表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム
【課題】複数の画像の内容を効率よく把握することのできる表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】表示制御装置10aは、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部101と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部103と、を有する。
【解決手段】表示制御装置10aは、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部101と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部103と、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば動画像コンテンツの再生位置に対応する画像をサムネイル画像として時系列に表示するアプリケーションが提供されている。ユーザは、並べられた複数の画像の中から1つの画像を選択することによって、選択されたサムネイル画像と対応する再生位置からコンテンツを再生することができる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−104373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように複数の画像の中から所望の画像を選択する場面において、ユーザが効率よく各画像の内容を把握するための方法が求められていた。
そこで、本開示では、複数の画像の内容を効率よく把握することのできる表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部とを備える、表示制御装置が提供される。
【0006】
また、本開示によれば、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、を含む表示制御方法が提供される。
【0007】
また、本開示によれば、コンピュータを、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、複数の画像の内容を効率よく把握することのできる表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の外観図である。
【図2】同実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【図3】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図4】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する操作の一例を示す説明図である。
【図5】図4の操作後の表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】拡大操作の一例(ダブルタップ)を示す説明図である。
【図7】拡大及び縮小操作の一例(ピンチイン、ピンチアウト)を示す説明図である。
【図8】拡大操作(ピンチイン)をしたときの表示画面の一例を示す説明図である。
【図9】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させるサムネイル画像に対する拡大操作について説明するための説明図である。
【図10】拡大操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図11】拡大操作後にスクロール操作をしたときに同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図12】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する表示領域移動操作について説明するための説明図である。
【図13】図12に示された表示領域の移動操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図14】防犯カメラの映像を表示させる場合の本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図15】図14の表示画面に対して拡大操作を行った後に本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図16】本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【図17】同実施形態にかかる表示制御装置の外観例を示す説明図である。
【図18】本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0011】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態(タッチセンサによる入力操作に基づいた表示制御装置の例)
1−1.機能構成
1−2.表示制御
2.第2の実施形態(外部入力装置による入力操作に基づいた表示制御装置の例)
3.ハードウェア構成例
【0012】
<1.第1の実施形態>
(1−1.構成)
まず、図1及び図2を参照しながら、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の構成について説明する。図1は、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の外観図である。図2は、同実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【0013】
本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置10aは、タッチセンサによる入力操作が可能な情報処理装置である。表示制御装置10aは、例えば携帯電話をはじめとし、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、PC(Personal Computer)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)などの情報処理装置であってよい。
【0014】
表示制御装置10aの表面には表示部30が設けられている。そして、この表示部30に重畳してタッチセンサによる操作部20が設けられている。また、表示制御装置10aは、このタッチセンサとは別にボタンなどによる操作部20を合わせて有していてもよい。ユーザは、この表示部30に表示させる表示画面に対して操作することにより所望の操作情報を表示制御装置10aに入力することができる。また表示制御装置10aは、入力された操作情報に基づいて表示画面の内容を制御することができる。表示制御装置10aは、所謂GUI(Graphical User Interface)を利用して表示内容を制御することができる。
【0015】
タッチセンサによる入力を行うとき、ユーザは、操作体Oにより表示部30に表示された表示画面を操作することにより操作情報を入力することができる。操作体Oは、例えばユーザの指であってよい。または操作体Oは、スタイラスペンであってもよい。
【0016】
次に図2を参照すると、表示制御装置10aは、操作部20と、表示部30と、操作検出部101と、表示制御部103と、記憶部105と、出力部107とを主に有する。
【0017】
操作部20は、例えばタッチセンサ、ボタン、撮像装置、マイク、スイッチ、及びレバーなどユーザが情報を入力するための操作手段と、ユーザによる操作に基づいて入力信号を生成して操作検出部101に出力する入力制御回路などから構成することができる。表示制御装置10aは、少なくともタッチセンサによる操作部20を有する装置である。ここで用いられるタッチセンサは、画面に接触する操作体Oの位置を検知する接触式のタッチセンサであってよい。或いは、ここで用いられるタッチセンサは、画面上空の操作体の位置を検知する非接触式のタッチセンサであってもよい。
【0018】
表示部30は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置などの表示装置であってよい。この表示部30は、表示制御部103の制御に従って動作することにより表示画面をユーザに提供することができる。
【0019】
操作検出部101は、操作部20から入力される入力信号に基づいてユーザの入力する操作を検出する機能を有する。例えば操作検出部101は、所定の画像のうち画面上に表示する表示領域を設定及び変更する操作を検出することができる。例えば操作検出部101により検出される操作としては、選択操作、スクロール操作、拡大操作、縮小操作、及び表示領域の移動操作などが挙げられる。操作検出部101は、検出した操作の情報を表示制御部103に入力することができる。表示部30に表示されている操作画面に対してユーザがタッチセンサによる操作をすると、操作部20により操作検出部101に入力信号が入力される。操作検出部101は、この入力信号に基づいて操作体の位置を検出することができる。ユーザが操作する操作画面には、予めそれぞれの操作画面において入力することのできる操作と、操作により実行される動作とが対応付けられている。操作検出部101は、操作画面に対応づけられた操作の情報を参照し、操作体Oの検出された位置の遷移から入力された操作の種別を判断することができる。操作検出部101は、検出された操作の種別と操作位置などを含む操作情報を表示制御部103に入力することができる。
【0020】
表示制御部103は、表示部30の動作を制御する機能を有する。表示制御部103は、操作検出部101から入力される操作情報に基づいて表示部30の動作を制御することができる。表示制御部103は、操作検出部101から入力される操作情報に基づいて、画像の表示領域を決定することができる。そして表示制御部103は、複数の画像のうち表示画面内に表示される画像それぞれについて、画像のうち設定された表示領域部分が表示画面内に表示されるように、複数の画像の表示を制御することができる。このとき表示制御部103は、画像の表示領域部分を拡大して表示画面内に表示させることができる。
【0021】
記憶部105は、データ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ここで記憶媒体としては、例えばフラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)、及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体などが用いられてよい。記憶部105は、例えば表示制御装置10aの動作を制御するためのプログラムや各種データを格納することができる。また、記憶部105は、出力部107により生成された拡大後の複数の画像を含むコンテンツデータを格納することができる。
【0022】
出力部107は、操作検出部101から出力される操作情報に基づいて、拡大された複数の画像を元のデータ(拡大操作前の複数の画像)とは異なるデータとして出力する機能を有する。例えば出力部107は、表示画面中に表示されたボタンの押下が検出されると、当該ボタンが押下されたときの拡大された複数の画像を出力してもよい。このとき出力されるデータは、例えば表示領域部分を切り取って拡大された画像であってもよい。或いは、このとき出力されるデータは、表示領域の位置情報と画像とが対応づけられたデータであってもよい。出力部107は、次に複数の画像を表示させるときに、出力時と同じ表示領域が拡大して表示されるために必要な情報を含む形式で複数の画像を出力することができる。
【0023】
以上、本実施形態に係る表示制御装置10aの機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順を記述した制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体から制御プログラムを読出し、そのプログラムを解釈して実行することにより行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
【0024】
なお、上述のような本実施形態に係る表示制御装置10aの各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0025】
(1−2.表示制御)
次に、図3〜図15を参照しながら、本実施形態における表示制御の具体例について説明する。図3は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図4は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する操作の一例を示す説明図である。図5は、図4の操作後の表示画面の一例を示す説明図である。図6は、拡大操作の一例(ダブルタップ)を示す説明図である。図7は、拡大及び縮小操作の一例(ピンチイン、ピンチアウト)を示す説明図である。図8は、拡大操作(ピンチイン)をしたときの表示画面の一例を示す説明図である。図9は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させるサムネイル画像に対する拡大操作について説明するための説明図である。図10は、拡大操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図11は、拡大操作後にスクロール操作をしたときに同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図12は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する表示領域移動操作について説明するための説明図である。図13は、図12に示された表示領域の移動操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図14は、防犯カメラの映像を表示させる場合の本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図15は、図14の表示画面に対して拡大操作を行った後に本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【0026】
まず、図3を参照すると、本実施形態にかかる表示制御装置10が表示させる表示画面の一例が示される。ここでは、表示制御部103が、サッカーの試合を録画した動画コンテンツの複数のサムネイル画像をスクロール表示する表示画面302を表示させる例について説明する。
【0027】
この表示画面302は、例えば第1の表示フィールド51に複数のサムネイル画像TIを含むことができる。なお図3においては、サムネイル画像TI−1〜TI−4までの4つの画像が表示されている。以下、サムネイル画像のそれぞれを必要に応じてサムネイル画像TI−1、サムネイル画像TI−2のように区別する場合もある。ただし、サムネイル画像のそれぞれを特に区別する必要がない場合、同一符号TIのみを付する。例えば、サムネイル画像TI−1、サムネイル画像TI−2などを特に区別する必要がない場合には、単にサムネイル画像TIと称する。このサムネイル画像TIは、例えば5秒毎、30秒毎、1分毎、2分毎、5分毎など所定の時間間隔毎の画像が表示されてもよい。或いは、サムネイル画像TIは、それぞれのチャプタの開始時点の画像が表示されてもよい。例えばここでは15秒毎のサムネイル画像TIが表示される例が示される。なお、この第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIは、静止画像であってもよいし、所定期間の動画像が繰返し再生されてもよい。例えば、第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIのうち、画面の中心に近い位置に表示されるサムネイル画像TIは動画像が表示され、その他のサムネイル画像は静止画像が表示されてもよい。
【0028】
また、この表示画面302は、サムネイル画像TIのいずれかを第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIよりも大きく表示する第2の表示フィールド53を含んでもよい。この第2の表示フィールド53に表示される画像は、例えば、第1の表示フィールド51に表示されているサムネイル画像TIのうち、中心に近い位置に表示されているサムネイル画像TIであってよい。この第2の表示フィールド53に表示される画像は、第1の表示フィールド51中に表示されるサムネイル画像が変化すると、この変化に応動して変化してもよい。またこの表示画面302は、サムネイル画像TIの表示をスクロールさせるためのスクロールバーを含んでもよい。
【0029】
次に図4及び図5を参照すると、スクロール操作の様子が描かれている。図4に示されるように、表示画面302に含まれるスクロールバーのスライダSLを選択したまま移動させる、所謂ドラッグ操作を行った後、図5に示されるように移動先でスライダSLを離す、所謂ドロップ操作をすることによって、スクロール操作はなされてもよい。
【0030】
ここで、ユーザによりなされる拡大操作について図6〜図8を参照しながら説明する。図6は、拡大操作の第1の例が示される。例えばユーザは、表示制御装置10aの操作画面上を突くタップ操作を2回連続で行うダブルタップ操作により、所望の箇所を拡大表示させることができる。例えばこのとき表示制御部103は、ダブルタップ操作のタッチポイントを中心として所定の拡大率で表示されるように制御してもよい。
【0031】
或いは、図7のAに示されるように、ユーザが2本の指による2つのタッチポイントの間隔を狭める操作(ピンチアウト操作)を行うと、表示制御部103は、表示画面を縮小して表示することができる。このとき表示制御部103は、このタッチポイントの位置に基づいて縮小後の表示領域の位置を決定し、タッチポイントの間隔の変化する量に応じて縮小率を決定することができる。また、図7のBに示されるように、ユーザが2本の指による2つのタッチポイントの間隔を広げる操作(ピンチイン操作)を行うと、表示制御部103は、表示画面を拡大して表示することができる。このとき表示制御部103は、このタッチポイントの位置に基づいて拡大後の表示領域の位置を決定し、タッチポイントの間隔の変化する量に応じて拡大率を決定することができる。
【0032】
例えば、図8には拡大操作前後の様子が描かれている。ここで示されるように、表示制御部103は、タッチポイントの位置とタッチポイントの間隔が変化する量とに基づいて決定された表示領域の画像を拡大して表示することができる。
【0033】
ここで、再び図3の表示画面302に戻る。この表示画面302中の、第1の表示フィールド51に表示されたサムネイル画像TIのうちのいずれか(ここではサムネイル画像TI−1)に対してユーザが拡大操作を行うとする。例えばこの拡大操作は、図9に示されるように第1の表示フィールド51に表示されたサムネイル画像TI−1に対してピンチイン操作を行うことにより行われてよい。このピンチイン操作に基づいて、表示制御部103は、表示領域DAを決定する。
【0034】
この拡大操作が行われた後の表示画面308が図10に示される。この表示画面308においては、第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIは、表示領域に相当する部分が拡大して表示される。この表示領域は、上述の通りサムネイル画像TI−1のうち、拡大操作に基づいて決定された部分である。ここで第1の表示フィールド51中の1つの画像を表示するための領域のサイズは、所定の値である。表示制御部103は、表示領域DA部分のサイズが上記所定のサイズとなるように、サムネイル画像TIの一部を拡大して表示させることができる。また表示制御部103は、サムネイル画像TI−2、サムネイル画像TI−3、及びサムネイル画像TI−4については、サムネイル画像TI−1について決定された表示領域DAに相当する部分をそれぞれ拡大して表示させることができる。
【0035】
従って、ユーザが表示画面内に表示されるサムネイル画像TIのうちのいずれか、例えばサムネイル画像TI−1に対して拡大操作を行うと、拡大操作を行ったサムネイル画像TI−1は、拡大操作に基づいて決められた表示領域が表示されるように拡大される。さらに、サムネイル画像TI−2、サムネイル画像TI−3、及びサムネイル画像TI−4についてもサムネイル画像TI−1の表示領域と対応する部分が拡大して表示される。
【0036】
また、第2の表示フィールド53に表示される画像上に表示領域DAが重ねて表示されてよい。かかる表示により、ユーザは、現時点において画像中のどの部分が拡大されているかを把握することができる。
【0037】
さらにこの拡大操作後の表示画面308に対して、第1の表示フィールド51の表示をスクロール操作した後の表示画面310が図11に示される。表示制御部103は、このスクロール操作に応じて表示画面内に新たに表示されるようになったサムネイル画像TI−5についても、サムネイル画像TI−1の表示領域に対応する部分が拡大して表示されるように表示を制御する。
【0038】
さらにユーザは、表示領域DAを変更する操作、例えば移動操作を行うことができる。図12を参照すると、ユーザは、第2の表示フィールド53に表示された画像上の表示領域DA部分をドラッグアンドドロップ操作することにより、この表示領域DAを移動させることができる。ユーザが移動操作を行うと、図13に示されるように、移動後の表示領域DA部分が拡大されたサムネイル画像TIが第1の表示フィールド51に表示される。なお、表示領域DAを変更する他の例としては、さらなる拡大操作、及び縮小操作などが挙げられる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態にかかる表示制御装置10aによれば、ユーザが表示されている画像のうちのいずれかに対して拡大操作を行うと、表示されている複数の画像についてそれぞれ拡大操作を行うことなく、対応する表示領域DAの部分が拡大して表示される。また、このとき表示画面内の第1の表示フィールド51には、コンテンツに含まれる複数のサムネイル画像TIのうちの一部が表示されている。コンテンツに含まれる複数のサムネイル画像TIのうち、表示されるサムネイル画像TIを変更する操作が行われた場合に、この操作に応じて新たに表示されるサムネイル画像TIもまた、表示領域DAと対応する部分が拡大して表示される。表示されるサムネイル画像TIを変更する操作の例としては、図11において説明されたスクロール操作の他に、サムネイル画像TIの抽出条件を変更する操作が挙げられる。例えば15秒毎のサムネイル画像TIが表示されている状態で、1分毎のサムネイル画像TIが表示されるように変更操作を行った場合には、この変更操作に応じて新たに表示されるようになったサムネイル画像TIについても、表示領域DAと対応する部分が拡大して表示される。
【0040】
従ってユーザは、複数のサムネイル画像TIについて、1度の拡大操作によりそれぞれのサムネイル画像TIの同じ箇所を拡大することができる。従って、ここで挙げた例のように、サッカーの試合を録画した番組において、得点表示部分を拡大して表示させることにより効率よく得点が変化した部分を探すことができるようになる。
【0041】
このように複数の画像の中から所望の画像を探すときに、画像中の同じ箇所を注目して見たい場合がある。例えば画像中の同じ箇所を注目して見たい場合の他の例としては、定点カメラの映像などが挙げられる。
【0042】
ここで図14及び図15を参照しながら、定点カメラの映像、ここでは監視カメラの映像を本実施形態にかかる表示制御装置10aが表示させる場合について説明する。このように監視カメラによって継続的に撮影されている金庫に異変があった場合を想定する。金庫に異変のあった時点を特定したい場合には、金庫周辺部分に注目して監視カメラの画像を確認したいという要求がある。このとき上述の表示制御装置10aを用いれば、図14の表示画面316に対して拡大操作を行うことによって、拡大後の表示画面318は、図15に示されるように第1の表示フィールド51に拡大された複数のサムネイル画像TIが表示される。またこの表示画面318は、拡大後のデータを保存するためのボタンB1を含んでいてもよい。ユーザはこのボタンB1を操作することによって、操作した時点の表示領域部分のデータを元のデータとは別のデータとして保存することができる。なお、ここではボタンB1を表示する例について記載したが、本技術はかかる例に限定されない。その他の操作が拡大画像の保存動作と対応づけられていてもよい。例えばその他の操作の例としては、表示制御装置10a本体に設けられたボタンの押下、表示制御装置10a本体に設けられたボタンの押下により表示されるメニューの選択などが挙げられる。
【0043】
<2.第2の実施形態>
次に、外部入力装置による入力操作に基づいて表示を制御する表示制御装置について、図16及び図17を参照しながら説明する。図16は、本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。図17は、同実施形態にかかる表示制御装置の外観例を示す説明図である。
【0044】
ここで説明する本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置10bは、操作検出部101と、表示制御部103と、記憶部105と、出力部107とを主に有する。この第2の実施形態にかかる表示制御装置10bは、第1の実施形態にかかる表示制御装置10aと比較すると、操作部20及び表示部30を有さない点において異なる。
【0045】
例えば図16に示されるような機能構成を有する表示制御装置10bは、図17に示されるデスクトップ型PCのような情報処理装置である。この場合には、表示制御装置10bであるPC本体に接続された、ディスプレイ、キーボード、マウスのうち、ディスプレイは表示部30であり、キーボード及びマウスが操作部20である。表示制御装置10bは、PCに限られない。例えば表示制御装置10bは、ゲーム機であってよい。この場合操作部20はゲーム機のコントローラである。
【0046】
なおここで示される各部の機能については、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置10aと同様であるためここでは説明が省略される。また、第1の実施形態にかかる表示制御装置10aは、操作体Oにより操作された画面上の位置を検出してこの操作体の位置に基づいて操作情報を検出したが、表示装置10bは、例えばマウスにより画面上のポインタの位置を操作することにより、このポインタの位置情報に基づいて操作情報を検出することができる。
【0047】
以上、本実施形態に係る表示制御装置10bの機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順を記述した制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体から制御プログラムを読出し、そのプログラムを解釈して実行することにより行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
【0048】
なお、上述のような本実施形態に係る表示制御装置10bの各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0049】
なお、上記実施形態においては、第1の実施形態で操作部20及び表示部30を内蔵する表示制御装置10aが説明された。また第2の実施形態で外部の操作部20及び表示部30と接続する表示制御装置10bが説明された。しかし、本技術はかかる例のみならず様々な形態の情報処理装置に適用することができる。例えば操作部20と表示部30とのうちいずれかが内蔵されており、いずれかが外付けの構成であってもよい。
【0050】
<3.ハードウェア構成例>
次に、上述した本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置10のハードウェア構成の一例について、図18を参照しながら説明する。図18は、本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
上記の表示制御装置10が有する各構成要素の機能は、例えば、図18に示すハードウェア構成を用いて実現することが可能である。つまり、当該各構成要素の機能は、コンピュータプログラムを用いて図18に示すハードウェアを制御することにより実現される。なお、このハードウェアの形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の携帯情報端末、ゲーム機、又は種々の情報家電がこれに含まれる。但し、上記のPHSは、Personal Handy−phone Systemの略である。また、上記のPDAは、Personal Digital Assistantの略である。
【0052】
図18に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、を有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926と、を有する。但し、上記のCPUは、Central Processing Unitの略である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略である。そして、上記のRAMは、Random Access Memoryの略である。
【0053】
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
【0054】
これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
【0055】
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELD等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。但し、上記のCRTは、Cathode Ray Tubeの略である。また、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。そして、上記のPDPは、Plasma DisplayPanelの略である。さらに、上記のELDは、Electro−Luminescence Displayの略である。
【0056】
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。但し、上記のHDDは、Hard Disk Driveの略である。
【0057】
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。但し、上記のICは、Integrated Circuitの略である。
【0058】
接続ポート924は、例えば、USBポート、IEEE1394ポート、SCSI、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。但し、上記のUSBは、Universal Serial Busの略である。また、上記のSCSIは、Small Computer System Interfaceの略である。
【0059】
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。但し、上記のLANは、Local Area Networkの略である。また、上記のWUSBは、Wireless USBの略である。そして、上記のADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略である。
【0060】
なお、ここで説明したハードウェア構成は一例である。表示制御装置10は、図18に示す構成の一部が省略された構成であってもよい。また表示制御装置10は、図18に含まれない構成をさらに有する構成であってもよい。或いは表示制御装置10は、図18に示される構成の一部を他の構成で置き換えたものであってもよいことは言うまでもない。
【0061】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0062】
例えば、上記実施形態においては、所定の関係を有する複数の画像の一例として、1つの動画像コンテンツのサムネイル画像、及び、定点カメラの動画像についてのサムネイル画像が挙げられたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、所定の関係を有する複数の画像は、同じテーマに沿って集められた複数の画像であってもよい。
【0063】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置。
(2)
前記複数の画像は、並べてスクロール表示され、
前記表示制御部は、前記複数の画像のうち、前記拡大操作が検知された後のスクロール操作に応じて前記表示画面内に表示される前記画像についても前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる、前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記操作検出部は、前記表示領域を変更する変更操作をさらに検出し、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記変更操作に基づいて変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(1)または(2)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(4)
前記変更操作は、前記表示領域を移動する移動操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記移動操作に基づいて位置が変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記変更操作は、前記複数の画像のいずれかに対する縮小操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記縮小操作に基づいて大きさが変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(3)または(4)のいずれかに記載の表示制御装置。
(6)
拡大された前記複数の画像を、前記拡大操作前の前記複数の画像と異なるデータとして出力する出力部、
をさらに備える、前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(7)
前記複数の画像は、1つの動画像コンテンツについての複数のサムネイル画像である、前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(8)
前記複数の画像は、定点カメラにより撮像された複数の画像である、前記(1)から(7)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(9)
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、
を含む、表示制御方法。
(10)
コンピュータを、
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置として機能させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0064】
10,10a,10b 表示制御装置
20 操作部
30 表示部
101 操作検出部
103 表示制御部
105 記憶部
107 出力部
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば動画像コンテンツの再生位置に対応する画像をサムネイル画像として時系列に表示するアプリケーションが提供されている。ユーザは、並べられた複数の画像の中から1つの画像を選択することによって、選択されたサムネイル画像と対応する再生位置からコンテンツを再生することができる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−104373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように複数の画像の中から所望の画像を選択する場面において、ユーザが効率よく各画像の内容を把握するための方法が求められていた。
そこで、本開示では、複数の画像の内容を効率よく把握することのできる表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部とを備える、表示制御装置が提供される。
【0006】
また、本開示によれば、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、を含む表示制御方法が提供される。
【0007】
また、本開示によれば、コンピュータを、所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、を備える表示制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、複数の画像の内容を効率よく把握することのできる表示制御装置、表示制御方法、及びプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の外観図である。
【図2】同実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【図3】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図4】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する操作の一例を示す説明図である。
【図5】図4の操作後の表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】拡大操作の一例(ダブルタップ)を示す説明図である。
【図7】拡大及び縮小操作の一例(ピンチイン、ピンチアウト)を示す説明図である。
【図8】拡大操作(ピンチイン)をしたときの表示画面の一例を示す説明図である。
【図9】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させるサムネイル画像に対する拡大操作について説明するための説明図である。
【図10】拡大操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図11】拡大操作後にスクロール操作をしたときに同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図12】同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する表示領域移動操作について説明するための説明図である。
【図13】図12に示された表示領域の移動操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図14】防犯カメラの映像を表示させる場合の本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図15】図14の表示画面に対して拡大操作を行った後に本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【図16】本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【図17】同実施形態にかかる表示制御装置の外観例を示す説明図である。
【図18】本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0011】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態(タッチセンサによる入力操作に基づいた表示制御装置の例)
1−1.機能構成
1−2.表示制御
2.第2の実施形態(外部入力装置による入力操作に基づいた表示制御装置の例)
3.ハードウェア構成例
【0012】
<1.第1の実施形態>
(1−1.構成)
まず、図1及び図2を参照しながら、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の構成について説明する。図1は、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置の外観図である。図2は、同実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。
【0013】
本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置10aは、タッチセンサによる入力操作が可能な情報処理装置である。表示制御装置10aは、例えば携帯電話をはじめとし、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器、PC(Personal Computer)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)などの情報処理装置であってよい。
【0014】
表示制御装置10aの表面には表示部30が設けられている。そして、この表示部30に重畳してタッチセンサによる操作部20が設けられている。また、表示制御装置10aは、このタッチセンサとは別にボタンなどによる操作部20を合わせて有していてもよい。ユーザは、この表示部30に表示させる表示画面に対して操作することにより所望の操作情報を表示制御装置10aに入力することができる。また表示制御装置10aは、入力された操作情報に基づいて表示画面の内容を制御することができる。表示制御装置10aは、所謂GUI(Graphical User Interface)を利用して表示内容を制御することができる。
【0015】
タッチセンサによる入力を行うとき、ユーザは、操作体Oにより表示部30に表示された表示画面を操作することにより操作情報を入力することができる。操作体Oは、例えばユーザの指であってよい。または操作体Oは、スタイラスペンであってもよい。
【0016】
次に図2を参照すると、表示制御装置10aは、操作部20と、表示部30と、操作検出部101と、表示制御部103と、記憶部105と、出力部107とを主に有する。
【0017】
操作部20は、例えばタッチセンサ、ボタン、撮像装置、マイク、スイッチ、及びレバーなどユーザが情報を入力するための操作手段と、ユーザによる操作に基づいて入力信号を生成して操作検出部101に出力する入力制御回路などから構成することができる。表示制御装置10aは、少なくともタッチセンサによる操作部20を有する装置である。ここで用いられるタッチセンサは、画面に接触する操作体Oの位置を検知する接触式のタッチセンサであってよい。或いは、ここで用いられるタッチセンサは、画面上空の操作体の位置を検知する非接触式のタッチセンサであってもよい。
【0018】
表示部30は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置などの表示装置であってよい。この表示部30は、表示制御部103の制御に従って動作することにより表示画面をユーザに提供することができる。
【0019】
操作検出部101は、操作部20から入力される入力信号に基づいてユーザの入力する操作を検出する機能を有する。例えば操作検出部101は、所定の画像のうち画面上に表示する表示領域を設定及び変更する操作を検出することができる。例えば操作検出部101により検出される操作としては、選択操作、スクロール操作、拡大操作、縮小操作、及び表示領域の移動操作などが挙げられる。操作検出部101は、検出した操作の情報を表示制御部103に入力することができる。表示部30に表示されている操作画面に対してユーザがタッチセンサによる操作をすると、操作部20により操作検出部101に入力信号が入力される。操作検出部101は、この入力信号に基づいて操作体の位置を検出することができる。ユーザが操作する操作画面には、予めそれぞれの操作画面において入力することのできる操作と、操作により実行される動作とが対応付けられている。操作検出部101は、操作画面に対応づけられた操作の情報を参照し、操作体Oの検出された位置の遷移から入力された操作の種別を判断することができる。操作検出部101は、検出された操作の種別と操作位置などを含む操作情報を表示制御部103に入力することができる。
【0020】
表示制御部103は、表示部30の動作を制御する機能を有する。表示制御部103は、操作検出部101から入力される操作情報に基づいて表示部30の動作を制御することができる。表示制御部103は、操作検出部101から入力される操作情報に基づいて、画像の表示領域を決定することができる。そして表示制御部103は、複数の画像のうち表示画面内に表示される画像それぞれについて、画像のうち設定された表示領域部分が表示画面内に表示されるように、複数の画像の表示を制御することができる。このとき表示制御部103は、画像の表示領域部分を拡大して表示画面内に表示させることができる。
【0021】
記憶部105は、データ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ここで記憶媒体としては、例えばフラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)、及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体などが用いられてよい。記憶部105は、例えば表示制御装置10aの動作を制御するためのプログラムや各種データを格納することができる。また、記憶部105は、出力部107により生成された拡大後の複数の画像を含むコンテンツデータを格納することができる。
【0022】
出力部107は、操作検出部101から出力される操作情報に基づいて、拡大された複数の画像を元のデータ(拡大操作前の複数の画像)とは異なるデータとして出力する機能を有する。例えば出力部107は、表示画面中に表示されたボタンの押下が検出されると、当該ボタンが押下されたときの拡大された複数の画像を出力してもよい。このとき出力されるデータは、例えば表示領域部分を切り取って拡大された画像であってもよい。或いは、このとき出力されるデータは、表示領域の位置情報と画像とが対応づけられたデータであってもよい。出力部107は、次に複数の画像を表示させるときに、出力時と同じ表示領域が拡大して表示されるために必要な情報を含む形式で複数の画像を出力することができる。
【0023】
以上、本実施形態に係る表示制御装置10aの機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順を記述した制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体から制御プログラムを読出し、そのプログラムを解釈して実行することにより行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
【0024】
なお、上述のような本実施形態に係る表示制御装置10aの各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0025】
(1−2.表示制御)
次に、図3〜図15を参照しながら、本実施形態における表示制御の具体例について説明する。図3は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図4は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する操作の一例を示す説明図である。図5は、図4の操作後の表示画面の一例を示す説明図である。図6は、拡大操作の一例(ダブルタップ)を示す説明図である。図7は、拡大及び縮小操作の一例(ピンチイン、ピンチアウト)を示す説明図である。図8は、拡大操作(ピンチイン)をしたときの表示画面の一例を示す説明図である。図9は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させるサムネイル画像に対する拡大操作について説明するための説明図である。図10は、拡大操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図11は、拡大操作後にスクロール操作をしたときに同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図12は、同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面に対する表示領域移動操作について説明するための説明図である。図13は、図12に示された表示領域の移動操作後に同実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図14は、防犯カメラの映像を表示させる場合の本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。図15は、図14の表示画面に対して拡大操作を行った後に本実施形態にかかる表示制御装置が表示させる表示画面の一例を示す説明図である。
【0026】
まず、図3を参照すると、本実施形態にかかる表示制御装置10が表示させる表示画面の一例が示される。ここでは、表示制御部103が、サッカーの試合を録画した動画コンテンツの複数のサムネイル画像をスクロール表示する表示画面302を表示させる例について説明する。
【0027】
この表示画面302は、例えば第1の表示フィールド51に複数のサムネイル画像TIを含むことができる。なお図3においては、サムネイル画像TI−1〜TI−4までの4つの画像が表示されている。以下、サムネイル画像のそれぞれを必要に応じてサムネイル画像TI−1、サムネイル画像TI−2のように区別する場合もある。ただし、サムネイル画像のそれぞれを特に区別する必要がない場合、同一符号TIのみを付する。例えば、サムネイル画像TI−1、サムネイル画像TI−2などを特に区別する必要がない場合には、単にサムネイル画像TIと称する。このサムネイル画像TIは、例えば5秒毎、30秒毎、1分毎、2分毎、5分毎など所定の時間間隔毎の画像が表示されてもよい。或いは、サムネイル画像TIは、それぞれのチャプタの開始時点の画像が表示されてもよい。例えばここでは15秒毎のサムネイル画像TIが表示される例が示される。なお、この第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIは、静止画像であってもよいし、所定期間の動画像が繰返し再生されてもよい。例えば、第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIのうち、画面の中心に近い位置に表示されるサムネイル画像TIは動画像が表示され、その他のサムネイル画像は静止画像が表示されてもよい。
【0028】
また、この表示画面302は、サムネイル画像TIのいずれかを第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIよりも大きく表示する第2の表示フィールド53を含んでもよい。この第2の表示フィールド53に表示される画像は、例えば、第1の表示フィールド51に表示されているサムネイル画像TIのうち、中心に近い位置に表示されているサムネイル画像TIであってよい。この第2の表示フィールド53に表示される画像は、第1の表示フィールド51中に表示されるサムネイル画像が変化すると、この変化に応動して変化してもよい。またこの表示画面302は、サムネイル画像TIの表示をスクロールさせるためのスクロールバーを含んでもよい。
【0029】
次に図4及び図5を参照すると、スクロール操作の様子が描かれている。図4に示されるように、表示画面302に含まれるスクロールバーのスライダSLを選択したまま移動させる、所謂ドラッグ操作を行った後、図5に示されるように移動先でスライダSLを離す、所謂ドロップ操作をすることによって、スクロール操作はなされてもよい。
【0030】
ここで、ユーザによりなされる拡大操作について図6〜図8を参照しながら説明する。図6は、拡大操作の第1の例が示される。例えばユーザは、表示制御装置10aの操作画面上を突くタップ操作を2回連続で行うダブルタップ操作により、所望の箇所を拡大表示させることができる。例えばこのとき表示制御部103は、ダブルタップ操作のタッチポイントを中心として所定の拡大率で表示されるように制御してもよい。
【0031】
或いは、図7のAに示されるように、ユーザが2本の指による2つのタッチポイントの間隔を狭める操作(ピンチアウト操作)を行うと、表示制御部103は、表示画面を縮小して表示することができる。このとき表示制御部103は、このタッチポイントの位置に基づいて縮小後の表示領域の位置を決定し、タッチポイントの間隔の変化する量に応じて縮小率を決定することができる。また、図7のBに示されるように、ユーザが2本の指による2つのタッチポイントの間隔を広げる操作(ピンチイン操作)を行うと、表示制御部103は、表示画面を拡大して表示することができる。このとき表示制御部103は、このタッチポイントの位置に基づいて拡大後の表示領域の位置を決定し、タッチポイントの間隔の変化する量に応じて拡大率を決定することができる。
【0032】
例えば、図8には拡大操作前後の様子が描かれている。ここで示されるように、表示制御部103は、タッチポイントの位置とタッチポイントの間隔が変化する量とに基づいて決定された表示領域の画像を拡大して表示することができる。
【0033】
ここで、再び図3の表示画面302に戻る。この表示画面302中の、第1の表示フィールド51に表示されたサムネイル画像TIのうちのいずれか(ここではサムネイル画像TI−1)に対してユーザが拡大操作を行うとする。例えばこの拡大操作は、図9に示されるように第1の表示フィールド51に表示されたサムネイル画像TI−1に対してピンチイン操作を行うことにより行われてよい。このピンチイン操作に基づいて、表示制御部103は、表示領域DAを決定する。
【0034】
この拡大操作が行われた後の表示画面308が図10に示される。この表示画面308においては、第1の表示フィールド51に表示されるサムネイル画像TIは、表示領域に相当する部分が拡大して表示される。この表示領域は、上述の通りサムネイル画像TI−1のうち、拡大操作に基づいて決定された部分である。ここで第1の表示フィールド51中の1つの画像を表示するための領域のサイズは、所定の値である。表示制御部103は、表示領域DA部分のサイズが上記所定のサイズとなるように、サムネイル画像TIの一部を拡大して表示させることができる。また表示制御部103は、サムネイル画像TI−2、サムネイル画像TI−3、及びサムネイル画像TI−4については、サムネイル画像TI−1について決定された表示領域DAに相当する部分をそれぞれ拡大して表示させることができる。
【0035】
従って、ユーザが表示画面内に表示されるサムネイル画像TIのうちのいずれか、例えばサムネイル画像TI−1に対して拡大操作を行うと、拡大操作を行ったサムネイル画像TI−1は、拡大操作に基づいて決められた表示領域が表示されるように拡大される。さらに、サムネイル画像TI−2、サムネイル画像TI−3、及びサムネイル画像TI−4についてもサムネイル画像TI−1の表示領域と対応する部分が拡大して表示される。
【0036】
また、第2の表示フィールド53に表示される画像上に表示領域DAが重ねて表示されてよい。かかる表示により、ユーザは、現時点において画像中のどの部分が拡大されているかを把握することができる。
【0037】
さらにこの拡大操作後の表示画面308に対して、第1の表示フィールド51の表示をスクロール操作した後の表示画面310が図11に示される。表示制御部103は、このスクロール操作に応じて表示画面内に新たに表示されるようになったサムネイル画像TI−5についても、サムネイル画像TI−1の表示領域に対応する部分が拡大して表示されるように表示を制御する。
【0038】
さらにユーザは、表示領域DAを変更する操作、例えば移動操作を行うことができる。図12を参照すると、ユーザは、第2の表示フィールド53に表示された画像上の表示領域DA部分をドラッグアンドドロップ操作することにより、この表示領域DAを移動させることができる。ユーザが移動操作を行うと、図13に示されるように、移動後の表示領域DA部分が拡大されたサムネイル画像TIが第1の表示フィールド51に表示される。なお、表示領域DAを変更する他の例としては、さらなる拡大操作、及び縮小操作などが挙げられる。
【0039】
以上説明したように、本実施形態にかかる表示制御装置10aによれば、ユーザが表示されている画像のうちのいずれかに対して拡大操作を行うと、表示されている複数の画像についてそれぞれ拡大操作を行うことなく、対応する表示領域DAの部分が拡大して表示される。また、このとき表示画面内の第1の表示フィールド51には、コンテンツに含まれる複数のサムネイル画像TIのうちの一部が表示されている。コンテンツに含まれる複数のサムネイル画像TIのうち、表示されるサムネイル画像TIを変更する操作が行われた場合に、この操作に応じて新たに表示されるサムネイル画像TIもまた、表示領域DAと対応する部分が拡大して表示される。表示されるサムネイル画像TIを変更する操作の例としては、図11において説明されたスクロール操作の他に、サムネイル画像TIの抽出条件を変更する操作が挙げられる。例えば15秒毎のサムネイル画像TIが表示されている状態で、1分毎のサムネイル画像TIが表示されるように変更操作を行った場合には、この変更操作に応じて新たに表示されるようになったサムネイル画像TIについても、表示領域DAと対応する部分が拡大して表示される。
【0040】
従ってユーザは、複数のサムネイル画像TIについて、1度の拡大操作によりそれぞれのサムネイル画像TIの同じ箇所を拡大することができる。従って、ここで挙げた例のように、サッカーの試合を録画した番組において、得点表示部分を拡大して表示させることにより効率よく得点が変化した部分を探すことができるようになる。
【0041】
このように複数の画像の中から所望の画像を探すときに、画像中の同じ箇所を注目して見たい場合がある。例えば画像中の同じ箇所を注目して見たい場合の他の例としては、定点カメラの映像などが挙げられる。
【0042】
ここで図14及び図15を参照しながら、定点カメラの映像、ここでは監視カメラの映像を本実施形態にかかる表示制御装置10aが表示させる場合について説明する。このように監視カメラによって継続的に撮影されている金庫に異変があった場合を想定する。金庫に異変のあった時点を特定したい場合には、金庫周辺部分に注目して監視カメラの画像を確認したいという要求がある。このとき上述の表示制御装置10aを用いれば、図14の表示画面316に対して拡大操作を行うことによって、拡大後の表示画面318は、図15に示されるように第1の表示フィールド51に拡大された複数のサムネイル画像TIが表示される。またこの表示画面318は、拡大後のデータを保存するためのボタンB1を含んでいてもよい。ユーザはこのボタンB1を操作することによって、操作した時点の表示領域部分のデータを元のデータとは別のデータとして保存することができる。なお、ここではボタンB1を表示する例について記載したが、本技術はかかる例に限定されない。その他の操作が拡大画像の保存動作と対応づけられていてもよい。例えばその他の操作の例としては、表示制御装置10a本体に設けられたボタンの押下、表示制御装置10a本体に設けられたボタンの押下により表示されるメニューの選択などが挙げられる。
【0043】
<2.第2の実施形態>
次に、外部入力装置による入力操作に基づいて表示を制御する表示制御装置について、図16及び図17を参照しながら説明する。図16は、本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置の機能ブロック図である。図17は、同実施形態にかかる表示制御装置の外観例を示す説明図である。
【0044】
ここで説明する本開示の第2の実施形態にかかる表示制御装置10bは、操作検出部101と、表示制御部103と、記憶部105と、出力部107とを主に有する。この第2の実施形態にかかる表示制御装置10bは、第1の実施形態にかかる表示制御装置10aと比較すると、操作部20及び表示部30を有さない点において異なる。
【0045】
例えば図16に示されるような機能構成を有する表示制御装置10bは、図17に示されるデスクトップ型PCのような情報処理装置である。この場合には、表示制御装置10bであるPC本体に接続された、ディスプレイ、キーボード、マウスのうち、ディスプレイは表示部30であり、キーボード及びマウスが操作部20である。表示制御装置10bは、PCに限られない。例えば表示制御装置10bは、ゲーム機であってよい。この場合操作部20はゲーム機のコントローラである。
【0046】
なおここで示される各部の機能については、本開示の第1の実施形態にかかる表示制御装置10aと同様であるためここでは説明が省略される。また、第1の実施形態にかかる表示制御装置10aは、操作体Oにより操作された画面上の位置を検出してこの操作体の位置に基づいて操作情報を検出したが、表示装置10bは、例えばマウスにより画面上のポインタの位置を操作することにより、このポインタの位置情報に基づいて操作情報を検出することができる。
【0047】
以上、本実施形態に係る表示制御装置10bの機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順を記述した制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体から制御プログラムを読出し、そのプログラムを解釈して実行することにより行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
【0048】
なお、上述のような本実施形態に係る表示制御装置10bの各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0049】
なお、上記実施形態においては、第1の実施形態で操作部20及び表示部30を内蔵する表示制御装置10aが説明された。また第2の実施形態で外部の操作部20及び表示部30と接続する表示制御装置10bが説明された。しかし、本技術はかかる例のみならず様々な形態の情報処理装置に適用することができる。例えば操作部20と表示部30とのうちいずれかが内蔵されており、いずれかが外付けの構成であってもよい。
【0050】
<3.ハードウェア構成例>
次に、上述した本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置10のハードウェア構成の一例について、図18を参照しながら説明する。図18は、本開示の第1及び第2の実施形態にかかる表示制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0051】
上記の表示制御装置10が有する各構成要素の機能は、例えば、図18に示すハードウェア構成を用いて実現することが可能である。つまり、当該各構成要素の機能は、コンピュータプログラムを用いて図18に示すハードウェアを制御することにより実現される。なお、このハードウェアの形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の携帯情報端末、ゲーム機、又は種々の情報家電がこれに含まれる。但し、上記のPHSは、Personal Handy−phone Systemの略である。また、上記のPDAは、Personal Digital Assistantの略である。
【0052】
図18に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、を有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926と、を有する。但し、上記のCPUは、Central Processing Unitの略である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略である。そして、上記のRAMは、Random Access Memoryの略である。
【0053】
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
【0054】
これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
【0055】
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELD等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。但し、上記のCRTは、Cathode Ray Tubeの略である。また、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。そして、上記のPDPは、Plasma DisplayPanelの略である。さらに、上記のELDは、Electro−Luminescence Displayの略である。
【0056】
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。但し、上記のHDDは、Hard Disk Driveの略である。
【0057】
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。但し、上記のICは、Integrated Circuitの略である。
【0058】
接続ポート924は、例えば、USBポート、IEEE1394ポート、SCSI、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。但し、上記のUSBは、Universal Serial Busの略である。また、上記のSCSIは、Small Computer System Interfaceの略である。
【0059】
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。但し、上記のLANは、Local Area Networkの略である。また、上記のWUSBは、Wireless USBの略である。そして、上記のADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略である。
【0060】
なお、ここで説明したハードウェア構成は一例である。表示制御装置10は、図18に示す構成の一部が省略された構成であってもよい。また表示制御装置10は、図18に含まれない構成をさらに有する構成であってもよい。或いは表示制御装置10は、図18に示される構成の一部を他の構成で置き換えたものであってもよいことは言うまでもない。
【0061】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0062】
例えば、上記実施形態においては、所定の関係を有する複数の画像の一例として、1つの動画像コンテンツのサムネイル画像、及び、定点カメラの動画像についてのサムネイル画像が挙げられたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、所定の関係を有する複数の画像は、同じテーマに沿って集められた複数の画像であってもよい。
【0063】
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置。
(2)
前記複数の画像は、並べてスクロール表示され、
前記表示制御部は、前記複数の画像のうち、前記拡大操作が検知された後のスクロール操作に応じて前記表示画面内に表示される前記画像についても前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる、前記(1)に記載の表示制御装置。
(3)
前記操作検出部は、前記表示領域を変更する変更操作をさらに検出し、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記変更操作に基づいて変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(1)または(2)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(4)
前記変更操作は、前記表示領域を移動する移動操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記移動操作に基づいて位置が変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(3)に記載の表示制御装置。
(5)
前記変更操作は、前記複数の画像のいずれかに対する縮小操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記縮小操作に基づいて大きさが変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、前記(3)または(4)のいずれかに記載の表示制御装置。
(6)
拡大された前記複数の画像を、前記拡大操作前の前記複数の画像と異なるデータとして出力する出力部、
をさらに備える、前記(1)から(5)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(7)
前記複数の画像は、1つの動画像コンテンツについての複数のサムネイル画像である、前記(1)から(6)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(8)
前記複数の画像は、定点カメラにより撮像された複数の画像である、前記(1)から(7)のいずれか1項に記載の表示制御装置。
(9)
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、
を含む、表示制御方法。
(10)
コンピュータを、
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置として機能させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0064】
10,10a,10b 表示制御装置
20 操作部
30 表示部
101 操作検出部
103 表示制御部
105 記憶部
107 出力部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置。
【請求項2】
前記複数の画像は、並べてスクロール表示され、
前記表示制御部は、前記複数の画像のうち、前記拡大操作が検知された後のスクロール操作に応じて前記表示画面内に表示される前記画像についても前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記操作検出部は、前記表示領域を変更する変更操作をさらに検出し、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記変更操作に基づいて変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記変更操作は、前記表示領域を移動する移動操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記移動操作に基づいて位置が変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記変更操作は、前記複数の画像のいずれかに対する縮小操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記縮小操作に基づいて大きさが変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項6】
拡大された前記複数の画像を、前記拡大操作前の前記複数の画像と異なるデータとして出力する出力部、
をさらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記複数の画像は、1つの動画像コンテンツについての複数のサムネイル画像である、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記複数の画像は、定点カメラにより撮像された複数の画像である、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項9】
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、
を含む、表示制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置として機能させるためのプログラム。
【請求項1】
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置。
【請求項2】
前記複数の画像は、並べてスクロール表示され、
前記表示制御部は、前記複数の画像のうち、前記拡大操作が検知された後のスクロール操作に応じて前記表示画面内に表示される前記画像についても前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記操作検出部は、前記表示領域を変更する変更操作をさらに検出し、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記変更操作に基づいて変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記変更操作は、前記表示領域を移動する移動操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記移動操作に基づいて位置が変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記変更操作は、前記複数の画像のいずれかに対する縮小操作を含み、
前記表示制御部は、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記縮小操作に基づいて大きさが変更された前記表示領域内の前記画像が前記表示画面内に表示されるように前記複数の画像の表示を制御する、請求項3に記載の表示制御装置。
【請求項6】
拡大された前記複数の画像を、前記拡大操作前の前記複数の画像と異なるデータとして出力する出力部、
をさらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記複数の画像は、1つの動画像コンテンツについての複数のサムネイル画像である、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記複数の画像は、定点カメラにより撮像された複数の画像である、請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項9】
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出することと、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させることと、
を含む、表示制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、
所定の関係を有する複数の画像のうち表示画面内に表示される前記画像のいずれかに対する拡大操作を検出する操作検出部と、
検出された前記拡大操作に基づいて前記画像の表示領域を決定し、前記表示画面内に表示される前記画像それぞれについて、前記表示領域に相当する部分を拡大して表示させる表示制御部と、
を備える、表示制御装置として機能させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2012−252582(P2012−252582A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−125417(P2011−125417)
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年6月3日(2011.6.3)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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