説明

複数系列整圧器制御システム

【課題】整圧器を複数の系列に分けて設置する複数系列整器において、各整圧器の破損の危険を可及的に防止できる複数系列整圧器制御システムを提供する。
【解決手段】複数系列に配置された複数の整圧器を制御するシステムであって、各整圧器3A、3B、3Cの開度を検出する開度検出器1A、1B、1Cと、複数の整圧器3A、3B、3Cの開度を設定圧力及び二次側圧力に基づいて調整するパイロット整圧弁7と、パイロット整圧弁7から各整圧器3A、3B、3Cに至る各流路にそれぞれ設けられて該流路を開閉操作する操作弁11A、11B、11Cと、作動状態にある整圧器の開度検出器の信号を入力して該入力値に基づいて前記操作弁の開閉制御を行なう制御手段13とを備えたことを特徴とする複数系列整圧器制御システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば都市ガスなどの管路系に設けられて、一次側の流体圧力を二次側の流体圧力に減圧し、流量変動に対して二次側の圧力の変動を抑制する整圧器に関し、より具体的には整圧器を複数の系列に分けて設置する複数系列整圧器の制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
都市ガスを供給する配管系では、ガス圧力を複数段階に分けて供給するため、ガス圧力を高圧側である一次側から低圧側である二次側に減圧する箇所には整圧器が設置される。このような整圧器は、ガバナとも呼ばれ、ガスの流量が変動しても二次側での圧力の変動は小さくなるように、弁の開度を自動的に調整する機構を備える。
【0003】
そして、単独の整圧器では流量が不足する場合には、整圧器を複数系列設け、複数の整圧器の下流圧力設定値を同じ値に設定することにより、複数の整圧器を作動させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−141199号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
整圧器は、パイロット減圧弁による設定圧力Pになる様に自動的に制御されるため、設定圧力P1の常用系が作動していれば、P1より低い設定圧力P2の予備系は停止している。また、1台の整圧器で、能力(流量)が不足する場合には、複数(常用2台以上)の整圧器を設け、複数台の常用整圧器の設定圧力を同じにすることで、大流量に対応している。
【0005】
しかしながら、複数の整圧器の設定圧力を同じ圧力に設定することは現実には難しく、また経時的な設定圧力の狂い等も生じるため、複数の整圧器の開度に差が生じ、極端な場合には特定の整圧器が全開となってしまうことも考えられる。
全開状態では、弁体が弁座から最も上方に離れた状態になり、この状態は弁体をストッパーによって機械的に拘束することによって行われる。そのため、弁体の全開状態が頻繁に行なわれたり、あるいは急速に行なわれたりすると弁体がストッパーに衝突することで破損する可能性がある。このため、一般に整圧器を選定する場合には、選定流量における開度を80%程度とすることが推奨され、容量の大きな整圧器を用いることで対応しているのが現状である。
【0006】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、整圧器を複数の系列に分けて設置する複数系列整器において、各整圧器の破損の危険を可及的に防止できる複数系列整圧器制御システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る複数系列整圧器制御システムは、複数系列に配置された複数の整圧器を制御するシステムであって、各整圧器の開度を検出する開度検出器と、前記複数の整圧器の開度を設定圧力及び二次側圧力に基づいて調整するパイロット整圧弁と、該パイロット整圧弁から前記各整圧器に駆動圧力を導入する各流路にそれぞれ設けられて該流路を開閉操作する操作弁と、作動状態にある整圧器の開度検出器の信号を入力して該入力値に基づいて前記操作弁の開閉制御を行なう制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、パイロット整圧弁の設定圧力の調整というときの、「調整」は設定、変更を含む概念である。
【0008】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、パイロット整圧弁の設定圧力を調整する調節器を有し、該調節器は制御手段の制御信号によって前記パイロット整圧弁の設定圧力を調節することを特徴とするものである。
【0009】
(3)また、上記(1)または(2)に記載のものにおいて、パイロット整圧弁を複数設け、制御手段によってこれら複数のパイロット整圧弁のうちのいずれかを作動可能に選択できることを特徴とするものである。
【0010】
(4)また、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のものにおいて、制御手段に入力されている開度検出器の情報を取得して各整圧器の作動状態を監視する遠隔監視装置を備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明においては、各整圧器の開度を検出する開度検出器と、複数の整圧器の開度を設定圧力及び二次側圧力に基づいて調整するパイロット整圧弁と、該パイロット整圧弁から前記各整圧器に駆動圧力を導入する各流路にそれぞれ設けられて該流路を開閉操作する操作弁と、作動状態にある整圧器の開度検出器の信号を入力して該入力値に基づいて前記操作弁の開閉制御を行なう制御手段とを備えたことにより、複数系列の整圧器を、ガス流量が増減した場合において、作動している整圧器の開度を全てほぼ同じ開度に保ちながら運転することが可能となり、特定の整圧器の開度が全開になることを防止でき、全開になることに起因する損傷を防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
[実施の形態1]
図1は本発明の一実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムの説明図である。本実施の形態に係る複数系列整圧制御システムは、複数系列に配置された複数の整圧器を制御するシステムであり、系列数は特に特に限定されないが、図1においては3系列(A、B、Cライン)を図示している。なお、図1において、Aラインに付属する機器及びAラインに付属する機器に関連する機器についてはこれを示す符号にAを付けて表示し、同様にB、Cラインに付属する機器等についてはこれらを示す符号にそれぞれB、Cを付けて表示している。
【0013】
本実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムのAラインには、開度検出器1Aを有する整圧器本体部3Aと、Aラインへのガスの通流を遮断する遮断弁5Aとを備えている。
Bライン、Cラインについても、図1に示されるように、Aラインに設置されている機器と同様の機器が設置されている。
また、本実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムは、整圧器本体部3A、3B、3Cの開度を、それぞれの設定圧力及び圧力計4によって検出される二次側圧力P1に基づいて調整するパイロット整圧弁7と、パイロット整圧弁7から整圧器本体部3A、3B、3Cに駆動圧力を導入するための各流路9A、9B、9Cと、各流路9A、9B、9Cのそれぞれ設けられて該流路9A、9B、9Cを開閉操作する操作弁11A、11B、11Cとを備えている。
また、二次側の圧力P1、各ラインに設置された開度検出器1A、1B、1Cの開度情報を入力して、各ラインに設置された操作弁11A、11B、11Cの開閉を制御する制御装置13と、制御装置13と信号の送受信ができるように設置された遠隔監視装置15を備えている。
以下、各装置の構成をさらに詳細に説明する。なお、各ラインに設置された機器は同一の機能のものであることから、以下の説明ではAラインに設置された機器を例に挙げて説明する。
【0014】
<整圧器本体部>
本実施の形態の整圧器本体部3Aは、いわゆるローディングタイプの整圧器であり、駆動圧力が増大すると、二次側圧力と主スプリングの合成力からなる締切力を駆動圧力が上回り、弁の開度が増大するタイプのものである。
整圧器本体部3Aには、開度を検出する開度検出器1Aが設けられており、開度検出器1Aの開度信号が制御装置13に出力できるようになっている。
【0015】
<パイロット整圧弁>
パイロット整圧弁7は、整圧器本体部3A、3B、3Cの開度を設定圧力及び二次側圧力に基づいて駆動圧力を調整し、これによって整圧器本体部3A、3B、3Cの開度を調整するものである。
パイロット整圧弁7は、設定圧力を例えばPsetに設定すると、二次側の圧力がPsetになるように駆動圧力を自律的に調整する。
パイロット整圧弁7の圧力設定は、一般的にはバネの付勢力を調整することによって行なうが、これに限られるものではない。
なお、パイロット整圧弁7には一次圧力が導入されるが、その導入流路には開閉弁16が設けられている。
【0016】
<遮断弁>
遮断弁5Aは、Aラインに設けた整圧器に異常が生じた場合などに、制御装置13の制御信号に基づいてAラインの流路を閉止するものである。
【0017】
<制御装置>
制御装置13は、二次側の圧力P1、各ラインに設置された開度検出器1A、1B、1Cの開度情報を入力して、各流路9A、9B、9Cに設置された操作弁11A、11B、11Cの開閉を制御する。
操作弁11A、11B、11Cの開閉制御方法としては、例えば当初操作弁11Aを開、操作弁11B、11Cを閉にしておき、開度検出器1Aの開度信号により、整圧器本体部3Aの開度が予め設定した開度を超えたときに、操作弁11Bを開にする。
【0018】
<遠隔監視装置>
遠隔監視装置15は、制御装置13との信号の送受信ができるように設置されるものであって、通常は整圧器が設置されているガバナステーションから離れた遠隔地に配置されている。制御装置13からは、各ラインに設置された整圧器の開度信号、設定圧力などの情報を受け取り、制御装置13に対しては、各操作弁11A、11B、11Cの制御指示ができるようになっている。
【0019】
<動作説明>
図2は本実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムの動作を説明するフローチャートである。以下、図2に基づいて本実施の形態の複数系列整圧器制御システムの動作を説明する。
ガスの流量が少ないときには、複数系列の整圧器のうちのどれか1台のみ(例えばAラインの整圧器)を作動させればよく、この場合にはパイロット整圧弁7を下流圧力がPsetとなるように設定すると共に操作弁11Aを開とし、操作弁11B、11Cを閉とする。
【0020】
上記のように設定されると、パイロット整圧弁7は二次圧力P1がPsetとなるように駆動圧力を自律的に調整して作動し、Aラインの整圧器本体部3Aの弁のみが開き、B、Cラインの整圧器本体部3B、3Cの弁は閉じたままとなり、整圧器本体部3Aの1台運転となる(S1)。
ガス流量が増加した場合は、パイロット整圧弁7からの駆動圧が大きくなり整圧器本体部3Aの開度が徐々に大きくなる。
制御装置13は、整圧器の開度があらかじめ定めた開度(Xmax)に達しているかどうかを判断し(S2)、開度(Xmax)に達していると判断した場合には、他のライン、例えばBラインの操作弁11Bを開にする信号を出力し、操作弁11Bを開にする(S3)。
これにより、流路9Bを介してパイロット整圧弁7と整圧器本体部3Bが連通し、整圧器本体部3Bに駆動圧力が導入され、Bラインの整圧器本体部3Bの開度が徐々に増大し、ガスがBラインにも流れ、これによってAラインの整圧器本体部3Aの開度が徐々に小さくなり、A、Bラインの整圧器の2台運転となる(S4)。
【0021】
さらに、ガス流量が増えた場合には、A、Bラインの整圧器本体部3A、3Bの開度が徐々に大きくなる。そして、制御装置13は、整圧器本体部3A、3Bの何れかの開度があらかじめ定めた最大開度(Xmax)に達しているかどうかを判断し(S5)、整圧器本体部3A、3Bの何れかの開度が開度(Xmax)に達していると判断したときには、Cラインの操作弁11Cを開にする信号を出力し、操作弁11Cを開にする(S6)。これにより、Cラインの整圧器本体部3Cの開度が徐々に増大し、ガスがCラインにも流れ、これによってA、Bラインの整圧器の開度が徐々に小さくなり、A、B、Cラインの整圧器の3台運転となる(S7)。
【0022】
S5の判断において、2台の整圧器本体部3A、3Bの何れの開度も開度(Xmax)に達していないと判断された場合には、制御装置13は、整圧器本体部3A、3Bの何れかの開度が予め設定した最小開度(Xmin)以下であるかどうかを判断し(S8)、いずれの整圧器本体部の開度も最小開度(Xmin)を超えている場合(NO判断の場合)には、A、Bラインの整圧器3A、3Bの2台運転を継続する(S4)。(S8)の判断において、整圧器3A、3Bの何れかの開度が最小開度(Xmin)以下であると判断された場合(YESの判断の場合)には、操作弁11Bを閉にして(S9)、再びAラインの1台運転とする(S1)。
【0023】
(S7)の3台運転中において、制御装置13は、3台の整圧器本体部3A、3B、3Cの何れかの開度が予め設定した最小開度(Xmin)以下であるかどうかを判断し(S11)、いずれの整圧器本体部の開度も最小開度(Xmin)を超えている場合(NO判断の場合)には、整圧器の3台運転を継続する(S7)。(S11)の判断において、整圧器本体部3A、3B、3Cの何れかの開度が最小開度(Xmin)以下であると判断された場合(YESの判断の場合)には、操作弁11Cを閉にして(S12)、再びA、Bラインの2台運転とする(S4)。
【0024】
なお、本実施の形態においては、最大で3台運転となることを前提としているので、(S7)の3台運転中において整圧器本体部の何れかの開度があらかじめ定めた最大開度(Xmax)に達しているかどうかを判断する動作はないが、4台以上の運転を前提とする場合には前述した(S5)と類似の判断を行うことになる。
【0025】
以上のように、本実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムによれば、複数系列の整圧器を、ガス流量が増減した場合において、作動している整圧器本体部の開度を全てほぼ同じ開度に保ちながら運転することが可能となり、特定の整圧器本体部の開度が全開になることを防止でき、全開になることに起因する損傷を防止できる。
【0026】
なお、上記の説明においては、A、B、Cの3つのラインを設ける例を示したが、本発明においては設けるライン数は特に限定されない。
また、仮にnライン設けた場合には、n−1ラインを常用ラインとし、nラインを予備ラインとして使用してもよい。予備ラインを設ける場合には、いずれのラインを予備ラインにするかを固定してもよいし、運転状況に応じて常用と非常を切り替えるようにしてもよい。
【0027】
また、上記の説明においては、制御装置13に入力される開度情報や圧力情報に基づいて自動制御が行なわれる例を示したが、遠隔監視装置15から制御装置に指示信号を入力できるようにし、これに基づいて各ラインの整圧器本体部の制御を補充的に行なえるようにしてもよい。
【0028】
また、複数台の整圧器本体部を運転している時には、先に述べた様に、全ての整圧器本体部の開度がほぼ同じになるはずであるが、整圧器本体部の開度がほぼ同じにならずに特定の整圧器本体部の開度が他の整圧器本体部に比較して予め定めた範囲を超えて異なっているような場合には、当該整圧器本体部を異常とみなして、当該整圧器本体部の上流に設けた遮断弁を閉めるようにしてもよい。
【0029】
パイロット整圧弁7の設定は、パイロット整圧弁7に対して手動によって直接設定してもよいし、パイロット整圧弁7に調節器(図示なし)を設置し、制御装置13から調節器に制御信号を出力して設定してもよいし、あるいは遠隔監視装置15に対して設定圧力値を入力し、この設定圧力値の信号を制御装置13へ送信し、さらに制御装置13から調節器に制御信号を出力して設定して設定してもよい。
なお、調節器による調節方法は、特に限定されないが、一般的にはパイロット整圧弁7のバネの付勢力を調整することで行なう。また、調節による設定圧力の決め方については、例えば、Psetのように予め決めておき、制御装置13の制御信号によりこれらの値に調節するようにすればよい。
【0030】
[実施の形態2]
図3は本発明の実施の形態2に係る複数系列整圧器制御システムの説明図であり、実施の形態1を示した図1と同一部分には同一の符号を付してある。本実施の形態に係る複数系列整圧制御システムは、実施の形態1に示したものに対してパイロット整圧弁17を追加して、パイロット整圧弁を2台にしたものである。
具体的には、一次圧力を導入する流路を2系列とし、各流路にパイロット選択弁19、21をそれぞれ設けたものである。そして、パイロット選択弁19、21は制御装置13の制御信号により、各流路を開閉する。
【0031】
上記のように構成された本実施の形態においては、常時はパイロット選択弁19を開、パイロット選択弁21を閉にすることにより、パイロット整圧弁7を常用とし、パイロット整圧弁17を予備として使用することができる。もっとも、制御装置13の制御信号により、パイロット選択弁19、21の開閉を所定の間隔で切り換えることにより、常用と予備の平準化を図ることができる。
【0032】
また、2台のパイロット整圧弁7、17の設定圧力を異なる値にしておき、パイロット選択弁19、21によって所望の設定圧力のパイロット整圧弁を選択することで、調節器を用いないで、下流圧力を切り替えることも出来る。
【0033】
なお、上記の実施の形態1、2においては、いわゆるローディングタイプの整圧器について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、いわゆるアンローディングタイプの整圧器であっても同様に適用できる。アンローディングタイプの整圧器の場合には、駆動圧力が増大すると、駆動圧力とスリーブの張力との合成力からなる締切力がスリーブを開口させようとする一次側圧力を上回り、開度が減少するという動作が行なわれる。
図4はアンローディングタイプの場合において本発明を適用した実施の形態の構成を示したものであり、図3と同一又は相当する部分には同じ符号を付してあり、各構成機器は図3に示したものと同様であり、その動作、機能も同様である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムの説明図である。
【図2】図1に示した複数列整圧器制御システムの動作説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムの説明図である。
【図4】図3に示した他の実施の形態に係る複数系列整圧器制御システムの他の態様の説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1A、1B、1C 開度検出器
3A、3B、3C 整圧器本体部
5A、5B、5C 遮断弁
7、17パイロット整圧弁
11A、11B、11C 操作弁
13 制御装置
15 遠隔監視装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数系列に配置された複数の整圧器を制御するシステムであって、各整圧器の開度を検出する開度検出器と、前記複数の整圧器の開度を設定圧力及び二次側圧力に基づいて調整するパイロット整圧弁と、該パイロット整圧弁から前記各整圧器に駆動圧力を導入する各流路にそれぞれ設けられて該流路を開閉操作する操作弁と、作動状態にある整圧器の開度検出器の信号を入力して該入力値に基づいて前記操作弁の開閉制御を行なう制御手段とを備えたことを特徴とする複数系列整圧器制御システム。
【請求項2】
パイロット整圧弁の設定圧力を調整する調節器を有し、該調節器は制御手段の制御信号によって前記パイロット整圧弁の設定圧力を調節することを特徴とする請求項1に記載の複数系列整圧器制御システム。
【請求項3】
パイロット整圧弁を複数設け、制御手段によってこれら複数のパイロット整圧弁のうちのいずれかを作動可能に選択できることを特徴とする請求項1または2に記載の複数系列整圧器制御システム。
【請求項4】
制御手段に入力されている開度検出器の情報を取得して各整圧器の作動状態を監視する遠隔監視装置を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の複数系列整圧器制御システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−301257(P2009−301257A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−153814(P2008−153814)
【出願日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(000004123)JFEエンジニアリング株式会社 (1,044)
【Fターム(参考)】