表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法、及び画像形成装置
【課題】操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示でき、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示する制御をウインドウ画面と連携して行う必要をなくす。
【解決手段】1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御部101と、表示制御部101によって表示されるウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付部102と、当該入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付部103とを備え、表示制御部101は、表示指示受付部103によって受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる表示領域に表示させる。
【解決手段】1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御部101と、表示制御部101によって表示されるウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付部102と、当該入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付部103とを備え、表示制御部101は、表示指示受付部103によって受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる表示領域に表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置に関し、特に、複数のウインドウ画面を表示部に表示する際の表示制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータでは、ワードプロセッサや表計算のアプリケーションが、それぞれのウインドウ画面で表示部に表示される。操作者は、各アプリケーションのウインドウ画面において、文書の作成や、数値計算などを行う。このような表示装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。特許文献1に示される表示装置は、アプリケーションのウインドウ画面が表示されているときに、参照情報表示処理が起動されると、この表示中のウインドウ画面のデータを記憶している第1ウインドウ管理データ保持手段4aから第2ウインドウ管理データ保持手段4bに、当該ウインドウ画面のデータがコピーされ、この第2ウインドウ管理データ保持手段4bにコピーされたデータが、表示部の表示領域における上記ウインドウ画面の余白に割り付けられて表示される。すなわち、特許文献1に示される表示装置は、上記メインウインドウ画面の余白領域を第2のウインドウ画面として用いることによって、上記メインウインドウ画面に表示しきれないデータを当該第2のウインドウ画面に表示するものである。
【特許文献1】特開平10−27086号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の表示装置は、操作者が任意に入力した文字や記号等をメインウインドウ画面以外の領域に表示することはできない。上記表示装置は、既にメインウインドウ画面に表示すべきデータとして管理の対象となっているデータを第2のウインドウ画面に表示するにすぎず、換言すれば、1つのウインドウ画面を複数のウインドウ画面に分割しているにすぎないものである。また、上記表示装置は、メインウインドウ画面に表示しきれないデータを判別し、当該判別したデータを第2のウインドウ画面に表示する制御を行うため、メインウインドウ画面と第2ウインドウ画面とが連携して表示制御される必要があり、表示するデータの取り扱い等の処理が煩雑になるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の発明は、ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御プログラムであって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を機能させるものである。
【0006】
この構成によれば、データ入力受付手段に操作者からのデータ入力が受け付けられ、当該入力されたデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる指示が操作者から表示指示受付手段に受け付けられると、データ表示制御手段が、当該受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外となる表示領域に表示させるので、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がない。
【0007】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたウインドウ画面との関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、前記関連情報記憶手段に記憶されている関連情報に基づいて判別し、当該判別したウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0008】
この構成によれば、指定受付手段に、上記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分の指定が操作者から受け付けられると、表示制御手段が、当該指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で表示部の表示領域に表示させるので、例えば複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示されており、当該データに関連付けられたウインドウ画面が操作者による操作が可能な状態となっていない場合であっても、操作者は、上記データ入力受付領域外に表示されるデータ表示部分を、指定受付手段として機能する例えばマウスポインタ等で指定すれば、当該データに関連付けられたウインドウ画面の表示部分をマウスポインタ等で指定しなくても、当該ウインドウ画面を、データの入力等が可能な状態にすることができる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるファイルのファイル名称の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたファイル名称とのファイル関連情報を記憶するファイル情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、前記ファイル情報記憶手段に記憶されているファイル関連情報に基づいて判別し、当該判別したファイルを、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0010】
この構成によれば、指定受付手段に、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分の指定が操作者から受け付けられると、表示制御手段が、当該指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で表示部の表示領域に表示させるので、操作者は、OS(Operating System)等により複雑な操作を行わなくても、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分を指定することによって簡単に、上記データに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で、表示部の表示領域に表示させることができる。
【0011】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付ける操作ボタンを示す操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられた操作ボタンとの操作ボタン関連情報を記憶する操作ボタン関連情報記憶手段と、
前記表示制御手段によって前記表示領域に表示される各ウインドウ画面内の操作ボタン部分が操作者によって指定されたことを受け付けるボタン指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記ボタン指定受付手段によっていずれかの操作ボタンの指定が受け付けられたときに、当該操作ボタンに関連付けられたデータを、前記操作ボタン関連情報記憶手段に記憶されている操作ボタン関連情報に基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0012】
この構成によれば、操作者は、複数のウインドウ画面のうちのいずれかの操作ボタンを、例えばマウスポインタ等でクリックすれば、当該操作ボタンに関連する上記データを、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外となる表示領域で視認することができる。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるパスワードの入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたパスワードとを記憶するパスワード記憶手段と、
操作者からパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段とを更に備え、
前記表示制御手段は、前記パスワード受付手段に操作者からパスワードが受け付けられたときに、当該パスワードに関連付けられたデータを、前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードに基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0014】
この構成によれば、パスワード受付手段に操作者からのパスワードが受け付けられない限り、表示制御手段が、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外となる表示領域に表示させないので、操作者からデータ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータの表示に関する機密性が保たれる。また、操作者は、パスワード受付手段にパスワードを入力するか否かによって、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させるか否かを使い分けることができる。
【0015】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段が、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面の外側となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0016】
この構成によれば、表示制御手段が、表示指示受付手段に受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面の外側となる表示領域に表示させるので、当該データの表示によりウインドウ画面の表示が隠されてしまうことを避けることができる。
【0017】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域よりも外側となる当該ウインドウ画面の領域内に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0018】
この構成によれば、表示制御手段が、表示指示受付手段に受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の外側となる表示領域に表示させるので、当該データの表示により、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の表示が隠されてしまうことを避けることができる。また、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域ではないが、操作ボタン等が表示されていないウインドウ画面における空き領域に、上記データを表示されるので、当該空き領域を有効に利用することができ、操作者に対する視認性を更に向上させることができる。
【0019】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる位置を変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置を、当該ウインドウ画面の表示位置に合わせて変更するように、電子機器を更に機能させるものである。
【0020】
この構成によれば、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置が、これに関連付けられたウインドウ画面の表示位置に合わせて表示制御手段により変更され、当該ウインドウ画面と上記データの表示位置との相対的な位置関係が保たれるので、上記ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0021】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる大きさを変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させる大きさを、当該ウインドウ画面の大きさに合わせて変更するように、電子機器を更に機能させるものである。
【0022】
この構成によれば、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示する大きさが、これに関連付けられたウインドウ画面を表示する大きさに合わせて表示制御手段により変更され、当該ウインドウ画面と上記データとの相対的な大きさの関係が保たれるので、上記ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合であっても、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0023】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示す全てのデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0024】
この構成によれば、操作者は、複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示される場合であっても、当該複数のウインドウ画面のそれぞれに関連付けた所望の文字や記号等のデータを入力すれば、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に、当該各ウインドウ画面に関連付けられた全データを表示させることができる。
【0025】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示すデータのうち、前記表示部の表示領域に操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0026】
この構成によれば、表示制御手段が、操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを表示させるので、操作者が、表示部の表示領域に表示されている複数のウインドウ画面のうちのいずれかを、例えばマウスポインタ等でクリックしてアクティブ化させれば、当該アクティブ化されたウインドウ画面に関連する上記データを視認することができる。
【0027】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラムであって、前記複数のウインドウ画面が、それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面である。
【0028】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラムであって、前記複数のウインドウ画面が、同一のアプリケーション内で動作するウインドウ画面である。
【0029】
本発明の請求項14に記載の発明は、操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる表示装置である。
【0030】
本発明の請求項15に記載の発明は、ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御方法であって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる第1ステップと、
前記第1ステップにより前記ウインドウ画面が前記表示領域に表示されているときに、当該ウインドウ画面においてデータの入力を操作者から受け付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって入力が受け付けられたデータを、前記ウインドウ画面において操作者によって操作が行われるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける第3ステップと、
前記第3ステップで受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる第4ステップと
を有するものである。
【0031】
本発明の請求項16に記載の発明は、操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる画像形成装置である。
【発明の効果】
【0032】
請求項1、請求項12乃至請求項16に記載の発明によれば、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がない。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、例えば複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示されており、当該データに関連付けられたウインドウ画面が操作者による操作が可能な状態となっていない場合であっても、操作者は、上記データ入力受付領域外に表示されるデータ表示部分を、指定受付手段として機能する例えばマウスポインタ等で指定すれば、当該データに関連付けられたウインドウ画面の表示部分をマウスポインタ等で指定しなくても、当該ウインドウ画面を、データの入力等が可能な状態にすることができる。
【0034】
請求項3に記載の発明によれば、操作者は、OS(Operating System)等により複雑な操作を行わなくても、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分を指定することによって簡単に、上記データに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で、表示部の表示領域に表示させることができる。
【0035】
請求項4に記載の発明によれば、操作者は、複数のウインドウ画面のうちのいずれかの操作ボタンを、例えばマウスポインタ等でクリックすれば、当該操作ボタンに関連する上記データを、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外となる表示領域で視認することができる。
【0036】
請求項5に記載の発明によれば、操作者からデータ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータの表示に関する機密性が保たれる。また、操作者は、パスワード受付手段にパスワードを入力するか否かによって、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させるか否かを使い分けることができる。
【0037】
請求項6に記載の発明によれば、表示指示受付手段に受け付けられた指示の示すデータが、ウインドウ画面の外側となる表示領域に表示されるので、当該データの表示によりウインドウ画面の表示が隠されてしまうことを避けることができる。
【0038】
請求項7に記載の発明によれば、ウインドウ画面に関連付けられたデータの表示により、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の表示が隠されてしまうことを避けることができる。また、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域ではないが、操作ボタン等が表示されていないウインドウ画面における空き領域に、上記データを表示されるので、当該空き領域を有効に利用することができ、操作者に対する視認性を更に向上させることができる。
【0039】
請求項8に記載の発明によれば、上記ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、ウインドウ画面と上記データの表示位置との相対的な位置関係が保たれるので、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0040】
請求項9に記載の発明によれば、上記ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合であっても、当該ウインドウ画面と上記データとの相対的な大きさの関係が保たれるので、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0041】
請求項10に記載の発明によれば、操作者は、複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示される場合であっても、当該複数のウインドウ画面のそれぞれに関連付けた所望の文字や記号等のデータを入力すれば、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に、当該各ウインドウ画面に関連付けられた全データを表示させることができる。
【0042】
請求項11に記載の発明によれば、操作者が、表示部の表示領域に表示されている複数のウインドウ画面のうちのいずれかを、例えばマウスポインタ等でクリックしてアクティブ化させれば、当該アクティブ化されたウインドウ画面に関連する上記データを視認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
以下、本発明に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(電子機器の一実施形態。以下、PC)の概略構成を示すブロック図である。
【0044】
PC1は、LAN(Local Area Network)ケーブル、又はセントロニクスインターフェイスなどのパラレルケーブルあるいはRS−232Cなどのシリアルケーブル等により、プリンタ20と接続され、PC1から出力された印刷データがプリンタ20で記録用紙上に印刷されるようになっている。通信I/F160は、LANインタフェイス、パラレルI/F部又はシリアルI/F部として機能する。プリンタ20は、プリンタの他、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能を兼ね備える複合機や、ファクシミリ装置等、プリンタ機能を備える種々の装置が含まれる。
【0045】
PC1は、上記通信I/F160の他、CPU100、ROM(リードオンリーメモリ)110、RAM(ランダムアクセスメモリ)120、記録媒体読取装置130、操作部(入力装置)140、表示部150及び記憶装置200を備えている。
【0046】
ROM110は、記憶装置200や記録媒体読取装置130等の周辺機器を制御するための基本プログラムであるBIOS(basic input/output system)等を記憶している。RAM120は、CPU100の作業領域として使用され、種々のデータを一時的に記憶する。記録媒体読取装置130は、CPU100の制御の下、CD−ROM、フレキシブルディスク、DVD(digital versatile disk)等の記録媒体に記録された種々のデータを読み取る。
【0047】
操作部140は、キーボード、マウス等を含み、ユーザの操作指令を受け付け、操作指令に応じた電気信号をCPU100に出力する。表示部150は、液晶パネル又はCRT(陰極線管)等から構成され、CPU100の制御の下に種々の画像を表示する。
【0048】
記憶装置200は、例えばハードディスク等から構成され、パーソナルコンピュータを統括制御するための基本プログラムであるオペレーティングシステムや、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラム等を記憶している。この表示制御プログラムは、表示部150に複数のウインドウ画面(それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面でもよいし、1つのアプリケーション内に設けられた複数のウインドウ画面でもよい。以下、同じ)を表示する際における各画面の表示切り換え処理をCPU100に実行させるものである。表示制御プログラムは、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている場合は、この記録媒体を記録媒体読取装置130に装填してインストールすることで記憶装置200に記憶される。また、表示制御プログラムがインターネット上のWEBサーバに記憶されている場合は、WEBサーバから表示制御プログラムをダウンロードすることにより、当該プログラムが記憶装置200に記憶されるようにしてもよい。
【0049】
CPU100は、オペレーティングシステムの制御の下、上記表示制御プログラムを実行することで、表示制御部101(表示制御手段)、及びデータ入力受付部(データ入力受付手段)102、表示指示受付部(表示指示受付手段)103、関連情報管理部(関連情報記憶手段、ファイル関連情報記憶手段、操作ボタン関連情報記憶手段、パスワード記憶手段、)104、指定受付部(指定受付手段、ボタン指定受付手段)105、及び、パスワード受付部(パスワード受付手段)106として機能する。CPU100は、更に、制御部107、及び出力部108としても機能する。
【0050】
表示制御部101は、表示部150の表示動作を制御する。表示制御部101は、操作者により操作部140に入力された指示に基づいて、複数のウインドウ画面を表示可能である。表示制御部101は、これら各ウインドウ画面を順次切り換えて表示部150に表示させる。
【0051】
また、表示制御部101は、データ入力受付部102に操作者から文字又は記号等のデータの入力が受け付けられ、当該データをウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示する指示が操作者から表示指示受付部103に受け付けられたときに、当該データを、表示部150の表示領域であって、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる。この表示制御の詳細については後述する。なお、上記データ入力受付領域とは、例えばワードプロセッサや表計算のアプリケーションのウインドウ画面において、操作者によるキーボードやマウス等(操作部140)の操作でデータ入力が行われる領域である。
【0052】
データ入力受付部102は、表示制御部101がウインドウ画面を表示部150の表示領域に表示しているときに、当該ウインドウ画面における操作者の操作に基づいて、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させるデータ(以下、表示候補データという)の入力を操作者から受け付ける。また、データ入力受付部102は、表示候補データに関連付けるファイルのファイル名称の入力や、表示候補データに関連付ける操作ボタンを特定する操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付ける。
【0053】
表示指示受付部103は、データ入力受付部102によって入力が受け付けられた表示候補データを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる指示を操作者から受け付ける。
【0054】
関連情報管理部104は、操作者からデータ入力受付部102に入力が受け付けられた各表示候補データと、各表示候補データに関連付けられたそれぞれのウインドウ画面を示す関連情報を記憶する。また、関連情報管理部104は、各表示候補データと、当該各表示候補データに関連付けられたそれぞれのファイルを示すファイル関連情報を記憶する。さらに、関連情報管理部104は、各表示候補データと、当該各表示候補データに関連付けられたそれぞれのパスワードを管理する。なお、関連情報管理部104が管理する表示候補データ、関連情報、ファイル関連情報、及びパスワードは、関連情報管理部104がRAM120又は記憶装置200に記憶させる。関連情報管理部104と、RAM120又は記憶装置200とが、特許請求の範囲でいう関連情報記憶手段、ファイル情報記憶手段、操作ボタン関連情報記憶手段、及びパスワード記憶手段の一例として機能する。
【0055】
指定受付部105は、上記表示候補データが、上記データ入力受付領域の外に表示されている状態で、当該表示候補データの表示部分が、操作者によりマウスポインタ(操作部140)等の操作で指定されたことを受け付ける。また、指定受付部105は、表示制御部101によって各ウインドウ画面内に表示される操作ボタン部分が、操作者によってマウスポインタ等の操作により指定されたことを受け付ける。この操作ボタンとは、例えば、操作者によるマウスポインタ又はキーボードの操作でクリックや指定が可能とされている各種ボタンである。
【0056】
パスワード受付部106は、操作者からパスワードの入力を受け付けるものである。例えば、表示制御部101が表示部150の表示領域に、上記各ウインドウ画面とは別にパスワード入力画面を表示させ、このパスワード入力画面で操作者がマウスポインタ又はキーボードの操作でパスワードを入力したときに、パスワード受付部106は、当該入力されたパスワードの入力を受け付ける。
【0057】
制御部107は、PC1の全体的な動作制御を司ると共に、操作部140から操作者によって入力された指示に基づいて、印刷処理に必要な各種の制御を行う。また、出力部108は、図略のプリンタ印刷用データ変換部で印刷に必要なデータ変換処理がされた後のデータを、通信I/F160を介してプリンタ20に出力させる。
【0058】
なお、本発明の一実施形態に係る表示装置は、例えば、表示部150及びCPU100(表示制御部101、及びデータ入力受付部102、表示指示受付部103、関連情報管理部104、指定受付部105及びパスワード受付部106のうちの必要な機能)を備えてなる。
【0059】
次に、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされた上記PC1による、ウインドウ画面表示制御の第1実施形態について説明する。図2は、PC1によるウインドウ画面表示制御の第1実施形態を示すフローチャートである。図3乃至図7は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0060】
制御部107が、例えば、ワードプロセッサと表計算ソフトの2つのアプリケーションを起動させており、図3に示すように、表示制御部101がワードプロセッサのウインドウ画面Pと、表計算ソフトのウインドウ画面Mとを表示部150に表示させているとき(S1)、データ入力受付部102は、当該ウインドウ画面P,Mのいずれかで操作者から表示候補データの入力があるか否かを判断する(S2)。
【0061】
例えば、データ入力受付部102は、図4に示すように、ウインドウ画面P,Mのいずれかにおいて、(1)操作者が、当該ウインドウ画面のデータ入力受付領域に入力されている文字や記号等のデータを、マウスポインタ又はキーボードの操作により所謂複写又は切り取り操作の操作を行うこと等をもって、上記表示候補データの入力が受け付けられたと判断する。或いは、(2)データ入力受付部102は、ウインドウ画面Pにおいて予め定められている行及び桁で特定される範囲、又はウインドウ画面Mにおいて予め定められているセル部分に、文字や記号等のデータが操作者によって入力されたこと等をもって、上記表示候補データの入力が受け付けられたと判断する。
【0062】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられた場合(S2でYES)、続いて、表示指示受付部103が、上記データ入力受付部102で入力が受け付けられた表示候補データをウインドウ画面P及びMのデータ入力受付領域外に表示させる操作者からの指示があるか否かを判断する(S3)。
【0063】
例えば、表示指示受付部103は、図5に示すように、ウインドウ画面P,Mのいずれかにおいて、(1)操作者による複写又は切り取りの操作で指定されたデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置を指定して(図5に矢印で示す)、マウスポインタ又はキーボードの操作で所謂貼り付けを行うことをもって、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータを表示候補データとして、当該貼り付け操作により指定された位置に当該表示候補データを表示する指示を受け付ける。或いは、(2)表示指示受付部103は、ウインドウ画面Pにおいて予め定められている行及び桁で特定される範囲、又はウインドウ画面Mにおいて予め定められているセル部分に入力されている文字や記号等のデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置に所謂ドラッグ&ドロップ操作をしたことをもって、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータを表示候補データとして、当該貼り付け操作により指定された位置に当該表示候補データを表示する指示を受け付ける。
【0064】
表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられると(S3でYES)、関連情報管理部104が、当該入力が受け付けられた表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S4)。関連情報管理部104によって管理される当該関連情報は、後述するウインドウ画面の表示制御時に用いられる。
【0065】
そして、表示制御部101は、図6に示すように、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に上記表示候補データを表示させる(S5)。なお、上記表示指示により指定される位置、すなわち、表示制御部101が表示候補データを表示させる表示部150の表示領域における位置は、図6では、ウインドウ画面P及びMの外側となる表示領域としているが、更に、図7に示すように、ウインドウ画面P又はMの内側であるが、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作が行われない領域、例えば、ウインドウ画面Pにおけるタイトルバーの領域aや、ウインドウ画面Pの下端部領域bや、或いは、操作が行われない領域とウインドウ画面Pの外側領域に跨る領域cに、表示候補データを表示させてもよい。
【0066】
次に、ウインドウ画面表示制御の第2実施形態について説明する。図8は、ウインドウ画面表示制御の第2実施形態を示すフローチャートである。図9は表示部150の画面表示例を示す図である。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0067】
第1実施形態では、制御部107が、2つのアプリケーションを起動させており、表示制御部101が異なるアプリケーションの各ウインドウ画面P,Mを表示部150に表示さるときのウインドウ画面表示制御を示したが、第2実施形態では、制御部107が1つのアプリケーションを起動させており、表示制御部101が、当該アプリケーションのウインドウ画面を複数表示させるとき(図8のS11)におけるウインドウ画面表示制御である。
【0068】
この第2実施形態でも、データ入力受付部102による表示候補データの入力受付(S12)、表示指示受付部103による表示候補データの表示指示の受付(S13)、及び表示候補データとウインドウ画面との関連情報の記憶(S14)の各処理が第1実施形態と同様に行われるが、表示指示受付部103が表示候補データの表示位置として受け付ける表示領域が、第1実施形態とは異なる。すなわち、第2実施形態は、1つのアプリケーションのウインドウ画面を複数表示させているときに、当該複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に、表示候補データを表示させる処理を行うものであるため、当該複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域は、図9に示すように、1つのアプリケーションのウインドウ画面内における複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外側領域(アプリケーションのウインドウ画面内の空き領域F)に、表示候補データ(例えば、図9に示す表示候補データd)を表示する。なお、以下に示す各実施形態に示す表示制御は、このように1つのアプリケーションのウインドウ画面を複数表示させる場合にも適用される。
【0069】
次に、アプリケーション起動時における表示候補データの表示制御について説明する。図10はアプリケーション起動時における表示候補データの表示制御を示すフローチャートである。図11は表示部の画面表示例を示す図である。
【0070】
制御部107が、操作者からの指示に基づいて、1以上のアプリケーションを起動させると(S101)、表示制御部101は、各アプリケーションのウインドウ画面を表示部150の表示領域に表示させる(S102)。このとき、表示制御部101は、各アプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データがあるかを、関連情報管理部104が管理する表示候補データ及び関連情報に基づいて判断する(S103)。
【0071】
表示制御部101が、各アプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データがあると判断した場合(S103でYES)、前回表示させた表示候補データの位置が、関連付けられているウインドウ画面の内側領域であったかを判断する(S104)。
【0072】
前回表示させた表示候補データの位置が当該ウインドウ画面の内側領域であった場合(S104でYES)、当該表示候補データを当該ウインドウ画面内における前回の表示位置と同じ位置に表示させる(S105)。
【0073】
前回表示させた表示候補データの位置が当該ウインドウ画面の内側領域でなかった場合(S104でNO)、表示制御部101は、各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域よりも小さいか否か(かつ表示候補データを表示させるに足りる領域がウインドウ画面外にあるか否か)を判断し(S106)、各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域よりも小さい場合は(S106でYES)、表示制御部101は、当該表示候補データを当該ウインドウ画面の外側であって(ウインドウ画面の内外に跨る場合を含む)、前回の表示位置と同じ位置に表示させる(S107)。各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域以上のサイズである場合は(S106でNO)、表示制御部101は、当該表示候補データを当該ウインドウ画面内における予め定められた位置(例えば、図7の領域a等)に表示させる(S105)。これにより、図11に示すように、複数のアプリケーションのウインドウ画面に関連付けられたそれぞれの表示候補データが表示される。図11には、全てのウインドウ画面が表示部150の表示領域よりも小さい場合を示している。
【0074】
なお、図10には、制御部107が全てのアプリケーションを起動させ、表示制御部101が当該全てのアプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データを表示させる表示制御を示しているが、表示制御部101は、S103において、アクティブ化しているウインドウ画面のみについて、関連付けられた表示候補データが存在するか否かを判断し、アクティブ化しているウインドウ画面についてのみS104乃至S107の処理を行うようにしてもよい。この場合、制御部107が複数のアプリケーションを起動させ、複数のウインドウ画面が表示部150に表示されているときに、操作者が、アクティブ化させるウインドウ画面を切り替えると、表示される表示候補データが、順次アクティブ化されるウインドウ画面に関連付けられた表示候補データに切り替えて表示されるので、操作者は、アクティブ化されたウインドウ画面に関連付けられた表示候補データのみを視認することができる。
【0075】
次に、ウインドウ画面表示制御の第3実施形態について説明する。図12は、ウインドウ画面表示制御の第3実施形態を示すフローチャート、図13は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0076】
第1及び第2実施形態は、各ウインドウ画面に関連付けたそれぞれの表示候補データを表示する表示制御を示したが、第3実施形態は、ファイルに関連付けた表示候補データを表示するものである。なお、第1又は第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。以下、図12に沿って説明する。
【0077】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられ(S22でYES)、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられた場合(S23でYES)、第3実施形態では、表示制御部101は、表示部150の表示領域に、例えば図13に示すようなファイル指定受付画面Bを表示させる(S24)。指定受付部105は、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、当該ファイル指定受付画面上で、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付ける(S25)。
【0078】
上記ファイル指定受付画面Bの表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付けた場合は(S25でYES)、関連情報管理部104が、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該指定が受け付けられたファイルを示すファイル関連付情報を記憶装置200等に記憶させる(S28)。また、上記ファイル指定受付画面Bの表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付けなかった場合は(S25でNO)、第1実施形態と同様に、関連情報管理部104は、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S26)。
【0079】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、ファイル又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S27)。
【0080】
次に、表示候補データの指定により、当該表示候補データに関連付けられたウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を説明する。図14は表示候補データの指定により、関連するウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を示すフローチャート、図15は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0081】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、複数のウインドウ画面及び表示候補データを表示させているとき(S31)、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、表示されているいずれかの表示候補データの表示部分が指定され、当該表示候補データの指定が指定受付部105に受け付けられると(S32でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと、当該表示候補データに対応するウインドウ画面との関連情報に基づいて、表示部150の表示領域に表示させている複数のウインドウ画面のいずれが、当該受け付けられた表示候補データに関連付けられたウインドウ画面であるかを検出する(S33)。そして、表示制御部101は、当該検出したウインドウ画面をアクティブ化する(S34)。すなわち、表示制御部101は、当該検出したウインドウ画面を、操作者によるデータ入力等の操作が可能な状態として表示部150の表示領域に表示させる。
【0082】
さらに、指定受付部105は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと、ファイル関連情報とに基づいて、上記のように指定された表示候補データに関連付けられたファイルがあるか否かを検出する(S35)。当該表示候補データに関連付けられたファイルが存在する場合は(S35でYES)、表示制御部101は、当該ファイルを、例えば記憶装置200から読み出し、このファイルを開くアプリケーションとして予め設定されている所定のアプリケーションで、当該ファイルを開く(S36)。なお、指定された表示候補データに関連付けられたファイルが存在しない場合は(S35でNO)、処理は終了する。
【0083】
これによれば、図15に示すように、多くのアプリケーションの各ウインドウ画面が表示部150の表示領域に表示されている場合であっても、例えば各ウインドウ画面の外側に並べて表示された各表示候補データの表示部分を、操作者がマウスポインタ等でクリックすることによって、バックグラウンドで表示されている複数のウインドウ画面(非アクティブのウインドウ画面)から、所望のウインドウ画面を簡単に選び出して、アクティブ化させることができる。また、同じ操作により、各表示候補データに関連付けられたファイルを、所定のアプリケーションで開くことができるので、操作者は、簡単に当該ファイルでの作業に取りかかることができる。このように、表示候補データと操作者所望のファイルとを関連付け、及び表示候補データの指定によるファイルの呼出により、操作者は、例えば表示候補データと、ウインドウ画面で作業中のデータのバックアップファイルとを関連付けておけば、表示候補データから、簡単にバックアップファイルにアクセスすることができる。
【0084】
次に、ウインドウ画面表示制御の第4実施形態について説明する。図16は、ウインドウ画面表示制御の第4実施形態を示すフローチャートである。なお、第1乃至第3実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0085】
上記第3実施形態は、各ファイルに関連付けた表示候補データを表示する表示制御を示したが、本第4実施形態は、ウインドウ画面内に表示されている各種の操作ボタンに関連付けた表示候補データを表示するものである。なお、第1乃至第3実施形態と同様の処理は説明を省略する。以下、図16に沿って説明する。
【0086】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられた後(S42でYES)、ウインドウ画面内に表示されている、いずれかの操作ボタンが、操作者によってマウスポインタ等の操作(例えば操作ボタン表示部分でマウス右クリック操作等)により指定されたことを指定受付部105が受け付けた場合には(S43でYES)、更に表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられると(S44でYES)、関連情報管理部104は、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該指定が受け付けられた操作ボタンを示す操作ボタン関連付情報を記憶装置200等に記憶させる(S45)。また、ウインドウ画面内に表示されているいずれかの操作ボタンの指定が指定受付部105に受け付けられていない場合は(S43でNO)、第1実施形態と同様に、関連情報管理部104は、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられたことをもって(S47でYES)、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S50)。
【0087】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、上記操作ボタン又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S46)。
【0088】
続いて、操作ボタンの指定により対応する表示候補データを表示させる処理を説明する。図17は操作ボタンの指定により、当該操作ボタンに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャート、図18は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0089】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面を表示させているときに(S51)、ウインドウ画面内に表示されている、いずれかの操作ボタンが、操作者によってマウスポインタ等の操作(例えば操作ボタン表示部分にマウスカーソルを合わせる操作等)により指定されたことを指定受付部105が受け付けた場合(S52でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと操作ボタン関連情報とに基づいて、指定された操作ボタンに関連付けられた対応する表示候補データがあるか否かを判断する(S53)。そして、表示制御部101は、指定された操作ボタンに関連付けられた対応する表示候補データがある場合は(S53でYES)、当該関連付けられた表示候補データを関連情報管理部104(記憶装置200等)から読み出して、当該読み出した表示候補データを、各ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる(S54)。このとき、表示制御部101は、(1)上記指定された操作ボタンから予め定められた距離だけ離れた位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよいし、(2)図16のS44で指示された表示位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよい。
【0090】
次に、ウインドウ画面表示制御の第5実施形態について説明する。図19は、ウインドウ画面表示制御の第5実施形態を示すフローチャートである。図20は、パスワード入力画面の一例を示す図である。なお、第1乃至第4実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0091】
本第5実施形態は、操作者からパスワードが入力された場合にのみ、当該パスワードに関連付けられている表示候補データを表示するものである。以下、図19に沿って説明する。
【0092】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられ(S62でYES)、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられた場合(S63でYES)、本第5実施形態では、表示制御部101は、表示部150の表示領域に、例えば図20に示すようなパスワード入力画面Qを表示させる(S64)。指定受付部105は、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、当該パスワード入力画面Q上で、表示候補データの表示が許可されているか否かの判断に用いるパスワードの入力を受け付ける(S65)。
【0093】
上記パスワード入力画面の表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるパスワードの入力を受け付けた場合は(S65でYES)、関連情報管理部104が、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データに関連付けるウインドウ画面との関連情報、当該入力が受け付けられたパスワードを記憶装置200等に記憶させる(S66)。また、上記パスワード入力画面の表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるパスワードの入力を受け付けなかった場合は(S65でNO)、関連情報管理部104は、第1実施形態と同様に、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S68)。
【0094】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、パスワード又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S67)。
【0095】
続いて、パスワード入力を条件に表示候補データを表示させる処理を説明する。図21はパスワード入力により、当該パスワードに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【0096】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面を表示させているとき(S71)、パスワード受付部106は、いずれかのウインドウ画面において、パスワードの入力が受け付けられたか否かを判断する(S72)。例えば、このパスワード受付部106によるパスワードの受付は、第1実施形態における表示候補データの入力受付の(1)(2)と同様に行う。すなわち、ウインドウ画面P,M(図3)のいずれかにおいて、操作者による複写又は切り取りの操作で指定されたデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置を指定して、マウスポインタ又はキーボードの操作で所謂貼り付けを行うこと等をもって、パスワード受付部106が、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータをパスワードが入力されたとして受け付ける。
【0097】
上記の操作によりパスワードの入力が操作者からパスワード受付部106に受け付けられた場合(S72でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データとパスワードとに基づいて、受け付けられたパスワードに対応する表示候補データを検出する(S73)。そして、表示制御部101は、当該検出した表示候補データを、各ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる(S54)。このとき、表示制御部101は、(1) ウインドウ画面のデータ入力受付領域外における予め定められた表示位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよいし、(2)上記貼り付け操作により指定された位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよい。
【0098】
次に、各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を説明する。図22は、各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を示すフローチャートである。
【0099】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面及び関連付けられた表示候補データを表示させている状態で(S81)、操作者のマウスポインタの操作等により、いずれかのウインドウ画面について、表示部150の表示領域における表示位置が変更された場合(S82でYES)、表示制御部101は、当該表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データの有無を判断する(S83)。
【0100】
表示制御部101は、上記表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがあると判断した場合(S83でYES)、上記表示位置が変更されたウインドウ画面の表示位置変更分と同じ変更分だけ、当該表示候補データの表示位置を変更して表示させる(S84)。すなわち、表示制御部101は、ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、当該ウインドウ画面と、対応する表示データの相対的な位置関係を維持する。
【0101】
なお、当該表示位置が変更されたウインドウ画面がない場合や(S82でNO)、表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがない場合には(S83でNO)、処理はS85に移る。
【0102】
S85では、表示制御部101は、操作者のマウスポインタの操作等により、いずれかのウインドウ画面の表示サイズが変更されたか否かが判断される(S85)。いずれかのウインドウ画面の表示サイズが変更された場合(S85でYES)、表示制御部101は、当該表示サイズが変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データの有無を判断する(S86)。
【0103】
表示制御部101は、上記表示サイズが変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがあると判断した場合(S86でYES)、上記表示サイズが変更されたウインドウ画面のサイズ変更分と同じ変更分だけ、当該表示候補データの表示サイズを変更して表示させる(S87)。すなわち、表示制御部101は、ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合には、当該ウインドウ画面と、対応する表示データの相対的なサイズの関係が維持されるように、表示データのサイズを拡大又は縮小させて表示させる。
【0104】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、ウインドウ画面の表示制御処理を、PC1の表示部150の表示領域におけるウインドウ画面の表示制御として説明しているが、本発明に係るウインドウ画面の表示制御は、画像形成装置の表示部の表示制御にも適用が可能である。図23は、画像形成装置の表示部における表示制御のフローチャート、図24は画像形成装置の操作部140を示す図、図25は表示候補データ入力画面の例を示す図、図26(a)(b)(c)は画像形成装置の表示部の表示画面の例を示す図である。当該表示制御を行う画像形成装置の主要部は、図1に示したパーソナルコンピュータと同様であるが、画像形成装置はPCとは操作部140の操作及び表示部150の表示内容が異なるため、画像形成装置の場合、以下のように表示制御が行われる。
【0105】
表示制御部101が、操作者に対する操作案内画面を表示部150に表示しているとき(S91)、例えば操作部140に設けられている画面切替キー473が操作者により押下されることで、表示候補データ入力画面への表示切替指示の入力が表示制御部101に受け付けられると(S92でYES)、表示制御部101は、図25に示すような表示候補データ入力画面Sを表示部150に表示させる(S93)。なお、当該画像形成装置における表示部150には、タッチパネル機能が設けられており、操作者が表示候補データ入力画面Sに表示されている各キーにタッチすることで、各キーに対応する文字や記号等の入力が受け付けられるようになっている。
【0106】
この表示候補データ入力画面Sにおいて、操作者から表示候補データの入力が受け付けられると(S94でYES)、関連情報管理部104が、当該入力された表示候補データと、表示候補データ入力画面が表示される直前に表示部150に表示されていた操作案内画面を示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S95)。そして、表示制御部101は、表示部150の表示画面を上記直前に表示されていた操作案内画面に戻すと共に、上記入力された表示候補データを、当該操作案内画面内における操作キーや文字・記号等が表示されていない空き領域に表示させる(S96)。
【0107】
これにより、例えば、図26(a)(b)(c)にメッセージe,f,gとして示すように、操作者は、操作案内画面と共に所望のメッセージを表示させることができる。操作者は、図26(a)に示すように、当該画像形成装置の各利用者に対する利用案内メッセージeを表示させたり、図26(b)に示すように、操作案内画面に表示されている操作キーについての説明のメッセージfを表示させたり、或いは、図26(b)(c)に示すように、操作案内画面が、操作者による設定及び画像形成装置の機能により、操作キーの表示を少なくさせた所謂簡単画面で表示される場合に、空き領域に各利用者に対する利用案内メッセージgを表示させることができる。
【0108】
また、上記実施形態では、本発明に係る電子機器の一実施形態をパーソナルコンピュータ1として説明したが、本発明に係る電子機器はパーソナルコンピュータに限られない。本発明に係る電子機器は、パソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタル時計、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機、デジタルカメラ、TV、ビデオ、音楽プレーヤ、電子レンジ、冷蔵庫、ATM(Automated Teller Machine)、カーナビゲーション等を少なくとも含む意味であり、これらの電子機器に本発明を適用できることは言うまでもない。
【0109】
また、上記実施形態では、上記には本発明の一実施に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置の構成及び制御を図1乃至図26を用いて示したが、これらはあくまでも一例に過ぎず、本発明に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置を、上述した構成及び制御に限定する趣旨ではない。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ウインドウ画面表示制御の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図3】表示部の画面表示例を示す図である。
【図4】表示部の画面表示例を示す図である。
【図5】表示部の画面表示例を示す図である。
【図6】表示部の画面表示例を示す図である。
【図7】表示部の画面表示例を示す図である。
【図8】ウインドウ画面表示制御の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図9】表示部の画面表示例を示す図である。
【図10】アプリケーション起動時における表示候補データの表示制御を示すフローチャートである。
【図11】表示部の画面表示例を示す図である。
【図12】ウインドウ画面表示制御の第3実施形態を示すフローチャートである。
【図13】表示部の画面表示例を示す図である。
【図14】表示候補データの指定により、関連するウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を示すフローチャートである。
【図15】表示部の画面表示例を示す図である。
【図16】ウインドウ画面表示制御の第4実施形態を示すフローチャートである。
【図17】操作ボタンの指定により、当該操作ボタンに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【図18】表示部の画面表示例を示す図である。
【図19】ウインドウ画面表示制御の第5実施形態を示すフローチャートである。
【図20】パスワード入力画面の一例を示す図である。
【図21】パスワードに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【図22】各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を示すフローチャートである。
【図23】画像形成装置の表示部における表示制御のフローチャートである。
【図24】画像形成装置の操作部を示す図である。
【図25】は表示候補データ入力画面の例を示す図である。
【図26】(a)(b)(c)は画像形成装置の表示部の表示下面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0111】
1 パーソナルコンピュータ
100 CPU
101 表示制御部
102 データ入力受付部
103 表示指示受付部
104 関連情報管理部
105 指定受付部
106 パスワード受付部
107 制御部
108 出力部
140 操作部
150 表示部
473 画面切替キー
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置に関し、特に、複数のウインドウ画面を表示部に表示する際の表示制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータでは、ワードプロセッサや表計算のアプリケーションが、それぞれのウインドウ画面で表示部に表示される。操作者は、各アプリケーションのウインドウ画面において、文書の作成や、数値計算などを行う。このような表示装置は、例えば、下記特許文献1に示されている。特許文献1に示される表示装置は、アプリケーションのウインドウ画面が表示されているときに、参照情報表示処理が起動されると、この表示中のウインドウ画面のデータを記憶している第1ウインドウ管理データ保持手段4aから第2ウインドウ管理データ保持手段4bに、当該ウインドウ画面のデータがコピーされ、この第2ウインドウ管理データ保持手段4bにコピーされたデータが、表示部の表示領域における上記ウインドウ画面の余白に割り付けられて表示される。すなわち、特許文献1に示される表示装置は、上記メインウインドウ画面の余白領域を第2のウインドウ画面として用いることによって、上記メインウインドウ画面に表示しきれないデータを当該第2のウインドウ画面に表示するものである。
【特許文献1】特開平10−27086号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の表示装置は、操作者が任意に入力した文字や記号等をメインウインドウ画面以外の領域に表示することはできない。上記表示装置は、既にメインウインドウ画面に表示すべきデータとして管理の対象となっているデータを第2のウインドウ画面に表示するにすぎず、換言すれば、1つのウインドウ画面を複数のウインドウ画面に分割しているにすぎないものである。また、上記表示装置は、メインウインドウ画面に表示しきれないデータを判別し、当該判別したデータを第2のウインドウ画面に表示する制御を行うため、メインウインドウ画面と第2ウインドウ画面とが連携して表示制御される必要があり、表示するデータの取り扱い等の処理が煩雑になるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の発明は、ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御プログラムであって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を機能させるものである。
【0006】
この構成によれば、データ入力受付手段に操作者からのデータ入力が受け付けられ、当該入力されたデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる指示が操作者から表示指示受付手段に受け付けられると、データ表示制御手段が、当該受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外となる表示領域に表示させるので、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がない。
【0007】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたウインドウ画面との関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、前記関連情報記憶手段に記憶されている関連情報に基づいて判別し、当該判別したウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0008】
この構成によれば、指定受付手段に、上記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分の指定が操作者から受け付けられると、表示制御手段が、当該指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で表示部の表示領域に表示させるので、例えば複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示されており、当該データに関連付けられたウインドウ画面が操作者による操作が可能な状態となっていない場合であっても、操作者は、上記データ入力受付領域外に表示されるデータ表示部分を、指定受付手段として機能する例えばマウスポインタ等で指定すれば、当該データに関連付けられたウインドウ画面の表示部分をマウスポインタ等で指定しなくても、当該ウインドウ画面を、データの入力等が可能な状態にすることができる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるファイルのファイル名称の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたファイル名称とのファイル関連情報を記憶するファイル情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、前記ファイル情報記憶手段に記憶されているファイル関連情報に基づいて判別し、当該判別したファイルを、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0010】
この構成によれば、指定受付手段に、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分の指定が操作者から受け付けられると、表示制御手段が、当該指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で表示部の表示領域に表示させるので、操作者は、OS(Operating System)等により複雑な操作を行わなくても、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分を指定することによって簡単に、上記データに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で、表示部の表示領域に表示させることができる。
【0011】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付ける操作ボタンを示す操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられた操作ボタンとの操作ボタン関連情報を記憶する操作ボタン関連情報記憶手段と、
前記表示制御手段によって前記表示領域に表示される各ウインドウ画面内の操作ボタン部分が操作者によって指定されたことを受け付けるボタン指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記ボタン指定受付手段によっていずれかの操作ボタンの指定が受け付けられたときに、当該操作ボタンに関連付けられたデータを、前記操作ボタン関連情報記憶手段に記憶されている操作ボタン関連情報に基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0012】
この構成によれば、操作者は、複数のウインドウ画面のうちのいずれかの操作ボタンを、例えばマウスポインタ等でクリックすれば、当該操作ボタンに関連する上記データを、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外となる表示領域で視認することができる。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるパスワードの入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたパスワードとを記憶するパスワード記憶手段と、
操作者からパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段とを更に備え、
前記表示制御手段は、前記パスワード受付手段に操作者からパスワードが受け付けられたときに、当該パスワードに関連付けられたデータを、前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードに基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0014】
この構成によれば、パスワード受付手段に操作者からのパスワードが受け付けられない限り、表示制御手段が、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外となる表示領域に表示させないので、操作者からデータ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータの表示に関する機密性が保たれる。また、操作者は、パスワード受付手段にパスワードを入力するか否かによって、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させるか否かを使い分けることができる。
【0015】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段が、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面の外側となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0016】
この構成によれば、表示制御手段が、表示指示受付手段に受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面の外側となる表示領域に表示させるので、当該データの表示によりウインドウ画面の表示が隠されてしまうことを避けることができる。
【0017】
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域よりも外側となる当該ウインドウ画面の領域内に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0018】
この構成によれば、表示制御手段が、表示指示受付手段に受け付けられた指示が示すデータを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の外側となる表示領域に表示させるので、当該データの表示により、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の表示が隠されてしまうことを避けることができる。また、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域ではないが、操作ボタン等が表示されていないウインドウ画面における空き領域に、上記データを表示されるので、当該空き領域を有効に利用することができ、操作者に対する視認性を更に向上させることができる。
【0019】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる位置を変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置を、当該ウインドウ画面の表示位置に合わせて変更するように、電子機器を更に機能させるものである。
【0020】
この構成によれば、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置が、これに関連付けられたウインドウ画面の表示位置に合わせて表示制御手段により変更され、当該ウインドウ画面と上記データの表示位置との相対的な位置関係が保たれるので、上記ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0021】
本発明の請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御プログラムであって、前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる大きさを変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させる大きさを、当該ウインドウ画面の大きさに合わせて変更するように、電子機器を更に機能させるものである。
【0022】
この構成によれば、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示する大きさが、これに関連付けられたウインドウ画面を表示する大きさに合わせて表示制御手段により変更され、当該ウインドウ画面と上記データとの相対的な大きさの関係が保たれるので、上記ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合であっても、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0023】
本発明の請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示す全てのデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0024】
この構成によれば、操作者は、複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示される場合であっても、当該複数のウインドウ画面のそれぞれに関連付けた所望の文字や記号等のデータを入力すれば、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に、当該各ウインドウ画面に関連付けられた全データを表示させることができる。
【0025】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の表示制御プログラムであって、前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示すデータのうち、前記表示部の表示領域に操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させるものである。
【0026】
この構成によれば、表示制御手段が、操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを表示させるので、操作者が、表示部の表示領域に表示されている複数のウインドウ画面のうちのいずれかを、例えばマウスポインタ等でクリックしてアクティブ化させれば、当該アクティブ化されたウインドウ画面に関連する上記データを視認することができる。
【0027】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラムであって、前記複数のウインドウ画面が、それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面である。
【0028】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラムであって、前記複数のウインドウ画面が、同一のアプリケーション内で動作するウインドウ画面である。
【0029】
本発明の請求項14に記載の発明は、操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる表示装置である。
【0030】
本発明の請求項15に記載の発明は、ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御方法であって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる第1ステップと、
前記第1ステップにより前記ウインドウ画面が前記表示領域に表示されているときに、当該ウインドウ画面においてデータの入力を操作者から受け付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって入力が受け付けられたデータを、前記ウインドウ画面において操作者によって操作が行われるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける第3ステップと、
前記第3ステップで受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる第4ステップと
を有するものである。
【0031】
本発明の請求項16に記載の発明は、操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる画像形成装置である。
【発明の効果】
【0032】
請求項1、請求項12乃至請求項16に記載の発明によれば、操作者が任意に入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示することができ、しかも、当該入力した文字や記号等をウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に表示する制御を、必ずしもウインドウ画面と連携して行う必要がない。
【0033】
請求項2に記載の発明によれば、例えば複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示されており、当該データに関連付けられたウインドウ画面が操作者による操作が可能な状態となっていない場合であっても、操作者は、上記データ入力受付領域外に表示されるデータ表示部分を、指定受付手段として機能する例えばマウスポインタ等で指定すれば、当該データに関連付けられたウインドウ画面の表示部分をマウスポインタ等で指定しなくても、当該ウインドウ画面を、データの入力等が可能な状態にすることができる。
【0034】
請求項3に記載の発明によれば、操作者は、OS(Operating System)等により複雑な操作を行わなくても、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分を指定することによって簡単に、上記データに関連付けられたファイルを、操作者による操作が可能な状態で、表示部の表示領域に表示させることができる。
【0035】
請求項4に記載の発明によれば、操作者は、複数のウインドウ画面のうちのいずれかの操作ボタンを、例えばマウスポインタ等でクリックすれば、当該操作ボタンに関連する上記データを、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外となる表示領域で視認することができる。
【0036】
請求項5に記載の発明によれば、操作者からデータ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータの表示に関する機密性が保たれる。また、操作者は、パスワード受付手段にパスワードを入力するか否かによって、表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させるか否かを使い分けることができる。
【0037】
請求項6に記載の発明によれば、表示指示受付手段に受け付けられた指示の示すデータが、ウインドウ画面の外側となる表示領域に表示されるので、当該データの表示によりウインドウ画面の表示が隠されてしまうことを避けることができる。
【0038】
請求項7に記載の発明によれば、ウインドウ画面に関連付けられたデータの表示により、ウインドウ画面のデータ入力受付領域の表示が隠されてしまうことを避けることができる。また、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域ではないが、操作ボタン等が表示されていないウインドウ画面における空き領域に、上記データを表示されるので、当該空き領域を有効に利用することができ、操作者に対する視認性を更に向上させることができる。
【0039】
請求項8に記載の発明によれば、上記ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、ウインドウ画面と上記データの表示位置との相対的な位置関係が保たれるので、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0040】
請求項9に記載の発明によれば、上記ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合であっても、当該ウインドウ画面と上記データとの相対的な大きさの関係が保たれるので、操作者にとっての当該データの見やすさを確保することができる。
【0041】
請求項10に記載の発明によれば、操作者は、複数のウインドウ画面が表示部の表示領域に表示される場合であっても、当該複数のウインドウ画面のそれぞれに関連付けた所望の文字や記号等のデータを入力すれば、複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の表示領域に、当該各ウインドウ画面に関連付けられた全データを表示させることができる。
【0042】
請求項11に記載の発明によれば、操作者が、表示部の表示領域に表示されている複数のウインドウ画面のうちのいずれかを、例えばマウスポインタ等でクリックしてアクティブ化させれば、当該アクティブ化されたウインドウ画面に関連する上記データを視認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0043】
以下、本発明に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(電子機器の一実施形態。以下、PC)の概略構成を示すブロック図である。
【0044】
PC1は、LAN(Local Area Network)ケーブル、又はセントロニクスインターフェイスなどのパラレルケーブルあるいはRS−232Cなどのシリアルケーブル等により、プリンタ20と接続され、PC1から出力された印刷データがプリンタ20で記録用紙上に印刷されるようになっている。通信I/F160は、LANインタフェイス、パラレルI/F部又はシリアルI/F部として機能する。プリンタ20は、プリンタの他、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能を兼ね備える複合機や、ファクシミリ装置等、プリンタ機能を備える種々の装置が含まれる。
【0045】
PC1は、上記通信I/F160の他、CPU100、ROM(リードオンリーメモリ)110、RAM(ランダムアクセスメモリ)120、記録媒体読取装置130、操作部(入力装置)140、表示部150及び記憶装置200を備えている。
【0046】
ROM110は、記憶装置200や記録媒体読取装置130等の周辺機器を制御するための基本プログラムであるBIOS(basic input/output system)等を記憶している。RAM120は、CPU100の作業領域として使用され、種々のデータを一時的に記憶する。記録媒体読取装置130は、CPU100の制御の下、CD−ROM、フレキシブルディスク、DVD(digital versatile disk)等の記録媒体に記録された種々のデータを読み取る。
【0047】
操作部140は、キーボード、マウス等を含み、ユーザの操作指令を受け付け、操作指令に応じた電気信号をCPU100に出力する。表示部150は、液晶パネル又はCRT(陰極線管)等から構成され、CPU100の制御の下に種々の画像を表示する。
【0048】
記憶装置200は、例えばハードディスク等から構成され、パーソナルコンピュータを統括制御するための基本プログラムであるオペレーティングシステムや、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラム等を記憶している。この表示制御プログラムは、表示部150に複数のウインドウ画面(それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面でもよいし、1つのアプリケーション内に設けられた複数のウインドウ画面でもよい。以下、同じ)を表示する際における各画面の表示切り換え処理をCPU100に実行させるものである。表示制御プログラムは、CD−ROMやフレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている場合は、この記録媒体を記録媒体読取装置130に装填してインストールすることで記憶装置200に記憶される。また、表示制御プログラムがインターネット上のWEBサーバに記憶されている場合は、WEBサーバから表示制御プログラムをダウンロードすることにより、当該プログラムが記憶装置200に記憶されるようにしてもよい。
【0049】
CPU100は、オペレーティングシステムの制御の下、上記表示制御プログラムを実行することで、表示制御部101(表示制御手段)、及びデータ入力受付部(データ入力受付手段)102、表示指示受付部(表示指示受付手段)103、関連情報管理部(関連情報記憶手段、ファイル関連情報記憶手段、操作ボタン関連情報記憶手段、パスワード記憶手段、)104、指定受付部(指定受付手段、ボタン指定受付手段)105、及び、パスワード受付部(パスワード受付手段)106として機能する。CPU100は、更に、制御部107、及び出力部108としても機能する。
【0050】
表示制御部101は、表示部150の表示動作を制御する。表示制御部101は、操作者により操作部140に入力された指示に基づいて、複数のウインドウ画面を表示可能である。表示制御部101は、これら各ウインドウ画面を順次切り換えて表示部150に表示させる。
【0051】
また、表示制御部101は、データ入力受付部102に操作者から文字又は記号等のデータの入力が受け付けられ、当該データをウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示する指示が操作者から表示指示受付部103に受け付けられたときに、当該データを、表示部150の表示領域であって、ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる。この表示制御の詳細については後述する。なお、上記データ入力受付領域とは、例えばワードプロセッサや表計算のアプリケーションのウインドウ画面において、操作者によるキーボードやマウス等(操作部140)の操作でデータ入力が行われる領域である。
【0052】
データ入力受付部102は、表示制御部101がウインドウ画面を表示部150の表示領域に表示しているときに、当該ウインドウ画面における操作者の操作に基づいて、上記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させるデータ(以下、表示候補データという)の入力を操作者から受け付ける。また、データ入力受付部102は、表示候補データに関連付けるファイルのファイル名称の入力や、表示候補データに関連付ける操作ボタンを特定する操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付ける。
【0053】
表示指示受付部103は、データ入力受付部102によって入力が受け付けられた表示候補データを、ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる指示を操作者から受け付ける。
【0054】
関連情報管理部104は、操作者からデータ入力受付部102に入力が受け付けられた各表示候補データと、各表示候補データに関連付けられたそれぞれのウインドウ画面を示す関連情報を記憶する。また、関連情報管理部104は、各表示候補データと、当該各表示候補データに関連付けられたそれぞれのファイルを示すファイル関連情報を記憶する。さらに、関連情報管理部104は、各表示候補データと、当該各表示候補データに関連付けられたそれぞれのパスワードを管理する。なお、関連情報管理部104が管理する表示候補データ、関連情報、ファイル関連情報、及びパスワードは、関連情報管理部104がRAM120又は記憶装置200に記憶させる。関連情報管理部104と、RAM120又は記憶装置200とが、特許請求の範囲でいう関連情報記憶手段、ファイル情報記憶手段、操作ボタン関連情報記憶手段、及びパスワード記憶手段の一例として機能する。
【0055】
指定受付部105は、上記表示候補データが、上記データ入力受付領域の外に表示されている状態で、当該表示候補データの表示部分が、操作者によりマウスポインタ(操作部140)等の操作で指定されたことを受け付ける。また、指定受付部105は、表示制御部101によって各ウインドウ画面内に表示される操作ボタン部分が、操作者によってマウスポインタ等の操作により指定されたことを受け付ける。この操作ボタンとは、例えば、操作者によるマウスポインタ又はキーボードの操作でクリックや指定が可能とされている各種ボタンである。
【0056】
パスワード受付部106は、操作者からパスワードの入力を受け付けるものである。例えば、表示制御部101が表示部150の表示領域に、上記各ウインドウ画面とは別にパスワード入力画面を表示させ、このパスワード入力画面で操作者がマウスポインタ又はキーボードの操作でパスワードを入力したときに、パスワード受付部106は、当該入力されたパスワードの入力を受け付ける。
【0057】
制御部107は、PC1の全体的な動作制御を司ると共に、操作部140から操作者によって入力された指示に基づいて、印刷処理に必要な各種の制御を行う。また、出力部108は、図略のプリンタ印刷用データ変換部で印刷に必要なデータ変換処理がされた後のデータを、通信I/F160を介してプリンタ20に出力させる。
【0058】
なお、本発明の一実施形態に係る表示装置は、例えば、表示部150及びCPU100(表示制御部101、及びデータ入力受付部102、表示指示受付部103、関連情報管理部104、指定受付部105及びパスワード受付部106のうちの必要な機能)を備えてなる。
【0059】
次に、本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされた上記PC1による、ウインドウ画面表示制御の第1実施形態について説明する。図2は、PC1によるウインドウ画面表示制御の第1実施形態を示すフローチャートである。図3乃至図7は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0060】
制御部107が、例えば、ワードプロセッサと表計算ソフトの2つのアプリケーションを起動させており、図3に示すように、表示制御部101がワードプロセッサのウインドウ画面Pと、表計算ソフトのウインドウ画面Mとを表示部150に表示させているとき(S1)、データ入力受付部102は、当該ウインドウ画面P,Mのいずれかで操作者から表示候補データの入力があるか否かを判断する(S2)。
【0061】
例えば、データ入力受付部102は、図4に示すように、ウインドウ画面P,Mのいずれかにおいて、(1)操作者が、当該ウインドウ画面のデータ入力受付領域に入力されている文字や記号等のデータを、マウスポインタ又はキーボードの操作により所謂複写又は切り取り操作の操作を行うこと等をもって、上記表示候補データの入力が受け付けられたと判断する。或いは、(2)データ入力受付部102は、ウインドウ画面Pにおいて予め定められている行及び桁で特定される範囲、又はウインドウ画面Mにおいて予め定められているセル部分に、文字や記号等のデータが操作者によって入力されたこと等をもって、上記表示候補データの入力が受け付けられたと判断する。
【0062】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられた場合(S2でYES)、続いて、表示指示受付部103が、上記データ入力受付部102で入力が受け付けられた表示候補データをウインドウ画面P及びMのデータ入力受付領域外に表示させる操作者からの指示があるか否かを判断する(S3)。
【0063】
例えば、表示指示受付部103は、図5に示すように、ウインドウ画面P,Mのいずれかにおいて、(1)操作者による複写又は切り取りの操作で指定されたデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置を指定して(図5に矢印で示す)、マウスポインタ又はキーボードの操作で所謂貼り付けを行うことをもって、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータを表示候補データとして、当該貼り付け操作により指定された位置に当該表示候補データを表示する指示を受け付ける。或いは、(2)表示指示受付部103は、ウインドウ画面Pにおいて予め定められている行及び桁で特定される範囲、又はウインドウ画面Mにおいて予め定められているセル部分に入力されている文字や記号等のデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置に所謂ドラッグ&ドロップ操作をしたことをもって、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータを表示候補データとして、当該貼り付け操作により指定された位置に当該表示候補データを表示する指示を受け付ける。
【0064】
表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられると(S3でYES)、関連情報管理部104が、当該入力が受け付けられた表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S4)。関連情報管理部104によって管理される当該関連情報は、後述するウインドウ画面の表示制御時に用いられる。
【0065】
そして、表示制御部101は、図6に示すように、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に上記表示候補データを表示させる(S5)。なお、上記表示指示により指定される位置、すなわち、表示制御部101が表示候補データを表示させる表示部150の表示領域における位置は、図6では、ウインドウ画面P及びMの外側となる表示領域としているが、更に、図7に示すように、ウインドウ画面P又はMの内側であるが、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作が行われない領域、例えば、ウインドウ画面Pにおけるタイトルバーの領域aや、ウインドウ画面Pの下端部領域bや、或いは、操作が行われない領域とウインドウ画面Pの外側領域に跨る領域cに、表示候補データを表示させてもよい。
【0066】
次に、ウインドウ画面表示制御の第2実施形態について説明する。図8は、ウインドウ画面表示制御の第2実施形態を示すフローチャートである。図9は表示部150の画面表示例を示す図である。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0067】
第1実施形態では、制御部107が、2つのアプリケーションを起動させており、表示制御部101が異なるアプリケーションの各ウインドウ画面P,Mを表示部150に表示さるときのウインドウ画面表示制御を示したが、第2実施形態では、制御部107が1つのアプリケーションを起動させており、表示制御部101が、当該アプリケーションのウインドウ画面を複数表示させるとき(図8のS11)におけるウインドウ画面表示制御である。
【0068】
この第2実施形態でも、データ入力受付部102による表示候補データの入力受付(S12)、表示指示受付部103による表示候補データの表示指示の受付(S13)、及び表示候補データとウインドウ画面との関連情報の記憶(S14)の各処理が第1実施形態と同様に行われるが、表示指示受付部103が表示候補データの表示位置として受け付ける表示領域が、第1実施形態とは異なる。すなわち、第2実施形態は、1つのアプリケーションのウインドウ画面を複数表示させているときに、当該複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域に、表示候補データを表示させる処理を行うものであるため、当該複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域以外の領域は、図9に示すように、1つのアプリケーションのウインドウ画面内における複数のウインドウ画面のデータ入力受付領域の外側領域(アプリケーションのウインドウ画面内の空き領域F)に、表示候補データ(例えば、図9に示す表示候補データd)を表示する。なお、以下に示す各実施形態に示す表示制御は、このように1つのアプリケーションのウインドウ画面を複数表示させる場合にも適用される。
【0069】
次に、アプリケーション起動時における表示候補データの表示制御について説明する。図10はアプリケーション起動時における表示候補データの表示制御を示すフローチャートである。図11は表示部の画面表示例を示す図である。
【0070】
制御部107が、操作者からの指示に基づいて、1以上のアプリケーションを起動させると(S101)、表示制御部101は、各アプリケーションのウインドウ画面を表示部150の表示領域に表示させる(S102)。このとき、表示制御部101は、各アプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データがあるかを、関連情報管理部104が管理する表示候補データ及び関連情報に基づいて判断する(S103)。
【0071】
表示制御部101が、各アプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データがあると判断した場合(S103でYES)、前回表示させた表示候補データの位置が、関連付けられているウインドウ画面の内側領域であったかを判断する(S104)。
【0072】
前回表示させた表示候補データの位置が当該ウインドウ画面の内側領域であった場合(S104でYES)、当該表示候補データを当該ウインドウ画面内における前回の表示位置と同じ位置に表示させる(S105)。
【0073】
前回表示させた表示候補データの位置が当該ウインドウ画面の内側領域でなかった場合(S104でNO)、表示制御部101は、各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域よりも小さいか否か(かつ表示候補データを表示させるに足りる領域がウインドウ画面外にあるか否か)を判断し(S106)、各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域よりも小さい場合は(S106でYES)、表示制御部101は、当該表示候補データを当該ウインドウ画面の外側であって(ウインドウ画面の内外に跨る場合を含む)、前回の表示位置と同じ位置に表示させる(S107)。各ウインドウ画面のサイズが表示部150の表示領域以上のサイズである場合は(S106でNO)、表示制御部101は、当該表示候補データを当該ウインドウ画面内における予め定められた位置(例えば、図7の領域a等)に表示させる(S105)。これにより、図11に示すように、複数のアプリケーションのウインドウ画面に関連付けられたそれぞれの表示候補データが表示される。図11には、全てのウインドウ画面が表示部150の表示領域よりも小さい場合を示している。
【0074】
なお、図10には、制御部107が全てのアプリケーションを起動させ、表示制御部101が当該全てのアプリケーションのウインドウ画面に関連付けられた表示候補データを表示させる表示制御を示しているが、表示制御部101は、S103において、アクティブ化しているウインドウ画面のみについて、関連付けられた表示候補データが存在するか否かを判断し、アクティブ化しているウインドウ画面についてのみS104乃至S107の処理を行うようにしてもよい。この場合、制御部107が複数のアプリケーションを起動させ、複数のウインドウ画面が表示部150に表示されているときに、操作者が、アクティブ化させるウインドウ画面を切り替えると、表示される表示候補データが、順次アクティブ化されるウインドウ画面に関連付けられた表示候補データに切り替えて表示されるので、操作者は、アクティブ化されたウインドウ画面に関連付けられた表示候補データのみを視認することができる。
【0075】
次に、ウインドウ画面表示制御の第3実施形態について説明する。図12は、ウインドウ画面表示制御の第3実施形態を示すフローチャート、図13は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0076】
第1及び第2実施形態は、各ウインドウ画面に関連付けたそれぞれの表示候補データを表示する表示制御を示したが、第3実施形態は、ファイルに関連付けた表示候補データを表示するものである。なお、第1又は第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。以下、図12に沿って説明する。
【0077】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられ(S22でYES)、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられた場合(S23でYES)、第3実施形態では、表示制御部101は、表示部150の表示領域に、例えば図13に示すようなファイル指定受付画面Bを表示させる(S24)。指定受付部105は、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、当該ファイル指定受付画面上で、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付ける(S25)。
【0078】
上記ファイル指定受付画面Bの表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付けた場合は(S25でYES)、関連情報管理部104が、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該指定が受け付けられたファイルを示すファイル関連付情報を記憶装置200等に記憶させる(S28)。また、上記ファイル指定受付画面Bの表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるファイルの指定を受け付けなかった場合は(S25でNO)、第1実施形態と同様に、関連情報管理部104は、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S26)。
【0079】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、ファイル又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S27)。
【0080】
次に、表示候補データの指定により、当該表示候補データに関連付けられたウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を説明する。図14は表示候補データの指定により、関連するウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を示すフローチャート、図15は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0081】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、複数のウインドウ画面及び表示候補データを表示させているとき(S31)、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、表示されているいずれかの表示候補データの表示部分が指定され、当該表示候補データの指定が指定受付部105に受け付けられると(S32でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと、当該表示候補データに対応するウインドウ画面との関連情報に基づいて、表示部150の表示領域に表示させている複数のウインドウ画面のいずれが、当該受け付けられた表示候補データに関連付けられたウインドウ画面であるかを検出する(S33)。そして、表示制御部101は、当該検出したウインドウ画面をアクティブ化する(S34)。すなわち、表示制御部101は、当該検出したウインドウ画面を、操作者によるデータ入力等の操作が可能な状態として表示部150の表示領域に表示させる。
【0082】
さらに、指定受付部105は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと、ファイル関連情報とに基づいて、上記のように指定された表示候補データに関連付けられたファイルがあるか否かを検出する(S35)。当該表示候補データに関連付けられたファイルが存在する場合は(S35でYES)、表示制御部101は、当該ファイルを、例えば記憶装置200から読み出し、このファイルを開くアプリケーションとして予め設定されている所定のアプリケーションで、当該ファイルを開く(S36)。なお、指定された表示候補データに関連付けられたファイルが存在しない場合は(S35でNO)、処理は終了する。
【0083】
これによれば、図15に示すように、多くのアプリケーションの各ウインドウ画面が表示部150の表示領域に表示されている場合であっても、例えば各ウインドウ画面の外側に並べて表示された各表示候補データの表示部分を、操作者がマウスポインタ等でクリックすることによって、バックグラウンドで表示されている複数のウインドウ画面(非アクティブのウインドウ画面)から、所望のウインドウ画面を簡単に選び出して、アクティブ化させることができる。また、同じ操作により、各表示候補データに関連付けられたファイルを、所定のアプリケーションで開くことができるので、操作者は、簡単に当該ファイルでの作業に取りかかることができる。このように、表示候補データと操作者所望のファイルとを関連付け、及び表示候補データの指定によるファイルの呼出により、操作者は、例えば表示候補データと、ウインドウ画面で作業中のデータのバックアップファイルとを関連付けておけば、表示候補データから、簡単にバックアップファイルにアクセスすることができる。
【0084】
次に、ウインドウ画面表示制御の第4実施形態について説明する。図16は、ウインドウ画面表示制御の第4実施形態を示すフローチャートである。なお、第1乃至第3実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0085】
上記第3実施形態は、各ファイルに関連付けた表示候補データを表示する表示制御を示したが、本第4実施形態は、ウインドウ画面内に表示されている各種の操作ボタンに関連付けた表示候補データを表示するものである。なお、第1乃至第3実施形態と同様の処理は説明を省略する。以下、図16に沿って説明する。
【0086】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられた後(S42でYES)、ウインドウ画面内に表示されている、いずれかの操作ボタンが、操作者によってマウスポインタ等の操作(例えば操作ボタン表示部分でマウス右クリック操作等)により指定されたことを指定受付部105が受け付けた場合には(S43でYES)、更に表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられると(S44でYES)、関連情報管理部104は、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該指定が受け付けられた操作ボタンを示す操作ボタン関連付情報を記憶装置200等に記憶させる(S45)。また、ウインドウ画面内に表示されているいずれかの操作ボタンの指定が指定受付部105に受け付けられていない場合は(S43でNO)、第1実施形態と同様に、関連情報管理部104は、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられたことをもって(S47でYES)、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S50)。
【0087】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、上記操作ボタン又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S46)。
【0088】
続いて、操作ボタンの指定により対応する表示候補データを表示させる処理を説明する。図17は操作ボタンの指定により、当該操作ボタンに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャート、図18は表示部150の画面表示例を示す図である。
【0089】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面を表示させているときに(S51)、ウインドウ画面内に表示されている、いずれかの操作ボタンが、操作者によってマウスポインタ等の操作(例えば操作ボタン表示部分にマウスカーソルを合わせる操作等)により指定されたことを指定受付部105が受け付けた場合(S52でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データと操作ボタン関連情報とに基づいて、指定された操作ボタンに関連付けられた対応する表示候補データがあるか否かを判断する(S53)。そして、表示制御部101は、指定された操作ボタンに関連付けられた対応する表示候補データがある場合は(S53でYES)、当該関連付けられた表示候補データを関連情報管理部104(記憶装置200等)から読み出して、当該読み出した表示候補データを、各ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる(S54)。このとき、表示制御部101は、(1)上記指定された操作ボタンから予め定められた距離だけ離れた位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよいし、(2)図16のS44で指示された表示位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよい。
【0090】
次に、ウインドウ画面表示制御の第5実施形態について説明する。図19は、ウインドウ画面表示制御の第5実施形態を示すフローチャートである。図20は、パスワード入力画面の一例を示す図である。なお、第1乃至第4実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0091】
本第5実施形態は、操作者からパスワードが入力された場合にのみ、当該パスワードに関連付けられている表示候補データを表示するものである。以下、図19に沿って説明する。
【0092】
データ入力受付部102で表示候補データの入力が受け付けられ(S62でYES)、表示指示受付部103で上記表示候補データの表示指示が受け付けられた場合(S63でYES)、本第5実施形態では、表示制御部101は、表示部150の表示領域に、例えば図20に示すようなパスワード入力画面Qを表示させる(S64)。指定受付部105は、操作者によるマウスポインタ又はキーボード等の操作により、当該パスワード入力画面Q上で、表示候補データの表示が許可されているか否かの判断に用いるパスワードの入力を受け付ける(S65)。
【0093】
上記パスワード入力画面の表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるパスワードの入力を受け付けた場合は(S65でYES)、関連情報管理部104が、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データに関連付けるウインドウ画面との関連情報、当該入力が受け付けられたパスワードを記憶装置200等に記憶させる(S66)。また、上記パスワード入力画面の表示時に、指定受付部105が、表示候補データに関連付けるパスワードの入力を受け付けなかった場合は(S65でNO)、関連情報管理部104は、第1実施形態と同様に、入力が受け付けられている上記表示候補データと、当該表示候補データを入力する操作が行われたウインドウ画面P又はMを示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S68)。
【0094】
この後、表示制御部101は、表示部150の表示領域における、上記表示指示により指定された位置に、パスワード又はウインドウ画面に関連付けられた上記表示候補データを表示させる(S67)。
【0095】
続いて、パスワード入力を条件に表示候補データを表示させる処理を説明する。図21はパスワード入力により、当該パスワードに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【0096】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面を表示させているとき(S71)、パスワード受付部106は、いずれかのウインドウ画面において、パスワードの入力が受け付けられたか否かを判断する(S72)。例えば、このパスワード受付部106によるパスワードの受付は、第1実施形態における表示候補データの入力受付の(1)(2)と同様に行う。すなわち、ウインドウ画面P,M(図3)のいずれかにおいて、操作者による複写又は切り取りの操作で指定されたデータを、操作者が、ウインドウ画面P,Mのデータ入力受付領域外におけるいずれかの位置を指定して、マウスポインタ又はキーボードの操作で所謂貼り付けを行うこと等をもって、パスワード受付部106が、当該複写又は切り取りの操作で指定されたデータをパスワードが入力されたとして受け付ける。
【0097】
上記の操作によりパスワードの入力が操作者からパスワード受付部106に受け付けられた場合(S72でYES)、表示制御部101は、関連情報管理部104が管理する表示候補データとパスワードとに基づいて、受け付けられたパスワードに対応する表示候補データを検出する(S73)。そして、表示制御部101は、当該検出した表示候補データを、各ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示させる(S54)。このとき、表示制御部101は、(1) ウインドウ画面のデータ入力受付領域外における予め定められた表示位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよいし、(2)上記貼り付け操作により指定された位置に、当該検出した表示候補データを表示させてもよい。
【0098】
次に、各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を説明する。図22は、各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を示すフローチャートである。
【0099】
表示制御部101が、表示部150の表示領域に、各アプリケーションのウインドウ画面及び関連付けられた表示候補データを表示させている状態で(S81)、操作者のマウスポインタの操作等により、いずれかのウインドウ画面について、表示部150の表示領域における表示位置が変更された場合(S82でYES)、表示制御部101は、当該表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データの有無を判断する(S83)。
【0100】
表示制御部101は、上記表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがあると判断した場合(S83でYES)、上記表示位置が変更されたウインドウ画面の表示位置変更分と同じ変更分だけ、当該表示候補データの表示位置を変更して表示させる(S84)。すなわち、表示制御部101は、ウインドウ画面の表示位置が変更された場合であっても、当該ウインドウ画面と、対応する表示データの相対的な位置関係を維持する。
【0101】
なお、当該表示位置が変更されたウインドウ画面がない場合や(S82でNO)、表示位置が変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがない場合には(S83でNO)、処理はS85に移る。
【0102】
S85では、表示制御部101は、操作者のマウスポインタの操作等により、いずれかのウインドウ画面の表示サイズが変更されたか否かが判断される(S85)。いずれかのウインドウ画面の表示サイズが変更された場合(S85でYES)、表示制御部101は、当該表示サイズが変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データの有無を判断する(S86)。
【0103】
表示制御部101は、上記表示サイズが変更されたウインドウ画面に関連付けて表示させている表示データがあると判断した場合(S86でYES)、上記表示サイズが変更されたウインドウ画面のサイズ変更分と同じ変更分だけ、当該表示候補データの表示サイズを変更して表示させる(S87)。すなわち、表示制御部101は、ウインドウ画面の表示サイズが変更された場合には、当該ウインドウ画面と、対応する表示データの相対的なサイズの関係が維持されるように、表示データのサイズを拡大又は縮小させて表示させる。
【0104】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記各実施形態では、ウインドウ画面の表示制御処理を、PC1の表示部150の表示領域におけるウインドウ画面の表示制御として説明しているが、本発明に係るウインドウ画面の表示制御は、画像形成装置の表示部の表示制御にも適用が可能である。図23は、画像形成装置の表示部における表示制御のフローチャート、図24は画像形成装置の操作部140を示す図、図25は表示候補データ入力画面の例を示す図、図26(a)(b)(c)は画像形成装置の表示部の表示画面の例を示す図である。当該表示制御を行う画像形成装置の主要部は、図1に示したパーソナルコンピュータと同様であるが、画像形成装置はPCとは操作部140の操作及び表示部150の表示内容が異なるため、画像形成装置の場合、以下のように表示制御が行われる。
【0105】
表示制御部101が、操作者に対する操作案内画面を表示部150に表示しているとき(S91)、例えば操作部140に設けられている画面切替キー473が操作者により押下されることで、表示候補データ入力画面への表示切替指示の入力が表示制御部101に受け付けられると(S92でYES)、表示制御部101は、図25に示すような表示候補データ入力画面Sを表示部150に表示させる(S93)。なお、当該画像形成装置における表示部150には、タッチパネル機能が設けられており、操作者が表示候補データ入力画面Sに表示されている各キーにタッチすることで、各キーに対応する文字や記号等の入力が受け付けられるようになっている。
【0106】
この表示候補データ入力画面Sにおいて、操作者から表示候補データの入力が受け付けられると(S94でYES)、関連情報管理部104が、当該入力された表示候補データと、表示候補データ入力画面が表示される直前に表示部150に表示されていた操作案内画面を示す関連情報を記憶装置200等に記憶させる(S95)。そして、表示制御部101は、表示部150の表示画面を上記直前に表示されていた操作案内画面に戻すと共に、上記入力された表示候補データを、当該操作案内画面内における操作キーや文字・記号等が表示されていない空き領域に表示させる(S96)。
【0107】
これにより、例えば、図26(a)(b)(c)にメッセージe,f,gとして示すように、操作者は、操作案内画面と共に所望のメッセージを表示させることができる。操作者は、図26(a)に示すように、当該画像形成装置の各利用者に対する利用案内メッセージeを表示させたり、図26(b)に示すように、操作案内画面に表示されている操作キーについての説明のメッセージfを表示させたり、或いは、図26(b)(c)に示すように、操作案内画面が、操作者による設定及び画像形成装置の機能により、操作キーの表示を少なくさせた所謂簡単画面で表示される場合に、空き領域に各利用者に対する利用案内メッセージgを表示させることができる。
【0108】
また、上記実施形態では、本発明に係る電子機器の一実施形態をパーソナルコンピュータ1として説明したが、本発明に係る電子機器はパーソナルコンピュータに限られない。本発明に係る電子機器は、パソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタル時計、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機、デジタルカメラ、TV、ビデオ、音楽プレーヤ、電子レンジ、冷蔵庫、ATM(Automated Teller Machine)、カーナビゲーション等を少なくとも含む意味であり、これらの電子機器に本発明を適用できることは言うまでもない。
【0109】
また、上記実施形態では、上記には本発明の一実施に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置の構成及び制御を図1乃至図26を用いて示したが、これらはあくまでも一例に過ぎず、本発明に係る表示制御プログラム、表示装置、表示制御方法及び画像形成装置を、上述した構成及び制御に限定する趣旨ではない。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示制御プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ウインドウ画面表示制御の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図3】表示部の画面表示例を示す図である。
【図4】表示部の画面表示例を示す図である。
【図5】表示部の画面表示例を示す図である。
【図6】表示部の画面表示例を示す図である。
【図7】表示部の画面表示例を示す図である。
【図8】ウインドウ画面表示制御の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図9】表示部の画面表示例を示す図である。
【図10】アプリケーション起動時における表示候補データの表示制御を示すフローチャートである。
【図11】表示部の画面表示例を示す図である。
【図12】ウインドウ画面表示制御の第3実施形態を示すフローチャートである。
【図13】表示部の画面表示例を示す図である。
【図14】表示候補データの指定により、関連するウインドウ画面及びファイルを操作可能状態にする処理を示すフローチャートである。
【図15】表示部の画面表示例を示す図である。
【図16】ウインドウ画面表示制御の第4実施形態を示すフローチャートである。
【図17】操作ボタンの指定により、当該操作ボタンに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【図18】表示部の画面表示例を示す図である。
【図19】ウインドウ画面表示制御の第5実施形態を示すフローチャートである。
【図20】パスワード入力画面の一例を示す図である。
【図21】パスワードに関連付けられた表示候補データを表示させる処理を示すフローチャートである。
【図22】各ウインドウ画面の表示位置及び表示サイズの変更に伴って、表示データの表示位置及び表示サイズを変更する処理を示すフローチャートである。
【図23】画像形成装置の表示部における表示制御のフローチャートである。
【図24】画像形成装置の操作部を示す図である。
【図25】は表示候補データ入力画面の例を示す図である。
【図26】(a)(b)(c)は画像形成装置の表示部の表示下面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0111】
1 パーソナルコンピュータ
100 CPU
101 表示制御部
102 データ入力受付部
103 表示指示受付部
104 関連情報管理部
105 指定受付部
106 パスワード受付部
107 制御部
108 出力部
140 操作部
150 表示部
473 画面切替キー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御プログラムであって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を機能させる表示制御プログラム。
【請求項2】
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたウインドウ画面との関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、前記関連情報記憶手段に記憶されている関連情報に基づいて判別し、当該判別したウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項3】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるファイルのファイル名称の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたファイル名称とのファイル関連情報を記憶するファイル情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、前記ファイル情報記憶手段に記憶されているファイル関連情報に基づいて判別し、当該判別したファイルを、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項4】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付ける操作ボタンを示す操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられた操作ボタンとの操作ボタン関連情報を記憶する操作ボタン関連情報記憶手段と、
前記表示制御手段によって前記表示領域に表示される各ウインドウ画面内の操作ボタン部分が操作者によって指定されたことを受け付けるボタン指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記ボタン指定受付手段によっていずれかの操作ボタンの指定が受け付けられたときに、当該操作ボタンに関連付けられたデータを、前記操作ボタン関連情報記憶手段に記憶されている操作ボタン関連情報に基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項5】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるパスワードの入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたパスワードとを記憶するパスワード記憶手段と、
操作者からパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段とを更に備え、
前記表示制御手段は、前記パスワード受付手段に操作者からパスワードが受け付けられたときに、当該パスワードに関連付けられたデータを、前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードに基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項6】
前記表示制御手段が、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面の外側となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域よりも外側となる当該ウインドウ画面の領域内に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる位置を変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置を、当該ウインドウ画面の表示位置に合わせて変更するように、電子機器を更に機能させる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる大きさを変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させる大きさを、当該ウインドウ画面の大きさに合わせて変更するように、電子機器を更に機能させる請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項10】
前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示す全てのデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項11】
前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示すデータのうち、前記表示部の表示領域に操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項12】
前記複数のウインドウ画面は、それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面である請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラム。
【請求項13】
前記複数のウインドウ画面は、同一のアプリケーション内で動作するウインドウ画面である請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラム。
【請求項14】
操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる表示装置。
【請求項15】
ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御方法であって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる第1ステップと、
前記第1ステップにより前記ウインドウ画面が前記表示領域に表示されているときに、当該ウインドウ画面においてデータの入力を操作者から受け付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって入力が受け付けられたデータを、前記ウインドウ画面において操作者によって操作が行われるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける第3ステップと、
前記第3ステップで受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる第4ステップと
を有する表示制御方法。
【請求項16】
操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる画像形成装置。
【請求項1】
ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御プログラムであって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を機能させる表示制御プログラム。
【請求項2】
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたウインドウ画面との関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたウインドウ画面を、前記関連情報記憶手段に記憶されている関連情報に基づいて判別し、当該判別したウインドウ画面を、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項3】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるファイルのファイル名称の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたファイル名称とのファイル関連情報を記憶するファイル情報記憶手段と、
前記データ入力受付領域の外に表示されるデータの表示部分が操作者に指定されたことを受け付ける指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記指定受付手段に指定が受け付けられたデータに関連付けられたファイルを、前記ファイル情報記憶手段に記憶されているファイル関連情報に基づいて判別し、当該判別したファイルを、操作者による操作が可能な状態で前記表示部の表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項4】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付ける操作ボタンを示す操作ボタン情報の入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられた操作ボタンとの操作ボタン関連情報を記憶する操作ボタン関連情報記憶手段と、
前記表示制御手段によって前記表示領域に表示される各ウインドウ画面内の操作ボタン部分が操作者によって指定されたことを受け付けるボタン指定受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記ボタン指定受付手段によっていずれかの操作ボタンの指定が受け付けられたときに、当該操作ボタンに関連付けられたデータを、前記操作ボタン関連情報記憶手段に記憶されている操作ボタン関連情報に基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項5】
前記データ入力受付手段は、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域外に表示されるデータに関連付けるパスワードの入力を操作者から更に受け付け、
前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示されるデータと、当該データに関連付けられたパスワードとを記憶するパスワード記憶手段と、
操作者からパスワードの入力を受け付けるパスワード受付手段とを更に備え、
前記表示制御手段は、前記パスワード受付手段に操作者からパスワードが受け付けられたときに、当該パスワードに関連付けられたデータを、前記パスワード記憶手段に記憶されているパスワードに基づいて判別し、当該判別したデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項6】
前記表示制御手段が、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面の外側となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項7】
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面のデータ入力受付領域よりも外側となる当該ウインドウ画面の領域内に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項8】
前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる位置を変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータの表示位置を、当該ウインドウ画面の表示位置に合わせて変更するように、電子機器を更に機能させる請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項9】
前記表示制御手段は、前記ウインドウ画面を表示させる大きさを変更した場合、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを表示させる大きさを、当該ウインドウ画面の大きさに合わせて変更するように、電子機器を更に機能させる請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御プログラム。
【請求項10】
前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示す全てのデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項11】
前記表示指示受付手段は、前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを前記データ入力受付領域の外に表示させる指示を、前記表示部の表示領域に表示される複数のウインドウ画面のそれぞれにおいて操作者から受け付け、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって前記各ウインドウ画面で受け付けられた指示が示すデータのうち、前記表示部の表示領域に操作者による操作が可能な状態で表示させているウインドウ画面に関連付けられたデータを、前記複数のウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させるように、電子機器を更に機能させる請求項1に記載の表示制御プログラム。
【請求項12】
前記複数のウインドウ画面は、それぞれ異なるアプリケーションのウインドウ画面である請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラム。
【請求項13】
前記複数のウインドウ画面は、同一のアプリケーション内で動作するウインドウ画面である請求項10又は請求項11に記載の表示制御プログラム。
【請求項14】
操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる表示装置。
【請求項15】
ウインドウ画面を電子機器の表示部に表示させる表示制御方法であって、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる第1ステップと、
前記第1ステップにより前記ウインドウ画面が前記表示領域に表示されているときに、当該ウインドウ画面においてデータの入力を操作者から受け付ける第2ステップと、
前記第2ステップによって入力が受け付けられたデータを、前記ウインドウ画面において操作者によって操作が行われるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける第3ステップと、
前記第3ステップで受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる第4ステップと
を有する表示制御方法。
【請求項16】
操作者に対する操作案内を表示する表示部と、
1以上のウインドウ画面を前記表示部の表示領域に表示させる表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示される前記ウインドウ画面のいずれかに関連付けるデータの入力を操作者から受け付けるデータ入力受付手段と、
前記データ入力受付手段によって入力が受け付けられたデータを、当該データに関連付けられたウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外に表示させる指示を操作者から受け付ける表示指示受付手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記表示指示受付手段によって受け付けられた指示が示すデータを、前記ウインドウ画面におけるデータ入力受付領域の外となる前記表示領域に表示させる画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2008−234343(P2008−234343A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−73428(P2007−73428)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
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