説明

補剛材を有する内パッケージを備えるたばこ用パッケージ

たばこ群(4)と、たばこ群(4)の周りに折り畳まれる包装シート(22)から形成されて、たばこ群(4)を封入する内パッケージ(3)と、硬質材料から形成されて、内パッケージ(3)内に配置されてたばこ群(4)に接するU字形状の補剛材(25)と、を有するたばこ用パッケージであって、包装シート(22)は、たばこの円筒状の側壁によって形成されるたばこ群(4)の後壁又は前壁において相互に重ね合わせられて熱融着される2つのフラップ(23)を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補剛材を有する内パッケージを備えるたばこ用パッケージに関する。
【0002】
以下の説明では、単純化のために、限定されない一例として単に、ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱に対して言及がなされる。
【背景技術】
【0003】
製造しやすく、使用に実用的でかつ使いやすいものである点で、また、中のたばこを十分に保護してくれる点で、ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱は現在では市場に最も広く出回っている。
【0004】
ヒンジ式に連結された蓋を有するたばこ用硬質箱は、箔内包装シートで包装されたたばこ群によって形成された内パッケージと、この内パッケージを収容する硬質外パッケージと、を備える。外パッケージは、たばこ群を収容するとともに開放上端を有するカップ形状の容器と、開放端をそれぞれ開放し及び閉鎖する開放位置及び閉鎖位置の間で容器に対して回転するようにヒンジに沿って容器にヒンジ式に連結されたカップ形状の蓋と、を備える。
【0005】
たばこは環境に大いに影響を受ける。すなわち、たばこの有機的特徴は、大気との接触で、湿度の変化とともに(過度の湿気を失うか又は吸収することによって)、又は、たばこに含浸された揮発性物質の蒸発に起因して(特に、クローブなどのような種類の香味料で処理された芳香性のたばこの場合)、変化しやすい。たばこの状態を保つために、たばこ用箱は、従って、セロハンで包装されており、すなわち、気密性プラスチック材料の熱融着された上包装で包装されている。こうしたことは、しかしながら、特に製造後しばらくしてから箱が消費される場合、箱内にたばこを完全に保存するために必ずしも十分ではないことがある。さらに、箱が開封される際、上包装は少なくとも部分的に取り払われ、従って、たばこは大気に曝され、また、箱が開封された直後にたばこが消費されない場合、残りのたばこの有機的特徴が明らかに劣化することがある。
【0006】
この欠点を解消するための試みでは、内パッケージが気密性であって熱融着されるたばこ用硬質箱が提案されてきており、当該内パッケージは気密性外包装シートを備える。
【0007】
内パッケージが気密性包装シートを備えるたばこ用硬質箱の1つの問題は、何本かのたばこが一旦取り出されると、内パッケージは崩壊しやすく、従って、残りのたばこを抜き取ることを困難にすることである。さらに、気密性外包装シートの重ね合わせ部分が熱融着される際、たばこは、局部的変形及び/又はたばこの飛び出しを招くことがある機械的応力にさらされ、また、たばこを局所的に劣化させることがある熱応力にさらされる。
【0008】
この問題を解決するため、例えばモリンス・リミテッド(Molins Ltd)の米国特許第3999655号明細書及びハウニ・ヴェルケ・コーバー・アンド・シーオー・ケージー(HAUNI WERKE KOERBER & CO KG)の独国特許出願公開第4330006号明細書では、気密性外包装シートを折り畳んで熱融着する際に内パッケージの正確な形状を維持するとともにたばこを保護するために内パッケージ内でたばこ群の周りに、厚紙の補剛材を備える硬質カラーを差し込むことが提案されてきた。しかしながら、たばこ群の周りに内包装シートを折り畳む前にたばこ群の周りに、現在の市場に出回っているタイプの硬質カラーを配置して折り畳むことは、一般的な包装機では極めて複雑であり、その結果、このタイプの箱を製造することは、同等の一般的な包装機よりもはるかに高価で特別な包装機を必要とする。
【発明の概要】
【0009】
本発明の目的は、上記欠点を解消するように形成されると同時に、安価にかつ簡単に製造され、また、実質的に一般的な包装機で製造されることが可能なたばこ用硬質パッケージを提供することである。
【0010】
本発明によれば、添付の特許請求の範囲に記載されたたばこ用硬質パッケージが提供される。
【0011】
本発明に係る多数の限定されない実施形態は、添付の図面を参照しつつ一例として説明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るたばこ用硬質箱の閉鎖した形態における正面斜視図である。
【図2】図1に示されるたばこ用箱の開放した形態における正面斜視図である。
【図3】図1に示されるたばこ用箱の閉鎖した形態における背面斜視図である。
【図4】図1の箱の内パッケージの正面斜視図である。
【図5】図4の内パッケージの背面斜視図である。
【図6】図4の内パッケージの分解斜視図である。
【図7】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む折り畳み順序を示す斜視図である。
【図8】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む折り畳み順序を示す斜視図である。
【図9】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む折り畳み順序を示す斜視図である。
【図10】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む異なる折り畳み順序を示す斜視図である。
【図11】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む異なる折り畳み順序を示す斜視図である。
【図12】図4の内パッケージを形成するためにたばこ群の周りに内包装シートを折り畳む異なる折り畳み順序を示す斜視図である。
【図13】図4の内パッケージの補剛材の変形例を示す斜視図である。
【図14】図4の内パッケージの補剛材の変形例を示す斜視図である。
【図15】図4の内パッケージの補剛材の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1、図2及び図3において符号1はたばこ用硬質箱の全体を示しており、このたばこ用硬質箱は、硬質の厚紙から形成されたカップ形状の外容器2と、容器2内に収容されて平行六面体形状のたばこ群4を封入する内パッケージ3と、を備える。
【0014】
外容器2は、開放上端7と、開放上端7をそれぞれ開放し及び閉鎖する開放位置(図2)及び閉鎖位置(図1及び図3)の間で外容器2に対して回転するようにヒンジ9に沿って容器2にヒンジ式に連結されたカップ形状の蓋8と、を有する。
【0015】
蓋8が閉鎖位置にある時、外容器2は、相互に対向するとともに平行な上壁10及び底壁11と、対向するとともに平行な2つの大側壁12及び13と、対向するとともに平行な2つの小側壁14と、を備える矩形の平行六面体形状である。より具体的には、一方の大側壁12は外容器2の前壁12を形成しており、また、他方の大側壁13は外容器2の後壁13を形成している。側壁14と前壁12との間及び側壁14と後壁13との間に4本の縦稜15が形成されており、上壁10と前壁12、後壁13及び側壁14との間、並びに、底壁11と前壁12、後壁13及び側壁14との間に8本の横稜16が形成されている。
【0016】
箱1はまたカラー17を備えており、前記カラー17は、開放上端7から外側に部分的に突き出て蓋8が閉鎖位置にある時に蓋8の対応する内面に係合するように、U字形に折り曲げられて外容器2の内側に固定(通常は接着)されている。カラー17は、硬質の厚紙から形成されており、外容器2の前壁12に接する前壁18と、前壁18の対辺に配置されて外容器2の小側壁14に接する2つの側壁19と、を備える。
【0017】
好適な実施形態では、カラー17は、横方向に突き出る2つの突起20を有しており、前記突起20は、閉鎖位置に蓋8を保持するために蓋8の側壁に干渉して係合する。
【0018】
図7及び図8に示されるように、内パッケージ3は、気密性の熱融着プラスチック材料から形成される矩形の包装シート22を折り畳むことによって形成されており、また、たばこ群4の周りに直接的に折り畳まれてたばこに直接的に接している。内パッケージ3を形成するためにたばこ群4の周りに包装シート22がひとたび折り畳まれると、包装シート22の重ね合わせ部分を熱融着することによって内パッケージの形状は固定される。
【0019】
たばこ群4の周りに包装シート22を折り畳む方法は、図7、図8及び図9に示されており、最初に、群4のたばこフィルタによって形成されるたばこ群4の上壁、並びに、たばこ群4の円筒状の側壁によって形成されるたばこ群4の前壁及び後壁を覆うために、たばこ群4周りにU字形に包装シート22を折り畳む工程を備える。より具体的には、包装シート22は、異なる長さの2つのフラップ23、すなわち、たばこ群4の後壁に完全に載る(すなわち、後壁から突き出していない)短フラップ23aと、たばこ群4の前壁から突き出している長フラップ23bと、を形成するためにたばこ群4の周りに非対称に折り畳まれる。この時点で、図8に示されるように、包装シート22は、たばこ群4の小側壁に2つの開放端24(図8に1つのみが示される)を有する管状包装を形成するために、たばこ群4の周りにさらに折り畳まれる。より具体的には、管状包装を形成するために、長フラップ23bは、群4のたばこの先端によって形成される群4の底壁に被さって折り畳まれ、また、前もって折り畳まれた短フラップ23aに部分的に重なるように群4の後壁上に折り畳まれる。言い替えれば、短フラップ23aは、たばこ群4の後壁に最初に載っており、そして、短フラップ23aに部分的に重なるようにたばこ群4の後壁上に長フラップ23bが折り畳まれる。
【0020】
管状包装は、2つのフラップ23の重ね合わせ部分を横方向に熱融着することによって固定される。たばこ群4の後壁上(すなわち、内パッケージ3の後壁上)での2つのフラップ23の重ね合わせ部分の位置は、たばこ群4に対して包装シート22の位置を調節することによって上下に動かされることが可能であることに留意することが重要である。
【0021】
2つのフラップ23の重ね合わせ部分を熱融着することによって管状包装がひとたび固定されると、内パッケージ3を形成するためのたばこ群4の周りの包装シート22の折り畳みは、知られた方法で群4の小側壁で2つの開放端24を折り畳むことによって仕上げられる。最終的に、内パッケージ3は、たばこ群4の小側壁上での包装シート22の重ね合わせ位置に沿った2つの縦方向の熱融着(図9にのみ示される)によって固定される。
【0022】
図7、図8及び図9に示されるように、短フラップ23aは最初にたばこ群4の後壁上に載っており、そして、長フラップ23bが、短フラップ23aに部分的に重なるようにたばこ群4の後壁上に折り畳まれ、その結果、重ね合わせられた2つのフラップ23をたばこ群4の後壁に対して押し付けることによって、2つのフラップ23の重ね合わせ部分が相互に熱融着される。図10、図11及び図12に示される変形例では、管状包装を形成する際、2つのフラップ23がたばこ群4の後壁に垂直に配置されて、群4の後壁に垂直のままで(図11)重ね合わせられて熱融着され、その後、重ね合わせられて熱融着された2つのフラップ23がともに群4の後壁上に折り畳まれる。この場合、図7、図8及び図9の実施形態とは異なり、2つのフラップ23は、重ね合わせられた2つのフラップ23をたばこ群4の後壁には何ら圧力を作用させずにともに押し付けるグリッパによって熱融着される。
【0023】
図6に示されるように、内パッケージ3はU字形状の補剛材25を備えており、前記補剛材25は、硬質の厚紙(外容器2及びカラー17に用いられたものと同タイプ)から形成されており、内パッケージ3内に配置されてたばこ群4に接している。補剛材25は、群4のたばこの円筒状の側壁によって形成される後壁に接して配置される矩形の主壁26と、主壁26の長辺に接続されており、たばこの円筒状の側壁によって形成される群4の小側壁に接して配置される2つの横羽根27と、を備える。内パッケージ3が外容器2内に収容されると、従って補剛材25の主壁26は外容器2の後壁13に隣接して配置され、また、補剛材25の横羽根27は外容器2の小側壁14に隣接して配置される。
【0024】
図示されない変形例では、補剛材25の各横羽根27は上部付属物を備えてもよく、前記上部付属物は、たばこのフィルタによって形成される群4の上壁上に折り畳まれ、その結果、内パッケージ3が外容器2内に収容される際に、上部付属物は外容器2の上壁10に隣接して配置される。
【0025】
補剛材25は、内パッケージ3の形状を補強して固定し、またその結果、何本かのたばこが取り出される際に内パッケージ3が崩壊することを防止し、従って、残りのたばこを抜き取ることを困難にすることを防止する。加えて、補剛材25はまた、包装シート22の折り畳み時にたばこの適切な機械的保護を提供し、包装シート22の重ね合わせ部分の熱融着時にたばこの適切な機械的保護及び熱的保護を提供し、そして、内パッケージ3の取り扱い時にたばこの適切な機械的保護を提供する。
【0026】
図1〜図9の実施形態では、補剛材25は、たばこ群4の後壁に接して配置された矩形の主壁26を備えており、また、包装シート22の2つのフラップ23は、群4の後壁上に重ね合わせられて熱融着される。図13及び図14に示される変形例では、補剛材25の主壁26は、たばこ群4の前壁に接して配置され、また、包装シート22の2つのフラップ23は群4の前壁上に重ね合わせられて熱融着される。図13及び図14に示されるように、補剛材25の主壁26は、たばこの抜き取りに主壁26が干渉しないようにする上部窓28を有する。図13及び図14の実施形態の間の唯一の相違点は上部窓28の形状の相違である。
【0027】
説明されたように、補剛材25の2つの機能は、包装シート22の折り畳み時にたばこの適切な機械的保護を提供すること、及び、包装シート22の重ね合わせ部分の熱融着時にたばこの適切な機械的保護及び熱的保護を提供することであり、それゆえ、補剛材25の主壁26は明らかに、包装シート22の2つのフラップ23が群4の後壁上に重ね合わせられて熱融着される際に群4の後壁に接して配置されなければならず、及び、包装シート22の2つのフラップ23が群4の前壁上に重ね合わせられて熱融着される際に群4の前壁に接して配置されなければならない。
【0028】
図15に示される変形例では、補剛材25は、当該補剛材25の主壁26が、群4のたばこの先端によって形成される群4の底壁に接して配置されるように構成されている。図15の実施形態では、補剛材25の主壁26は明らかに図6、図13及び図14のものよりはるかに小さく、また、補剛材25の横羽根27は、主壁26の短辺に(すなわち、小横稜に沿って)接続されているのに対して、図6、図13及び図14の実施形態では、補剛材25の横羽根27は主壁26の長辺に(すなわち、縦稜に沿って)接続されている。
【0029】
図15の実施形態の補剛材25は、図10、図11及び図12に示される包装シート22の折り畳み時のみに好適に使用される。すなわち、たばこ群4の前壁及び後壁の保護を提供しないことによって、図15の補剛材25は、群4の前壁及び後壁に圧力/熱を作用させない図10、図11及び図12の包装シート22の折り畳み方法にのみ適している。
【0030】
図示されない異なる実施形態では、硬質の厚紙の外容器2とは対照的に、たばこ箱1は、内パッケージ3を部分的に封入して内パッケージ3の少なくとも上壁だけ開放したままにする軟質の外パッケージを備える。図示されないさらなる実施形態では、たばこ箱1は外容器2を有さずに内パッケージ3によって単独で形成される。
【0031】
説明されたように内パッケージ3は多数の利点を有している。特に、内パッケージ3は、一般的な包装機においてさえも折り畳みが極めて簡単な補剛材25によって、安価にかつ簡単に製造される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
たばこ群(4)と、
前記たばこ群(4)の周りに折り畳まれる包装シート(22)から形成されて、前記たばこ群(4)を封入する内パッケージ(3)と、
硬質材料から形成されて、前記内パッケージ(3)内に配置されて前記たばこ群(4)に接する補剛材(25)と、を備えるたばこ用パッケージ(1)であって、
前記包装シート(22)は、たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の後壁又は前壁において相互に重ね合わせられて熱融着される2つのフラップ(23)を有することを特徴とするたばこ用パッケージ(1)。
【請求項2】
2つの前記フラップ(23)は、前記たばこ群(4)の前記後壁又は前記前壁に対して相互に重ね合わせられて熱融着される請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
2つの前記フラップ(23)は、相互に重ね合わせられて熱融着されるために前記たばこ群(4)の前記後壁又は前記前壁に対して垂直に配置されており、重ね合わせられて熱融着された2つの前記フラップ(23)は前記たばこ群(4)の前記後壁又は前記前壁上にともに折り畳まれる請求項1に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記補剛材(25)はU字形状であり、前記補剛材(25)は、前記たばこ群(4)の前記後壁又は前記前壁に接して配置される矩形の主壁(26)と、前記主壁(26)の長辺に接続されており、前記たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の小側壁に接して配置される2つの横羽根(27)と、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記補剛材(25)の前記主壁(26)は、前記たばこ群(4)の前記前壁に接して配置されるとともに上部窓(28)を備える請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
前記補剛材(25)の各前記横羽根(27)は、前記たばこ群(4)の上壁上に折り畳まれる上部付属物を備える請求項4又は5に記載のパッケージ。
【請求項7】
前記補剛材(25)はU字形状であり、前記補剛材(25)は、前記たばこ群(4)の前記たばこの先端によって形成される前記たばこ群(4)の底壁に接して配置される矩形の主壁(26)と、前記主壁(26)の短辺に接続されており、前記たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の小側壁に接して配置される2つの横羽根(27)と、を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項8】
前記補剛材(25)の各前記横羽根(27)は、前記たばこ群(4)の上壁上に折り畳まれる上部付属物を備える請求項7に記載のパッケージ。
【請求項9】
前記内パッケージ(3)を部分的に封入して、前記内パッケージ(3)の少なくとも上壁を開放したままにする軟質の外パッケージを備える請求項1〜8のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項10】
前記内パッケージ(3)を収容する硬質の外容器(2)を備える請求項1〜8のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項11】
前記硬質の外容器(2)はカップ形状であり、前記硬質の外容器(2)は、開放上端(7)と、前記開放上端(7)をそれぞれ開放し及び閉鎖する開放位置及び閉鎖位置の間で当該外容器(2)に対してヒンジに沿って回転するように当該外容器(2)にヒンジ式に連結されるカップ形状の蓋(8)と、を備える請求項10に記載のパッケージ。
【請求項12】
たばこ群(4)と、
前記たばこ群(4)の周りに折り畳まれる包装シート(22)から形成されて、前記たばこ群(4)を封入する内パッケージ(3)と、
硬質材料から形成されて、前記内パッケージ(3)内に配置されて前記たばこ群(4)に接するU字形状の補剛材(25)と、を備えるたばこ用パッケージ(1)であって、
前記補剛材(25)は、たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の後壁又は前壁に接して配置される矩形の主壁(26)と、前記主壁(26)の長辺に接続されており、前記たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の小側壁に接して配置される2つの横羽根(27)と、を備えることを特徴とするたばこ用パッケージ(1)。
【請求項13】
前記補剛材(25)は、前記たばこ群(4)の前記後壁又は前記前壁に接して配置される矩形の主壁(26)と、前記主壁(26)の長辺に接続されており、前記たばこの円筒状の側壁によって形成される前記たばこ群(4)の小側壁に接して配置される2つの横羽根(27)と、を備える請求項12に記載のパッケージ。
【請求項14】
前記補剛材(25)の前記主壁(26)は、前記たばこ群(4)の前記前壁に接して配置されるとともに上部窓(28)を有する請求項13に記載のパッケージ。
【請求項15】
前記補剛材(25)の各前記横羽根(27)は、前記たばこ群(4)の上壁上に折り畳まれる上部付属物を有する請求項13又は14に記載のパッケージ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2011−510879(P2011−510879A)
【公表日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−545484(P2010−545484)
【出願日】平成21年2月6日(2009.2.6)
【国際出願番号】PCT/EP2009/051387
【国際公開番号】WO2009/098297
【国際公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【出願人】(392003937)ジー.デー ソチエタ ペル アツィオニ (102)
【氏名又は名称原語表記】G.D SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】