説明

袋物及びその製造方法

【課題】裏返しに伴う中身の取り出しを不要とする裏返し作業が容易な袋物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】バッグ10は、2つの袋部12,14とその袋部12,14の底面12c,14cを連結する連結部16とを備える。袋部12,14を連結部16から折り返すことにより、バッグ10の表面12f,14fから裏面12e,14eに裏返しすることができる。また、バッグ10は、同型の2枚の裁断物の脇を接いでバッグ10本体の外形を形成し、前記脇を中縫いしてバッグ10の連結部16を形成し、前記連結部16の幅に沿って前記裁断物を綴じてバッグ10の底面を形成することにより、袋部12,14と連結部16とが一体形成されるバッグ10を製造することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、かばんなどの袋物及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
外套、帽子などの衣服やかばんなどの袋物に、その表裏を裏返しにしても使用できるリバーシブル商品がある。また、表裏を利用できるリバーシブル商品は、その表面裏面を異なる色,柄又は素材で形成することにより、TPOに合わせて好みの面を商品の表面とすることできることから、多種の商品に利用されている。
【0003】
しかし、袋物のリバーシブル商品は、その袋物の収納部分(中身を入れる部分)を形成する袋物本体の表面と裏面を裏返して使用するものであった。表面から裏面に裏返す場合、中身を一旦袋物の外に取り出す必要があった。したがって、裏返し作業は人目につかない場所で行われることが多く、裏返しができる場所が限定されるという問題があった。
また、中身を出し入れする開口部が狭いバッグ等や硬い素材からなるかばんの場合、裏返し作業は容易でないという問題もあった。
【0004】
そこで、従来、上記問題を解決するためのリバーシブル機能を有するかばんが提供されている(例えば、特許文献1、2)。
【特許文献1】特開2006−239168
【特許文献2】特開平7−111910
【0005】
特許文献1のかばんは、かばんの表面と裏面を裏返して使用可能なかばん本体と、そのかばん本体の中身を出し入れする開口部から取り出し可能な中かばんとを備えるものである。裏返し作業を行う場合は、中身の入った中かばんを前記開口部から一旦取り出し、中身のないかばん本体を裏返し、裏返しをした後かばん本体にその開口部から中かばんを入れる。したがって、特許文献1のかばんの提供により、中身を人に見られずに裏返しできるようになった。
また、かばん本体の開口部,側面部、底面部には、かばんを全開させるためのファスナーが一連に設けられている。ファスナーを引くことにより、容易に裏返し作業ができるようになっている。
【0006】
特許文献2のリバーシブルバッグは、バッグ本体と、そのバッグ本体の左右の側面及び底面に渡って設けられたファスナーとを備えるものである。裏返し作業を行う場合は、ファスナーを引いて、バッグ本体に中身を出し入れする開口部より大きな他の開口部を形成し、その他の開口部を利用してバッグ本体を裏返しする。したがって、特許文献2のリバーシブルバッグの提供により、中身を出し入れする開口部が狭いバッグ類や硬い素材からなるかばんであっても、容易に裏返しできるようになった。
【0007】
しかし、上記特許文献1のかばん及び特許文献2のリバーシブルバッグは、いずれも、裏返し作業のたびに、必ず中身を取り出す必要がありその取り出しは不便であった。
また、裏返しを容易又は可能にするファスナーの劣化・損傷によりリバーシブル機能を失うおそれもあり、さらには、裏返し時にかばん本体を痛めるおそれもあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の欠点を解決するために、裏返しに伴う中身の取り出しやファスナー使用を不要とする裏返し作業が容易な袋物およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の袋物は、2つの袋部とその2つの袋部の底面又は側面を連結する連結部とを備えるようにしたものである。
【0010】
また、本発明の袋物は、前記連結部で連結された袋物の表面と裏面とが異なる色,柄又は素材からなるようにしたものである。
【0011】
本発明の袋物の製造方法は、袋物の表面と裏面を形成する同型の2枚の裁断物の脇を接いで袋物本体の外形を形成し、前記脇を中縫いして袋物の連結部を形成し、前記連結部の幅に沿って前記裁断物を綴じて袋物の底面又は側面を形成するようにしたものである。
【0012】
また、本発明の袋物の製造方法は、前記2枚の裁断物の色,柄又は素材が異なるようにしたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の袋物は、2つの袋部をその2つの袋部の底面又は側面を連結する連結部により一つの袋物に形成するものである。上記袋物は、2つの袋部を連結部から折り返すことが可能なものである。したがって、本発明の袋物では、中身を取り出すことなく、袋物を容易に裏返しすることができる。また、従来のリバーシブル機能を有するかばん等のように、中身を入れる部分を全開する必要もないため、中身を入れる部分を全開するためのファスナーも不要となる。
本発明によると、表面裏面の裏返し作業かきわめて簡単になり、いつでもどこでも自由に行えるようになる。裏返しに必要であったファスナーの劣化・損傷によるリバーシブル機能を消失も防止できる。また、袋物の裏返しは、2つの袋部の折り返しによって行われるため、その袋物本体を痛めるおそれもない。
【0014】
本発明の袋物の製造方法は、袋物の表面と裏面を形成する同型の2枚の裁断物を使用して袋物を製造する方法であって、その袋物を構成する2つの袋部(中身を収納する部分)とその2つの袋部を連結させる連続部を一体形成するものである。本発明の袋物の製造方法によると、簡易な縫製で袋物の構成部(2つの袋部およびその連結部)を同時に製造することができるため、製造コストを軽減できる。
【0015】
また、本発明の袋物の表面と裏面を形成する裁断物に、色,柄又は素材が異なる2枚の裁断物を使用することにより、TPOに合わせて表面を変えることができる袋物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明は、袋物の中身を取り出すことなく、容易に裏返しできるリバーシブル機能を備える袋物およびその製造方法を提供することを実現するものである。
【実施例1】
【0017】
本発明の袋物を図に基づいて説明する。図1乃至図4は、本発明の袋物を表す図である。図1は本発明の袋物の斜視図であり、図2は本発明の袋物を裏返す途中の形態を表す図であり、図3は本発明の袋物の構成部を表す図であり、図4は裏返し後の本発明の袋物の斜視図である。なお、本実施例では、袋物としてバッグを例に説明する。
バッグ10は、中身を収納する2つの袋部12,14と、その袋部12,14の底面12a,14aを連結する連結部16とを備えるものである(図1又は図3)。袋部12,14の上部には中身を出し入れする開口部12b,14bが形成されており、袋部12,14の12c,14cには側面ハンドル部(把手)12d,14dが取り付けられている(図1)。袋部12を袋部14から離してバッグ10を裏返しする途中の形態は、袋部12と袋部14とが連結部16を介して一つに連なった形態になる(図2)。バッグ10は、袋部12の表面12eと袋部14の表面14eを合わせた状態で一つの使用形態を形成する(図1)。
【0018】
図3は、バッグ10の袋部12と袋部14をそれぞれ逆方向に90度展開させた状態図であり、バッグの構成部を表す図である。袋部12と袋部14がその各底面12a,14aに取り付けられた方形の連結部16によって連結されている。袋部12の表面12eと袋部14の表面14eを合わせるように折り畳むと、バッグ10は図1の形態となり、一方、袋部12の表面12fと袋部14の表面14fを合わせるように折り畳むと、バッグ10は図4の形態に変えることができる。袋部12の表面12fと袋部14の表面14fをバッグ10の表面とし、袋部12の表面12eと袋部14の表面14eをバッグ10の裏面とする場合、バッグ10を折り畳む作業により、中身を取り出すことなく、バッグ10の表裏を容易に裏返しすることができる。また、バッグ10の表面と裏面を異なる色、柄、素材で形成することにより、その場に応じて好みの色、柄、素材からなるバッグ10に変えることができる。
以上のように、本発明は、連結部から袋部自体を折り返すことで裏返す作業を実効でき、素材やデザインが異なる面(隠れている裏面)を露出させることを容易にできるものである。
【0019】
バッグ10の使用時(図1又は図4)において、連結部16は、袋部12,14の底面12a,14aと重なりあい、バッグ10の底面を形成する(図1又は図4)。
また、連結部16の幅は、袋部12の底面12aのマチ幅と袋部14の底面14aのマチ幅を合計した幅の2分の1とするのが最も好ましいが、これに限るものではない。
【0020】
袋部12,14の底面12a,14aに対する連結部16の取り付け部分S(図3)は、公知の固定手段又は接着手段を用いて行うことができる。例えば、かばん類に取り付ける場合は、留め金具,鋲、貫通ステッチなどの固定手段を使用して取り付ける。また、紙袋・ポリ袋などの薄い素材からなる袋に取り付ける場合は、糊接着や熱接着などにより取り付ける。なお、本発明の袋物において、連結部16の取付手段は上記のものに限定されるものではない。
【0021】
バッグ10の連結部16に袋部12(又は袋部14)の底面12a(又は底面14a)に沿ってファスナー18を設けてもよい(図5)。これにより、バッグ10として使用する以外に、ファスナー18を引いて袋部12,14を切り離すことにより、袋部12,14をバッグとして単体で使用することも可能となる。
また、図1のハンドル部の取り付け位置は、限定されるものではなく、どのような形態で取り付けてもよい(図6)。例えば、袋部12,14の開口部を形成する表面12e,12f,14e,14fにハンドル部19を設けてもよい。
【0022】
本発明の袋物は、たとえば、ハンドバッグ(主に婦人用ややかちっとしたフェミニンなデザインのもの)、トートバッグ(男女兼用のものが多く幅広い用途がある手提げ型のもの)、ブリーフケース(書類入れ)、パソコンバッグ、ガーメントバッグ(旅行用衣類入れ)、トラベルバッグ、スーツケース、小物入れ(ポーチ)、クラッチバッグ(小脇に抱える形のバッグ) 、ショルダーバッグなどのかばん類のほか、紙袋・ポリ袋(ギフト用、販促用、商品販売用など)等に利用可能であるが、上記の袋物に限定するものではない。
【0023】
次に、図1乃至図4の本発明の袋物の製造方法の例を図に基づいて説明する。図7は、袋物を形成する裁断物を表す図である。図8(a)は、図7の縫製後の図であり、ハンドル部を除いた図3の平面を表す図である。図8(b)は、(a)の側面の連結部分を表す図である。
なお、図7の裁断物A,Bは、バック10の型に合わせて布(布帛)を裁断したものとする。また、図7の裁断物Aはバッグ10の裏面、裁断物Bはバッグ10の表面をそれぞれ形成するものである。裁断物Bの表面には、図1のバッグ10の表面に現れる模様(3つの三角形が連続する模様)が裁断物Bの上下に描かれているものとする(図示せず)。また、図7の一点鎖線は、裁断物A,Bの折り目を示すものである。
本発明の袋物の製造方法は、袋物の表面と裏面を形成する同型の2枚の裁断物の脇を接いで袋物本体の外形を形成し、前記脇を中縫いして袋物の連結部を形成し、前記連結部の幅に沿って前記裁断物を綴じて袋物の底面又は側面を形成することにより、袋部と連結部とが一体形成される袋物を製造するものである。
同じの大きさの裁断物Aと裁断物Bを裁断物の表面(模様のある面)が現れるように重ね合わせ、裁断物Aと裁断物Bの脇を接ぐ。すなわち、図7において、裁断物Aの左側の脇(又は側)Aと裁断物Bの左側の脇(又は側)B、裁断物Aの右側の脇(又は側)Aと裁断物Bの右側の脇(又は側)Bをそれぞれ接ぐ。これにより、バック10の本体の外形が形成される(図8(a))。
【0024】
続いて、裁断物Aの脇AとB並びに裁断物Bの脇AとBを中表して連結部16の幅で中縫いXを行う(図8(b))。また、中縫いX、すなわち連結部16の幅に沿って貫通ステッチYを入れて裁断物Aと裁断物Bを綴じ、バッグ10の底部12a,14aを形成する(図8(a),(b))。これにより、裁断物Aと裁断物Bの表面によって形成される連結部16を備えるバッグ10の本体を製造することができる。なお、バッグ10の底部12a,14aは、脇AとB,脇AとBによりそれぞれ形成される。また、バッグ10の側面12c,14cは、裁断物A,Bの脇A,B及び脇A,Bにより形成される(図8(b))。
以上のように、上記本発明の袋物の製造方法によると、同型の2枚の裁断物 から袋物を容易に製造することができる。また、袋部と連結部とを一体形成することができる。
【0025】
次に、本発明の袋物の他の形態を図に基づいて説明する。図9は、本発明の袋物の他の形態を表す図である。図10は、多数の袋部で形成する袋物の実施例を示す図である。
袋物20は、袋部22の側面と袋部24の側面を連結部26で連結したものである。なお、袋物20の構成部は、バッグ10と同様の構成であるため、その詳細については省略する。また、袋部22,24の側面に対する連結部16の取り付け部分S(図9)は、図1乃至図4のバッグ10と同様、公知の固定手段又は接着手段を用いて行うことができ、その連結部16の取付手段は限定されるものではない。
【0026】
図9の袋物の形態を用いると、多数の袋部からなる袋物を形成することができる。図10の袋物28は、多数の袋部30,32,34,36の側面を連結部38で連結するものである。袋部30,32,34,36を連結部38から交互に折り畳むことにより、複数の開口部を有する袋物を形成することが可能となる。この形態の袋物は、ポリ袋として、また、買い物量に応じて提供するショッピング袋などに利用することができる。なお、図10の袋物28の連結部38に袋部を切り離しできるようにミシン目40などを入れておいてもよい。
【0027】
次に、図9の袋物の製造方法の例を図に基づいて説明する。図11(a)は図9の袋物を形成する裁断物を表す図であり、図11(b)は、図11(a)の縫製後の袋物本体を表す図である。
なお、図9の裁断物C,Dは、袋物20の型に合わせて布を裁断したものとする。また、図11(a)の裁断物Cおよび裁断物D(Dは図示せず)は袋物20の表面裏面を形成するものである。また、図11(a)の一点鎖線は、裁断物A,Bの折り目を示すものである。
同じの大きさの裁断物Cと裁断物Dとを裁断物の表面が現れるように重ね合わせ、裁断物Cと裁断物Dの脇を接ぐ。すなわち、図11(a)において、裁断物Cの左側の脇(又は側)Cと裁断物Dの左側の脇(又は側)D、裁断物Cの右側の脇(又は側)Cと裁断物Dの右側の脇(又は側)D、裁断物Cの下側の脇(又は側)Cと裁断物Dの右側の脇(又は側)Dとをそれぞれ接ぐ。これにより、袋物20本体の外形が形成される(図11(b))。
【0028】
続いて、裁断物Cの脇Cと裁断物Dの脇Dを中表して連結部26の幅で中縫いXを行う。また、中縫いX、すなわち連結部26の幅に沿って貫通ステッチYを入れて裁断物Cと裁断物Dを綴じ、袋者20の側面22a,24aを形成する(図9、図11(a),(b))。これにより、裁断物Cと裁断物Dの表面によって形成される連結部26を備える袋物20の本体を製造することができる。なお、側面22a,24aは、脇CとD,脇CとDによりそれぞれ形成され、側面22b,24bは、脇CとD,脇CとDによりそれぞれ形成される。また、袋物20の底面25は、脇C,Dにより形成される(図11(b))。
なお、中縫いXと対向する部分にステッチZを入れてもよい。
【0029】
図10の袋物28は、図11(a)の裁断物C,DのP部分を裁断物C,Dの右側に連続させる裁断物、または、裁断物C,DのQ部分を裁断物C,Dの左側に連続させる裁断物を上記袋物の製造方法により縫製することにより、製造することができる。
【0030】
なお、本発明の袋物10,20,28を構成する袋部12,14,22,24,30,32,34,36は、同型の袋部、または、異なる型の袋部のいずれであってもよい。
【0031】
また、本発明の袋物の製造方法において、袋物を形成する裁断物(又は袋物本体)の素材としては、布帛(綿、麻布と絹布等の織物)、化繊(ナイロン、ポリプロピレン、ポリウレタン、PVC(ポリ塩化ビニル) 等)、天然皮革、合成皮革、不織布、カーボンファイバー、ポリカーボネイト、紙、ポリビニール、ゴム(ラバー類)などが挙げられるが、これらの素材に限定されるものではない。さらに、袋物10,20,28の底面又は側面を形成するための2枚の裁断物A,B、C,Dを綴じる手段は、上例の貫通ステッチのほか、公知の固定手段又は接着手段を用いて行ってもよい。例えば、裁断物が貫通ステッチを入れることができない素材の場合は、留め金具,鋲などの固定手段を使用して綴じる。また、紙袋・ポリ袋などの素材の場合は、糊接着や熱接着などを用いて綴じる。なお、裁断物を綴じる手段は上記例示に限定されるものではなく、他の手段を用いてもよい。
【0032】
本発明の袋物は、一見2つの独立した袋物から構成されているように見える ものであるが、2つの独立した袋物の底面や側面が連結部によって繋がった形態で構築されている。また、本発明の袋物の製造方法による袋物は、一体の裁断物から形成される。連結部を支点にバッグ自体をひっくり返す(すなわち、袋部を折り返す)ことにより、
内側の面(裏面)を外側の面(表面)にすることができる。よって、本発明により、リバーシブル効果兼ツーフェイスのデザインを表現することができる。このように、本発明による袋物の形態は、機能的でありかつ視覚的にもユニークなものとなることから、かばん等の袋物以外に、菓子や食品等のパッケージやギフト用ボックス、文具として筆箱や小物入れなどにも応用する事ができる。紙袋や商品袋として応用した場合には、本発明の袋部の表面と裏面に異なるキャラクター又は店舗ロゴ、広告等を効果的に表示することにより。購買意欲喚起と広報的効果を得ることが期待できる。また、撥水加工された素材を使用した場合、袋部を花瓶等の容器として応用することができ、連結部分と容器部分を視覚的に訴える形態にすることによりインテリアグッズとして活用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の袋物の斜視図である。
【図2】本発明の袋物を裏返す途中の形態を表す図である。
【図3】本発明の袋物の構成部を表す図である。
【図4】裏返し後の本発明の袋物の斜視図である。
【図5】本発明の袋物の他の形態を表す図である。
【図6】本発明の袋物の他の形態を表す図である。
【図7】袋物を形成する裁断物を表す図である。
【図8】図7の裁断物を縫製した後の図である。
【図9】本発明の袋物の他の形態を表す図である。
【図10】本発明の袋物の他の形態を表す図である。
【図11】(a)は図9の袋物を形成する裁断物を表す図であり、(b)は、(a)の縫製後の袋物本体を表す図である。
【符号の説明】
【0034】
10 バッグ
12,14 袋部
12a,14a 底面
20 袋物
22,24 袋部
22a,24a 側面
16,26 連結部
A,B,C,D 裁断物
,B,A,B,C,D,C,D,C,D
X 中縫い
Y 貫通ステッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの袋部とその2つの袋部の底面又は側面を連結する連結部とを備えることを特徴とする袋物。
【請求項2】
前記連結部で連結された袋物の表面と裏面とが異なる色,柄又は素材からなることを特徴とする請求項1記載の袋物。
【請求項3】
袋物の表面と裏面を形成する同型の2枚の裁断物の脇を接いで袋物本体の外形を形成し、前記脇を中縫いして袋物の連結部を形成し、前記連結部の幅に沿って前記裁断物を綴じて袋物の底面又は側面を形成することを特徴とする袋物の製造方法。
【請求項4】
前記2枚の裁断物の色,柄又は素材が異なることを特徴とする請求項3記載の袋物の製造方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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