説明

腕時計型電子メモ装置

【課題】いつも身に着けて持ち歩く腕時計をメモ帳としても使えるようにするために、手書き入力の際に特殊なペンや用具を必要としない入力手段により、だれもが単純で直感的な操作で手書き入力を可能とする。
【解決手段】手に筆記中の指先の方位と距離を検出するための、赤外線レーザービーム走査手段と、指先からの反射光を受光し指先の位置を計測する手段、筆記状態を検出する皮膚接触音検知手段、メモデータの表示手段、操作者へ適切に応答するための振動発生手段から構成される腕時計型電子メモ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、腕時計や腕時計型の小型携帯情報機器に、電子ペン等の用具を必要とせず、いつでもどこでもすぐに、手首に装着した側の手の甲または手のひらに、もう一方の手の指先を使って文字や図形などのメモ情報や音楽プレーヤー等の電子機器操作情報を手書き入力することが可能な腕時計型の電子メモ装置に関するものである。

【背景技術】
【0002】
従来、このような手書き入力が可能な電子メモ装置は、タッチスクリーンを利用した、電子手帳やPDA(Personal Digital Assistants)などがあった。これらは、タッチスクリーンに表示されたキャラクターをペンや指先で押圧指示することによりキーボードの役割を果たしたり、また、ペンや指先で文字や絵を描くと、それを画像として認識して2値データとして取り込んだりするようにしたものである。 一般に、タッチスクリーンは、ペンや指先による入力画像を認識するために、画面への押圧を検出する透明な感圧型タブレットと、その下に重ねられた表示用の液晶からなる。

【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の電子手帳やPDAなどは、ユーザの手またはポケットにフィットするまでに小型化されてきている。小さいサイズの入力装置は、数の少ないキーと小さくなったタッチスクリーンを操作するために、メモ情報を入力できる速度をかなり遅くしている。 また、メモのたびにポケットや鞄から取り出したり、入れたりする煩わしさがある。
常時身に着けているウェアラブル装置として腕時計型電子メモ装置を使えば、メモのたびにポケットや鞄から出し入れする必要がなくなり、すぐに使えるので優れているが、電子手帳やPDAに比べて更に小型化されているために小型のタッチスクリーンを使ってメモ情報をすばやく入力することは非常に困難である。
この入力問題を解決するために、メモ入力の際に特殊なペンや用具を必要としない入力手段で、装置本体のサイズによる操作範囲の制限を受けずに、だれもが単純で直感的な操作によってすばやくメモ入力を可能とすることである。

【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、腕時計型電子メモ装置に対して、手の甲または手のひら表面に筆記中の指先の方位と距離を検出するための、赤外線レーザービームを腕時計型メモ装置の側面から手の甲または手のひらの表面に向かって扇状に走査する手段と、指先からの反射光を腕時計型メモ装置の側面から受光し指先の位置を計測する手段、指先による手の甲または手のひらへの筆記状態を検出するための皮膚接触音検知手段と筆記したメモデータを表示する表示手段、操作者に適切に応答するための振動発生手段から構成される。

【発明の効果】
【0005】
本発明の腕時計型電子メモ装置にあっては、手の甲または手のひらをパッドとすることによって、指先の操作範囲を腕時計型電子メモ装置本体の表示部面積の約10倍に拡大し、指先を電子ペンとして使うことができるので、道具の準備の必要がなく、直ぐにメモ筆記することが出来る。また表示部と操作部が分離しているので小さい表示部でも操作中の指先が邪魔しないので画面が見やすい。 また手や指の触覚を使うことが出来るので、例えば表示画面を見なくても精度良く手書き入力することが可能となる。

【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1において、10は、左手首に装着した腕時計型電子メモ装置の本体で、この本体の表面に、メモデータまたは時間表示用の表示器11を備えている。 表示器の隅には操作スイッチ12が設けられている。側面には赤外線レーザービームを射出すると共に、指先からの反射光のみを取り込み、外乱ノイズとなる可視光線をカットする目的で可視光カットフィルタ窓13が設けられている。本体10の裏面には皮膚タッチ音、皮膚摩擦音を検知する、シリコン基板上にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により音圧で振動するシリコン系振動板を形成したシリコンマイクロフォン14と、操作者へ振動で応答するための振動発生器15が設けられている。
【0007】
腕時計型電子メモ装置を側面から見た図2において、20は腕時計型電子メモ装置の本体で、上面に表示器21を備えている。 表示器の隅には操作スイッチ22が設けられ、側面にはレーザービームを射出すると共に指先からの反射光を取り込む可視光カットフィルタ窓23が設けられている。本体の底面に皮膚タッチ音、皮膚摩擦音を検知するシリコンマイクロフォン24と、操作者へ振動で応答するための振動発生器25が設けられている。
腕時計型電子メモ装置から手の甲表面に対して垂直方向に、照射位置と照射タイミングが異なる複数の赤外線レーザービームPa(26A),Pb(26B),Pc(26C)を平行走査することによって、手の甲の表面に対して垂直方向の指先の動きも検出している。
【0008】
図3は手のひらに指先を使って筆記する場合を示している。 30は腕時計型電子メモ装置の本体で、上面に表示器31を備えている。表示器の隅には操作スイッチ32が設けられ、側面にはレーザービームを走査射出すると共に指先からの反射光を取り込む可視光カットフィルタ窓33が設けられている。 本体の底面に皮膚タッチ音、皮膚摩擦音を検知するシリコンマイクロフォン34と、操作者へ振動で応答するための振動発生器35が設けられている。腕時計型電子メモ装置から手のひら表面に対して垂直方向に複数の赤外線レーザービームPa(36A),Pb(36B),Pc(36C)を平行走査することによって、手のひらの表面に対して垂直方向の指先の動きも検出している。 手のひらの指先39が赤外線レーザービーム照射側に曲がっていると、手のひらに指先で筆記していない時も曲がった指先からの反射光が検出されてしまい、筆記情報が正しく入力出来ない場合があるので、筆記中の指先以外からの反射が検出されたと判断された場合には振動発生器35の振動で操作者に注意を促すようにする。
【0009】
図4はレーザービーム走査光学系の模式図を示している。赤外線マルチレーザービーム発光素子40から照射された赤外線レーザービームはコリメーションレンズ41で平行光線にされてハーフミラー42を透過して、レーザービーム走査用のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー43で反射され、可視光カットフィルタ窓44を通って手の甲の表面上部を周期的に走査される。 手の甲に指先で接触しているか又は少なくともレーザービームが当たるほど表面に近くに指先がある場合にレーザービームの向きが指先の方向と一致すると、レーザービームで照射された指先からの反射光は照射ビームと同じ光路を経てハーフミラーに戻り、ハーフミラー42で反射されて集光レンズ48で集光されてから受光素子49で電気信号に変換される。
【0010】
図5(a)はパルスレーザーの照射タイミングの一例を示すタイムチャートである。
具体的な数値例を示すと、パルス幅(Tw)=75nS パルス間隔(Td)=250nS
パルス周期(T1)=750nS、 周波数(f1)=1.333MHz となる。
手の甲の表面に対して、垂直方向に位置が異なる 赤外線レーザービームパルス Pa,Pb,Pcは干渉を避けるために照射タイミングをTd遅延させて、信号が重ならないようにして照射している。照射パルスPa,Pb,Pcに対応する受光パルスをPra,Prb,Prcとすると、指先が手の甲に垂直方向から近づく場合はPra,Prb,Prcの順に受光パルスが検出され、指先が手の甲から垂直方向に離れる場合はPrc,Prb,Praの順に受光パルスが検出されなくなるので、指先の手の甲または手のひら対する垂直方向の動きも検出することが出来る。受光パルス(Pra,Prb,Prc)の振幅またはパルス幅の変化を計測することによって指先の垂直方向の動きの検出確度を上げることが出来る。
【0011】
図5(b)はMEMSミラーの角走査の方向+30度〜−30度の周期的変化の波形の一例を示している。共振周波数(fo)=320Hzで使うとTo=3.15mS で一往復の角走査が完了する。 位相は3μS毎に計測可能なので一往復の角走査の時間 (3.15mS) に、1050回 計測することが出来る。
【0012】
図5(c)は、指先の二次元位置座標(Xp,Yp)をMEMSミラー(O)と指先(P)間の距離(Rp)と指先の方位(θp)を使って
Xp=Rp・cos(θp)、Yp=Rp・sin(θp) と算出することが出来ることを示している。
【0013】
図5(d)は指先の方位(θp)を受光パルス振幅の変化から求める方法を示している。
受光パルスの振幅(Vp)が閾値(Vr)以上(Vp≧Vr)である方位 (θ1〜θ2) の中心 (θ2−θ1)/2 を θp としている。
【0014】
図6は腕時計型メモ装置のシステム構成図を示している。
600はシステム全体を制御するマイクロプロセッサ、601はタイミング発生部を示している。周波数(f1)1.333MHzで発光部602を、MEMSミラーの共振周波数(fo)320HzでMEMSミラー制御部603を、周波数(f3) 333.33KHzで 位置検出部620の基準位相のタイミングを生成している。
【0015】
MEMSミラー604はMEMSミラー制御部603によって、周波数320Hzで発光部602からの赤外線レーザービーム606を角度走査する。指先605から反射した赤外線607は受光部608で電気信号に変換され、位置検出部620でMEMSミラーによる角走査の原点Oと指先の位置P間の距離Rpと、指先が検出された方位θp が計測され、更にマイクロプロセッサ600の演算処理によって二次元座標(Xp,Yp)に変換される。
【0016】
指先のよる皮膚タッチ音や皮膚擦れ音はシリコンマイクロフォン609によって検知されマイクロプロセッサに入力される。マイクロプロセッサではタッチ音、擦れ音を識別して筆記状態を認識して、マルチレーザービームによる指先の垂直方向の動き検出と共に、筆記データの開始点、終了点の検出や指先の軌跡データに線幅や濃淡データとして反映させ、指先による筆記パターンとして液晶ディスプレイ等の表示部611に画像として表示する。
【0017】
マイクロプロセッサから操作者への応答は振動発生部610によって行われる、振動パターンを変えることによって複数の情報を操作者へ伝えることが出来る。
【0018】
時計表示、メモデータ表示、操作入力などの動作モードの切り替え等は、操作スイッチ部612からマイクロプロセッサに入力される。
【0019】
音声入出力部613は音声によるメモ情報の入力や音声によるメモデータの出力や操作者への指示応答などに使われる。
【0020】
通信制御部614は、Bluetooth無線通信によって、腕時計型電子メモ装置に入力した メモデータや電子機器操作情報を、携帯電話、音楽プレーヤー、パソコン、等へデータ転送すると共に、携帯電話、音楽プレーヤー、パソコン、等 からのデータ入力を行う。
【0021】
指先までの距離(Rp)を計測するためには赤外線パルスが指先で反射して戻って来るまでのピコ秒オーダーの微小時間を計測しなければならない。
時間計測方法としては TDC(Time to Digital Converter)や TAC(Time to Amplitude Converter)等の方式が知られているが、図7に示す位置検出部の計測方式は、受光パルスの立ち上がりと立下りをフェーズロック回路によって位相情報に変換してパルス中心の位相を計測することにより、受光レベルが変動しても高精度で時間計測が可能なフェーズロック方式を採用している。
【特許文献1】特開2007−003355号広報
【0022】
受光パルスの立ち上がりと立下りをフェーズロック回路に入力して 高周波(f2)360MHzの位相情報に変換し、パルス中心に相当する位相を計測して伝播時間を求める方式を、図7の位置検出部のブロック構成図を使って数値例を挙げて詳述する。
【0023】
発光部から周波数(f1) 1.333MHzで発光され、発光タイミングが遅延時間 (Td) 250nSずつ異なる、3種類のパルス(Pa,Pb,Pc)は手の甲に対して垂直方向に異なった位置で放射される。赤外線レーザービームの放射方向に指先があると、指先で反射して戻ってきた受光パルスは受光部で電気信号に変換され伝播時間計測パルス選択回路701、方位検出回路702、振幅検出回路703、パルス幅計測回路704、に入力される。受光された3種類のパルス(Pra,Prb,Prc)の中で指先の位置検出に最適なパルスが、振幅またはパルス幅によって選択される。 例えば振幅とパルス幅が基準値(振幅Vpr、パルス幅Twr)に近いパルスを選択する。
【0024】
伝播時間計測パルス選択回路701で選択された、パルスの立ち上がりと立下りをフェーズロックループ(PLL)705A,705Bに入力し、パルスの立ち上がりと立下りの時間情報(Tu,Td)を周波数(f2)360MHzの位相情報(θu,θd)に変換する。 指先の移動による距離Rpの変位を△R,周波数(f2)360MHzでのパルス中心に相当する位相変化を△θとすると、△θ=(2・360)・△R/λ と表すことができる。
λは周波数360MHzでの波長833.3mmなので、△θ=0.864・△R となる。指先の移動による距離Rpが10mm変化すると位相は8.64度変化する。
【0025】
周波数変換回路706A,706Bでは周波数(f2)360MHzでの位相情報を保持したままで低周波(f3)333.33KHzに変換してから位相差検出707A,707Bで位相差を周期(T3=1/f3) 3μSで計測している。
【0026】
受光パルス中心に相当する位相は受光パルスの立ち上がりの位相θuと立下りの位相θd の平均値θa=(θu+θd)/2を平均値算出709で計算することによりパルス中心の位相θaが求められる。△R=1.157・△θ と表わされるのでRp=0に相当するパルス中心の位相をθoとすると指先までの距離Rpは
Rp=1.157・(θa−θo) と求めることができる。
位相は1度程度の分解能で計測可能なので、距離は約1mmの分解能で計測することが可能である。
【0027】
指先の方位(θp)は振幅変化またはパルス幅変化によって求めることが出来る。
図5(d)で示すように、受光パルスの振幅が閾値(Vr)より大きい方位角の範囲
θ1〜θ2 の中心 θp=(θ2−θ1)/2 を指先の検出方位(θp)とする。
指先の二次元位置情報 (Xp,Yp) は 距離Rp と方位θp を使って、
Xp=Rp・cosθp , Yp=Rp・sinθp と算出することが出来る。
【0028】
図8は腕時計型電子メモ装置を机上に置いた状態でボールペンや鉛筆などの通常の筆記用具を使って文字の入力を行う実施例を示している。
腕時計型電子メモ装置は手首に装着していなくても使用することが可能である。
【0029】
図9は従来技術による電子メモ装置の一例である。
指先または電子ペン92を使って手書きメモデータを入力表示するタッチパネル 91と、手書き入力された文字列を手書き文字認識機能によってコードデータに変換して、対応するフォントパターンとして表示される認識結果表示部93、キー入力が可能な操作スイッチ部94より構成されている。

【図面の簡単な説明】
【0030】

【図1】手の甲に指先で筆記している状態を上から見た図。
【図2】手の甲に指先で筆記している状態を横から見た図。
【図3】手のひらに指先で筆記している状態を横から見た図。
【図4】レーザービーム走査光学系の模式図。
【図5】(a) レーザーパルスの照射タイミングを示す図。 (b) MEMSミラー角走査波形を示す図。 (c) 指先の二次元座標と走査角の関係を示す図。 (d) 指先の方位を受光パルスの振幅の変化から求める方法を示す図。
【図6】腕時計型電子メモ装置のシステム構成を示す図。
【図7】位置検出部のブロック構成を示す図。
【図8】腕時計型電子メモ装置を机上に置いて筆記具で入力する方法を示す図。
【図9】従来技術による電子メモ装置の一例を示す図。
【符号の説明】
【0031】
10、20、30、80 腕時計型電子メモ装置本体、
11、21、31、81 表示器、
12、22、32、82 操作スイッチ、
13、23、33、83 可視光カットフィルタ窓、
14、24、34、84 シリコンマイクロフォン、
15、25、35、85 振動発生器、
16、86 赤外線マルチレーザービーム、
17、87 赤外線反射光
18A、18B 赤外線レーザービーム走査角範囲、
19 手の甲に筆記中の指先、
26A、36A 赤外線マルチレーザービーム(上)、
26B、36B 赤外線マルチレーザービーム(中)、
26C、36C 赤外線マルチレーザービーム(下)、
27 手の甲に筆記中の指先、
28、88 バンド、
37 手のひら、
38 手のひらに筆記中の指先、
39 手のひら側に曲がった指先、
40 赤外線マルチレーザービーム発光素子、
41 コリメーションレンズ、
42 ハーフミラー、
43 MEMSミラー、
44 可視光カットフィルタ、
45 指先、
46 角走査上限(+30度)、
47 角走査下限(−30度)、
48 集光レンズ、
49 受光素子、
89 筆記具(鉛筆)、
600 マイクロプロセッサ、
601 タイミング発生部、
602 発光部、
603 MEMSミラー制御部、
604 MEMSミラー、
605 指先、
606 赤外線レーザービーム、
607 赤外線反射光、
608 受光部、
609 シリコンマイクロフォン、
610 振動発生部、
611 表示部、
612 操作スイッチ部、
613 音声入出力部、
614 通信制御部、
620、700 位置検出部、
701 伝播時間計測パルス選択回路、
702 方位検出回路、
703 振幅検出回路、
704 パルス幅計測回路、
705A、705B PLL回路、
706A、706B 周波数変換回路、
707A、707B 位相差検出回路、
708 基準信号発生回路、
709 平均値算出、
710 距離算出、
711 位置算出、
90 電子メモ装置本体、
91 タッチパネル、
92 電子ペン、
93 認識結果表示部、
94 操作スイッチ部、



【特許請求の範囲】
【請求項1】
腕時計型電子メモ装置の側面から手の甲または手のひらの表面に向かって扇状に赤外線レーザービームを走査する手段と、指先からの反射光を受光し指先の位置を検出する手段を備えたことを特徴とする、手の甲または手のひらの表面に指先による手書き情報入力が可能な腕時計型電子メモ装置。
【請求項2】
指先の手の甲または手のひらへのタッチ音、指先による筆記状態での皮膚との擦れ音をマイクロフォンによって検出し、指先の圧力等の筆記情報を検知する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の腕時計型電子メモ装置。
【請求項3】
腕時計型電子メモ装置から手の甲または手のひらの表面に対して垂直方向に複数の赤外線レーザービームを平行走査することによって、手の甲または手のひらの表面に対して垂直方向の指先の動きも検出するとともに、手の曲げ角の状態も検知することを特徴とする請求項1記載の腕時計型電子メモ装置。
【請求項4】
腕時計型電子メモ装置の液晶表示部に表示する筆記パターンの軌跡の線幅や線の濃淡を、マイクロフォンで検知した皮膚との擦れ音に基づいて発生させることを特徴とする請求項1記載の腕時計型電子メモ装置。
【請求項5】
手の曲げ角の状態や複数の指先を検知したときなどに、適切に操作者へ応答するために、振動発生器による触覚フィードバック手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の腕時計型電子メモ装置。














【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−49583(P2010−49583A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−214745(P2008−214745)
【出願日】平成20年8月24日(2008.8.24)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(708001037)
【Fターム(参考)】