説明

船舶生産管理システム

【課題】融通性が高く円滑な工程管理が可能な船舶生産管理システムを提供する。
【解決手段】船舶の生産計画の工程情報を保存した工程管理データベース2に接続されたコンピュータ6により表示装置8に工程管理画面を表示させる船舶生産管理システム1であって、工程管理画面は、各工程に対応する工程マーク35が作業日程に応じて配置されたスケジュール画面31を有し、コンピュータ6は、前工程の終点マーク36が後工程の始点マーク37に時系列的にオーバーラップした状態でスケジュール画面31が表示されるのを許容する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、大型一品生産品である船舶の生産管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の造船工場では、各工程担当者が個別に工程表を作成して管理していたため、工場全体において時系列的に前後関係にある工程間に日程の矛盾が生じても、それを把握するのが難しい状況となっていた。さらに、最新の進捗実績を反映して直近の生産計画を修正する際に、工程ごとに進捗実績を収集するタイミングにズレが生じれば、そのズレが生産計画に持ち込まれてしまうことにもなる。
【0003】
そこで、特許文献1では、造船工場において生産工程の管理を行うためのスケジューラーを開示している。スケジューラーは、それぞれの作業工程の開始から終了までの計画をディスプレイ画面に時系列的に表示するものであり、作業スケジュールに変更が生じた場合には、画面上で該当する工程の日程を変更できるようになっている。そして、スケジューラーは、作業スケジュールにおいて時系列的に前後の工程に干渉があれば、工程の日程をずらし、時系列的な干渉がないようにスケジュールを自動調整するようになっている。
【特許文献1】特開平11−328276号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、大型一品生産である造船作業においては作業工数が膨大となるため、ある工程の日程に遅れが生じた場合に、それに続く工程の日程をずらすようにスケジューラーが自動調整すると、その遅延が膨大な工程数において累積され、当初の生産計画に大幅な狂いが生じてしまう。
【0005】
そこで本発明は、融通性が高く円滑な工程管理を行うことのできる船舶生産管理システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る船舶生産管理システムは、船舶の生産計画の工程情報を保存した工程管理データベースに接続されたコンピュータにより表示装置に工程管理画面を表示させる船舶生産管理システムであって、前記工程管理画面は、各工程に対応する工程マークが作業日程に応じて配置されたスケジュール画面を有し、前記コンピュータは、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップした状態で前記スケジュール画面が表示されるのを許容することを特徴とする。
【0007】
前記構成によれば、スケジュール画面において、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップすることが許容されるので、前工程の日程に遅れが生じても、その遅延が後続する多数の工程において累積されることが防止され、生産計画の大幅な変更を抑えることができる。よって、融通性が高く円滑な工程管理を実現することが可能となる。
【0008】
前記コンピュータは、前記スケジュール画面において、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップすると、当該オーバーラップ箇所の表示形態を変えてもよい。
【0009】
前記構成によれば、ユーザは、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点にオーバーラップした箇所を容易に認識することができ、日程遅れを挽回する対策等を迅速かつ確実に講じることが可能となる。
【0010】
前記工程管理画面は、前記スケジュール画面において、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップした状態となった工程を検索するための作業遅れ検索機能を有し、前記コンピュータは、前記作業遅れ検索機能が実行されると、前記オーバーラップ状態の工程を前記表示装置に集約表示させてもよい。
【0011】
前記構成によれば、ユーザは、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点にオーバーラップした箇所が複数発生しても、作業遅れ検索機能を用いて集約表示させることで、それらオーバーラップ箇所を漏れなく認識することができ、日程遅れを挽回する対策等を迅速かつ確実に講じることが可能となる。
【0012】
前記スケジュール画面は、工場休日を表示せずに工場稼働日のみを表示した状態を初期設定とし、前記コンピュータは、前記初期設定において、休日出勤により当該休日に工程を実施することが設定されると、前記工程マークのうち前記スケジュール画面上で当該休日に隣接する工場稼動日に対応する部分の表示形態を変えてもよい。
【0013】
前記構成によれば、スケジュール画面において工場休日を表示しないことで1画面内に多数の日程を表示できると共に、休日出勤により工程の作業が実施されていることを容易に把握することが可能となる。
【0014】
前記コンピュータは、前記スケジュール画面に複数の船舶に関する工程を同時表示させてもよい。
【0015】
前記構成によれば、複数の船舶が同時並行的に生産されている場合に、工場全体の作業を容易に管理することが可能となる。
【0016】
前記工程管理画面は、職種別作業総量を日程ごとにグラフ表示するリソース負荷画面を有し、前記コンピュータは、前記リソース負荷画面を前記スケジュール画面と同時に表示可能であり、かつ、前記スケジュール画面上の工程マークの位置又は長さを変更するのに連動して前記リソース負荷画面上のグラフを変更してもよい。
【0017】
前記構成によれば、ユーザは、日程間の作業負荷の変動が大きくなり過ぎないように、リソース負荷画面のグラフを見ながら、スケジュール画面で工程マークの位置又は長さを変更することができるので、作業負荷の調節作業を簡単かつ迅速に行うことが可能となる。
【0018】
前記コンピュータは、艤装品又は鋼材の入荷予定及び入荷実績を保存したデータベースに接続され、かつ、ユーザ端末に企業内コンテンツへの入口である企業内ポータルサイトを表示させるポータルサイト提供装置に接続されており、前記コンピュータは、前記データベースを参照して所定のアラーム条件が生じている場合に前記ポータルサイト提供装置にアラームを送信し、前記企業内ポータルサイトのトップページに当該アラームを表示させてもよい。
【0019】
前記構成によれば、艤装品や鋼材の発注遅れ等のようなアラーム条件が生じている場合に、多数の社員が閲覧する企業内ポータルサイトのトップページにアラームが表示されるので、アラームが長期間放置されることを抑止することが可能となる。
【発明の効果】
【0020】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、融通性が高く円滑な工程管理を実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
【0022】
図1は本発明の実施形態に係る船舶生産管理システム1の全体ブロック図である。図1に示すように、船舶生産管理システム1は、工程管理データベース2、艤装品データベース3、鋼材データベース4及びCAD装置5を有し、それぞれネットワークを介してコンピュータ6に接続されている。コンピュータ6には、マウスやキーボード等からなる入力装置7と、液晶ディスプレイ等からなり各種の工程管理画面を表示する表示装置8とが接続されている。
【0023】
工程管理データベース2は、船舶の生産計画の工程情報(部品ブロック構成ツリー、工程別職種別作業総量など)及び設備情報(工場カレンダー、ロケーション属性など)を保存している。艤装品データベース3は、艤装品の入荷予定及び入荷実績などを保存している。鋼材データベース4は、鋼材の入荷予定及び入荷実績などを保存している。CAD装置5は、船舶の各種設計情報を保存しており、工程管理データベース2、艤装品データベース3及び鋼材データベース4に対しては、工程情報、艤装品及び鋼板についての情報を供給している。また、コンピュータ6には、企業内ユーザ端末に企業内コンテンツへの入口である企業内ポータルサイトを表示させるポータルサイト提供装置9にネットワークを介して接続されている。
【0024】
図2は図1に示す船舶生産管理システム1における前工程のスケジュール画面21を表す図面である。図2に示すように、第1工程管理ウィンドウ20は、表示装置8により前工程のスケジュール画面21を表示したものである。ここで、前工程は、たとえば船に搭載する部品ブロックを組み立てる作業などである。スケジュール画面21は、縦軸に工場内ロケーション23が配置され、横軸にカレンダー日程22が配置されている。そして、スケジュール画面21において縦軸と横軸により形成されるマトリクス領域24には、船舶生産計画における前工程に対応する棒状の工程マーク25がそれぞれ配置されている。この工程マーク25は、その工程が発生する工場内ロケーション及び作業日程に対応するように縦軸及び横軸を参照して配置されている。なお、スケジュール画面21は、複数の船舶に関する工程を同時表示させている。
【0025】
図3は図1に示す船舶生産管理システム1における後工程のスケジュール画面31を表す図面である。図3に示すように、第2工程管理ウィンドウ30は、表示装置8により後工程のスケジュール画面31を表示したものである。ここで、後工程は、たとえば前工程で組立完了した部品ブロックを船に搭載する作業などである。スケジュール画面31は、縦軸に部品ブロック構成ツリー33が配置され、横軸にカレンダー日程32が配置されている。そして、スケジュール画面31において縦軸と横軸により形成されるマトリクス領域34には、船舶生産計画における後工程に対応する線状の工程マーク35がそれぞれ配置されている。この工程マーク35は、その工程が発生する部品ブロック名及び作業日程に対応するように縦軸及び横軸を参照して配置されている。
【0026】
さらに、工程マーク35の先頭には、その工程マーク35に対応する後工程の作業開始日を意味する始点マーク37が黒三角印で表示されている。この始点マーク37の近傍には、後工程を開始する前に完了しているべき前工程(図2参照)の作業終了日を意味する終点マーク36が白三角印で表示されている。なお、この終点マーク36に対応する工程マーク25自体は、図2に示す別の画面に表示されており、図3に示す画面内には表示されていない。
【0027】
図3中のX箇所では、前工程の終点マーク36が、後工程の始点マーク37に時系列的にオーバーラップした状態で表示されことが許容されている。即ち、前工程の終点マーク36が後工程の始点マーク37よりも後の日程に配置されるスケジュール上の矛盾が生じても、自動調整されることなくそのまま表示されている。このようにすることで、前工程の日程に遅れが生じても、その遅延が後続する多数の工程において累積されることが防止され、生産計画の大幅な変更を抑えることが可能となっている。
【0028】
そして、このオーバーラップした終点マーク36及び始点マーク37は、他のオーバーラップしていない終点マーク36及び始点マーク37とは表示色が変更された状態で表示されている。このようにすることで、ユーザは、前工程の終点マーク36が後工程の始点マーク37に時系列的にオーバーラップした箇所を容易に視認することができ、日程遅れを挽回する対策等を迅速かつ確実に講じることが可能となっている。
【0029】
また、スケジュール画面31は、工場休日を表示せずに工場稼働日のみを表示した状態を初期設定(デフォルト)としている。これにより、スケジュール画面31において1画面内に多数の日程を表示可能となっている。なお、スケジュール画面31は、設定変更により工場休日も表示させることも可能で、その場合には、工場休日は工場稼動日と異なる背景色で表示させるよう設定されている。
【0030】
また、初期設定において、休日出勤により当該休日に工程を実施することが設定されている場合には、工程マーク35のうち当該休日に隣接する工場稼動日に対応する部分に休日出勤マーク38がされる。図3では、この休日出勤マーク38は赤丸印で表示されている。これにより、ユーザは、休日出勤により工程の作業が実施されていることを容易に視認することが可能となっている。
【0031】
図4は図1に示す船舶生産管理システム1における作業遅れ検索機能を説明する図面である。図4に示すように、第2工程管理ウィンドウ30の「編集」タブをクリックすることで表示されるプルダウンメニュー40には、作業遅れ検索機能を実行するための項目41が設けられている。この項目41をユーザがクリックすると、コンピュータ6は、工程管理データベース2を参照し、前工程の終点マーク36が後工程の始点マーク37に時系列的にオーバーラップした状態となった工程を自動的に検索し、その検索結果の一覧を作業遅れ一覧ウィンドウ45として出力する。この作業遅れ一覧ウィンドウ45では、当該オーバーラップ状態の工程が集約表示されている。このようにすることで、ユーザは、前工程の終点マーク36が後工程の始点マーク37に時系列的にオーバーラップした箇所が複数発生しても、作業遅れ一覧ウィンドウ45により、それらオーバーラップ箇所を漏れなく認識することができ、日程遅れを挽回する対策等を迅速かつ確実に講じることが可能となる。
【0032】
図5は図1に示す船舶生産管理システム1におけるスケジュール画面51及びリソース負荷画面52を表す図面である。図5に示すように、第3工程管理ウィンドウ50は、上段にスケジュール画面51が配置され、下段にリソース負荷画面52が配置されている。即ち、リソース負荷画面52は、表示装置8によりスケジュール画面51と同時に表示されている。
【0033】
スケジュール画面51は、ある職種(例えば、塗装)の工程のみを表示した職種別スケジュール画面であって、縦軸に工場内ロケーション54が配置され、横軸にカレンダー日程53が配置されている。その縦軸と横軸により形成されるマトリクス領域55には、ブロック状の工程マーク58が工場内ロケーション及び作業日程に応じてそれぞれ配置されている。
【0034】
リソース負荷画面52は、縦軸に職種別作業総数56が配置され、横軸は上段のスケジュール画面51のカレンダー日程53を共用している。リソース負荷画面52において縦軸と横軸により形成されるマトリクス領域57には、上段のスケジュール画面51で表示された職種(例えば、塗装)のみの作業総量(即ち、職種別作業総量)を日程ごとに縦棒グラフ59で表示している。つまり、ある日付におけるリソース負荷画面52の棒グラフ59の長さ(作業総量)は、同じ日付におけるスケジュール画面51の工程マーク58の数の合計に対応している。そして、ユーザがスケジュール画面51上の工程マーク58の位置(又は長さ)を変更操作すると、その操作に連動してリソース負荷画面52上の棒グラフ59も自動的に変更されるようになっている。このようにすることで、ユーザは、日程間の作業負荷の変動が大きくなり過ぎないように、リソース負荷画面52の棒グラフ59を見ながら、スケジュール画面51で工程マーク58の位置又は長さを変更することができるので、作業負荷の調節作業を簡単かつ迅速に行うことが可能となる。
【0035】
図6は図1に示す船舶生産管理システム1における企業内ポータルサイトのトップページ61を表す図面である。図6に示すように、WEBウィンドウ60が、企業内ポータルサイトのトップページ61を表示している。企業内ポータルサイトとは、企業の社員向けに企業内の様々なコンテンツを提供するポータルサイトであり、主にイントラネットで利用されるものである。この企業内ポータルサイトのトップページ61は、ポータルサイト提供装置9(例えば、イントラネットサーバ等)により各社員のユーザ端末に表示される。企業内ポータルサイトのトップページ61には、アラーム表示部62が設けられている。アラーム表示部62には、アラーム項目名とアラーム件数が表示されている。
【0036】
コンピュータ6は、艤装品データベース3や鋼材データベース4を参照し、艤装品の入荷予定日が到来しても未だ入荷がなされていない場合や、鋼材の発注予定日が到来しても未だ発注がなされていない場合等の所定のアラーム条件が発生した場合には、ポータルサイト提供装置9にその旨のアラーム情報を送信する。そのアラーム情報を受信したポータルサイト提供装置9は、企業内ポータルサイトのトップページ61のアラーム表示部62において、該当するアラーム項目の表示件数をインクリメントさせる。このようにすることで、多数の社員が閲覧する企業内ポータルサイトのトップページ61に、発注遅れや入荷遅れ等の各種アラームが表示されるので、アラームが長期間放置されることを抑止することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0037】
以上のように、本発明に係る船舶生産管理システムは、融通性が高く円滑な工程管理を実現できる優れた効果を有し、造船工場における生産管理に広く適用すると有益である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係る船舶生産管理システムの全体ブロック図である。
【図2】図1に示す船舶生産管理システムにおける前工程のスケジュール画面を表す図面である。
【図3】図1に示す船舶生産管理システムにおける後工程のスケジュール画面を表す図面である。
【図4】図1に示す船舶生産管理システムにおける作業遅れ検索機能を説明する図面である。
【図5】図1に示す船舶生産管理システムにおけるスケジュール画面及びリソース負荷画面を表す図面である。
【図6】図1に示す船舶生産管理システムにおける企業内ポータルサイトのトップページを表す図面である。
【符号の説明】
【0039】
1 船舶生産管理システム
2 工程管理データベース
3 艤装品データベース
4 鋼材データベース
5 CAD装置
6 コンピュータ
8 表示装置
9 ポータルサイト提供装置
21,31,51 スケジュール画面
25,35,58 工程マーク
36 終点マーク
37 始点マーク
38 休日出勤マーク
52 リソース負荷画面
56 職種別作業総数
61 トップページ
62 アラーム表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
船舶の生産計画の工程情報を保存した工程管理データベースに接続されたコンピュータにより表示装置に工程管理画面を表示させる船舶生産管理システムであって、
前記工程管理画面は、各工程に対応する工程マークが作業日程に応じて配置されたスケジュール画面を有し、
前記コンピュータは、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップした状態で前記スケジュール画面が表示されるのを許容することを特徴とする船舶生産管理システム。
【請求項2】
前記コンピュータは、前記スケジュール画面において、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップすると、当該オーバーラップ箇所の表示形態を変えることを特徴とする請求項1に記載の船舶生産管理システム。
【請求項3】
前記工程管理画面は、前記スケジュール画面において、前工程の工程マークの終点が後工程の工程マークの始点に時系列的にオーバーラップした状態となった工程を検索するための作業遅れ検索機能を有し、
前記コンピュータは、前記作業遅れ検索機能が実行されると、前記オーバーラップ状態の工程を前記表示装置に集約表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶生産管理システム。
【請求項4】
前記スケジュール画面は、工場休日を表示せずに工場稼働日のみを表示した状態を初期設定とし、
前記コンピュータは、前記初期設定において、休日出勤により当該休日に工程を実施することが設定されると、前記工程マークのうち前記スケジュール画面上で当該休日に隣接する工場稼動日に対応する部分の表示形態を変えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の船舶生産管理システム。
【請求項5】
前記コンピュータは、前記スケジュール画面に複数の船舶に関する工程を同時表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の船舶生産管理システム。
【請求項6】
前記工程管理画面は、職種別作業総量を日程ごとにグラフ表示するリソース負荷画面を有し、
前記コンピュータは、前記リソース負荷画面を前記スケジュール画面と同時に表示可能であり、かつ、前記スケジュール画面上の工程マークの位置又は長さを変更するのに連動して前記リソース負荷画面上のグラフを変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の船舶生産管理システム。
【請求項7】
前記コンピュータは、艤装品又は鋼材の入荷予定及び入荷実績を保存したデータベースに接続され、かつ、ユーザ端末に企業内コンテンツへの入口である企業内ポータルサイトを表示させるポータルサイト提供装置に接続されており、
前記コンピュータは、前記データベースを参照して所定のアラーム条件が生じている場合に前記ポータルサイト提供装置にアラームを送信し、前記企業内ポータルサイトのトップページに当該アラームを表示させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の船舶生産管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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