表示装置及び表示方法
【課題】時々刻々と変化するユーザの趣向にあわせて適切なコンテンツデータを提供することができる表示装置及び表示方法を提供すること。
【解決手段】この表示装置10は、再生コンテンツデータαのメタデータmAに基づいて、該再生コンテンツデータαに関連する関連コンテンツデータA1〜A4を検出するコンテンツ検出部16と、再生コンテンツデータαに含まれる再生画像M0を表示画面Mに表示させると共に、コンテンツ検出部16が検出した関連コンテンツデータA1〜A4に含まれる関連画像M1を動画像として表示画面Mに表示させる表示制御部14と、を有し、表示制御部14は、再生コンテンツデータα,βのメタデータmA,mBの変化に応じてコンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータA1〜A4,B1〜B3の関連画像M1を、表示画面Mに順次表示させる。
【解決手段】この表示装置10は、再生コンテンツデータαのメタデータmAに基づいて、該再生コンテンツデータαに関連する関連コンテンツデータA1〜A4を検出するコンテンツ検出部16と、再生コンテンツデータαに含まれる再生画像M0を表示画面Mに表示させると共に、コンテンツ検出部16が検出した関連コンテンツデータA1〜A4に含まれる関連画像M1を動画像として表示画面Mに表示させる表示制御部14と、を有し、表示制御部14は、再生コンテンツデータα,βのメタデータmA,mBの変化に応じてコンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータA1〜A4,B1〜B3の関連画像M1を、表示画面Mに順次表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルレコーダ、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの普及により、身の回りの出来事をデジタルデータとして大量に保存することが可能になった。しかし、身の回りにあふれるコンテンツデータは、時々刻々と変化するものであり、大量に保存されたデータにたとえ興味があったとしても、そのデータを取りだして見る機会は限られている。
【0003】
保存されたコンテンツデータの中から、ユーザが興味を示すことが予想されるコンテンツデータをユーザに提供する技術が、下記特許文献1には記載されている。この特許文献1に記載の技術によれば、予め設定されるユーザプロファイルと、コンテンツデータのメタデータとを照合して、条件に合致するコンテンツデータを断片化したデータとしてユーザに提供する。その結果、ユーザプロファイル、つまり各ユーザに応じたコンテンツデータをユーザに提供することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2001−101190号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザの趣味や趣向は時々刻々と変化するものであり、常に一定であるとは限らない。従って、たとえ、ユーザプロファイルと合致するメタデータを有するコンテンツデータが提供されたとしても、それがユーザのその時点での興味の対象に合致するとは限らない。それに、ユーザプロファイルに基づくと言うことは、そのユーザプロファイルが変更されない場合、同じコンテンツデータが何度も繰り返し提供される可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、時々刻々と変化するユーザの趣向にあわせて適切なコンテンツデータを提供することが可能な、新規かつ改良された表示装置及び表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出部と、上記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、上記コンテンツ検出部が検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として上記表示画面に表示させる表示制御部と、を有し、上記表示制御部は、上記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて上記コンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、上記表示画面に順次表示させる、表示装置が提供される。
【0008】
この構成によれば、コンテンツ検索部により、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、そのコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出することができる。そして、表示制御部により、再生中のコンテンツデータの再生画像を表示画面に表示させると共に、検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として表示画面に表示することができる。この際、メタデータが変化すると、コンテンツ検索部は、そのメタデータに基づいて、異なる関連コンテンツデータを順次検出する。そして、表示制御部は、順次検出される相異なる関連データの関連画像を表示画面に順次表示させることができる。従って、再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを、メタデータが変化する毎に、順次提供することができる。通常、再生されているコンテンツデータに対してユーザは興味を示しており、また、ユーザは、その興味の対象から連想されるものに興味を示すことが多い。そこで、上記表示装置は、再生中のコンテンツデータに関連した関連コンテンツデータを順次提供することができる。また、この際、表示装置によれば、動画像として関連コンテンツが表示されるため、ユーザに、再生中のコンテンツとの関連性を強調して、関連コンテンツを提供することが可能である。
【0009】
また、上記表示制御部は、上記再生画像と上記関連画像とが重畳しないように、上記再生画像を上記表示画面の中央領域に表示させ、かつ、上記関連画像を上記表示画面における上記中央領域の周辺領域に表示させてもよい。
【0010】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータを検出し、上記表示制御部は、上記再生画像と共に、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域に表示させてもよい。
【0011】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0012】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
上記表示制御部は、上記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させつつ、同時に、上記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0013】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、上記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させつつ、同時に、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0014】
また、上記コンテンツ検出部は、更に、上記再生中のコンテンツデータの前又は後に連続して再生されるコンテンツデータのメタデータに基づいて、該連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出し、上記表示制御部は、上記連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータの関連画像を、上記再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータ上記の関連画像と並べて、上記表示画面に静止画像として表示させてもよい。
【0015】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を並べて上記周辺領域に表示させてもよい。
【0016】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、上記表示制御部は、上記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の一側に並べて表示させつつ、上記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の他側に並べて表示させてもよい。
【0017】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、上記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の一側に並べて表示させつつ、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の他側に並べて表示させてもよい。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出ステップと、上記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、上記コンテンツ検出ステップで検出された関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画として上記表示画面に表示させる表示ステップと、を有し、上記表示ステップでは、上記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて上記コンテンツ検出ステップで順次検出される相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、上記表示画面に順次表示させる、表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明によれば、時々刻々と変化するユーザの趣向にあわせて適切なコンテンツデータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
なお、以下で説明する本発明の各実施形態に係る表示装置は、一のコンテンツデータを再生中に、そのコンテンツデータと関連する少なくとも1の関連コンテンツデータを表示させることができる。この表示装置について理解が容易になるように以下では次の順序で説明する。
【0022】
<1.第1実施形態>
[1−1.表示システムの構成] 図1
[1−2.コンテンツデータの例]
[1−3.表示装置の構成] 図2,図3A〜図3C
[1−4.表示装置の動作] 図4
[1−5.表示装置の動作の例] 図5A〜図5F
[1−6.効果の例]
<2.第1実施形態の変更例等>
[2−1.第1変更例] 図6A
[2−2.第2変更例] 図6B
[2−3.第3変更例] 図6C
[2−4.第4変更例] 図7A
[2−5.第5変更例] 図7B
[2−6.第6変更例] 図7C
【0023】
<1.第1実施形態>
[1−1.表示システムの構成]
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る表示装置について説明するために、同実施形態に係る表示装置が含まれた表示システムの概要構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る表示システムの概要構成を説明するための説明図である。ただし、図1に示す表示システム1の各構成は、一つのシステムを構成している必要は必ずしも無いが、ここでは説明の便宜上、各構成が一つのシステムを構成しているとして説明する。
【0024】
図1に示すように、本実施形態に係る表示システム1は、表示装置10と、コントローラ2と、アンテナ3と、放送局4と、接続線5と、ネットワーク6と、情報配信サーバ7と、を含む。
【0025】
表示装置10は、再生されたコンテンツデータに含まれる画像を表示画面に表示する。この際、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する必要は必ずしもなく、表示装置10は、再生されたコンテンツデータを取得することも可能である。しかしながら、以下では説明の便宜上、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する場合について説明する。
【0026】
表示装置10は、ユーザがコントローラ2や表示装置10の操作ボタン等を操作することにより入力する「操作信号」に応じた動作をすることができる。本実施形態では、コントローラ2に、例えば、少なくとも上下左右の選択ボタンと決定ボタンとが配置されており、ユーザが各ボタンを押下することにより、そのボタンに対応した操作信号がコントローラ2から出力されるものとする。これらの操作信号を受けて表示装置10は、様々な動作を行うことになる。また、表示装置10は、ユーザの操作に応じるだけでなく、自動的な動作をもすることは言うまでもない。
【0027】
表示装置10は、自身に蓄積したコンテンツデータを表示することも可能であるが、表示させるコンテンツデータを外部から取得することが可能である。この取得元としては、例えば、放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などが挙げられる。しかしながら、コンテンツデータの取得元は、特に限定されるものではなく、コンテンツデータを取得することが可能な所得元であれば様々なものであってもよい。表示装置10は、図1に示すように、放送局4から無線放送されコンテンツデータが載せられた地上放送波又は衛星放送波等の放送波をアンテナ3で受信して、コンテンツデータを取得することができる。また、放送局4からのコンテンツデータの放送形式は、無線放送に限られるものではなく、例えば、接続線5を介した有線放送、インターネット等のネットワーク6を介した情報配信方法であってもよい。そのために、表示装置10は、ネットワーク6と接続される。また、ネットワーク6には、様々な情報配信サーバ7が接続されており、表示装置10は、これらの情報配信サーバ7からコンテンツデータを取得することも可能である。
【0028】
[1−2.コンテンツデータの例]
次に、本実施形態に係る表示装置10の具体的な構成について説明する前に、表示装置10が本実施形態において表示するコンテンツデータの例について説明する。
【0029】
各コンテンツデータ(以下単に「コンテンツ」ともいう。)には、広い意味での画像が含まれているか、又は、付加されている。画像としては、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。
【0030】
コンテンツデータに動画像が含まれる場合、1つのコンテンツデータは、例えば、1つの動画として再生される1つの単位(例えばシーン・チャプター・録画単位など)であってもよい。つまり例えば、1つの番組・映画・録画等に含まれる複数のシーンのそれぞれは、1のコンテンツデータに相当する。なお、この動画像を含むコンテンツデータの例としては、例えば、放送や有線放送される番組の各シーン・映画等に含まれる各チャプター・ユーザが作成した動画像のコンテンツデータ・ユーザが入手可能な動画像のコンテンツデータなどが挙げられる。
【0031】
一方、コンテンツデータに静止画像が含まれる場合、1つのコンテンツデータは、1枚の静止画像であってもよい。しかし、ここでは、説明の便宜上、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数枚の静止画像のまとまりを、1つのコンテンツデータとして説明する。このようなコンテンツデータの例としては、例えば、同一のイベント中に撮影された複数の静止画像・1つのフォルダにまとめられた複数枚の静止画像・1の表示リストに含められた複数枚の静止画像・1のアルバムを形成している複数枚の静止画像などが挙げられる。なお、この1のコンテンツデータは、それに含まれる複数枚の静止画像を、スライドショーのように所定時間間隔毎に順次表示されることにより、動画像として表示される。
【0032】
つまり、本実施形態において、「動画像」としての再生や表示には、動画像のコンテンツデータを再生して表示することと、複数枚の静止画像のコンテンツデータの各静止画像を順次再生して表示することと、の双方が含まれるものとする。一方、「静止画」としての再生や表示には、動画像のコンテンツデータの1カット(一静止画像)を再生して表示することと、複数枚の静止画像のコンテンツデータの一枚の静止画像を再生して表示することとが含まれるものとする。
【0033】
なお、コンテンツデータは、画像を主として含むデータである必要はない。例えば、コンテンツデータが主として音楽データを含む場合も、本実施形態に係る表示装置10は、このコンテンツデータを表示することが可能である。この場合、1の音楽データには、名称・ジャンル・アーティスト・アルバム名等のメタデータや、その音楽のジャケット写真やロゴ、イメージ写真、アーティストの写真などの静止画像が付加されている。そこで、表示装置10は、そのメタデータ・ジャケット写真・ロゴ・イメージ写真・アーティストの写真等を、その音楽データの1の静止画像として扱う。このことは、音楽データを含むコンテンツだけでなく、例えば表示装置10により実行される実行データ(いわゆるソフトウエア)やテキストデータであっても同様である。従って、以下ではこれらのデータは、静止画像の場合と同様に扱うものとして説明する。ただし、一のコンテンツに静止画と動画とが混在していたとしても良い。
【0034】
(メタデータについて)
各コンテンツデータには、メタデータが付加されているか、対応付けられている。
「メタデータ」とは、コンテンツの属性や特徴を表したデータのことで、例えば、テキストデータしてコンテンツデータに付加されるか、対応付けられている。メタデータとしては、例えば、そのコンテンツの名称・コンテンツの種別(ジャンル)・コンテンツの概略・出演者や制作者に関する情報・コンテンツが対象としている視聴者層・コンテンツに関連して視聴者に提供する情報・放送形式や取得方法・コンテンツデータの再生に要する時間長・コンテンツが録画又は録音された時点・コンテンツデータが発売又は公開された時点・コンテンツデータが取得された時点・コンテンツが流行した時点・コンテンツデータの再生履歴などが含まれる。このようなメタデータは、例えば、EPS(電子番組ガイド)であってもよい。
【0035】
(関連性等について)
一方、本実施形態に係る表示装置10は、例えば、再生中の一のコンテンツデータを表示している際に、その再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、その再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータをも表示することができる。そこで、再生中の一のコンテンツデータと、関連コンテンツデータとを区別するために、前者を「視聴コンテンツ(再生中のコンテンツデータの一例)」ともいい、後者を「関連コンテンツ(関連コンテンツデータの一例)」ともいう。そして、視聴コンテンツに含まれる画像を「視聴画像(再生画像の一例)」とも言い、関連コンテンツに含まれる画像を「関連画像」ともいう。また、単に「コンテンツ」という場合、上述のようにコンテンツデータを示し、視聴コンテンツ及び関連コンテンツの両者を含むものとし、単に「画像」という場合、視聴画像及び関連画像の両者を含むものとする。
【0036】
また、本実施形態に係る表示装置10は、視聴コンテンツに対する関連性の有無を、視聴コンテンツのメタデータと、関連コンテンツのメタデータとに基づいて判断する。つまり、表示装置10は、視聴コンテンツのメタデータと、関連コンテンツのメタデータを照合して、そのメタデータが相互に関連しているか否かにより、視聴コンテンツと関連コンテンツとの関連性の有無を判断する。例えば、同一のメタデータであったり、概念的に近いメタデータなどである場合、両メタデータは相互に関連していると判断される。なお、以下では、説明の便宜上、メタデータが同一である場合に、視聴コンテンツと関連コンテンツとが相互に関連していると判断される場合について説明する。ただし、例えば、視聴コンテンツにメタデータが複数付加されている場合、全てのメタデータが一致する必要は必ずしも無い。例えば、一部のメタデータのみが共通する場合にも、視聴コンテンツと関連コンテンツとは相互に関連していると判断される。また、例えば、表示装置10は、両メタデータの一致度合を参照し、その一致度合が高いもの同士を関連性があると判断してもよい。なお、両コンテンツの関連性の判断に使用されるメタデータは、適宜設定することが可能である。
【0037】
(グループとメンバについて)
また、本実施形態に係る表示装置10は、視聴コンテンツに対して関連しうる同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツを表示することができる。このように同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツを、ここでは「グループ」ともいう(一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの一例)。また、そのグループに含まれる各関連コンテンツのことを、ここでは「メンバ」ともいう。
【0038】
このグループとメンバの例を表1に示す。
例えば、1の番組や1の映画(グループ)に含まれる各シーンは、それぞれメンバとなる。この場合、各シーンは相互に、番組又は映画名・作成日・録画日等についてのメタデータで関連している。
また、例えば、1のイベント(グループ)で録画されたホームムービーの各録画単位も、それぞれメンバとなる。各録画単位は相互に、例えば、作成日・作成者・イベント名・ファイル名の一部等のメタデータで関連している。
また、静止画について言えば、例えば、同じイベント(グループ)で撮影された各アルバム又は各スライドショーは、それぞれメンバとなる。この場合、各アルバム又は各スライドショーは相互に、撮影日・撮影者・イベント名・ファイル名の一部等のメタデータで関連している。また、例えば、写真が複数枚格納された各フォルダは、それぞれメンバとなる。この場合、各フォルダは相互に、例えば、フォルダの名称の一部・作成日・作成者名・フォルダ内のファイル名の一部等のメタデータで関連している。
また、静止画に相当するとして扱うファイル等について言えば、例えば、複数の音楽ファイルを順番に再生したり、ひとまとめで再生させる各プレイリストは、それぞれメンバとなる。各プレイリストは相互に、プレイリストの名称・プレイリストのジャンル・プレイリストの作成日・作成者名・プレイリストに含まれる音楽のアーティスト等のメタデータで関連している。また、音楽データが複数まとめられた各アルバムも、それぞれメンバとなる。各アルバムは相互に、アーティスト名・作成者・作成日・購入日・ジャンル・アルバムの名称等のメタデータで関連している。
また、例えば、複数のソフトウエアがひとまとめにされた各パッケージも、それぞれメンバとなる。各パッケージは相互に、製造元・ソフトウエアの内容や機能・製造日・購入日・対応OS等のメタデータで関連している。
また、例えば、複数のテキストデータが格納された各フォルダも、それぞれメンバとなる。各フォルダは相互に、例えば、フォルダの名称の一部・作成日・作成者名・フォルダ内のファイル名の一部等のメタデータで関連している。
【0039】
【表1】
【0040】
なお、ここで例示したグループとメンバの例は、あくまで一例であり、様々なバリエーションが考えられる。例えば、種類の異なる複数のファイルが、グループを形成することも可能である。つまり、例えば、動画像の1シーンが静止画のアルバムの一つとしてそのアルバム(メンバ)に含まれる場合も考えられる。また、動画像の1シーンが複数のアルバムと共に1のイベント(グループ)に含まれる場合ももちろんあり得る。つまり、グループに含まれるメンバは、視聴コンテンツに対して関連しうる同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツであれば、異なる種類のファイルであってもよい。また、本実施形態では上述のように静止画像又は静止画像相当のものを、複数集めて1つの関連コンテンツにしている。この場合1つの関連コンテンツを形成する複数のファイルは、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数のファイルであれば、異なる種類のファイルであってもよい。
【0041】
[1−3.表示装置の構成]
次に、図2,図3A〜図3Cを参照しつつ、本実施形態に係る表示装置10の具体的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係る表示装置の構成を説明するための説明図である。図3A〜図3Cは、本実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【0042】
図2に示すように、表示装置10は、コンテンツ記憶部11と、コンテンツ取得部12と、再生部13と、表示制御部14と、音声出力部15と、メタデータ取得部16と、コンテンツ検出部17と、表示画面Mとを有する。
【0043】
コンテンツ取得部12は、表示装置10が表示するコンテンツを取得する。コンテンツ取得部12は、例えば、ユーザの操作により入力される操作信号に応じて、取得するコンテンツを切り替えることができる。つまり、コンテンツ取得部12が取得するコンテンツは、ユーザにより選択されたユーザが視聴することを望むコンテンツ(つまり視聴コンテンツ)となる。この際、コンテンツ記憶部11には、複数のコンテンツが記録されており、コンテンツ取得部12は、例えば、このコンテンツ記憶部11から、視聴コンテンツを取得することができる。また、コンテンツ取得部12は、例えば、コンテンツ記憶部11以外の放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などから、視聴コンテンツを取得できる。つまり、コンテンツ取得部12の視聴コンテンツ取得元は、特に限定されるものではない。
【0044】
なお、コンテンツは、例えば、映像信号・音声信号・メタデータ等の複数の情報がまとめられていたり、圧縮されていたり、暗号化されているなど、コンテンツに含まれる情報が通常では読み取りできない形式である場合可能性もある。その場合、コンテンツ取得部12は、取得したコンテンツを、例えば、複数の情報に戻したり、解凍したり、複合化するなど、読み取りできる形式に変換してもよい。更に、コンテンツ取得部12は、放送されたコンテンツを取得する場合、チューナ等の役割を担ってもよい。ただし、このような変換やチューニング機能は、コンテンツ取得部12がコンテンツを取得する取得元が有してもよいことは、言うまでない。
【0045】
再生部13は、コンテンツ取得部12が取得した視聴コンテンツを再生する。この際、再生部13は、コンテンツ取得部12が取得した視聴コンテンツ以外に、後述するコンテンツ検出部17が検出した1又は2以上のメンバ(関連コンテンツ)を同時に再生することも可能である。また、再生部13は、複数のコンテンツのうちの1又は2以上を動画像として再生し、他のコンテンツを静止画像として再生することが可能である。なお、動画像として再生するか、静止画像として再生するのかの判断は、再生部13自身が行ってもよいが、本実施形態では、後述する表示制御部14が行うものとする。
【0046】
メタデータ取得部16は、視聴コンテンツ、つまり再生中のコンテンツデータのメタデータを取得する。この際、メタデータ取得部16は、例えば、視聴コンテンツに付加されたメタデータを、コンテンツ取得部12又は再生部13等から取得する。しかし、メタデータの取得元は、これらの例に限定されるものではない。例えば、視聴コンテンツに対応付けられたメタデータがコンテンツ記憶部11・外部の情報配信サーバ7・放送局4等に記録されて入手可能な場合、メタデータ取得部16は、これらから視聴コンテンツに対応付けられたメタデータを取得することが可能である。
【0047】
コンテンツ検出部17は、メタデータ取得部16が取得した視聴コンテンツのメタデータに基づいて、視聴コンテンツに関連する関連コンテンツ(つまりメンバ)を検出する。この際、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して同一の関連性を有する複数のメンバ(つまりグループ)を検出する。この際、コンテンツ検出部17は、上記コンテンツ取得部12と同様に、例えば、コンテンツ記憶部11、放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などから、メンバを検出する。つまり、コンテンツ検出部17のメンバ取得元は、特に限定されるものではない。
【0048】
また、コンテンツ検出部17は、上記コンテンツ取得部12と同様に、検出したコンテンツを、例えば、複数の情報に戻したり、解凍したり、複合化するなど、読み取りできる形式に変換してもよい。更に、コンテンツ検出部17は、放送されたコンテンツを取得する場合、チューナ等の役割を担ってもよい。ただし、このような変換やチューニング機能は、コンテンツ検出部17がコンテンツを取得する取得元が有してもよいことは、言うまでない。
【0049】
より具体的にコンテンツ検出部17によるメンバ検出方法例について説明する。
コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツのメタデータに基づいて、メンバの取得元を検索する。この際、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツのメタデータが複数存在する場合、1のメタデータを選択して検索に使用することが望ましい。検索に使用するメタデータは、例えば、視聴コンテンツの日付・作成者・取得元・出演者・タイトルの一部又は全部等であってもよいが、特に限定されるものではない。また、検索に使用するメタデータは、予め設定されていてもよいが、例えば、視聴コンテンツのジャンルなどの特定のメタデータの内容に応じて、適宜コンテンツ検出部17が変更してもよい。そして、コンテンツ検索部17は、検索に使用するメタデータに関連したメタデータが付加されるか対応付けられたメンバを検出する。この際、コンテンツ検索部17は、メタデータが一致するメンバだけでなく、例えば、一致度合が高いメンバ、メタデータが概念的に近いメンバ等を、視聴コンテンツに関連したメンバとして検出する。
【0050】
従って、例えば、視聴コンテンツが一のコンテンツから他のコンテンツへと変更された場合、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツが変化したことによるメタデータの変化に応じて、相異なるメンバ(グループが異なるメンバ)を順次検出することになる。なお、視聴コンテンツは変化せずともメタデータが変化した場合、コンテンツ検出部17は、同様に、メタデータの変化に応じて、相異なるメンバを順次検出することになる。
【0051】
また、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに関連するメンバが複数ある場合、それら複数のメンバ、つまりグループを取得する。
【0052】
更に、コンテンツ検出部17は、現在の視聴コンテンツの前又は後に連続して再生される視聴コンテンツ(「過去コンテンツ」及び「未来コンテンツ」ともいう。)のメタデータに基づいて、過去又は未来コンテンツに関連するメンバをも検出することが望ましい。例えば、過去コンテンツに関連するメンバを検出する場合、コンテンツ検出部17は、過去コンテンツが再生されている際に、既に、それに対応するメンバを検出している。よって、この場合、コンテンツ検出部17は、過去に検出したそのメンバを、検索せずに取得することが可能である。また、未来コンテンツに関連するメンバを検出する場合、上記メタデータ取得部16は、未来コンテンツのメタデータを、例えば放送局4・情報配信サーバ7・コンテンツ記憶部11から予め取得することが望ましい。
【0053】
そして、コンテンツ検出部17が検出した1又は2以上のグループ(視聴コンテンツ・未来コンテンツ・過去コンテンツに関連するグループ)に含まれる少なくとも1以上のメンバは、再生部13に出力されて、再生される。
【0054】
表示制御部14は、再生部13により再生された視聴コンテンツの視聴画像及び1以上のメンバの関連画像とを、表示画面Mに表示させる。コンテンツ検出部17が複数のメンバを検出した場合、表示制御部14は、どのメンバを動画像として再生し、どのメンバを静止画像として再生し、そして、どのメンバを再生しないのかを決定する。またこの際、表示制御部14は、再生部13に複数のメンバを動画像又は静止画像として同時に再生させることにより、同一の関連性を有する複数のメンバを同時に表示画面Mに表示させることができる。一方、表示制御部14は、再生部13に複数のメンバを動画像又は静止画像として順番に再生させることにより、同一の関連性を有する複数のメンバを順番に表示画面Mに表示させることができる。この際、表示制御部14は、メンバの再生順を決定することもできる。再生順の決定としては、メンバ名称順・メンバの配列順・メンバの取得順・メンバのデータサイズ順・通常の再生順などが挙げられる。
【0055】
本実施形態に係る表示制御部14は、例えば、以下のように各メンバを再生させて表示させる。つまり、まず、表示制御部14は、再生部13に、視聴コンテンツに関連するグループのメンバを、動画像として再生させて、その関連画像を表示画面Mに表示させる。一方、表示制御部14は、未来又は過去コンテンツに関連するグループのメンバを、静止画像として再生させて、その関連画像を表示画面Mに表示させる。よって、本実施形態に係る表示制御部14は、未来又は過去コンテンツに関連するグループのメンバの1つの関連画像を、静止画像として表示装置に表示させる。一方、本実施形態に係る表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するグループ内のメンバの再生順を決定し、その再生順に従って、メンバを1つずつ順番に再生して、その動画像を表示画面Mに表示させる。それにより、表示制御部14は、同一の関連性を有する複数のメンバの関連画像を、表示画面Mに表示させる。その結果、表示画面Mには、視聴コンテンツの視聴画像が表示されつつ、視聴コンテンツに関連したグループ内のメンバが、順次シームレスで動画像として表示され、そして、未来又は過去コンテンツに関連したメンバの1つが、静止画像として並べられて表示される。
【0056】
また、上述の通り、視聴コンテンツのメタデータが変更されれば、コンテンツ検出部17は、そのメタデータの変化に応じて、順次相異なるグループを検出することになる。従って、表示制御部14は、視聴コンテンツのメタデータが変更された場合、その変更に応じて、順次相異なるグループの各メンバの関連画像を、動画像として順次シームレスに表示画面Mに表示させることになる。
【0057】
この本実施形態に係る表示制御部14を備えた表示装置10が表示画面Mに表示させるコンテンツの流れについて、図3A〜図3Cを参照しつつ説明する。特に、ここでは、視聴コンテンツのメタデータが変更された場合と、そのメタデータは同じであるが、視聴コンテンツに関連したグループ内のメンバが変更される場合について説明する。
【0058】
図3A〜図3Bでは、表示画面Mに表示される視聴コンテンツの視聴画像M0と、その視聴コンテンツと関連するグループのメンバの関連画像M1との時間軸Tに対する移り変わりを概念的に示している。つまり、図3Aに示すように、視聴コンテンツとして、3つのコンテンツα,β,γが、時間軸Tに沿って配置されており、これらのコンテンツが連続して再生・表示される。また、各コンテンツα,β,γには、それぞれメタデータmA,mB,mCが付加されている。図3Aに示す時点では、コンテンツαが視聴コンテンツであり、コンテンツβ,γが未来コンテンツである。これに対して、メタデータ取得部16は、視聴コンテンツαのメタデータmAを取得し、コンテンツ検索部17は、そのメタデータmAに基づいて、視聴コンテンツαと関連するグループAのメンバA1〜A4を検索して取得する。なお、ここでは、説明の便宜上、メタデータが一致する場合(例えばメタデータmA)を、視聴コンテンツαに対して関連性を有しているものとする場合を示している。また、表示制御部14は、メンバA1〜A4の再生順を決定して、時間軸Tに沿って配置する。
【0059】
そして、図3Aに示す時点では、表示制御部14は、メンバA1を再生部13に動画として再生させて、そのメンバA1の関連画像M1を、視聴コンテンツαの視聴画像M0と並べて表示画面Mに表示させる。
【0060】
その後、図3Bに示す時点では、視聴コンテンツαの再生開始時点t1から再生終了時点t2までの間の時点であるため、視聴コンテンツαのメタデータmAは図3Aと同じである。よって、表示制御部14は、視聴コンテンツαのグループA内のメンバを表示させるが、図3Bでは、メンバA1の動画再生が終了しているため、次のメンバB2を再生部13に動画像として再生させて、その関連画像M1を表示画面Mに表示させる。
【0061】
一方、図3Cに示す時点では、コンテンツαの再生が終了して、コンテンツβの再生が開始されるため、視聴コンテンツのメタデータがmBへと変更されている。その結果、メタデータ取得部16は、視聴コンテンツβのメタデータmBを取得し、コンテンツ検索部17は、そのメタデータmBに基づいて、視聴コンテンツβと関連するグループBのメンバB1〜B3を検索して取得する。そして、表示制御部14は、メンバB1〜B3の再生順を決定して、時間軸Tに沿って配置する。図3Cに示す時点では、表示制御部14は、メンバB1を再生部13に動画として再生させて、そのメンバB1の関連画像M1を、視聴コンテンツβの視聴画像M0と並べて表示画面Mに表示させる。
【0062】
また、表示制御部14は、表示画面Mにおける、視聴コンテンツの視聴画像と、再生されるメンバの関連画像等との表示位置を以下のように決定する。つまり、表示制御部14は、視聴画像(再生画像の一例)と関連画像とが重畳しないように、再生画像を表示画面Mの中央領域に表示させ、かつ、関連画像を表示画面Mにおける中央領域の周辺領域に表示させる。この際、表示制御部14は、視聴画像及び関連画像の表示倍利率を調整して、各領域に収まる大きさの画像を表示させる。この表示画面Mについては、後述する表示装置10の動作例において具体的に説明する。
【0063】
再び、図2を参照して、表示装置10の残りの構成、つまり音声出力部15について説明する。
【0064】
音声出力部15は、再生部13が再生している視聴コンテンツに音声信号が含まれる場合、その音声信号を取得して音声出力する。なお、再生部13が再生するメンバの音声も出力することができるが、本実施形態に係る音声出力部15は、メンバの音声は出力しないことが望ましい。
【0065】
[1−4.表示装置の動作]
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る表示装置10の動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る表示装置の動作を説明するための説明図である。
【0066】
視聴コンテンツの再生中に、関連コンテンツを取得することを要求する操作信号が入力されると、表示装置10は、まず、ステップS01を処理する。
【0067】
ステップS01では、メタデータ取得部16が、視聴コンテンツのメタデータを取得する。そして、ステップS03に進む。
【0068】
ステップS03では、メタデータ取得部16が、過去又は未来コンテンツのメタデータを取得する。そして、ステップS05に進む。
【0069】
ステップS05では、コンテンツ検索部17が、視聴コンテンツのメタデータのうち、メンバの検索に使用するメタデータを選択する。また、コンテンツ検索部17は、過去コンテンツ及び未来コンテンツに対しても、同様に検索に使用するメタデータを選択する。そして、ステップS07に進む。
【0070】
ステップS07(コンテンツ検出ステップの一例)では、コンテンツ検索部17が、ステップS05で決定したメタデータに基づいて、視聴、過去及び未来コンテンツのそれぞれに関連するグループ(複数のメンバ)を検出する。そして、ステップS09に進む。
【0071】
ステップS09では、表示制御部14が、過去及び未来コンテンツに関連するメンバを、再生部13に静止画として再生させる。そして、ステップS11に進む。
【0072】
ステップS11では、表示制御部14が、視聴コンテンツに関連するグループに含まれる複数のメンバの再生順序を決定する。そして、ステップS13に進む。但し、グループ中にメンバが1つしか含まれない場合、このステップS11は、省略することができる。
【0073】
ステップS13では、ステップS11で決定した順序に従って、表示制御部14が、視聴コンテンツに関連するグループの1のメンバを動画像として再生部13に再生させる。そして、後続のステップS15〜ステップS23(表示ステップの一例)に進む。
【0074】
ステップS15〜ステップS23では、まず、ステップS15が処理され、このステップS15では、表示制御部14が、視聴画像を縮小して表示画面Mの中央領域に表示させる。そして、ステップS17に進む。
【0075】
ステップS17では、表示制御部14が、関連画像を縮小して表示画面Mにおける中央領域の周辺領域に表示させる。つまり、表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像を動画像として表示画面Mに表示させ、他の再生される関連画像を静止画像として表示画面Mに表示させる。この際、表示制御部14は、例えば、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像を動画像をカラーで表示させ、他の再生される関連画像をセピア色や色数の少ない色合いで表示したり、更に縮小して表示することもできる。この場合、表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像をより強調することが可能である。そして、ステップS19に進む。
【0076】
ステップS19では、メタデータ取得部16により、視聴コンテンツのメタデータが変化したか否かが確認される。メタデータが変化した場合、ステップS01以降の処理が繰り返される一方、メタデータが変化していない場合、ステップS21に進む。
【0077】
ステップS21では、再生部13により、視聴コンテンツに関連したグループに含まれ、動画像として再生中のメンバの再生が終了したか否かが確認される。メンバの再生が終了している場合には、ステップS13以降の処理が繰り返される一方、メンバの再生が収容していない場合には、ステップS23に進む。
【0078】
ステップS23では、表示装置10により、関連コンテンツの提示動作を終了する捜査信号が入力したか否かが確認される。そして、そのような操作信号が入力した場合には、動作を終了する一方、入力していない場合には、ステップS19以降の処理が繰り返される。
【0079】
[1−5.表示装置の動作の例]
この動作を通じて表示装置10が表示させる画像の時間変化及び操作による変化の例について、図5A〜図5Fを参照しつつ説明する。図5A〜図5Fは、本実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【0080】
図5Aは、動作を開始してステップS01〜ステップS17等が処理された場合に、表示画面Mに表示される画像を示している。
【0081】
図5Aに示すように、表示画面Mの中央領域SP0には、視聴コンテンツαの視聴画像M0が表示される。一方、周辺領域SP1には、視聴コンテンツαに関連したグループAの1のメンバA1が動画像として表示される(関連画像M1)。なお、マークPMは、そのコンテンツが動画像として表示されていることを模式的に示している。この際、動画像として再生される関連画像M1の近傍(メタデータ表示領域SPm)や、その関連画像M1中には、関連性を検出する際に使用されたメタデータmAを表示させて、ユーザに関連性を認識させることが望ましい。また、この視聴コンテンツαに関連したメンバA1の側には、それと並べられて、未来コンテンツβに関連したメンバB1が静止画像として表示される(関連画像M2)。この関連画像M2は、関連画像M1よりも小さく表示されることが望ましい。
【0082】
一方、他の周辺領域SP2〜SP4には、他の様々な画像が表示可能である。例えば、上方の周辺領域SP2には、表示装置10が提供可能な他のコンテンツや他の機能を表したアイコン等が表示される。また、右方の周辺領域SP3には、表示装置10が取得可能なHP(ホームページ)等が表示される。更にまた、周辺領域SP4には、表示装置10が提供可能な他の動画像等が表示される。ただし、図5Aに示した周辺領域SP2〜SP4に示した画像は、あくまで一例であり、本実施形態はこの例に限定されるものではない。
【0083】
なお、ここでは、視聴コンテンツαは、ユーザが予めコンテンツ記憶部11に録画していた番組(1シーンでもよい)であるとして説明する。
【0084】
そして、所定時間が経過して視聴コンテンツα(1シーン)が終了し、次の視聴コンテンツβが再生された場合を、図5Bに示している。図5に示すように、視聴コンテンツがコンテンツαからコンテンツβに変更されると、メタデータが変更される。従って、ステップS19からステップS01以降の処理が再度行われて、図5Bのような画像が表示画面Mに表示される。つまり、動画像として表示されるメンバは、グループAのメンバA1から、視聴コンテンツβと関連するグループBのメンバB1へと変更される。この際、動画像の関連画像の表示位置は、変更されず、動画像として表示されるメンバのみが移動することが望ましい。つまり、図5Aから図5Bへと移ると、グループAのメンバA1の関連画像M1はその位置を下方に移動させ、新たな関連画像M−1(静止画像)として表示されることが望ましい。それに伴い、グループBのメンバB1の関連画像M2(図5A)はその位置を下方に移動させ、新たな関連画像M1(動画像)として表示されることが望ましい。一方、図5AでメンバB1が表示されていた位置には、新たな未来コンテンツに関連するグループCのメンバC1が静止画像として表示されることが望ましい(関連画像M2)。
【0085】
そして、更に時間が経過して、動画像として再生・表示されていたメンバB1の再生が終了した場合、ステップS21からステップS13以降の処置が行われる。その結果、図5Cに示すように、動画像の関連画像M1としては、メンバB1の次に再生されるメンバB2が動画像として表示されることになる。
【0086】
ここで、例えば、メタデータmBが作成日(録画日)であり、メンバB2が、視聴コンテンツβを録画した頃に行っていた旅行先で撮影したコンテンツで、ユーザがそのコンテンツに興味を示したとする。そして、ユーザは、例えば、視聴コンテンツに対してメンバB2が表示されている方向の操作ボタンを選択して、その操作信号を表示装置10が取得したとする。すると、表示制御部15は、図5Dに示すような映像を表示画面Mに表示させる。
【0087】
つまり、視聴画像M0は、縮小されて表示画面Mの右方領域SP5へと移動し、関連画像M−1,M1,M2は、拡大されて表示画面Mの左方領域SP6へと移動される。そして、動画像として再生されているメンバB2の関連画像M1の左右には、そのグループBの他のメンバB1,B3が表示される。ここで、ユーザは、上下左右の操作ボタンを選択することにより、動画像として再生させるメンバを、メンバB1から他のメンバB1,B3,A1,C1へと移動させることができる。図5Eでは、ユーザが右方向を表した操作ボタンを選択して同一グループBのメンバB3が動画として再生された場合を示している。このように、表示制御部14は、上下方向には異なる関連性を有するメンバを並べ、左右方向には同一関連性を有するメンバを並べて表示させることにより、あたかもクロスメディアバー(登録商法)のようなユーザインタフェイスを提供することができる。
【0088】
図5Eに示す状態で、例えば、ユーザが決定を表す操作ボタンを選択した場合、その操作信号に応じて、表示制御部14は、動画として再生させているメンバB3を、図5Fに示すように、中央領域SP0に表示させる。その結果、メンバB3は、新たな視聴コンテンツとなり、コンテンツβは、新たな1メンバとなる。その結果、ユーザは、表示装置10により提示されたコンテンツを楽しむことができる。
【0089】
[1−6.効果の例]
以上、本発明の第1実施形態に係る表示装置10について説明した。
この表示装置10によれば、視聴コンテンツのメタデータの変化に応じて、その視聴コンテンツと関連した関連コンテンツ(メンバ)を提供することができる。通常、ユーザの興味は、視聴しているものと何らかの関連があるものに向けられる。従って、視聴コンテンツが時々刻々と変化すれば、ユーザの興味も時々刻々と変化する。上記表示装置10によれば、このように時々刻々と変化するユーザの趣向に応じた適切な関連コンテンツを提示することが可能となり、ユーザの好みに応じたコンテンツの視聴機会を増やすことが可能である。また、通常、ユーザの脳は、連想により様々な思考を展開する。従って、このようなコンテンツの提供方法は、その時点でのユーザの趣向にあったコンテンツを提供することができるばかりか、ユーザの脳の動きとも合致しており、脳の老化防止にも役立つことが予想される。
【0090】
また、この表示装置10は、視聴コンテンツの視聴画像と、関連コンテンツの関連画像とが重畳しないように表示する。ユーザは、視聴画像を視聴しているのであって、例えば、関連画像がその視聴画像に重畳されたのでは、多大なストレスを受ける恐れがある。一方、この表示装置10は、視聴画像と関連画像とが重畳しないように表示することにより、ユーザの視聴行為を妨げることなく、ユーザに関連画像を提供することができる。
【0091】
また、表示装置10は、視聴コンテンツに関連する関連コンテンツを動画像として視聴コンテンツの周辺領域に表示させることができる。人の静止視力は、視界の中心部分(中心視野)では高いものの、視界の周辺部分(周辺視野・中心外視野)では低くなる。一方、周辺視野の動体視力は、静止視力に比べて非常に高い。従って、本実施形態に係る表示装置10は、このような人間の視力の特性を利用して、関連コンテンツに対するユーザの認識力を高めることができる。
【0092】
更に、表示装置10は、視聴コンテンツの移り変わりにより、動画像として表示させる関連コンテンツを変更する。従って、関連コンテンツの視聴コンテンツとの関連性をユーザに認識させることができる。
【0093】
また、表示装置10は、未来コンテンツに関連した関連コンテンツを並べて表示し、視聴コンテンツが未来コンテンツとなった場合、その関連コンテンツを動画像として表示させる。従って、ユーザに、次の視聴コンテンツへの期待や、次に動画像として表示される関連コンテンツへの期待を持たせることができ、新たなコンテンツの提示が可能となる。
【0094】
更にまた、表示装置10は、視聴コンテンツに関連する複数の関連コンテンツを動画像として表示することができるため、ユーザに様々な関連コンテンツを提供することが可能となる。
【0095】
<2.第1実施形態の変更例等>
以上、本発明の第1実施形態に係る表示装置10について説明した。このような表示装置10は、関連コンテンツの表示方法などにより様々なバリエーションが考えられる。そこで、以下では、このようなバリエーションの幾つかについて説明する。しかしながら、ここで説明するバリエーションは、あくまで一例であることを付言しておく。また、関連コンテンツの表示方法を変更した場合も、表示装置10は、上記同様に構成可能であるため、ここでは、上記第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
【0096】
[2−1.第1変更例]
まず、図6Aを参照しつつ、表示装置10によりメンバが表示される周辺領域の変更例について説明する。図6Aは、本実施形態に係る表示装置の第1変更例を説明するための説明図である。
【0097】
上記第1実施形態では、視聴、過去及び未来コンテンツそれぞれに関連したメンバの表示位置が、表示画面Mにおける中心領域SP0の左方の周辺領域SP1である場合について説明した。そして、この周辺領域SP1に、視聴コンテンツに直近の1の過去又は未来コンテンツに関連したメンバが表示される場合について説明した。しかしながら、表示装置10は、複数の過去コンテンツのメンバ、及び、複数の未来コンテンツのメンバを表示し、かつ、様々な周辺領域に、これらのメンバの関連画像を表示することも可能である。その一例を図6Aに示す。
【0098】
図6Aに示すように、表示装置10は、全ての周辺領域SP1〜SP4にメンバA1〜N1の関連画像を表示することも可能であり、もちろん、周辺領域SP1〜SP4の幾つかにメンバの関連画像を表示することも可能である。また、図6Aに示すように、表示装置10は、複数の未来コンテンツのメンバC1〜N1を表示することも可能であり、もちろん同様に、複数の過去コンテンツのメンバA1等を表示することも可能である。
【0099】
[2−2.第2変更例]
また、上記第1実施形態では、コンテンツ検出部17が、視聴コンテンツの複数のメタデータのうち、1のメタデータを選択して、そのメタデータに基づいて、一の関連性を有するメンバを検出する場合について説明した。しかし、検索に使用するメタデータは、1以上であってもよい。その一例を図6Bに示す。
【0100】
図6Bに示す第2変更例では、コンテンツ検出部17が、3つのメタデータmAa,mAb,mAcを選択した場合を示している。この場合、各メタデータmAa,mAb,mAcに、その視聴コンテンツαと関連を有するグループAa,Ab,Acの各メンバAa1,Ab2,Ac1が検出されることになる。従って、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して、複数の関連性を有する複数のメンバを、その関連毎に検出することになる。また、この場合、表示制御部14は、各メタデータmAa,mAb,mAcに対応したメンバAa1,Ab2,Ac1を、図6Bに示すように同時に並べて動画像として再生させて、表示させることが望ましい。
【0101】
この第2変更例に係る表示装置10は、このように複数のメタデータのそれぞれ毎に関連コンテンツ(メンバ)を表示することにより、表示した関連コンテンツとユーザの興味とが一致する確率を増やすことが可能である。
【0102】
[2−3.第3変更例]
コンテンツ検索部17が一のメタデータを使用して、メンバを検索した場合も、図6Cに示すような変更例が考えられる。図6Cは、本実施形態に係る表示装置の第3変更例を説明するための説明図である。
【0103】
つまり、検出されたグループAに含まれるメンバAx1,Ay2,Az1等は、視聴コンテンツとは異なるが、そのグループA内で複数のサブグループAx,Ay,Azに分類することが可能な場合が予想される。このサブグループAx,Ay,Azへの分類も、各メンバAx1,Ay2,Az1に付加された他のメタデータx,y,zの関連性に基づいて行うことができる。
【0104】
より具体的には、表示制御部14は、同一の関連性(メタデータmA)を有する複数のメンバAx1,Ay2,Az1等それぞれのメタデータx,y,zに基づいて、同一の関連性(メタデータmA)とは異なる関連性(メタデータx,y,z)毎に複数のサブグループAx,Ay,Azに、複数のメンバAx1,Ay2,Az1等を分類する。そして、表示制御部14は、各サブグループAx,Ay,Azに分類されたメンバを、各サブグループAx,Ay,Az毎に順次動画再生させて表示させる。
【0105】
この場合、表示装置10は、視聴コンテンツに対する関連性だけでなく、メンバ毎の関連性をもユーザに意識させることができる。このようなコンテンツの提示方法は、ユーザに様々な表示装置10の楽しみ方を提供することを可能にする。例えば、サブグループを形成するためのメタデータとして、各コンテンツの再生履歴(既再生(x)、未再生(y,z)や、各コンテンツの人気度(高人気で未再生(y),低人気で未再生(z))を使用する。すると、表示装置10は、このような人気度や履歴をもユーザに認識させることが可能となる。ユーザは、通常、既再生のコンテンツよりも未再生のコンテンツを見ることを欲する傾向にあり、また、人気の低いコンテンツよりも人気の高いコンテンツを欲する傾向にある。そこで、このような傾向を反映させた関連コンテンツの提供を可能にすることができる。
【0106】
[2−4.第4変更例]
また、上記第1実施形態では、1のグループ内のメンバを順次再生する場合について説明した。しかし、表示装置10は、1のグループ内のメンバを同時に提供することも可能である。これらの例を以下の第4変更例〜第6変更例で説明する。
【0107】
図7Aは、本実施形態に係る表示装置の第4変更例を説明するための説明図である。
図7Aには、表示制御部14が、同一の関連性を有する複数のメンバの関連画像を並べて表示している場合を示している。つまり、表示制御部14は、視聴コンテンツβに関連する複数のメンバB1〜B3を動画像として再生部13に再生させて、それらを周辺領域SP1に表示させる。この際、表示制御部14は、例えば、未来コンテンツに関連する複数のメンバC1〜C3,D1〜D3を、それぞれ周辺領域SP2,SP3に静止画像として表示させることも可能である。更に、表示制御部14は、例えば、過去コンテンツに関連する複数のメンバA1〜A3を周辺領域SP4に静止画像として表示させることも可能である。
【0108】
[2−5.第5変更例]
また、このように同一グループ内の複数のメンバを並べて表示させる場合も、上記第2変更例と同様に、複数のメタデータをメンバの検索に使用することが可能である。この場合の例を図7Bに示す。図7Bは、本実施形態に係る表示装置の第5変更例を説明するための説明図である。
【0109】
図7Bに示す第5変更例では、コンテンツ検出部17が、4つのメタデータmAa,mAb,mAc,mAdを選択した場合を示している。この場合、各メタデータmAa,mAb,mAc,mAdに、その視聴コンテンツαと関連を有するグループAa,Ab,Ac,Adの各メンバAa1〜Aa3,Ab1〜Ab3,Ac1〜Ac3,Ad1〜Ad3が検出されることになる。従って、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して、複数の関連性を有する複数のメンバを、その関連毎に検出することになる。また、この場合、表示制御部14は、グループAaのメンバAa1〜Aa3を動画像として周辺領域SP1に並べて表示し、グループAbのメンバAb1〜Ab3を動画像として周辺領域SP2に並べて表示することが可能である。更に、表示制御部14は、グループAcのメンバAc1〜Ac3を動画像として周辺領域SP3に並べて表示し、グループAdのメンバAd1〜Ad3を動画像として周辺領域SP4に並べて表示することが可能である。
【0110】
この第5変更例に係る表示装置10も、上記第2変更例と同様に、複数のメタデータのそれぞれ毎に関連コンテンツ(メンバ)を表示することにより、表示した関連コンテンツとユーザの興味とが一致する確率を増やすことが可能である。
【0111】
[2−6.第6変更例]
更に、同一グループ内の複数のメンバを並べて表示させる場合も、上記第3変更例と同様に、その複数のメンバをサブグループに分類して、そのサブグループ毎に表示位置を変更することが可能である。この場合の例を図7Cに示す。図7Cは、本実施形態に係る表示装置の第6変更例を説明するための説明図である。
【0112】
つまり、表示制御部14は、同一の関連性(メタデータmA)を有する複数のメンバAw1〜Az3等それぞれのメタデータw,x,y,zに基づいて、同一の関連性(メタデータmA)とは異なる関連性(メタデータw,x,y,z)毎に複数のサブグループAw,Ax,Ay,Azに、複数のメンバAw1〜Aze等を分類する。そして、表示制御部14は、サブグループAwのメンバAw1〜Aw3を動画像として周辺領域SP1に並べて表示し、サブグループAxのメンバAx1〜Ax3を動画像として周辺領域SP2に並べて表示することが可能である。更に、表示制御部14は、サブグループAyのメンバAy1〜Ay3を動画像として周辺領域SP3に並べて表示し、サブグループAzのメンバAz1〜Az3を動画像として周辺領域SP4に並べて表示することが可能である。
【0113】
この場合も、表示装置10は、上記第3変更例同様に、視聴コンテンツに対する関連性だけでなく、メンバ毎の関連性をもユーザに意識させることが可能である。
【0114】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0115】
例えば、上記実施形態では、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する場合について説明したが、表示装置10は外部の機器が再生したコンテンツデータを取得することも可能である。この場合、メンバの再生は、表示装置10の再生部13が行ってもよく、また、表示装置10は、メンバの再生を外部の再生装置に行わせてもよい。メンバの再生を外部の再生装置に行わせる場合、表示装置10は必ずしも再生部13を有する必要はない。
【0116】
また、上記実施形態では、コンテンツデータが静止画像等を含む場合、1のコンテンツデータ(メンバ)は、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数のファイルのまとまり(例えばアルバムなど)であるとして説明した。しかしながら、本発明は、この例に限定されるものではない。例えば、1のコンテンツデータ(メンバ)を、1の静止画像等とすることも可能である。この場合、1のメンバの再生は、そのメンバを所定の時間間隔表示することに相当する。そして、グループとしては、例えば、上記実施形態で1のコンテンツとして扱った複数のファイルのまとまりとすることが可能である。この場合、表示装置10は、視聴コンテンツに関連したグループに含まれるメンバを、動画像として表示せずに、単に静止画像として表示することも可能である。しかし、表示装置10は、例えば、メンバを所定の時間間隔表示している際に、メンバの静止画像を点滅させたり、白黒反転させたり、表示位置を動かしたり、静止画像を回転させたりすることにより、静止画像を動画像として表示することが望ましい。
【0117】
また、上記各実施形態で説明した一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させてもよいが、ソフトウエアにより実行させてもよい。一連の処理をソフトウエアにより行う場合、汎用又は専用のコンピュータにプログラムを実行させることにより、上記の一連の処理を実現することができる。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)と、HDD(Hard Disk Drive)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等の記録装置と、LAN(Local Area Network)・インターネット等のネットワークに接続された通信装置と、マウス・キーボード等の入力装置と、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、各種のCD(Compact Disc)・MO(Magneto Optical)ディスク・DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体等を読み書きするドライブと、モニタなどの表示装置・スピーカやヘッドホンなどの音声出力装置などの出力装置等と、を有してもよい。そして、このコンピュータは、記録装置・リムーバブル記憶媒体に記録されたプログラム、又はネットワークを介して取得したプログラムを実行することにより、上記一連の処理を実行してもよい。
【0118】
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示システムの概要構成を説明するための説明図である。
【図2】同実施形態に係る表示装置の構成を説明するための説明図である。
【図3A】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図3B】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図3C】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図4】同実施形態に係る表示装置の動作を説明するための説明図である。
【図5A】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5B】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5C】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5D】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5E】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5F】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図6A】同実施形態に係る表示装置の第1変更例を説明するための説明図である。
【図6B】同実施形態に係る表示装置の第2変更例を説明するための説明図である。
【図6C】同実施形態に係る表示装置の第3変更例を説明するための説明図である。
【図7A】同実施形態に係る表示装置の第4変更例を説明するための説明図である。
【図7B】同実施形態に係る表示装置の第5変更例を説明するための説明図である。
【図7C】同実施形態に係る表示装置の第6変更例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0120】
1 表示システム
2 コントローラ
3 アンテナ
4 放送局
5 接続線
6 ネットワーク
7 情報配信サーバ
10 表示装置
11 コンテンツ記憶部
12 コンテンツ取得部
13 再生部
14 表示制御部
15 音声出力部
M 表示画面
α,β,γ コンテンツ
A,B,C グループ
A1,A2,A3,A4 メンバ
B1,B2,B3 メンバ
C1,C2,C3 メンバ
mA,mB,mC メタデータ
SP 再生マーク
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルレコーダ、デジタルカメラやデジタルビデオカメラの普及により、身の回りの出来事をデジタルデータとして大量に保存することが可能になった。しかし、身の回りにあふれるコンテンツデータは、時々刻々と変化するものであり、大量に保存されたデータにたとえ興味があったとしても、そのデータを取りだして見る機会は限られている。
【0003】
保存されたコンテンツデータの中から、ユーザが興味を示すことが予想されるコンテンツデータをユーザに提供する技術が、下記特許文献1には記載されている。この特許文献1に記載の技術によれば、予め設定されるユーザプロファイルと、コンテンツデータのメタデータとを照合して、条件に合致するコンテンツデータを断片化したデータとしてユーザに提供する。その結果、ユーザプロファイル、つまり各ユーザに応じたコンテンツデータをユーザに提供することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2001−101190号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザの趣味や趣向は時々刻々と変化するものであり、常に一定であるとは限らない。従って、たとえ、ユーザプロファイルと合致するメタデータを有するコンテンツデータが提供されたとしても、それがユーザのその時点での興味の対象に合致するとは限らない。それに、ユーザプロファイルに基づくと言うことは、そのユーザプロファイルが変更されない場合、同じコンテンツデータが何度も繰り返し提供される可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、時々刻々と変化するユーザの趣向にあわせて適切なコンテンツデータを提供することが可能な、新規かつ改良された表示装置及び表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出部と、上記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、上記コンテンツ検出部が検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として上記表示画面に表示させる表示制御部と、を有し、上記表示制御部は、上記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて上記コンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、上記表示画面に順次表示させる、表示装置が提供される。
【0008】
この構成によれば、コンテンツ検索部により、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、そのコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出することができる。そして、表示制御部により、再生中のコンテンツデータの再生画像を表示画面に表示させると共に、検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として表示画面に表示することができる。この際、メタデータが変化すると、コンテンツ検索部は、そのメタデータに基づいて、異なる関連コンテンツデータを順次検出する。そして、表示制御部は、順次検出される相異なる関連データの関連画像を表示画面に順次表示させることができる。従って、再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを、メタデータが変化する毎に、順次提供することができる。通常、再生されているコンテンツデータに対してユーザは興味を示しており、また、ユーザは、その興味の対象から連想されるものに興味を示すことが多い。そこで、上記表示装置は、再生中のコンテンツデータに関連した関連コンテンツデータを順次提供することができる。また、この際、表示装置によれば、動画像として関連コンテンツが表示されるため、ユーザに、再生中のコンテンツとの関連性を強調して、関連コンテンツを提供することが可能である。
【0009】
また、上記表示制御部は、上記再生画像と上記関連画像とが重畳しないように、上記再生画像を上記表示画面の中央領域に表示させ、かつ、上記関連画像を上記表示画面における上記中央領域の周辺領域に表示させてもよい。
【0010】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータを検出し、上記表示制御部は、上記再生画像と共に、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域に表示させてもよい。
【0011】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0012】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
上記表示制御部は、上記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させつつ、同時に、上記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0013】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、上記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させつつ、同時に、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次上記周辺領域に表示させてもよい。
【0014】
また、上記コンテンツ検出部は、更に、上記再生中のコンテンツデータの前又は後に連続して再生されるコンテンツデータのメタデータに基づいて、該連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出し、上記表示制御部は、上記連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータの関連画像を、上記再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータ上記の関連画像と並べて、上記表示画面に静止画像として表示させてもよい。
【0015】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を並べて上記周辺領域に表示させてもよい。
【0016】
また、上記コンテンツ検出部は、上記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、上記表示制御部は、上記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の一側に並べて表示させつつ、上記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の他側に並べて表示させてもよい。
【0017】
また、上記表示制御部は、上記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、上記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の一側に並べて表示させつつ、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を上記周辺領域における上記中央領域の他側に並べて表示させてもよい。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出ステップと、上記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、上記コンテンツ検出ステップで検出された関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画として上記表示画面に表示させる表示ステップと、を有し、上記表示ステップでは、上記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて上記コンテンツ検出ステップで順次検出される相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、上記表示画面に順次表示させる、表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明によれば、時々刻々と変化するユーザの趣向にあわせて適切なコンテンツデータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0021】
なお、以下で説明する本発明の各実施形態に係る表示装置は、一のコンテンツデータを再生中に、そのコンテンツデータと関連する少なくとも1の関連コンテンツデータを表示させることができる。この表示装置について理解が容易になるように以下では次の順序で説明する。
【0022】
<1.第1実施形態>
[1−1.表示システムの構成] 図1
[1−2.コンテンツデータの例]
[1−3.表示装置の構成] 図2,図3A〜図3C
[1−4.表示装置の動作] 図4
[1−5.表示装置の動作の例] 図5A〜図5F
[1−6.効果の例]
<2.第1実施形態の変更例等>
[2−1.第1変更例] 図6A
[2−2.第2変更例] 図6B
[2−3.第3変更例] 図6C
[2−4.第4変更例] 図7A
[2−5.第5変更例] 図7B
[2−6.第6変更例] 図7C
【0023】
<1.第1実施形態>
[1−1.表示システムの構成]
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る表示装置について説明するために、同実施形態に係る表示装置が含まれた表示システムの概要構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る表示システムの概要構成を説明するための説明図である。ただし、図1に示す表示システム1の各構成は、一つのシステムを構成している必要は必ずしも無いが、ここでは説明の便宜上、各構成が一つのシステムを構成しているとして説明する。
【0024】
図1に示すように、本実施形態に係る表示システム1は、表示装置10と、コントローラ2と、アンテナ3と、放送局4と、接続線5と、ネットワーク6と、情報配信サーバ7と、を含む。
【0025】
表示装置10は、再生されたコンテンツデータに含まれる画像を表示画面に表示する。この際、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する必要は必ずしもなく、表示装置10は、再生されたコンテンツデータを取得することも可能である。しかしながら、以下では説明の便宜上、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する場合について説明する。
【0026】
表示装置10は、ユーザがコントローラ2や表示装置10の操作ボタン等を操作することにより入力する「操作信号」に応じた動作をすることができる。本実施形態では、コントローラ2に、例えば、少なくとも上下左右の選択ボタンと決定ボタンとが配置されており、ユーザが各ボタンを押下することにより、そのボタンに対応した操作信号がコントローラ2から出力されるものとする。これらの操作信号を受けて表示装置10は、様々な動作を行うことになる。また、表示装置10は、ユーザの操作に応じるだけでなく、自動的な動作をもすることは言うまでもない。
【0027】
表示装置10は、自身に蓄積したコンテンツデータを表示することも可能であるが、表示させるコンテンツデータを外部から取得することが可能である。この取得元としては、例えば、放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などが挙げられる。しかしながら、コンテンツデータの取得元は、特に限定されるものではなく、コンテンツデータを取得することが可能な所得元であれば様々なものであってもよい。表示装置10は、図1に示すように、放送局4から無線放送されコンテンツデータが載せられた地上放送波又は衛星放送波等の放送波をアンテナ3で受信して、コンテンツデータを取得することができる。また、放送局4からのコンテンツデータの放送形式は、無線放送に限られるものではなく、例えば、接続線5を介した有線放送、インターネット等のネットワーク6を介した情報配信方法であってもよい。そのために、表示装置10は、ネットワーク6と接続される。また、ネットワーク6には、様々な情報配信サーバ7が接続されており、表示装置10は、これらの情報配信サーバ7からコンテンツデータを取得することも可能である。
【0028】
[1−2.コンテンツデータの例]
次に、本実施形態に係る表示装置10の具体的な構成について説明する前に、表示装置10が本実施形態において表示するコンテンツデータの例について説明する。
【0029】
各コンテンツデータ(以下単に「コンテンツ」ともいう。)には、広い意味での画像が含まれているか、又は、付加されている。画像としては、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。
【0030】
コンテンツデータに動画像が含まれる場合、1つのコンテンツデータは、例えば、1つの動画として再生される1つの単位(例えばシーン・チャプター・録画単位など)であってもよい。つまり例えば、1つの番組・映画・録画等に含まれる複数のシーンのそれぞれは、1のコンテンツデータに相当する。なお、この動画像を含むコンテンツデータの例としては、例えば、放送や有線放送される番組の各シーン・映画等に含まれる各チャプター・ユーザが作成した動画像のコンテンツデータ・ユーザが入手可能な動画像のコンテンツデータなどが挙げられる。
【0031】
一方、コンテンツデータに静止画像が含まれる場合、1つのコンテンツデータは、1枚の静止画像であってもよい。しかし、ここでは、説明の便宜上、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数枚の静止画像のまとまりを、1つのコンテンツデータとして説明する。このようなコンテンツデータの例としては、例えば、同一のイベント中に撮影された複数の静止画像・1つのフォルダにまとめられた複数枚の静止画像・1の表示リストに含められた複数枚の静止画像・1のアルバムを形成している複数枚の静止画像などが挙げられる。なお、この1のコンテンツデータは、それに含まれる複数枚の静止画像を、スライドショーのように所定時間間隔毎に順次表示されることにより、動画像として表示される。
【0032】
つまり、本実施形態において、「動画像」としての再生や表示には、動画像のコンテンツデータを再生して表示することと、複数枚の静止画像のコンテンツデータの各静止画像を順次再生して表示することと、の双方が含まれるものとする。一方、「静止画」としての再生や表示には、動画像のコンテンツデータの1カット(一静止画像)を再生して表示することと、複数枚の静止画像のコンテンツデータの一枚の静止画像を再生して表示することとが含まれるものとする。
【0033】
なお、コンテンツデータは、画像を主として含むデータである必要はない。例えば、コンテンツデータが主として音楽データを含む場合も、本実施形態に係る表示装置10は、このコンテンツデータを表示することが可能である。この場合、1の音楽データには、名称・ジャンル・アーティスト・アルバム名等のメタデータや、その音楽のジャケット写真やロゴ、イメージ写真、アーティストの写真などの静止画像が付加されている。そこで、表示装置10は、そのメタデータ・ジャケット写真・ロゴ・イメージ写真・アーティストの写真等を、その音楽データの1の静止画像として扱う。このことは、音楽データを含むコンテンツだけでなく、例えば表示装置10により実行される実行データ(いわゆるソフトウエア)やテキストデータであっても同様である。従って、以下ではこれらのデータは、静止画像の場合と同様に扱うものとして説明する。ただし、一のコンテンツに静止画と動画とが混在していたとしても良い。
【0034】
(メタデータについて)
各コンテンツデータには、メタデータが付加されているか、対応付けられている。
「メタデータ」とは、コンテンツの属性や特徴を表したデータのことで、例えば、テキストデータしてコンテンツデータに付加されるか、対応付けられている。メタデータとしては、例えば、そのコンテンツの名称・コンテンツの種別(ジャンル)・コンテンツの概略・出演者や制作者に関する情報・コンテンツが対象としている視聴者層・コンテンツに関連して視聴者に提供する情報・放送形式や取得方法・コンテンツデータの再生に要する時間長・コンテンツが録画又は録音された時点・コンテンツデータが発売又は公開された時点・コンテンツデータが取得された時点・コンテンツが流行した時点・コンテンツデータの再生履歴などが含まれる。このようなメタデータは、例えば、EPS(電子番組ガイド)であってもよい。
【0035】
(関連性等について)
一方、本実施形態に係る表示装置10は、例えば、再生中の一のコンテンツデータを表示している際に、その再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、その再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータをも表示することができる。そこで、再生中の一のコンテンツデータと、関連コンテンツデータとを区別するために、前者を「視聴コンテンツ(再生中のコンテンツデータの一例)」ともいい、後者を「関連コンテンツ(関連コンテンツデータの一例)」ともいう。そして、視聴コンテンツに含まれる画像を「視聴画像(再生画像の一例)」とも言い、関連コンテンツに含まれる画像を「関連画像」ともいう。また、単に「コンテンツ」という場合、上述のようにコンテンツデータを示し、視聴コンテンツ及び関連コンテンツの両者を含むものとし、単に「画像」という場合、視聴画像及び関連画像の両者を含むものとする。
【0036】
また、本実施形態に係る表示装置10は、視聴コンテンツに対する関連性の有無を、視聴コンテンツのメタデータと、関連コンテンツのメタデータとに基づいて判断する。つまり、表示装置10は、視聴コンテンツのメタデータと、関連コンテンツのメタデータを照合して、そのメタデータが相互に関連しているか否かにより、視聴コンテンツと関連コンテンツとの関連性の有無を判断する。例えば、同一のメタデータであったり、概念的に近いメタデータなどである場合、両メタデータは相互に関連していると判断される。なお、以下では、説明の便宜上、メタデータが同一である場合に、視聴コンテンツと関連コンテンツとが相互に関連していると判断される場合について説明する。ただし、例えば、視聴コンテンツにメタデータが複数付加されている場合、全てのメタデータが一致する必要は必ずしも無い。例えば、一部のメタデータのみが共通する場合にも、視聴コンテンツと関連コンテンツとは相互に関連していると判断される。また、例えば、表示装置10は、両メタデータの一致度合を参照し、その一致度合が高いもの同士を関連性があると判断してもよい。なお、両コンテンツの関連性の判断に使用されるメタデータは、適宜設定することが可能である。
【0037】
(グループとメンバについて)
また、本実施形態に係る表示装置10は、視聴コンテンツに対して関連しうる同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツを表示することができる。このように同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツを、ここでは「グループ」ともいう(一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの一例)。また、そのグループに含まれる各関連コンテンツのことを、ここでは「メンバ」ともいう。
【0038】
このグループとメンバの例を表1に示す。
例えば、1の番組や1の映画(グループ)に含まれる各シーンは、それぞれメンバとなる。この場合、各シーンは相互に、番組又は映画名・作成日・録画日等についてのメタデータで関連している。
また、例えば、1のイベント(グループ)で録画されたホームムービーの各録画単位も、それぞれメンバとなる。各録画単位は相互に、例えば、作成日・作成者・イベント名・ファイル名の一部等のメタデータで関連している。
また、静止画について言えば、例えば、同じイベント(グループ)で撮影された各アルバム又は各スライドショーは、それぞれメンバとなる。この場合、各アルバム又は各スライドショーは相互に、撮影日・撮影者・イベント名・ファイル名の一部等のメタデータで関連している。また、例えば、写真が複数枚格納された各フォルダは、それぞれメンバとなる。この場合、各フォルダは相互に、例えば、フォルダの名称の一部・作成日・作成者名・フォルダ内のファイル名の一部等のメタデータで関連している。
また、静止画に相当するとして扱うファイル等について言えば、例えば、複数の音楽ファイルを順番に再生したり、ひとまとめで再生させる各プレイリストは、それぞれメンバとなる。各プレイリストは相互に、プレイリストの名称・プレイリストのジャンル・プレイリストの作成日・作成者名・プレイリストに含まれる音楽のアーティスト等のメタデータで関連している。また、音楽データが複数まとめられた各アルバムも、それぞれメンバとなる。各アルバムは相互に、アーティスト名・作成者・作成日・購入日・ジャンル・アルバムの名称等のメタデータで関連している。
また、例えば、複数のソフトウエアがひとまとめにされた各パッケージも、それぞれメンバとなる。各パッケージは相互に、製造元・ソフトウエアの内容や機能・製造日・購入日・対応OS等のメタデータで関連している。
また、例えば、複数のテキストデータが格納された各フォルダも、それぞれメンバとなる。各フォルダは相互に、例えば、フォルダの名称の一部・作成日・作成者名・フォルダ内のファイル名の一部等のメタデータで関連している。
【0039】
【表1】
【0040】
なお、ここで例示したグループとメンバの例は、あくまで一例であり、様々なバリエーションが考えられる。例えば、種類の異なる複数のファイルが、グループを形成することも可能である。つまり、例えば、動画像の1シーンが静止画のアルバムの一つとしてそのアルバム(メンバ)に含まれる場合も考えられる。また、動画像の1シーンが複数のアルバムと共に1のイベント(グループ)に含まれる場合ももちろんあり得る。つまり、グループに含まれるメンバは、視聴コンテンツに対して関連しうる同一の関連性をそれぞれ有する複数の関連コンテンツであれば、異なる種類のファイルであってもよい。また、本実施形態では上述のように静止画像又は静止画像相当のものを、複数集めて1つの関連コンテンツにしている。この場合1つの関連コンテンツを形成する複数のファイルは、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数のファイルであれば、異なる種類のファイルであってもよい。
【0041】
[1−3.表示装置の構成]
次に、図2,図3A〜図3Cを参照しつつ、本実施形態に係る表示装置10の具体的な構成について説明する。図2は、本実施形態に係る表示装置の構成を説明するための説明図である。図3A〜図3Cは、本実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【0042】
図2に示すように、表示装置10は、コンテンツ記憶部11と、コンテンツ取得部12と、再生部13と、表示制御部14と、音声出力部15と、メタデータ取得部16と、コンテンツ検出部17と、表示画面Mとを有する。
【0043】
コンテンツ取得部12は、表示装置10が表示するコンテンツを取得する。コンテンツ取得部12は、例えば、ユーザの操作により入力される操作信号に応じて、取得するコンテンツを切り替えることができる。つまり、コンテンツ取得部12が取得するコンテンツは、ユーザにより選択されたユーザが視聴することを望むコンテンツ(つまり視聴コンテンツ)となる。この際、コンテンツ記憶部11には、複数のコンテンツが記録されており、コンテンツ取得部12は、例えば、このコンテンツ記憶部11から、視聴コンテンツを取得することができる。また、コンテンツ取得部12は、例えば、コンテンツ記憶部11以外の放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などから、視聴コンテンツを取得できる。つまり、コンテンツ取得部12の視聴コンテンツ取得元は、特に限定されるものではない。
【0044】
なお、コンテンツは、例えば、映像信号・音声信号・メタデータ等の複数の情報がまとめられていたり、圧縮されていたり、暗号化されているなど、コンテンツに含まれる情報が通常では読み取りできない形式である場合可能性もある。その場合、コンテンツ取得部12は、取得したコンテンツを、例えば、複数の情報に戻したり、解凍したり、複合化するなど、読み取りできる形式に変換してもよい。更に、コンテンツ取得部12は、放送されたコンテンツを取得する場合、チューナ等の役割を担ってもよい。ただし、このような変換やチューニング機能は、コンテンツ取得部12がコンテンツを取得する取得元が有してもよいことは、言うまでない。
【0045】
再生部13は、コンテンツ取得部12が取得した視聴コンテンツを再生する。この際、再生部13は、コンテンツ取得部12が取得した視聴コンテンツ以外に、後述するコンテンツ検出部17が検出した1又は2以上のメンバ(関連コンテンツ)を同時に再生することも可能である。また、再生部13は、複数のコンテンツのうちの1又は2以上を動画像として再生し、他のコンテンツを静止画像として再生することが可能である。なお、動画像として再生するか、静止画像として再生するのかの判断は、再生部13自身が行ってもよいが、本実施形態では、後述する表示制御部14が行うものとする。
【0046】
メタデータ取得部16は、視聴コンテンツ、つまり再生中のコンテンツデータのメタデータを取得する。この際、メタデータ取得部16は、例えば、視聴コンテンツに付加されたメタデータを、コンテンツ取得部12又は再生部13等から取得する。しかし、メタデータの取得元は、これらの例に限定されるものではない。例えば、視聴コンテンツに対応付けられたメタデータがコンテンツ記憶部11・外部の情報配信サーバ7・放送局4等に記録されて入手可能な場合、メタデータ取得部16は、これらから視聴コンテンツに対応付けられたメタデータを取得することが可能である。
【0047】
コンテンツ検出部17は、メタデータ取得部16が取得した視聴コンテンツのメタデータに基づいて、視聴コンテンツに関連する関連コンテンツ(つまりメンバ)を検出する。この際、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して同一の関連性を有する複数のメンバ(つまりグループ)を検出する。この際、コンテンツ検出部17は、上記コンテンツ取得部12と同様に、例えば、コンテンツ記憶部11、放送局4、情報配信サーバ7、表示装置10に接続可能な再生機器・ゲーム機器・記録装置等の外部機器(図示せず)などから、メンバを検出する。つまり、コンテンツ検出部17のメンバ取得元は、特に限定されるものではない。
【0048】
また、コンテンツ検出部17は、上記コンテンツ取得部12と同様に、検出したコンテンツを、例えば、複数の情報に戻したり、解凍したり、複合化するなど、読み取りできる形式に変換してもよい。更に、コンテンツ検出部17は、放送されたコンテンツを取得する場合、チューナ等の役割を担ってもよい。ただし、このような変換やチューニング機能は、コンテンツ検出部17がコンテンツを取得する取得元が有してもよいことは、言うまでない。
【0049】
より具体的にコンテンツ検出部17によるメンバ検出方法例について説明する。
コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツのメタデータに基づいて、メンバの取得元を検索する。この際、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツのメタデータが複数存在する場合、1のメタデータを選択して検索に使用することが望ましい。検索に使用するメタデータは、例えば、視聴コンテンツの日付・作成者・取得元・出演者・タイトルの一部又は全部等であってもよいが、特に限定されるものではない。また、検索に使用するメタデータは、予め設定されていてもよいが、例えば、視聴コンテンツのジャンルなどの特定のメタデータの内容に応じて、適宜コンテンツ検出部17が変更してもよい。そして、コンテンツ検索部17は、検索に使用するメタデータに関連したメタデータが付加されるか対応付けられたメンバを検出する。この際、コンテンツ検索部17は、メタデータが一致するメンバだけでなく、例えば、一致度合が高いメンバ、メタデータが概念的に近いメンバ等を、視聴コンテンツに関連したメンバとして検出する。
【0050】
従って、例えば、視聴コンテンツが一のコンテンツから他のコンテンツへと変更された場合、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツが変化したことによるメタデータの変化に応じて、相異なるメンバ(グループが異なるメンバ)を順次検出することになる。なお、視聴コンテンツは変化せずともメタデータが変化した場合、コンテンツ検出部17は、同様に、メタデータの変化に応じて、相異なるメンバを順次検出することになる。
【0051】
また、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに関連するメンバが複数ある場合、それら複数のメンバ、つまりグループを取得する。
【0052】
更に、コンテンツ検出部17は、現在の視聴コンテンツの前又は後に連続して再生される視聴コンテンツ(「過去コンテンツ」及び「未来コンテンツ」ともいう。)のメタデータに基づいて、過去又は未来コンテンツに関連するメンバをも検出することが望ましい。例えば、過去コンテンツに関連するメンバを検出する場合、コンテンツ検出部17は、過去コンテンツが再生されている際に、既に、それに対応するメンバを検出している。よって、この場合、コンテンツ検出部17は、過去に検出したそのメンバを、検索せずに取得することが可能である。また、未来コンテンツに関連するメンバを検出する場合、上記メタデータ取得部16は、未来コンテンツのメタデータを、例えば放送局4・情報配信サーバ7・コンテンツ記憶部11から予め取得することが望ましい。
【0053】
そして、コンテンツ検出部17が検出した1又は2以上のグループ(視聴コンテンツ・未来コンテンツ・過去コンテンツに関連するグループ)に含まれる少なくとも1以上のメンバは、再生部13に出力されて、再生される。
【0054】
表示制御部14は、再生部13により再生された視聴コンテンツの視聴画像及び1以上のメンバの関連画像とを、表示画面Mに表示させる。コンテンツ検出部17が複数のメンバを検出した場合、表示制御部14は、どのメンバを動画像として再生し、どのメンバを静止画像として再生し、そして、どのメンバを再生しないのかを決定する。またこの際、表示制御部14は、再生部13に複数のメンバを動画像又は静止画像として同時に再生させることにより、同一の関連性を有する複数のメンバを同時に表示画面Mに表示させることができる。一方、表示制御部14は、再生部13に複数のメンバを動画像又は静止画像として順番に再生させることにより、同一の関連性を有する複数のメンバを順番に表示画面Mに表示させることができる。この際、表示制御部14は、メンバの再生順を決定することもできる。再生順の決定としては、メンバ名称順・メンバの配列順・メンバの取得順・メンバのデータサイズ順・通常の再生順などが挙げられる。
【0055】
本実施形態に係る表示制御部14は、例えば、以下のように各メンバを再生させて表示させる。つまり、まず、表示制御部14は、再生部13に、視聴コンテンツに関連するグループのメンバを、動画像として再生させて、その関連画像を表示画面Mに表示させる。一方、表示制御部14は、未来又は過去コンテンツに関連するグループのメンバを、静止画像として再生させて、その関連画像を表示画面Mに表示させる。よって、本実施形態に係る表示制御部14は、未来又は過去コンテンツに関連するグループのメンバの1つの関連画像を、静止画像として表示装置に表示させる。一方、本実施形態に係る表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するグループ内のメンバの再生順を決定し、その再生順に従って、メンバを1つずつ順番に再生して、その動画像を表示画面Mに表示させる。それにより、表示制御部14は、同一の関連性を有する複数のメンバの関連画像を、表示画面Mに表示させる。その結果、表示画面Mには、視聴コンテンツの視聴画像が表示されつつ、視聴コンテンツに関連したグループ内のメンバが、順次シームレスで動画像として表示され、そして、未来又は過去コンテンツに関連したメンバの1つが、静止画像として並べられて表示される。
【0056】
また、上述の通り、視聴コンテンツのメタデータが変更されれば、コンテンツ検出部17は、そのメタデータの変化に応じて、順次相異なるグループを検出することになる。従って、表示制御部14は、視聴コンテンツのメタデータが変更された場合、その変更に応じて、順次相異なるグループの各メンバの関連画像を、動画像として順次シームレスに表示画面Mに表示させることになる。
【0057】
この本実施形態に係る表示制御部14を備えた表示装置10が表示画面Mに表示させるコンテンツの流れについて、図3A〜図3Cを参照しつつ説明する。特に、ここでは、視聴コンテンツのメタデータが変更された場合と、そのメタデータは同じであるが、視聴コンテンツに関連したグループ内のメンバが変更される場合について説明する。
【0058】
図3A〜図3Bでは、表示画面Mに表示される視聴コンテンツの視聴画像M0と、その視聴コンテンツと関連するグループのメンバの関連画像M1との時間軸Tに対する移り変わりを概念的に示している。つまり、図3Aに示すように、視聴コンテンツとして、3つのコンテンツα,β,γが、時間軸Tに沿って配置されており、これらのコンテンツが連続して再生・表示される。また、各コンテンツα,β,γには、それぞれメタデータmA,mB,mCが付加されている。図3Aに示す時点では、コンテンツαが視聴コンテンツであり、コンテンツβ,γが未来コンテンツである。これに対して、メタデータ取得部16は、視聴コンテンツαのメタデータmAを取得し、コンテンツ検索部17は、そのメタデータmAに基づいて、視聴コンテンツαと関連するグループAのメンバA1〜A4を検索して取得する。なお、ここでは、説明の便宜上、メタデータが一致する場合(例えばメタデータmA)を、視聴コンテンツαに対して関連性を有しているものとする場合を示している。また、表示制御部14は、メンバA1〜A4の再生順を決定して、時間軸Tに沿って配置する。
【0059】
そして、図3Aに示す時点では、表示制御部14は、メンバA1を再生部13に動画として再生させて、そのメンバA1の関連画像M1を、視聴コンテンツαの視聴画像M0と並べて表示画面Mに表示させる。
【0060】
その後、図3Bに示す時点では、視聴コンテンツαの再生開始時点t1から再生終了時点t2までの間の時点であるため、視聴コンテンツαのメタデータmAは図3Aと同じである。よって、表示制御部14は、視聴コンテンツαのグループA内のメンバを表示させるが、図3Bでは、メンバA1の動画再生が終了しているため、次のメンバB2を再生部13に動画像として再生させて、その関連画像M1を表示画面Mに表示させる。
【0061】
一方、図3Cに示す時点では、コンテンツαの再生が終了して、コンテンツβの再生が開始されるため、視聴コンテンツのメタデータがmBへと変更されている。その結果、メタデータ取得部16は、視聴コンテンツβのメタデータmBを取得し、コンテンツ検索部17は、そのメタデータmBに基づいて、視聴コンテンツβと関連するグループBのメンバB1〜B3を検索して取得する。そして、表示制御部14は、メンバB1〜B3の再生順を決定して、時間軸Tに沿って配置する。図3Cに示す時点では、表示制御部14は、メンバB1を再生部13に動画として再生させて、そのメンバB1の関連画像M1を、視聴コンテンツβの視聴画像M0と並べて表示画面Mに表示させる。
【0062】
また、表示制御部14は、表示画面Mにおける、視聴コンテンツの視聴画像と、再生されるメンバの関連画像等との表示位置を以下のように決定する。つまり、表示制御部14は、視聴画像(再生画像の一例)と関連画像とが重畳しないように、再生画像を表示画面Mの中央領域に表示させ、かつ、関連画像を表示画面Mにおける中央領域の周辺領域に表示させる。この際、表示制御部14は、視聴画像及び関連画像の表示倍利率を調整して、各領域に収まる大きさの画像を表示させる。この表示画面Mについては、後述する表示装置10の動作例において具体的に説明する。
【0063】
再び、図2を参照して、表示装置10の残りの構成、つまり音声出力部15について説明する。
【0064】
音声出力部15は、再生部13が再生している視聴コンテンツに音声信号が含まれる場合、その音声信号を取得して音声出力する。なお、再生部13が再生するメンバの音声も出力することができるが、本実施形態に係る音声出力部15は、メンバの音声は出力しないことが望ましい。
【0065】
[1−4.表示装置の動作]
次に、図4を参照しつつ、本実施形態に係る表示装置10の動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る表示装置の動作を説明するための説明図である。
【0066】
視聴コンテンツの再生中に、関連コンテンツを取得することを要求する操作信号が入力されると、表示装置10は、まず、ステップS01を処理する。
【0067】
ステップS01では、メタデータ取得部16が、視聴コンテンツのメタデータを取得する。そして、ステップS03に進む。
【0068】
ステップS03では、メタデータ取得部16が、過去又は未来コンテンツのメタデータを取得する。そして、ステップS05に進む。
【0069】
ステップS05では、コンテンツ検索部17が、視聴コンテンツのメタデータのうち、メンバの検索に使用するメタデータを選択する。また、コンテンツ検索部17は、過去コンテンツ及び未来コンテンツに対しても、同様に検索に使用するメタデータを選択する。そして、ステップS07に進む。
【0070】
ステップS07(コンテンツ検出ステップの一例)では、コンテンツ検索部17が、ステップS05で決定したメタデータに基づいて、視聴、過去及び未来コンテンツのそれぞれに関連するグループ(複数のメンバ)を検出する。そして、ステップS09に進む。
【0071】
ステップS09では、表示制御部14が、過去及び未来コンテンツに関連するメンバを、再生部13に静止画として再生させる。そして、ステップS11に進む。
【0072】
ステップS11では、表示制御部14が、視聴コンテンツに関連するグループに含まれる複数のメンバの再生順序を決定する。そして、ステップS13に進む。但し、グループ中にメンバが1つしか含まれない場合、このステップS11は、省略することができる。
【0073】
ステップS13では、ステップS11で決定した順序に従って、表示制御部14が、視聴コンテンツに関連するグループの1のメンバを動画像として再生部13に再生させる。そして、後続のステップS15〜ステップS23(表示ステップの一例)に進む。
【0074】
ステップS15〜ステップS23では、まず、ステップS15が処理され、このステップS15では、表示制御部14が、視聴画像を縮小して表示画面Mの中央領域に表示させる。そして、ステップS17に進む。
【0075】
ステップS17では、表示制御部14が、関連画像を縮小して表示画面Mにおける中央領域の周辺領域に表示させる。つまり、表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像を動画像として表示画面Mに表示させ、他の再生される関連画像を静止画像として表示画面Mに表示させる。この際、表示制御部14は、例えば、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像を動画像をカラーで表示させ、他の再生される関連画像をセピア色や色数の少ない色合いで表示したり、更に縮小して表示することもできる。この場合、表示制御部14は、視聴コンテンツに関連するメンバの関連画像をより強調することが可能である。そして、ステップS19に進む。
【0076】
ステップS19では、メタデータ取得部16により、視聴コンテンツのメタデータが変化したか否かが確認される。メタデータが変化した場合、ステップS01以降の処理が繰り返される一方、メタデータが変化していない場合、ステップS21に進む。
【0077】
ステップS21では、再生部13により、視聴コンテンツに関連したグループに含まれ、動画像として再生中のメンバの再生が終了したか否かが確認される。メンバの再生が終了している場合には、ステップS13以降の処理が繰り返される一方、メンバの再生が収容していない場合には、ステップS23に進む。
【0078】
ステップS23では、表示装置10により、関連コンテンツの提示動作を終了する捜査信号が入力したか否かが確認される。そして、そのような操作信号が入力した場合には、動作を終了する一方、入力していない場合には、ステップS19以降の処理が繰り返される。
【0079】
[1−5.表示装置の動作の例]
この動作を通じて表示装置10が表示させる画像の時間変化及び操作による変化の例について、図5A〜図5Fを参照しつつ説明する。図5A〜図5Fは、本実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【0080】
図5Aは、動作を開始してステップS01〜ステップS17等が処理された場合に、表示画面Mに表示される画像を示している。
【0081】
図5Aに示すように、表示画面Mの中央領域SP0には、視聴コンテンツαの視聴画像M0が表示される。一方、周辺領域SP1には、視聴コンテンツαに関連したグループAの1のメンバA1が動画像として表示される(関連画像M1)。なお、マークPMは、そのコンテンツが動画像として表示されていることを模式的に示している。この際、動画像として再生される関連画像M1の近傍(メタデータ表示領域SPm)や、その関連画像M1中には、関連性を検出する際に使用されたメタデータmAを表示させて、ユーザに関連性を認識させることが望ましい。また、この視聴コンテンツαに関連したメンバA1の側には、それと並べられて、未来コンテンツβに関連したメンバB1が静止画像として表示される(関連画像M2)。この関連画像M2は、関連画像M1よりも小さく表示されることが望ましい。
【0082】
一方、他の周辺領域SP2〜SP4には、他の様々な画像が表示可能である。例えば、上方の周辺領域SP2には、表示装置10が提供可能な他のコンテンツや他の機能を表したアイコン等が表示される。また、右方の周辺領域SP3には、表示装置10が取得可能なHP(ホームページ)等が表示される。更にまた、周辺領域SP4には、表示装置10が提供可能な他の動画像等が表示される。ただし、図5Aに示した周辺領域SP2〜SP4に示した画像は、あくまで一例であり、本実施形態はこの例に限定されるものではない。
【0083】
なお、ここでは、視聴コンテンツαは、ユーザが予めコンテンツ記憶部11に録画していた番組(1シーンでもよい)であるとして説明する。
【0084】
そして、所定時間が経過して視聴コンテンツα(1シーン)が終了し、次の視聴コンテンツβが再生された場合を、図5Bに示している。図5に示すように、視聴コンテンツがコンテンツαからコンテンツβに変更されると、メタデータが変更される。従って、ステップS19からステップS01以降の処理が再度行われて、図5Bのような画像が表示画面Mに表示される。つまり、動画像として表示されるメンバは、グループAのメンバA1から、視聴コンテンツβと関連するグループBのメンバB1へと変更される。この際、動画像の関連画像の表示位置は、変更されず、動画像として表示されるメンバのみが移動することが望ましい。つまり、図5Aから図5Bへと移ると、グループAのメンバA1の関連画像M1はその位置を下方に移動させ、新たな関連画像M−1(静止画像)として表示されることが望ましい。それに伴い、グループBのメンバB1の関連画像M2(図5A)はその位置を下方に移動させ、新たな関連画像M1(動画像)として表示されることが望ましい。一方、図5AでメンバB1が表示されていた位置には、新たな未来コンテンツに関連するグループCのメンバC1が静止画像として表示されることが望ましい(関連画像M2)。
【0085】
そして、更に時間が経過して、動画像として再生・表示されていたメンバB1の再生が終了した場合、ステップS21からステップS13以降の処置が行われる。その結果、図5Cに示すように、動画像の関連画像M1としては、メンバB1の次に再生されるメンバB2が動画像として表示されることになる。
【0086】
ここで、例えば、メタデータmBが作成日(録画日)であり、メンバB2が、視聴コンテンツβを録画した頃に行っていた旅行先で撮影したコンテンツで、ユーザがそのコンテンツに興味を示したとする。そして、ユーザは、例えば、視聴コンテンツに対してメンバB2が表示されている方向の操作ボタンを選択して、その操作信号を表示装置10が取得したとする。すると、表示制御部15は、図5Dに示すような映像を表示画面Mに表示させる。
【0087】
つまり、視聴画像M0は、縮小されて表示画面Mの右方領域SP5へと移動し、関連画像M−1,M1,M2は、拡大されて表示画面Mの左方領域SP6へと移動される。そして、動画像として再生されているメンバB2の関連画像M1の左右には、そのグループBの他のメンバB1,B3が表示される。ここで、ユーザは、上下左右の操作ボタンを選択することにより、動画像として再生させるメンバを、メンバB1から他のメンバB1,B3,A1,C1へと移動させることができる。図5Eでは、ユーザが右方向を表した操作ボタンを選択して同一グループBのメンバB3が動画として再生された場合を示している。このように、表示制御部14は、上下方向には異なる関連性を有するメンバを並べ、左右方向には同一関連性を有するメンバを並べて表示させることにより、あたかもクロスメディアバー(登録商法)のようなユーザインタフェイスを提供することができる。
【0088】
図5Eに示す状態で、例えば、ユーザが決定を表す操作ボタンを選択した場合、その操作信号に応じて、表示制御部14は、動画として再生させているメンバB3を、図5Fに示すように、中央領域SP0に表示させる。その結果、メンバB3は、新たな視聴コンテンツとなり、コンテンツβは、新たな1メンバとなる。その結果、ユーザは、表示装置10により提示されたコンテンツを楽しむことができる。
【0089】
[1−6.効果の例]
以上、本発明の第1実施形態に係る表示装置10について説明した。
この表示装置10によれば、視聴コンテンツのメタデータの変化に応じて、その視聴コンテンツと関連した関連コンテンツ(メンバ)を提供することができる。通常、ユーザの興味は、視聴しているものと何らかの関連があるものに向けられる。従って、視聴コンテンツが時々刻々と変化すれば、ユーザの興味も時々刻々と変化する。上記表示装置10によれば、このように時々刻々と変化するユーザの趣向に応じた適切な関連コンテンツを提示することが可能となり、ユーザの好みに応じたコンテンツの視聴機会を増やすことが可能である。また、通常、ユーザの脳は、連想により様々な思考を展開する。従って、このようなコンテンツの提供方法は、その時点でのユーザの趣向にあったコンテンツを提供することができるばかりか、ユーザの脳の動きとも合致しており、脳の老化防止にも役立つことが予想される。
【0090】
また、この表示装置10は、視聴コンテンツの視聴画像と、関連コンテンツの関連画像とが重畳しないように表示する。ユーザは、視聴画像を視聴しているのであって、例えば、関連画像がその視聴画像に重畳されたのでは、多大なストレスを受ける恐れがある。一方、この表示装置10は、視聴画像と関連画像とが重畳しないように表示することにより、ユーザの視聴行為を妨げることなく、ユーザに関連画像を提供することができる。
【0091】
また、表示装置10は、視聴コンテンツに関連する関連コンテンツを動画像として視聴コンテンツの周辺領域に表示させることができる。人の静止視力は、視界の中心部分(中心視野)では高いものの、視界の周辺部分(周辺視野・中心外視野)では低くなる。一方、周辺視野の動体視力は、静止視力に比べて非常に高い。従って、本実施形態に係る表示装置10は、このような人間の視力の特性を利用して、関連コンテンツに対するユーザの認識力を高めることができる。
【0092】
更に、表示装置10は、視聴コンテンツの移り変わりにより、動画像として表示させる関連コンテンツを変更する。従って、関連コンテンツの視聴コンテンツとの関連性をユーザに認識させることができる。
【0093】
また、表示装置10は、未来コンテンツに関連した関連コンテンツを並べて表示し、視聴コンテンツが未来コンテンツとなった場合、その関連コンテンツを動画像として表示させる。従って、ユーザに、次の視聴コンテンツへの期待や、次に動画像として表示される関連コンテンツへの期待を持たせることができ、新たなコンテンツの提示が可能となる。
【0094】
更にまた、表示装置10は、視聴コンテンツに関連する複数の関連コンテンツを動画像として表示することができるため、ユーザに様々な関連コンテンツを提供することが可能となる。
【0095】
<2.第1実施形態の変更例等>
以上、本発明の第1実施形態に係る表示装置10について説明した。このような表示装置10は、関連コンテンツの表示方法などにより様々なバリエーションが考えられる。そこで、以下では、このようなバリエーションの幾つかについて説明する。しかしながら、ここで説明するバリエーションは、あくまで一例であることを付言しておく。また、関連コンテンツの表示方法を変更した場合も、表示装置10は、上記同様に構成可能であるため、ここでは、上記第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
【0096】
[2−1.第1変更例]
まず、図6Aを参照しつつ、表示装置10によりメンバが表示される周辺領域の変更例について説明する。図6Aは、本実施形態に係る表示装置の第1変更例を説明するための説明図である。
【0097】
上記第1実施形態では、視聴、過去及び未来コンテンツそれぞれに関連したメンバの表示位置が、表示画面Mにおける中心領域SP0の左方の周辺領域SP1である場合について説明した。そして、この周辺領域SP1に、視聴コンテンツに直近の1の過去又は未来コンテンツに関連したメンバが表示される場合について説明した。しかしながら、表示装置10は、複数の過去コンテンツのメンバ、及び、複数の未来コンテンツのメンバを表示し、かつ、様々な周辺領域に、これらのメンバの関連画像を表示することも可能である。その一例を図6Aに示す。
【0098】
図6Aに示すように、表示装置10は、全ての周辺領域SP1〜SP4にメンバA1〜N1の関連画像を表示することも可能であり、もちろん、周辺領域SP1〜SP4の幾つかにメンバの関連画像を表示することも可能である。また、図6Aに示すように、表示装置10は、複数の未来コンテンツのメンバC1〜N1を表示することも可能であり、もちろん同様に、複数の過去コンテンツのメンバA1等を表示することも可能である。
【0099】
[2−2.第2変更例]
また、上記第1実施形態では、コンテンツ検出部17が、視聴コンテンツの複数のメタデータのうち、1のメタデータを選択して、そのメタデータに基づいて、一の関連性を有するメンバを検出する場合について説明した。しかし、検索に使用するメタデータは、1以上であってもよい。その一例を図6Bに示す。
【0100】
図6Bに示す第2変更例では、コンテンツ検出部17が、3つのメタデータmAa,mAb,mAcを選択した場合を示している。この場合、各メタデータmAa,mAb,mAcに、その視聴コンテンツαと関連を有するグループAa,Ab,Acの各メンバAa1,Ab2,Ac1が検出されることになる。従って、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して、複数の関連性を有する複数のメンバを、その関連毎に検出することになる。また、この場合、表示制御部14は、各メタデータmAa,mAb,mAcに対応したメンバAa1,Ab2,Ac1を、図6Bに示すように同時に並べて動画像として再生させて、表示させることが望ましい。
【0101】
この第2変更例に係る表示装置10は、このように複数のメタデータのそれぞれ毎に関連コンテンツ(メンバ)を表示することにより、表示した関連コンテンツとユーザの興味とが一致する確率を増やすことが可能である。
【0102】
[2−3.第3変更例]
コンテンツ検索部17が一のメタデータを使用して、メンバを検索した場合も、図6Cに示すような変更例が考えられる。図6Cは、本実施形態に係る表示装置の第3変更例を説明するための説明図である。
【0103】
つまり、検出されたグループAに含まれるメンバAx1,Ay2,Az1等は、視聴コンテンツとは異なるが、そのグループA内で複数のサブグループAx,Ay,Azに分類することが可能な場合が予想される。このサブグループAx,Ay,Azへの分類も、各メンバAx1,Ay2,Az1に付加された他のメタデータx,y,zの関連性に基づいて行うことができる。
【0104】
より具体的には、表示制御部14は、同一の関連性(メタデータmA)を有する複数のメンバAx1,Ay2,Az1等それぞれのメタデータx,y,zに基づいて、同一の関連性(メタデータmA)とは異なる関連性(メタデータx,y,z)毎に複数のサブグループAx,Ay,Azに、複数のメンバAx1,Ay2,Az1等を分類する。そして、表示制御部14は、各サブグループAx,Ay,Azに分類されたメンバを、各サブグループAx,Ay,Az毎に順次動画再生させて表示させる。
【0105】
この場合、表示装置10は、視聴コンテンツに対する関連性だけでなく、メンバ毎の関連性をもユーザに意識させることができる。このようなコンテンツの提示方法は、ユーザに様々な表示装置10の楽しみ方を提供することを可能にする。例えば、サブグループを形成するためのメタデータとして、各コンテンツの再生履歴(既再生(x)、未再生(y,z)や、各コンテンツの人気度(高人気で未再生(y),低人気で未再生(z))を使用する。すると、表示装置10は、このような人気度や履歴をもユーザに認識させることが可能となる。ユーザは、通常、既再生のコンテンツよりも未再生のコンテンツを見ることを欲する傾向にあり、また、人気の低いコンテンツよりも人気の高いコンテンツを欲する傾向にある。そこで、このような傾向を反映させた関連コンテンツの提供を可能にすることができる。
【0106】
[2−4.第4変更例]
また、上記第1実施形態では、1のグループ内のメンバを順次再生する場合について説明した。しかし、表示装置10は、1のグループ内のメンバを同時に提供することも可能である。これらの例を以下の第4変更例〜第6変更例で説明する。
【0107】
図7Aは、本実施形態に係る表示装置の第4変更例を説明するための説明図である。
図7Aには、表示制御部14が、同一の関連性を有する複数のメンバの関連画像を並べて表示している場合を示している。つまり、表示制御部14は、視聴コンテンツβに関連する複数のメンバB1〜B3を動画像として再生部13に再生させて、それらを周辺領域SP1に表示させる。この際、表示制御部14は、例えば、未来コンテンツに関連する複数のメンバC1〜C3,D1〜D3を、それぞれ周辺領域SP2,SP3に静止画像として表示させることも可能である。更に、表示制御部14は、例えば、過去コンテンツに関連する複数のメンバA1〜A3を周辺領域SP4に静止画像として表示させることも可能である。
【0108】
[2−5.第5変更例]
また、このように同一グループ内の複数のメンバを並べて表示させる場合も、上記第2変更例と同様に、複数のメタデータをメンバの検索に使用することが可能である。この場合の例を図7Bに示す。図7Bは、本実施形態に係る表示装置の第5変更例を説明するための説明図である。
【0109】
図7Bに示す第5変更例では、コンテンツ検出部17が、4つのメタデータmAa,mAb,mAc,mAdを選択した場合を示している。この場合、各メタデータmAa,mAb,mAc,mAdに、その視聴コンテンツαと関連を有するグループAa,Ab,Ac,Adの各メンバAa1〜Aa3,Ab1〜Ab3,Ac1〜Ac3,Ad1〜Ad3が検出されることになる。従って、コンテンツ検出部17は、視聴コンテンツに対して、複数の関連性を有する複数のメンバを、その関連毎に検出することになる。また、この場合、表示制御部14は、グループAaのメンバAa1〜Aa3を動画像として周辺領域SP1に並べて表示し、グループAbのメンバAb1〜Ab3を動画像として周辺領域SP2に並べて表示することが可能である。更に、表示制御部14は、グループAcのメンバAc1〜Ac3を動画像として周辺領域SP3に並べて表示し、グループAdのメンバAd1〜Ad3を動画像として周辺領域SP4に並べて表示することが可能である。
【0110】
この第5変更例に係る表示装置10も、上記第2変更例と同様に、複数のメタデータのそれぞれ毎に関連コンテンツ(メンバ)を表示することにより、表示した関連コンテンツとユーザの興味とが一致する確率を増やすことが可能である。
【0111】
[2−6.第6変更例]
更に、同一グループ内の複数のメンバを並べて表示させる場合も、上記第3変更例と同様に、その複数のメンバをサブグループに分類して、そのサブグループ毎に表示位置を変更することが可能である。この場合の例を図7Cに示す。図7Cは、本実施形態に係る表示装置の第6変更例を説明するための説明図である。
【0112】
つまり、表示制御部14は、同一の関連性(メタデータmA)を有する複数のメンバAw1〜Az3等それぞれのメタデータw,x,y,zに基づいて、同一の関連性(メタデータmA)とは異なる関連性(メタデータw,x,y,z)毎に複数のサブグループAw,Ax,Ay,Azに、複数のメンバAw1〜Aze等を分類する。そして、表示制御部14は、サブグループAwのメンバAw1〜Aw3を動画像として周辺領域SP1に並べて表示し、サブグループAxのメンバAx1〜Ax3を動画像として周辺領域SP2に並べて表示することが可能である。更に、表示制御部14は、サブグループAyのメンバAy1〜Ay3を動画像として周辺領域SP3に並べて表示し、サブグループAzのメンバAz1〜Az3を動画像として周辺領域SP4に並べて表示することが可能である。
【0113】
この場合も、表示装置10は、上記第3変更例同様に、視聴コンテンツに対する関連性だけでなく、メンバ毎の関連性をもユーザに意識させることが可能である。
【0114】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0115】
例えば、上記実施形態では、表示装置10自身がコンテンツデータを再生する場合について説明したが、表示装置10は外部の機器が再生したコンテンツデータを取得することも可能である。この場合、メンバの再生は、表示装置10の再生部13が行ってもよく、また、表示装置10は、メンバの再生を外部の再生装置に行わせてもよい。メンバの再生を外部の再生装置に行わせる場合、表示装置10は必ずしも再生部13を有する必要はない。
【0116】
また、上記実施形態では、コンテンツデータが静止画像等を含む場合、1のコンテンツデータ(メンバ)は、特定のメタデータが共通しており通常ひとまとまりで取り扱われることが多い複数のファイルのまとまり(例えばアルバムなど)であるとして説明した。しかしながら、本発明は、この例に限定されるものではない。例えば、1のコンテンツデータ(メンバ)を、1の静止画像等とすることも可能である。この場合、1のメンバの再生は、そのメンバを所定の時間間隔表示することに相当する。そして、グループとしては、例えば、上記実施形態で1のコンテンツとして扱った複数のファイルのまとまりとすることが可能である。この場合、表示装置10は、視聴コンテンツに関連したグループに含まれるメンバを、動画像として表示せずに、単に静止画像として表示することも可能である。しかし、表示装置10は、例えば、メンバを所定の時間間隔表示している際に、メンバの静止画像を点滅させたり、白黒反転させたり、表示位置を動かしたり、静止画像を回転させたりすることにより、静止画像を動画像として表示することが望ましい。
【0117】
また、上記各実施形態で説明した一連の処理は、専用のハードウエアにより実行させてもよいが、ソフトウエアにより実行させてもよい。一連の処理をソフトウエアにより行う場合、汎用又は専用のコンピュータにプログラムを実行させることにより、上記の一連の処理を実現することができる。コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)と、HDD(Hard Disk Drive)・ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等の記録装置と、LAN(Local Area Network)・インターネット等のネットワークに接続された通信装置と、マウス・キーボード等の入力装置と、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、各種のCD(Compact Disc)・MO(Magneto Optical)ディスク・DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体等を読み書きするドライブと、モニタなどの表示装置・スピーカやヘッドホンなどの音声出力装置などの出力装置等と、を有してもよい。そして、このコンピュータは、記録装置・リムーバブル記憶媒体に記録されたプログラム、又はネットワークを介して取得したプログラムを実行することにより、上記一連の処理を実行してもよい。
【0118】
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示システムの概要構成を説明するための説明図である。
【図2】同実施形態に係る表示装置の構成を説明するための説明図である。
【図3A】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図3B】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図3C】同実施形態に係る表示装置の動作を概念的に説明するための説明図である。
【図4】同実施形態に係る表示装置の動作を説明するための説明図である。
【図5A】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5B】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5C】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5D】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5E】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図5F】同実施形態に係る表示装置の動作の例を説明するための説明図である。
【図6A】同実施形態に係る表示装置の第1変更例を説明するための説明図である。
【図6B】同実施形態に係る表示装置の第2変更例を説明するための説明図である。
【図6C】同実施形態に係る表示装置の第3変更例を説明するための説明図である。
【図7A】同実施形態に係る表示装置の第4変更例を説明するための説明図である。
【図7B】同実施形態に係る表示装置の第5変更例を説明するための説明図である。
【図7C】同実施形態に係る表示装置の第6変更例を説明するための説明図である。
【符号の説明】
【0120】
1 表示システム
2 コントローラ
3 アンテナ
4 放送局
5 接続線
6 ネットワーク
7 情報配信サーバ
10 表示装置
11 コンテンツ記憶部
12 コンテンツ取得部
13 再生部
14 表示制御部
15 音声出力部
M 表示画面
α,β,γ コンテンツ
A,B,C グループ
A1,A2,A3,A4 メンバ
B1,B2,B3 メンバ
C1,C2,C3 メンバ
mA,mB,mC メタデータ
SP 再生マーク
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出部と、
前記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、前記コンテンツ検出部が検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として前記表示画面に表示させる表示制御部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて前記コンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、前記表示画面に順次表示させる、表示装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、
前記再生画像と前記関連画像とが重畳しないように、
前記再生画像を前記表示画面の中央領域に表示させ、かつ、
前記関連画像を前記表示画面における前記中央領域の周辺領域に表示させる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータを検出し、
前記表示制御部は、前記再生画像と共に、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域に表示させる、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
前記表示制御部は、前記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させつつ、同時に、前記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、前記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させつつ、同時に、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記コンテンツ検出部は、更に、前記再生中のコンテンツデータの前又は後に連続して再生されるコンテンツデータのメタデータに基づいて、該連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出し、
前記表示制御部は、前記連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータの関連画像を、前記再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータ前記の関連画像と並べて、前記表示画面に静止画像として表示させる、請求項1〜5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を並べて前記周辺領域に表示させる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項9】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
前記表示制御部は、前記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の一側に並べて表示させつつ、前記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の他側に並べて表示させる、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、前記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の一側に並べて表示させつつ、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の他側に並べて表示させる、請求項8に記載の表示装置。
【請求項11】
再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出ステップと、
前記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、前記コンテンツ検出ステップで検出された関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として前記表示画面に表示させる表示ステップと、
を有し、
前記表示ステップでは、前記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて前記コンテンツ検出ステップで順次検出される相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、前記表示画面に順次表示させる、表示方法。
【請求項1】
再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出部と、
前記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、前記コンテンツ検出部が検出した関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として前記表示画面に表示させる表示制御部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて前記コンテンツ検出部が順次検出する相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、前記表示画面に順次表示させる、表示装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、
前記再生画像と前記関連画像とが重畳しないように、
前記再生画像を前記表示画面の中央領域に表示させ、かつ、
前記関連画像を前記表示画面における前記中央領域の周辺領域に表示させる、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータを検出し、
前記表示制御部は、前記再生画像と共に、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域に表示させる、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
前記表示制御部は、前記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させつつ、同時に、前記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、前記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させつつ、同時に、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を順次前記周辺領域に表示させる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記コンテンツ検出部は、更に、前記再生中のコンテンツデータの前又は後に連続して再生されるコンテンツデータのメタデータに基づいて、該連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出し、
前記表示制御部は、前記連続して再生されるコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータの関連画像を、前記再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータ前記の関連画像と並べて、前記表示画面に静止画像として表示させる、請求項1〜5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を並べて前記周辺領域に表示させる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項9】
前記コンテンツ検出部は、前記再生中のコンテンツデータに対して、一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータと、他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータとを検出し、
前記表示制御部は、前記一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の一側に並べて表示させつつ、前記他の関連性を有する複数の関連コンテンツデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の他側に並べて表示させる、請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記同一の関連性を有する複数の関連コンテンツデータそれぞれのメタデータに基づいて、前記同一の関連性とは異なる一の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の一側に並べて表示させつつ、他の関連性を相互に有する複数の関連コンテントデータの関連画像を前記周辺領域における前記中央領域の他側に並べて表示させる、請求項8に記載の表示装置。
【請求項11】
再生中のコンテンツデータのメタデータに基づいて、該再生中のコンテンツデータに関連する関連コンテンツデータを検出するコンテンツ検出ステップと、
前記再生中のコンテンツデータに含まれる再生画像を表示画面に表示させると共に、前記コンテンツ検出ステップで検出された関連コンテンツデータに含まれる関連画像を動画像として前記表示画面に表示させる表示ステップと、
を有し、
前記表示ステップでは、前記再生中のコンテンツデータのメタデータの変化に応じて前記コンテンツ検出ステップで順次検出される相異なる関連コンテンツデータの関連画像を、前記表示画面に順次表示させる、表示方法。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【公開番号】特開2010−55491(P2010−55491A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−221555(P2008−221555)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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