説明

翼部の位置決め取り付けシステム

本発明の実施形態によれば、航空機の翼部(101)を航空機の胴体部(102)に取り付けするための位置決めシステムが提供される。上記位置決めシステムは、ユーザーの関与なしにて、上記胴体部に対する上記翼部の最終調整、および最終位置決めを行うことができる、プログラム化可能な取り付けユニット(103)を備えている。これにより、取り付けプロセスの迅速化が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機組立分野に関する。特に、本発明は、航空機の翼部を、上記航空機の胴体部に取り付けるための位置決めシステム、翼部取り付け方法、コンピューター読み取り可能な媒体、データ処理装置、およびプログラム要素に関する。
【背景技術】
【0002】
航空機を組み立てるためには、航空機の翼部を胴体部に取り付ける必要がある。それゆえ、翼部は、位置決めユニット上に配置される。上記位置決めユニットは、翼部を胴体部へ移動させるようになっている。その後、胴体部の位置決めホールと、翼部の位置決めホールとが調整されて、上記翼部は、胴体部に対して最適な位置となるように位置合せされる。
【0003】
上記各位置決めホールが調整された後、ドリルを使用して各最終ボアホールを形成する。その後、上記位置決めユニットを、翼部と共に胴体部から離間して、各最終ボアホールを洗浄し、かつバリ取りする。さらに、封止化合物を用いて封止する。ブラケットは、プリドリルして、調整することができる。このようなブラケットは、翼部と胴体部との間の内部連結要素として使用されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州出願第0957335号公報(1999年11月17日公開)
【特許文献2】フランス国出願第2821778号公報(2002年9月13日公開)
【特許文献3】特開2006−051557号公報(2006年2月23日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、翼部を洗浄し、各ドリルホールのバリ取りを行った後に、位置決めユニットを、再度、戻すように移動させて、最終取り付けのために、胴体部に対して翼部を調整する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、航空機の胴体部に翼部を取り付けるためのより良い方法を提供することである。
【0007】
本発明の実施形態によれば、航空機の翼部を上記航空機の胴体部に取り付けるための位置決めシステムが提供され、上記位置決めシステムは、取り付けユニットおよび算出ユニットを備え、上記取り付けユニットは、上記翼部を上記胴体部に対して、第1位置から第2位置へと移動させるようになっており、上記第1位置では、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されて、上記翼部を洗浄でき、かつドリルホールをバリ取りでき、上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが取り付け位置にあり、上記第1位置から上記第2位置への移動は、上記算出ユニットによって指示される。
【0008】
それゆえ、本発明の本実施形態によれば、(ドリルホールをバリ取りに供し、翼部を洗浄した後に)洗浄位置から取り付け位置へと戻す移動が、自動的または半自動的に行われる。このように、時間がかかり、困難である、胴体部に対する翼部の再調整および再位置決めは、ユーザーによって実行される必要がなく、コンピューターの指示によって実行される。
【0009】
本発明の別の実施形態によれば、上記取り付けユニットは、さらに、上記胴体部に対して、上記翼部を位置決めして、上記取り付け位置を規定し、上記翼部を上記取り付け位置から上記第2位置へと移動させて、上記翼部を洗浄可能に、かつ上記各ドリルホールのバリ取り可能にするようになっている。
【0010】
例えば、翼部の初期の位置決めをユーザーが行ってもよい。その後、翼部を胴体部から取り外し、洗浄する。その後、翼部の第2位置決め、すなわち最終位置決めが、コンピューターの指示によって自動的に行われる。
【0011】
本発明の別の実施形態によれば、上記算出ユニットは、上記翼部の位置決めを行った後の上記取り付け位置に対応する位置データを格納し、上記第1位置から上記第2位置への移動の指示を上記位置データに基づいて実行するようになっている。
【0012】
このように、初期の位置決めを行った後に、上記位置に対応する位置データが、コンピューターシステムによって格納される。この位置データは、その後のさらなる位置決めプロセスに使用される。
【0013】
本発明の別の実施形態によれば、上記第1位置から上記第2位置への移動の指示は、ユーザーの関与無く、自動的に行われる。これにより、上記翼部の最終位置決めを、迅速に、かつ完全に自動化して行うことが可能となる。
【0014】
本発明の別の実施形態によれば、上記第1位置から上記第2位置への移動の指示は、ユーザーの関与を含んで、半自動的に行われる。
【0015】
例えば、ユーザーの関与は、最終位置決めプロセスの速度を規定してもよい。例えば、緊急事態が生じた場合、ユーザーは、位置決め速度を遅くしたり、または位置決めプロセスを中止したりしてもよい。
【0016】
本発明の別の実施形態によれば、上記取り付けユニットは、さらに、コントロール信号を上記算出ユニットに送信し、上記算出ユニットから位置信号を受け取るようになっている中央算出ユニットを備えている。
【0017】
それゆえ、位置決めプロセスを、外部の中央算出ユニットによって監視、および制御することが可能である。このような中央算出ユニットは、いくつかの移動型の各取り付けユニットをそれぞれ監視、および指示するようになっており、中央算出ユニットは、ユーザーによって管理が可能である。
【0018】
本発明の別の実施形態によれば、上記位置決めシステムは、上記中央算出ユニットに接続され、ユーザーからの入力を受け取るようになっているコントロールユニットをさらに備えている。
【0019】
本発明の本実施形態によると、ユーザー入力は、上記コントロールユニットに直接入力され得、その後、上記コントロールユニットは、受け取ったユーザー入力を上記中央算出ユニットに送信し、順に、中央算出ユニットが対応するコントロール信号を取り付けユニットの(移動型の)算出ユニットへと送信することができる。これにより、ユーザー管理、またはユーザー制御が可能となる。
【0020】
本発明の別の実施形態によれば、航空機の翼部を上記航空機の胴体部に取り付けるための方法は、上記胴体部に対して上記翼部を、第1位置から第2位置へと移動させる工程を含み、上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールのバリ取りができるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間しており、上記第2位置にでは、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが取り付け位置にあり、上記第1位置から上記第2位置への移動は、算出ユニットによって指示される。
【0021】
上記方法は、上記翼部の最終位置決めを、迅速に効果的に行う方法を提供できる。
【0022】
さらに、本発明の別の実施形態によれば、上記方法は、上記胴体部に対して、上記翼部の位置決めを行って、上記取り付け位置を規定する工程と、上記翼部を洗浄できるように、かつ上記ドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部を取り付け位置から第2位置へと移動させる工程をさらに含む。
【0023】
さらに、本発明の別の実施形態によれば、航空機の翼部を上記航空機の胴体部に取り付けるためのコンピュータープログラムが格納されるコンピューター読み取り可能な媒体であって、上記プログラムは、算出ユニットによって実行されるとき、上記算出ユニットに上記工程を実行させる上記媒体が提供される。
【0024】
さらに、本発明の別の実施形態によれば、航空機の翼部を上記航空機の胴体部に取り付けるためのプログラム要素であり、算出ユニットによって実行されるときに、上記算出ユニットに上記工程を実行させるプログラム要素が提供される。
【0025】
さらに、本発明の別の実施形態によれば、航空機の翼部を上記航空機の胴体部に取り付けるためのデータ処理ユニットであって、上記翼部の取り付け位置情報が格納されるメモリと、上記工程を実行するようになっている算出ユニットとを備えているデータ処理ユニットが提供される。
【0026】
上記翼部取り付け方法が、コンピュータープログラムとして、すなわちソフトウェアによって具現化可能であること、1つ、またはそれ以上の特別な最適な電子回路を使用して、すなわちハードウェアにおいて具現化可能であること、また、ハイブリッド形態において、すなわちソフトウェアコンポーネントおよびハードウェアコンポーネントを用いて具現化可能であることは、当業者であれば容易に理解できるであろう。
【0027】
本発明の実施形態によれば、上記プログラム要素は、データ処理装置のワーキングメモリに組み込まれていることが好ましい。このように構成されたデータ処理装置は、本発明の各実施形態を実行できる。コンピュータープログラムは、好適なプログラム言語、例えばC++などを用いて書き込まれ、コンピューター読み取り可能な媒体、例えば、CD−ROMに格納することができる。
【0028】
また、コンピュータープログラムは、ネットワーク、例えばワールドワイドウェブなどから入手可能であり、ネットワークから画像処理ユニット、画像処理装置、または好適なコンピューターへとダウンロードすることができる。
【0029】
本発明の上記特徴および他の特徴は、以下に記載する実施の形態によって、明確になり、詳細が説明されるであろう。
【0030】
以下に説明される本発明は、添付された図を参照して、あくまで例示されているだけである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の実施形態による、第1位置に配置されている位置決めシステムを、簡略化して表す概略図である。
【図2】本発明の実施形態による、第2位置に配置されている位置決めシステムを、簡略化して表す概略図である。
【図3】本発明の実施形態に係る方法のフローチャートである。
【図4】本発明の方法の実施形態を実行するための、本発明のデータ処理ユニットを備える、位置決めシステムの実施形態を示す概略図である。
【0032】
これらの図は概略図である。それぞれの図において、同様、または同一の要素には、同一の参照番号が付記されている。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図1は、本発明の実施形態における、第1位置106に配置された位置決めシステムを示す概略図である。図1に示される位置決めシステムは、翼部101を取り付けするための取り付けユニット103を備えている。上記取り付けユニット103は、取り付けユニット103の動作を指示する算出ユニット108を備えている。
【0034】
さらに、取り付けユニット103は、翼部101の位置決めをするようになっている。上記位置決めは、移動ユニット110と共に位置決めユニット109の手段を用いて行うことができる。
【0035】
位置決めユニット109は、翼部101を垂直方向へ、また、必要があれば水平方向へ移動させるようになっている。例えば、三角形を成すように構成された、3つの各位置決めユニット109を使用することによって、上記翼部101は、全ての所望する方向に移動させたり、傾けたりすることが可能となる。
【0036】
図1に示した位置(すなわち第1位置)において、翼部101と、胴体部102とは、互いに離間している。それゆえ、最終位置決めを行い、翼部を胴体部に取り付けする前に、プリドリルホールをバリ取りでき、また、翼部を洗浄することができる。
【0037】
さらに、移動型の算出ユニット108と通信するために、中央算出ユニット104が設けられている。通信は、例えば、無線通信回線、または他の通信手段(標準有線通信回線など)を介して行われる。
【0038】
中央算出ユニット104は、ユーザーの入力を受け取るようになっているコントロールユニット105に接続されている。例えば、ユーザーは、取り付けユニット103の位置合せや移動速度を決めることができる。または、例えば、緊急時に、位置決めプロセスを中断することができる。
【0039】
図2は、本発明の実施形態における、第2位置107に配置された位置決めシステムを示す概略図である。第2位置107において、取り付けユニット103は、胴体部102に移動された状態である。
【0040】
それゆえ、胴体部102に対して、翼部101を位置決めすることができる。第2位置107では、翼部101を胴体部102に対して最終的に取り付けする。第1位置106から第2位置107への移動は、中央算出ユニット104(および/またはユーザー)からの、関与あり、もしくは関与なしにて、算出ユニット108によって指示される。
【0041】
取り付けユニット103の移動は、算出ユニット108によって指示されるので、マニュアル動作(手動)による位置決めは、必要ではなくなる。
【0042】
図3は本発明の実施形態に係る方法のフローチャートである。この方法は、まず、ステップ1において、胴体部に対して翼部の位置を決める。ステップ2において、プレドリルホールを形成することができ、この位置決めされた位置に対応する位置データを、データ処理ユニットのメモリに格納する。
【0043】
その後、ステップ3において、取り付けユニットが、胴体部から離れる方向に移動されて、翼部と胴体部とが互いに離間された状態となる。ステップ4において、翼部を洗浄し、プレドリルホールをバリ取りする。
【0044】
その後、ステップ5において、翼部と共に取り付けユニットを取り付け位置へ戻すように移動させる。上記取り付け位置へと戻す移動は、格納された位置データに基づいて、コンピューターの指示によって行われる。
【0045】
次に、翼部を最終的に胴体部へ取り付けする。
【0046】
本発明による位置決めプロセスは、非常に正確である。このプロセスの正確さは、許容誤差の10分の1以内である。
【0047】
図4は、本発明の位置決めシステムの実施形態を示す図である。本位置決めシステムは、取り付けユニット103、入力ユニット403、出力ユニット100、算出ユニット108、コンピューター読み取り可能な媒体402、および通信回線401を備えている。
【0048】
入力ユニット403は、ユーザー入力が算出ユニット108に直接的に提供できるようになっている。出力ユニット100は、位置決めデータ、位置決め速度、およびその他必要なパラメーターに対応する出力情報を提供できるようになっている。
【0049】
さらに、中央算出ユニット104が、コントロールユニット105と共に設けられている。通信回線404を通じて、中央算出ユニット104と、移動型の算出ユニット108との間の通信が提供される。本発明の1つの態様によれば、移動型の入力ユニット403、および固定型の中央入力ユニット105の両方の手段を使用して、翼部の自動位置決め、または半自動位置決めを制御することができる。
【0050】
上述の用語「備えている」とは、その他の要素またはステップを除外するものではない。また、上記において単数として扱われているものは、複数を除外するものではない。さらに、互いに異なる各実施形態に関連して記載された各要素は、組み合わせて使用することができる。
【0051】
また、請求の範囲に記載される参照符号は、請求項の権利範囲を制限するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機の翼部(101)を上記航空機の胴体部(102)に取り付けるための位置決めシステムであって、
取り付けユニット(103)、および
算出ユニット(108)を備え、
上記取り付けユニット(103)は、
上記胴体部(102)に対する上記翼部(101)の位置決めをして、取り付け位置を規定し、
上記翼部を上記取り付け位置から第1位置へと移動させ、かつ、
上記翼部を上記胴体部に対して上記第1位置(106)から第2位置(107)へと移動させるようになっており、
上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されており、
上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが上記取り付け位置にあり、
上記算出ユニット(108)は、上記第1位置から上記第2位置への移動を指示するものである位置決めシステム。
【請求項2】
上記算出ユニット(108)は、上記翼部の位置決めを行った後の上記取り付け位置に対応する位置データを格納するようになっており、
上記第1位置から上記第2位置への移動の指示は、上記位置データに基づいて行なわれる請求項1に記載の位置決めシステム。
【請求項3】
上記第1位置から上記第2位置への移動の指示は、ユーザーの関与なしにて自動的に行われる請求項1または2に記載の位置決めシステム。
【請求項4】
上記第1位置から上記第2位置への移動の指示は、ユーザーの関与を有して、半自動的に行われる請求項1ないし3の何れか1項に記載の位置決めシステム。
【請求項5】
コントロール信号を上記算出ユニット(108)に送信し、位置信号を上記算出ユニット(108)から受け取るようになっている、中央算出ユニット(104)をさらに備える請求項1ないし4の何れか1項に記載の位置決めシステム。
【請求項6】
上記中央算出ユニット(104)に接続され、ユーザー入力を受け取るようになっているコントロールユニット(105)をさらに備える請求項1ないし5の何れか1項に記載の位置決めシステム。
【請求項7】
航空機の翼部(101)を上記航空機の胴体部(102)に取り付けるための方法であって、
上記胴体部(102)に対して上記翼部(101)の位置決めを行う工程と、
上記翼部を、上記位置決めされた位置から第1位置へと移動させる工程と、
上記胴体部に対して上記翼部を、上記第1位置(106)から第2位置(107)へと移動させる工程とを含み、
上記位置決めされた位置は、取り付け位置を規定しており、
上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されており、
上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが上記取り付け位置にあり、
上記第1位置から上記第2位置への移動は、算出ユニット(108)によって指示される方法。
【請求項8】
航空機の翼部(101)を上記航空機の胴体部(102)に取り付けるためのコンピュータープログラムが格納されるコンピューター読み取り可能な媒体(402)であって、
上記プログラムは、算出ユニット(108)によって実行されるとき、上記算出ユニットに、
上記翼部の取り付け位置を示す、上記胴体部に対する上記翼部の位置決めされた位置を格納する工程と、
上記胴体部に対して上記翼部を、第1位置(106)から第2位置(107)へと移動させる工程とを実行させ、
上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されており、
上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが上記取り付け位置にあり、
上記第1位置から上記第2位置への移動は、上記算出ユニット(108)によって指示されるコンピューター読み取り可能な媒体(402)。
【請求項9】
航空機の翼部(101)を上記航空機の胴体部(102)に取り付けるためのプログラム要素であり、上記プログラム要素は、算出ユニット(108)によって実行されるときに、上記算出ユニットに、
上記翼部の取り付け位置を示す、上記胴体部に対する上記翼部の位置決めされた位置を格納する工程と、
上記胴体部に対して上記翼部を、第1位置(106)から第2位置(107)へと移動させる工程とを実行させ、
上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されており、
上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが上記取り付け位置にあり、
上記第1位置から上記第2位置への移動は、上記プロセッサ(108)によって指示されるプログラム要素。
【請求項10】
航空機の翼部(101)を上記航空機の胴体部(102)に取り付けするためのデータ処理ユニットであって、
上記翼部の取り付け位置を示す、上記胴体部に対する上記翼部の位置決めされた位置を格納するためのメモリと、
第1位置から第2位置へ、上記胴体部に対する上記翼部の移動を指示するようになっている算出ユニット(108)とを備え、
上記第1位置では、上記翼部を洗浄できるように、かつドリルホールをバリ取りできるように、上記翼部と上記胴体部とは互いに離間されており、
上記第2位置では、上記翼部を上記胴体部に取り付けできるように、上記翼部と上記胴体部とが上記取り付け位置にあるデータ処理ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2011−504813(P2011−504813A)
【公表日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−535244(P2010−535244)
【出願日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際出願番号】PCT/EP2007/063031
【国際公開番号】WO2009/068106
【国際公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(504467484)エアバス・オペレーションズ・ゲーエムベーハー (268)
【Fターム(参考)】