説明

視聴反応共有システム、視聴反応管理サーバ及び視聴反応共有方法

【課題】TV番組の視聴時の反応データを収集して、反応結果に応じて反響音データの種類と音量を決め、当該TV番組を視聴するユーザに対して送信することにより、個々のユーザに他の視聴者の反響を伝える技術を提供すること。
【解決手段】パソコンで地上波ディジタル放送を受信し、TV視聴をする際に、ユーザが感じた感嘆の種類と程度をインターネットを通じてサーバに送信し、サーバではこれを番組情報とともに集計する。そして、ユーザ端末から集計結果を定期的に照会し、集計結果が一定の閾値を超えるときは、反響音データをサーバからユーザ端末に送信し、ユーザ端末で音声を再生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視聴反応共有システム、視聴反応管理サーバ及び視聴反応共有方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上波ディジタル放送サービスがパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)で視聴できる技術が提供されている。このとき、パソコンはディジタル放送受信機として機能する。ディジタル放送受信機において、当該ディジタル放送の受信中の番組の番組番号等の受信情報を記憶部に記憶する仕組みが既に開示されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
一方、録画された動画をサーバから再生する際に、視聴の評価を投稿する仕組みが実用化されている(例えば、非特許文献1)。
【特許文献1】特開平11−308580号公報
【非特許文献1】グフフ動画(@nifty),http://gufufu.nifty.com/
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パソコンでTV番組を視聴する機会が増加したことに伴い、パソコンをディジタル放送受信機として使用する際、パソコンの有する情報共有機能を活かし、TV番組視聴時の感動を共有することができれば、通常は個人で楽しむTV番組を、他の大勢の人の反響を感じながら視聴することができる。そして、この反響を音声により出力すれば、TV番組自体で放送される音声等とは別の臨場感を味わうことができる。
【0005】
そこで、本発明は、TV番組の視聴時の反応データを収集して、反応結果に応じて反響音データの種類と音量を決め、当該TV番組を視聴するユーザに対して送信することにより、個々のユーザに他の視聴者の反響を伝える技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、TV番組を視聴するユーザが感じた反応すなわち感嘆の種類とその程度を、インターネットを通じて収集し集計することにより、集計結果に応じた音声データを即時にユーザに送信する仕組みを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、具体的には次のようなものを提供する。
【0007】
(1)TV番組視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバと、インターネットを介し前記視聴反応管理サーバに接続されたTV放送を受信可能な端末とを含むシステムであって、
前記端末は、前記TV放送に係るTV番組の情報を前記視聴反応管理サーバに送信する番組情報送信手段と、前記TV番組を視聴時の感嘆度を入力する感嘆度入力手段と、前記入力された感嘆度に係る情報を前記視聴反応管理サーバに送信する感嘆データ送信手段と、前記TV番組の視聴に係る反響音データの送信要求を前記視聴反応管理サーバに送信する反響音データ要求送信手段と、前記視聴反応管理サーバから反響音データを受信する反響音データ受信手段と、前記受信した反響音データの音声を出力する反響音出力手段とを備え、
前記視聴反応管理サーバは、前記端末から送信された前記TV番組の情報を受信する番組情報受取手段と、前記端末から送信された前記感嘆度に係る情報を受信する感嘆データ受取手段と、前記感嘆データ受取手段で受信した感嘆度に係る情報を前記番組情報受取手段により受信したTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計手段と、前記端末から送信された反響音データの送信要求を受信する反響音データ要求受取手段と、前記反響音データ要求受取手段により受信した反響音データの送信要求に応じて、前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音を決定する反響音決定手段と、前記反響音決定手段により決定した反響音に係る反響音データを前記端末に送信する反響音データ出力手段とを備えることを特徴とする視聴反応共有システム。
【0008】
本発明のこのような構成によれば、TV番組を視聴する者が視聴時に感じた感嘆度をインターネットを通じて収集して集計し、集計結果に応じた反響音データを視聴者に伝えることができるので、視聴者はTV番組を視聴すると同時に他の視聴者の反響を音声で聞くことができ、臨場感や一体感を味わうことができる。
【0009】
(2)前記TV放送はディジタル放送であることを特徴とする(1)に記載の視聴反応共有システム。
【0010】
本発明のこのような構成によれば、(1)の発明を、地上波ディジタル放送やBSディジタル放送によるTV番組の視聴に利用することができるので、現在既に利用可能なTV放送について実施することができる。また、今後新たなデジタル放送が出現しても本発明を利用することができる。
【0011】
(3)前記反響音データの送信要求は、所定の時間間隔で反響音データ要求送信手段により送信されることを特徴とする(1)または(2)に記載の視聴反応共有システム。
【0012】
本発明のこのような構成によれば、自動的に端末からサーバに対して反響音データの送信要求が送信されるので、必要とされる端末に対するサーバからの反響音データの送信を漏れることなく行うことができる。
【0013】
(4)前記感嘆度入力手段により行われる感嘆度の入力は、感嘆の種類と程度を指定して行われることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の視聴反応共有システム。
【0014】
本発明のこのような構成によれば、視聴時に感じた感嘆の種類と程度を指定して入力することができるので、様々な感嘆をその大きさとともに入力することができ、視聴者の気持ちに合致する情報の入力を行うことができる。
【0015】
(5)前記感嘆データ集計手段は、前記感嘆度に係る情報を該感嘆の種類と程度とに応じて集計し、前記反響音決定手段は、前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音の種類と音量とを決定することを特徴とする(4)に記載の視聴反応共有システム。
【0016】
本発明のこのような構成によれば、集計された感嘆の種類により反響音の種類を、感嘆の程度により反響音の音量をそれぞれ決定するので、多数の人の感嘆の程度が大きければ大きな音の反響音となる等、人間の感性に合った反響音とすることができる。
【0017】
(6)前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類と音量とに応じて予め作成した音声ファイルを選択することにより行うことを特徴とする(5)に記載の視聴反応共有システム。
【0018】
本発明のこのような構成によれば、反響音の種類と音量に応じて予め音声ファイルを作成しておき、それを選択することにより反響音を決定することができるので、反響音の決定を容易に行うことができる。
【0019】
(7)前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類に応じて予め作成した音声ファイルを反響音の音量に応じて加工することにより行うことを特徴とする(5)に記載の視聴反応共有システム。
【0020】
本発明のこのような構成によれば、反響音の種類に応じて予め作成した音声ファイルを反響音の音量に応じて加工するので、音量の程度が連続的に変化する場合であっても反響音データを作成することができる。
【0021】
(8)前記反響音決定手段による反響音の決定は、2以上の反響音の種類に係る反響音データに基づいて生成することにより行うことを特徴とする(5)に記載の視聴反応共有システム。
【0022】
本発明のこのような構成によれば、例えば、拍手と歓声のような異なる種類の反響音を合わせた反響音を生成することができるので、予め基本となる反響音を作成しておき、それらを組み合わせて多種多様な反響音を生成することができる。
【0023】
(9)(1)から(8)のいずれかに記載の視聴反応共有システムに含まれる視聴反応管理サーバ。
【0024】
本発明のこのような構成によれば、この視聴反応管理サーバを用いて(1)から(8)のいずれかに記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0025】
(10)TV番組視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバと、インターネットを介し前記視聴反応管理サーバに接続されたTV放送を受信可能な端末とにより行う方法であって、
前記端末が、前記TV放送に係るTV番組の情報を前記視聴反応管理サーバに送信する番組情報送信ステップと、
前記端末が、前記TV番組を視聴時の感嘆度の入力を受け付ける感嘆度入力ステップと、
前記端末が、前記入力された感嘆度に係る情報を前記視聴反応管理サーバに送信する感嘆データ送信ステップと、
前記端末が、前記TV番組の視聴に係る反響音データの送信要求を前記視聴反応管理サーバに送信する反響音データ要求ステップと、
前記端末が、前記視聴反応管理サーバから反響音データを受信する反響音データ受信ステップと、
前記端末が、前記受信した反響音データを音声として出力する反響音出力ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された前記TV番組の情報を受信する番組情報受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された前記感嘆度に係る情報を受信する感嘆データ受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記受信した感嘆度に係る情報を前記受信したTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された反響音データの送信要求を受信する反響音データ要求受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記反響音データの送信要求に応じて、前記集計された結果に基づいて反響音を決定する反響音データ決定ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記決定した反響音に係る反響音データを前記端末に送信する反響音データ送信ステップとを備えることを特徴とする視聴反応共有方法。
【0026】
本発明のこのような構成によれば、(1)に記載の発明を端末とサーバを用いて実現するので、(1)と同様の効果を奏することができる。
【0027】
(11)TV番組の視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバであって、前記TV番組の情報を受け取る番組情報受取手段と、前記TV番組の視聴に係るユーザの感嘆度に係る情報の入力を受ける感嘆データ受取手段と、前記感嘆データ受取手段で入力を受けた感嘆度に係る情報を前記番組情報受取手段により入力を受けたTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計手段と、前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音を決定する反響音決定手段と、前記反響音決定手段により決定した反響音に係る反響音データを出力する反響音データ出力手段とを備えることを特徴とする視聴反応管理サーバ。
【0028】
本発明のこのような構成によれば、サーバにより(1)と同様の効果を奏することができる。
【0029】
(12)前記感嘆データ受取手段により入力を受ける感嘆度に係る情報は、感嘆の種類と程度を含むものであることを特徴とする(11)に記載の視聴反応管理サーバ。
【0030】
本発明のこのような構成によれば、サーバにより(4)と同様の効果を奏することができる。
【0031】
(13)前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類と音量とに応じて予め作成した音声ファイルを選択することにより行うことを特徴とする(11)に記載の視聴反応管理サーバ。
【0032】
本発明のこのような構成によれば、サーバにより(6)と同様の効果を奏することができる。
【0033】
(14)前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類に応じて予め作成した音声ファイルを反響音の音量に応じて加工することにより行うことを特徴とする(11)に記載の視聴反応管理サーバ。
【0034】
本発明のこのような構成によれば、サーバにより(7)と同様の効果を奏することができる。
【0035】
(15)前記反響音決定手段による反響音の決定は、2以上の反響音の種類に係る反響音データに基づいて生成することにより行うことを特徴とする(11)に記載の視聴反応管理サーバ。
【0036】
本発明のこのような構成によれば、サーバにより(8)と同様の効果を奏することができる。
【発明の効果】
【0037】
この発明によれば、同じTV番組を同時に視聴する他の視聴者の反響を音声で聞くことができるので、単にTV番組を視聴するだけでは得られない臨場感や一体感を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0039】
(第1の実施形態)
[全体構成]
図1は、視聴反応共有システムの全体構成を示す図である。視聴反応共有システムは、視聴反応管理サーバ1と、ユーザ端末20と、これらを接続するためのインターネット30とから構成される。なお、視聴反応共有システムには含まれないが、TV番組を放送する放送局40も図1には示している。
【0040】
視聴反応管理サーバ1は、ユーザ端末20から送信されるTV放送に係るTV番組の情報を受信する番組情報受取手段2と、同じくユーザ端末20から送信される感嘆度に係る情報を受信する感嘆データ受取手段3と、感嘆データ受取手段3で受信した感嘆度に係る情報を番組情報受取手段2により受信したTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計手段4と、ユーザ端末20から送信される反響音データの送信要求を受信する反響音データ要求受取手段5と、反響音データ要求受取手段5により受信した反響音データの送信要求に応じて、感嘆データ集計手段4による集計結果に基づいて反響音を決定する反響音決定手段6と、決定した反響音に係る反響音データをユーザ端末20に送信する反響音データ出力手段7とを備える。
【0041】
ユーザ端末20は、インターネット30を介して視聴反応管理サーバ1に接続されており、放送局40から放送される地上波ディジタル放送を受信するディジタル放送受信手段21と、受信した地上波ディジタル放送のTV番組を出力するTV番組出力手段22と、視聴するTV番組の情報を前記視聴反応管理サーバに送信する番組情報送信手段23と、TV番組を視聴時の感嘆度の入力を受け付ける感嘆度入力手段24と、感嘆度入力手段24で入力された感嘆度に係る情報を前記視聴反応管理サーバ1に送信する感嘆データ送信手段25と、TV番組の視聴に係る反響音データの送信要求を視聴反応管理サーバ1に送信する反響音データ要求送信手段26と、視聴反応管理サーバ1から反響音データを受信する反響音データ受信手段27と、反響音データ受信手段27で受信した反響音データの音声を出力する反響音出力手段28とを備える。
【0042】
[視聴反応管理サーバのハードウェア構成図]
図2は、本実施形態に係る視聴反応管理サーバ1のハードウェア構成を示す図である。視聴反応管理サーバ1は、制御部60を構成するCPU(Central Processing Unit)61(マルチプロセッサ構成ではCPU62等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン50、通信I/F(I/F:インターフェイス)63、メインメモリ64、BIOS(Basic Input Output System)65、表示装置66、I/Oコントローラ67、並びにキーボード及びマウス等の入力装置68を備える。
【0043】
制御部60は、視聴反応管理サーバ1を統括的に制御する部分であり、ハードディスク70(後述)に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
【0044】
通信I/F63は、視聴反応管理サーバ1が、インターネット30(図1)を介してユーザ端末20(図1)から各種の情報を受け取ったり、またユーザ端末20へ反響音データを送信したりする場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F63は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0045】
BIOS65は、視聴反応管理サーバ1の起動時にCPU61が実行するブートプログラムや、視聴反応管理サーバ1のハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
【0046】
表示装置66は、ブラウン管表示装置(CRT)、液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置を含む。
【0047】
I/Oコントローラ67には、ハードディスク70、及び半導体メモリ71等の記憶装置72を接続することができる。
【0048】
入力装置68は、視聴反応管理サーバ1の管理者による入力の受け付けを行うものである。
【0049】
ハードディスク70は、本ハードウェアを視聴反応管理サーバ1として機能させるための各種プログラム、本発明の機能を実行するプログラム及び後述するテーブルを記憶する。なお、視聴反応管理サーバ1は、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
【0050】
以上、視聴反応管理サーバ1のハードウェア構成について主に説明したが、コンピュータに、プログラムをインストールして、そのコンピュータを視聴反応管理サーバ1として動作させることにより上記で説明した機能を実現することもできる。したがって、本発明において一実施形態として説明した視聴反応管理サーバ1により実現される機能は、上述の方法を当該コンピュータにより実行することによって、あるいは、上述のプログラムを当該コンピュータに導入して実行することによっても実現可能である。
【0051】
なお、本発明でいうコンピュータとは、記憶装置、制御部等を備えた情報処理装置をいい、視聴反応管理サーバ1は、記憶装置72、制御部60等を備えた情報処理装置により構成され、この情報処理装置は、本発明のコンピュータの概念に含まれる。
【0052】
番組情報受取手段2、感嘆データ受取手段3、感嘆データ集計手段4、反響音データ要求受取手段5、反響音決定手段6、及び反響音データ出力手段7には主に制御部60が主として対応する。
【0053】
以上、視聴反応管理サーバ1のハードウェア構成について説明したが、本発明において、ユーザ端末20も同様のハードウェア構成により実現可能である。
【0054】
[ユーザ端末表示画面]
図3は、ユーザ端末表示画面を示す図である。ユーザ端末表示画面80には、TV番組画面81とTV番組感嘆度入力画面82が表示されている。TV番組画面81には地上波ディジタル放送されたTV番組が出力されている。地上波ディジタル放送を受信するためのチューナーを備えたユーザ端末20で所定のTV番組の受信操作をすることにより表示可能である。
【0055】
TV番組感嘆度入力画面82には、視聴時の感嘆度に応じて、感嘆の種類と程度をマウス操作で入力できるようになっている。図3においては、「拍手」、「スゲェ」、「ヤバイ」、「笑い」の4種類の感嘆が入力可能となっている。各感嘆については、感嘆の程度が入力可能となっており、スライド入力部94をマウスポインタ95で操作することにより程度1〜5の5段階の入力が可能である。程度1は小、程度5は大に対応している。ユーザは、スライド入力部94で好みの程度を選択し、その後「拍手」入力ボタン90等のボタンをクリックすることで、感嘆度の入力を行う。なお、感嘆の種類は上記4種類に限られるものではなく、また感嘆の程度も1〜5の5段階に限られるものではない。
【0056】
TV番組感嘆度入力画面82は、ユーザが視聴反応管理サーバ1に設けられた本サービスを提供するWebサイトにアクセスすることによりユーザ端末20に表示される。その際、ログイン手続を設けてもよいし、また、単に当該Webサイトにアクセスするだけで表示されるようにしてもよい。
【0057】
[感嘆データ集計テーブル]
図4は、感嘆データ集計テーブルを示す図である。感嘆データ集計テーブルは、TV番組ごとに作成され、ユーザ端末20から送られた感嘆データを、種類別及び程度別に集計した結果が示されている。
【0058】
図4(a)は、感嘆データの集計結果を人数で表示した感嘆データ集計テーブルを示す図である。これによると、「拍手」を程度1で入力した人が400人、程度2で入力した人が500人いることがわかる。最も多い入力がったのは、「スゲェ」を程度3で入力した人で、全部で1,000人いる。
【0059】
図4(b)は、感嘆データの集計結果を比率で表示した感嘆データ集計テーブルを示す図である。各人数を、全体の人数で割った比率を表示している。したがって、図4(b)は図4(a)に基づいて生成可能である。感嘆の種類別に、最も入力の多かった程度(比率)を太枠で囲んである。この感嘆の種類の中で最も大きい程度の比率に基づいて反響音の決定を行う。
【0060】
ここで、感嘆データ集計テーブル(図4(a))を集計する仕方について説明する。感嘆度の入力はユーザにより区々の時間に行われる。そして、ユーザはある場面である感嘆をしても、場面が変わればその感嘆が持続するとは限らない。そこで、ユーザが入力した感嘆の効果は一定の時間のみ有効なものとする。例えば、3秒とか5秒と設定することができる。
【0061】
[感嘆度の入力]
図5は、ユーザの入力状況を示す図である。各ユーザについて、入力後、効果を認める一定時間(例えば、3秒間)を線分で示したものである。線分の左端が入力時点を表す。線分の右端を過ぎると効果は消滅する。したがって、集計される人数は、集計する時点によって異なる。最下欄に、それぞれの時間における集計人数の推移を示している。
【0062】
図6は、ユーザの入力状況の記録を示す図である。各ユーザが入力した感嘆の種類と程度が、入力時間、ユーザ名とともに記録されている。なお、ユーザ名は特に記録する必要はない。ここでは、すべてのユーザの入力が記録されるので、集計する場合は、感嘆の種類と程度に分けて行う必要がある。
【0063】
人数集計は、ユーザ端末20から反響音データの送信要求を受信した時点で行う。この送信要求は各ユーザからそれぞれ行われるので、各ユーザによって集計結果は異なる。例えば、図5において、ユーザAが感嘆度を入力してからユーザBが感嘆度を入力するまでの間に反響音データの送信要求をしたユーザに対しては、集計された人数は2人となる。そして、ユーザBが感嘆度を入力した直後に反響音データの送信要求をしたユーザに対しては、集計された人数は3人となる。感嘆の種類と程度に応じてこれらを集計すると感嘆データ集計テーブル(図4(a))を作成することができる。
【0064】
なお、ここでは単に人数を集計するだけとしたが、例えば、感嘆度の入力時間からの経過時間に応じて重みをつけて集計するようにしてもよい。例えば、感嘆度の入力が行われた時点から5秒間で感嘆の効果が直線的に減少すると仮定し、t秒経過後の人数換算値を次の式で表す。但し、tは、0以上5以下である。
【数1】

【0065】
このようにして集計すると、感嘆度の入力が行われた時間と、反響音データの送信要求がされた時間の差を考慮した人数を集計することができる。しかし、この人数換算値は、上記の方法に限られるものではなく、経過時間tの関数として計算できるものであればどのようなものであってもよい。適宜目的に合わせて関数を設定すればよい。
【0066】
図7は、感嘆度の入力後の経過時間に応じた人数換算値の推移を示す図である。
【0067】
[反響音ファイルテーブル]
図8は、反響音ファイルテーブルを示す図である。音声ファイルテーブルには、感嘆の種類と程度に応じて予め作成した反響音ファイルのファイル名が保有されている。ファイル名のみでなく、ファイルの場所を示す情報も一緒に保有するようにしてもよい。
【0068】
[反響音データの合成]
図9は、反響音データを示す図である。図9(a)には反響音データA、図9(b)には反響音データBを示しており、図9(c)には反響音データAと反響音データBを合成したものを示している。
【0069】
例えば、反響音データは、感嘆データ集計テーブル(図4(b))で、最も比率の高い感嘆の種類と程度に対応する反響音データを選択してもよいが、そのようにすると、図4(b)の例では、「スゲェ」の程度3(16.8%)に対応する反響音データが選択され「拍手」の程度3(15.1%)については、ほぼ同程度の比率であるにもかかわらず、これに対応する反響音データは選択されない。そこで、このような場合、両方の反響音データを合成して、新たな反響音データを作成することもできる。図9は、そのような例を示したものである。
【0070】
図9では2つの反響音データを単純に加算したが、集計された比率に応じて重みをつけて反響音データを加算するようにしてもよい。
【0071】
[視聴反応共有システムの処理フロー]
図10は、視聴反応共有システムの処理フローを示す図である。
【0072】
最初に、TV番組の視聴について説明する。
【0073】
S1:ユーザ端末20で地上波ディジタル放送のTV番組の視聴を開始する。ここでユーザ端末20は、ディジタル放送受信手段21及びTV番組出力手段22として機能する。
【0074】
S2:番組の識別情報をユーザ端末20内の記憶装置に記録する。例えば、ユーザ端末20がパソコンであれば、クッキー等に記録することができる。視聴するTV番組が変われば記録した番組の識別情報を更新する。
【0075】
次に感嘆度の入力について説明する。
【0076】
S3:ユーザ端末20から視聴反応管理サーバ1にアクセスをする。具体的には、視聴反応管理サーバ1上にある本サービスを提供するWebサイトにアクセスをする。
【0077】
S4:視聴反応管理サーバ1が、ユーザ端末20に対してTV番組感嘆度入力画面82(図3)を送信する。
【0078】
S5:ユーザ端末20は、送信されたTV番組感嘆度入力画面82を表示する。こうすることにより、感嘆度の入力と、反響音の送信要求が可能となる。
【0079】
S6:ユーザ端末20は、ユーザからTV番組視聴時の感嘆度についてTV番組感嘆度入力画面82から入力を受ける。ここでユーザ端末20は、感嘆度入力手段24として機能する。
【0080】
S7:ユーザ端末20は、記憶装置から現在視聴中のTV番組の番組情報を読み出す。なお、この番組情報はチャンネル情報であってもよい。TV番組視聴時の感嘆を共有するための仕組みであるので即時性があり、チャンネルが特定されれば視聴中の番組も特定されるからである。したがって、本発明において番組情報はチャンネル情報を含むものとする。
【0081】
S8:入力された感嘆度を表す感嘆データとともに視聴反応管理サーバ1に送信する。ここでユーザ端末20は、番組情報送信手段23及び感嘆データ送信手段25として機能する。
【0082】
S9:視聴反応管理サーバ1は、送信された番組情報と感嘆データとを受信する。ここで、視聴反応管理サーバ1は、番組情報受取手段2及び感嘆データ受取手段3として機能する。
【0083】
S10:視聴反応管理サーバ1は、受信した番組情報と感嘆データとを受信時間とともに記録する。
【0084】
次に、反響音の再生について説明する。
【0085】
S11:ユーザ端末20は、記憶装置から番組情報を読み出す。
【0086】
S12:ユーザ端末20は、番組情報と反響音データの要求とを視聴反応管理サーバ1に送信する。S11〜S12の処理は、例えば、0.1秒等の一定のタイムインターバルで、自動的にユーザ端末20で行われる。ここで、ユーザ端末20は、番組情報送信手段23及び反響音データ要求送信手段26として機能する。番組情報はその都度記憶装置から読み出すのではなく、メモリー上に保持しておき、それを用いるようにしてもよい。
【0087】
その場合、視聴するTV番組が変われば、番組情報の記録のみならず、メモリー上に保持されている番組情報も更新する必要がある。また、例えば、10秒に1回程度(0.1秒のタイムインターバルの場合は、100回のタイムインターバルごとに)記憶装置から読み出してメモリー上に保持された番組情報をリフレッシュするようにしてもよい。そうすると記憶装置からの読出し回数が大幅に削減できると同時に、実用上もあまり問題を生じない。
【0088】
S13:視聴反応管理サーバ1は、ユーザ端末20から送信された番組情報と反響音データの要求とを受信する。ここで、視聴反応管理サーバ1は、番組情報受取手段2及び反響音データ要求受取手段5として機能する。
【0089】
S14:視聴反応管理サーバ1は、受信した番組情報と反響音データの要求とに基づいて、記録した当該番組情報に係る感嘆データを読み出す。
【0090】
S15:視聴反応管理サーバ1は、読み出した感嘆データを集計する。ここで、視聴反応管理サーバ1は、感嘆データ集計手段4として機能する。
【0091】
S16:視聴反応管理サーバ1は、感嘆データの集計結果に基づいて反響音を決定する。ここで、視聴反応管理サーバ1は、反響音決定手段6として機能する。この決定は、予め作成した反響音データを選択することによってもよいし、それらを組み合わせて新たな反響音データを合成してもよい。
【0092】
また、予め作成した複数の反響音データを組み合わせる場合、感嘆データの集計結果が一定の閾値を超えるものについて行うようにすることができる。例えば、各感嘆の種類において、最も比率の高い程度を選択し、それらのなかから5%を超えるものを選んで、対応する反響音を合成するようにする等である。
【0093】
TV番組のある場面においても、多くの人は「拍手」を選択しても、「笑い」を選択する人もいる。その場合、「拍手」のみの反響音とするのか、「拍手」と「笑い」の合成した反響音とするのかは、比率が所定の閾値を超えているか否かで判断する。例えば、「笑い」の比率が5%を超えている場合には、「拍手」と「笑い」を合成し、5%以下の場合は「笑い」は合成の対象としないようにすることができる。いろいろな反響音が混在していることにより臨場感が増すからである。一定の閾値を設けるのは、すべての感嘆について反響音を合成すると、雑音に近づく可能性があると考えられるからである。
【0094】
S17:視聴反応管理サーバ1は、決定した反響音データをユーザ端末20に送信する。ここで、視聴反応管理サーバ1は、反響音データ出力手段7として機能する。
【0095】
S18:ユーザ端末20は、送信された反響音データを受信する。ここで、ユーザ端末20は、反響音データ受信手段27として機能する。
【0096】
S19:ユーザ端末20は、反響音データに基づき反響音を出力する。この反響音は、TV番組の音声とは別のチャンネルから出力される。ここで、ユーザ端末20は、反響音出力手段28として機能する。
【0097】
このようにすると、他のユーザの入力した感嘆度が即時に反映された反響音を、視聴者は聞くことができる。これによって、放送されるTV番組の各場面に対応して、殆ど即時に他の大勢のユーザの反響を楽しむことができる。
【0098】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、感嘆データの集計結果に基づき、各程度に対応して予め作成した反響音データを用いることとしたが、第2の実施形態では、感嘆の種類に応じて基本的な反響音データを作成しておき、程度に応じてそれを加工するようにする。
【0099】
図11は、反響音データの加工を示す図である。図11(a)は、予め作成した、程度5に相当する基本形の反響音データを示す図である。図11(b)は、基本形に基づき、程度3に加工した反響音データを示す図である。同じ波形を保ちながら振幅のみが程度に応じて縮小されている。
【0100】
このようにすることで、予め作成する反響音データの数を少なくすることができるうえ、入力する感嘆の程度も1〜5の離散値ではなく、任意の程度を入力することができる。
【0101】
また、第1の実施形態では、感嘆データの集計を、ユーザ端末からの反響音データ送信要求を受信してから行ったが、本実施形態では、サーバ側で、一定のタイムインターバルで集計をしておき、ユーザ端末から反響音データ送信要求を受信したとき、直近の集計結果を送信するようにしてもよい。このような方法にすれば、ユーザ端末からの反響音データ送信要求の件数が増えると、受信の都度集計するより、集計処理の回数が少なくて済むというメリットがある。
【0102】
本実施形態は、上記で説明した点以外は、第1の実施形態と同様である。
【0103】
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態では感嘆度を入力するユーザ端末20でTV番組の視聴をすることを前提としたが、TV番組の視聴はユーザ端末20とは異なるTV受信機で行ってもよい。
【0104】
図12は第3の実施形態に係る視聴反応共有システムの全体構成を示す図である。この場合、TV受信機41で視聴する番組(またはチャンネル)をユーザ端末20は知ることができない。そこで、感嘆度を入力する際、チャンネル情報(具体的にはチャンネル番号)も入力するようにする。そのため、番組情報入力手段29が新たにユーザ端末20に加わっている。TV番組の視聴は数10分間以上続くのが普通なので、ユーザがこの視聴反応共有システムを利用するとき、画面上にチャンネルボタンを表示し、最初に視聴するチャンネルのボタンをクリックしておくことで、その後は感嘆度の入力のみで済むようにすることができる。チャンネル番号の代わりに番組番号等を入力するようにしてもよい。なお、この実施形態では、TV受信機41はユーザ端末20等と接続されておらず、視聴反応共有システムには含まれない。
【0105】
(変形形態)
上記で説明した実施形態に限定されず、デジタル放送におけるTV受信機からの通信機能を活かし、TV受信機41からユーザIDとともに番組情報を所定の管理サーバに送信し、一方、ユーザ端末20からは番組情報に代わりユーザIDを視聴反応管理サーバ1に送信し、視聴反応管理サーバ1は、ユーザ端末20から送信されたユーザIDをキーとして前記所定の管理サーバから番組情報を受け取るという形でもよい。この場合、視聴反応管理サーバ1は番組情報を受け取る先がユーザ端末20ではなくなるが、依然、番組情報を受け取る番組情報受取手段2として機能することに変わりはない。したがって、そのような場合も本発明の権利範囲に属する。
【0106】
以上、地上波ディジタル放送によるTV番組の視聴を前提として説明したが、BSディジタル放送であってもよい。放送されるTV番組の番組情報が認識できるものであればよいからである。したがって、今後、新たなTV放送方式が出現した場合も、同様に本発明の権利範囲に属する。
【0107】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0108】
【図1】第1の実施形態に係る視聴反応共有システムの全体構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る視聴反応管理サーバ1のハードウェア構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態に係るユーザ端末表示画面を示す図である。
【図4】第1の実施形態に係る感嘆データ集計テーブルを示す図である。
【図5】第1の実施形態に係るユーザの入力状況を示す図である。
【図6】第1の実施形態に係るユーザの入力状況の記録を示す図である。
【図7】第1の実施形態に係る感嘆度の入力後の経過時間に応じた人数換算値の推移を示す図である。
【図8】第1の実施形態に係る反響音ファイルテーブルを示す図である。
【図9】第1の実施形態に係る反響音データを示す図である。
【図10】第1の実施形態に係る視聴反応共有システムの処理フローを示す図である。
【図11】第2の実施形態に係る反響音データの加工を示す図である。
【図12】第3の実施形態に係る視聴反応共有システムの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
【0109】
1 視聴反応管理サーバ
20 ユーザ端末
30 インターネット
40 放送局
41 TV受信機
50 バスライン
60 制御部
72 記憶装置
80 ユーザ端末表示画面
81 TV番組画面
82 TV番組感嘆度入力画面
90 「拍手」入力ボタン
91 「スゲェ」入力ボタン
92 「ヤバイ」入力ボタン
93 「笑い」入力ボタン
94 スライド入力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
TV番組視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバと、インターネットを介し前記視聴反応管理サーバに接続されたTV放送を受信可能な端末とを含むシステムであって、
前記端末は、
前記TV放送に係るTV番組の情報を前記視聴反応管理サーバに送信する番組情報送信手段と、
前記TV番組を視聴時の感嘆度を入力する感嘆度入力手段と、
前記入力された感嘆度に係る情報を前記視聴反応管理サーバに送信する感嘆データ送信手段と、
前記TV番組の視聴に係る反響音データの送信要求を前記視聴反応管理サーバに送信する反響音データ要求送信手段と、
前記視聴反応管理サーバから反響音データを受信する反響音データ受信手段と、
前記受信した反響音データの音声を出力する反響音出力手段と、
を備え、
前記視聴反応管理サーバは、
前記端末から送信された前記TV番組の情報を受信する番組情報受取手段と、
前記端末から送信された前記感嘆度に係る情報を受信する感嘆データ受取手段と、
前記感嘆データ受取手段で受信した感嘆度に係る情報を前記番組情報受取手段により受信したTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計手段と、
前記端末から送信された反響音データの送信要求を受信する反響音データ要求受取手段と、
前記反響音データ要求受取手段により受信した反響音データの送信要求に応じて、前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音を決定する反響音決定手段と、
前記反響音決定手段により決定した反響音に係る反響音データを前記端末に送信する反響音データ出力手段と、
を備えることを特徴とする視聴反応共有システム。
【請求項2】
前記TV放送はディジタル放送であることを特徴とする請求項1に記載の視聴反応共有システム。
【請求項3】
前記反響音データの送信要求は、所定の時間間隔で反響音データ要求送信手段により送信されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の視聴反応共有システム。
【請求項4】
前記感嘆度入力手段により行われる感嘆度の入力は、感嘆の種類と程度を指定して行われることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の視聴反応共有システム。
【請求項5】
前記感嘆データ集計手段は、前記感嘆度に係る情報を該感嘆の種類と程度とに応じて集計し、
前記反響音決定手段は、前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音の種類と音量とを決定することを特徴とする請求項4に記載の視聴反応共有システム。
【請求項6】
前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類と音量とに応じて予め作成した音声ファイルを選択することにより行うことを特徴とする請求項5に記載の視聴反応共有システム。
【請求項7】
前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類に応じて予め作成した音声ファイルを反響音の音量に応じて加工することにより行うことを特徴とする請求項5に記載の視聴反応共有システム。
【請求項8】
前記反響音決定手段による反響音の決定は、2以上の反響音の種類に係る反響音データに基づいて生成することにより行うことを特徴とする請求項5に記載の視聴反応共有システム。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれかに記載の視聴反応共有システムに含まれる視聴反応管理サーバ。
【請求項10】
TV番組視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバと、インターネットを介し前記視聴反応管理サーバに接続されたTV放送を受信可能な端末とにより行う方法であって、
前記端末が、前記TV放送に係るTV番組の情報を前記視聴反応管理サーバに送信する番組情報送信ステップと、
前記端末が、前記TV番組を視聴時の感嘆度の入力を受け付ける感嘆度入力ステップと、
前記端末が、前記入力された感嘆度に係る情報を前記視聴反応管理サーバに送信する感嘆データ送信ステップと、
前記端末が、前記TV番組の視聴に係る反響音データの送信要求を前記視聴反応管理サーバに送信する反響音データ要求ステップと、
前記端末が、前記視聴反応管理サーバから反響音データを受信する反響音データ受信ステップと、
前記端末が、前記受信した反響音データを音声として出力する反響音出力ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された前記TV番組の情報を受信する番組情報受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された前記感嘆度に係る情報を受信する感嘆データ受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記受信した感嘆度に係る情報を前記受信したTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記端末から送信された反響音データの送信要求を受信する反響音データ要求受信ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記反響音データの送信要求に応じて、前記集計された結果に基づいて反響音を決定する反響音データ決定ステップと、
前記視聴反応管理サーバが、前記決定した反響音に係る反響音データを前記端末に送信する反響音データ送信ステップと、
を備えることを特徴とする視聴反応共有方法。
【請求項11】
TV番組の視聴に係るユーザの反応を管理する視聴反応管理サーバであって、
前記TV番組の情報を受け取る番組情報受取手段と、
前記TV番組の視聴に係るユーザの感嘆度に係る情報の入力を受ける感嘆データ受取手段と、
前記感嘆データ受取手段で入力を受けた感嘆度に係る情報を前記番組情報受取手段により入力を受けたTV番組の情報に基づいて集計する感嘆データ集計手段と、
前記感嘆データ集計手段による集計結果に基づいて反響音を決定する反響音決定手段と、
前記反響音決定手段により決定した反響音に係る反響音データを出力する反響音データ出力手段と、
を備えることを特徴とする視聴反応管理サーバ。
【請求項12】
前記感嘆データ受取手段により入力を受ける感嘆度に係る情報は、感嘆の種類と程度を含むものであることを特徴とする請求項11に記載の視聴反応管理サーバ。
【請求項13】
前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類と音量とに応じて予め作成した音声ファイルを選択することにより行うことを特徴とする請求項11に記載の視聴反応管理サーバ。
【請求項14】
前記反響音決定手段による反響音の種類と音量との決定は、反響音の種類に応じて予め作成した音声ファイルを反響音の音量に応じて加工することにより行うことを特徴とする請求項11に記載の視聴反応管理サーバ。
【請求項15】
前記反響音決定手段による反響音の決定は、2以上の反響音の種類に係る反響音データに基づいて生成することにより行うことを特徴とする請求項11に記載の視聴反応管理サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−182410(P2009−182410A)
【公開日】平成21年8月13日(2009.8.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−17598(P2008−17598)
【出願日】平成20年1月29日(2008.1.29)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】