説明

被測定物表面の形状測定方法及び被測定物表面の形状測定装置

【課題】本発明は、測定誤差が生じにくい被測定物表面の形状測定方法及び被測定物表面の形状測定装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、被測定物の表面に追従して変形する可撓性基板7上に複数のコイル6A〜6Qを所定間隔で配列した測定用プローブ2を用いて被測定物18の表面形状を測定するに際し、蓄積データとして各種曲率半径と誘起電圧との関係を準備し、その後、前記測定用プローブ2を前記被測定物の表面に密着させた状態で前記コイルの一つを励磁して別のコイルで誘起電圧を検出するように順次切換えて行くと共に、検出した誘起電圧を前記蓄積データの誘起電圧と対応させて励磁したコイルと誘起電圧を検出したコイル間の曲率半径を算出し、その算出結果に基づいて順次各コイルの座標を求めて被測定物の表面形状を測定するようにしたのである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は被測定物表面の形状測定方法及び被測定物表面の形状測定装置に係り、特に、曲面を有する被測定物に好適な被測定物表面の形状測定方法及び被測定物表面の形状測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、曲面を有する被測定物の表面形状を測定する形状測定装置としては、例えば特許文献1に開示のような形状測定装置が既に提案されている。この特許文献1に開示の形状測定装置は、レーザ光線を被測定物表面に照射し、反射光を捕らえて距離を測定し、これらを連続して行うことで、被測定物の表面形状を測定するものである。
【0003】
【特許文献1】特開平5−322534号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の形状測定装置は、レーザ光線を照射する照射部が被測定物から離れた位置にあるために、照射部を被測定物に対して完全に静止させた状態で測定しなければ、照射部の僅かな変位や振れによりレーザ光線の焦点が被測定物表面上を拡大して変位されてしまうので、測定誤差が生じ易い問題がある。
【0005】
本発明の目的は、測定誤差が生じにくい被測定物表面の形状測定方法及び被測定物表面の形状測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記目的を達成するために、被測定物の表面に追従して変形する可撓性基板上に複数のコイルを所定間隔で配列したプローブを用いて被測定物の表面形状を測定するに際し、蓄積データとして各種曲率半径と誘起電圧との関係を準備し、その後、前記プローブを前記被測定物の表面に密着させた状態で前記コイルの一つを励磁して別のコイルで誘起電圧を検出するように順次切換えて行くと共に、検出した誘起電圧を前記蓄積データの誘起電圧と対応させて励磁したコイルと誘起電圧を検出したコイル間の曲率半径を算出し、その算出結果に基づいて順次各コイルの座標を求めて被測定物の表面形状を測定するようにしたのである。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本発明によれば、複数のコイルを備えたプローブを被測定物表面に密着させて被測定物の表面形状を測定しているので、被測定物上でプローブが変位したり振れたりする機会は少なくなり、離れた位置から測定用のレーザ光線を照射する従来の測定方法に比べて、誤差の発生を少なくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明による一実施の形態を図1〜図3に示す被測定物表面の形状測定装置に基づいて説明する。
【0009】
本実施の形態による被測定物表面の形状測定装置1は、大きくは、測定用プローブ2を備えた測定部3と信号処理部4と表示部5とより構成されている。
【0010】
前記測定用プローブ2は、同一仕様(例えば、巻数が540回で、コイル外径が2.5mm)の複数のコイル6を一方向に所定間隔(例えば、7mm)をもって複数(例えば、18個)固定した例えばポリイミドフィルムを複数積層して構成した可撓性基板7と、この可撓性基板7のコイル取付け側に当接された例えばポリウレタンスポンジより構成された弾性体8と、この弾性体8を介して前記可撓性基板7を被測定物(図示せず)の表面に押圧して密着させる押圧手段9とで構成されている。押圧手段9は、前記弾性体8に当接する複数の伸縮腕9A〜9Cを有し、各腕は夫々押圧ばね(図示せず)を内蔵している。ところで、本実施の形態による測定用プローブ2は、ポリイミドフィルムの積層間に前記コイル6のリード線(図示せず)を配線している。また、前記弾性体8は、押圧手段9による押圧力からコイル6を保護すると共に、可撓性基板7を被測定物の表面に馴染ませる機能を有する。
【0011】
前記測定部3は、前記測定用プローブ2の各コイル6に接続され、この接続を電気的に切換えるマルチプレクサ10と、このマルチプレクサ10によって選択された前記コイル(励磁コイル)6を励磁する発振器11と、前記マルチプレクサ10によって選択された前記コイル(検出コイル)6によって検出された誘起電圧を増幅する増幅器12と、この増幅器12からの信号を変換するA/D変換器13とを備えている。
【0012】
ここで、本実施の形態による各コイル6の励磁と誘起電圧の検出パターンを図4に基づいて説明する。前記マルチプレクサ10によりコイル6Aを選択して交流電流を供給することで交流磁束を発生させ、その交流磁束は周辺の空間や被測定物を磁路として再びコイル6Aに戻る閉磁路を構成する。一方、同時に、前記マルチプレクサ10によりコイル6Cが選択され、前記被測定物を流れる磁束によって誘起される電圧を検出する。次に、コイル6Bとコイル6Dとが選択され、同様に励磁と誘起電圧の検出が行われる。このような励磁と誘起電圧の検出を、前記マルチプレクサ10によって各コイルを高速で順次切換えることで行うのである。
【0013】
前記信号処理部4は、前記マルチプレクサ10に前記コイル6の切換え信号を送信する制御装置14と、前記A/D変換器13からの信号を記憶する主記憶装置15と、主記憶装置15からの信号や蓄積されたデータに基づいて被測定物の表面形状を導き出す演算装置16とを備えている。
【0014】
さらに、表示部5は、前記演算装置16で導き出された表面形状信号を表示する表示装置17を備えている。
【0015】
上記構成の被測定物表面の形状測定装置1によって、曲面を有する被測定物の表面形状を測定する場合、まず、測定前に初期設定を行う。
【0016】
初期設定の一つは、被測定物の平坦面上における誘起電圧を基準電圧とし、例えば「ゼロ」と設定する。この設定は、形状を測定した誘起電圧(検出信号)をそのまま用いるようにしたものであるので、必ずしも「ゼロ」にする必要はない。ただし、平坦面上における誘起電圧を「ゼロ」に設定しない場合には、曲面上における誘起電圧(検出信号)と平面状における誘起電圧(検出信号)との差が、本来必要とする誘起電圧(検出信号)の値となる。
【0017】
初期設定の二つは、被検査物の表面の曲率半径と誘起電圧の関係を設定することである。具体的には、上述のように、被検査物の平坦面上における誘起電圧を基準電圧とした上で、曲率半径の異なる校正試験体を複数用意し、これら校正試験体に夫々測定用プローブ2を追従させてコイル6に誘起される電圧を測定する。尚、曲率半径の異なる校正試験体を多数用意することで、各曲率半径における誘起電圧を木目細かに測定できるので、実際に被測定物の表面形状を測定する場合、精度よく測定することができる。このようにして得られたいくつかの曲率半径における誘起電圧のデータに基づいて、図5に示すような近似式を導いた。
【0018】
このような被検査物の表面の曲率半径と誘起電圧との関係を、図6に示すモデルを用いて説明する。
【0019】
測定用プローブ2を校正試験体の平坦面上に押付けたときの励磁用のコイル6Aと距離Lを隔てた誘起電圧検出用のコイル6Cの位置を夫々点Oと点Pとし、校正試験体の曲面上に押付けたときの励磁用のコイル6Aと誘起電圧検出用のコイル6Cの位置を夫々点Oと点Qとする。そして、断面積Aの励磁用のコイル6Aを励磁することで発生する磁束をΦとし、この磁束Φが平坦面上において点Pにおける断面積Aのコイル6Cを垂直に貫く磁束Φを求める。ここで、点Oを点磁極と仮定すると、この周りの磁場は距離の2乗に反比例する。そこで、点Pにおける磁束密度をBとすると、
【0020】
【数1】

【0021】
【数2】

【0022】
となる。
【0023】
そこで、点Oと点Pを結ぶX軸と平行な線上の磁場は、Y軸方向成分のみとなる。点Pは点Oと距離を隔てているので、点P近傍の磁場は、Y軸と平行と仮定する。同様に、曲面上において点Oの磁束Φが点Qのコイル6Cを垂直に貫く磁束Φを求めると、点Qにおける磁束密度をB、変数をXとすると、
【0024】
【数3】

【0025】
【数4】

【0026】
となる。
【0027】
ここで、電磁誘導におけるレンツの法則及びファラデーの法則を適用し、夫々の位置におけるコイル6Cを貫く磁束から誘起された電圧V,Vを求める。ここで、コイル6Cの巻数をNとすると、
【0028】
【数5】

【0029】
【数6】

【0030】
となる。
【0031】
磁束変化は、誘起された電圧V,Vの差として表すことができるので、点Pと点Qにおける誘起電圧の差は、
【0032】
【数7】

【0033】
【数8】

【0034】
となる。
【0035】
また、変数Xと角度θは、点Oと点Qを通る円弧の曲率半径Rと、点Oと点Pとの距離Lを用いて表すと、
【0036】
【数9】

【0037】
【数10】

【0038】
となる。
【0039】
そして、式(9)と式(10)を式(8)に代入して整理すると、
【0040】
【数11】

【0041】
となる。
【0042】
式(11)より、コイルの巻数、面積、点Oの磁束Φの変化量を決定することにより、誘起電圧の差は、曲率半径Rの関数となる。
【0043】
ただし、実際には外乱やノイズが侵入するので、上述した多数の校正試験体を用いて導き出した近似式を採用することが望ましい。
【0044】
上述のように、初期設定された形状測定装置1によって、図7に示すような曲面を有する被測定物18の表面形状を測定する測定手順を図1及び図8に基づいて説明する。
【0045】
図8において、ステップS1〜S3は、平坦面上での基準を採るための工程であり、ステップS1,S2で図4に示すコイル6A〜6Pを順次励磁し、コイル6B〜6Qにより順次誘起電圧の測定を行う。図1では、発振器11からマルチプレクサ10へ励磁電流が送信され、同時に制御装置14からコイル6A〜6Qを高速で切換えるための切換え信号がマルチプレクサ10へ送信される。
【0046】
ステップS3は、コイルの誘起電圧の変化分だけを検出するように、平坦面上の出力をゼロとなるようバランスをとる。
【0047】
ステップS4〜S6は、被測定物の表面形状を測定する工程であり、ステップS4において、図3に示す測定用プローブ2を図7に示す凹曲面を有する被測定物18の表面に押付けて可撓性基板7を被測定物18の表面に密着させる。その後、ステップS5において、マルチプレクサ10と発振器11と制御装置14により、順次コイルを切換えて励磁と誘起電圧の測定を行う。その後、ステップS6で、検出された誘起電圧をマルチプレクサ10から増幅器12を経由して増幅し、A/D変換器13を経由して主記憶装置15に記録する。
【0048】
ステップS7は、測定の終了または継続を選択する工程で、継続する必要があれば、再びステップS4〜S6で測定を行う。測定が終了している場合には、ステップS8の工程に進み、記録した誘起電圧値から各コイルの相対位置の計算を行う。
【0049】
次に、ステップS8において誘起電圧値から各コイルの相対位置を求める方法について説明する。図4に示す励磁と誘起電圧の検出パターンと同じように、最所はコイル6Aとコイル6C、次は、コイル6Bとコイル6D、その後、コイル6Cとコイル6Eの順でコイル6A〜6Qについて座標を求める。
【0050】
コイル6Aとコイル6Cの座標の求め方を説明すると、まず、図4の励磁と誘起電圧の検出パターンにより、コイル6Aが励磁用のコイルでコイル6Cが誘起電圧検出用のコイルであることが判る。そこで、コイル6Aを座標の原点に固定し、順次全てのコイルの座標を求めることにした。コイル6Cに誘起される電圧は、前記主記憶装置15に記憶されていることにより、その電圧値を測定前に設定した曲率半径と誘起電圧の近似式に入れて演算することで、コイル間の曲率半径が算出される。実際には、コイル間には2つ以上の曲率が含まれるが、便宜上、コイル間の曲率半径を1つとする。次に、平坦面上で並べられたコイルの間隔が、演算した曲率半径の円に対する円弧に相当するので、曲率半径と円弧の長さと励磁用コイルの座標との3つの条件から誘起電圧検出用のコイルの座標が必ず1つ決まる。続いて、コイル6Bとコイル6Dは、コイル6Bの座標をコイル6Aとコイル6Cの中間として決めることで、同様な方法でコイル6Dの座標が決まる。このような手順を繰り返すことで、全てのコイル6A〜6Qの座標を求めることができる。
【0051】
ステップS9は、演算装置16で求められた各コイルの座標を2次元平面にプロットして被測定物18の形状を描画し表示する。そして、測定を終了させる。
【0052】
尚、本実施の形態において、マルチプレクサ10と制御装置14と発振器11とが、本発明によるコイルを励磁用のコイルと誘起電圧検出用のコイルとに順次切換える切換え手段に相当し、主記憶装置15が、本発明による被測定物の曲率半径と誘起電圧との関係データを蓄積するデータ蓄積手段に相当し、演算装置16が、本発明による誘起電圧検出用のコイルで検出された誘起電圧をデータ蓄積手段の蓄積データと比較してコイルの座標を演算する演算手段に相当する。
【0053】
ところで前記被測定物表面の形状測定装置1における測定用プローブ2は、図3及び図7に示すように、角度が90度前後の曲面を有する被測定物18の表面形状を測定するのに好適なように、隣接する伸縮腕9A〜9Cが角度をもって固定されているので、角度が180度前後の緩やかな曲面を有する被測定物の形状測定には不向きである。
【0054】
そこで、緩やかな曲面を有する被測定物の形状測定には、図9及び図10に示すような測定用プローブ20を用いるとよい。
【0055】
即ち、図9及び図10に示す測定用プローブ20は、複数のコイル6を配列した可撓性基板7に当接する例えばシリコンゴムからなる弾性体21と、この弾性体21に当接する複数の支持体22と、この支持体22に自在継手23を介して一端を連結された複数の伸縮腕と24、これら伸縮腕24の他端に夫々設けられた回動軸25と、これら回動軸25を同方向に回動支持する基材26とを有している。
【0056】
前記弾性体21は、押圧力による圧力がコイル6に作用しないように、コイル6を収納できる中空室21Rを有し、押圧力が可撓性基板7にのみ伝わるようにしている。また、前記支持体22は、板状体をなし、前記弾性体21に接着剤等によって接着されている。そして前記伸縮腕24は、図3に示す伸縮腕9A〜9Cと同じように、互いに摺動する2つの腕部材を有し、これら腕部材間に押圧ばねを装着している。一方、前記基材26は、前記回動軸25を回動させる軸回動部26Hと、前記回動軸25と連結された伸縮腕24を貫通する貫通溝26Gを有している。
【0057】
上記構成の測定用プローブ20によれば、各伸縮腕24の支持体22側が回動軸25を支点として揺動でき、また、各伸縮腕24と支持体22とは自在継手23を介して揺動できる。その結果、緩やかな曲面を有する被測定物の表面形状に追従して可撓性基板7を、云い代えればコイル6を馴染ませることができ、被測定物の表面形状を正確に測定することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明による被測定物表面の形状測定装置の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示す測定用プローブの一部を示す拡大斜視図。
【図3】図1に示す測定用プローブの全体を示す側面図。
【図4】図1に示す測定用プローブの各コイルでの励磁及び誘起電圧検出パターンを示す模式図。
【図5】被検査物表面の曲率半径と誘起電圧との関係を示す線図。
【図6】曲率半径と誘起電圧との関係を示すモデル図。
【図7】被測定物表面形状と測定用プローブの一部との関係を示す斜視図。
【図8】本発明による被測定物表面の形状測定方法の手順を説明するフローチャート。
【図9】測定用プローブの変形例を示す斜視図。
【図10】図9の測定用プローブの縦断面図。
【符号の説明】
【0059】
1…形状測定装置、2,20…測定用プローブ、3…測定部、4…信号処理部、5…表示部、6,6A〜6Q…コイル、7…可撓性基板、8…弾性体、9A〜9C,24…伸縮腕、10…マルチプレクサ、11…発振器、12…増幅器、13…A/D変換器、14…制御装置、15…主記憶装置、16…演算装置、17…表示装置、18…被測定物、23…自在継手、25…回動軸、26…基材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲面を有する被測定物の表面形状を測定するに際し、所定間隔をもって配列された複数のコイルを各種曲率半径を有する校正試験体に密着させて励磁と誘起電圧の測定を行い、これら測定された誘起電圧に基づいて各種曲率半径と誘起電圧との関係データを前もって蓄積しておき、その後、被測定物に前記所定間隔をもって配列された複数のコイルを密着させた状態で複数のコイルを順次切換えて励磁と誘起電圧の検出を行い、検出した誘起電圧と前もって蓄積された誘起電圧とから各コイル間の曲率半径を求めると共に、これら各コイル間の曲率半径と前記各コイルの間隔によって各コイルの座標を求め、この座標に基づいて前記被測定物の表面形状を測定することを特徴とする被測定物表面の形状測定方法。
【請求項2】
被測定物の表面に追従して変形する可撓性基板上に所定間隔をもって配列された複数のコイルを備えた測定用プローブと、この測定用プローブのコイルを励磁コイルと誘起電圧検出コイルとに順次切換える切換え手段と、前記被測定物の曲率半径と誘起電圧との関係データを蓄積するデータ蓄積手段と、前記検出コイルで検出された誘起電圧を前記データ蓄積手段の蓄積データと比較して前記コイルの座標を演算する演算手段と、この演算手段での演算結果を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする被測定物表面の形状測定装置。
【請求項3】
前記測定用プローブは、複数のコイルを配列した可撓性基板に当接する弾性体と、この弾性体に当接する複数の伸縮腕を有する押圧手段とを有していることを特徴とする請求項2記載の被測定物表面の形状測定装置。
【請求項4】
前記押圧手段は、前記弾性体に当接して支持する支持体と、この支持体に自在継手を介して一端を連結された前記複数の伸縮腕と、これら伸縮腕の他端に夫々設けられた回動軸と、これら回動軸を同方向に回動支持する基材とを有していることを特徴とする請求項3記載の被測定物表面の形状測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−300757(P2006−300757A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−123507(P2005−123507)
【出願日】平成17年4月21日(2005.4.21)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成16年度革新的実用原子力技術開発提案公募事業、産業活力再生特別措置法第30条の適用を受ける特許出願
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】