説明

表示された階層データ構造のナビゲーション

本発明は、親ノードと、複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートする方法に関し、方法は、親ノードを親位置で表示する工程と、複数の子ノードの各々を個々の子ノード位置で表示する工程と、親ノードに親適合性グレードを割り当て、複数の子ノードの各々に個々の適合性グレードを割り当てる工程と、表示された階層データ構造をナビゲートする工程と、表示された階層データ構造をナビゲートし次第、複数の子ノードのうちの子ノードを、その子ノードの個々の適合性グレードに基づいて隠す工程と、隠された子ノードを表示する代わりに、参照ノード位置で参照ノード(200)を表示する工程とを備え、参照ノード位置は、子ノード位置に関係する。本発明は、更に、親ノードと、複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートするシステムに関する。本発明は更に、1つ又は複数の処理装置にそうした方法を行わせる命令を上に記憶させたコンピュータ判読可能媒体に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、親ノードと複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートする方法に関し、方法は、親ノードを親位置で表示する工程と、複数の子ノードの各々を個々の子ノード位置で表示する工程とを備える。
【0002】
本発明は更に、親ノードと複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートするシステムに関し、システムは、親ノードを親位置で表示し、かつ、複数の子ノードの各々を個々の子ノード位置で表示するよう考え出された表示手段を備える。
【0003】
本発明は更に、そうした方法を1つ又は複数の処理装置に行わせる命令を上に記憶させたコンピュータ判読可能媒体に関する。
【背景技術】
【0004】
そうした方法及びシステムの実施例は、米国特許第6,430,574号明細書に開示されている。上記明細書には、表示された階層データ構造をスクロールすることができる方法及び装置が開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この階層データ構造は、第1の親ノードと、この親ノードの、複数の子ノードとを備え得るものであり、複数の下位ノードは、第1の子ノード及び第2の子ノードを備える。第1の親ノードは、表示領域の第1の位置に表示し得る。第1の子ノードは、表示領域の第2の位置に表示し得るものであり、第2の位置は第1の位置に隣接している。第2の子ノ―ドは、表示領域に表示し得る。第1の位置に向かう方向に少なくとも第2の子ノードをスクロールする旨の第1の命令を受け得るものであり、第2の子ノードを第2の位置に表示し得る。子ノードは、表示された階層データ構造にわたるスクロール方向に応じて表示し得るか、完全に隠れたものであり得る。表示ノードに隣接して、インディケータを示す。インディケータは、現在表示されている、親ノードの子ノードの割合と、現在隠れている、親ノードの子ノードの割合とを可視化する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、階層データ構造内のノードを改良されたかたちで可視化する、本明細書の冒頭の段落による方法を備えるというものである。この目的を達成するために、方法は、親ノードに親適合性グレードを割り当て、複数の子ノードの各々に個々の適合性グレードを割り当てる工程と、表示された階層データ構造をナビゲートする工程と、表示された階層データ構造をナビゲートし次第、複数の子ノードのうちの子ノードを、その子ノードの個々の適合性グレードに基づいて隠す工程と、隠された子ノードを表示する代わりに、参照ノード位置で参照ノードを表示する工程とを備え、参照ノード位置は、子ノード位置に関係する。適合性グレードをノードに割り当てることによって、適合性グレードを用いて、ノードが表示されたままにすべきか、ノードを隠すべきかを判定し得る。したがって、例えば、階層データ構造に対してスクロール操作をユーザが行って、表示装置上の空間を節減するためにノードを隠すという場合に、適合性グレードを用い得る。
【0007】
本発明による方法の一実施例を請求項2に記載する。隠されたノードの代わりに参照ノードを表示することによって、隠されたノードを、参照ノードを選択することによってもう一度表示することができ、それによって、単一のマウス・クリックのみによる、隠されたノードへの簡単なアクセスがユーザに備えられる。
【0008】
本発明による方法の一実施例を請求項3に記載する。ナビゲーションの方向とは逆の方向でノードを隠すことによって、ユーザにとっての重要度が低い、表示の領域内にそうしたノードが隠される。
【0009】
本発明による方法の一実施例を請求項4に記載する。例えば、親ノードの、子ノードの数に適合性グレードを依存させることによって、例えば、子ノードを何ら有しないノードのみが隠される。例えば、ノードをユーザが選択したかに適合性グレードが依存する場合、例えば、ユーザによって選択されないノードのみが隠される。
【0010】
本発明による方法の一実施例を請求項5に記載する。適合性グレードに順序を割り当てることによって、ノードの適合性グレードの順序に基づいてノードを隠すことができ、それによって、階層データ構造を表示するうえで利用可能な空間量によってノードが段階的に隠される。
【0011】
本発明による方法の一実施例を請求項6に記載する。例えば、子ノードの数を、表示された参照ノードが反映する場合、ユーザは、表示された参照ノードを選択することによって、隠されている子ノード数と、ユーザがアクセスすることができる子ノード数とを容易に導き出すことができる。
【0012】
本発明の目的は、階層データ構造内のデータを改良された方法で可視化する、本明細書の冒頭の段落によるシステムを備えるというものである。この目的を達成するために、システムは、親ノードに親適合性グレードを割り当て、複数の子ノードの各々に個々の適合性グレードを割り当てるよう考え出された割り当て手段と、表示された階層データ構造をナビゲートするよう考え出されたナビゲーション手段と、表示された階層データ構造をナビゲートし次第、複数の子ノードのうちの子ノードを、その子ノードの個々の適合性グレードに基づいて隠すよう考え出された、隠す手段と、表示手段とを備え、表示手段は、隠された子ノードを表示する代わりに、参照ノード位置で参照ノードを表示するよう更に考え出されたものであり、参照ノード位置は、子ノード位置に関係する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のこれらの局面や他の局面は、添付図面によって示すように以下に説明する実施例から明らかなものであり、そうした実施例を参照しながら明らかになるものである。
【実施例】
【0014】
ツリー構造は、全ての類のソフトウェア・アプリケーションに広く用いられている。例としては、ファイル・マネージャにおけるディレクトリ構造、サブメニューを備えるメニュー・システム、オンライン・ドキュメンテーションにおけるコンテンツ編成等がある。そうしたものは、ユーザに呈示することを必要とする場合、第1の行上の非インデント・ルートエレメント(例えば、メイン・ディレクトリ)から始まり、インデントされたサブエレメントが続き、各々が、別個の後続行上にある、インデントされたリストとして通常表される。各サブエレメントは、更なるサブエレメントを有し得るものであり、それは、次のインデント・レベルでのそのサブエレメントのすぐ下に示される。
【0015】
多くの場合、ユーザは個々のエレメントを展開するか畳んで、特定の(サブ)エレメントのサブエレメントを表示するか隠すことを行い得る。何れかのレベルでエレメントを「選択する」ことは多くの場合、ある特定の作用を有する、例えば、ファイル・マネージャにおいて(サブ)ディレクトリを選択することによって、それが備えるファイルが別個のウインドウに表示され得る。場合によっては、エレメントを選択することは、それがサブエレメントを有するか否かに、その展開又は別の作用を依存させる。例えば、メニュー・システムにおけるメニュー・アイテムを選択することは、サブメニューを表示させ得るものであり、サブメニューが何らない場合、相当する機能を呼び出させ得る。
【0016】
ツリー構造は極めて大規模なものであり得るため、そのグラフィカル表現は、複数のインデント・レベルを備え、画面上で表示可能な行数を超える行数を必要とする長いリストであり得る。大半のアプリケーションは、リストを上下にスクロールして、何れかの所望の(サブ)エレメントをユーザが選択すること、展開すること又は畳むことを可能にするスクロールバーを備える。そうした従来のシステムの課題は、ユーザが容易に見失い得るということである。例えば、下に数回スクロールした後、(場合によっては、下に数回スクロールし、更に、いくつかのノードを展開すること/畳むことを行った後)、可視エレメントがある場所及びレベルを思い出すのは非常に難しいことがあり得る。極端な例では、可視エレメントは全て、同じレベルのものではあり得るが、ユーザは、ツリー構造全体について分かるどころか、実際に属するレベルについて何らヒントが与えられず、未知のレベルのものであり得る。
【0017】
図1乃至図5は、連続スクロール状態におけるツリー構造表現の例を示す。図6は、本発明による方法の実施例を略示する。図1乃至図5を用いて、方法の実施例を説明する。第1の工程S600内では、適合性グレードが、特定のエレメントが特定のスクロール状態において示されることになるか否かを判定する、「ツリーリスト」としても表す階層データ構造における各エレメントに割り当てられる。
【0018】
単純な場合には、適合と、非適合との2つのグレードのみが割り当てられる。考えられる割り当てとしては、
(ルートを備える)展開されたノードが適合であり、他のノードが非適合であるというものと、
(実際に展開されているか畳まれているかに係わらず、)展開可能なノードが適合であり、他のノードが非適合であるというものと、
展開された(展開可能な)ノードと、現在の状況では特定の更なる適合性を有するノード、例えば、特定の目的でユーザによって現在選択されているか強調表示されているノードが適合であるというものがあり得る。
【0019】
ここでは、展開可能なノードは、表示可能な子ノードを有するノードである。
【0020】
図1では、階層データ構造を初期状態において示す。ルートエレメントと、エレメントElem4、Elem5及びElem52が展開され、Elem3はサブエレメントを有するが、畳まれた状態にあり、他のエレメントはリーフエレメントである。データ構造が、ウインドウ100内に表示され、スクロールバー102によってナビゲートすることができる。スクロールバーは、マウス、スタイラス、キーボード等の入力装置を用いることによってナビゲートすることができる。スクロールバー102は、ウインドウ100の最下部104又は最上部106にナビゲートするようユーザによって操作することができる。
【0021】
次の工程S602内では、ユーザはスクロールバー102を用いて、ウインドウ100の最下部104まで、下に一行、ナビゲートする。ここで、ルートエレメントはその現行位置で表示されたままであるが、それは、展開された状態として、ツリーの構造が分かるうえで適切であるからである。
【0022】
次の工程S604内では、Elem1を参照エレメント200(「…」)(図2参照。)によって置き換えて、Elem1が参照エレメント200によってその位置で置き換えられているということを示している。この参照エレメント200を2つの行の間に挿入して、行を節減し得る。あるいは、図2に示すように、それは通常の行を埋め、その場合、Elem1もElem2も、参照エレメント200によって置き換えられる。さもなければ、Elem1は、参照エレメント200によって置き換えられることになるに過ぎず、参照エレメント200も、1行を埋め、空間を節減するスクロール作用は何らもたらさないことになる。
【0023】
工程S602は、更に1行下にスクロールし、それによって、図3に示すように、Elem3を隠れさせ、参照エレメント300によって置き換えられるようにして、工程S604の後にもう一度繰り返し得る。
【0024】
あるいは、Elem3は、表示されたリスト内に残るが、それは、展開可能なノードであるからであり、Elm41及びElm42は隠される、すなわち、図3aに示すように参照エレメント302によって置き換えられる。これによって、ユーザが、まず上にウインドウ100の最上部106までスクロールすることを要することなくElem3を展開することが可能になる。
【0025】
更に下にスクロールすることを図4及び図5に示す。図4内では、Elem41及びElem42は、参照エレメント400によって置き換えられる。図5内では、Elm521及びElm522は、参照エレメント500によって置き換えられる等である。Elm51を隠すことは意味がないものであるが、それは、参照エレメントが同じ行を埋めることになるからである。しかし、参照インディケータが2つの通常の行の間に呈示される場合、Elem51を隠すことは適切なものとなる。
【0026】
参照エレメント200、300、302、400及び500は、ユーザによって選択可能なハイパリンク、ボタンや他のユーザ・インタフェース・エレメントとして呈示し得る。
【0027】
次の工程S606内では、ユーザは、例えば、参照エレメント500をクリックすることによって、参照エレメント500を選択する。更に、参照エレメントは、隠されたElem521と、Elem522とを表すので、これらの2つのエレメントがもう一度表示され、図4の状態が復元される。よって、参照エレメント200、300、302、400及び500は、それらが表す、隠されたエレメントの元の状態を復元するうえでのショートカットである。例えば参照エレメント400が選択される場合、図3の状態が復元され、Elem41及びElem42が表示される。ユーザは、参照アイテムを選択することによって、スクロールバーを操作することを要することなく階層構造内の所望の位置に容易にナビゲートすることができる。
【0028】
階層構造内の何れかのレベルで、1つ又は複数の参照エレメントが生起し得る。こうした参照エレメントの何れかをクリックすることは、参照エレメントによって表す少なくとも、隠されたエレメントをもう一度表示させる。別の実施例では、リスト内で選択された参照エレメントの下にある参照エレメントも全て、それらに相当する隠されたエレメントによって置き換えられ、よって上にスクロールする操作が効果的に行われる。
【0029】
下にスクロールすることに応じて階層構造の最上部でエレメントを隠し始める代わりに、隠す時点を、ツリー構造中のレベルに依存させ得る。例えば、最深レベルでエレメントを隠し始める。その場合、図1から始めれば、下にスクロールすることによって順次、エレメントElem521、Elem522及びElem523とを隠し、次にエレメントElm41及びElem42を隠し、最後にエレメントElem1及びElem2を隠すことになる。
【0030】
ノードの展開可能な局面の代わりに、又はそうした局面に加えて、他の局面も考慮に入れ得る。例えば、ツリー構造は、例えば、好ましいトピック又はジャンルをユーザ・プロファイルに入れるうえで、複数のトピックを選択し得るトピック又はジャンルの分類を表し得る。選択されたエレメントを強調表示するか、その前にチェックマークを表示することによって、エレメントの選択を示し得る。ツリーを下にスクロールすることによって、非選択エレメント及び非展開可能エレメントのみを隠し得る。更に、まず非選択エレメントが隠され、更に、選択されたエレメントが隠され、最後に、展開されたエレメント又は展開可能なエレメントが隠される2段の手法が考えられる。その場合、複数の適合性グレードが施される。
【0031】
更に、参照エレメントの可視化は、それが表す、隠されたエレメントの数によって変わってくることがあり得る。例えば、4つのエレメントが隠されている場合、参照エレメントは、4つの点、すなわち、隠されたエレメント毎に1点、すなわち「….」を備える列、若しくは、4つのエレメントを表す色、又は、4つのエレメントを表すサイズのボタン等によって可視化することができる。
【0032】
表示されるエレメントは、工程S602内で説明したように下にスクロールすることによってもう一度隠すことができる。下にスクロールする代わりに、ユーザは、表示される構造をナビゲートするのに適切な上方向や何れかの他の方向にスクロールすることができる。
【0033】
図7は、携帯情報端末(PDA)を略示する。PDA700は、表示領域702と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)704と、中央処理装置(CPU)708と、ソフトウェア・バス706とを備える。ユーザはPDAを、(とりわけ、)スタイラス710を用いて、操作し得る。ソフトウェア・バス706は、通信するよう、表示領域702、RAM704及びCPU708をお互いに接続する。RAM704メモリは、前述のように、本発明による方法工程を行うよう企図されたコンピュータ判読可能コードを備える。表示領域702は、図1乃至図5に示す階層データ構造などの、PDA700の出力を表示するよう企図されている。PDAは、表示装置の例である。他の例として、携帯電話機、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)デバイス、テレビ受像機(TV)等がある。
【0034】
本発明の方法の、本願記載の実施例の順序は必須でなく、当業者は、本発明によって意図される概念から逸脱することなく、工程の順序を変えてもよく、スレッド・モデル、マルチプロセッサ・システム又は複数プロセスを同時に用いて工程を行ってもよい。更に、本発明の方法を、1つ又は複数の処理装置にこの方法を行わせる命令を上に記憶させたコンピュータ判読可能媒体上に分布させることができる。コンピュータ判読可能媒体は、例えば、コンパクト・ディスク(CD)、ディジタル多用途ディスク(DVD)、DVD+RW等である。処理装置は、例えば、マイクロプロセッサである。命令は、インターネットを介してサーバからダウンロードすることもでき、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)インタフェースを用いて他の携帯情報端末(PDA)又は携帯電話機からダウンロードすることもできる。
【0035】
なお、上記実施例は、本発明を、限定するというよりも、例証するものであり、当業者は、本特許請求の範囲記載の範囲から逸脱することなく多くの他の実施例を企図することができるものである。本特許請求の範囲では、括弧間にある参照符号は、本特許請求の範囲を限定するものとして解されないこととする。「comprising」の語は、本特許請求の範囲記載のもの以外の構成要素又は工程が存在することを排除するものでない。構成要素に先行する「a」又は「an」の語は、そうした構成要素が複数存在することを排除するものでない。本発明は、いくつかの別個の構成要素を備えるハードウェアによって実施することができ、適切にプログラムされるコンピュータによっても実施することができる。いくつかの手段を記載するシステム・クレームでは、こうした手段のうちのいくつかを、コンピュータによって判読可能なソフトウェア又はハードウェアの同じアイテムによって実施することができる。単に、特定の方策がお互いに別々の従属項に記載されているということは、こうした方策の組み合わせを利用することができないということを意味するものでない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】初期状態における階層データ構造を示す図である。
【図2】更なる状態における階層データ構造を示す図である。
【図3】更なる状態における階層データ構造を示す図である。
【図3a】更なる状態における階層データ構造を示す図である。
【図4】更なる状態における階層データ構造を示す図である。
【図5】更なる状態における階層データ構造を示す図である。
【図6】本発明による方法の実施例を略示する図である。
【図7】携帯情報端末(PDA)を略示する図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
親ノードと、複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートする方法であって、
前記親ノードを親位置で表示し、前記複数の子ノードの各々を個々の子ノード位置で表示する工程と、
前記親ノードに親適合性グレードを割り当て、前記複数の子ノードの各々に個々の適合性グレードを割り当てる工程と、
前記表示された階層データ構造をナビゲートする工程と、
前記表示された階層データ構造をナビゲートし次第、前記複数の子ノードのうちの子ノードを、該子ノードの個々の適合性グレードに基づいて隠す工程と、
該隠された子ノードを表示する代わりに、参照ノード位置で参照ノードを表示する工程とを備え、
前記参照ノード位置が、前記子ノード位置に関係することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法であって、
前記参照ノードを選択する工程と、
前記参照ノードを選択し次第、前記参照ノードを表示する代わりに、前記子ノード位置で前記子ノードを表示する工程とを備えることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、
前記表示された階層データ構造をナビゲートする工程と、前記子ノードを隠す工程が、逆方向であることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、
前記適合性グレードは、前記親ノードの子ノードの数と、選択される子ノードと、選択される親ノードとのうちの少なくとも1つによって変わってくることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法であって、
前記適合性グレードは、順序を備え、前記子ノードを隠す工程が、前記順序によって変わってくることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法であって、
前記表示された参照ノードは、隠されている、前記複数の子ノードのうちの、いくつかの子ノードを反映することを特徴とする方法。
【請求項7】
親ノードと、複数の子ノードとを備える、表示された階層データ構造をナビゲートするシステムであって、
前記親ノードを親位置で表示し、前記複数の子ノードの各々を個々の子ノード位置で表示するよう考え出された表示手段と、
前記親ノードに親適合性グレードを割り当て、前記複数の子ノードの各々に個々の適合性グレードを割り当てるよう考え出された割り当て手段と、
前記表示された階層データ構造をナビゲートするよう考え出されたナビゲーション手段と、
前記表示された階層データ構造をナビゲートし次第、前記複数の子ノードのうちの子ノードを、該子ノードの個々の適合性グレードに基づいて隠すよう考え出された、隠す手段とを備え、
前記表示手段は更に、前記隠された子ノードを表示する代わりに、参照ノード位置で参照ノードを表示するよう考え出されたものであり、
前記参照ノード位置が、前記子ノード位置に関係することを特徴とするシステム。
【請求項8】
請求項7記載のシステムであって、
前記参照ノードを選択するよう考え出された選択手段を備え、
前記表示手段は更に、前記参照ノードを選択し次第、前記参照ノードを表示する代わりに、前記個々の子ノード位置で前記子ノードを表示するよう考え出されたものであることを特徴とするシステム。
【請求項9】
コンピュータ判読可能媒体であって、
請求項1乃至7の何れか記載の方法を1つ又は複数の処理装置に行わせる命令を上に記憶させたことを特徴とするコンピュータ判読可能媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3a】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−506173(P2007−506173A)
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526753(P2006−526753)
【出願日】平成16年9月1日(2004.9.1)
【国際出願番号】PCT/IB2004/051645
【国際公開番号】WO2005/029309
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(501344315)コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. (174)
【Fターム(参考)】