説明

育苗あるいは成育し収穫するまで必要な苗床の適正温度を適宜換えることができ、苗床温度を均一にムラ無く・効率よく簡単に作業できる、電力式苗床温度調整システムである。および、積雪地帯の路面を融雪する電力式融雪システムである。

【課題】従来の苗床による育苗及び成育方式は、苗床の準備作業に人手と時間を要し又温度ムラが在りその管理といった労力が必要である。石油等を使用する方式はCO2に因る環境汚染があり、積雪地帯で行っている路面の融雪方法は非効率的である。
【解決手段】電力カーボンヒーター5を、発熱が下方に行かないよう構造化したものに一体化し(VP長尺箱1の内側に防炎シート材2、断熱用材3を入れ、これを防炎シート2で包み上部をマジックテープで止める。その上に不燃材4、絶縁テープで止めた発熱カーボンヒーター5、さらに防炎シート材6を重ねその上から熱伝導ステンレス板7で囲う。それをVP長尺箱1と一体化しビス止めする。)、苗床に埋設し手元の電圧調節器により発熱体の温度を自由に調整する。この一体化した電力温度調整システムを道路面下に埋設し、路面を温め積雪、凍結を防ぐことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗床に種を蒔き発芽し定植までの育苗に又成育し収穫までに必要な適正温度管理を、苗床に埋設した電力発熱体により熱伝導板を通じて適正温度を調節することができる。
および、道路面の下に埋設することにより電力発熱体より熱伝導板を通じ路面を温め積雪を防ぎ、凍結を防ぐことができる。
【背景技術】
【0002】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の育苗及び成育方式は、苗床の準備作業に人手と時間を要し又温度ムラが在りその管理といった労力が必要である。又石油等を使用する方式はCO2に因る環境汚染の課題がある。
また、積雪地帯で行っている路面の融雪方法は非効率的である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、発熱体である電力カーボンヒーターを、使用熱が下方に行かないよう構造化したものに一体化し、それを苗床に埋設することにより温度調整操作が可能となる。これにより作業が簡単で温度ムラがなくなり熱効率も良く環境保全も可能となる。
また、上記一体化したものを道路面の下に埋設すれば電力発熱体より熱伝導板を通じ路面が温かくなり熱効率も良く省エネで融雪できる。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、苗床の作業が簡単になりエネルギーの省力化、環境の保全化となる。
また、路面の積雪及び凍結の防止が省エネで可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】電力式苗床温度調整システム及び電力式融雪システムの構造に関する概観図である。
【符号の説明】
【0007】
▲1▼ VP長尺箱
▲2▼ 防炎シート材
▲3▼ 断熱用材
▲4▼ 不燃材
▲5▼ 発熱カーボンヒーター
▲6▼ 防炎シート材
▲7▼ 熱伝導ステンレス板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
苗床の温度ムラを無くし熱効率が良く作業が簡単で環境保全になる電力式苗床温度調整システム。
および、積雪地帯の路面を融雪する電力式融雪システム。

【図1】
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【公開番号】特開2008−237199(P2008−237199A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−110981(P2007−110981)
【出願日】平成19年3月23日(2007.3.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
【出願人】(506344332)株式会社フレッシュコーポレーション (5)
【Fターム(参考)】