説明

耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物

【課題】耐摩耗性を確保しながら白化現象を最小化させることができるポリプロピレン複合樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。本発明による耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物は、ポリプロピレン共重合樹脂30ないし90重量%、およびα−オレフィン共重合樹脂10ないし70重量%からなるベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムである無機難燃剤20ないし200重量部と、酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤0.1ないし10重量部と、を含んでなることを特徴とする。本発明によれば、無機難燃剤が含まれるため難燃性を発現するが、耐摩耗性を増進させるため組成に変化を与える場合にも、成形性や機械的物性の低下なく白化現象を除去または減少させ、著しく改善された耐摩耗性を発現させることができ、耐久力の強い産業用電線に使うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関し、より詳しくは、ポリプロピレン共重合樹脂とα−オレフィン共重合樹脂とをブレンドした樹脂をベース樹脂として用いて、好適な無機難燃剤を添加することで、白化現象を抑制できると共に耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、難燃性の高い樹脂組成物を製造するために、ポリプロピレン樹脂に水酸化マグネシウムや無機充填剤を多量添加したが、このように製造された複合樹脂は成形性および機械的物性が著しく低下し、一定以上の引張強度や伸長率が求められる電線などへの適用には限界があった。
【0003】
このような従来の問題点を解決するため、マトリクス樹脂組成物にエラストマー部分を付け加える方法が提示された。さらに、白化現象を解決するため、無機難燃剤のエラストマー部分を包む目的でエラストマー部分に極性基を導入する方法も提示された。しかし、エラストマー部分を極性化させることで、却って機械的特性に問題が生じ、白化現象も充分に改善することができず、耐摩耗性の確保にも寄与することができなかった。
【0004】
難燃性を持ちながらも耐摩耗性が強く、白化現象も殆ど発生しない程度の強い物性を持つ製品を製造するためのポリプロピレン樹脂組成物の開発は、現在も関連業界で解決できていない課題である。このような技術的課題を達成するための努力は現在も続いており、このような技術的背景から本発明が案出された。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した従来の問題点に鑑みて本発明がなそうとする技術的課題は、難燃性ポリプロピレン樹脂組成物に耐摩耗性を確保しながら白化現象を最小化させることができるポリプロピレン複合樹脂組成物を開発するところにあり、このような技術的課題を達成することができる耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物を提供するところに本発明の目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明がなそうとする技術的課題を達成するため、本発明による耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物の一態様は、ポリプロピレン共重合樹脂30ないし90重量%およびα−オレフィン共重合樹脂10ないし70重量%からなるベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムである無機難燃剤20ないし200重量部と、酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤(Halogen scavanger)のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤0.1ないし10重量部と、を含んでなることを特徴とする。
【0007】
本発明がなそうとする技術的課題を達成するため、本発明による耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物の他の態様は、ポリプロピレン共重合樹脂30ないし89重量%、α−オレフィン共重合樹脂10ないし70重量%、および変性ポリプロピレン樹脂1ないし20重量%からなるベース樹脂100重量部に対し、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムである無機難燃剤20ないし200重量部と、酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤0.1ないし10重量部と、を含んでなることを特徴とする。このとき、前記ベース樹脂を構成する変性ポリプロピレンは、無水マレイン酸、シランおよび脂肪酸のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の極性基含有化合物でグラフトされたポリプロピレン樹脂であることが望ましい。
【0008】
前述した耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物において、前記ベース樹脂を構成するポリプロピレン共重合樹脂は、ホモポリマーポリプロピレン、ランダムコポリマーポリプロピレンおよびブロックポリマーポリプロピレンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上のポリプロピレン系樹脂であることが望ましく、前記ベース樹脂を構成するα−オレフィン共重合樹脂は、プロピレン−α−オレフィン共重合樹脂であることが望ましく、前記プロピレン−α−オレフィン共重合樹脂は、ポリプロピレン−オクタンおよびポリプロピレン−ブテンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の共重合樹脂であることがさらに望ましく、前記無機難燃剤は、表面処理されていない純粋無機難燃剤であるかまたはビニルシラン、アミノシラン、ステアリン酸およびポリマーのうち選択されたいずれか1つの物質で表面処理された状態の無機難燃剤であることが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、無機難燃剤が含まれて難燃性を発現するが、耐摩耗性を増進させるため組成に変化を与える場合にも、成形性や機械的物性の低下なく白化現象を除去または減少させ、著しく改善された耐摩耗性を発現させることができ、耐久力の強い産業用電線に使うことができる長所がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明に対する理解を助けるために具体的な実施例を挙げて説明し、必要に応じて図面を参照してより詳細に説明する。しかし、本発明による実施例は多様な形態に変形されることができ、本発明の範囲が後述する実施例に限定されると解釈されてはならない。本発明の実施例は当業界で平均的な知識を持った者に本発明をより完全に説明するために提供される。
【0011】
本発明による耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物の1つは、ポリプロピレン共重合樹脂とα−オレフィン共重合樹脂とをブレンドしてなるベース樹脂と、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムである無機難燃剤と、酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤と、を含んでなる。
【0012】
本発明による耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物の他の1つは、ポリプロピレン共重合樹脂、α−オレフィン共重合樹脂および変性ポリプロピレン樹脂からなるベース樹脂と、水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムである無機難燃剤と、酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤と、を含んでなる。このとき、前記ベース樹脂を構成する変性ポリプロピレンは、無水マレイン酸、シランおよび脂肪酸のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の極性基含有化合物でグラフトされたポリプロピレン樹脂であることが望ましい。
【0013】
前記ベース樹脂を構成するポリプロピレン共重合樹脂の含量が、その数値範囲の下限値に達しないと耐熱性が低下して望ましくなく、上限値を超えると難燃性および柔軟性が低下して白化現象がひどくなり望ましくない。前記ベース樹脂を構成するポリプロピレン共重合樹脂は、ホモポリマーポリプロピレン、ランダムコポリマーポリプロピレンおよびブロックポリマーポリプロピレンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上のポリプロピレン系樹脂であることが望ましい。前記ポリプロピレン樹脂は多種のポリプロピレンが用いられ得るが、白化現象の減少ないし除去を目的とする場合は、ランダムポリプロピレンが最も望ましい。
【0014】
一方、ポリプロピレン系共重合樹脂の引張強度および伸長率などのような機械的性質と白化現象を改善するため、α−オレフィン共重合樹脂を混合、ブレンドしてベース樹脂を用意した。前記α−オレフィン共重合樹脂の含量が、その数値範囲の下限値に達しないと伸長率およびフィラーロード(filler load)性、耐寒性が低下し、白化現象が増加して望ましくなく、上限値を超えると耐熱性、引張強度、ハーネス性、耐摩耗性などが減少して望ましくない。前記ポリプロピレンアルファ共重合樹脂は、プロピレン−α−オレフィンコポリマーであることが望ましく、前記プロピレン−α−オレフィンコポリマーは、ポリプロピレン−オクタンおよびポリプロピレン−ブテンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上のコポリマーであることがさらに望ましい。これは前記ベース樹脂として用いられたポリプロピレン樹脂との相溶性のためである。
【0015】
前記無機難燃剤として使われる水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムの含量が、その数値範囲の下限値に達しないと難燃性が減少して望ましくなく、上限値を超えると機械的物性が減少して望ましくない。前記水酸化マグネシウムまたは水酸化アルミニウムを含む無機難燃剤は、その表面に如何なる処理もしていない純粋な状態で直接用いることができ、ビニルシラン、アミノシラン、ステアリン酸およびポリマーのうち選択されたいずれか1つの物質で表面処理された状態で用いることができる。
【実施例】
【0016】
下記表1においては、2成分(A+B)をブレンドしたベース樹脂の場合を実施例1−1ないし1−4として、3成分(A+B+C)をブレンドしたベース樹脂の場合を実施例2−1ないし2−4として、それぞれ区分して設定した。また、実施例に対比する例として比較例を設定した。下記表1および表2に示されたそれぞれの組成成分および含量に従って用意し、混練して各例の組成物を製造した。
【0017】
【表1】

【0018】
【表2】

【0019】
表1および表2において、成分Aはポリプロピレン系共重合樹脂であるポリプロピレンランダム共重合樹脂としてLG−Caltex(韓国)製のR724Jを使用した。成分Bは、α−オレフィン共重合樹脂であるポリエチレンアルファプロピレンとして三井化学(日本)製のタフマー(Tafmer)を使用した。成分Dは無機難燃剤である水酸化マグネシウムとしてアルベマール(ドイツ)製のMagnifin H5を使用し、成分Eは酸化防止剤などの添加剤である。
【0020】
表1において、成分Cは変性ポリプロピレンとして湖南石油化学(韓国)製のCM1120を使用した。また、表2の成分Fはポリオレフィンエラストマー樹脂としてデュポンダウエラストマー(米国)製のEngage 8150を使用した。
【0021】
表1および表2の実施例および比較例の組成を持つ組成物それぞれを用いて各試験片を製造した後、これらに対して引張特性、曲げ変形時の白化現象、および耐摩耗性を測定し、その結果を下記表3にそれぞれ示した。
【0022】
引張特性はASTM D638に従って測定用試験片を製造し、万能試験機を用いて引張強度および伸長率を測定した。曲げ変形時の白化現象の測定は、実際の電線絶縁材料の場合、樹脂厚さ1mm、曲げ半径5mmの条件で曲げ変形を加えたとき、白化現象の発生可否を目視で判断した。これと同一条件で評価するために、それぞれの組成物を用いて1mm厚の試験片を押出成形して製造した後、曲げ半径5mmの条件で直径2mm厚の円筒状試験片を製造し、同一曲げ半径における白化現象の発生可否を目視で観察した。耐摩耗性はニードルスクレーパーテストを用いて、0.45sqの針に重さ710gの錘を乗せて幅2mm×厚さ1mm×長さ100mmの試料に300回往復させた後、摩耗された厚さを測定した。
【0023】
【表3】

【0024】
表3から確認することができるように、実施例の場合には白化現象が若干発生するかまたは発生しなかったが、比較例1−1の場合を除いた他の比較例では、白化現象が発生し、特に比較例2−1の場合には白化現象が非常に多く発生することを確認した。よって、実施例に比べて比較例では曲げ変形に脆弱であるということが分かる。耐摩耗性の測定基準値は50μm以下であれば適正であると評価されることから、比較例1−1の場合には白化現象は発生しないものの耐摩耗性が最も低く、特に基準値を超過し耐摩耗性に脆弱であることを確認することができる。
【0025】
一方、下記表4の場合には、ベース樹脂を4成分にする実施例3−1ないし3−5を区分設定し、これに対比する比較例3−1ないし3−6は下記表5に従ってそれぞれ区分設定した。下記表4および表5に示された成分および含量に従ってそれぞれの組成物を用意した。
【0026】
【表4】

【0027】
【表5】

【0028】
表4および表5において、成分Gはポリプロピレンランダム共重合樹脂としてLG−Caltex(韓国)製のR724Jを使用した。成分Hは、変性ポリプロピレンとして湖南石油化学(韓国)製のCM1120を使用した。成分Iは、ポリプロピレン共重合樹脂として三井化学(日本)製のタフマー(Tafmer)を使用した。成分Jは、無水マレイン酸グラフトポリオレフィン共重合樹脂としてデュポン(米国)製のFusabond MN 493Dを使用した。成分Kは、水酸化マグネシウムとしてアルベマール(ドイツ)製のMagnifin H5を使用し、成分Lは酸化防止剤などの添加剤である。
【0029】
また、表5の成分Mは、ポリオレフィンエラストマー樹脂としてデュポンダウエラストマー(米国)製のEngage 8150を使用した。
表4および表5の実施例および比較例の組成を持つ組成物それぞれを用いて各試験片を製造した後、これらに対して引張特性、曲げ変形時の白化現象、および耐摩耗性を測定し、その結果を下記表6にそれぞれ示した。
【0030】
引張特性はASTM D638に従って測定用試験片を製造し、万能試験機を用いて引張強度および伸長率を測定した。曲げ変形時の白化現象の測定は、実際の電線絶縁材料の場合、樹脂厚さ1mm、曲げ半径5mmの条件で曲げ変形を加えたとき、白化現象の発生可否を目視で判断した。これと同一条件で評価するために、それぞれの組成物を用いて1mm厚の試験片を押出成形して製造した後、曲げ半径5mmの条件で直径2mm厚の円筒状試験片を製造し、同一曲げ半径における白化現象の発生可否を目視で観察した。耐摩耗性はニードルスクレーパーテストを用いて、0.45sqの針に重さ710gの錘を乗せて幅2mm×厚さ1mm×長さ100mmの試料に300回往復させた後、摩耗された厚さを測定した。
【0031】
【表6】

【0032】
表6から確認することができるように、実施例3−1および3−5の場合には白化現象が若干発生し、実施例3−2ないし3−4の場合には白化現象が発生しなかった。これに比べ、比較例3−1ないし3−6の全ての場合に白化現象が発生し、このことから曲げ変形に脆弱であるということが分かる。一方、実施例3−1ないし3−5のいずれも比較例3−1ないし3−6の場合に比べて耐摩耗性が著しく改善したことが分かる。耐摩耗性の測定値は、数値の小さいほど耐摩耗性が強いことを示す。一般的な基準値としては50μm以下の値を持つ場合を望ましい場合として想定している。
【0033】
以上、本発明の最適実施例が開示された。ここで特定の用語が使われたが、これは単に当業者に本発明を詳しく説明するための目的で使われたものであって、意味限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリプロピレン樹脂5ないし70重量%と、
変性ポリプロピレン0.5ないし10重量%と、
α−オレフィン共重合樹脂1ないし50重量%と、
変性ポリオレフィン共重合樹脂1ないし30重量%と、を含んでベース樹脂を構成し、
水酸化マグネシウムである無機難燃剤10ないし75重量%と、
酸化防止剤、加工助剤、銅酸化防止剤およびハロゲン除去剤のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の添加剤1ないし5重量%と、
を含んでなることを特徴とする耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項2】
前記ベース樹脂を構成するポリプロピレン共重合樹脂が、ホモポリマーポリプロピレン、ランダムコポリマーポリプロピレンおよびブロックポリマーポリプロピレンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上のポリプロピレン系樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項3】
前記ベース樹脂を構成するα−オレフィン共重合樹脂が、プロピレン−α−オレフィン共重合樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項4】
前記プロピレン−α−オレフィン共重合樹脂が、ポリプロピレン−オクタンおよびポリプロピレン−ブテンのうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の共重合樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項5】
前記無機難燃剤が、表面処理されていない純粋無機難燃剤であるか、またはビニルシラン、アミノシラン、ステアリン酸およびポリマーのうち選択されたいずれか1つの物質で表面処理された状態の無機難燃剤であることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項6】
前記ベース樹脂を構成する変性ポリプロピレンが、無水マレイン酸、シランおよび脂肪酸のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の極性基含有化合物でグラフトされたポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項7】
前記変性ポリオレフィン共重合樹脂が、熱可塑性弾性重合体に極性分子を導入して極性化された物質であることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。
【請求項8】
前記熱可塑性弾性重合体を極性化させるために導入する物質が、無水マレイン酸、シランおよび脂肪酸のうち選択されたいずれか1つまたは2つ以上の極性基含有化合物であることを特徴とする請求項7に記載の耐摩耗性を持つ難燃性ポリプロピレン樹脂組成物。

【公表番号】特表2009−527620(P2009−527620A)
【公表日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−556237(P2008−556237)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【国際出願番号】PCT/KR2007/000840
【国際公開番号】WO2007/097546
【国際公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願人】(502297933)エルエス ケーブル リミテッド (13)
【Fターム(参考)】