説明

脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物

【課題】特に記憶学習能の向上作用の優れた脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物を提供する。
【解決手段】本発明の脳機能改善剤は、ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分とする。該脳機能改善剤は特に記憶学習能の向上作用を有するため、医薬品、飲食品、飼料等の脳機能改善組成物の有効成分として使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物に関し、さらに詳しくは一般にみどりの香りと呼ばれる香気成分を含有する脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、グレープフルーツやユーカリ等の植物の果実や葉より搾取されるグレープフルーツオイルやユーカルオイル等の植物オイル中には多くの香気成分が含有されていることが知られている。それらの香気成分の一部は、アロマテラピーや香料、芳香剤などに利用され、ストレス軽減作用、疲労回復作用、リラクゼーション作用等の効果を奏することが確認されている。例えば、特許文献1に記載されるように特定の植物オイルの香気成分には、交感神経を活性化させる効果を奏することが知られている。
【0003】
一般に、植物に含まれる香気成分のうち森林のさわやかな香りや野菜の青臭い香りはみどりの香りと呼ばれている。また、それらの香り成分は主として炭素数6のアルコール群やアルデヒド群によって構成され、多くの植物の葉、野菜、果実に含まれていることが確認されている。従来より、特許文献2に記載されるように、クローバー、ブナ、栗、樫の木や野菜等の青葉由来の精油成分中には、ヘキセノールやヘキセナール等の香気成分が含まれ、それらの香気成分が癒し効果や鎮静効果を奏することが知られている。
【特許文献1】特開2002−265977号公報
【特許文献2】特開2006−63168号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、本発明者らの鋭意研究の結果、一般にみどりの香りと呼ばれる香気成分のうち特定の香気成分が脳機能改善作用を有するという知見に基づいてなされたものである。その目的とするところは、特に記憶学習能の向上作用の優れた脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1記載の脳機能改善剤は、ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分とすることを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の脳機能改善剤において、前記ヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分とするとともに記憶学習能向上剤として使用される。
【0007】
請求項3記載の発明の脳機能改善組成物は、請求項1又は請求項2項記載の脳機能改善剤を有効成分として含有する。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の脳機能改善組成物において、飲食品、医薬品及び飼料から選ばれる少なくとも一つとして使用される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、特に記憶学習能の向上作用の優れた脳機能改善剤及びそれを含有する脳機能改善組成物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した脳機能改善剤の一実施形態を詳細に説明する。
本実施形態の脳機能改善剤は、脳機能改善作用を有するヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分として含有することを特徴とする。本実施形態における脳機能改善作用とは、具体的には記憶学習能の向上作用、神経突起伸長作用等を挙げることができる。つまり、本実施形態の脳機能改善剤は、記憶学習能向上剤及び神経突起伸長剤として好適に使用することができる。
【0010】
記憶学習能の向上作用は、脳内においてニューロンの神経ネットワークが構築されることによりもたらされる。本実施形態の脳機能改善剤が記憶学習能向上剤として使用される場合、記憶学習能を向上する作用に特に優れているヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールが有効成分としてより好ましい。これらの有効成分は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0011】
記憶学習能の向上におけるニューロンの神経ネットワークの構築は、神経細胞の神経突起が伸長することにより行なわれる。かかる神経突起伸長は、主として神経成長(栄養)因子等によってもたらされることが知られている。神経成長因子は、神経細胞の分化を促進し、その生存を維持する作用を有するタンパク質群をいう。神経成長因子は、具体的にはNerve Growth Factor(NGF)、Brain-derived Neurotrophic Factor(BDNF)等のニューロトロフィン類、増殖因子類、及びサイトカイン類等が挙げられる。神経成長因子は、一般に発生期の神経細胞の分化の促進や生理的な神経細胞死を抑制することで、生体内の神経ネットワークの構築を制御しており、標的細胞から供給されるシナプス形成を導く実体であると考えられている。生体内における神経成長因子の作用の低下は脳機能の老化・変性が進行する原因となると考えられている。
【0012】
本実施形態の脳機能改善剤は、優れた神経細胞の老化・変性防止作用を発揮することが期待される。つまり、本実施形態の脳機能改善剤は、神経突起伸長剤としても好適に使用され得ることが期待される。また、脳機能改善剤の投与により神経の変性部位が主として記憶・学習機能を担う大脳皮質ニューロンであるアルツハイマー病等の神経変性疾患の改善効果が期待される。
【0013】
脳機能改善作用を有するヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールの各有効成分は、主として植物の葉、野菜、果実において香気成分の一種として多く含有されている。特に植物の青葉より搾出される精油成分中に多く含有されている。ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールは、みどりの香りと呼ばれる森林のさわやかな香りや野菜の青臭い香り等の香気成分の主成分である。ヘキサナール及びヘキセナールは青葉アルデヒドと呼ばれ、ヘキサノール及びヘキセノールは青葉アルコールと呼ばれている。植物体内では青葉アルコールが酸化されることによって青葉アルデヒドが生じ、青葉アルデヒドは青葉アルコールよりも強い香気を有する。
【0014】
ヘキサナール(hexanal、分子量100.16)は、主としてユーカリや紅茶等の植物葉から搾出される精油中に多く存在する。本実施形態の脳機能改善剤としては、ヘキサナールの中でも脳機能改善効果がより優れるn−ヘキサナール(CH(CHCHO)が有効成分としてより好ましい。
【0015】
ヘキセナール(hexenal、分子量98.15)は、不飽和アルデヒドの一種であり、青葉アルデヒドとも呼ばれる。異性体として3−(Z)−ヘキセナール等の(Z)−体と、3−(E)−ヘキセナール、2−(E)−ヘキセナール等の(E)−体が存在する。これらの異性体は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0016】
ヘキサノール(hexanol、分子量102.18)は、お茶や果実の香り成分として知られている。本実施形態の脳機能改善剤としては、ヘキサノールの中でも脳機能改善効果がより優れるn−ヘキサノール(CH(CHOH)が有効成分としてより好ましい。
【0017】
ヘキセノール(hexenol、分子量100.16)は、不飽和アルコールの一種であり、青葉アルコールとも呼ばれる。異性体として3−(Z)−ヘキセノール等の(Z)−体と、3−(E)−ヘキセノール、2−(E)−ヘキセノール等の(E)−体が存在する。広く植物の生葉、野菜、果実中に存在し、植物の青臭い香りの主体とされる。茶生葉中には3−(Z)−ヘキセノールと少量の3−(E)−ヘキセノールが存在する。上述した異性体は単独で配合してもよく、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
【0018】
ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールを取得するための生物原料としては、広く植物の生葉、野菜及び果実、又はその構成成分の一部を含有するものが用いられる。また、各原料から搾出される精油成分、又は前記原料からメタノール又はエタノール等の低級アルコール、エーテル類、アセトン等の有機溶媒を用いて圧搾または抽出した抽出物を好ましく適用することができる。
【0019】
精油成分又は抽出物から各有効成分の精製方法としては、各種溶媒を用いた抽出方法の他、公知の抽出・精製方法を用いることができる。例えば、有効成分の水蒸気蒸留による分留、超臨界抽出、液化炭酸ガスによる抽出や精製、有効成分のクロマトグラフィー(カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、分取ガスクロマトグラフィー等)による分画等の方法を単独または組み合わせて実施することにより精製することができる。本実施形態の脳機能改善剤は、好ましくは各精製法により単離・精製された各有効成分が適用される。しかしながら、各植物体より粗抽出され、各有効成分が夾雑される精油成分又は抽出物として適用してもよい。かかる場合においても、記憶学習能の向上効果及び神経突起の伸長効果が期待できる。
【0020】
本実施形態の脳機能改善剤は、主に脳機能改善作用を効果・効能とする医薬品、医薬部外品、健康食品、健康飲料、栄養補助食品、動物用医薬品、飼料等の脳機能改善組成物の有効成分として配合されることにより摂取される。また、脳機能改善剤は、記憶学習能の向上効果を有することから、脳機能の低下を抑える脳機能低下予防剤として適用してもよい。
【0021】
本実施形態の脳機能改善剤を脳機能改善組成物の一つである医薬品として使用する場合は、服用(経口摂取)により投与する場合の他、血管内投与、経皮投与等のあらゆる投与方法を採用することが可能である。剤形としては、特に限定されないが、例えば、散剤、粉剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、丸剤、坐剤、液剤、注射剤等が挙げられる。また、添加剤として賦形剤、基剤、乳化剤、溶剤、安定剤等を配合してもよい。この脳機能改善剤を医薬品として摂取する場合には、成人1日当たり上記有効成分の配合量として好ましくは0.001〜2000mg/kg(体重)、より好ましくは0.01〜100mg/kg(体重)、最も好ましくは0.1〜10mg/kg(体重)である。この医薬品において、香り成分の1日当たりの摂取量が0.001mg未満の場合には前記有効成分による脳機能改善作用を効果的に高めることができないおそれがある。一方、有効成分の摂取量が2000mgを越える場合には不経済であるとともに、それ以上の脳機能改善の向上効果は得られない。
【0022】
本実施形態の脳機能改善剤を脳機能改善組成物の一つである飲食品として使用する場合、種々の食品素材又は飲料品素材に添加することによって、例えば、粉末状、錠剤状、顆粒状、液状(ドリンク剤等)、カプセル状、シロップ、キャンディー等の形状に加工して健康食品製剤、栄養補助食品等として使用することができる。前記飲食品としては、具体的にはスポーツドリンク、果汁や野菜汁を含有した飲料、茶葉、ハーブなどから抽出した茶類飲料、牛乳やヨーグルト等の乳製品、ペクチンやカラギーナン等のゲル化剤含有食品、グルコース、ショ糖、果糖、乳糖やデキストリン等の糖類、香料、ステビア、アスパルテーム、糖アルコール等の甘味料、植物性油脂及び動物性油脂等の油脂等を含有する飲料品や食料品が挙げられる。また、基材、賦形剤、添加剤、副素材、増量剤等を適宜添加してもよい。この脳機能改善剤を飲食品として摂取する場合には、成人1日当たり上記有効成分の摂取量として好ましくは0.001〜2000mg/kg(体重)、より好ましくは0.01〜100mg/kg(体重)、最も好ましくは0.1〜10mg/kg(体重)である。尚、飲食品として定期的且つ長期的に摂取する場合、0.001〜0.01mg/kg(体重)の低濃度の配合量であっても効果を十分に発揮することができる。この飲食品において、有効成分の1日当たりの摂取量が0.001mg未満の場合には前記有効成分による脳機能改善作用を効果的に高めることができないおそれがある。一方、有効成分の摂取量が2000mgを越える場合には不経済であるとともに、それ以上の脳機能改善の向上効果は得られない。本実施形態の脳機能改善剤を含有する飲食品は、上記炭素数6のアルコール類又はアルデヒド類を有効成分として含有するものであり、該有効成分(ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノール)が発揮する高い脳機能改善作用によって、神経細胞の老化・変性等を抑えて高い健康増進効果を発揮する。
【0023】
本実施形態の脳機能改善剤によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の脳機能改善剤は、みどりの香りの主要成分として知られるヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の香気成分を有効成分として含有する。したがって、優れた記憶学習能の向上作用及び神経突起伸長作用等により高い健康増進効果を発揮することができる。
【0024】
(2)本実施形態の脳機能改善剤において、ヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の有効成分は、特に記憶学習能を向上する効果に優れている。したがって、それらの有効成分を含有する脳機能改善剤を記憶学習能向上剤として好適に使用することができる。
【0025】
(3)本実施形態における前記香気成分は、植物の葉、野菜、果実中に多く含有される。したがって、各植物体より抽出処理することにより、例えば搾出精油や有機溶媒抽出物の形で各有効成分を容易に入手することができる。また、夾雑物として含有される粗抽出物でも同様の効果を発揮することができるため、天然成分由来の原料として入手することが可能であり、安全性が高く、医薬品、飲食品に容易に適用することができる。
【0026】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、上記有効成分は、各有効成分が多く含有される青葉、野菜等の植物体より抽出した。しかしながら、各有効成分は化学的に合成したものでもよく、市販品等を使用してもよい。
【実施例】
【0027】
次に、各試験例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明する。
試験例1(香気成分の記憶学習能向上の評価)ステップスルー試験
試験例1において示される神経突起伸長作用効果の高い香り成分に着目し、Wistar系雄性ラット及びステップスルーボックスを用いたステップスルー試験を行った。
【0028】
<試料及び評価方法>
n−ヘキサナール(n-Hexanal)は、和光純薬工業社製を使用した。ヘキセナール(Hexenal)は、長谷川香料社製を使用した。ヘキセノール(Hexenol)は、和光純薬工業社製を使用した。スコポラミン(正式名称scopolamine hydrobromide)は、Tocris bioscience社製を使用した。
【0029】
ステップスルー試験用ボックスは、明室は100Wの電球で照射され、暗室の床はステンレスの柵が張り巡らされ、電流が流れるようになっている。明室と暗室の間には、手動開閉式のドアがある。本試験例では、ラットに暗室の危険を覚えさせるトレーニング試験の際のみ暗室に電流を流し、その電流は0.1mA、3秒間とした。
【0030】
Wistar系雄性ラット10週齢を1週間予備飼育した後、群分けを行った。群分けに関しては、ラットを明室に入れた後10秒後に暗室へ通じるドアを開け、暗室へ入るまでの時間を測定し、その時間の平均が一定になるように行った。本試験例の各試料は表1に示されるように、(1)コントロール、(2)スコポラミンを投与したスタンダード(1mg/kg・体重)、(3)n−ヘキサナール(50mg/kg・体重)+スコポラミン(1mg/kg・体重)、(4)ヘキセナール(50mg/kg・体重)+スコポラミン(1mg/kg・体重)、(5)ヘキセノール(50mg/kg・体重)+スコポラミン(1mg/kg・体重)をそれぞれ投与した群を使用した。スコポラミンは、アセチルコリンの可逆的拮抗物質であり、副交感神経遮断作用がある。本試験例では、健忘症モデルを作るために投与した。サンプルは、コーンオイルに溶解し経口投与、スコポラミンは皮下投与によりラット体内に注入した。
【0031】
試験スケジュールに関しては、4日間サンプルを経口投与し、4日目のサンプル投与30分後にスコポラミンを皮下投与し、さらに30分後にトレーニング試験を行った。コントロール群にはスコポラミンの代わりに生理食塩水を皮下投与した。トレーニング試験24時間後、再度ラットを明室に入れ、暗室に入るまでの時間を測定した。暗室に入らない場合、最長時間は300秒までとした。結果を表1、図1に示す。
【0032】
【表1】

表1、図1に示されるように、コントロール群と比較して、スコポラミン投与群では、入るまでの時間の減少が見られた。各有効成分を投与した試験番号3〜5は、スコポラミンのみを投与したスタンダード群(試験番号2)に比べ、学習効果を発揮していることが確認される。特に試験番号4のヘキセナール投与群、試験番号5のヘキセノール投与群についてはスタンダードに比べ有意に増加していることが確認される。すなわち、n−ヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールを投与することにより、暗室は危険であるという記憶が維持されていることが明らかとなった。n−ヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールは記憶学習能向上作用を有するため特に記憶学習能向上剤として好適に適用されることが確認された。
【0033】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)生体に対し前記有効成分の含有量として0.001〜2000(mg/kg(体重)/日)投与される脳機能改善剤。従って、この(a)に記載の発明によれば、前記有効成分によって記憶学習能の向上作用等の脳機能改善効果を効率よく生体内において発現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】健忘症モデルラットを用いたステップスルー試験結果を示すグラフ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘキサナール、ヘキセナール、ヘキサノール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分とすることを特徴とする脳機能改善剤。
【請求項2】
前記ヘキサナール、ヘキセナール及びヘキセノールから選ばれる少なくとも一種の成分を有効成分とするとともに記憶学習能向上剤として使用される請求項1記載の脳機能改善剤。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の脳機能改善剤を有効成分として含有する脳機能改善組成物。
【請求項4】
飲食品、医薬品及び飼料から選ばれる少なくとも一つとして使用される請求項3記載の脳機能改善組成物。

【図1】
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【公開番号】特開2007−308435(P2007−308435A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−140699(P2006−140699)
【出願日】平成18年5月19日(2006.5.19)
【出願人】(591134199)株式会社ポッカコーポレーション (31)
【Fターム(参考)】