特徴とする美容パックである。
【0034】
前記基材にアセロラエキスではなく、アセロラパウダーを混合することで、パック基材に混合しやすくなる。また、アセロラ果実は、生果実の状態では、2日しか保存できず、エキスとしての保存においては、防腐剤などの添加剤が必要となる。パウダーとすることで、長期保存が可能となり、微粉末のパウダーとすることで、パック基材となじみやすくできる。乾燥は、ビタミンCを壊さないように、低温乾燥、冷凍乾燥などが好ましい。
【0035】
請求項3は、前記アセロラエキスの代わりに、アセロラ果実を破砕し、乾燥したものを微粉末にしたアセロラパウダーを前記基材に混合したことを特徴とする美容パックである。
【0036】
アセロラの液分を粉末とするのではなく、果皮及び果肉部分も含めて粉末とすることで、アセロラに含まれる種々のフラボノイドを全て含有させることができ、アセロラのビタミンCとの相乗効果が期待できる。アセロラの色彩を残すため、アセロラの種を除去しても良い。また、アセロラの葉を加えても良い。
【0037】
アセロラ果実の破砕は、食品粉砕装置で粉砕し、乾燥は、ビタミンを破壊しないように、減圧低温乾燥法や冷凍乾燥法などが良く、微粉砕装置で、0.1ミクロン程度に微粉砕すると良い。
【0038】
請求項4は、前記基材に、スクワランが混合されていることを特徴とする美容パックである。スクワランは、深海ザメの肝油であればいずれでも良く、市販されている、スクワランエキスや、スクワラン粉末などでも良い。混合量は、パック材総量に対して、1〜5%程度が好ましい。1%以下では、浸透効果が期待できない。5%以上では、パック材が柔らかくなりすぎ、パックが形成しにくくなり、好ましくない。
【0039】
美容パックの基材に、単にアセロラエキスのみを加えた場合、数時間経過の後にアセロラエキスが分離してしまう。そこで、これまでは、美容パックを使用する直前にアセロラエキスを基材に混ぜ合わせていた。
【0040】
しかし、発明者は鋭意研究の結果、アセロラエキスを基材に混合する際に、スクワランを同時に基材に加えることで、長時間経過の後にもアセロラエキスの分離が起こらないことを見出した。これにより、アセロラエキスを混合した状態で、美容パックの長期保存が可能となった。
【0041】
また、スクワランを混合することにより、アセロラの有効成分、特にビタミンCの肌内への浸透力を大幅に高めることができ、皮膚の奥の真皮層にまで浸透させることを可能とし、コラーゲンを増やし、お肌にハリをもたせることができる。
【0042】
請求項5は、前記基材に、モズクが混合されていることを特徴とする美容パックである。
【0043】
該モズクは、褐藻類モズク科の海藻であり、大型の海藻に着生し、ぬめぬめした糸状の海藻である。この生モズクを磨砕装置ですり潰してゲル状態としたものを使用する。粉末乾燥モズクを使用しても良い。
【0044】
上記のモズクをパック材総量に対して5〜20%程度が好ましい。5%以下では、粘着成分が少なく、パックを剥がしにくくなる。20%以上では、硬くなり、顔に塗布しにくくなり、また、アセロラの香りを損なうので好ましくない。
【0045】
モズクには、粘着成分が多く含まれており、この粘着成分により、パック材に固化剤などの化学品を添加することなく、自然成分のみで簡単にパックの剥離ができる美容パックとすることができる。
【0046】
また、もずくは、海草成分による美顔効果があり、フコイダンなどの健康成分も含まれる。
【発明の効果】
【0047】
本発明は以下の効果を奏する。
1)これまでのアセロラ抽出物を極少量添加しただけの美容パックでは成し得なかった、アセロラ果実の清々しい香りによるリラクゼーション効果と、アセロラの有効成分が十分に肌に浸透させることができ、天然ビタミンCによる美肌効果を十分に実現することができる。
【0048】
2)アセロラの果実をパウダー状にして混合することで、アセロラを長期保存でき、また、パック材との混合においてもなじみが良く、均質できめ細かなパック材となる。
【0049】
3)アセロラの果皮及び果肉を乾燥し、微粉砕してパウダーとすることにより、アセロラの種々の有効成分をすべて活かしたパック材となり、ビタミンC以外のフラボノイドなどの天然抗酸化剤を肌から浸透させることができる。
【0050】
4)スクワランを混合することで、パック基材にアセロラエキスを混合しても、長期間にわたってアセロラエキスが分離することなく、長期保存が可能で、且つアセロラの有効成分の顔肌への浸透力が格段に高まり、より一層のすべすべ感が増し、十分な保湿効果を得ることできる。
【0051】
5)もずくを混合させることにより、海藻成分による美肌効果が得られ、かつ、その粘着成分により、固化剤などの化学品を添加せずに、簡単にパックを剥離させることができる美容パックを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】 本発明における美容パックの実施例を示すフロー図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0053】
以下に、本発明による実施の形態を説明する。
図1は本発明による美容パックの実施例を示すフロー図である。本実施例は、エステサロンにおいて、本発明よるアセロラを用いた美顔パックを行う例である。
【0054】
1)アセロラエキスの製造
アセロラ果実1kgを洗浄し、ミキサーにより、水を200g加えて破砕処理し、破砕液を濾布により搾汁処理し、濾過処理する。濾過液を分離し、アセロラエキス1kgを製造した。
【0055】
2)パック材の調合
十分に攪拌したパック基材を500gに、上記のアセロラエキス250gと、精製水250gとを混合し、十分に攪拌する。ピンク色のパック材1kgが調合された。
【0056】
3)パック前処理
パック前に、美顔マッサージをし、肌の新陳代謝を良好にしておく。
【0057】
4)パック塗布
上記の調合したパック剤をパック施用者の顔に薄く均等となるように、ていねいに伸ばす。
【0058】
5)パック材の浸透
15分〜20分程度そのまま放置する。(肌の状態により調整する。)パック材が肌に浸透し、美容効果と香りによるリラクゼーション効果が発揮される。
【0059】
6)パック材の除去
パック材を丁寧にタオルでふき取り、除去する。
【0060】
7)パック後処理
パック材を除去した後、化粧水などを適時塗布して、肌を整える。
【0061】
以上のようにしてアセロラ美顔パックとする。本実施例では、生のアセロラを用いた美容パックについて説明したが、生のアセロラに代えて、粉末パウダーを使用しても良い。その場合には、水分量を差し引いて換算すると良い。
【0062】
また、スクワランを混合しても良い。スクワランは、オリーブ油由来の「植物性スクワラン」、サメ肝油由来の「スクワラン」、イソプレンから合成される「合成スクワラン」のいずれも使用できる。例えば、市販されている(株)アザレインターナショナルのスクワランエキスなどが使用できる。混合量は、パック材総量に対して5〜20%程度が良く、10%程度が最も良い。
【0063】
スクワランを混合すると、アセロラエキスがパック基材から分離しなくなるため、使用した残りを冷蔵庫などで保管して翌日使用することが可能となる。また、冷蔵保存することで、3ヶ月の保存においても問題なく使用できた。このため、あらかじめ大量に調合することが可能であり、調合済みのアセロラパック剤として保存容器に充填して家庭用としても販売可能である。
【0064】
また、スクワランの有する肌への強力な浸透作用により、アセロラのビタミンCが肌の深くまで浸透し、コラーゲンを再生する作用を発揮できる。
【0065】
また、パック終了後に、簡単に剥離できるように、ゲル状モズクを混合しても良い。混合量は、パック材総量の20%程度が良い。パック全体が硬いゲル状になるため、容易に剥離させることができ、洗い流す必要がなくなる。
【使用例】
【0066】
美容室において、本発明のアセロラを用いた美容パックを10人の女性にテストした。パック材の調合は、1人当たり、生アセロラ10gとなるように使用した。
【0067】
使用後、従来のパック材と比べての意見を聞いた。10人全員が、従来のパックより、肌のきめが整い、毛穴が引き締まり、しみが薄くなるなど、従来のパックよりも優れた美肌効果があるとの回答を得た。また、全員がアセロラの香りがしてパック中も非常に気分が良く、癒しの効果が高いことが確認された。
【符号の説明】
【0068】
1 アセロラエキスの製造
2 パック材の調合処理
3 パック前処理
4 パック材塗布
5 パック材浸透
6 パック材除去
7 パック後処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パックの基材に、アセロラ果実を破砕後、搾汁し、濾過して得られたアセロラエキスを混合したことを特徴とする美容パック。
【請求項2】
前記アセロラエキスの代わりに、アセロラエキスを乾燥粉末させたアセロラパウダーを前記基材に混合したことを特徴とする請求項1に記載の美容パック。
【請求項3】
前記アセロラエキスの代わりに、アセロラ果実を破砕し、乾燥したものを微粉末にしたアセロラパウダーを前記基材に混合したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の美容パック。
【請求項4】
前記基材に、スクワランが混合されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの項に記載の美容パック。
【請求項5】
前記基材に、モズクが混合されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載の美容パック。

【図1】
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【公開番号】特開2010−265253(P2010−265253A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−136693(P2009−136693)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(302062078)
【Fターム(参考)】