説明

装置上でデジタルビジュアルコンテンツを閲覧するためのシステム及び方法

【課題】電子装置上に表示されたマテリアルを閲覧するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】ユーザは、所与の時点においてディスプレイ上で一部分だけが閲覧可能な文書を閲覧しようとするときに、当該一部分が主画像としてディスプレイ上に表示される。次いで、当該一部分と主画像の一部ではない文書の追加のマテリアルとを含む副画像が生成される。副画像は、ユーザがスクロールするときに、副画像と主画像の両方をユーザが見えるように主画像上に重畳される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にデジタルビジュアルコンテンツの閲覧及びナビゲーションに関する。より具体的には、本発明は、デジタルビジュアルコンテンツよりも小さいディスプレイを有する装置上でのデジタルビジュアルコンテンツの閲覧及びナビゲーションに関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置上でのウェブコンテンツの閲覧は、多くの場合、ページ全体の一部分のみしか所与の時点において表示されないので問題になる可能性がある。このことは、特定の情報がコンテンツ内のどこにあるかをユーザがおおよそ知っていたとしても、ページ上の特定の情報を位置特定する作業が困難になる。コンテンツはスクリーンよりも大きいので、ユーザは、コンテンツの目的の部分を見つけたいと考えながら、文書をスクロールしてまわることを余儀なくされる。更に、ある所与の時点においてスクリーン上で見ることのできる情報の関連もまた、文書中の周囲領域がユーザに見えるようになっていないために不明確である。
【0003】
電子装置のディスプレイ上に大きなコンテンツを可視化することに関連する問題に対処する種々の試みがなされてきたが、これらの試みのいずれもがそれぞれ固有の欠点がある。従来の1つのシステムは、文書に対して2つのビューを提供する「スプリット画面」方式を実施している。このような1つのシステムには、Bitstream社によって製造されている名称「Thunderhawk」がある。しかしながら、この手法は、2つのビューの画面サイズが小さくなるといった欠点がある。また一方では、このシステムは、スクロール処理中に文書の透明な全体像を自動的には提供しない。
【0004】
文献「Context and Interaction in Zoomable User Interfaces(ズーム可能なユーザインタフェースにおける文脈と相互作用)」、Stuart Pook、Eric Lecolinet、Guy Vaysseix、Emmanuel Barillot著、Working Conference on Advanced Visual Interfaces予行集、227〜231頁、2000年5月(イタリア、パレルモ)では、ユーザに対する文書の透明な全体像を提供する概念を開示している。しかしながら、このシステムは、ユーザが文書の単一の部分に留まっている場合、及びこうした全体像が必要でもなく要求されてもいない他の場合を含む、全ての時点でこのような透明な全体像を使用する必要がある。
【0005】
より大きな画面を有する装置上では、「注目点と文脈」の両方を提供する従来形の情報可視化方法があり、すなわち、ある領域には文脈の縮小フレームビューが表示され、別の領域には読むことが可能なコンテンツが表示される。この解決策は、縮小フレームビューが画面空間の一部を占有するので、ユーザが可読コンテンツを閲覧する表示領域が完全には利用できないといった欠点がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】文献「Context and Interaction in Zoomable User Interfaces(ズーム可能なユーザインタフェースにおける文脈と相互作用)」、Stuart Pook、Eric Lecolinet、Guy Vaysseix、Emmanuel Barillot著、Working Conference on Advanced Visual Interfaces予行集、227〜231頁、2000年5月(イタリア、パレルモ)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、ユーザが文書をスクロールするときに、本明細書ではミニマップと呼ぶ透明な全体像を含むシステムを提供することにより上記問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のシステム及び方法は、従来システムに優る様々な有意な利点を提供する。閲覧されることになるコンテンツが利用可能なディスプレイよりも大きい状況で、本発明は、ユーザに文書の全体像を提供する。見慣れたコンテンツでは、ユーザは、所望の情報を容易に見出すことができる。本発明は、ユーザがコンテンツをスクロールする間では所要のミニマップがユーザに見えるようになるが、ユーザが実際のコンテンツを読んでいる可能性が高い場合には望まないミニマップがユーザには見えないようになるシステムを提供する。本発明は、ユーザが文書上の現在の位置を見る場合、及びユーザが次へ移動する可能性がある場合、従来システムよりも多くの文脈をユーザに提供する。本ミニマップはまた、特定のユーザ操作の結果として、或いは初期設定により画面全体を満たすことができる。ミニマップの透過性は、ミニマップが見えるときのメインビューの可用性を改善する。更に、ユーザがコンテンツ内をスクロール或いはパニングするときに画面空間が無駄にならない。ミニマップが周期的にのみスクロール及び更新される実施形態では、本発明の実施の所要処理電力も低減される。更に、本発明のミニマップ上での有色効果の利用は、ユーザが未だ閲覧していないコンテンツの領域をユーザが見つけることを助ける。
【0009】
本発明のこれら及び他の目的、利点並びに機能は、これらの動作の編成及び様態と共に、添付図面と関連付けられたときに以下の詳細な説明から明らかになるであろう。添付図面は、以下に説明される図面全体を通じて同じ要素が同じ符号を有する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明の実施の際に使用可能な携帯電話の斜視図である。
【図2】図2は、図1の携帯電話の電話回路の概略図である。
【図3】図3は、本発明の1つの実施形態に従ってスクロール及び/又はパンニングしている間に見ることのできるミニマップを有するウェブブラウザーの画面ショットである。
【図4】図4は、図3中の同一の文書の画面ショットであり、画面は、コンテンツの異なる部分を表示し、ミニマップは指示された量をスクロールし、ミニマップ上の矩形インジケータが移動する。
【図5】図5は、図4の画面ショットと同一のコンテンツの部分を表示した画面ショットであり、ミニマップはもはや見えない。
【図6】図6は、有色効果を利用して、文書のどの部分をユーザが既に訪問したかを示すことができる方法を例証するウェブコンテンツの画面ショットである。
【図7】図7は、本発明の1つの実施形態に従った動作ステップを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、コンテンツ自体に関連して表示されるコンテンツの透明な全体像(本明細書ではミニマップと呼ぶ)を付加することに関する。図1及び図2は、本発明を実施することができる代表的な携帯電話12を示す。しかしながら、本発明は、特定の型式の電子装置に限定されず、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、携帯電話、及びその他の装置のような装置に組み込むことができる点に留意することは重要である。本発明が多様な携帯電話12に組み込むことができる点は理解されたい。図1及び図2の携帯電話12は、ハウジング30、液晶ディスプレイ型ディスプレイ32、キーパッド34、マイク36、受話口38、バッテリー40、赤外線ポート42、アンテナ44、本発明の1つの実施形態によるUICC型式のスマートカード46、カードリーダ48、無線インタフェース回路52、コーデック回路54、制御装置56、及びメモリ58を含む。個々の回路及び要素は、当該技術分野で公知の全ての型式、例えばノキア社の携帯電話機種におけるものである。
【0012】
図3から図5は、ミニマップ100又は副画像と呼ばれるコンテンツの一部を極めて縮小した形態を示し、主文書ビュー102又は主画像と共にディスプレイ32を部分的に占めて示されている。主文書ビュー102とは、ある所与の時点においてディスプレイ32上で見ることができるウェブコンテンツの一部を意味する。本発明は、本明細書ではインターネットウェブページに関連して説明している。しかしながら、本発明は、ディスプレイ32上にその全体を表示できない事実上あらゆる型式の文書に適用可能であることは理解されるべきである。ミニマップ100は、主文書ビュー102の上に描画され、本発明の1つの実施形態によれば、ミニマップが表示されたときにミニマップの下の主文書ビューのコンテンツがミニマップを透過して目立つように半透明にレンダリングされる。ミニマップ100中に示されるウェブコンテンツの縮小部分は、主文書ビュー102中で見ることができる全てのコンテンツと、加えてその所与の時点に主文書ビュー102中で見ることができない文書の有意な量の周辺領域とを含むように選択される。1つの実施形態では、ウェブコンテンツ全体がミニマップ100中に示される。
【0013】
本発明の1つの実施形態では、主文書ビュー102で見ることができるウェブコンテンツの部分と一致する矩形フレーム104は、ミニマップ100の一部として、又はミニマップ100の上部に示されている。矩形フレーム104は、ユーザがウェブコンテンツをスクロールするに従って自動的に移動し、主文書ビュー102を変更する。ミニマップ100に示される文書の一部はまた、主文書ビューで見ることができる文書の一部と、加えて有意な量のコンテンツ周辺部とがミニマップ100で見える状態を維持するように必要に応じてスクロールされる。
【0014】
また、グラフィカルインジケータがミニマップ100上に描画され、ミニマップビューを越えてウェブコンテンツが続く方向を示すことができる。実施可能なインジケータは、限定ではないが、スクロールバー及び方向指示を含む。或いは、ミニマップ100の外側に矩形を描き、ミニマップ100中の表示に対する文書境界を示すことができる。
【0015】
本発明の1つの実施形態では、ミニマップ100は、ユーザが文書のスクロール又はパンニングしている途中でだけ見えるようになる。本明細書で使用されるように、「パンニング」とは、マウス又はスタイラスなどを使用してコンテンツの一部を「つかみ」、ある方向にコンテンツをドラッグし、ドラッグ方向にコンテンツをスクロールさせる能力を意味する。「スクロール」とは、コンテンツを適切に移動させる、コンテンツ上の方向ボタン又はインジケータの動作を指す。本発明に関連してあらゆる型のスクロール又はパニングを使用することができる。スクロールが停止すると、ミニマップ100はビューからフェードアウトし、又はある時間期間後に取り除かれる。これは、自動的機能又はユーザが選択可能及び/又は調整可能な機能とすることができる。或いは、ミニマップ100は、ユーザがコンテンツ上を長い距離移動しているとシステムが判断した場合にのみビュー中に現れ、又はフェードインする。例えば、ユーザが僅かな量だけページをスクロールした(例えば、長いテキストの段落全体を連続して読むため)場合、ミニマップ100は現れず、ユーザが連続してスクロールした場合にのみ現れる。ミニマップ100の可視性は更に、少しのインクリメント移動用に使用されるシングルクリック又は複数回クリック以外の、スクロールキー又は他のアイテムが押下されるような連続スクロールにのみ制限することもできる。この種の状況下では、ミニマップ100は、ユーザが長いテキストを読むためにゆっくりと下方向(又は上方向)にスクロールしたとき、すなわち一度に数行しかスクロールしない場合には表示されない。この機能は、ミニマップ機能が必要とされないときにはディスプレイ32上の空間を不必要に散乱させないので、場合によってはミニマップ100がテキスト読み出しを妨げる可能性がある場合に有用である。
【0016】
本発明の1つの実施形態では、新規にフォーマットされた文書のミニマップ100に僅かな淡色を適用することができる。この色付けを図6に示す。本発明の1つの実施形態では、色付けは、主文書ビュー102でユーザが既に見た文書の領域上のミニマップの色調が除去、付加又は変更される。ユーザは、この機能を利用して、既に文書のどの部分を訪れたかを判断する(例えば、大きなページの特定の情報を位置特定しようとする場合)ことができる。
【0017】
上述のように、本発明のミニマップ100は、半透明の形態で描かれる。ミニマップ100は、文書の付加的なビューである。これは、主文書ビューと同じレイアウトを有し、文書への変更を反映する。ミニマップはまた、主ビューとは異なるズームレベルを有する。本発明の1つの実施形態では、ミニマップ100は、ディスプレイ32の予め定められたコーナに位置付けられる。或いは、ミニマップ100の位置は、スクロール方向に応じて変化することができる。例えば、ユーザがビューを右にスクロールする場合、ミニマップ100は、ディスプレイ32の左側に移動する。ミニマップ100はまた、特定のユーザ操作の結果或いは初期設定でディスプレイ32全体を満たすこともできる。ミニマップ100が、主文書ビュー102上に重畳されていると呼ばれる場合は、この専門用語によりミニマップ100が主文書ビューの下にある状況も含まれると理解する必要がある点に留意されたい。また、主文書ビュー102が透明又は半透明の形態で示すことも実施可能である。
【0018】
本発明では、ディスプレイ32より大きな文書をディスプレイ32が有する場合、ユーザには、文書のコンテンツ全体の全体像が提供される。ユーザが馴染みのあるコンテンツを閲覧する場合、ユーザは、所望の情報を容易に位置特定することができる。本発明はまた、ユーザが文書上の現在の位置及び次に移動すべき場所を見るときに、付加的な文脈をユーザに提供する。
【0019】
本発明の1つの実施形態では、ミニマップ100は、周期的にのみスクロールされ更新される。この機能は、装置の電力節約及び装置の所要処理電力の削減に寄与する。これらの同じ性能要因では、ミニマップ100が文書に対して変更を直ちに反映しないようにすることもまた可能である。
【0020】
図7は、本発明の1つの実施形態により構築されたシステムの一般的動作を示すフローチャートである。ステップ200で、文書がスクリーン32上に示され、主文書ビュー102が示される。ステップ210で、ミニマップ100が生成され、主文書ビュー102上に重畳される。ステップ200及び210を同時に行うこと、或いは主文書ビュー102が現れる前にステップ210を表示することも可能である。ステップ220で、ユーザが文書をスクロールすると、矩形フレーム104が主文書ビュー102の変化を反映するように移動する。ステップ230で、ミニマップ100の様々な部分のシェーディングは、これまでにユーザが閲覧し、もはや主文書ビュー102には表示されていない文書の部分を反映する(自動的或いはユーザが設定した設定に基づき)ように変わることができる。ステップ240で、ミニマップ100はまた、ミニマップ100中に現れる文書の部分を変更するように調整することができる。他の可能性のあるオプションは、ステップ250でユーザがミニマップ機能をオン又はオフすること、並びにステップ260で、種々の設定(例えば、ミニマップ100の位置、ミニマップ100上で使用される色、及び矩形フレーム104など)を変更することを含む。
【0021】
様々な実施形態を本明細書で示し説明してきたが、本発明の広範な態様から逸脱することなく、本発明に対して変更及び修正を行うことができる点は理解されたい。例えば、限定ではないが、本発明は、携帯電話、携帯情報端末、及び他の装置などの広範な様々の電子装置に組み込むことができる。本発明はまた、表示される画像がスクリーンより大きい、壁面投影を含むより大きなスクリーン上で使用することができる。本発明はまた、テキスト文書、表計算文書、グラフィック文書、ビデオ、アニメーション、グラフ、ベクトルグラフィック、無線アプリケーションプロトコル(WAP)ページ、及び他のマテリアルなどのウェブページに加えて多くの種類の文書上で使用することができる。本発明は、3次元コンテンツでも同様に使用することができる。ミニマップ100、進捗インジケータ、及び他の機能はまた、複数の透過又は半透明層が可能な、主文書ビュー102の上及び下の複数層に組み込むこともできる。更に、LCDディスプレイを、仮想層の替わりに複数の透過物理層を生成するように、互いの上部に使用することも可能である。本発明の様々な機能が以下の請求項で定義される。
【符号の説明】
【0022】
32 ディスプレイ
34 キーパッド
42 赤外ポート
54 コーデック
52 無線インタフェース
56 制御装置
58 メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置上に表示されるマテリアルを閲覧する方法であって、
所与の時点においてディスプレイ上で一部分だけが閲覧可能な文書を準備する段階と、 前記一部分を主画像として前記ディスプレイ上に表示する段階と、
前記一部分と前記主画像の一部ではない前記文書の追加のマテリアルとを含む副画像を生成する段階と、
ユーザが文書をスクロールするときに、前記副画像と前記主画像の両方をユーザが見ることができるように、前記副画像及び前記主画像を前記ディスプレイ上に同時に表示する段階と、
を含む方法。
【請求項2】
前記副画像が、前記副画像の下に位置付けられた前記主画像のマテリアルが少なくとも部分的にユーザに見えるように透明であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項3】
前記副画像が透明ではないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項4】
前記副画像が、前記主画像よりも大きさが小さいことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項5】
前記ディスプレイ上の前記副画像の位置を調整する段階を更に含むことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項6】
以前は前記主画像の一部ではなかった前記文書上のマテリアルが前記主画像上でユーザに見えるように前記主画像を変更する段階と、
前記副画像を前記変更された主画像中で見えるマテリアルに自動的に調整する段階と、を含む請求項1の方法。
【請求項7】
以前はあったが前記変更された主画像中ではもはや見ることができない前記副画像中のマテリアルを自動的に記録する段階を更に含む請求項6の方法。
【請求項8】
前記副画像が、文書全体を含むことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項9】
電子装置上に表示されるマテリアルを閲覧するためのコンピュータプログラム製品であって、
所与の時点においてディスプレイ上で一部分だけが閲覧可能な文書を準備するコンピュータコードと、
前記一部分を主画像として前記ディスプレイ上に表示するコンピュータコードと、
前記一部分と前記主画像の一部ではない前記文書の追加のマテリアルとを含む副画像を生成するコンピュータコードと、
ユーザが文書をスクロールするときに、前記副画像と前記主画像の両方をユーザが見ることができるように、前記副画像及び前記主画像を前記ディスプレイ上に同時に表示するコンピュータコードと、
を備えるコンピュータプログラム製品。
【請求項10】
前記副画像が、前記副画像の下に位置付けられた前記主画像中のマテリアルが少なくとも部分的にユーザに見えるように透明であることを特徴とする請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項11】
前記副画像が透明ではないことを特徴とする請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項12】
前記副画像が、前記主画像よりも大きさが小さいことを特徴とする請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項13】
前記ディスプレイ上の前記副画像の位置を調整するためのコンピュータコードを更に備えることを特徴とする請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項14】
以前は前記主画像の一部ではなかった前記文書上のマテリアルが前記主画像上でユーザに見えるように前記主画像を変更し、
前記副画像を前記変更された主画像中で見えるマテリアルに自動的に調整する、
コンピュータコードを更に備える請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項15】
以前はあったが前記変更された主画像中ではもはや見ることができない前記副画像中のマテリアルを自動的に記録するコンピュータコードを更に備える請求項14のコンピュータプログラム製品。
【請求項16】
前記副画像が前記文書全体を含む請求項9のコンピュータプログラム製品。
【請求項17】
メモリユニットと、
前記メモリユニットに作動可能に接続されたプロセッサーと
ディスプレイユニットと、
を備えた電子装置であって、前記メモリユニットが、
所与の時点においてディスプレイ上で一部分だけが閲覧可能な文書を準備するコンピュータコードと、
前記一部分を主画像として前記ディスプレイ上に表示するコンピュータコードと、
前記一部分と前記主画像の一部ではない前記文書の追加のマテリアルとを含む副画像を生成するコンピュータコードと、
ユーザが文書をスクロールするときに、前記副画像と前記主画像の両方をユーザが見ることができるように、前記副画像及び前記主画像を前記ディスプレイ上に同時に表示するコンピュータコードと、
を備えるコンピュータプログラム製品を含むことを特徴とする電子装置。
【請求項18】
前記副画像が、前記副画像の下に位置付けられた前記主画像中のマテリアルが少なくとも部分的にユーザに見えるように透明であることを特徴とする請求項17の電子装置。
【請求項19】
前記副画像が透明ではないことを特徴とする請求項17の電子装置。
【請求項20】
前記副画像が、前記主画像よりも大きさが小さいことを特徴とする請求項11の電子装置。
【請求項21】
前記コンピュータプログラム製品が更に、前記ディスプレイ上の前記副画像の位置を調整するためのコンピュータコードを備えることを特徴とする請求項17の電子装置。
【請求項22】
前記コンピュータプログラム製品が更に、
以前は前記主画像の一部ではなかった前記文書上のマテリアルが前記主画像上でユーザに見えるように前記主画像を変更し、
前記副画像を前記変更された主画像中で見えるマテリアルに自動的に調整する、
コンピュータコードを備えることを特徴とする請求項17の電子装置。
【請求項23】
コンピュータプログラム製品が更に、
以前はあったが前記変更された主画像中ではもはや見ることができない前記副画像中のマテリアルを自動的に記録するコンピュータコードを備えることを特徴とする請求項22の電子装置。
【請求項24】
前記副画像が前記文書全体を含む請求項17の電子装置。
【請求項25】
メモリユニットと、
前記メモリユニットに作動可能に接続されたプロセッサーと、
を備えたモジュールであって、前記メモリユニットが、
所与の時点においてディスプレイ上で一部分だけが閲覧可能な文書を準備するコンピュータコードと、
前記一部分を主画像として前記ディスプレイ上に表示するコンピュータコードと、
前記一部分と前記主画像の一部ではない前記文書の追加のマテリアルとを含む副画像を生成するコンピュータコードと、
ユーザが前記文書をスクロールするときに、前記副画像と前記主画像の両方をユーザが見ることができるように、前記副画像及び前記主画像を前記ディスプレイ上に同時に表示するコンピュータコードと、
を備えるコンピュータプログラム製品を含むことを特徴とするモジュール。
【請求項26】
前記副画像が、前記副画像の下に位置付けられた前記主画像中のマテリアルが少なくとも部分的にユーザから見えるように透明であることを特徴とする請求項25のモジュール。
【請求項27】
前記副画像が透明ではないことを特徴とする請求項25のモジュール。
【請求項28】
前記副画像が前記主画像よりも大きさが小さいことを特徴とする請求項25のモジュール。
【請求項29】
前記コンピュータプログラム製品が更に、前記ディスプレイ上の前記副画像の位置を調整するためのコンピュータコードを備えることを特徴とする請求項25のモジュール。
【請求項30】
コンピュータプログラム製品が更に、
以前は前記主画像の一部ではなかった前記文書上のマテリアルが前記主画像上でユーザに見えるように前記主画像を変更し、
前記副画像を前記変更された主画像中で見えるマテリアルに自動的に調整する、
コンピュータコードを備えることを特徴とする請求項25のモジュール。
【請求項31】
コンピュータプログラム製品が更に、以前はあったが前記変更された主画像中ではもはや見ることができない前記副画像中のマテリアルを自動的に記録するコンピュータコードを備えることを特徴とする請求項30のモジュール。
【請求項32】
前記副画像が前記文書全体を含む請求項25のモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−38336(P2012−38336A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−228906(P2011−228906)
【出願日】平成23年10月18日(2011.10.18)
【分割の表示】特願2007−545009(P2007−545009)の分割
【原出願日】平成17年12月8日(2005.12.8)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】