説明

耳掛け居眠り防止器。

【課題】導体球の前後の転がりで、スイッチ片に接触するか離れるかで、振動モ−タ−を作動させたり、停止させたりする構成で居眠り防止機器を提供する。
【解決手段】車を運転中に居眠りに入り頭や姿勢がガックと前方へ前のめりに傾き始めると同時に容器も前方に傾き、内包する導体球Cは前に転がり、スイッチ片に接触すると瞬時に振動モ−タ−は作動して、同時に容器全体は共振し始り、容器の外側壁に接触しているこめかみ部分を刺激し共振させ、その刺激、共振が骨伝導で脳中枢を刺激して、ハット目覚めさせると頭や姿勢は立ち直り、居眠りは防止され、同時に容器の傾も立ち直り、導体球は後に転がり、スイッチ片の接触から離れ、スイッチが切になり振動モ−タ−の作動は停止し、正常な運転再開が出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車などの運転者に起こる居眠りを骨伝導や耳を通して、脳中枢を刺激し居眠りを防止する耳掛け居眠り防止器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の耳掛け居眠り防止器には、例えば特開2000−298781号公報や特開2008−167774号公報がある。これ等の従来の構成は、例えば前者では、振動センサ−の導体通に所定時分継続しないと圧電素子型の発信器が作動しない欠点があり、また、後者では、運転者が居眠りする時間を計らって電源を供給して、一定時間タイム、スイッチをオン、オフを繰り返し振動モ−タ−を作動させ続けて居眠りを未然に防ぐものであるが、運転中は、エンジン音やタイヤ、車体から発する僅かな音や軋み、外からの複雑な発生音を耳で拾い聞きわけて安全運転をするに、発信器を一定時間のタイム、スイッチのオフ、オンで作動し続けると気が散ったりするので安全運転上邪魔になる欠点があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の如きことから、本発明は、頭や姿勢がガックと前のめりに傾きかかると、即、導体球が回路上を転がりスイッチ片に接触し、瞬時に振動モ−タ−を作動させ、その振動がこめかみ部分を共振させて、骨伝導で脳中枢を刺激することで、外からの雑音に邪魔されることない本構成の耳掛け居眠り防止器を提供することで解決しようとするのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、上記の課題を解決するために、耳にフックするつるに容器を取り付け、前記容器に、導体球、スイッチ片、振動モ−タ−とで構成する手段と、前記容器に、前記導体球、前記スイッチ片、ベル発生器とで構成する手段、更に、前々記容器に、導体振り子球、スイッチ片、前記ベル発生器とで構成する手段、また、更に、前記容器に、前記導体振り子、前記スイッチ片、前々記振動モ−タ−とで構成する手段で解決するのである。
【0005】
上記課題解決手段による作用は次の通りである。即ち、容器に導体球、スイッチ片、振動モ−タ−とで構成する耳掛け居眠り防止器を使用時、車を運転中に居眠りに入り頭や姿勢がガックと前のめりに傾きかかかると同時に容器も傾き、内包している導体球は回路上を転がりスイッチ片に接触し、スイッチが入り、瞬時に振動モ−タ−が作動して、容器全体が共振し、容器の外側壁に接触しているこめかみ部分を刺激、共振させ、その骨伝導で脳中枢を刺激させ、その脳中枢の刺激でハット目を覚めさせ、同時に頭や姿勢は立ち直り居眠りは防止され、同時に容器も傾が立ち直り、導体球は後に転がり、スイッチ片の接触から離れ、スイッチが切になり、振動モ−タ−の作動は停止するのである。
正常な運転再開が出来る効果を生むのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基ずいて説明する。
【実施例】
【0007】
1.耳にフックする弾力性の合成樹脂製でC字型のつるAを設け、該つるAの先端に、合 成樹脂製の容器Bを設けて横軸方向に適宜角度で取り付ける。
2.前記容器Bの中程に、下記導体球Cが前後に転がるに必要な下記底板1を設ける。
3.前記導体球Cの前記底板1上の下記回路7上を前後に転がり、該導体球Cが下記スイ ッチ片2に接触したり、離れたりすることでスイッチを形成し、そのスイッチが入り、 切りして、下記振動モ−タ−Dを作動させたり、停止させたりする為の前記導体球Cと 対となるスイッチ片2を設け、底板1上の傾斜上の内壁側端に取り付ける。
4.前記容器Bの底板1の下の内壁に、金属製で設けた半円形の回転板3を回転軸に、フ ック状のプラグ10を持った振動モ−タ−Dを設ける。
5.下記携帯用電源容器Eからの電源を入り、切するスイッチFを設け、該スイッチFを 前記容器Bの下部外側壁に取り付ける。
6.前記容器Bの底板1下の内壁に、前記振動モ−タ−のマイナスの回路のソケット4を 設け、該ソケット4に前記スイッチ片2の回路を接続する。
7.携帯用電源容器Eを設け、適宜電圧の電源の充電可能なバッテリ−を収容し、該バッ テリ−のソケットにコ−ド5のプラグを接続し、他端のプラグは前記容器Bのスイッチ Fのソケットに接続する。
8.前記スイッチFのプラスの回路は、設けたプラスの回路のソケット6に接続し、マイ ナスの回路は、前記底板1に設けた銅板製の導体球Cの剥き出しの回路7に接続する。
9.前記振動モ−タ−Dのプラグ10をソケット4、ソケット6に挿入して取り付ける。
10.各回路はプリント配線で、各々の部品は整合仕合、良く機能するように設ける。
11.前記容器Bの蓋を閉じる。
以上の如く構成したことを特長とした耳掛け居眠り防止器。
【0008】
以下、上記構成の使用方法を説明する。先ず、寝不足、疲労、早朝、深夜運転、長時間などの車の運転や公共機関に携わるバスの運転者、電車の運転者、航空機のパイロット、航空管制官などで居眠りをするのではないかと思われた時などに、電源のスイッチを入りにして、耳につるを確りと掛ける。
そして、居眠りに入りかかり頭や姿勢が前のめりに傾くと、導体球が回路上を前に転がりスイッチ片に接触すると瞬時に振動モ−タ−は作動して容器は共振し、その共振がこめかみ部分を刺激し、その刺激が骨伝導で、脳中枢を刺激して、ハット目覚めさせ、同時に頭や姿勢の傾きが立ち直り、居眠りは除かれ、同時に導体球は後ろに転がってスイッチ片から離れ、振動モ−タ−の作動は停止する。正常な運転再開の効果を提供できるのである。
なを、実施態様として、1.容器にメガネのつるに取り付けるフックを設け、メガネのつるに直接取り付ける方法。2.つると容器を一体成型で設ける方法。3.電源に単3や単4の電池またはボタン電池を使用する方法。4.ベル発生器をブザ−発生器に取り換える方法。5.振動モ−タ−とベル発生器とを一所に取り付け、どちらかの作動の切り替えを切り替えスイッチでする方法。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】は図2の左側面図
【図2】は本発明の正面図
【図3】は本発明を構成する一部品の正面図
【図4】は発明を構成する一部品の正面図
【図5】は本発明を構成する一部品を欠いた回路図
【図6】は本発明の変形の使用時の状態図
【図7】は本発明の変形の部品取り付け図
【図8】は本発明の変形の一部品の左側面図
【図9】は本発明の変形の一部を欠いた正面図
【符号の説明】
【0010】
A:つる B:容器 C:導体球 D:振動モ−タ− E:携帯用電源容器 F:スイッチ G:ベル発生器 H:導体振り子球 1:底板 2:スイッチ片 3:回転板 4:ソケット 5:コ−ド 6:ソケット 7:回路 8:凸起 9:スイッチ片 10:プラグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳に掛けるつるAと、前記つるAに取り付ける容器Bの内部に、使用者が居眠りに掛り頭や姿勢が前のめりに傾きかかると、導体球Cが回路7上を前に転がりスイッチ片2に接触し、瞬時に振動モ−タ−Dを作動させ、その振動がこめかみ部分を共振させ、骨伝導で脳中枢を刺激し、頭や姿勢を立ち直らせて居眠りを防止すると同時に、導体球Cはスイッチ片2から離れ、前記振動モ−タ−Dを停止させる。
電源は、外部に設けた携帯用電源容器Eのバッテリ−の電源からコ−ド5によって、前

【請求項2】
前記耳掛け防止器を構成する振動モ−タ−Dをベル発生器Gに取り換えて構成となることを特長とする耳掛け居眠り防止器。
【請求項3】
前々記耳掛け居眠り防止器を構成する導体球Cを導体振り子球Hに取り換えて構成となることを特長とする耳掛け居眠り防止器。
【請求項4】
前記耳掛け居眠り防止器を構成するベル発生器Gを振動モ−タ−Dに取り換えて構成となることを特長とする耳掛け居眠り防止器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−220983(P2010−220983A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−96460(P2009−96460)
【出願日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(507263287)
【Fターム(参考)】