説明

袋入り家庭用薄葉紙用ケース及び袋入り家庭用薄葉紙

【課題】袋入り家庭用薄葉紙を埃等から保護し、利用しやすい袋入り家庭用薄葉紙用ケース、及びケースに収容して利用しやすい袋入り家庭用薄葉紙を提供する。
【解決手段】袋入り家庭用薄葉紙用ケース1は、可撓性フィルムにより形成された袋本体の内部に折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙23を収容した袋入り家庭用薄葉紙21を収容する収容部が内部に形成されたケース本体部2と、そのケース本体部2に、袋本体に収容された家庭用薄葉紙23を引き出すための開口部と、ケース本体部2の内部の収容部に袋本体を止着するための止着手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、袋入り家庭用薄葉紙を収容する袋入り家庭用薄葉紙用ケース及び袋入り家庭用薄葉紙に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、フィルム等から形成された袋や紙製等の箱に、折り畳まれた家庭用薄葉紙を収容した袋入り家庭用薄葉紙や箱入り家庭用薄葉紙が知られている(例えば、特許文献1〜4)。これらの家庭用薄葉紙は、袋や箱に収容されているため、埃等から保護されるとともに、持ち運びもしやすく、家庭用薄葉紙が破れたりすることからも保護され、長期間の使用にも耐えうるため便利である。
【0003】
一方、様々な使用目的に応じて工夫されたティシュペーパー箱や、ティシュペーパー箱を固定するための固定具等が開示されている。例えば、特許文献5では、紙資源の無駄使いを防止するための詰め替え用ティシュペーパー箱が開示されている。また、特許文献6では、固定機能を付加したティシュカートンが開示されている。
【0004】
さらに、特許文献7では、ティシュペーパー箱等を収容して固定するティシュペーパー箱等の取付け具や、特許文献8,9では、自動車用ティシュペーパー箱の固定具が開示されている。
【0005】
【特許文献1】実開昭56−80796号公報
【特許文献2】特開2000−33978号公報
【特許文献3】特開2001−340257号公報
【特許文献4】特開平8−91429号公報
【特許文献5】実開平7−880号公報
【特許文献6】特開平9−169370号公報
【特許文献7】特開2002−2834号公報
【特許文献8】特開平8−290747号公報
【特許文献9】特開平6−83464号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
家庭等で気軽に利用される袋入り家庭用薄葉紙を保護するための薄葉紙用ケースが求められているが、上記開示は、ティシュペーパーを詰め替える詰め替え用ティシュペーパー箱や、ティシュペーパーを収容したティシュペーパー箱を固定するための固定具であり、袋入り家庭用薄葉紙を収容するケースではない。さらに、家庭用薄葉紙が収容された袋に印刷された図柄等が損なわれずに、かつ、中の残量が確認できるものが望まれている。
【0007】
本発明の課題は、袋入り家庭用薄葉紙を埃等から保護し、利用しやすい袋入り家庭用薄葉紙用ケース、及びケースに収容して利用しやすい袋入り家庭用薄葉紙を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
ケース本体部の内部の収容部に袋入り家庭用薄葉紙の袋本体を止着するための止着手段を備えることにより、袋内の家庭用薄葉紙の残量が減少しても、袋本体がケース本体部に固定され、家庭用薄葉紙を取り出しやすくすることが可能であることを見出した。すなわち、本発明によれば、以下の袋入り家庭用薄葉紙用ケースが提供される。
【0009】
[1] 可撓性フィルムにより形成された袋本体の内部に折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙を収容した袋入り家庭用薄葉紙を収容する収容部が内部に形成されたケース本体部と、そのケース本体部に、前記袋本体に収容された前記家庭用薄葉紙を引き出すための開口部と、前記ケース本体部の内部の前記収容部に前記袋本体を止着するための止着手段と、を有する袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0010】
[2] 前記ケース本体部は、箱状に形成され、その天面部に前記開口部が形成された前記[1]に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0011】
[3] 前記ケース本体部の側面部の内部側に前記止着手段を有する前記[2]に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0012】
[4] 前記ケース本体部の天面部の内部側に前記止着手段を有する前記[2]に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0013】
[5] 前記止着手段は、粘着剤、または面ファスナーにより構成される前記[1]〜[4]のいずれかに記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0014】
[6] 前記ケース本体部は、透明または半透明部材によって形成された前記[1]〜[5]のいずれかに記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0015】
[7] 前記ケース本体部は、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリルニトルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートのいずれかにより形成された前記[6]に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0016】
[8] 前記ケース本体部は、その側面部を形成するための第1フラップと、第2フラップとを備え、前記第1フラップには、押し曲げられることにより突出する突出片が、切り込み線によって形成され、前記第2フラップには、前記突出片を挿入することにより前記第1フラップを前記第2フラップに固定するための挿入部が形成された前記[1]〜[7]のいずれかに記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【0017】
[9] 可撓性フィルムにより形成されて内部に収容部が設けられた袋本体と、その袋本体の前記収容部に収容された、折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙と、前記袋本体の外側に、袋入り家庭用薄葉紙用ケースの収容部に収容された場合に、前記袋入り家庭用薄葉紙用ケースに止着するための止着手段と、を含む袋入り家庭用薄葉紙。
【発明の効果】
【0018】
本発明の袋入り家庭用薄葉紙用ケースは、袋入り家庭用薄葉紙用ケースに袋入り家庭用薄葉紙を収容することにより、埃等から家庭用薄葉紙を保護することができる。また、ケース本体部の内部に止着手段を備えており、内部の収容部に収容された袋入り家庭用薄葉紙を固定することができる。このため、袋内の家庭用薄葉紙の残量が減少しても、袋本体がケース本体部に固定されるために、家庭用薄葉紙を取り出しやすい。
【0019】
本発明の止着手段を備えた袋入り家庭用薄葉紙によれば、ケースに収容された場合に、ケースに固定されるために、袋内の家庭用薄葉紙の残量が減少しても、家庭用薄葉紙を取り出しやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、変更、修正、改良を加え得るものである。
【0021】
図1に本発明の袋入り家庭用薄葉紙用ケースの一実施形態を示す。図1は、袋入り家庭用薄葉紙用ケース(以下、単にケースともいう)1の内部に、袋入り家庭用薄葉紙21が収容された斜視図である。図2は、ケース1の展開図である。ケース1は、可撓性フィルムにより形成された袋本体22の内部に折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙23を収容した袋入り家庭用薄葉紙21を収容する収容部が内部に形成されたケース本体部2と、そのケース本体部2に、袋本体22に収容された家庭用薄葉紙23を引き出すための開口部3と、ケース本体部2の内部の収容部に袋本体22を止着するための止着手段4とを有する。
【0022】
ケース本体部2は、箱状に形成され、その内部が収容部とされ、収容部に収容された家庭用薄葉紙23を取り出すための開口部3が天面部2aに形成されている。そして、図3に示すように、ケース本体部2の側面部2bの内部側に、袋本体22を止着する止着手段4を有する。
【0023】
止着手段4は、粘着剤、または面ファスナー等により構成される。具体的には、例えば、両面テープをケース本体部2の内側に貼付することにより、止着手段4としての粘着剤を備えることができる。または、図4に示すような機械的結合を用いる面ファスナーをケース本体部2の内側に、また袋本体22に貼付することにより、止着手段4としてもよい。或いは、面ファスナーは、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された凸部材(フック材)と、表面にループ状の繊維が配置された凹部材(ループ材)とを組み合わせたもの等を用いることができる。この面ファスナーは、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を剥離可能な状態に、かつ、強固に固着させることができるものである。
【0024】
ケース本体部2は、透明または半透明部材によって形成されるとよい。このように構成すると、ケース本体部2内の収容部内に収容された袋入り家庭用薄葉紙21をケース本体部2を通して見ることができる。すなわち、袋入り家庭用薄葉紙21の袋本体22に施された印刷を眺めることができるため、意匠性がよく、かつ袋入り家庭用薄葉紙21内の家庭用薄葉紙23の残量を確認することもできる。ケース本体部2は、例えば、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリルニトルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等を用いて形成することができる。
【0025】
図5に示すように、ケース1のケース本体部2は、その側面部2bを形成するための第1フラップ2cと、第2フラップ2dとを備える。第1フラップ2cは、天面部2aに接続され、押し曲げられることにより突出する突出片7が、切り込み線8によって形成されている。また、第2フラップ2dは、底面部2eに接続され、突出片7を挿入することにより第1フラップ2cを第2フラップ2dに固定するための挿入部9が形成されている。
【0026】
図6に、第1フラップ2c及び第2フラップ2dを含む要部断面図を示す。ケース1の収容部に袋入り家庭用薄葉紙21(図示せず)を収容して、第2フラップ2dの挿入部9へ第1フラップ2cの突出片7を挿入することにより、第1フラップ2cを第2フラップ2dに固定することができる。また、第1フラップ2cを所定以上の力で引き上げることにより、側面部2bを開けることが可能である。つまり、第1フラップ2c及び第2フラップ2dにより側面部2bが開閉自在に構成されており、袋入り家庭用薄葉紙21を出し入れすることができる。このため、ケース1は、家庭用薄葉紙23が無くなった場合にも、新たな袋入り家庭用薄葉紙21を入れることにより、再利用が可能である。
【0027】
次に、ケース1に収容される袋入り家庭用薄葉紙21の一例について説明する。図7は、袋入り家庭用薄葉紙21の斜視図である。可撓性フィルムにより形成されて内部に収容部が設けられた袋本体22と、その袋本体22の収容部に収容された、折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙23とを含んで構成されている。
【0028】
袋本体22は、可撓性フィルムにより構成されている。可撓性フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類等を用いることができるが、その他のものであってもよい。袋本体22の一部を収容部内の家庭用薄葉紙23の残量を確認するために残量視認部とするために、透明、または半透明の材料により形成することが好ましい。なお、残量視認部以外は、印刷等が施されていてもよい。
【0029】
袋本体22の厚みは、20〜50μm程度であることが好ましい。20μm未満になると、家庭用薄葉紙23を保持するための強度が不十分となったり、また熱融着により袋本体22を密封する場合に、融着部が裂ける等の問題が生じる。一方、50μmを超えて厚くなると、熱融着等の加工性が悪くなり、生産性が大幅に低下するようになる。
【0030】
袋本体22は、家庭用薄葉紙23を収容しうる扁平な袋状に構成される。その大きさは、収容される家庭用薄葉紙23の形状やサイズにより適宜選択されればよいが、例えば、縦130mm×横197mmの家庭用薄葉紙23が折り曲げられて340枚(170組)収容されるように、縦103×横130×高さ60mm(家庭用薄葉紙23の縦が袋本体22の横に沿うように収容される)程度に形成することができる。
【0031】
袋本体22には、その表面の中央部に、表面の長辺方向に沿って、長辺よりも短い長さのスリット予定部25aがミシン目によって形成されている。このミシン目を裂開することにより、スリット予定部25aが開口されてスリット部25とされる。そのミシン目の強さは、4〜8N/cmの力により裂開されるように形成されるとよい。スリット部25から、収容部内に収容されている家庭用薄葉紙23を引き出すことができる。
【0032】
袋本体22内の家庭用薄葉紙23は、その短辺23s(上述の縦)側が袋本体22の長辺22l(上述の横)に沿うように、Iフォールド(インターフォールドとも言う)に折り畳まれて収容されており、図8に示すようにスリット部25において家庭用薄葉紙23の幅、すなわち短辺23sが縮められながら引き出される。このとき、引き出される家庭用薄葉紙23の幅が縮むために、次の層の家庭用薄葉紙23との摩擦力が増大すると共に、家庭用薄葉紙23とスリット部25との摩擦力が減少することにより、次の層の家庭用薄葉紙23が静音かつ容易に引き出し可能となる。また、収容部内の家庭用薄葉紙23の残量が減少した場合でも、容易に家庭用薄葉紙23を引き出すことができる。
【0033】
なお、本明細書において、家庭用薄葉紙とは、ティシュペーパー(顔ふき紙、化粧紙とよばれるもの)、ちり紙、ペーパータオル(キッチンペーパー等)、トイレットペーパー(ロールを除く)、ワッティング(紙綿)等の使い捨て紙を総称する概念である。
【0034】
上述のように、家庭用薄葉紙23が連続的に引き出されやすい効果を得るためには、袋本体22の表面22bの中央部に形成されたスリット部25が、表面22bの長辺方向に沿って、家庭用薄葉紙23の短辺23s100〜185mmに対し30%〜70%の長さであることが好ましい。また、家庭用薄葉紙23は、1〜4枚を一組として、いわゆるIフォールドに折り畳まれ、第1層の家庭用薄葉紙23の間(内側)に、異なる向きの第2層の家庭用薄葉紙23が挟み込まれて積層され、以下順々に次の層を挟み込んで交互に重ね合わされているとよい。家庭用薄葉紙23は、その1枚当たりのJIS P 8124で規定する坪量が、11〜25g/m、好ましくは12〜16g/m、より好ましくは14g/mであるものを使用するとよい。さらに、家庭用薄葉紙23は、クレープ率が12〜35%、好ましくは、14〜20%、さらに好ましくは、17%であるものを使用するとよい。なおクレープ率は、抄紙機におけるドライヤーパートの周速度と巻取部の周速度の差によって付与され、かつ下記式によって規定される。
クレープ率 =100×(ドライヤー周速度−巻取部周速度)/巻取部周速度
【0035】
つまりヤンキードライヤー表面からドクターブレードによってティシュペーパーを掻き取る際の周速差によって生じる撓みがティシュペーパーに皺を生じさせる。さらに、家庭用薄葉紙23は、エンボス加工が施されていてもよい。この家庭用薄葉紙23は、エンボスを付加する事により、見掛けの嵩膨らみ製品高さは、30〜120mmである。エンボス加工としては、マッチドスチール、ネステッド、ピロー、ラバースチール等が挙げられる。さらにマッチドスチールとしては、雄雌ギャップ式やPin to Flatの接触タイプがある。エンボス加工が施されていると、複数枚を一組とされた家庭用薄葉紙23がより引き出しやすくなる。以上のようなスリット部25の長さ、積層方法、坪量、クレープ率、及びエンボス加工を採用することにより、より効果的に引き出し効果を得ることができる。
【0036】
図7に示すように、袋本体22は、その側面に印刷の施されていない非印刷部27が形成され、その非印刷部27が家庭用薄葉紙23の残量を視認するための残量視認部とされている。つまり、残量視認部は、透明または半透明であるため、利用者は、家庭用薄葉紙23の残量を容易に確認することができる。
【0037】
以上のような袋入り家庭用薄葉紙21は、袋本体22内の家庭用薄葉紙23を連続的に引き出しやすく、家庭用薄葉紙23の残量が減少しても、同様の効果を維持しやすい。また、密封部28が非印刷部27とされているため、製造時の熱融着等が容易に行えるのみならず、使用時にも利用者が家庭用薄葉紙23の残量を確認しやすい。
【0038】
以上のような袋入り家庭用薄葉紙21を、ケース1に収容することにより、防塵効果が得られる。また、ケース1が透明または半透明の部材により形成されていることにより、家庭用薄葉紙23の残量が視認しやすい。ケース1の内側に止着手段が備えられていることにより、袋入り家庭用薄葉紙21をケース1内にて固定することができる。このため、家庭用薄葉紙23の残量が減少した場合でも、袋本体22が潰れずに見栄えがよく、取出しもしやすい。
【0039】
以上の実施形態において、止着手段4は、側面部2bに設けられている場合を説明したが、図9に示すように、ケース本体部2の天面部2aの内部(収容部)側に止着手段4を有するように構成してもよい。この場合においても、家庭用薄葉紙23の残量が減少した場合でも袋本体22が潰れることを防止することができる。
【0040】
図7に示すように、可撓性フィルムにより形成されて内部に収容部が設けられた袋本体22の外側に、袋入り家庭用薄葉紙用ケース1の収容部に収容された場合に、袋入り家庭用薄葉紙用ケース1に止着するための止着手段4を備えるようにしてもよい(もちろん、ケース1に止着手段4が備えられている場合は、なくてもよい。)。このようにすれば、ケース1に止着手段が備えられていない場合でも、袋入り家庭用薄葉紙21を固定することができる。また、止着手段を袋入り家庭用薄葉紙21とケース1との双方に備えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明の袋入り家庭用薄葉紙用ケースは、埃等から袋入り家庭用薄葉紙を保護するケースとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】袋入り家庭用薄葉紙が収容された袋入り家庭用薄葉紙用ケースの斜視図である。
【図2】袋入り家庭用薄葉紙用ケースの展開図である。
【図3】袋入り家庭用薄葉紙用ケースの断面図である。
【図4】面ファスナーをケース本体部と袋本体に備える実施形態を示す図である。
【図5】第1フラップ及び第2フラップを示す斜視図である。
【図6】第1フラップ2c及び第2フラップ2dを含む要部断面図である。
【図7】袋入り家庭用薄葉紙を示す斜視図である。
【図8】家庭用薄葉紙の引き出しを説明する説明図である。
【図9】袋入り家庭用薄葉紙が収容された袋入り家庭用薄葉紙用ケースの他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1:袋入り薄葉紙用ケース、2:ケース本体部、2a:天面部、2b:側面部、2c:第1フラップ、2d:第2フラップ、2e:底面部、3:開口部、4:止着手段、7:突出片、8:切り込み線、9:挿入部、21:袋入り家庭用薄葉紙、22:袋本体、22b:表面、22l:長辺、23:家庭用薄葉紙、23s:短辺、25:スリット部、25a:スリット予定部、27:非印刷部、28:密封部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性フィルムにより形成された袋本体の内部に折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙を収容した袋入り家庭用薄葉紙を収容する収容部が内部に形成されたケース本体部と、
そのケース本体部に、前記袋本体に収容された前記家庭用薄葉紙を引き出すための開口部と、
前記ケース本体部の内部の前記収容部に前記袋本体を止着するための止着手段と、を有する袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項2】
前記ケース本体部は、箱状に形成され、その天面部に前記開口部が形成された請求項1に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項3】
前記ケース本体部の側面部の内部側に前記止着手段を有する請求項2に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項4】
前記ケース本体部の天面部の内部側に前記止着手段を有する請求項2に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項5】
前記止着手段は、粘着剤、または面ファスナーにより構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項6】
前記ケース本体部は、透明または半透明部材によって形成された請求項1〜5のいずれか1項に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項7】
前記ケース本体部は、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリルニトルブタジエンスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートのいずれかにより形成された請求項6に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項8】
前記ケース本体部は、その側面部を形成するための第1フラップと、第2フラップとを備え、
前記第1フラップには、押し曲げられることにより突出する突出片が、切り込み線によって形成され、
前記第2フラップには、前記突出片を挿入することにより前記第1フラップを前記第2フラップに固定するための挿入部が形成された請求項1〜7のいずれか1項に記載の袋入り家庭用薄葉紙用ケース。
【請求項9】
可撓性フィルムにより形成されて内部に収容部が設けられた袋本体と、
その袋本体の前記収容部に収容された、折り畳んで交互に重ね合わされた家庭用薄葉紙と、
前記袋本体の外側に、袋入り家庭用薄葉紙用ケースの収容部に収容された場合に、前記袋入り家庭用薄葉紙用ケースに止着するための止着手段と、
を含む袋入り家庭用薄葉紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−239208(P2008−239208A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−83573(P2007−83573)
【出願日】平成19年3月28日(2007.3.28)
【出願人】(390036799)王子ネピア株式会社 (387)
【出願人】(392018610)株式会社ジョイフル本田 (3)
【Fターム(参考)】