説明

自動給茶機

【課題】
茶葉交換手段を備えて、茶葉から茶飲料を抽出する給茶機において、抽出される茶飲料の量と濃度に差が生じないような給茶機を提供する。
【解決手段】
茶葉を収容する茶漉部10と、茶漉部10に収容された茶葉に湯を注ぐ注湯部12と、茶漉部10の茶葉を交換する茶葉交換手段21と、注湯部12と茶葉交換手段21とを制御する制御部41とを備えて茶飲料を抽出する自動給茶機において、制御部41は、注湯部12による茶漉部10の茶葉への注湯量を、茶葉交換手段21による茶葉交換を起点とした茶飲料の抽出回数に応じて調節し、茶漉部10を介して所定の量の茶飲料を抽出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶漉器に茶葉を収容し、この茶葉に湯を注いで茶飲料を抽出する自動給茶機に関し、特に抽出される茶飲料の量を調整する制御手段を備えた自動給茶機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの種の給茶機としては、先に出願公開された特開2000−23844号公報(特許文献1)に記載されるようなものが知られている。ここで、先の特許文献1に記載される給茶機は、茶葉が収容された茶漉しに向けて湯を吐出することによりお茶を抽出する給湯機構と、茶漉しの茶殻を廃棄して茶葉供給部から新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備えたものであって、茶飲料を抽出する場合に、茶の抽出動作ごとに茶葉の交換を行わずに、茶葉の収容された茶漉しに向けて定量の湯を繰り返し吐出して所定回数の茶飲料の抽出を行った後に、茶漉しの茶殻を廃棄して茶葉供給部から新たな茶葉を供給するものである。
これによれば、茶飲料の抽出の際にその度に茶葉の交換を行わず、何度か茶飲料の抽出動作を繰り返した後に茶葉を交換するから、装置内の茶殻の廃棄スペースを小さくすることができ、また茶葉の使用量を節約することができるから、装置を小型化し、ランニングコスト等を低減する自動給茶機を提供することができる。
【特許文献1】特開2000−23844号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、特許文献1に記載される給茶機においては、茶漉しに収容される茶葉が交換された直後はその茶葉が乾燥しているから、その茶葉に湯が注がれた場合に、相対的に多くの湯が吸収されるとともにそれにより濃い茶飲料が抽出される。しかしながら、一旦湯が注がれた茶葉は、その後に湯が注がれた場合に湯の吸収が少なくなり、それにより抽出される茶飲料の濃度も薄くなっていく。すなわち、このような従来の給茶機においては茶飲料の抽出動作の度に、茶飲料の抽出量と濃度に差が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題に対応するため、茶漉しに収容される茶葉の交換直後から次の茶葉の交換までの間にされる複数回の茶飲料の抽出動作において、なるべく抽出される茶飲料の量と濃度に差が生じないような給茶機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、茶葉を収容する茶漉部と、前記茶漉部に収容された茶葉に湯を注ぐ注湯部と、前記茶漉部の茶葉を交換する茶葉交換手段と、前記注湯部と前記茶葉交換手段とを制御する制御部とを備えて茶飲料を抽出する自動給茶機において、前記制御部は、前記注湯部による前記茶漉部の茶葉への注湯量を、前記茶葉交換手段による茶葉交換を起点とした茶飲料の抽出回数に応じて調節し、前記茶漉部を介して所定の量の茶飲料を抽出するものである。
これによれば、茶漉部の茶葉の吸水量はその茶葉による茶飲料の抽出回数に応じて異なるが、その異なる吸水量に応じて注湯部から茶漉部の茶葉に注がれる湯の量を調節することができるから、茶飲料の抽出回数に拘わらず茶飲料の抽出量を所定にすることができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動給茶機において、前記制御部は、さらに前記茶漉部に収容された茶葉の量に応じて、前記注湯部による前記茶漉部の茶葉への注湯量を調節するものである。
これによれば、前記茶漉部に収容された茶葉の量に応じて注湯量を調節することができるから、前記茶漉部に収容された茶葉の吸水量に応じて、前記茶漉部の茶葉への注湯量を調節することができる。
【発明の効果】
【0005】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、茶飲料の抽出回数によって異なる茶葉の吸水量に応じて注湯部から茶漉部の茶葉に注がれる湯の量を調節することで、茶飲料の抽出回数に拘わらず茶飲料の抽出量を常に略所定にすることができるから、茶漉しに収容される茶葉の交換直後から次の茶葉の交換までの間の茶飲料の抽出動作において、なるべく抽出される茶飲料の量に差が生じないような給茶機を提供することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、さらに茶漉部に収容された茶葉の量に応じて注湯量を調節することにより、茶漉部に収容された茶葉の吸水量に応じて、茶漉部の茶葉への注湯量を調節することができるから、茶飲料の抽出動作において、茶漉部に収容される茶葉の量が変化する場合も、抽出される茶飲料の量に差が生じないような給茶機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明の自動給茶機の外観を示す斜視図、図2は本発明の自動給茶機において前扉を開放した状態を示す斜視図、図3は本発明の自動給茶機の前扉を取り除いた状態の要部構成を示す正面図、図4は本発明の自動給茶機の要部構成を示す側面断面図である。
図に示すようにこの自動給茶機は、前面を開口した本体1と、本体1前面の開口1aを閉塞する前扉2とを備えている。そして、前扉2の前面には、装置の稼動状態(断水、満水、故障等)を示す状態表示ランプ3と、所望の各種の飲料(茶飲料、冷水、温水等)を選択するための選択ボタ4と、カップ等の容器に供給された各種の飲料を取り出すための取出口5等が設けられている。一方、本体1は、その内部を仕切板7により前後に区分けされ、その仕切板7の前方には開口1aに臨んで、茶飲料を抽出するための茶葉を貯留するキャニスタ部8と、キャニスタ部8から送出される茶葉を受け溜める茶漉器(茶漉部)10と、茶漉器10の上方を覆う茶漉カバー部9と、茶漉器10の茶葉に湯を注ぐための注湯部12と、飲料を収容するカップ等の容器を載置するベンドステージ15等を備えている。また、仕切板7の後方には、水を加熱して貯留する温水タンク11や、温水タンク11内の温水を各部に配給するための配管類、茶漉器10から舞い上がる湯気や微粉末を外部に排出する後述のダクト28、各種の駆動装置、電装部品等が配設されている。
【0007】
茶漉器10と茶漉カバー部9の上下方向の間には、その奥側の仕切板7に外部と通じる開口18が設けられている。さらに、この開口18の背面側には排気ファン20が設けられ、開口18から吸い込まれた空気がダクト28を介して外部に強制的に排気されるように構成されている。
図5は茶漉器10とそれを回転駆動する駆動部(茶葉交換手段)21を示す斜視図である。図に示すように茶漉器10は、仕切板7を貫通する駆動軸22の前部に取り付けられ、この駆動軸22は仕切板7の背面側に設けられた茶漉駆動装置23に後端部が連結されている。そして、この茶漉器10は茶漉駆動装置23を駆動する駆動モータ24により駆動軸22の回りに回転駆動される。
図6は、本発明の自動給茶機を構成する要部の制御構成を示す制御ブロック図である。図のように、本発明の自動給茶機は、排気ファン20、茶漉器10の駆動部21を構成する駆動モータ24、注湯部12の給湯弁13等の動作を制御する主制御部(制御部)41を有する制御手段40を備えている。
次に、このように構成される本発明の自動給茶機の動作について説明する。先ず、茶漉器10が茶の抽出位置にある(図3に実線で示す)状態で、キャニスタ部8の原料払出モータ8aが駆動され内部に貯留された茶葉が原料シュート17を介して茶漉部10に所定量供給される。この状態で、前扉2の前面に設けられた茶飲料用の選択ボタン4が操作されると、注湯部12の給湯弁13が開かれ、温水タンク11内の湯がその注湯部12から茶漉器10の茶葉に吐出されて茶飲料が抽出される。この茶漉器10から抽出される茶飲料は、さらに茶漉器10の下方のベンドステージ15上に載置されたカップ等の容器に注がれ、顧客により前扉2の取出口5から取り出される。そして、茶飲料用の選択ボタン4が操作される度に、温水タンク11内の湯が茶漉器10の茶葉に注がれて茶飲料が抽出され、カップ等の容器に吐出される。このようにして茶飲料が繰り返して抽出され、所定回数(本実施の形態の場合5回)の茶飲料の抽出が完了すると、次に茶漉器10内の茶葉の交換動作が開始される。先ず、茶漉駆動装置23の駆動モータ24が起動され、茶の抽出位置にある茶漉器10が上方(図3の矢印A方向)に移動するようにして駆動軸22の回りに回動し、その駆動軸22の反対側において上部開口10aが下方に向いた倒立状態となる(図3に破線で示す)ように駆動される。この状態に置いて、茶漉器10内の茶殻がベンドステージ15の側方に配置された茶殻入れ26に廃棄される。そして、茶漉器10内の茶殻が全て廃棄されると、倒立状態の茶漉器10が上方に移動するようにして再び駆動軸22の回りに回動され、茶の抽出位置にある元の状態に戻される。この状態に置いて、キャニスタ部8の原料払出モータ8aが駆動されその内部に貯留された茶葉が原料シュート17を介して再び茶漉器10に所定量供給される。そして、茶飲料用の選択ボタン4が操作されると、温水タンク11内の湯が注湯部12を介して茶漉器10の乾燥した茶葉に注がれて、香り豊かで味見の濃い茶飲料が再び抽出される。
【0008】
ところで、このような自動給茶機の動作において、キャニスタ部8の原料払出モータ8aが駆動され、その内部に貯留された茶葉が原料シュート17を介して茶漉器10に新たに供給されると、その直後に注がれる湯のいくらかはその乾燥した茶葉に吸収される。そのためその茶葉に注がれた湯の量に比べて、カップ等の容器に抽出される茶飲料の量が少なくなる。また、茶葉に吸収される湯の量は、その茶葉による茶飲料の抽出回数等に応じて変化する(例えば徐々に少なくなる)から、茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量が一定である場合は、容器に抽出される茶飲料の量が、その抽出動作の度に異なってしまう。
そこで、本発明の実施の形態の自動給茶機においては、注湯部12による茶漉器10の茶葉への注湯量が、茶漉器10の駆動部21による茶葉交換を起点とした茶飲料の抽出回数(すなわち、そのとき茶葉に吸収される湯の量)に応じて調節されるように、主制御部41によって制御されている。具体的には、容器に抽出される茶飲料の目標とする抽出量に、その茶飲料の抽出動作時に茶葉によって吸収されるであろう湯の量を加えた量の湯を、茶漉器10の茶葉に注いで、茶飲料の抽出回数に拘らず茶飲料の抽出量が常に一定の量となるように制御している。したがって、これにより茶漉器10に収容される茶葉の交換直後からその次の茶葉の交換までの間の茶飲料の抽出動作において、カップ等の容器に抽出される茶飲料の量に差が生じないような給茶機を提供することができる。さらに、このように茶飲料の抽出時に茶葉に吸収される湯の量に応じて、その茶葉に注ぐ湯量を調節するから、抽出される茶飲料の濃度のバラツキもまた小さくなる。
【0009】
図7の(a)は、本発明の実施の形態の自動給茶機において、カップ等の容器に抽出する茶飲料の量を90ccとし、茶葉交換時に茶漉部10に供給される茶葉の量を9グラムに設定した場合において、茶葉交換を起点とする茶飲料の抽出回数に応じて注湯部12により茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量を示す制御データ表である。表に示すように、茶葉の交換直後の一回目の茶飲料の抽出時において茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は100ccである。すなわち、カップ等の容器に抽出される茶飲料は90ccに設定しているので、この茶漉器10の茶葉には10ccの湯が吸収される。次に二回目の茶飲料の抽出時において茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は95ccで、茶漉器10の茶葉にはさらに5ccの湯が吸収される。さらに三回目の茶飲料の抽出時においては、茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は92ccで、茶漉器10の茶葉にはさらにまた2ccの湯が吸収される。このようにして茶飲料の抽出回数を重ねるにしたがって、茶漉器10の茶葉に吸収される湯の量が減り、茶飲料の抽出回数が5回目になると茶漉器10の茶葉には殆んど湯が吸収されなくなる。そして、さらに5回を超えて茶飲料の抽出が繰り返される場合は、茶葉に注がれる湯の量と、それを介して抽出される茶飲料の量が略同じとなり、茶葉からエキスが出ず味見のある茶飲料が抽出されない状態となる。そこで、本実施の形態の自動給茶機においては、茶飲料の抽出回数が5回に到達した場合には、主制御部41は駆動部21を駆動して茶漉器10の茶葉を交換する制御を行う。
【0010】
図7の(b)は、本発明の実施の形態の自動給茶機において、カップ等の容器に抽出する茶飲料の量を前述と同様の90ccとし、茶葉交換時に茶漉部10に供給される茶葉の量を12グラムに設定した場合において、茶葉交換を起点とする茶飲料の抽出回数に応じて注湯部12により茶漉部10の茶葉に注がれる湯の量を示す制御データ表である。表に示すように、茶葉の交換直後の一回目の茶飲料の抽出時において茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は103ccである。すなわち、カップ等の容器に抽出される茶飲料は90ccに設定しているので、この茶漉器10の茶葉には13ccの湯が吸収される。次に二回目の茶飲料の抽出時において茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は97ccで、茶漉器10の茶葉にはさらに7ccの湯が吸収される。さらに三回目の茶飲料の抽出時においては、茶漉器10の茶葉に注がれる湯の量は93ccで、茶漉器10の茶葉にはさらにまた3ccの湯が吸収される。そして、このように茶飲料の抽出回数を重ねて茶飲料の抽出回数が5回目を越えると、茶漉器10の茶葉には殆んど湯が吸収されなくなり、味見のある茶飲料が抽出されない状態となる。ここで、本実施の形態の自動給茶機においては、上述のように茶漉器10に収容された茶葉の量に応じて、注湯部12による茶漉器10の茶葉への注湯量を調節するものであるから、茶漉器10に収容された茶葉の量に拘らず抽出される茶飲料の量を略所定の量にすることができる。したがって、茶飲料の抽出動作において、茶漉器10に供給される茶葉の量が変化した場合も、抽出される茶飲料の量に差が生じないような給茶機を提供することが可能である。なお、図7の(a)に示す場合よりも、同(b)に示す場合に抽出される茶飲料の方が、その濃度はもちろん濃くなる。
【0011】
また、図8は、図7の(a)に示す制御データに基づいて、茶漉器10の茶葉に湯を注いだ場合に抽出される茶飲料の抽出回数毎の濃度と、茶漉器10の茶葉に定量の湯(90cc)を注いだ場合に抽出される茶飲料の抽出回数毎の濃度を示すグラフである。この図に示すグラフから明らかなように、茶飲料の抽出時に茶葉に吸収される湯の量に応じてその茶葉に注ぐ湯量を調節する場合(すなわち、図7の(a)に示す制御データに基づく注湯の場合)は、茶葉に定量の湯を繰り返し注ぐ場合に比べて、抽出される茶飲料の濃度のバラツキが小さくなる。したがって、茶飲料の抽出時に茶葉に吸収される湯の量に応じて(すなわち、茶飲料の抽出回数に応じて)その茶葉に注ぐ湯量を調節する本実施の形態の自動給茶機は、相対的に味見のバラツキの少ない茶飲料を提供することが可能である。
なお、本実施の形態の自動給茶機においては、茶漉器10の茶葉への注湯量を茶葉交換を起点とした茶飲料の抽出回数に応じて調節しているが、カップ等の容器に供給される茶飲料の抽出量が抽出動作毎に異なる場合などは、茶飲料の抽出回数によらず茶葉交換を起点とした茶葉への累積注湯量や、茶飲料の累積抽出量に応じて茶漉器10の茶葉への注湯量を調節しても同様の作用効果を得ることができる。
また、本発明は、言うまでもなく本実施の形態に示す装置にのみ限定されず、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。例えば、茶飲料の抽出回数に応じて茶葉へ注ぐ湯量を調節する場合は、茶葉の種類や湯の温度等に応じてその調節の度合いを適宜に設定して良い。また、茶漉器10の茶葉の交換の頃合は、茶飲料の抽出動作毎の抽出量、茶飲料の抽出回数毎の濃度の状況、給茶機の設置環境等の状況に応じて適当な設定を行うことできる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の自動給茶機の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の自動給茶機において前扉を開放した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の自動給茶機の前扉を取り除いた状態の要部構成を示す正面図である。
【図4】本発明の自動給茶機の要部構成を示す側面断面図である。
【図5】本発明の自動給茶機の茶漉器とそれを回転駆動する駆動部を示す斜視図である。
【図6】本発明の自動給茶機を構成する要部の制御構成を示す制御ブロック図である
【図7】本発明の自動給茶機において、茶葉交換を起点とする茶飲料の抽出回数に応じて注湯部により茶漉部の茶葉に注がれる湯の量を示す制御データ表であって、(a)は、カップ等の容器に抽出する茶飲料の量を90ccとし、茶葉交換時に茶漉部に供給される茶葉の量を9グラムに設定した場合、(b)は、カップ等の容器に抽出する茶飲料の量を120ccとし、茶葉交換時に茶漉部に供給される茶葉の量を12グラムに設定した場合を、それぞれ示すものである。
【図8】本発明の自動給茶機において、茶飲料の抽出時に茶漉器の茶葉に吸収される湯の量に応じてその茶葉に注ぐ湯量をその都度に調節(100〜90cc)する場合と、茶漉器の茶葉に定量の湯(90cc)を注いだ場合に、抽出される茶飲料の抽出回数毎の濃度を示すグラフである。
【符号の説明】
【0013】
1 本体
2 前扉
4 選択ボタン
5 取出口
8 キャニスタ部
10 茶漉器(茶漉部)
11 温水タンク(ヒータ)
12 注湯部
13 給湯弁
21 駆動部(茶葉交換手段)
23 茶漉駆動装置
24 駆動モータ
41 主制御部(制御部)




【特許請求の範囲】
【請求項1】
茶葉を収容する茶漉部と、前記茶漉部に収容された茶葉に湯を注ぐ注湯部と、前記茶漉部の茶葉を交換する茶葉交換手段と、前記注湯部と前記茶葉交換手段とを制御する制御部とを備えて茶飲料を抽出する自動給茶機において、前記制御部は、前記注湯部による前記茶漉部の茶葉への注湯量を、前記茶葉交換手段による茶葉交換を起点とした茶飲料の抽出回数に応じて調節し、前記茶漉部を介して所定の量の茶飲料を抽出することを特徴とする自動給茶機。
【請求項2】
前記制御部は、さらに前記茶漉部に収容された茶葉の量に応じて、前記注湯部による前記茶漉部の茶葉への注湯量を調節することを特徴とする請求項1に記載の自動給茶機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−34192(P2009−34192A)
【公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−199256(P2007−199256)
【出願日】平成19年7月31日(2007.7.31)
【出願人】(000237710)富士電機リテイルシステムズ株式会社 (1,851)
【Fターム(参考)】