説明

蛍光体およびガス放電表示装置

【課題】 輝度劣化が改善されるとともに良好な色度特性を発揮する蛍光体を提供する。
【解決手段】 KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のMgの一部または全部がZnによって置換された蛍光体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、真空紫外線によって励起される蛍光体およびこの蛍光体が用いられるガス放電表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ガス放電表示装置の一つであるプラズマディスプレイパネル(PDP)は、放電空間を介して対向する一対の基板の一方の基板の内面に、行電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層とこの誘電体層を被覆する保護層が設けられ、他方の基板の内面に、行電極対に直交するとともに放電空間の行電極対と交差する部分にマトリクス状に放電セルを形成する列電極とこの列電極を被覆する列電極保護層とこの列電極保護層上に各放電セル毎に赤,緑,青に色分けされた蛍光体層が設けられた構造を備えている。
【0003】
そして、放電空間内には、キセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている。 このような構造のPDPは、行電極対の一方の行電極と列電極との間で選択的にアドレス放電が発生され、このアドレス放電によって放電セルに対向する部分の誘電体層に壁電荷が形成された放電セル(発光セル)内において、行電極対の行電極間でサステイン放電が発生されて、このサステイン放電により放電ガス中のキセノン・ガスから発生する真空紫外線(波長147nmの共鳴線および波長172nmの分子線)が蛍光体層を励起して、赤,緑,青の各色の可視光を発生させることにより、パネル面に映像信号に対応した画像を形成する。
【0004】
このPDPに備えられているような真空紫外線によって励起されて可視光を発生する蛍光体は、従来、赤色を発光する蛍光体として(Y,Gd)BO:Eu,緑色を発光する蛍光体(緑色蛍光体)としてZnSiO:Mn,青色を発光する蛍光体としてBaMgAl1017:Euがそれぞれ知られている。
【0005】
この赤,緑,青の発光を行う蛍光体のうち、緑色蛍光体のZnSiO:Mnは、発光効率が高いという利点を有する反面、真空紫外線の照射やイオン衝撃などによって輝度劣化を生じ易く、さらに、キセノン・ガスから放出される172nmの分子線による励起効率が低いという問題を有している。
【0006】
他の真空紫外線によって励起される従来の緑色蛍光体としては、例えばMgAl:Mn等がある(特許文献1参照)が、このMgAl:Mnは、上記のZnSiO:Mnに比べて輝度劣化は少ないが、図1に示されるように、発光スペクトルのピークが短波長側にあるため、NTSC規格の色度座標(x,y)=(0.21,0.71)に対してずれてしまい、色度特性の点で問題を有している。
【0007】
さらに、真空紫外線によって励起される従来の他の緑色蛍光体としては、例えば、BaMgAlll17:Mnが知られているが、上記と同様に、輝度劣化や分子線励起効率の点において問題を有している
【0008】
【特許文献1】特開2003−342566号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、上記のような従来の真空紫外線によって励起される蛍光体における問題点を解決することをその技術的課題の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の発明(請求項1に記載の発明)による蛍光体は、上記目的を達成するために、KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のMgの一部または全部がZnによって置換されていることを特徴としている。
【0011】
第2の発明(請求項2に記載の発明)による蛍光体は、前記目的を達成するために、KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のAlの一部または全部がL3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されていることを特徴としている。
【0012】
第3の発明(請求項3に記載の発明)による蛍光体は、前記目的を達成するために、KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のMgの一部または全部がZnによって置換され、かつ、Alの一部または全部がL3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されていることを特徴としている。
【0013】
第4の発明(請求項4に記載の発明)によるガス放電表示装置は、前記目的を達成するために、互いに対向される一対の基板の間の放電空間内に放電ガスが封入され、この一対の基板の間の放電空間内において放電を発生させる放電発生部材とこの放電発生部材による放電により放電ガスから発生させる真空紫外線によって励起されて可視光を発生させる蛍光体層が設けられているガス放電表示装置において、前記蛍光体層が第1ないし3の何れかの発明の蛍光体によって形成されていることを特徴としている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
この発明による蛍光体は、Zn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)AlxO17:Mn(x=9〜13)、または、L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)Mg(Al,L3+)xO17:Mn(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13),Zn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)(Al,L3+)xO17:Mn(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)をその最良の実施形態としており、さらに、この発明によるガス放電表示装置は、上記実施形態の蛍光体の何れかによって形成された蛍光体層を備えたPDPをその最良の実施形態としている。
【0015】
上記実施形態による緑色蛍光体によれば、何れも、輝度劣化が改善されるとともに蛍光体の母体の分子線励起効率の向上されて、画像形成に要求される所要の色度特性を発揮することが出来るようになる。
【0016】
そして、上記実施形態によるPDPは、その蛍光体層が上記実施形態による蛍光体によって形成されていることによって、輝度劣化が少なく、色度特性に優れた画像を形成することが出来る。
【実施例1】
【0017】
図2は、この発明による蛍光体によって形成された蛍光体層を備えるガス放電表示装置の実施形態における一実施例を示しており、ガス放電表示装置の一種であるPDPを列方向に沿って断面した場合の一個の放電セルCの周辺の構成を示している。
【0018】
この図2において、PDPは、表示面である前面ガラス基板1の背面に、行方向(図2において紙面に垂直方向)に延びるとともに列方向(図2において左右方向)に並設された行電極対(X,Y)が形成されている。
【0019】
この行電極対(X,Y)を構成する行電極XとYは、それぞれ、行方向に帯状に延びるバス電極Xa,Yaと、このバス電極Xa,Yaに沿って等間隔に配列されてそれぞれバス電極Xa,Yaから対になっている他方の行電極側に延びて互いに放電ギャップgを介して対向される透明電極Xb,Ybとから構成されている。
【0020】
そして、前面ガラス基板1の背面側に誘電体層2が形成されていて、この誘電体層2によって行電極対(X,Y)が被覆されている。
【0021】
一方、前面ガラス基板1と放電空間を介して対向する背面ガラス基板4の表示側の面上には、アドレス電極Dが、各行電極対(X,Y)の互いに対になっている透明電極XbおよびYbに対向する位置において行電極対(X,Y)と直交する列方向に延びるとともに、行方向に互いに所定の間隔を開けて平行に並設されている。
【0022】
背面ガラス基板4の表示側の面上には、さらに、アドレス電極Dを被覆する白色の列電極保護層(誘電体層)5が形成されている。
【0023】
そして、この列電極保護層5上に、それぞれバス電極Xa,Yaに対向する位置において行方向に延びるとともに列方向に並設された横壁部6Aと、列方向に並設された各アドレス電極Dの中間位置に対向する位置において列方向に延びるとともに行方向に並設された縦壁部(図示せず)とによって略格子形状に成形された隔壁6が形成されており、この隔壁6によって、放電空間が、各行電極対(X,Y)の放電ギャップgを介して対向される透明電極Xb,Ybに対向する部分毎にマトリクス状に区画されて、それぞれ放電セルCが形成されている。
【0024】
さらに、この各放電セルC内において、隔壁6の横壁部6Aと縦壁部の間の列電極保護層6の表面と各横壁部6Aと縦壁部の側面の五つの面に、それぞれ赤,緑,青に色分けされた蛍光体層7が、赤,緑,青の順に行方向に並ぶように形成されている。
【0025】
そして、この前面ガラス基板1と背面ガラス基板4の間の放電空間内には、10体積パーセント以上のキセノン・ガスを含む放電ガスが封入されている。
【0026】
このPDPの赤,緑,青の蛍光体層7は、後述するように、行電極対(X,Y)の放電ギャップgを介して互いに対向する透明電極XbとYb間で発生される放電(サステイン放電)によって、放電ガス中のキセノン・ガスから発生する真空紫外線によって励起されて、それぞれ、赤,緑,青の各色の可視光を発光する。
【0027】
この蛍光体層7のうち、真空紫外線によって励起されて緑色の可視光を発光する蛍光体層(緑色蛍光体層)は、
KMgAlxO17:Mn
(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)
で表される蛍光体の母体構成元素であるMgの一部または全部が、発光中心元素であるMnに近いイオン半径を有するZn(Mg2+(4)=0.57,Mn2+(4)=0.66,Zn2+(4)=0.60)によって置換されたZn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)AlxO17:Mn(x=9〜13)によって形成されている。
【0028】
このZn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体の組成は、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Zn,Mn)<2,9≦Al≦13とするのが好ましく、さらには、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Zn,Mn)≦1,9≦Al≦13とするのがより好ましい。
【0029】
このZn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体は、母体構成元素であるMgの一部または全部が発光中心元素であるMnに近いイオン半径を有するZnによって置換されることにより、蛍光体の結晶全体のストレスが減少され、さらに、母体内に存在する酸素欠陥等が解消されることによって、従来の緑色蛍光体に生じていた放電による輝度劣化が改善されるとともに、蛍光体の母体の分子線励起効率が向上して、画像形成において要求される所望の色度特性を発揮することが出来る。
【0030】
そして、上記Zn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体によって蛍光体層7が形成される際に、(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbが混合されることによって、放電空間に封入される放電ガス中のキセノン分圧が、例えば、10体積パーセント以上の高濃度に高められて分子線の励起が支配的になっているPDPにおいても、放電による輝度劣化と分子線の励起効率の改善が達成されるようになる。
【0031】
なお、このZn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体と(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbの混合比は、蛍光体層7に対して要求される色度−輝度特性に応じて決定される。
【実施例2】
【0032】
この発明の第2実施例によるガス放電表示装置は、図2のPDPの蛍光体層7が、
KMgAlxO17:Mn
(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)
で表される蛍光体のAlの一部または全部が、L3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,E r,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されたL3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)Mg(Al,L3+)xO17:Mn(x=9〜13)によって形成されている。
【0033】
このL3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体の組成は、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Mn)<2,9≦Al≦13,0<L3+とするのが好ましく、さらには、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Mn)≦1,9≦Al≦13,0<L3+≦1とするのがより好ましい。
【0034】
図3に、(Ba,Sr,Ca)Mg,(Al,Tb3+1017:Mnの輝度劣化改善率が示されている。
【0035】
この輝度劣化改善率は、任意の標準蛍光体に対して、
輝度劣化改善率(%)
=1−{(1−試料の輝度低下率)/(1−Refの輝度低下率)}×100
の式によって算出される。
【0036】
ここで、輝度劣化改善率0%とは、標準蛍光体と同等の劣化率であることを示しており、輝度劣化改善率100%とは、全く劣化しないことを示している。
【0037】
この図3から、L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体によって形成される蛍光体層7の輝度劣化が、従来の蛍光体によって形成される蛍光体層に対して大幅に改善されることが分かる。
【0038】
さらに、このL3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体によれば、分子線励起効率が向上される。
【0039】
そして、上記L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体によって蛍光体層7が形成される際に、(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbが混合されることによって、放電空間に封入される放電ガス中のキセノン分圧が、例えば、10体積パーセント以上の高濃度に高められて分子線の励起が支配的になっているPDPにおいても、放電による輝度劣化と分子線の励起効率の改善が達成されるようになる。
【0040】
なお、このL3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体と(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbの混合比は、蛍光体層7に対して要求される色度−輝度特性に応じて決定される。
【実施例3】
【0041】
この発明の第3実施例によるガス放電表示装置は、図2のPDPの蛍光体層7が、
KMgAlxO17:Mn
(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)
で表される蛍光体の母体構成元素であるMgの一部または全部が、発光中心元素であるMnに近いイオン半径を有するZnによって置換されるとともに、Alの一部または全部が、L3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,E r,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されたZn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)(Al,L3+)xO17:Mn(x=9〜13)によって形成されている。
【0042】
このZn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体の組成は、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Zn,Mn)<2,9≦Al≦13,0<L3+とするのが好ましく、さらには、0<(Ba,Sr,Ca)≦1,0<(Mg,Zn,Mn)≦1,9≦Al≦13,0<L3+≦1とするのがより好ましい。
【0043】
このZn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体は、第1実施例のZn置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体および第2実施例のL3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体と同様に、輝度劣化が改善されるとともに蛍光体の母体の分子線励起効率の向上されて、画像形成に要求される所要の色度特性を発揮することが出来る。
【0044】
そして、上記Zn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体によって蛍光体層7が形成される際に、(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbが混合されることによって、放電空間に封入される放電ガス中のキセノン分圧が、例えば、10体積パーセント以上の高濃度に高められて分子線の励起が支配的になっているPDPにおいても、放電による輝度劣化と分子線の励起効率の改善が達成されるようになる。
【0045】
なお、このZn・L3+置換マンガン付活アルミン酸塩蛍光体と(Y,Gd)BO:Tb、または、LaPO:Tbの混合比は、蛍光体層7に対して要求される色度−輝度特性に応じて決定される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】従来の蛍光体の色度特性を示すグラフである。
【図2】この発明による蛍光体によって形成された蛍光体層を備えるPDPを示す断面図である。
【図3】この発明の第2実施例による蛍光体と従来の蛍光体の輝度劣化改善率の比較を示す図である。
【符号の説明】
【0047】
1 …前面ガラス基板(基板)
4 …背面ガラス基板(基板)
7 …蛍光体層
C …放電セル
X,Y …行電極(放電発生部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のMgの一部または全部がZnによって置換されていることを特徴とする蛍光体。
【請求項2】
KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のAlの一部または全部がL3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されていることを特徴とする蛍光体。
【請求項3】
KMgAlxO17:Mn(KはBa,Sr,Caから選ばれた1種以上の元素,x=9〜13)で表される蛍光体のMgの一部または全部がZnによって置換され、かつ、Alの一部または全部がL3+(LはSc,Gd,Y,La,In,Ce,Pr,Nd,Pm,Sm,Tb,Dy,Ho,Er,Tm,Yb,Luから選ばれた1種以上の元素)によって置換されていることを特徴とする蛍光体。
【請求項4】
互いに対向される一対の基板の間の放電空間内に放電ガスが封入され、この一対の基板の間の放電空間内において放電を発生させる放電発生部材とこの放電発生部材による放電により放電ガスから発生される真空紫外線によって励起されて可視光を発生させる蛍光体層が設けられているガス放電表示装置において、
前記蛍光体層が請求項1ないし3のいずれかに記載の蛍光体を含むことを特徴とするガス放電表示装置。
【請求項5】
前記放電ガスが、キセノン・ガスを10体積パーセント以上含んでいる請求項4に記載のガス放電表示装置。
【請求項6】
前記蛍光体層が、(Y,Gd)BO:TbまたはLaPO:Tbをさらに含んでいる請求項4に記載のガス放電表示装置。
【請求項7】
前記ガス放電表示装置がプラズマディスプレイパネルである請求項4に記載のガス放電表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−316199(P2006−316199A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−141714(P2005−141714)
【出願日】平成17年5月13日(2005.5.13)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】