説明

自動車の左右後方視野確保装置

本発明は自動車の左右バックミラーを簡単で便利な方法で取り替える自動車の左右後方視野確保装置に関し、より詳しくは、自動車の左右サイド及び後方を撮影するためのカメラと、撮影された映像をディスプレーするためのモニターと、カメラで撮影された映像がモニターにディスプレーされるようにする制御部と、カメラ、モニター及び制御部を内部に装着して、自動車の左右側のフロントドアの前方部に設置される本体とを含んで構成し、これを自動車フロントドア硝子の前方コーナーに固定させることによって、最新電子技術による視野角確保を最大にしながらも、従来の自動車バックミラーを容易に取り替えることができる自動車の左右後方視野確保装置に関する。本発明によれば、カメラ(14)を前後左右上下に移動させながら、モニター(12)を調整して運転手の視野角を最大に拡大することができるので、従来のバックミラーに比べて自動車の左右側サイド及び後方を向けて広範囲の視野角で自動車外部の周辺を観察することができるので、自動車の安全性が顕著に向上される効果がある。また、従来技術に提示されているバックミラー代替装置とは異なって全ての構成品が一つの一体化された装置に予め組み立てられて提供されるので、設置が簡単で、メンテナンスが簡便になり、生産過程での組み立て性の向上及び収率の増大で生産効率を極大化する効果がある。また、従来技術による装置とは異なってカメラとモニターなどが別途に離れていないので、電線など不必要な資材が不必要になり、部品が簡素化され、組み立てが容易で、製品のコストが顕著に低減されることができる効果がある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車の左右バックミラーを簡単で便利な方法で取り替える自動車の左右後方視野確保装置に関し、より詳しくは、自動車の左右サイド及び後方を撮影するためのカメラ14と、上記カメラから撮影された映像をディスプレーするためのモニター11と、上記カメラで撮影された映像が上記モニターにディスプレーされるようにする制御部と、上記カメラ14、モニター11及び制御部を内部に装着して、自動車の左側及び右側のフロントドアの前方部にそれぞれ設置される本体10とを含んで構成し、これを自動車のフロントドアの硝子前方コーナー100に固定させることによって、最新電子技術による視野角確保を最大にしながらも、従来の自動車バックミラーを容易に取り替えることができる自動車の左右後方視野確保装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車の左右側に対する視野確保は、外部に約20cm突出されている左右側バックミラーによって行われる。左右側バックミラーはその鏡の傾斜度を車内で操作して、運転手の体格条件に合わせて、自動車の左右及び後方がはっきり見えるように調整可能に構成されている。
【0003】
しかし、運転中に、運転手が左右側バックミラーを見るためには、仕方なく運転手が前方を見る時間を一部割いて頭を回してバックミラーを見なければならなく、これは度々自動車の事故の原因となったりする。また、バックミラー自体の限界によって、見えない死角が存在し、また、従来のバックミラーは自動車の外部に露出されているため、鏡面が埃、水、湯気、霜などによって視野確保が難しい場合が多い。
【0004】
このようなバックミラーの問題を解決するために登場したのが韓国特許出願10−2005−0001017に開示されたような自動車の側方及び後方感知システムである。
【0005】
上記感知システムは、図1に示すように、車の従来の左右バックミラーを無くして、そのバックミラーの位置の付近と車の外部の上面、後面などに複数のカメラ1、2、3、4、5を設置して、車外部の後方など複数の場所の状況をリアルタイムで撮像するようにする。
【0006】
また、上記感知システムは、後方カメラ部と電気的に連結されてセンサーによって検出される車の進行速度によって作動か否かを設定して、複数の中の何れか一つを選択的に作動するように制御する速度感応型コントローラと、上記左、右側及び後方などに設置された複数のカメラによって撮像されたデータを映像化させて出力するモニター部が設けられる。
【0007】
上記のような形態の感知システムは、大体車の左右側カメラと後方カメラを設けて、従来バックミラーによって車の左右側の視野確保を代替し、カメラで撮影された映像を表示するモニターは、図2に示すように、運転席の前の計器盤の内部に装着されるか(A1、A2、A3)、または、運転席の前のダッシュボードの上面に固定させるか(B1、B2、B3)、またはフレームピラートリム部両側(C1、C2)の適切な所に設置して、運転する時にこれらモニターに通じて車の外部を確認する。
【0008】
しかし、上記のような従来技術の感知システムは、自動車外部の複数の所にカメラを設置しなければならないため、カメラを設置する時、車体が損傷される問題がある。また、複数の所に設置されたカメラと運転席の前方の計器盤などに別途に設置されたモニターを電線で連結しなければならないため、設置が難しく、時間がたくさんかかり、技術的にも熟練過程が必要となり、複雑な問題点がある。また、カメラとモニターが別途に遠い距離に位置されて、設置も難しいが、メンテナンスも大変難しくなるという問題点がある。
【0009】
また、複数のカメラが送る映像を運転手一人で操作しながら判断しなければならないなど、システムが複雑であることから、運転手が覚えるべき機能及び操作ボタンの種類も多くなるしかないため、運転手がこのシステムに慣れて、楽に運転に専念することができるようになるまで、多くの時間と努力が必要になるという問題がある。運転手によっては、このような複雑性が自動車の便利性と安全性をむしろ害するようになる場合も発生する。
【0010】
また、上記感知システムは、運転手が前方のみをずっと見詰めるようにするシステムであるので、人間の運転習性に照らして見れば、前方のみを同じ姿勢でずっと見詰めながら運転をすれば、これは居眠り運転に繋がって事故の可能性を高める結果になるという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決するために創案されたことで、本発明の自動車の左右後方視野確保装置は、自動車の車体を損傷させないながら、設置が容易で、設置にたくさんの時間がかからないで、設置とメンテナンス及び操作が容易な装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明はカメラとモニターを利用して、自動車の左右後方感知機能を大幅に向上させながらも、新型自動車への適用は勿論、従来の自動車のバックミラーを取り外して、これを容易に取り替えることができるように、カメラ、モニター、センサー及び制御部など必要な構成物が全て一つに一体化されて、予め組み立てられて出荷されるか、またはカメラハウジングとモニターハウジングに分けられて出荷された後、自動車のフロントドアの硝子前方コーナー100に設置された鉄製支持板30にこれらを固定させることができる感知システム装置を提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明は、複雑でなくて、誰でも容易に学んで設置及び操作が可能であり、運転手が運転中にも前方のみをずっと見詰めないで左右に頭を少し動くことができる機会を提供して、ある程度居眠り運転の可能性を減少することができる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記のような目的を達するために、本発明の自動車の左右後方視野確保装置は、自動車の左右サイド及び後方を撮影するためのカメラ14と、上記カメラから撮影された映像をディスプレーするためのモニター11と、上記カメラで撮影された映像が上記モニターにディスプレーされるようにする制御部と、上記カメラ、モニター及び制御部を内部に装着して、自動車の左側及び右側のフロントドアの前方部にそれぞれ設置される本体10と、を含んで構成されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明で上記本体10は内部に装着されたカメラのレンズが透視されるように、レンズ口径が形成されたカメラハウジング13と、内部に装着されたモニターが挿入されるように挿入口が形成されたモニターハウジング11とが一体に結合されていることを特徴とし、また、上記カメラハウジング13と上記モニターハウジング11の結合は、ボルトとナットで結合されるか、自動車のフロントドアの硝子前方コーナー100に固定された鉄製支持板30を介して結合されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明で、上記カメラハウジング13とモニターハウジング11との間には、硝子が上下にスライドされるように、硝子スライド部16が形成されることを特徴とし、上記カメラ14と上記モニター12は運転手の操作によって前後上下左右に連動されるように構成されることを特徴とする。
【0017】
また、本発明で、上記カメラ14とモニター12の前後上下左右連動は、ヒンジで結合されて手動で操作されるか、電気的に作動されて自動的に操作されることを特徴とし、上記カメラハウジング13の外側カバーには方向指示灯が設置され、下面には照明灯が設置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、カメラ14及びモニター12を前後上下左右に移動させながら適切に調整して、運転手の視野角を最大に拡大することができるので、従来のバックミラーに比べて自動車の左右側サイド及び後方に向けて、広い範囲の視野角で自動車外部の周辺観察が可能であるので、自動車の安全性が顕著に向上される効果を奏する。
【0019】
また、従来技術で提示されているバックミラー代替装置とは異なって、全ての構成品が一つの一体化された装置に組み立てられて提供されるか、カメラハウジングとモニターハウジングの 2つのみで組み立てられて提供されるので、設置が簡単で、メンテナンスが簡便になり、生産過程における組み立て性の向上及び収率の増大によって生産効率を極大化する効果を奏する。
【0020】
また、従来技術による装置とは異なって、カメラとモニターなどが隣接して結合されていて遠く離れていないので、電線など不必要な資材が不必要になり、部品が簡素化されて組み立てが容易で、製品コストが顕著に減少されることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】従来技術による自動車の側方及び後方感知システムにおいて、カメラの設置位置を説明するための概念図である。
【図2】従来技術による自動車の側方及び後方感知システムにおいて、モニターの設置位置を説明するための概念図である。
【図3】一般的な自動車でバックミラーが装着される位置及び本発明の自動車左右後方視野確保装置が装着される位置を説明する図面である。
【図4】本発明の自動車左右後方視野確保装置の左側本体の斜視図である。
【図5】本発明の視野確保装置の本体が自動車のフロントドアの硝子窓の硝子と結合される形状を説明するための概念図である。
【図6】本発明の視野確保装置が結合されるための鉄製支持板の位置を示す概念図である。
【図7】本発明の視野確保装置が自動車に装着された状態を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の具体的な一実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図3は一般的な自動車でバックミラーが装着される位置及び本発明の自動車左右後方視野確保装置が装着される位置を説明する図面である。自動車のバックミラーは、通常運転席と助手席が位置している左右側のフロントドアにフロントドアの開閉動作に連動されるように設置され、大部分の自動車モデルは自動車の運転席の方のフロントドアの硝子前方コーナー100にバックミラーが設置されている。図3に示すように、本発明の視野確保装置は、自動車の運転席のフロントドアの硝子前方コーナー100に設置される。
【0024】
図4は本発明の自動車左右後方視野確保装置の左側本体の斜視図である。上記装置の右側本体は左側本体と対称するように方向を変えて作られる以外には、互いに同じ構成を有するので本発明の詳細な説明では左側本体を中心に説明する。
【0025】
図4に示すような本発明の左右後方視野確保装置は、一体に組み立てられた一つの本体10で最終的に組み立てられて提供される。しかし、必要によって、カメラハウジング13とモニターハウジング11は分離可能である。また、本発明で、本体10は、カメラとモニターと制御部など一体の構成を含み、カメラハウジング13とモニターハウジング11が分離されることのできない一つの本体10でも構成されることができる。
【0026】
本発明の装置は、運転席が位置する自動車のフロントドアの硝子が挿入される部分の中で車の計器盤に近いコーナー部分、即ち、硝子前方コーナー100に装着される。従って、必要によっては、本体10の前面中間部分には自動車の硝子を上げたり下げる時、硝子20がスライドしながら往復することができる垂直方向のガイド溝である硝子スライド部16を備えることができる。
【0027】
また、本体10の上面中央には、前から裏側を向けて溝形態のドアフレーム挿入部17が形成される場合もある。このドアフレーム挿入部17は運転席側のフロントドアのドアフレームまたはドアフレームで延長設置された仕上げ板(図示しない)と結合されて、本発明の装置を硝子前方コーナー100に堅固に固定させることができるように構成される。
【0028】
図5は本発明の本体10が自動車のフロントドアのガラス窓の硝子と結合される形状を説明するための概念図であり、特に左側に拡大した部分は、本発明の装置が設置される部分を説明するための平断面概念図である。図5に示すように、本体10の硝子スライド部16には硝子20が挿入されて、上下にスライディングする構造であるので、硝子20を中心に視野確保装置本体10の左側は、運転席側のフロントドアの外側、即ち、自動車の外側になり、本体10の右側は、運転席側のフロントドアの内側、即ち、自動車の内側になる。
【0029】
本体10の左側には、図5に示すように、カメラハウジング13が備えられ、本体10の右側にはモニターハウジング11が備えられる。本体10は、上記のように、カメラハウジング13とモニターハウジング11との2つに分けられることができ、このような場合、互いに信号交換のための電線がコネクタで連結可能に構成されている。カメラハウジング13とモニターハウジング11は互いに結合されることによって一体化された一つになる。
【0030】
カメラハウジング13とモニターハウジング11を一体に結合する方法には2種類がある。一つは、自動車に設置する前に予めこれを組み立てて一体に結合させる。このような場合、これを自動車に設置するためには自動車フロントドアの硝子前方コーナー100の空間部に一体に組み立てられた本発明の視野確保装置を挿入した後、これをフロントドアフレームと堅固に固定し、硝子前方コーナー100の上部に生ずる余白には予め設けられた仕上げ板(図示しない)をドアフレーム挿入部17に差し込んで窓フレームの上端部と堅固に結合されるように押し入れる。
【0031】
他の一つの方法は、フロントドアの硝子前方コーナー100に固定された鉄製支持板30を介して、カメラハウジング13とモニターハウジング11を一体で結合する。図6は本発明の視野確保装置が結合されるための鉄製支持板30の位置を示す概念図である。
【0032】
図6に示すように、自動車のフロントドアには、大多数の場合、硝子前方コーナー100に相当する部分に鉄製支持板30が固定されている。このような場合には、まずカメラハウジング13をフロントドアの硝子外側にボルトとナットで結合した後、モニターハウジング11をフロントドアの硝子内側でフック結合するか、鉄製支持板30に設置された係止突起(図示しない)に結合するか、熔接または接着剤で結合するか、ボルトやナットで結合するか、または以上の方法などを組み合わせた適切で強力な結合方法で本発明の装置を硝子前方コーナー100に固定させる。
【0033】
本体10の左側のカメラハウジング13にはカメラ14が装着され、カメラ14はヒンジ固定されて、電気的にまたは手動によっても前後左右上下移動が可能に組み立てられる。カメラハウジング13にはカメラのレンズが透視されるようにレンズ口径が形成されている。カメラ14には、必要によってズームイン(zoom−in)機能が付与されることができる。カメラ14のレンズ15は外部の物を撮像することができるように、カメラハウジング13の前部に形成されたレンズ口径を向けて整列されるように手動で調整するか、または電気的に作動して自動的に調整可能である。上記レンズ口径は、レンズ15が雨や雪のような気候の影響を少なく受け、外部の衝撃から保護されることができる構造にレンズを安着させる。カメラハウジング13の外側カバーには必要によって方向指示灯を設置することができ、下面には照明灯を設置することができる。
【0034】
図7は本発明の視野確保装置が自動車の左側フロントドアの硝子前方コーナー100に装着された状態を示す概念図で、自動車の左側フロントドアが少し開いている状態で本発明の装置が硝子前方コーナー100の内外にかけて組み立てられている形状を示している。
【0035】
図7に示すように、本発明の装置は、自動車のフロントドアの硝子の内側と外側にかけて設置されるので、雨が降ったり湿気の多い場合にも、外部の水が自動車の内部に流れないようにすればよい。従って、本発明の装置は、自動車フロントドアの硝子20と接する硝子スライド部16、自動車フロントドアのフレームまたは支持板と接するドアフレーム挿入部17、その他本装置と面接したり、孔を開けて連結される部分など、全ての所が徹底的に防水されるようにするために、ゴムパッキングを接合させるか、モールディングを装着する。
【0036】
本発明で、本体10右側のモニターハウジング11には、内部に装着されるモニターが挿入されるように挿入口が形成され、その内部にモニター12が装着される。モニター12はヒンジ固定されて、電気的に作動され、自動または手動によっても前後左右上下移動が可能に組み立てられる。本発明の装置をオン/オフ(on/off)したり、カメラまたはモニターなどを動作させるための操作ボタンが適切な位置に備えられ、これらは本体10の内部に装着された制御部と連結される。
【0037】
上記制御部は、バッテリーで供給される電源を利用して、カメラ14で撮影された映像をモニター12にディスプレーするようにし、本装置のオン/オフ及び本装置に付与されたカメラの前後上下左右移動、モニターの前後上下左右移動、モニター画面明るさ調整などの全ての機能を行うことができるようにコントロールする。モニター12を移動させようとする場合には、モニターハウジング11に設置されたヒンジを利用して、手でモニターハウジング11を引いたり押しながら調整することもでき、または電気的に作動されて、自動的にモニターハウジング11を前後上下左右に操作可能である。
【0038】
以下本発明による自動車の左右後方視野確保装置の作動方法を説明する。
【0039】
本発明の装置を使用するためには、運転手は、まずオンオフ(on−off)ボタンを操作して、本発明の視野確保装置を可動させる。設定によっては、自動車を始動させると直ちに本発明の装置が可動されるようにすることもできる。本装置の可動が開始されると、運転手は左側フロントドアの硝子を下げて、手動でカメラハウジング13を操作するか、または電気的に作動して自動的にカメラ14を前後左右上下に移動させながら、運転手の視野角に入るようにレンズの方向を調節することができる。
【0040】
また、必要な場合には、モニターハウジング11をヒンジを利用して手動で操作するか、または電気的に作動して、自動的にモニターハウジング11を前後上下左右に移動させて、運転手の視野に適するようにモニター12の傾斜角度を調節する。全ての調整が完了されると、運転手は車内左側及び右側にそれぞれ設置されたモニター12を見ながら、従来のバックミラーのような方式でより広い視野角で自動車の左右及び後方を観察しながら楽に運転を楽しむことが可能である。
【符号の説明】
【0041】
10:本体
11:モニターハウジング
12:モニター
13:カメラハウジング
14:カメラ
15:レンズ
16:硝子スライド部
17:ドアフレーム挿入部
20:硝子
30:鉄製支持板
100:硝子前方コーナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の左右サイド及び後方を撮影するためのカメラ(14)と、
前記カメラから撮影された映像をディスプレーするためのモニター(11)と、
前記カメラで撮影された映像が前記モニターにディスプレーされるようにする制御部と、
前記カメラ、モニター及び制御部を内部に装着して、自動車の左側及び右側のフロントドアの前方部にそれぞれ設置される本体(10)と、を含んで構成されることを特徴とする自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項2】
前記本体(10)は内部に装着されたカメラのレンズが透視されるように、レンズ口径が形成されたカメラハウジング(13)と、
内部に装着されたモニターが挿入されるように、挿入口が形成されたモニターハウジング(11)とが一体に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項3】
前記カメラハウジング(13)と前記モニターハウジング(11)との結合は、ボルトとナットで結合されるか、自動車のフロントドア硝子の前方コーナー(100)に固定された鉄製支持板(30)を介して結合されることを特徴とする請求項2に記載の自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項4】
前記カメラハウジング(13)とモニターハウジング(11)との間には、硝子が上下にスライディングされるように、硝子スライド部(16)が形成されたことを特徴とする請求項1乃至3の中の何れか一項に記載の自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項5】
前記カメラ(14)と前記モニター(12)は、運転手の操作によって、前後上下左右に連動されるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の中の何れか一項に記載の自自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項6】
前記カメラ(14)とモニター(12)の前後上下左右連動はヒンジで結合されて、手動で操作されるか、電気的に作動されて自動的に操作されることを特徴とする請求項1乃至3の中の何れか一項に記載の自動車の左右後方視野確保装置。
【請求項7】
前記カメラハウジング(13)の外側カバーには方向指示灯が設置され、下面には照明灯が設置されたことを特徴とする請求項1乃至3の中の何れか一項に記載の自動車の左右後方視野確保装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2013−520363(P2013−520363A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554884(P2012−554884)
【出願日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際出願番号】PCT/KR2010/001170
【国際公開番号】WO2011/105638
【国際公開日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(512219998)
【氏名又は名称原語表記】CHO, Sung−Ho
【Fターム(参考)】