蓋開閉装置
【課題】簡単な操作で蓋の開閉が可能で、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置の提供を目的とする。
【解決手段】蓋開閉装置は、蓋閉状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107と蓋111の平坦部115で狭持されるため、蓋111は外部からの力では回動できず、蓋閉状態を維持する。開閉釦121をコイルばね131の付勢に反する方向に移動させると開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107から外れ、回転軸体突起123より大径の凹部108の上に移動するため蓋111は回転軸141を中心に回動することが可能になる。蓋全開状態では開閉釦121の回転軸体突起123の側面は凹部108の側壁に設けた立壁傾斜凹部109に落ち込み、コイルばね131により凹部109に付勢拘束される。
【解決手段】蓋開閉装置は、蓋閉状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107と蓋111の平坦部115で狭持されるため、蓋111は外部からの力では回動できず、蓋閉状態を維持する。開閉釦121をコイルばね131の付勢に反する方向に移動させると開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107から外れ、回転軸体突起123より大径の凹部108の上に移動するため蓋111は回転軸141を中心に回動することが可能になる。蓋全開状態では開閉釦121の回転軸体突起123の側面は凹部108の側壁に設けた立壁傾斜凹部109に落ち込み、コイルばね131により凹部109に付勢拘束される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体に形成されている開口部を、一端がシャフトによって筐体に支持され、蓋が回動することで開口部を開口または閉口させる蓋開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、画像録画機器などの各種電子機器には、記録媒体を機器内へ装着させるためのスロットを搭載している機器が多い。例えば、特許文献1には、ビデオカメラ内部に、メモリーカードなどの記録媒体を装着可能なスロットを配置し、スロットを覆い隠す蓋装置が搭載されている。このように、記録媒体が装着されるスロットを覆い隠す構成にすることで、スロットへ異物が侵入するのを防いだり、機器動作中に誤って記録媒体を離脱してしまうことを防いだりすることができる。
【0003】
以下、従来の蓋開閉装置について特許文献1を引用し説明する。
【0004】
図4は、蓋開閉装置が搭載されているビデオカメラの外観構成を示す斜視図である。図5は蓋開閉装置の拡大図である。図6は蓋開閉装置の部品構成展開図である。図7Aから図7Cは蓋開閉装置の動作を示す断面図である。
【0005】
図6で、筐体1には記録媒体が装着されるスロット部11が設けられ、蓋2と蓋2を開方向に付勢するねじりばね3が軸4で回動するように筐体1に固定されている。図7Aは蓋閉状態の断面図で、蓋2には筐体1に設けた係合穴12に係合する爪21が、側壁面22には軸4が通り、蓋の平行移動を可能にする長穴221が設けてあり、筐体1の係合穴12に蓋2の爪21を挿入することで蓋2は筐体1に係止する。このとき、ねじりばね3は軸4で圧縮されている。図7Bは、蓋閉状態から蓋開状態に移行する途中の断面図で、蓋2を矢印A方向に移動させると、筐体1の係合穴12から蓋2の爪21がはずれ、蓋2は軸4を中心に回動可能になる。図7Cは、蓋開状態の断面図で軸4は、ねじりばね3の付勢力により蓋開状態に係止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−173473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の構成では、人の手に触れ易い蓋の先端に係合爪があるため、爪が折れ易いという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来の課題を解決するために、本発明の蓋開閉装置は、開口部を有する筐体と、回転軸を中心に回動し、前記開口部を塞ぐ蓋と、前記蓋と回動中心が同軸で、軸方向に移動可能な開閉釦と、前記開閉釦を一方向に付勢するコイルばねと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の蓋開閉装置によれば、簡単な操作で蓋の開閉が可能で、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1におけるSDカードメモリー搭載機器上の蓋開閉装置の部品構成展開図
【図2】実施の形態1における蓋開閉装置の主要部断面詳細図
【図3A】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3B】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3C】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3D】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図4】従来の蓋開閉装置が搭載されているビデオカメラの外観構成を示す斜視図
【図5】従来の蓋開閉装置部の拡大図
【図6】従来の蓋開閉装置の部品構成展開図
【図7A】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図7B】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図7C】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における蓋開閉装置をSDカードメモリー搭載機器で実施した場合の部品構成展開図を示す。図2は、図1の蓋開閉装置の主要部断面詳細図を示す。図3Aから図3Dは、図1の蓋開閉装置の動作を示す断面図である。図1から図3において、搭載機器本体の説明は省略する。
【0013】
図1、図2において、筐体101は、搭載機器(不図示)の外部に露出する外部筐体102と内部に収納される内部筐体103が樹脂の射出成型で一体に形成されている。外部筐体102には、SDカードメモリー(不図示)の挿入口104と蓋収納部105、軸孔106、突起107、及び突起107の側面を壁とする開閉釦の回転軸体突起123(図2で明示)より大径の凹部108が形成されている。開閉釦121の片端に設けた中空の回転軸体122は平坦部115(図2で明示)を有した蓋111の釦座112の中央に穿った貫通孔113を通りコイルばね131と共に蓋111の中空の回転軸体114に回転軸141を挿入することで一体化される。釦座112は開閉釦121の平坦部115(図2で明示)がスライドする量より若干大きく窪ませている。
【0014】
開閉釦121の指座124に指を置き、矢印A方向にスライドさせることで開閉釦121は蓋111の釦座112の範囲の中でコイルばね131に付勢された状態で左右に移動することが可能になる。この状態で回転軸141の先端を筐体101の軸孔106に挿入し、固定金具151の爪152で係止する。固定金具151と電子基板161は螺子171で筐体101に螺合される。図2において、外部筐体102の突起107と凹部108で構成される側壁には、立壁傾斜凹部109を設けている(図2で明示)。
【0015】
以下、図3Aから図3Dを用い、実施の形態1における蓋開閉装置の動作を説明する。
【0016】
図3Aは蓋閉状態の断面図である。開閉釦121はコイルばね131(不図示)により蓋111の釦座112の片端に付勢配置される。この状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107と蓋111の平坦部115で挟持されるため、蓋111は外部からの力では回動できず、蓋閉状態を維持する。
【0017】
図3Bは蓋111の回動を可能にする動作を表す断面図である。開閉釦121の平坦部124に指(不図示)の腹を乗せ、コイルばね131(不図示)の付勢に反する白矢印B方向に開閉釦121を移動する。この状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107から外れ、回転軸体突起123より大径の凹部108の上に移動するため、蓋111は回転軸141を中心に黒矢印C方向に回動することが可能になる。
【0018】
図3Cは蓋開途中の動作を示す断面図である。開閉釦121の回転軸体突起123の側面はコイルばね131(不図示)により凹部108の側面に付勢されるため、回転軸体突起123の側面と凹部108の側面の摩擦により適度の回転抵抗が発生する。この状態で指を開閉釦121から離しても、その位置は保持されると共に、蓋の回動に粘性を与え高級感を得ることができる。
【0019】
図3Dは蓋全開状態を示す断面図である。開閉釦121の回転軸体突起123の側面は凹部108の側壁に設けた立壁傾斜凹部109に落ち込み、コイルばね131(不図示)により凹部109に付勢拘束される。この状態では、蓋111に振動等が加わっても蓋111の回転力がコイルばね131(不図示)の付勢力が加わった立壁傾斜凹部109からの脱出力を超える荷重が加わらない限り蓋開状態を維持する。
【0020】
かかる構成によれば、蓋の回動を拘束する手段を手の触れにくい回転軸近傍に構成できることにより、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置ができる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本実施の形態にかかる蓋開閉装置によれば、簡単な操作で蓋の開閉が可能で、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置を提供することができ、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置をはじめ、種々の電子機器に適用することができ、有用である。
【符号の説明】
【0022】
1 筐体
11 スロット部
12 係合穴
2 蓋
21 爪
22 側壁面
221 長穴
3 ねじりばね
4 軸
101 筐体
102 外部筐体
103 内部筐体
104 SDカードメモリー挿入口
105 蓋収納部
106 軸孔
107 突起
108 凹部
109 立壁傾斜凹部
111 蓋
112 釦座
113 貫通孔
114 中空の回転軸体
121 開閉釦
122 中空の回転軸体
123 回転軸体突起
124 指座
131 コイルばね
141 回転軸
151 固定金具
152 爪
161 電子基板
171 螺子
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体に形成されている開口部を、一端がシャフトによって筐体に支持され、蓋が回動することで開口部を開口または閉口させる蓋開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、画像録画機器などの各種電子機器には、記録媒体を機器内へ装着させるためのスロットを搭載している機器が多い。例えば、特許文献1には、ビデオカメラ内部に、メモリーカードなどの記録媒体を装着可能なスロットを配置し、スロットを覆い隠す蓋装置が搭載されている。このように、記録媒体が装着されるスロットを覆い隠す構成にすることで、スロットへ異物が侵入するのを防いだり、機器動作中に誤って記録媒体を離脱してしまうことを防いだりすることができる。
【0003】
以下、従来の蓋開閉装置について特許文献1を引用し説明する。
【0004】
図4は、蓋開閉装置が搭載されているビデオカメラの外観構成を示す斜視図である。図5は蓋開閉装置の拡大図である。図6は蓋開閉装置の部品構成展開図である。図7Aから図7Cは蓋開閉装置の動作を示す断面図である。
【0005】
図6で、筐体1には記録媒体が装着されるスロット部11が設けられ、蓋2と蓋2を開方向に付勢するねじりばね3が軸4で回動するように筐体1に固定されている。図7Aは蓋閉状態の断面図で、蓋2には筐体1に設けた係合穴12に係合する爪21が、側壁面22には軸4が通り、蓋の平行移動を可能にする長穴221が設けてあり、筐体1の係合穴12に蓋2の爪21を挿入することで蓋2は筐体1に係止する。このとき、ねじりばね3は軸4で圧縮されている。図7Bは、蓋閉状態から蓋開状態に移行する途中の断面図で、蓋2を矢印A方向に移動させると、筐体1の係合穴12から蓋2の爪21がはずれ、蓋2は軸4を中心に回動可能になる。図7Cは、蓋開状態の断面図で軸4は、ねじりばね3の付勢力により蓋開状態に係止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−173473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の構成では、人の手に触れ易い蓋の先端に係合爪があるため、爪が折れ易いという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記従来の課題を解決するために、本発明の蓋開閉装置は、開口部を有する筐体と、回転軸を中心に回動し、前記開口部を塞ぐ蓋と、前記蓋と回動中心が同軸で、軸方向に移動可能な開閉釦と、前記開閉釦を一方向に付勢するコイルばねと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の蓋開閉装置によれば、簡単な操作で蓋の開閉が可能で、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置ができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1におけるSDカードメモリー搭載機器上の蓋開閉装置の部品構成展開図
【図2】実施の形態1における蓋開閉装置の主要部断面詳細図
【図3A】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3B】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3C】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図3D】実施の形態1における蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図4】従来の蓋開閉装置が搭載されているビデオカメラの外観構成を示す斜視図
【図5】従来の蓋開閉装置部の拡大図
【図6】従来の蓋開閉装置の部品構成展開図
【図7A】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図7B】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【図7C】従来の蓋開閉装置の動作を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における蓋開閉装置をSDカードメモリー搭載機器で実施した場合の部品構成展開図を示す。図2は、図1の蓋開閉装置の主要部断面詳細図を示す。図3Aから図3Dは、図1の蓋開閉装置の動作を示す断面図である。図1から図3において、搭載機器本体の説明は省略する。
【0013】
図1、図2において、筐体101は、搭載機器(不図示)の外部に露出する外部筐体102と内部に収納される内部筐体103が樹脂の射出成型で一体に形成されている。外部筐体102には、SDカードメモリー(不図示)の挿入口104と蓋収納部105、軸孔106、突起107、及び突起107の側面を壁とする開閉釦の回転軸体突起123(図2で明示)より大径の凹部108が形成されている。開閉釦121の片端に設けた中空の回転軸体122は平坦部115(図2で明示)を有した蓋111の釦座112の中央に穿った貫通孔113を通りコイルばね131と共に蓋111の中空の回転軸体114に回転軸141を挿入することで一体化される。釦座112は開閉釦121の平坦部115(図2で明示)がスライドする量より若干大きく窪ませている。
【0014】
開閉釦121の指座124に指を置き、矢印A方向にスライドさせることで開閉釦121は蓋111の釦座112の範囲の中でコイルばね131に付勢された状態で左右に移動することが可能になる。この状態で回転軸141の先端を筐体101の軸孔106に挿入し、固定金具151の爪152で係止する。固定金具151と電子基板161は螺子171で筐体101に螺合される。図2において、外部筐体102の突起107と凹部108で構成される側壁には、立壁傾斜凹部109を設けている(図2で明示)。
【0015】
以下、図3Aから図3Dを用い、実施の形態1における蓋開閉装置の動作を説明する。
【0016】
図3Aは蓋閉状態の断面図である。開閉釦121はコイルばね131(不図示)により蓋111の釦座112の片端に付勢配置される。この状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107と蓋111の平坦部115で挟持されるため、蓋111は外部からの力では回動できず、蓋閉状態を維持する。
【0017】
図3Bは蓋111の回動を可能にする動作を表す断面図である。開閉釦121の平坦部124に指(不図示)の腹を乗せ、コイルばね131(不図示)の付勢に反する白矢印B方向に開閉釦121を移動する。この状態では開閉釦121の回転軸体突起123は外部筐体102の突起107から外れ、回転軸体突起123より大径の凹部108の上に移動するため、蓋111は回転軸141を中心に黒矢印C方向に回動することが可能になる。
【0018】
図3Cは蓋開途中の動作を示す断面図である。開閉釦121の回転軸体突起123の側面はコイルばね131(不図示)により凹部108の側面に付勢されるため、回転軸体突起123の側面と凹部108の側面の摩擦により適度の回転抵抗が発生する。この状態で指を開閉釦121から離しても、その位置は保持されると共に、蓋の回動に粘性を与え高級感を得ることができる。
【0019】
図3Dは蓋全開状態を示す断面図である。開閉釦121の回転軸体突起123の側面は凹部108の側壁に設けた立壁傾斜凹部109に落ち込み、コイルばね131(不図示)により凹部109に付勢拘束される。この状態では、蓋111に振動等が加わっても蓋111の回転力がコイルばね131(不図示)の付勢力が加わった立壁傾斜凹部109からの脱出力を超える荷重が加わらない限り蓋開状態を維持する。
【0020】
かかる構成によれば、蓋の回動を拘束する手段を手の触れにくい回転軸近傍に構成できることにより、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置ができる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本実施の形態にかかる蓋開閉装置によれば、簡単な操作で蓋の開閉が可能で、爪が折れることのない信頼性の高い蓋開閉装置を提供することができ、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置をはじめ、種々の電子機器に適用することができ、有用である。
【符号の説明】
【0022】
1 筐体
11 スロット部
12 係合穴
2 蓋
21 爪
22 側壁面
221 長穴
3 ねじりばね
4 軸
101 筐体
102 外部筐体
103 内部筐体
104 SDカードメモリー挿入口
105 蓋収納部
106 軸孔
107 突起
108 凹部
109 立壁傾斜凹部
111 蓋
112 釦座
113 貫通孔
114 中空の回転軸体
121 開閉釦
122 中空の回転軸体
123 回転軸体突起
124 指座
131 コイルばね
141 回転軸
151 固定金具
152 爪
161 電子基板
171 螺子
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有する筐体と、
回転軸を中心に回動し、前記開口部を塞ぐ蓋と、
前記蓋と回動中心が同軸で、軸方向に移動可能な開閉釦と、
前記開閉釦を一方向に付勢するコイルばねと、
を備える蓋開閉装置。
【請求項2】
前記開閉釦は、
前記蓋に構成した穴に挿入する回転軸体を備え、
前記蓋の回転軸を前記回転軸体に挿入することで、前記蓋と前記開閉釦とを同期回動させる
請求項1に記載の蓋開閉装置。
【請求項3】
前記回転軸体に突起を、前記蓋の回転軸体に平坦部を、前記筐体に突起を備え、
前記回転軸体の突起を、前記蓋の平坦部と前記筐体の突起とで挟持することで前記蓋の回動を拘束する
請求項1又は2に記載の蓋開閉装置。
【請求項4】
前記筐体は、
前記突起の側面を壁とし、前記開閉釦の回転軸体の突起より大径の凹部を備え、
前記開閉釦の突起が前記筐体の凹部の方向に平行移動することで、前記蓋の回動を可能にする
請求項3に記載の蓋開閉装置。
【請求項5】
前記筐体は、
蓋開状態で、前記開閉釦の突起が当接する突起側面で、前記コイルばねにより不勢される面に凹部と斜面を備え、蓋開状態を前記コイルばねの付勢力で拘束する
請求項3又は4に記載の蓋開閉装置。
【請求項1】
開口部を有する筐体と、
回転軸を中心に回動し、前記開口部を塞ぐ蓋と、
前記蓋と回動中心が同軸で、軸方向に移動可能な開閉釦と、
前記開閉釦を一方向に付勢するコイルばねと、
を備える蓋開閉装置。
【請求項2】
前記開閉釦は、
前記蓋に構成した穴に挿入する回転軸体を備え、
前記蓋の回転軸を前記回転軸体に挿入することで、前記蓋と前記開閉釦とを同期回動させる
請求項1に記載の蓋開閉装置。
【請求項3】
前記回転軸体に突起を、前記蓋の回転軸体に平坦部を、前記筐体に突起を備え、
前記回転軸体の突起を、前記蓋の平坦部と前記筐体の突起とで挟持することで前記蓋の回動を拘束する
請求項1又は2に記載の蓋開閉装置。
【請求項4】
前記筐体は、
前記突起の側面を壁とし、前記開閉釦の回転軸体の突起より大径の凹部を備え、
前記開閉釦の突起が前記筐体の凹部の方向に平行移動することで、前記蓋の回動を可能にする
請求項3に記載の蓋開閉装置。
【請求項5】
前記筐体は、
蓋開状態で、前記開閉釦の突起が当接する突起側面で、前記コイルばねにより不勢される面に凹部と斜面を備え、蓋開状態を前記コイルばねの付勢力で拘束する
請求項3又は4に記載の蓋開閉装置。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【公開番号】特開2011−204977(P2011−204977A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−71964(P2010−71964)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]