表示装置、表示方法及びコンピュータプログラム
【課題】言語切り替え時に文字列が収まるようにすることができるようにする。
【解決手段】グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置等、を提供する。
【解決手段】グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置等、を提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置、表示方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関し、特に、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を利用する際に用いて好適な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の言語に渡る文字列をGUIによって表示可能な装置が存在する。GUIの部品には、ボタン、ラベル、テキストコンポーネントその他の部品(コンポーネント)が存在し、それらGUI部品上に文字列を表示させることができる。
【0003】
上記装置で多言語間の切り替えを行う場合、GUI部品上の文字列表示も変更される。例えば日本語から英語への切り替えを行う場合、あるボタンの上に表示された「初期化」という文字列が「initialize」に変更されるといった具合である。
【0004】
しかしながら、上記従来の技術には以下のような課題が存在する。すなわち、言語切り替えを行う場合、GUI部品上の文字列が言語によって切り替わるので、文字列が要する表示幅も変わり、GUI部品に収まりきらなくなる恐れがあるというものである。
【0005】
この課題を解決するため、特許文献1では、言語切り替え時、文字列情報の文字数から文字領域の高さ及び幅を計算し、それに合わせてボタンのサイズを変更して表示するようにしている。また、特許文献2では、複数の言語の単語長の比率を記憶しておき、言語切り替えの際、ボタンのサイズをその比率で拡大縮小して表示している。
【0006】
【特許文献1】特開平8−331293号公報
【特許文献2】特開平10−222333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び2では、GUI部品のサイズを変更することによって、言語切り替え時に文字列が収まらないという問題を解決しようというものであった。ところが、実際には、デザイン上の制約により、GUI部品のサイズを変更して表示することは困難なことが多かった。
【0008】
本発明は前述の問題点に鑑み、言語切り替え時に文字列が収まるようにすることができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置等、を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更する場合に、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらなくとも、GUI部品のサイズを変更せずに、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
また、文字列の一部に表示されない部分がある場合、それをユーザに知らせることができる。
【0011】
また、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更するとき、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらない場合、切り替え後の文字列の一部を表示するGUI部品と、文字列の情報を全て表示することを指示するGUI部品とを合わせて、しかも、元のGUI部品と変わらない大きさで表示し、切り替え後の文字列の一部を表示したGUI部品を指示した場合は、元のGUI部品を指示した場合と同じ動作を行い、文字列の情報表示を指示するGUI部品を指示した場合は、文字列の情報を全て表示するようにしたことにより、元のGUI部品と変わらない良好な操作性を維持しながら、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
【0012】
また、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更する場合に、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらなくとも、GUI部品のサイズを変更せずに、しかも、何の操作も必要なく、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図2は本実施形態に係る表示装置200のハード構成の一例を示すブロック図である。
図2において、表示装置200は、機器全体を制御するところの中央処理装置(以下、CPUと称す)201、各種動作プログラムを読み取り可能に格納したROM202、プログラム動作中の一時的な値の保存に用いるRAM203を有している。
【0014】
また、表示装置200は、各種時間を計測するタイマ204、各種設定メニュー及び画像等を、GUI部品を用いて表示するディスプレイ205、スキャナ206、プリンタ207、各種操作ボタン208を有している。さらに、各種設定データファイルを保存しておくための不揮発性メモリであるFlashROM209、機器外部と接続するインタフェースとなるネットワークI/F210を有している。また、サービスのソースやバイナリ、各種動作プログラム、各種設定データファイルを保存しておくためのハードディスク(以下、HDと称す)211、音声出力を行うためのスピーカ212も有している。
【0015】
次に、ディスプレイ205上に表示された、機能選択画面の一例を図3に示す。
図3においては、機能を選択するためのボタン301が並んでいる。ボタン301のうちの一つが「初期化」ボタン301aである。
【0016】
表示装置200は、図示しない、言語切り替え手段を有しており、(例えば設定メニュー等によって)、それによって言語を切り替えることができる。言語を切り替えたとき、各画面の文字列は、切り替え後の言語のものに置き換わる。その時のCPU201の文字列表示処理手順の動作フローを図1に示す。
【0017】
図1は、本実施形態における文字列表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
図1において、まず、これから表示しようとする文字列のリソースを取得する(ステップS101)。例えば、日本語から英語への切り替えを行う場合、「初期化」ボタン301aの英語リソースは「initialize」という文字列になる。
【0018】
次に、文字列を表示するのに用いられるフォントの情報を取得する(ステップS102)。次に、上記で得たリソース情報と、フォント情報から、文字列の表示サイズ(幅及び/あるいは高さ)を計算する(ステップS103)。
【0019】
次に、文字列を表示しようとしているGUI部品のサイズを取得する(ステップS104)。このサイズは、GUI部品の中で、文字列を表示するために用いられる領域のサイズを意味する。
【0020】
次に、GUI部品のサイズと文字列の表示サイズとを比較し、文字列の表示サイズの方が大きいか、つまり、文字列がGUI部品の中に収まりきらないかどうかを調べる(ステップS105)。
【0021】
この比較の結果、文字列の表示サイズの方が小さいか、文字列の表示サイズとGUI部品のサイズが等しい場合は、そのGUI部品の中に通常の表示をして(ステップS107)、終了する。
【0022】
一方、ステップS105の比較の結果、文字列の表示サイズの方が大きい場合は、特殊表示をして(ステップS106)、終了する。この特殊表示の方法が本実施形態の特徴に関わるところである。以下、特殊表示の方法について具体的に説明する。
【0023】
図4は、本実施形態において言語切り替え時の文字列の表示に、文字列表示ボタンを表示した場合の例を示す図である。言語設定が日本語の場合に、ある画面において、「初期化」ボタン301aが表示されているものとする。
【0024】
言語設定を英語に切り替えると、本来なら「initialize」と表示するが、ボタン301aの幅が狭いので、文字列「initialize」を全て表示することができない。この場合、「initia」ボタン401と、文字列表示ボタン402(黒く塗りつぶされた部分)を表示する。文字列「initialize」のうち、ボタン401の幅に入る文字列として「initia」が選ばれるので、「initia」ボタン401となる。
【0025】
「initia」ボタン401は文字列表示ボタン402の大きさの分だけ、「初期化」ボタン301aより小さい。言い換えれば、「initialize」ボタン401と文字列表示ボタン402を合わせたサイズは「初期化」ボタン301aと等しい。そのため、画面全体のデザインバランスは崩れない。
【0026】
CPU201による文字列表示ボタン402の表示手順を図5のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
まず、文字列表示ボタン402の幅を決定する(ステップS501)。この時、ある幅以下にはならないようにする。その理由は、文字列表示ボタン402が押下しにくくなるのを避けるためである。
【0027】
次に、元のボタン(「初期化」ボタン301a)の幅から、文字列表示ボタン402の幅を差し引くことによって、新ボタン(「initia」ボタン401)の幅を求める(ステップS502)。次に、この幅に入る、新ボタンの文字列を求める(ステップS503)。図4の例では、「initia」となる。そうして求めた文字列を用いて、新ボタンである「initia」ボタン401を表示する(ステップS504)。最後に、文字列表示ボタン402を表示して(ステップS505)、終了する。
【0028】
次に、CPU201による、ボタン押下時のイベント処理手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。
ユーザが「initia」ボタン401か文字列表示ボタン402を押下したとする。CPU201は、押下されたのが文字列表示ボタン402であるかどうかを判断する(ステップS601)。
【0029】
この判断の結果、押下されたのが「initia」ボタン401である場合は、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS604)。「initia」ボタン401は「initialize」の意なので、初期化処理が行われる。
【0030】
一方、ステップS601の判断の結果、押下されたのが文字列表示ボタン402である場合は、文字列リソースの全て、つまり、「initialize」の全ての文字を表示する、図示しないモーダルダイアログを表示する(ステップS602)。ここで、ユーザは、「initia」ボタン401が実は「initialize」の意であったことが確認できる。そこで、ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、上記モーダルダイアログの、図示しないOKボタンを押す。これに伴い、OKボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS603)。
【0031】
この判断の結果、OKボタンが押された場合は、ステップS603の判定はYに進み、「initia」ボタン401が押下された場合のごとく、通常処理を行う(ステップS604)。一方、ステップS603の判断の結果、OKボタンが押下されず、ユーザがモーダルダイアログで図示しないキャンセルボタンを押下した場合は、ステップS603ではNに進み、「initia」ボタン401が押下されたときの処理は実行されずに終了する。
【0032】
なお、上述の例では、モーダルダイアログによって文字列リソースの全てを表示したが、別の実施例としては、ポップアップウィンドウやバルーンヘルプを用いて、文字列リソースの全てを表示することもできる。
【0033】
ポップアップウィンドウを用いており、上記OKボタンやキャンセルボタンが表示されない場合は、ポップアップウィンドウを消すための操作(例えば、画面上の他の部分を押下するなど)をしてから、「initia」ボタン401を押す。そして、ボタン本来に割り当てられた機能を実行することになる。
【0034】
また、バルーンヘルプの場合は、ポップアップウィンドウと同様に処理するほか、所定時間のタイムアウトによってバルーンヘルプが消えるようになっていると、バルーンヘルプを消すための操作が不要になるので、一層便利である。このときのタイムアウト時間は、文字列リソースの全てをユーザが確認できるだけの必要十分な時間とするのが好ましい。
【0035】
次に、ボタンではなく、ラベルを使用した実施例について説明する。
図7は「初期化」ラベル701が、日本語から英語への言語切り替えによって、「initi...」ラベル702に変更された様子を示すものである。文字列の最後に"..."が付加されることによって、表示された文字列が文字列リソースの全てではないことを示している。「初期化」ラベル701と「initi...」ラベル702の周りの点線の囲みは、ラベルの中の文字列が表示される領域を示している。点線は実際には表示されない。
【0036】
CPU201によるラベルの表示手順を図8のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
ステップS105で、GUI部品(ここではラベル)の表示領域サイズより、文字列リソースの表示サイズの方が大きい場合、"..."を最後に付加して、ラベルの表示領域内に入る文字列を決定する(ステップS801)。この例では、「initialize」文字列リソースの中の「initi」+"..."に決定される。そして、決定した文字列「initi...」を表示する(ステップS802)。
【0037】
次に、CPU201によるラベル押下イベント処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図9は、本実施形態におけるラベル押下イベント処理手順の一例を示すフローチャートである。従来技術のラベルは表示するのみであり、これを押下したり、イベントを発生させたりすることはできないが、本実施形態では、ラベルはこれを押下することによって、イベントを生じさせることが出来る。
【0039】
ユーザがラベルを押下すると、CPU201は、押下されたラベルが文字列の最後に"..."が付加されたラベルであるかどうかを判別する(ステップS901)。この判別の結果、"..."が付加されていない場合は、何もせず終了する。一方、ステップS901の判別の結果、"..."が付加されていた場合は、文字列リソースの全てを表示するモーダルダイアログを表示する(ステップS902)。
【0040】
これによって、ユーザは文字列リソースの全てを確認できる。確認できさえすればよく、本来ラベルには押下されることによって実行しなければならない処理は存在しないから、このモーダルダイアログには、図6で説明したモーダルダイアログと異なり、OKボタンとキャンセルボタンとの2つのボタンが存在しなくてよい。
【0041】
さらに、図示しないが、閉じるボタンがあれば十分である。その閉じるボタンが押下されたとき、ステップS902から抜けて、終了する。なお、本実施例においても、モーダルダイアログの代わりに、ポップアップウィンドウやバルーンヘルプを利用することができる。
【0042】
また、ステップS901において、"..."が最後に付加されたかどうかだけでは、文字列リソースの全てが表示されたラベルかどうかが区別できない。すなわち、単に"..."が最後にある文字列である可能性がある場合は、文字列リソースの全てが表示されたものかどうか区別できない。そこでこのような区別を確実に判断するために、図8のシーケンスにおいて、"..."を付加した文字列を表示した(ステップS802)後、このラベルに対応付けてフラグをセットするようにし、このフラグがセットされているかどうかを判断するというようにしてもよい。
【0043】
次なる実施例として、"..."が文字列の最後に付加されたボタンを表示した場合について、説明する。図7は、ラベルを説明した図であるが、これをボタンに応用することもできる。その場合、ラベルの枠をボタンの枠と考えてよい。
【0044】
ラベルの枠と異なり、ボタンの枠は表示される。本実施形態においては、「初期化」ラベル701、「initi...」ラベル702は各々、「初期化」ボタン701、「initi...」ボタン702とする。
【0045】
「initi...」ボタン702を押下した時のイベント処理手順について、図10のフローチャートを用いて説明する。
ユーザが「initi...」ボタン702を押下したとする。CPU201は、押下されたのが表示文字列の最後に"..."がついたボタンであるかどうかを判断する(ステップS1001)。
【0046】
この判断の結果、押下されたのが最後に"..."がつかないボタンである場合は、ボタン押下による通常処理を行い(ステップS1004)、処理を終了する。一方、ステップS1001の判断の結果、押下されたのが最後に"..."がついたボタンである場合は、文字列リソースの全て、つまり、「initialize」の全ての文字を表示する、図示しないモーダルダイアログを表示する(ステップS1002)。
【0047】
ここで、ユーザは、「initi...」ボタン702が実は「initialize」の意であったことが確認できる。そこで、ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、上記モーダルダイアログの、図示しないOKボタンを押す。これに伴い、OKボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS1003)。
【0048】
この判断の結果、OKボタンが押された場合は、ステップS1003の判定はYに進み、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS1004)。一方、ステップS1003の判断の結果、OKボタンが押下されず、ユーザがモーダルダイアログで図示しないキャンセルボタンを押下した場合は、ステップS1003ではNに進み、通常処理は実行されない。
【0049】
次の実施例として、小さいフォントを用いた例について説明する。多言語表示装置において、言語切り替え時、フォント書体はその言語に合わせて切り替えるが、フォントサイズはなるべく同等のサイズとするのが一般的である。これは見やすさを考慮しての事である。本実施形態では、同等のフォントサイズを用いたときに、GUI部品に文字列リソースが収まりきらない場合は、より小さなフォントを用いて、GUI部品に収まるようにする。その例を示したのが図11である。
【0050】
図11では、「初期化」ボタン1101が言語切り替えによって、「initialize」ボタン1102に変更される様子を示している。同等のフォントサイズを用いていれば、「initialize」の文字を全て表示することは不可能だが、より小さなフォントを用いることによって、ボタンサイズを変更することなく、文字列リソースの全ての文字を表示可能としている。
【0051】
次の実施例では、文字列の表示を複数行に分けて表示することによって、GUI部品のサイズに収まるようにしている。その例を示したのが図12である。
図12では、「情報設定」ボタン1201が言語切り替えによって、「information settings」ボタン1202に変更される様子を示している。前実施例の小さいフォントを用いる手段を用いたとしても、「information settings」という長い文字列を1行に収めようとすれば、かなり小さいフォントを用いざるを得ず、フォントがつぶれて見えないことがあり得る。
【0052】
そこで、「information settings」の空白の位置に改行が埋め込まれたものとして、複数行に分けて表示すれば、文字列の表示幅も短くなるので、フォントが小さすぎることもなくなる。
【0053】
CPU201による、本実施例と前実施例を組み合わせた表示処理手順を図14のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
まずは同等のフォントサイズを用いて1行に収めるものとして計算する。そして、ステップS105で、GUI部品(ここでは「information settings」ボタン1202)の表示領域サイズより、文字列リソースの表示サイズの方が大きい場合、より小さいサイズのフォントを選択する(ステップS1401)。
【0054】
次に、選択したフォントのサイズが所定の下限値より小さいかどうかを判断する(ステップS1402)。所定の下限値は、見やすさが許容できる限界のフォントサイズから決定される。この判断の結果、選択したフォントサイズが下限値より小さくない場合は、選択したフォント及び現在の行数(初期値は1である)で文字列リソースを表示したとき、表示サイズがGUI部品のサイズをオーバーしないか否かを判断する(ステップS1403)。
【0055】
この判断の結果、オーバーしない場合は、そのフォント及び行数で文字列リソースを表示して(ステップS1404)、終了する。一方、ステップS1403の判断の結果、オーバーする場合は、ステップS1401に戻り、より小さいフォントを選択する。
【0056】
また、ステップS1401の判断の結果、より小さいフォントを選択した結果、ステップS1402で選択したフォントサイズが下限値より小さくなってしまった場合は、表示行数を+1する(ステップS1405)。そして、表示行数に基づき、フォントサイズを再計算する(ステップS1406)。
【0057】
フォントサイズの計算の一例を示すと、GUI部品の表示領域の高さh、表示行数n、及び行間隔lとすると、(h−(n−1)*l)/nを超えない高さを持つフォントがもとめるものである。ステップS1406の後は、ステップS1402に戻る。
【0058】
ステップS1404で表示が複数行に渡る場合は、文字列リソースの適切な場所で、改行されたものと見なす。上述のように、空白の位置で改行する、あるいは、フォントサイズに合わせた所定の文字数で改行する等の方法がある。
【0059】
次なる実施例として、ティッカーを用いて文字列リソースを表示する方法を説明する。
図13は、ティッカーを用いて文字列リソースを表示した様子を示す図である。
図13において、「情報設定」ボタン1301が、日本語から英語への言語切り替え時、「information settings」ボタン1302に変わる。その時に、「information settings」の表示をティッカー表示(右から左へ流れるような表示)している。時間の経過につれて、「information settings」ボタン1302が1303に変わっていく。
【0060】
次なる実施例として、音声出力を用いてリソースを表示する方法を説明する。
図15は、「initi...」ラベル702に、リソースとして、音声データが関連付けられている場合の、CPU201によるラベル押下イベントの処理手順を示したフローチャートである。
図15において、まず、CPU201はラベル702の文字列の最後に"..."が付加されているかどうかを判定する(ステップS1501)。この判定の結果、付加されていなければ、何もせず終了する。
【0061】
一方、ステップS1051の判定の結果、付加されていれば、ラベル702に関連付けられた音声リソースをスピーカ212から出力する(ステップS1502)。これは、もちろん、「initialize」の全てを発音し、リソースを完全な形でユーザに提示する。
【0062】
図16は、「initi...」ボタン702に(この図の説明では、上述と同様にラベルではなくボタンと見なす)、リソースとして、音声データが関連付けられている場合の、CPU201によるボタン押下イベントの処理手順を示したフローチャートである。
ユーザがボタン702を押下したとする。CPU201は、押下されたのが表示文字列の最後に"..."がついたボタン702であるかどうかを判断する(ステップS1601)。
【0063】
この判断の結果、押下されたのが最後に"..."がつかないボタンである場合は、ボタン押下による通常処理を行い(ステップS1605)、処理を終了する。
一方、ステップS1601の判断の結果、押下されたのが最後に"..."がついたボタン702である場合は、ボタン702に関連付けられた音声リソースをスピーカ212から出力する(ステップS1602)。そして、「initialize」の全てを発音する。
【0064】
そして、「実際に初期化を行いますか?」(出力されるのは実際には英語となる)等のメッセージを音声出力して、ユーザにボタン押下処理を行ってよいかどうかを尋ねる(ステップS1603)。ここで、ユーザは、「initi...」ボタン702が実は「initialize」ボタンであったことが確認できる。ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、図示しないマイクに向かい、「はい」あるいは「OK」と発語する。
【0065】
そして、CPU201は、ユーザの発語を音声認識する(ステップS1604)、認識結果がOKの場合は、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS1605)。OKでない場合は、ステップS1604ではNに進み、通常処理は実行されない。
【0066】
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における表示装置を構成する各手段、並びに表示方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【0067】
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0068】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0069】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0070】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0071】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
【0072】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0073】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0074】
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0075】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0076】
さらに、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施形態に係る文字列表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態における表示装置のハード構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における機能選択画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における文字列表示ボタンの表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における文字列表示ボタンの表示手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態におけるラベルの表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるラベルの表示手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態におけるラベル押下時のイベント処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態における小さなフォントを用いた表示例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態における複数行に分けた表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態におけるティッカーを用いた表示例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態におけるフォントサイズ及び表示行数を可変にした表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態におけるラベル押下時のイベント処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順のその他の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0078】
200 表示装置
201 CPU
205 ディスプレイ
212 スピーカ
301、401、701、702、1101、1102、1201、1202、1301、1302、1303 ボタン
402 文字列表示ボタン
701、702 ラベル
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置、表示方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体に関し、特に、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を利用する際に用いて好適な技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の言語に渡る文字列をGUIによって表示可能な装置が存在する。GUIの部品には、ボタン、ラベル、テキストコンポーネントその他の部品(コンポーネント)が存在し、それらGUI部品上に文字列を表示させることができる。
【0003】
上記装置で多言語間の切り替えを行う場合、GUI部品上の文字列表示も変更される。例えば日本語から英語への切り替えを行う場合、あるボタンの上に表示された「初期化」という文字列が「initialize」に変更されるといった具合である。
【0004】
しかしながら、上記従来の技術には以下のような課題が存在する。すなわち、言語切り替えを行う場合、GUI部品上の文字列が言語によって切り替わるので、文字列が要する表示幅も変わり、GUI部品に収まりきらなくなる恐れがあるというものである。
【0005】
この課題を解決するため、特許文献1では、言語切り替え時、文字列情報の文字数から文字領域の高さ及び幅を計算し、それに合わせてボタンのサイズを変更して表示するようにしている。また、特許文献2では、複数の言語の単語長の比率を記憶しておき、言語切り替えの際、ボタンのサイズをその比率で拡大縮小して表示している。
【0006】
【特許文献1】特開平8−331293号公報
【特許文献2】特開平10−222333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び2では、GUI部品のサイズを変更することによって、言語切り替え時に文字列が収まらないという問題を解決しようというものであった。ところが、実際には、デザイン上の制約により、GUI部品のサイズを変更して表示することは困難なことが多かった。
【0008】
本発明は前述の問題点に鑑み、言語切り替え時に文字列が収まるようにすることができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置等、を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更する場合に、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらなくとも、GUI部品のサイズを変更せずに、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
また、文字列の一部に表示されない部分がある場合、それをユーザに知らせることができる。
【0011】
また、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更するとき、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらない場合、切り替え後の文字列の一部を表示するGUI部品と、文字列の情報を全て表示することを指示するGUI部品とを合わせて、しかも、元のGUI部品と変わらない大きさで表示し、切り替え後の文字列の一部を表示したGUI部品を指示した場合は、元のGUI部品を指示した場合と同じ動作を行い、文字列の情報表示を指示するGUI部品を指示した場合は、文字列の情報を全て表示するようにしたことにより、元のGUI部品と変わらない良好な操作性を維持しながら、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
【0012】
また、言語切り替えによってGUI部品上の文字列表示を変更する場合に、切り替え後の文字列がGUI部品の中に収まりきらなくとも、GUI部品のサイズを変更せずに、しかも、何の操作も必要なく、文字列の情報を全てユーザに示すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
(第1の実施形態)
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図2は本実施形態に係る表示装置200のハード構成の一例を示すブロック図である。
図2において、表示装置200は、機器全体を制御するところの中央処理装置(以下、CPUと称す)201、各種動作プログラムを読み取り可能に格納したROM202、プログラム動作中の一時的な値の保存に用いるRAM203を有している。
【0014】
また、表示装置200は、各種時間を計測するタイマ204、各種設定メニュー及び画像等を、GUI部品を用いて表示するディスプレイ205、スキャナ206、プリンタ207、各種操作ボタン208を有している。さらに、各種設定データファイルを保存しておくための不揮発性メモリであるFlashROM209、機器外部と接続するインタフェースとなるネットワークI/F210を有している。また、サービスのソースやバイナリ、各種動作プログラム、各種設定データファイルを保存しておくためのハードディスク(以下、HDと称す)211、音声出力を行うためのスピーカ212も有している。
【0015】
次に、ディスプレイ205上に表示された、機能選択画面の一例を図3に示す。
図3においては、機能を選択するためのボタン301が並んでいる。ボタン301のうちの一つが「初期化」ボタン301aである。
【0016】
表示装置200は、図示しない、言語切り替え手段を有しており、(例えば設定メニュー等によって)、それによって言語を切り替えることができる。言語を切り替えたとき、各画面の文字列は、切り替え後の言語のものに置き換わる。その時のCPU201の文字列表示処理手順の動作フローを図1に示す。
【0017】
図1は、本実施形態における文字列表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
図1において、まず、これから表示しようとする文字列のリソースを取得する(ステップS101)。例えば、日本語から英語への切り替えを行う場合、「初期化」ボタン301aの英語リソースは「initialize」という文字列になる。
【0018】
次に、文字列を表示するのに用いられるフォントの情報を取得する(ステップS102)。次に、上記で得たリソース情報と、フォント情報から、文字列の表示サイズ(幅及び/あるいは高さ)を計算する(ステップS103)。
【0019】
次に、文字列を表示しようとしているGUI部品のサイズを取得する(ステップS104)。このサイズは、GUI部品の中で、文字列を表示するために用いられる領域のサイズを意味する。
【0020】
次に、GUI部品のサイズと文字列の表示サイズとを比較し、文字列の表示サイズの方が大きいか、つまり、文字列がGUI部品の中に収まりきらないかどうかを調べる(ステップS105)。
【0021】
この比較の結果、文字列の表示サイズの方が小さいか、文字列の表示サイズとGUI部品のサイズが等しい場合は、そのGUI部品の中に通常の表示をして(ステップS107)、終了する。
【0022】
一方、ステップS105の比較の結果、文字列の表示サイズの方が大きい場合は、特殊表示をして(ステップS106)、終了する。この特殊表示の方法が本実施形態の特徴に関わるところである。以下、特殊表示の方法について具体的に説明する。
【0023】
図4は、本実施形態において言語切り替え時の文字列の表示に、文字列表示ボタンを表示した場合の例を示す図である。言語設定が日本語の場合に、ある画面において、「初期化」ボタン301aが表示されているものとする。
【0024】
言語設定を英語に切り替えると、本来なら「initialize」と表示するが、ボタン301aの幅が狭いので、文字列「initialize」を全て表示することができない。この場合、「initia」ボタン401と、文字列表示ボタン402(黒く塗りつぶされた部分)を表示する。文字列「initialize」のうち、ボタン401の幅に入る文字列として「initia」が選ばれるので、「initia」ボタン401となる。
【0025】
「initia」ボタン401は文字列表示ボタン402の大きさの分だけ、「初期化」ボタン301aより小さい。言い換えれば、「initialize」ボタン401と文字列表示ボタン402を合わせたサイズは「初期化」ボタン301aと等しい。そのため、画面全体のデザインバランスは崩れない。
【0026】
CPU201による文字列表示ボタン402の表示手順を図5のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
まず、文字列表示ボタン402の幅を決定する(ステップS501)。この時、ある幅以下にはならないようにする。その理由は、文字列表示ボタン402が押下しにくくなるのを避けるためである。
【0027】
次に、元のボタン(「初期化」ボタン301a)の幅から、文字列表示ボタン402の幅を差し引くことによって、新ボタン(「initia」ボタン401)の幅を求める(ステップS502)。次に、この幅に入る、新ボタンの文字列を求める(ステップS503)。図4の例では、「initia」となる。そうして求めた文字列を用いて、新ボタンである「initia」ボタン401を表示する(ステップS504)。最後に、文字列表示ボタン402を表示して(ステップS505)、終了する。
【0028】
次に、CPU201による、ボタン押下時のイベント処理手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。
ユーザが「initia」ボタン401か文字列表示ボタン402を押下したとする。CPU201は、押下されたのが文字列表示ボタン402であるかどうかを判断する(ステップS601)。
【0029】
この判断の結果、押下されたのが「initia」ボタン401である場合は、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS604)。「initia」ボタン401は「initialize」の意なので、初期化処理が行われる。
【0030】
一方、ステップS601の判断の結果、押下されたのが文字列表示ボタン402である場合は、文字列リソースの全て、つまり、「initialize」の全ての文字を表示する、図示しないモーダルダイアログを表示する(ステップS602)。ここで、ユーザは、「initia」ボタン401が実は「initialize」の意であったことが確認できる。そこで、ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、上記モーダルダイアログの、図示しないOKボタンを押す。これに伴い、OKボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS603)。
【0031】
この判断の結果、OKボタンが押された場合は、ステップS603の判定はYに進み、「initia」ボタン401が押下された場合のごとく、通常処理を行う(ステップS604)。一方、ステップS603の判断の結果、OKボタンが押下されず、ユーザがモーダルダイアログで図示しないキャンセルボタンを押下した場合は、ステップS603ではNに進み、「initia」ボタン401が押下されたときの処理は実行されずに終了する。
【0032】
なお、上述の例では、モーダルダイアログによって文字列リソースの全てを表示したが、別の実施例としては、ポップアップウィンドウやバルーンヘルプを用いて、文字列リソースの全てを表示することもできる。
【0033】
ポップアップウィンドウを用いており、上記OKボタンやキャンセルボタンが表示されない場合は、ポップアップウィンドウを消すための操作(例えば、画面上の他の部分を押下するなど)をしてから、「initia」ボタン401を押す。そして、ボタン本来に割り当てられた機能を実行することになる。
【0034】
また、バルーンヘルプの場合は、ポップアップウィンドウと同様に処理するほか、所定時間のタイムアウトによってバルーンヘルプが消えるようになっていると、バルーンヘルプを消すための操作が不要になるので、一層便利である。このときのタイムアウト時間は、文字列リソースの全てをユーザが確認できるだけの必要十分な時間とするのが好ましい。
【0035】
次に、ボタンではなく、ラベルを使用した実施例について説明する。
図7は「初期化」ラベル701が、日本語から英語への言語切り替えによって、「initi...」ラベル702に変更された様子を示すものである。文字列の最後に"..."が付加されることによって、表示された文字列が文字列リソースの全てではないことを示している。「初期化」ラベル701と「initi...」ラベル702の周りの点線の囲みは、ラベルの中の文字列が表示される領域を示している。点線は実際には表示されない。
【0036】
CPU201によるラベルの表示手順を図8のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
ステップS105で、GUI部品(ここではラベル)の表示領域サイズより、文字列リソースの表示サイズの方が大きい場合、"..."を最後に付加して、ラベルの表示領域内に入る文字列を決定する(ステップS801)。この例では、「initialize」文字列リソースの中の「initi」+"..."に決定される。そして、決定した文字列「initi...」を表示する(ステップS802)。
【0037】
次に、CPU201によるラベル押下イベント処理手順について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図9は、本実施形態におけるラベル押下イベント処理手順の一例を示すフローチャートである。従来技術のラベルは表示するのみであり、これを押下したり、イベントを発生させたりすることはできないが、本実施形態では、ラベルはこれを押下することによって、イベントを生じさせることが出来る。
【0039】
ユーザがラベルを押下すると、CPU201は、押下されたラベルが文字列の最後に"..."が付加されたラベルであるかどうかを判別する(ステップS901)。この判別の結果、"..."が付加されていない場合は、何もせず終了する。一方、ステップS901の判別の結果、"..."が付加されていた場合は、文字列リソースの全てを表示するモーダルダイアログを表示する(ステップS902)。
【0040】
これによって、ユーザは文字列リソースの全てを確認できる。確認できさえすればよく、本来ラベルには押下されることによって実行しなければならない処理は存在しないから、このモーダルダイアログには、図6で説明したモーダルダイアログと異なり、OKボタンとキャンセルボタンとの2つのボタンが存在しなくてよい。
【0041】
さらに、図示しないが、閉じるボタンがあれば十分である。その閉じるボタンが押下されたとき、ステップS902から抜けて、終了する。なお、本実施例においても、モーダルダイアログの代わりに、ポップアップウィンドウやバルーンヘルプを利用することができる。
【0042】
また、ステップS901において、"..."が最後に付加されたかどうかだけでは、文字列リソースの全てが表示されたラベルかどうかが区別できない。すなわち、単に"..."が最後にある文字列である可能性がある場合は、文字列リソースの全てが表示されたものかどうか区別できない。そこでこのような区別を確実に判断するために、図8のシーケンスにおいて、"..."を付加した文字列を表示した(ステップS802)後、このラベルに対応付けてフラグをセットするようにし、このフラグがセットされているかどうかを判断するというようにしてもよい。
【0043】
次なる実施例として、"..."が文字列の最後に付加されたボタンを表示した場合について、説明する。図7は、ラベルを説明した図であるが、これをボタンに応用することもできる。その場合、ラベルの枠をボタンの枠と考えてよい。
【0044】
ラベルの枠と異なり、ボタンの枠は表示される。本実施形態においては、「初期化」ラベル701、「initi...」ラベル702は各々、「初期化」ボタン701、「initi...」ボタン702とする。
【0045】
「initi...」ボタン702を押下した時のイベント処理手順について、図10のフローチャートを用いて説明する。
ユーザが「initi...」ボタン702を押下したとする。CPU201は、押下されたのが表示文字列の最後に"..."がついたボタンであるかどうかを判断する(ステップS1001)。
【0046】
この判断の結果、押下されたのが最後に"..."がつかないボタンである場合は、ボタン押下による通常処理を行い(ステップS1004)、処理を終了する。一方、ステップS1001の判断の結果、押下されたのが最後に"..."がついたボタンである場合は、文字列リソースの全て、つまり、「initialize」の全ての文字を表示する、図示しないモーダルダイアログを表示する(ステップS1002)。
【0047】
ここで、ユーザは、「initi...」ボタン702が実は「initialize」の意であったことが確認できる。そこで、ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、上記モーダルダイアログの、図示しないOKボタンを押す。これに伴い、OKボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS1003)。
【0048】
この判断の結果、OKボタンが押された場合は、ステップS1003の判定はYに進み、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS1004)。一方、ステップS1003の判断の結果、OKボタンが押下されず、ユーザがモーダルダイアログで図示しないキャンセルボタンを押下した場合は、ステップS1003ではNに進み、通常処理は実行されない。
【0049】
次の実施例として、小さいフォントを用いた例について説明する。多言語表示装置において、言語切り替え時、フォント書体はその言語に合わせて切り替えるが、フォントサイズはなるべく同等のサイズとするのが一般的である。これは見やすさを考慮しての事である。本実施形態では、同等のフォントサイズを用いたときに、GUI部品に文字列リソースが収まりきらない場合は、より小さなフォントを用いて、GUI部品に収まるようにする。その例を示したのが図11である。
【0050】
図11では、「初期化」ボタン1101が言語切り替えによって、「initialize」ボタン1102に変更される様子を示している。同等のフォントサイズを用いていれば、「initialize」の文字を全て表示することは不可能だが、より小さなフォントを用いることによって、ボタンサイズを変更することなく、文字列リソースの全ての文字を表示可能としている。
【0051】
次の実施例では、文字列の表示を複数行に分けて表示することによって、GUI部品のサイズに収まるようにしている。その例を示したのが図12である。
図12では、「情報設定」ボタン1201が言語切り替えによって、「information settings」ボタン1202に変更される様子を示している。前実施例の小さいフォントを用いる手段を用いたとしても、「information settings」という長い文字列を1行に収めようとすれば、かなり小さいフォントを用いざるを得ず、フォントがつぶれて見えないことがあり得る。
【0052】
そこで、「information settings」の空白の位置に改行が埋め込まれたものとして、複数行に分けて表示すれば、文字列の表示幅も短くなるので、フォントが小さすぎることもなくなる。
【0053】
CPU201による、本実施例と前実施例を組み合わせた表示処理手順を図14のフローチャートを用いて説明する。この手順は特殊表示処理(ステップS106)の処理の一例である。
まずは同等のフォントサイズを用いて1行に収めるものとして計算する。そして、ステップS105で、GUI部品(ここでは「information settings」ボタン1202)の表示領域サイズより、文字列リソースの表示サイズの方が大きい場合、より小さいサイズのフォントを選択する(ステップS1401)。
【0054】
次に、選択したフォントのサイズが所定の下限値より小さいかどうかを判断する(ステップS1402)。所定の下限値は、見やすさが許容できる限界のフォントサイズから決定される。この判断の結果、選択したフォントサイズが下限値より小さくない場合は、選択したフォント及び現在の行数(初期値は1である)で文字列リソースを表示したとき、表示サイズがGUI部品のサイズをオーバーしないか否かを判断する(ステップS1403)。
【0055】
この判断の結果、オーバーしない場合は、そのフォント及び行数で文字列リソースを表示して(ステップS1404)、終了する。一方、ステップS1403の判断の結果、オーバーする場合は、ステップS1401に戻り、より小さいフォントを選択する。
【0056】
また、ステップS1401の判断の結果、より小さいフォントを選択した結果、ステップS1402で選択したフォントサイズが下限値より小さくなってしまった場合は、表示行数を+1する(ステップS1405)。そして、表示行数に基づき、フォントサイズを再計算する(ステップS1406)。
【0057】
フォントサイズの計算の一例を示すと、GUI部品の表示領域の高さh、表示行数n、及び行間隔lとすると、(h−(n−1)*l)/nを超えない高さを持つフォントがもとめるものである。ステップS1406の後は、ステップS1402に戻る。
【0058】
ステップS1404で表示が複数行に渡る場合は、文字列リソースの適切な場所で、改行されたものと見なす。上述のように、空白の位置で改行する、あるいは、フォントサイズに合わせた所定の文字数で改行する等の方法がある。
【0059】
次なる実施例として、ティッカーを用いて文字列リソースを表示する方法を説明する。
図13は、ティッカーを用いて文字列リソースを表示した様子を示す図である。
図13において、「情報設定」ボタン1301が、日本語から英語への言語切り替え時、「information settings」ボタン1302に変わる。その時に、「information settings」の表示をティッカー表示(右から左へ流れるような表示)している。時間の経過につれて、「information settings」ボタン1302が1303に変わっていく。
【0060】
次なる実施例として、音声出力を用いてリソースを表示する方法を説明する。
図15は、「initi...」ラベル702に、リソースとして、音声データが関連付けられている場合の、CPU201によるラベル押下イベントの処理手順を示したフローチャートである。
図15において、まず、CPU201はラベル702の文字列の最後に"..."が付加されているかどうかを判定する(ステップS1501)。この判定の結果、付加されていなければ、何もせず終了する。
【0061】
一方、ステップS1051の判定の結果、付加されていれば、ラベル702に関連付けられた音声リソースをスピーカ212から出力する(ステップS1502)。これは、もちろん、「initialize」の全てを発音し、リソースを完全な形でユーザに提示する。
【0062】
図16は、「initi...」ボタン702に(この図の説明では、上述と同様にラベルではなくボタンと見なす)、リソースとして、音声データが関連付けられている場合の、CPU201によるボタン押下イベントの処理手順を示したフローチャートである。
ユーザがボタン702を押下したとする。CPU201は、押下されたのが表示文字列の最後に"..."がついたボタン702であるかどうかを判断する(ステップS1601)。
【0063】
この判断の結果、押下されたのが最後に"..."がつかないボタンである場合は、ボタン押下による通常処理を行い(ステップS1605)、処理を終了する。
一方、ステップS1601の判断の結果、押下されたのが最後に"..."がついたボタン702である場合は、ボタン702に関連付けられた音声リソースをスピーカ212から出力する(ステップS1602)。そして、「initialize」の全てを発音する。
【0064】
そして、「実際に初期化を行いますか?」(出力されるのは実際には英語となる)等のメッセージを音声出力して、ユーザにボタン押下処理を行ってよいかどうかを尋ねる(ステップS1603)。ここで、ユーザは、「initi...」ボタン702が実は「initialize」ボタンであったことが確認できる。ユーザは、実際に初期化処理を実行したい場合は、図示しないマイクに向かい、「はい」あるいは「OK」と発語する。
【0065】
そして、CPU201は、ユーザの発語を音声認識する(ステップS1604)、認識結果がOKの場合は、ボタン押下による通常処理を行う(ステップS1605)。OKでない場合は、ステップS1604ではNに進み、通常処理は実行されない。
【0066】
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における表示装置を構成する各手段、並びに表示方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
【0067】
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
【0068】
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0069】
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0070】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
【0071】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
【0072】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
【0073】
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0074】
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0075】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0076】
さらに、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明の実施形態に係る文字列表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態における表示装置のハード構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態における機能選択画面の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における文字列表示ボタンの表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態における文字列表示ボタンの表示手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態におけるラベルの表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態におけるラベルの表示手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態におけるラベル押下時のイベント処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態における小さなフォントを用いた表示例を示す図である。
【図12】本発明の実施形態における複数行に分けた表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施形態におけるティッカーを用いた表示例を示す図である。
【図14】本発明の実施形態におけるフォントサイズ及び表示行数を可変にした表示処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態におけるラベル押下時のイベント処理手順の他の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態におけるボタン押下時のイベント処理手順のその他の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0078】
200 表示装置
201 CPU
205 ディスプレイ
212 スピーカ
301、401、701、702、1101、1102、1201、1202、1301、1302、1303 ボタン
402 文字列表示ボタン
701、702 ラベル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを、上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択手段が上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記第3の表示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソースの一部が選択されていることを示すために、選択した文字列に所定の文字列を付加して表示することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記指示手段を示すGUI部品を表示する第4の表示手段と、
元のGUI部品の表示領域から、上記指示手段を示すGUI部品の領域を除くことにより新GUI部品の表示領域を計算する新GUI部品表示領域計算手段と、
上記新GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記新GUI部品表示領域計算手段が上記新GUI部品の表示領域を計算し、上記選択手段が上記新GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示し、上記第4の表示手段が上記指示手段を示すGUI部品を表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記第3の表示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように制御する第2の制御手段と、
上記新GUI部品による指示は、上記元のGUI部品による指示と同様に制御する第3の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項5】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第一の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第2の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記第2の表示手段が上記GUI部品の表示領域に納まるように表示するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項6】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が表示サイズを計算したときより小さいフォントを用いて、文字列リソースを表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
上記第2の表示手段は、複数行に分けて上記文字列リソースを表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソースをティッカー表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項9】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力する音声出力手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択手段が上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記音声出力手段が上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記比較工程による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項11】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程により選択された文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択工程により上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列を上記第2の表示工程が表示するように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記第3の表示工程により上記文字列リソースの全てが表示されるように制御する第2の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項12】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段を示すGUI部品を表示する第4の表示工程と、
元のGUI部品の表示領域から、上記指示手段を示すGUI部品の領域を除くことにより新GUI部品の表示領域を計算する新GUI部品表示領域計算工程と、
上記新GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程が選択した文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記新GUI部品表示領域計算工程により上記新GUI部品の表示領域が計算され、上記選択工程により上記新GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列が上記第2の表示工程により表示され、上記第4の表示工程により上記指示手段を示すGUI部品が表示されるように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記第3の表示工程により上記文字列リソースの全てが表示されるように制御する第2の制御工程と、
上記新GUI部品による指示は、上記元のGUI部品による指示と同様に制御する第3の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項13】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第2の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記第2の表示工程により上記GUI部品の表示領域に納まるように表示されるように制御する制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項14】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程により選択された文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力する音声出力工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域サイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択工程により上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列が上記第2の表示工程に表示されるように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記音声出力工程により上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースが出力されるように制御する第2の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項15】
上記請求項10〜14の何れか1項に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項16】
上記請求項15に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項1】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記比較手段による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項2】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを、上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択手段が上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記第3の表示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項3】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソースの一部が選択されていることを示すために、選択した文字列に所定の文字列を付加して表示することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記指示手段を示すGUI部品を表示する第4の表示手段と、
元のGUI部品の表示領域から、上記指示手段を示すGUI部品の領域を除くことにより新GUI部品の表示領域を計算する新GUI部品表示領域計算手段と、
上記新GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記新GUI部品表示領域計算手段が上記新GUI部品の表示領域を計算し、上記選択手段が上記新GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示し、上記第4の表示手段が上記指示手段を示すGUI部品を表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記第3の表示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように制御する第2の制御手段と、
上記新GUI部品による指示は、上記元のGUI部品による指示と同様に制御する第3の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項5】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第一の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第2の表示手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記第2の表示手段が上記GUI部品の表示領域に納まるように表示するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項6】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が表示サイズを計算したときより小さいフォントを用いて、文字列リソースを表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
上記第2の表示手段は、複数行に分けて上記文字列リソースを表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項8】
上記第2の表示手段は、上記文字列リソースをティッカー表示することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
【請求項9】
言語切り替え可能であり、グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を備える表示装置であって、
言語切り替え手段と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示手段と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算手段と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得手段と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較手段と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択手段と、
上記選択手段が選択した文字列を表示する第2の表示手段と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段と、
上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力する音声出力手段と、
上記言語切り替え手段が言語を切り替えたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算手段が切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算し、上記比較手段が上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得手段が取得したGUI部品の表示領域のサイズとを比較し、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択手段が上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を選択し、選択した文字列を上記第2の表示手段が表示するように制御する第1の制御手段と、
上記指示手段が上記文字列リソースの全てを表示するように指示したとき、上記音声出力手段が上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力するように制御する第2の制御手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
文字列リソースをGUI部品上に表示した場合のサイズである上記文字列リソースの表示サイズと表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記比較工程による比較結果に基づいて上記表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列を設定する設定工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項11】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程により選択された文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択工程により上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列を上記第2の表示工程が表示するように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記第3の表示工程により上記文字列リソースの全てが表示されるように制御する第2の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項12】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示手段を示すGUI部品を表示する第4の表示工程と、
元のGUI部品の表示領域から、上記指示手段を示すGUI部品の領域を除くことにより新GUI部品の表示領域を計算する新GUI部品表示領域計算工程と、
上記新GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程が選択した文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全てを表示する第3の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記新GUI部品表示領域計算工程により上記新GUI部品の表示領域が計算され、上記選択工程により上記新GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列が上記第2の表示工程により表示され、上記第4の表示工程により上記指示手段を示すGUI部品が表示されるように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記第3の表示工程により上記文字列リソースの全てが表示されるように制御する第2の制御工程と、
上記新GUI部品による指示は、上記元のGUI部品による指示と同様に制御する第3の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項13】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第2の表示工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域のサイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記第2の表示工程により上記GUI部品の表示領域に納まるように表示されるように制御する制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項14】
グラフィック・ユーザ・インタフェース(GUI)を用いた表示方法であって、
言語切り替え工程と、
GUI部品及び現在の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示する第1の表示工程と、
上記文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズを計算する文字列リソース表示サイズ計算工程と、
上記GUI部品の表示領域のサイズを取得する表示領域サイズ取得工程と、
上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域のサイズとを比較する比較工程と、
上記GUI部品の表示領域内に納まるように、上記文字列リソースの一部の文字列を選択する選択工程と、
上記選択工程により選択された文字列を表示する第2の表示工程と、
上記文字列リソースの全ての表示を指示する指示工程と、
上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースを出力する音声出力工程と、
上記言語切り替え工程により言語が切り替えられたとき、上記文字列リソース表示サイズ計算工程により切り替え後の言語に関連付けられた文字列リソースを上記GUI部品上に表示した場合のサイズが計算され、上記比較工程により上記文字列リソースの表示サイズと上記表示領域サイズ取得工程により取得されたGUI部品の表示領域サイズとが比較され、比較の結果、上記文字列リソースの表示サイズの方が大きければ、上記選択工程により上記GUI部品の表示領域内に納まるように上記文字列リソースの一部の文字列が選択され、選択された文字列が上記第2の表示工程に表示されるように制御する第1の制御工程と、
上記指示工程により上記文字列リソースの全てを表示するように指示されたとき、上記音声出力工程により上記文字列リソースに関連付けられた音声リソースが出力されるように制御する第2の制御工程とを備えたことを特徴とする表示方法。
【請求項15】
上記請求項10〜14の何れか1項に記載の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項16】
上記請求項15に記載のコンピュータプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2007−140986(P2007−140986A)
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−334815(P2005−334815)
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月18日(2005.11.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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