説明

背もたれデバイス

【課題】本発明は、上側凸面(12)により全体が形成されている上向きの凸状の形をしている背もたれデバイス(10)を提供する。
【解決手段】このデバイスは、デバイスを床に装着するための脚部(14,16)を備えるその下面の遠方端に設置されている。上部凸状面(12)から上方に延びる係合構造(18,20)が設置され、特定の実施形態の場合には、各係合構造は、その骨の部分を、中央をデバイス(10)の長手方向に延び、係合構造(18,20)の各列の間を延びる凹溝部(30)内に容易に配置することができる、人間の背骨の周囲の筋肉を加熱および/または冷却するように、容易に制御することができる加熱/冷却素子の組合せを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背もたれデバイスに関し、特に、その上に横になった場合に、ユーザの背骨を伸ばすことができるデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
人間の背中、特に背骨および関連する筋肉を操作およびマッサージし、および種々の姿勢で人間の背中に関連して使用することができる種々様々なデバイスは周知のものである。
【0003】
欧州特許出願公開第EP−A−0741533号に、その上に横になっているユーザが使用するためのある周知の形状の背もたれデバイスが開示されている。
【0004】
欧州特許出願公開第EP−A−0741533号の主題は、背骨を伸ばすための凸状の湾曲を有する背もたれデバイスに関するものであり、この背もたれデバイスは、さらに背骨の両側の筋肉に圧力を加えるように配置されている、いわゆる小さなコブ(knobble)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第EP−A−0741533号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、欧州特許出願公開第EP−A−0741533号の主題は、ストレッチしたり/マッサージする力の触覚の機械的適用に非常に限定されている。本発明は、周知のこのようなデバイスをさらに改良し、それを超えるいくつかの利点を有する背もたれデバイスを提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、その上に横になった場合にユーザの背中と係合するように配置され、上向きの凸状の形をしている背もたれデバイスを提供する。このデバイスは、さらに、ユーザの背中を暖めたりおよび/または冷やしたりするために、デバイスの少なくとも一部の温度を制御するための温度制御手段を含む。
【0008】
本発明は、人間の背中のすべての重要なストレッチを行っている場合に有利なものであり、治療の範囲および背もたれデバイスの使用の可能な有利な効果を高めるために、必要に応じて、全体または一部を暖めたりおよび/または冷やしたりすることができる。
【0009】
1つの特定の実施形態の場合には、背もたれデバイスを、その下面から延び、弾性により床面上にデバイスを支持する働きをする弾性支持部材と一緒に配置することができる。
【0010】
代替的にまたは追加的に、背もたれデバイスは、その下面から延び、一方の端部に対してデバイスの他方の端部の高さを調整可能な支持部材を含むことができる。
【0011】
もちろん、背もたれデバイスの一方の端部の高さを選択的に変えるための上記支持部材も、上記の弾性支持部材を備えることができる。
【0012】
使用中、背もたれデバイスの少なくとも一方の端部は、弾性によりおよび我々が運動ルーチンの一部として行うことができるユーザの動きに応じて往復運動をすることもできる。
【0013】
温度制御素子について説明すると、これらの素子は、背もたれデバイスと一体に形成することもできるし、またはそこから取り外したり、置換したりできるように形成することもできる。
【0014】
特に、冷却手段は、必要に応じて所望の冷却効果を得るために取り外したり、交換したりすることができる任意の適当な形の冷却パック/マットを備えることができる。
【0015】
任意のこのようなパック/マットは、冷却パック/マットがそれに隣接して延びることができるように、任意の加熱および/または振動手段のスペースおよび構成により決まる構成を有することができる。
【0016】
吸熱性の化学的アイス・パック/マットまたは他のものであれ、任意の適当な形の冷却パック/マットを使用することができることを理解することができるだろう。
【0017】
ある装置の場合には、背もたれデバイスは、少なくとも1つの電気的に駆動される加熱素子を含む。
【0018】
代替的にまたは追加的に、背もたれデバイスは、少なくとも1つの電気的に駆動される冷却素子を含むことができる。
【0019】
この場合、制御手段は、加熱および/または冷却パターンの所定の制御を行うために有利に使用することができる。この場合、少なくとも適用時間または最高温度のうちの1つを、必要に応じて、所定の方法で容易に制御することができる。
【0020】
より詳細には、制御手段は、背もたれデバイスにより周期的な加熱/冷却パターンを行うように配置することができる。
【0021】
さらに、背もたれデバイスは、その全長に沿って直立係合構造を備えることができ、背骨の両側でユーザの背中と係合するように配置することができる。
【0022】
好ましくは、直立係合構造の2つの実質的に平行な列が、背骨の両側で筋肉と係合するように配置される。
【0023】
好ましくは、直立係合構造の少なくとも一方が、その温度を上記制御手段により制御できるように配置されている加熱素子を備える。
【0024】
代替的にまたは追加的に、直立係合構造の少なくとも一方が、その温度が上記制御手段により制御されるように配置されている冷却素子を含む。
【0025】
さらに、この係合構造の少なくとも一方は、上記の温度変更パターンを周期的に繰り返すために制御手段が配置されている場合には、特に効果的である加熱/冷却素子の組合せを備えることができる。
【0026】
好ましくは、各直立係合構造は、ドーム状をしていて、より好ましくは、実質的に円形をしている。
【0027】
このようにして、円形係合構造は、加熱または冷却の一方を行うための中央の円形素子、および加熱または冷却の他方を行うための外側の環状部分を備えることができる。
【0028】
好ましくは、係合構造の表面は、複数の二次係合構造を備える。それ故、各係合構造は、ディンプル面を有することができる。
【0029】
好ましくは、複数の列の形に配置された場合、係合構造の寸法は、デバイスの長手方向において異なっている。
【0030】
好ましくは、係合構造は、横方向に膨らみ、特に、直径が、デバイスの長手方向において大きくなっている。
【0031】
さらに、背もたれデバイスは、デバイスに振動を与える、それ故その上に横になっているユーザに振動を与えるように配置されている振動ユニットを含む。
【0032】
さらに、振動を周期的なパターンで行うことができるように、振動ユニット用の制御手段を設置することができる。
【0033】
1つの特定の実施形態の場合には、上記凸状の形の凸状の湾曲は、一方の端部の方向に増大している。
【0034】
それ故、本発明は、ユーザの背中の治療のためのものであれ、または他の目的のためのものであれ、治療を有利に行うことができるばかりでなく、ユーザの体特にその腹部の筋肉の運動のためにも使用することができることを理解されたい。
【0035】
実際、本発明は、その上に横になった場合に、ユーザの背中と係合するように配置され、上向きの凸状の形を有し、一方の端部が他方の端部より凸状の湾曲が大きく、さらに床面上にデバイスを支持するための弾性支持手段を含む背もたれデバイスを提供することができる。
【0036】
追加的にまたは代替的に、背もたれデバイスは、その下面から延びるように配置され、デバイスの一方の端部に対して他方の端部の高さが変化するように配置されている支持手段を備えることができる。
【0037】
このようなデバイスは、ユーザに提供することができる運動ルーチンに特に重点を置くことができる。
【0038】
添付の図面を参照しながら以下に本発明についてさらに詳細に説明するが、これは単に例示としてのものに過ぎない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明のある実施形態による背もたれデバイスの斜視図である。
【図2】図1のデバイスの斜視端面図である。
【図3】図1のデバイスの上記一方の端部の図面である。
【図4】本発明の他の実施形態による背もたれデバイスの斜視図である。
【図5】図4の実施形態の側部立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
最初に図1を参照すると、この図は、その上に横になった場合にユーザの背中と係合するように配置され、以下にさらに説明するように、容易に制御することができ、さらに強化された方法で人間の背中を効果的にマッサージ/ストレッチするように配置されている背もたれデバイスの斜視図である。
【0041】
背もたれデバイス10は、特に上面12により形成されているほぼ上向きの凸状をしていて、この上面に対向して、使用中、デバイスをしっかりと固定し、安定状態で位置させるように配置されている両方の端部の各脚部14、16のところに形成されている下面が位置する。
【0042】
デバイス10の上面12から、特に図2を参照しながら以下に説明するように、各列に位置する一連の直立ドーム状の係合構造18、20が延びている。
【0043】
同様に、以下にさらに説明するように、ドーム状構造18、20は、デバイス上でユーザが横になった場合、人間の背骨の両面の筋肉と係合するように配置される。
【0044】
本発明の図の実施形態の特別な機能は、ユーザを暖めたり/加熱したり、および/または冷やしたりするために、各構造18、20の温度を容易に制御することができることである。同様に、電気的に駆動される振動ユニットが、デバイス10内に装着されているので、作動した場合、直立ドーム状構造18、20によりユーザに伝えられるこのような振動により、振動を与えることができるように配置することができる。
【0045】
制御パネル22が、デバイス10の側面のところに設置され、そこから容易に制御することができる所定のおよび/またはプログラムすることができる方法で、加熱/冷却および/または振動運動およびこれらの任意の組合せを提供することができる一連の加圧ボタン24〜28を含む。
【0046】
ここで図2を参照すると、この図は、その内部のドーム状の係合構造18、20の2つの列18a〜18j;20a〜20jをはっきり見ることができるデバイス10の上面12の詳細図である。
【0047】
これら2つの列は実質的に平行していて、その間を長手方向に延びる細長い溝部30により分離している。
【0048】
溝部30は、ユーザの背中がより容易に、より快適にその上に収容され、デバイスを使用することができるようにするためのものである。
【0049】
また、図2に示すように、ドーム状の係合構造の寸法は、デバイスの長手方向、すなわち、係合構造18aから係合構造18gの方向において変えることができる。係合構造はそのサイズ特に直径において増大している。
【0050】
特にドーム状の係合構造18gについて説明すると、この図は、その加熱素子32および冷却素子34の同心構成をはっきりと示している。
【0051】
すなわち、中央の円形部分は、加熱素子32を備え、外側の環状領域34は冷却素子を備える。
【0052】
上記説明から、図の実施形態の場合には、各ドーム状の係合構造18、20は、加熱/冷却素子の組合せを備えることを理解されたい。もちろん、他の任意の1つまたは複数のドーム状の係合構造18、20は、加熱素子だけを備えることもできるし、または冷却素子だけを備えることもできる。
【0053】
図3を見れば、本発明の背もたれデバイスの形状、特にユーザの背骨を収容するための溝部30の深さをさらによく理解することができるだろう。それ故、デバイスが提供する操作/管理を容易にするように適切な手ざわりを提供するために、各係合構造18、20の表面にディンプルを形成することもできるし、または他の方法で変化をつけることもできる。
【0054】
また、図3は、同様に、係合構造18、20の直径の増大もはっきり示している。
【0055】
それ故、使用中、図1を見れば分かるように、ユーザは、デバイス10の上向きの凸状形状部分上に背中を伸ばして、また頭部および肩部を、より大きく湾曲しているデバイス10の端部の方向に向けた状態で、快適な姿勢をとることができる。
【0056】
このようにして、ユーザの背中は効果的なストレッチ力を受けるばかりでなく、各直立係合構造18、20は、背骨に関連する筋肉と係合し、その中に押し込む働きをする。
【0057】
このように、背骨を伸ばし、筋肉が係合している状態で、制御パネル22のボタン24〜28を適切に操作することにより、デバイス10の温度制御手段を容易に作動することができ、従って温度制御係合構造18、20により局所的加熱および/または冷却を行うことができる。
【0058】
行う加熱/冷却の程度および/またはこのような加熱/冷却を行う時間の長さは手動で容易に行うことができるし、または必要に応じて、制御手段が有利にこのようなことを行うことができる限りは、任意の所定の/プログラムしたおよび適切な方法で行うことができる。
【0059】
より詳細には、制御手段は、周期的な加熱/冷却パターンを提供するように配置することができ、それにより各直立係合構造18、20は、繰り返し加熱および冷却段階を通して、最初に加熱を行い、次に冷却を行うというプロセスを繰り返す。
【0060】
同様に、その背中がストレッチを受けている、本発明の図の実施形態により人間の背中にこのような局所的加熱/冷却を行うことにより、本発明の機能を特に有利に行うことができる。
【0061】
本発明の図の実施形態によるマッサージ/操作をさらに強化するために、ユーザの背中に係合させながら、デバイス、特に直立係合構造18、20を振動させるために、振動ユニットを使用し、作動することができる。
【0062】
図4を参照すると、この図は、本発明による背もたれデバイスの他の実施形態の斜視図である。
【0063】
図4の背もたれデバイス36は、その全体の構成が、上記実施形態のそれに類似していて、この場合も、上向きの凸面38を提供し、その上で治療および/または運動中にユーザの背中がストレッチを受ける。
【0064】
この場合も、一連の円形構造40が実質的に平行な列の形で設けられているが、この構造は、必要に応じて、ユーザの背中に対して振動および/または加熱または治療、マッサージまたは他の作用を行うように配置することができる。
【0065】
しかし、本発明のこのもう1つの実施形態の場合には、背もたれデバイス36の上側凹面38のほぼ半分上を延び、冷却マット42の領域内に設けられている構造40を露出することができるように、その内部に設けられている円形開口部44の2つの平行な列を有する冷却マット42により潜在的な冷却が行われる。
【0066】
また、本発明のこのもう1つの実施形態の場合には、その上に背もたれデバイス36が位置し、同様に以下にさらに説明するように、背もたれデバイス36を弾性により支持するように配置されている、床面と係合するように配置されている選択的に調整可能な支持部材46が設けられている。
【0067】
冷却マット42について説明すると、このマットは、所望の冷却を行うために、背もたれデバイスの一体部材として有利に設置することができ、電気的に駆動される冷却マット、または、実際にはアイス・パック・マットのような簡単な吸熱冷却マットを備えることができる。代替的に、冷却マット42を、背もたれデバイス36の上側凸面38上に位置する個別の取り外し可能な交換可能な部材として設置することができ、必要な場合には、このような装置で、標準イソパック(isopack)/マットのような吸熱パック/マットを有利に備えることもできる。この場合、電気入力を行わなくても必要な冷却を行うことができる。
【0068】
ここで図5を参照すると、この図は、図4を参照しながら説明した本発明の他の実施形態の側部立面図である。
【0069】
同じ機能には類似の参照番号がつけてあり、一連の実質的に円形の振動/加熱構造40のいくつかの上に位置する冷却マット42も図示してある。
【0070】
しかし、図5は、フット・プレート50内に下方に延びる筒状脚部48を備える支持部材46の詳細図でもある。
【0071】
矢印Aで示すように、脚部48とフット・プレート50との間を弾性により移動することができるように、ばね要素(図示せず)が、脚部48の下面とフット・プレート50の内面に協働して係合している。
【0072】
それ故、脚部48を背もたれデバイス36の下面にしっかりと接続することができる限りは、脚部は、背もたれデバイス36の一方の端部に向かって弾性により容易に移動することができる。
【0073】
他の機能により、背もたれデバイス36の下面から脚部48が下方に延びる長さは、他方に対して背もたれデバイスの上記一方の端部の高さを効果的に変えるために、選択的に制御し、調整することができる。特に有利なのは、背もたれデバイス36の端部のところで高さを調整することができるので、凸状の湾曲をより大きくすることができることである。
【0074】
デバイスの2つの端部の相対的な高さをこのように選択的に調整することができ、脚部48とフット・プレート50との間のばね結合により弾性が得られるので、背もたれデバイスを運動ルーチンの一部として使用することができる方法を強化することができる。より詳細には、支持部材46の脚部48とフット・プレート50との間の弾性的結合により弾性が得られるので、運動ルーチンを行いながら、特に腹筋を鍛える運動ルーチンを行いながら、背もたれデバイス上に仰向けに寝ているユーザが行いたい運動を強化することができる。
【0075】
さらに、選択的に調整できる支持部材46によるデバイス36の各端部間の相対的な高さを変えることができるので、同様に、運動ルーチン中にユーザが行う運動の性質を変えることができる。
【0076】
それ故、理解していただけると思うが、本発明の図の実施形態は、特に適応性が高く容易に使用することができる、単独でまたは組み合わせることにより、必要に応じて人間をマッサージ/操作するための種々の治療シナリオを提供する。
【0077】
また、上記説明を読めば、この背もたれデバイスが、治療またはその他の治癒および操作の他に、有利に筋肉を強化/調整するために、運動デバイスの必要不可欠な部分を形成することができることを理解することができるだろう。
【0078】
もちろん、本発明は、上記実施形態の詳細に限定されないことも理解されたい。
【0079】
図の実施形態は、成型プラスチックの形をしているが、このデバイスは任意の適切な材料から作ることができ、任意の適切な上部および/または下部構成を有することもできることを理解されたい。
【0080】
例えば、電熱線および少なくとも1つのサイクリック冷凍ユニットにより、任意の適切な装置による加熱および冷却を行うことができるが、本発明はこれに限定されない。
【0081】
また、加熱/冷却は、必ずしも図に示すような上向きの直立係合構造により行う必要はなく、例えば、必要に応じて、直立係合構造から完全に独立している加熱素子により行うこともできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
背もたれデバイスであって、その上に横になっているユーザの背中と係合するように配置され、上向きの凸状の形をし、さらに、前記ユーザの背中を加熱/冷却するために、前記デバイスの少なくとも一部の温度を制御するための温度制御手段を含む背もたれデバイス。
【請求項2】
その下面から延びる弾性支持手段を含む、請求項1に記載の背もたれデバイス。
【請求項3】
その下面から延びるように配置され、前記デバイスの第2の端部に対して前記デバイスの第1の端部の高さを変えるように配置される、請求項1または2に記載の背もたれデバイス。
【請求項4】
前記デバイスの前記第1の端部が、前記第2の端部よりも大きな凸状の湾曲を有する上向きの凸状の形をしている、請求項3に記載の背もたれデバイス。
【請求項5】
前記支持部材が、伸縮脚部材を備える、請求項3または4に記載の背もたれデバイス。
【請求項6】
前記支持部材が、弾性支持手段を備える、請求項3乃至5の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項7】
前記温度制御手段が、前記デバイスと一体になっている、請求項1乃至6の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項8】
前記温度制御手段の少なくとも一部が、独立要素を備える、請求項1乃至6の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項9】
前記独立要素が、交換可能な要素を備える、請求項8に記載の背もたれデバイス。
【請求項10】
前記独立要素が、冷却を行うための手段を備える、請求項8または9に記載の背もたれデバイス。
【請求項11】
前記冷却を行う手段が、少なくとも1つの冷却マット部材を備える、請求項1乃至10の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項12】
前記冷却マット部材が、前記加熱を行う手段に隣接して延びるように構成される、請求項11に記載の背もたれデバイス。
【請求項13】
前記冷却マットが、アイス・パックを備える、請求項11または12に記載の背もたれデバイス。
【請求項14】
前記冷却マット部材が、吸熱手段を備える、請求項11乃至13の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項15】
少なくとも1つの電気的に駆動される冷却素子を含む、請求項1乃至13の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項16】
少なくとも1つの電気的に駆動される加熱素子を含む、請求項1乃至15の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項17】
前記制御手段が、温度変化パターンの所定の制御を行うように配置され、動作の時間の長さまたは最高温度の少なくとも一方を容易に制御することができる、請求項1乃至16の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項18】
前記制御が、周期的加熱/冷却パターンを行うように配置される、請求項17に記載の背もたれデバイス。
【請求項19】
実質的にその全長に沿って直立係合構造を含み、背骨の両側でユーザの背中と係合するように配置される、請求項1乃至18の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項20】
前記直立係合構造のうちの少なくとも1つが、その温度が前記制御手段により制御されるように配置されている加熱素子を備える、請求項19に記載の背もたれデバイス。
【請求項21】
前記直立係合構造のうちの少なくとも1つが、その温度が前記制御手段により制御されるように配置されている冷却素子を含む、請求項19または20に記載の背もたれデバイス。
【請求項22】
前記係合構造のうちの少なくとも1つが、加熱/冷却素子の組合せを備える、請求項19に記載の背もたれデバイス。
【請求項23】
各直立係合構造が、ドーム状の構成を有する、請求項1乃至22の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項24】
加熱または冷却のうちの一方を行うように配置されている中央部分と、加熱または冷却のうちの他方を行うように配置されている外側部分とを有する、請求項1乃至23の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項25】
少なくとも1つの係合構造の表面が、複数の二次係合構造を備える、請求項1乃至24の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項26】
前記1つの係合構造が、ディンプル面を有することができる、請求項25に記載の背もたれデバイス。
【請求項27】
前記係合構造が、前記デバイスの長さ方向で異なる、請求項1乃至26の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項28】
振動手段を含む、請求項1乃至27の何れかの項に記載の背もたれデバイス。
【請求項29】
前記振動手段のための制御手段を含み、所定の周期的振動パターンを実行することができるように配置される、請求項28に記載の背もたれデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−57915(P2010−57915A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−201222(P2009−201222)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(508212060)エナネフ リミテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】ENANEF Limited
【住所又は居所原語表記】United Kingdom Surrey RH5 6JW,Dorking,Abinger Bottom,King George‘s Hill,Beechwood House
【Fターム(参考)】