説明

自動取引装置

【課題】出金された紙幣および硬貨を目くらまし等により顧客本人以外の他者が盗むことを防止する自動取引装置を提供する。
【解決手段】紙幣入出金部13および硬貨入出金部12のシャッタの開動作を可能にするシャッタ開閉スイッチ17を設け、シャッタ開閉スイッチ17の押下によりシャッタを開ける。更にシャッタ開閉スイッチ17の押下により、個人認証部にて再度の個人認証を行い、顧客の本人確認がされたらシャッタを開けるようにすることもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は銀行等の金融機関において使用される自動取引装置に関し、特に防犯上に優れた自動取引装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動取引装置においては、顧客が取引を行う際、まずカードを装置に挿入し、カードに記憶されている暗証情報を読み取り、その後顧客が入力した暗証番号と読み取った暗証番号を比較して両者が一致すれば顧客がカードの正当な所有者であると判定する。自動取引装置では、カードの本人確認が行われた後に取引を実行するが、例えば支払取引を行う場合、本人確認が正常に行われた後、顧客が出金額を入力すると紙幣入出金部及び硬貨入出金部に紙幣および硬貨の出金準備が開始され、顧客が入力した金額の紙幣および硬貨が準備完了されると、紙幣入出金部及び硬貨入出金部のシャッタが自動で開き、顧客は紙幣および硬貨を受け取っていた。例えば、特開2000−293726号公報に開示されている。
【特許文献1】特開2000−293726号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の自動取引装置では、支払取引を行う場合、カードの本人確認が正常に行われた後、顧客が出金額を入力すると紙幣入出金部及び硬貨入出金部に紙幣および硬貨の出金準備が開始され、顧客が入力した金額の紙幣および硬貨が準備されると、紙幣入出金部及び硬貨入出金部のシャッタが自動で開き、顧客は紙幣および硬貨を受け取っていた。紙幣入出金部及び硬貨入出金部に紙幣および硬貨が準備されるとシャッタが自動で開くため、顧客が他者によるめくらまし等により目をはなした隙に現金を盗まれる可能性があるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために本発明は、カードの本人確認が正常に行われた後、顧客が出金額を入力すると紙幣入出金部及び硬貨入出金部に紙幣及び硬貨の出金準備が開始され、顧客が入力した金額の紙幣及び硬貨が紙幣入出金部及び硬貨入出金部に準備完了すると該紙幣入出金部及び該硬貨入出金部に開閉可能に設けられたシャッタを自動で開けて顧客に紙幣及び硬貨を払い出す自動取引装置において、シャッタの開動作を可能にするシャッタ開閉スイッチを設け、該シャッタ開閉スイッチの押下により前記シャッタを開ける。
【0005】
さらに別の発明として、顧客が入力した金額の紙幣及び硬貨が該紙幣入出金部及び該硬貨入出金部に準備完了した時点で、該シャッタ開閉スイッチを押下すると、自動取引装置は再度の暗証番号の入力、または指紋および虹彩等のバイオメトリックス情報を取得して個人認証を行い、本人確認が正常に行われたら該シャッタを開けることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、カードの本人確認が正常に行われた後、顧客が出金額を入力すると紙幣入出金部及び硬貨入出金部に紙幣及び硬貨の出金準備が開始され、顧客が入力した金額の紙幣及び硬貨が該紙幣入出金部及び該硬貨入出金部に準備完了されるとシャッタを開けて顧客に紙幣及び硬貨を払い出す自動取引装置において、該シャッタの開動作を可能にするシャッタ開閉スイッチを設け、該シャッタ開閉スイッチの押下により該シャッタを開ける。
【0007】
また、顧客が入力した金額の紙幣及び硬貨が該紙幣入出金部及び該硬貨入出金部に準備完了すると、再度の暗証番号入力または自動取引装置は指紋および虹彩等のバイオメトリックス情報の取得をして、本人確認が正常に行われたら該シャッタを開ける。
【0008】
これにより顧客は自分の意思により所定の機会にシャッタを開けることができ、出金終了と共に紙幣入出金部及び硬貨入出金部のシャッタが自動的に開くことによる紙幣入出金部及び硬貨入出金部に出金された貨幣を目くらまし等により顧客本人以外の他者が盗むことを防止することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に従って本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0010】
図1は本発明の第1の実施の形態の自動取引装置の構成を示す外観図、図2は本発明の第1の実施の形態の自動取引装置のブロック図、図3は本発明の第1の実施の形態の自動取引装置のフローチャートである。なお、各図面に共通する要素については同一の符号を付す。
【0011】
図1において、10は銀行,郵便局,信用金庫等の金融機関の支点等の営業店に配置された自動取引装置であり、前記金融機関の顧客が自分で操作して入金,出金,通帳記帳,残高照会,振り込み,振り替え等の金融取引を行うための装置である。なお、前記自動取引装置10は前記金融機関の本店,支点等,コンビニエンスストア,スーパーマーケット,デパート等の商店の店舗、,駅の構内,地下鉄,市役所,病院等の公共施設、工場,事務所等の私企業、駐車場,道路脇(わき)等の野外など、いかなる場所に配置されていてもよい。また、前記自動取引装置10は、他の機能、例えば、チケット予約機能,施設情報案内機能等を有するキオスク端末のような多機能端末であってもよい。なお、前記顧客は金融機関に自己の口座を開設し、前記金融機関を利用する者であり、一般的には個人であるが、企業,団体等であってもよい。
【0012】
ここで、自動取引装置10はCPU,MPU等の演算手段、半導体メモリ,磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス等を備え、プログラムに従って動作を行う一種のコンピュータである。そして、前記自動取引装置10は、キーボード,タッチパネル等の入力装置、CRT,液晶ディスプレイ,LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等表示装置を備える顧客操作部11、音声案内を出力するためのスピーカ16を備える。なお、顧客が操作を行いやすいようにするために前記顧客操作部11は、表示装置の機能を兼ね備えるタッチパネルであることが望ましい。
【0013】
また、前記自動取引装置10は、媒体としての貯金通帳等の通帳を取り扱う図示されない媒体取り扱い部としての通帳処理部を有する。ここで、前記通帳は、金融機関が顧客に対して発行した貯金通帳等の冊子状の通帳であり、入金,出金,振り込み,振り替え,送金,定期性貯金設定等の金融取引の記録が印刷されるものである。なお、前記通帳の表紙又は裏表紙には、顧客の氏名,口座番号,暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。さらに、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、通帳に埋め込まれたICであってもよい。そして、前記通帳処理部は通帳が挿入及び排出される通帳挿入・排出部14を備え、該通帳挿入・排出部14内には、前記通帳を搬送する搬送装置、及び通帳に金融取引の記録を印刷する通帳プリンタを有する。
【0014】
また、前記自動取引装置10は媒体としてのキャシュカード等のカードを取り扱う図示されない媒体取り扱い部としてのカード取り扱い部を有する。ここで、前記カードは、金融機関が顧客に対して発行した入金,出金,振り込み,残高照会等の金融取引を行うためのカードであり、顧客の氏名,口座番号,暗証番号等の情報を格納する磁気ストライプを備える。なお、前記情報を格納する部材としては、前記磁気ストライプに代えて、カードに埋め込まれたICであってもよい。そして、前記カード取り扱い部はカードが挿入及び排出されるカード挿入・排出部15を備え、該カード挿入・排出部15内には、前記カードを搬送する搬送装置、及びカードの磁気ストライプやICに格納された情報の読み取り,上書き,消去等を行うためのカードリーダ/ライタ が配設される。なお、前記カード取り扱い部は他の金融機関の発行したキャシュカードやクレジットカード,デビットカード等の他の種類のカードも取り扱えることが望ましい。
【0015】
さらに、前記自動取引装置10は媒体としての取引明細票を発行する媒体取り扱い部としてのレシートプリンタ を有する。前記取引明細票は、入金,出金,通帳記帳,残高照会,振り込み,振り替え,送金,定期性貯金設定等の顧客が行った金融取引に関する情報が印刷される紙片であり、口座番号,金融取引の種類,取引金額等が印刷される。なお、前記取引明細票は、顧客が希望したときだけに発行されるようにしてもよい。
【0016】
そして、前記自動取引装置10は媒体としての硬貨を取り扱う媒体取り扱い部としての硬貨入出金部12を有する。該硬貨入出金部12は、入金等の金融取引において顧客が入金した硬貨を受け取りカウントするとともに、出金等の金融取引においては所定金額の硬貨を硬貨入出金口12から払い出す。なお、該硬貨入出金口12にはシャッタが配設されている。硬貨を払いだすときには該シャッタを開けるシャッタ開閉スイッチ17が設けられ、該シャッタ開閉スイッチ17を顧客が押下することによって図示しないシャッタ駆動源を駆動し該シャッタを開ける。
【0017】
また、前記自動取引装置10は媒体としての紙幣を取り扱う媒体取り扱い部としての紙幣入出金部13を有する。該紙幣入出金機13は、入金等の金融取引において顧客が入金した紙幣を受け取りカウントするとともに、出金等の金融取引においては所定金額の紙幣を紙幣入出金部13から払い出す。なお、該紙幣入出金部13にはシャッタが配設されている。紙幣を払いだすときには該シャッタを開けるシャッタ開閉スイッチ17が設けられ、該シャッタ開閉スイッチ17を顧客が押下することによって、図示しないシャッタ駆動源を駆動し該シャッタを開ける。
【0018】
さらに、前記自動取引装置10は、制御部18を有する。該制御部18は前記自動取引装置10における顧客操作部11,通帳挿入・排出部14,カード挿入・排出部15,硬貨入出金部12,紙幣入出金部13,スピーカ部16,シャッタ開閉スイッチ17及び記憶部19の動作を統括的に制御する。
【0019】
以上の構成により第1の実施の形態の自動取引装置は以下のように動作する。
第1の実施の形態の自動取引装置の動作を図3に示すフローチャートに従がって詳細に説明する。
【0020】
なお、ここでは支払取引の出金動作を説明する。
まず顧客操作部11のガイダンスに従がってカードリーダユニットのカード挿入・排出部15にキャッシュカードを挿入して取引を開始する。挿入されたカードに記憶されている暗証情報を読み取り、その顧客が顧客操作部11から入力した暗証番号とカードから読み取った暗証番号を比較して両者が一致すれば顧客がカードの正当な所有者であると判定(ステップ1)。続いて顧客は顧客操作部11から出金額を入力する(ステップ2)。自動取引装置10は出金額が入力されると、紙幣及び硬貨を図示せぬ収納金庫から繰出し紙幣入出金部13及び硬貨出金部12のプール部に排出する(ステップ3)。次に紙幣入出金部13及び硬貨出金部12のシャッタ開閉スイッチ17を顧客が押下しシャッタを開ける(ステップ4)。紙幣および硬貨を受け取る(ステップ5)。
【0021】
以上詳細に述べたように本発明の第1の実施の形態の自動取引装置によれば顧客は自分の意思により所定の機会にシャッタを開けることができ、出金終了と共に紙幣入出金部13及び硬貨入出金部12のシャッタが自動的に開くことによって、出金された紙幣および硬貨を目くらまし等により顧客本人以外の他者が盗むことを防止することができるという効果がある。
(第2の実施の形態)
図面に従って本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0022】
図4は本発明の第2の実施の形態の自動取引装置の構成を示す外観図、図5は本発明の第2の実施の形態の自動取引装置のブロック図、図6は本発明の第2の実施の形態のフローチャートである。なお、各図面に共通する要素については同一の符号を付す。
【0023】
第2の実施の形態の自動取引装置は前記シャッタ開閉スイッチ押下後顧客による再度の暗証番号入力、または前記シャッタ開スイッチ押下後自動取引装置は指紋および虹彩等のバイオメトリックス情報を取得し、個人認証が正常に行われたら前記紙幣入出金部13及び硬貨入出金部12のシャッタを開けるものである。
第2の実施の形態の自動取引装置は個人認証部を設けた以外は第1の実施の形態の構成と同様であるので、簡略化のために同様の部分の詳細な説明は省略する。
【0024】
図4および図5はにおいて、50は銀行、郵便局、信用金庫等の金融機関の支点等の営業店に配置された自動取引装置であり、顧客が自分で操作して入金,出金,通帳記帳,残高照会,振り込み,振り替え等の金融取引を行うための装置である。
【0025】
ここで、前記自動取引装置50は、キーボード,タッチパネル等の操作部と、CRT,液晶ディスプレイ,LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示部を備える顧客操作部11を有する。また顧客にいろいろな案内をするためのスピーカ16を有する。
【0026】
また、前記自動取引装置50は、媒体としての貯金通帳等の通帳を取り扱う図示されない媒体取り扱い部としての通帳処理部を有する。そして、前記通帳処理部は通帳が挿入及び排出される通帳挿入・排出部14を備える。
【0027】
また、前記自動取引装置50は媒体としてのキャシュカード等のカードを取り扱う図示されない媒体取り扱い部としてのカード取り扱い部を有する。そして、前記カード取り扱い部はカードが挿入及び排出されるカード挿入・排出部14を備える。
【0028】
さらに、前記自動取引装置50は媒体としての紙幣又は硬貨を取り扱う媒体取り扱い部としての紙幣入出金部13または硬貨入出金部12を有する。前記紙幣入出金部13または硬貨入出金部12は、入金等の金融取引において顧客が入金した紙幣又は硬貨を受け取りカウントするとともに、出金等の金融取引においては所定金額の紙幣又は硬貨を払い出す。
【0029】
なお、前記紙幣入出金部13または硬貨入出金部12の受け取り口にはシャッタが配設され、該シャッタは図示しない駆動源にて開閉動作を可能としている。また紙幣又は硬貨を払いだすときに該シャッタの開閉動作を可能にするシャッタ開閉スイッチ17と、該シャッタ開閉スイッチ17が押下されると押下した顧客の個人認証を行う個人認証部57が設けられている。
【0030】
また、前記自動取引装置50は制御部58を有する。該制御部58は前記自動取引装置50における顧客操作部11,通帳挿入・排出部14,カード挿入・排出部15,紙幣入出金部13,硬貨入出金部12,スピーカ部16及び個人認証部57の動作を統括的に制御する。
【0031】
以上の構成により第2の実施の形態の自動取引装置は以下のように動作する。
第2の実施の形態の自動取引装置の動作を図6に示すフローチャートに従がって説明する。図6は第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0032】
なお、ここでは支払取引の出金動作を説明する。
まず顧客操作部11のガイダンスに従がってカードリーダユニットのカード挿入・排出部15にキャッシュカードを挿入して取引を開始する(ステップ101)。挿入されたカードに記憶されている暗証情報を読み取り、その顧客が顧客操作部11から入力した暗証番号とカードから読み取った暗証番号を比較して両者が一致すれば顧客がカードの正当な所有者であると判定、続いて顧客は顧客操作部11から出金額を入力する(ステップ102)。自動取引装置50は出金額が入力されると、紙幣及び硬貨を図示せぬ収納金庫から繰出し紙幣入出金部13及び硬貨出金部12に排出する(ステップ103)。
【0033】
紙幣入出金部13及び硬貨出金部12のシャッタ開閉スイッチ17を顧客が操作する(ステップ104)。自動取引装置は顧客操作部11から暗証番号、指紋または虹彩等のバイオメトリックス情報の入力を顧客操作部の表示部11またはスピーカ部16による音声等によりガイダンス(ステップ105)をする。入力され本人確認が正常(ステップ106)に行われたら該シャッタを開ける(ステップ107)。顧客は紙幣および硬貨を受け取る(ステップ108)。
【0034】
ここで、虹彩データについて簡単に説明すると、人間の眼球の表面層のパターン、特に虹彩は、水晶体を中心に放射状の黒い筋や外周の輪郭などのパターンで形成され、このパターンは幼年期に完成されるものであり、個人毎にまた同一人であっても右目と左目で異なっている。よって、この虹彩パターンを使用すると個人認証能力が特に優れたデータになる。
【0035】
ここで、ステップ106にて行う個人認証は暗証番号の入力または自動取引装置に配置された個人認証部にて指紋または虹彩等のバイオメトリックス情報の採取を行なう。採取した指紋または虹彩データと記憶部19に記憶している指紋または虹彩データを照合し、一致した場合には同一人であると判定する。しかしながら、不一致の場合には、顧客が入れ代わったと判断してシャッタは開けない。そして自動取引装置50の前にいる顧客に再度の取引をするよう進める。
また、ステップ106にて行う個人認証は他の個人認証例えば顔認証とか声紋認証を用いても可能である。
【0036】
以上詳細に述べたように本発明の第2の実施の形態の自動取引装置によれば、顧客は自分の意思により所定の機会に顧客本人がシャッタを開けることができ、出金終了と共に紙幣入出金部13及び硬貨入出金部12のシャッタが自動的に開くことにより出金された紙幣および硬貨を目くらまし等により顧客本人以外の他者が盗むことを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1の実施の形態の自動取引装置を示す構成外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の自動取引装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の自動取引装置のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の自動取引装置を示す構成外観図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の自動取引装置のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の自動取引装置のフローチャートである。
【符号の説明】
【0038】
11 顧客操作部
12 硬貨入出金部
13 紙幣入出金部
14 通帳挿入・排出部
15 カード挿入・排出部
16 スピーカ部
17 シャッタ開閉スイッチ
18 制御部
19 記憶部
57 個人認証部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出金する貨幣を保留する貨幣入出金部と、該貨幣入出金部に設けられた遮蔽手段と、貨幣が貨幣入出金部に払い出し完了すると該遮蔽手段を開けて顧客に該貨幣を払い出す自動取引装置において、
前記遮蔽手段の開動作を可能にする遮蔽手段開閉スイッチを設け、該遮蔽手段開閉スイッチを操作することにより前記遮蔽手段を開けることを特徴とする自動取引装置。
【請求項2】
出金する貨幣を保留する貨幣入出金部と、該貨幣入出金部に設けられた遮蔽手段と、貨幣が貨幣入出金部に払い出し完了すると該遮蔽手段を開けて顧客に該貨幣を払い出す自動取引装置において、
遮蔽手段開閉スイッチと個人認証部とを設け、該遮蔽手段開閉スイッチを操作することにより、前記個人認証部にて個人認証することを特徴とする自動取引装置。
【請求項3】
請求項2記載の自動取引装置において、
前記個人認証部にて個人認証を行い顧客の本人確認がされたら前記遮蔽手段を開けることを特徴とする自動取引装置。
【請求項4】
請求項2記載の自動取引装置において、
前記個人認証部は暗証番号の入力にて個人認証を行い顧客の本人確認がされたら前記遮蔽手段を開けることを特徴とする自動取引装置。
【請求項5】
請求項2記載の自動取引装置において、
前記個人認証部は指紋情報を取得して個人認証を行い顧客の本人確認がされたら前記遮蔽手段を開けることを特徴とする自動取引装置。
【請求項6】
請求項2記載の自動取引装置において、
前記個人認証部は虹彩情報を取得して個人認証を行い顧客の本人確認がされたら前記遮蔽手段を開けることを特徴とする自動取引装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−65810(P2006−65810A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−250993(P2004−250993)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】