説明

触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法、及びそのシステム

【課題】送信側ユーザーが、受信側ユーザーへ伝達する触感伝達方法及びそのシステムの提供。
【解決手段】触感フィードバック装置のうち、いずれか一つを送信側触感フィードバック装置とし、残りを受信側触感フィードバック装置として、送信側触感フィードバック装置10のタッチ入力部210から送信側ユーザーの作用力を入力受ける段階と、作用力の属性情報を獲得する段階と、獲得された作用力の属性情報を有線、又は無線通信網を介して中央基地局システム30へ送出する段階と、中央基地局システム30が受信側触感フィードバック装置20に接続し、送出受けた作用力の属性情報を受信側触感フィードバック装置20へ送出する段階と、及び、作用力の属性情報を伝達受けた受信側触感フィードバック装置20の制御部が制御信号を発生し、制御信号に基づいて、当該アクチュエーターが駆動する受信側アクチュエーター駆動段階と、から構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法、及びそのシステムであって、より詳細には送信側ユーザーが送信側触感フィードバック装置へ作用力を印加する場合、作用力の属性が反映され、これと比例する反作用力が受信側触感フィードバック装置に生成され、受信側ユーザーに伝達される触感伝達方法、及びそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
人間は、より自然で、且つ使用が容易し、多様な情報提供が可能な通信手段に対して絶え間ない関心を見せている。そこで、最近の移動通信サービスは単純な音声通話からデータ、映像通話に発展を繰り返しながら、人類のライフスタイルを変化させる大衆的なサービスとして位置を占めていっている。
【0003】
今日、接触を通じる周辺環境の情報、即ち、接触力、震動、表面の粗さなどを獲得する触覚機能は、次世代の情報収集及び情報伝達媒体として認識されている。しかしながら、現在の音声通話及び映像通話における情報伝達媒体は、音声、文字、視覚に限定され、接触感覚を経験することができないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明は、上記のような問題点を解決するために創出されたものであって、本発明の目的は、送信側ユーザーが触感フィードバック装置に作用力を印加する場合、作用力の特性が反映され、これと比例する反作用力を遠距離の受信側ユーザーに無線で伝達することにより、移動通信において多様な接触情報と、人間的な感情の交流が可能な触感伝達方法及びそのシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するための本発明の具体的な手段として触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法は、
ユーザーがポインティングオブジェクトを使って位置及び動作命令を入力するための部材であり、ポインティングオブジェクトの作用力が印加され、それによる反作用力が伝達される媒体であるタッチ入力部と、タッチ入力部の下部に位置し、作用力を感知して所定の信号を発生させる触覚センサーと、作用力の位置情報と触覚センサーの信号とに基づいて、アクチュエーターを駆動させるための所定の制御信号を出力する制御部と、タッチ入力部の下部に位置し、制御信号に基づいて、反作用力をタッチ入力部へ伝達するためのアクチュエーターと、から構成され、タッチ入力部へ作用力を印加すると、それによる反作用力をユーザーに伝達する触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法であって、
触感フィードバック装置のうち、いずれか一つを送信側触感フィードバック装置とし、残りを受信側触感フィードバック装置として、送信側触感フィードバック装置のタッチ入力部から送信側ユーザーによる作用力の入力を受ける段階;
作用力の属性情報を獲得する段階;
獲得された作用力の属性情報を有線、又は無線通信網を介して中央基地局システムへ送出する段階;
中央基地局システムが受信側触感フィードバック装置に接続し、送出を受けた前記作用力の属性情報を前記受信側触感フィードバック装置へ送出する段階;及び
作用力の属性情報の伝達を受けた受信側触感フィードバック装置の制御部が制御信号を発生し、制御信号に基づいて、当該アクチュエーターが駆動する受信側アクチュエーター駆動段階;から構成され、
送信側ユーザーが送信側触感フィードバック装置へ所定の作用力を印加すると、受信側ユーザーが受信側触感フィードバック装置の当該位置で反作用力を感知することができることを特徴とする。
【0006】
また、作用力の属性情報獲得段階は、作用力が印加された位置情報獲得段階と、触覚センサーでの信号強度検出段階と、作用力の移動軌跡に対する情報獲得段階とのうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする。
【0007】
また、受信側アクチュエーター駆動段階で、反作用力が具現される作用領域は、受信側触感フィードバック装置のタッチ入力部のサイズに応じて拡大、又は縮小されることを特徴とする。
【0008】
また、中央基地局システムへ送出する段階は、送信側触感フィードバック装置から獲得された作用力の属性情報に基づいて、送信側触感フィードバック装置の制御部で制御信号を発生させる段階、;及び送信側触感フィードバック装置の制御部は、制御信号を送信側触感フィードバック装置の当該アクチュエーターへ伝送する段階;を更に含み、受信側アクチュエーター駆動段階以後に、制御信号に基づいて、送信側触感フィードバック装置が駆動される送信側アクチュエーター駆動段階;が更に含まれることができる。
【0009】
また、受信側アクチュエーター駆動段階は、ポインティングオブジェクトがタッチ入力部上に接触するか否かを判断する段階;判断の結果、ポインティングオブジェクトが接触する場合、アクチュエーターを駆動させる段階;及び判断の結果、ポインティングオブジェクトが接触しない場合、アクチュエーターを非駆動させる段階;から構成されたことを特徴とする。
【0010】
そして、送信側アクチュエーター駆動段階は、ポインティングオブジェクトがタッチ入力部上に接触するか否かを判断する段階;判断の結果、ポインティングオブジェクトが接触する場合、アクチュエーターを駆動させる段階;及び判断の結果、ポインティングオブジェクトが接触しない場合、アクチュエーターを非駆動させる段階;から構成されたことを特徴とする。
【0011】
そして、本発明の目的を達成するための手段として、触感フィードバック装置を用いた触感伝達システムは、
ユーザーがポインティングオブジェクトを使って位置及び動作命令を入力するための装置であり、ポインティングオブジェクトの作用力が印加され、それによる反作用力が伝達される媒体であるタッチ入力部と、タッチ入力部の下部に位置し、作用力を感知して所定の信号を発生させる触覚センサーと、触覚センサーの信号に基づいて、アクチュエーターを駆動させるための所定の制御信号を出力する制御部と、タッチ入力部の下部に位置し、制御信号に基づいて、反作用力をタッチ入力部に伝達するために駆動するアクチュエーターと、から構成され、タッチ入力部へ作用力が印加されると、作用力の属性情報に対する送信信号を有線、又は無線通信網を介して中央基地局サーバーへ送出する送信側触感フィードバック装置;
送信側触感フィードバック装置と下記受信側触感フィードバック装置とを連結し、送信側触感フィードバック装置から送信信号を有線、又は無線通信網を介して伝達受け、受信側触感フィードバック装置の位置を追跡し、送信信号を受信側触感フィードバック装置へ送出する中央基地局システム;及び
送信側触感フィードバック装置と同様に構成され、中央基地局システムから受けた送信信号を制御信号に処理し、当該アクチュエーターを駆動させる受信側触感フィードバック装置;から構成され、
送信側ユーザーが送信側触感フィードバック装置へ所定の作用力を印加すると、受信側ユーザーが作用力の特性が反映され、これと比例する反作用力を受信側触感フィードバック装置の当該位置で感知することができることを特徴とする。
【0012】
また、送信側触感フィードバック装置、及び受信側触感フィードバック装置は、携帯電話、又は個人携帯用情報端末機(PDA)にそれぞれ装着されたことを特徴とする。
【0013】
また、ポインティングオブジェクトは、指、手の平、スタイラスチップ、又は身体の一部であることを特徴とする。
【0014】
また、タッチ入力部は、タッチスクリーン、又はタッチパッドであることを特徴とする。
【0015】
また、属性情報は、ポインティングオブジェクトの位置情報、触覚センサーの信号強度、及び作用力の移動軌跡のうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする。
【0016】
また、通信網は、インターネット網、有線近距離通信網(LAN)、無線近距離通信網(LAN)、アドホック(ad hoc)、デジタルTRS、赤外線近距離通信、ブルートゥース、ISDNのうち、いずれか1つであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法及びそのシステムは、送信側ユーザーが触感フィードバック装置へ作用力を印加する場合、作用力の特性が反映され、これと比例する反作用力を遠距離の受信側ユーザーに伝達することにより、移動通信において多様な接触情報を伝達することができるようにする。
【0018】
また、移動通信のユーザーの情報交流及び通信において、情報伝達媒体の多様化を図り、特に、視覚及び聴覚障害者の通信において、映像及び音声通信における不便さを解消し、多様な方法で情報伝達ができるようにする。
【0019】
そして、送信側ユーザーが印加した作用力の強さ、質感などを受信側ユーザーに反作用力で伝達し、より人間的な感情の交流を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システムの構成図である。触感フィードバック装置のうち、いずれか一つを送信側触感フィードバック装置10とし、残りを受信側触感フィードバック装置20とし、送信側触感フィードバック装置10と受信側触感フィードバック装置20との間には、これらの間に情報及び信号などを連結する情報伝達媒体として中央基地局システム30が存在する。
【0022】
以下では、先ず、本発明で使用される触感フィードバック装置10,20の構成、及び動作に対して先に窺って見た後、中央基地局システム30を含んだ触感伝達システムを説明する。
【0023】
<触感フィードバック装置の構成及び動作>
触感フィードバック装置の構成としては、図2に示されたように、ユーザーがポインティングオブジェクト(1:ユーザーの指、又はスタイラスチップなど)を使って位置及び動作命令を入力するための部材であり、ポインティングオブジェクト1の作用力(Fin)が印加され、それによる反作用力(Fout)が伝達される媒体であるタッチ入力部210と、タッチ入力部210の下部に位置し、作用力(Fin)を感知して所定の信号を発生させる触覚センサー230と、作用力(Fin)が印加された位置と触覚センサー230の信号とに基づいて、アクチュエーター220を駆動させるための所定の制御信号を出力する制御部440と、タッチ入力部210の下部に位置し、制御信号に基づいて反作用力(Fout)をタッチ入力部210へ伝達するためのアクチュエーター220と、から構成される。
【0024】
望ましくは、タッチ入力部210の下部に位置するアクチュエーター220と触覚センサー230とは、一つの単位体を成し、数個の単位体が図3aに示されたように、マトリックス形態で配列されるとか、図3bに示されたように、タッチ入力部210の縁周に配列され得る。複数の単位体、即ち、一つのアクチュエーター220と一つの触覚センサー230とが組を成し、複数個が配列されているから、ポインティングオブジェクト1、1'をマルチタッチ、又はドラッグする方式で複数の地点において作用力(Fin)を印加する場合にも作用力(Fin)を感知することができる。
【0025】
図2は、アクチュエーター220が触覚センサー230の上位に置かれたことを示したものであって、アクチュエーター220と触覚センサー230との位置は、互いに変わっても構わない。また、アクチュエーター220と触覚センサー230との具体的な配線は、当業者の範囲で容易な事項であり、ここでは、詳細な説明は省略する。
【0026】
タッチ入力部210がノート・パソコンに主に使われるタッチパッドの場合には、触覚センサー230及びアクチュエーター220とが、図3aに示されたように、マトリックス形態で配列され、タッチ入力部210が携帯電話などのタッチスクリーンの場合には、図3bに示されたように、縁周に配列されてディスプレイ部212の機能を害しないのが望ましい。
【0027】
触覚センサー230は、タッチ入力部に印加された作用力の信号を検出する。触覚センサー230の構成は、図4に示されたように、所定の厚さの高分子フィルム101上にコーティング層102と金属層103とが順に形成され、金属層103上に抵抗体104を形成して製造された上板;と、所定の厚さの高分子フィルム111上にコーティング層112と金属層113とが順に形成され、金属層113上に抵抗体114を形成して製造された下板;と、からなっており、上板の抵抗体104と下板の抵抗体114とが対向されるようにスペーサー115を含んでボンディングされ、構成される。
【0028】
アクチュエーター220は、反作用力をタッチ入力部210へ伝達するために制御信号に基づいて、駆動(旋形、回転、併進運動など)され、望ましくは、圧電アクチュエーター、ボイスコイルアクチュエーター、高分子アクチュエーターなどが使用され得る。
【0029】
制御部(図示せず)、特に、送信側触感フィードバック装置10の制御部は、触覚センサー230で検出された信号、及びタッチ入力部210に印加された作用力(Fin)の位置情報に基づいて、作用力(Fin)の強度、質感などに関する属性情報を有する制御信号を発生させ、この制御信号をアクチュエーター220へ送る役割をする。また、本発明では作用力(Fin)の属性情報を終局的に受信側触感フィードバック装置20へ送出しなければならないので、作用力(Fin)に対する属性情報が反映された送信信号も発生させることができる。
【0030】
以下では、図5の触感フィードバックをユーザーに提供するための触感フィードバック装置の設置フローチャートを参考し、触感フィードバック装置の基本的な駆動方法を簡単に窺って見る。
【0031】
ユーザーが作用力を印加すると、信号線が形成された触覚センサー230から所定の信号が発生する。望ましく発生された信号は、制御部440へ印加される前に、触覚センサー230から発生された作用力の信号を順次に検出するリレーマルチフレクサー(420:Relay multiplexer) 及びマルチフレクサー420の信号を所定のレベルで増幅させる増幅器430を経て信号が処理される。
【0032】
ここで、増幅器430は、アナログ増幅器、デジタル増幅器、電圧増幅器などの多様な種類の増幅器が使用され得る。また、触覚センサーから発生された信号中に含まれた雑音を除去するための雑音除去部(図示せず:例えば、フィルターなど)を更に付加するのが望ましい。雑音を除去したことにより、反作用力の具現の時、効率を図ることができる。デジタル増幅器は、電力の消耗が少なく、サイズが小さいので、コンピュータ、携帯用電子製品などへ容易に内蔵することができ、一つの注文型半導体で製作ができ、低廉なコストで大量生産が可能であるという長所がある。デジタル増幅器を使う場合には、アナログ信号とデジタル信号との間に信号を変換するためのコンバータ(図示せず:ADC(Analog-to-Digital Converter)、または DAC(Digital-to-Analog Converter))更に付加するのが望ましい。
【0033】
作用力の属性情報に基づいて、制御部440で処理された制御信号は、アクチュエーター220へ印加され、アクチュエーター220は、旋形、併進、又は回転運動などをして反作用力(Fout)をユーザーに伝達する。
【0034】
<触感伝達システム>
触感伝達システムは、先立って言及したように、大きく、送信側触感フィードバック装置10、受信側触感フィードバック装置20、及び中央基地局システム30から構成される。
【0035】
送信側及び受信側触感フィードバック装置10、20は、望ましく携帯電話、又は個人携帯用情報端末機(PDA)などの移動通信機器に装着され、遠距離に置かれた受信側ユーザーと送信側ユーザーとの間の触感情報伝達ができるようにし、その構成及び動作は先に説明した通りである。
【0036】
中央基地局システム30は、触感フィードバック処理システム31と、移動通信処理システム32と、から構成される。中央基地局システム30は、一般に知られた音声、映像通話、及びデータ通信などをCDMA、TDMA、又はGSM方式で伝送し、これと共に作用力に対する属性情報を伝送する役割を担当する。このような中央基地局システム30は、多数の中間基地局とネットワークで連結されている。
【0037】
触感フィードバック処理システム31は、作用力(Fin)に対する情報を伝送する役割を担当するものであって、送信側触感フィードバック装置10で獲得された作用力(Fin)の属性情報を送信側触感フィードバック装置10から受信受け、受信側触感フィードバック装置20へ送出する。作用力(Fin)の属性情報は、作用力(Fin)が印加された位置、強度、及び移動軌跡、質感などに関するものであって、送信側触感フィードバック装置10の制御部で送信信号に処理され、有線、又は無線通信網を介して伝達される。このような通信網の一例としては、インターネット網、有線近距離通信網(LAN)、無線近距離通信網(LAN)、アドホック(ad hoc)、デジタル周波数共用通信システム(TRS)、赤外線近距離通信、ブルートゥース、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)のうち、いずれか一つを使うことができる。
【0038】
触感フィードバック装置が携帯電話端末機に装着された場合、移動通信処理システム32は、基本的な移動通信ができるようにする基地局サーバー(図示せず)及び移動通信交換局サーバー(図示せず)と通信に必要な諸般装置とが含まれる。図示せずの基地局サーバーは、携帯電話端末機と無線チャンネルを介して通信し、無線チャンネルで受信された信号を移動通信交換局サーバーへ伝送し、逆方向で移動通信交換局サーバーから来る信号を無線チャンネルを介して携帯電話端末機へ送信する機能を行う。そして、図示せずの移動通信校換局サーバーは、携帯電話端末機の位置を追跡して移動通信サービスができるようにする役割をする。このような内容は、当業者に自明な事項であり、詳細な説明は省略する。
【0039】
触感フィードバック装置がPDA端末機に装着された場合、移動通信処理システム32は、PDAが無線インターネット回線、ワイブロ、無線LANなどを用いて情報を提供受けるに必要な一連の装置などを含み、これに対する詳細な内容も当業者に自明な事項であり、詳細な説明は省略する。
【0040】
本発明でポインティングオブジェクト1は、ユーザーの指、又はスタイラスチップなどが代表的な事例である。しかしながら、触感を伝達するための身体の一部(手の平、顔など)になることもできる。
【0041】
<触感伝達方法>
触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法は、図6に示されたように、 送信側触感フィードバック装置10のタッチ入力部に送信側ユーザーが印加した作用力(Fin)の入力を受ける段階S1と、作用力(Fin)の属性情報を獲得する段階S10と、作用力(Fin)の属性情報を中央基地局システム30へ送出する段階S20と、中央基地局システム30が受信側触感フィードバック装置20に接続して作用力(Fin)の属性情報を受信側触感フィードバック装置20へ送出する段階S30と、作用力(Fin)の属性情報を伝達受けた受信側触感フィードバック装置20の該当アクチュエーターが作用力(Fin)の属性情報に基づいて駆動し、反作用力(Fout)を受信側ユーザーに伝達するための受信側アクチュエーター駆動段階S40と、から構成される。
【0042】
まず、送信側ユーザーが印加した作用力を入力受ける段階S1は、送信側触感フィードバック装置10に送信側ユーザーがポインティングオブジェクト1を使って位置及び動作入力のために、タッチ入力部210に所定の力、又は圧力を加えると、その作用力(Fin)の入力を受ける。
【0043】
次に、作用力の属性情報を獲得する段階S10に対して窺って見る。送信側触感フィードバック装置10が装着された携帯電話、又はPDA端末機を用いて送信側ユーザーが送信側触感フィードバック装置10のタッチ入力部にポインティングオブジェクト1で作用力(Fin)を印加すると、作用力(Fin)の属性情報に対する信号が触覚センサーから発生する。
【0044】
作用力(Fin)の属性情報としては、作用力(Fin)が印加された位置、強度、ポインティングオブゼックト1の移動軌跡などがある。従って、作用力の情報獲得段階S10は、作用力の位置情報獲得段階S11と、触覚センサーの信号強度検出段階S12と、作用力の移動軌跡情報獲得段階S13と、から構成されることが望ましい。
【0045】
より詳細に、作用力の位置情報獲得段階S11で作用力が印加された位置は、所定の信号が発生された触覚センサーの位置(x、yの座標値)を追跡して間接的にわかる。また、タッチ入力部(タッチパッド、又はタッチスクリーン)がポインティングオブジェクト1の位置情報(x、yの座標値)を獲得する方式からもわかり、このような方式は、当業者の範囲で広く知られたところであるので、詳細な説明は省略する。
【0046】
触覚センサーの信号強度検出段階S12に対して、より詳細に窺って見る。作用力の強度と、質感などとが送信側触感フィードバック装置10の触覚センサー230で検出される。強度の場合、触覚センサー230の出力電圧の大きさや所定の信号の重畳などで処理され得る。作用力の強度と、質感とは、図7a及び図7bに示されたように、周波数fと振幅Aとの関係で示され得る。x軸は、作用力を示し、y軸は、アクチュエーターの振動パラメーターであって、振幅A及び周波数fを示す。
【0047】
一実施例として、質感、即ち、柔らかいとか硬い感じを伝達するためには振幅Aと周波数fとは、反比例関係に置かれるようになる。図7aに示されたように、制御信号が伝達されたアクチュエーターを駆動させ、タッチ入力部上に柔らかい感じ(イ領域)を伝達しようとすれば、相対的に周波数fは、小さい値を有するようになり、振幅Aは、大きい値を有するようになる。 逆にタッチ入力部上に硬い感じ(ロ領域)を伝達しようとすれば、相対的に周波数fは、大きい値を有し、振幅Aは、小さい値を有するようになる。
【0048】
図7bは、周波数fが一定の時、振幅Aが作用力(Fin)によって可変的な関係を基にする方式である。前記の図7a及び図7bに示された振幅Aと周波数fとの関係の以外にも、多様な場合の数で制御信号の情報を多様化することができるのは勿論である。
【0049】
そして、作用力の移動軌跡情報獲得段階S13を窺って見る。作用力(Fin)の移動軌跡は、タッチ入力部210上においてポインティングオブジェクト1で押されてドラッグする場合であって、移動軌跡に応じる作用力(Fin)の属性情報は、作用力が印加された位置及び作用力の強度、質感などに対する情報獲得の連続作用から構成することができる。但し、これは、移動軌跡情報獲得段階の一実施例のみであり、以外にも多様な方法で構成できることは勿論である。
【0050】
以後の段階として、作用力の情報を中央基地局システム30へ送出する段階S20を窺って見る。前記の作用力の情報獲得段階S10で獲得された作用力の位置、強度、質感及び移動軌跡などに対する属性情報は、送信側触感フィードバック装置10の制御部で所定の送信信号に変換され、有無線通信網を介して中央基地局システム30へ送出される。中央基地局システム30へ送出される作用力の属性情報として、送信信号は、送信及び処理速度を考慮して所定のパッケージで圧縮、分割などになり得る。
【0051】
以後の段階として、作用力の情報を受信側触感フィードバック装置20へ送出する段階S30を窺って見る。中央基地局システム30のうち、移動通信処理システム32は、受信側触感フィードバック装置20の位置を追跡し、触感フィードバック処理システム31は、受信側触感フィードバック装置10から受けた作用力の属性情報が反映された送信信号を有無線通信網を介して該当受信側触感フィードバック装置20へ送出する。この時にも送信信号は伝送速度及び処理速度を考慮して所定のパッケージで圧縮、分割などになり得る。
【0052】
受信側触感フィードバック装置のアクチュエーター駆動段階S40を窺って見る。中央基地局システム30から送出された送信信号は、受信側触感フィードバック装置20の制御部へ印加される。受信側触感フィードバック装置20の制御部では、受信受けた信号を所定の制御信号に処理して該当アクチュエーターへ送り、制御信号を受けた受信側触感フィードバック装置20のアクチュエーターは、駆動(旋形、回転、併進運動など)して反作用力(Fout)を受信側ユーザーに伝達する。ここで、該当アクチュエーターとは、反作用力が受信側ユーザーに伝達されるために、駆動されるべきの受信側触感フィードバック装置のアクチュエーターをいう。
【0053】
この時、受信側触感フィードバック装置20の制御部は、送信信号を受信側触感フィードバック装置20の環境に適合するように再処理するのが望ましい。即ち、送信側触感フィードバック装置10と受信側触感フィードバック装置20との機種が異なる場合、受信側触感フィードバック装置20の環境(アクチュエーターと触覚センサーとの数、及び配列状態。タッチ入力部のサイズ及び強度など)を考慮して適合な制御信号を発生するようにする。勿論、送信側触感フィードバック装置10と受信側触感フィードバック装置20との機種が同じであるとか仕様が同じである場合、1:1で反作用力を発生させることができる。
【0054】
その一実施例として、図8を参考して説明すると、次の通りである。受信側触感フィードバック装置20で反作用力(Fout)が具現される領域S'は、図8に示されたように、受信側触感フィードバック装置20'のタッチ入力部210'のサイズに応じて拡大、又は縮小され得る。ここでは、触覚センサー230及びアクチュエーター220から構成された単位体が、マットリックス形態で配列された触感フィードバック装置における動作として説明する。
【0055】
送信側触感フィードバック装置10'のタッチ入力部210に比べて、受信側触感フィードバック装置20'のタッチ入力部210'の面積が4倍程大きいと仮定する時、送信側タッチ入力部210に‘H’という形状の作用力(Fin)を印加すると、受信側タッチ入力部210'へ伝達される‘H’という形状の反作用力(Fout)は、受信側タッチ入力部210'のサイズの割合に応じて2倍になるように拡大され得る。参考として、図8のような‘H’という形状は、ポインティングオブジェクト1の軌跡で印加されることもでき、‘H’形状の物体を一度に押して印加されることもできる。
【0056】
逆に、受信側触感フィードバック装置20'のタッチ入力部210'が送信側触感フィードバック装置10のタッチ入力部210よりも小さい場合に反作用力が具現される領域S'は、縮小され得り、受信側と送信側とのタッチ入力部のサイズが異なるといっても、反作用力が具現される領域S'を作用力が印加される領域Sと同様に構成することもできることは勿論である。前記の動作は、受信側触感フィードバック装置20'の制御部で受信側触感フィードバック装置20'の環境を考慮して処理することができる。
【0057】
また、反作用力(Fout)は、受信側ユーザーだけでなく、作用力を印加した送信側ユーザーにも伝達され得る(S40':送信側アクチュエーター駆動段階)。 先立って言及した、中央基地局システム30への送出段階S20は、送信側触感フィードバック装置10のアクチュエータを駆動させるための信号も伝送するのが望ましい。即ち、送信側触感フィードバック装置10の制御部では、作用力が印加された位置情報及び触覚センサーでの信号に基づいて、所定の制御信号を発生させ、制御信号は、送信側触感フィードバック装置10のアクチュエーターへ伝送される。制御信号を伝送受けた該当アクチュエーターは駆動されS40'、このような送信側アクチュエーターの駆動で反作用力(Fout)が送信側ユーザーに伝達される。送信側アクチュエーターの駆動に関する詳細な説明は、先に述べた触感フィードバック装置の駆動方法で説明したことと同様であるところ、先立って記載した内容で替える。
【0058】
送・受信側アクチュエーター駆動段階S40、S40'は、ポインティングオブジェクトがタッチ入力部上に接触するか否かを判断する段階S41と、前記の判断結果、ポインティングオブジェクトが接触する場合、アクチュエーターを駆動させる段階S42と、前記の判断結果、ポインティングオブジェクトが接続しない場合、アクチュエーターを非駆動させる段階S43と、から構成されるのが望ましい。
【0059】
タッチ入力部上に反作用力(Fout)を感知することができるポインティングオブジェクト1が接触されない場合であれば、反作用力(Fout)が0[N]になるようにして電源を節約することができる。これは、携帯用バッテリーなどで運営される携帯電話、又はPDA端末機、携帯用コンピュータなどの使用において、電力節減に寄与することができる。このような動作は、アクチュエーターで制御信号を出力しない方法などで送・受信側触感フィードバック装置の制御部で担当することができる。
【0060】
<変形実施例>
他の実施例として、前記触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法及びそのシステムは、触感フィードバック装置が携帯電話端末機、又はPDA端末機に装着された場合だけでなく、コンピュータ、携帯用コンピュータ、電子黒板などに装着される場合にも適用可能である。
【0061】
他の実施例として、前記触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法及びそのシステムは、送信側触感フィードバック装置と受信側触感フィードバック装置とが各々携帯電話とPDA端末機に、その機種が異なっても適用可能であることは勿論である。この場合、受信側触感フィードバック装置の機器仕様(アクチュエーターと触覚センサーとの数、及び配列状態、タッチ入力部のサイズ及び強度)と送信側触感フィードバック装置の機器仕様とが異なるので、受信側触感フィードバック装置の制御部で受信側触感フィードバック装置の環境に適合するように再処理するべきである。
【0062】
また他の実施例として、送信側触感フィードバック装置10と受信側触感フィードバック装置20とは、2台の携帯電話が相互通話連結された状態で作用力の属性情報を一方向、又は双方向で送出するように構成することができる。
【0063】
その他に、短文章送信サービスSMS,又は音声メッセージと共に、送信側触感フィードバック装置10が作用力の属性情報を中央基地局システム30へ送出して一応格納させた後、受信側触感フィードバック装置20と連結された時、送出するようにする一方向、一回性で構成することもできる。
【0064】
たとえ、本発明が前記言及された望ましい実施例と係って説明されたが、発明の要旨と範囲とから逸脱することがなく、多様な修正や変形をすることが可能である。従って、添付された特許請求の範囲は、本発明の要旨に属する限り、このような修正や変形を含む。
【0065】
本明細書で添付される次の図面などは、本明細書の望ましい実施例を例示するものであり、発明の詳細な説明と共に本発明の技術思想を更に理解させる役割をするものであるので、本発明はそのような図面に記載した事項にのみ限定されて解析されではいけない。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】触感フィードバック装置を用いた触感伝達システムの構成図。
【図2】触感フィードバック装置の基本構成図。
【図3a】触感フィードバック装置の触覚センサー及びアクチュエーターの配列状態図。
【図3b】触感フィードバック装置の触覚センサー及びアクチュエーターの配列状態図。
【図4】触覚センサーの構成図。
【図5】触感フィードバックを提供するための触感フィードバック装置の設置フローチャート。
【図6】触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法のフローチャート。
【図7a】タッチ入力部上に印加された作用力によるアクチュエーターの振動パラメーター間の関係を示したグラフ。
【図7b】タッチ入力部上に印加された作用力によるアクチュエーターの振動パラメーター間の関係を示したグラフ。
【図8】送信側触感フィードバック装置の作用力が印加される領域Sと、受信側触感フィードバック装置の反作用力が具現される領域S'とを示した状態図。
【符号の説明】
【0067】
1、1' ポインティングオブジェクト
10、10' 送信側触感フィードバック装置
20、20' 受信側触感フィードバック装置
30 中央基地局システム
31 触感フィードバック処理システム
32 移動通信処理システム
210、210' タッチ入力部
220、220' アクチュエーター
230、230' 触覚センサー
240、240' 基準面
S 作用力が印加される領域
S' 反作用力が具現される領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーがポインティングオブジェクトを使って位置及び動作命令を入力するための部材であり、前記ポインティングオブジェクトの作用力が印加され、それによる反作用力が伝達される媒体であるタッチ入力部と、前記タッチ入力部の下部に位置し、前記作用力を感知して所定の信号を発生させる触覚センサーと、前記作用力の位置情報と触覚センサーの信号とに基づいて、アクチュエーターを駆動させるための所定の制御信号を出力する制御部と、前記タッチ入力部の下部に位置し、前記制御信号に基づいて、反作用力をタッチ入力部へ伝達するための前記アクチュエーターと、から構成され、前記タッチ入力部へ作用力を印加すると、それによる反作用力を前記ユーザーに伝達する触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法であって、
前記触感フィードバック装置のうち、いずれか一つを送信側触感フィードバック装置とし、残りを受信側触感フィードバック装置として、前記送信側触感フィードバック装置のタッチ入力部から送信側ユーザーによる作用力の入力を受ける段階;
前記作用力の属性情報を獲得する段階;
獲得された前記作用力の属性情報を有線、又は無線通信網を介して中央基地局システムへ送出する段階;
前記の中央基地局システムが前記受信側触感フィードバック装置に接続し、送出を受けた前記作用力の属性情報を前記受信側触感フィードバック装置へ送出する段階;及び
前記作用力の属性情報の伝達を受けた前記受信側触感フィードバック装置の制御部が制御信号を発生し、前記制御信号に基づいて、当該アクチュエーターが駆動する受信側アクチュエーター駆動段階;から構成され、
前記送信側ユーザーが前記送信側触感フィードバック装置へ所定の作用力を印加すると、前記受信側ユーザーが前記受信側触感フィードバック装置の当該位置で反作用力を感知することができることを特徴とする触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項2】
前記作用力の属性情報獲得段階は、
前記作用力が印加された位置情報獲得段階と、前記触覚センサーでの信号強度検出段階と、前記作用力の移動軌跡に対する情報獲得段階とのうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項3】
前記受信側アクチュエーター駆動段階で、
前記反作用力が具現される作用領域は、前記受信側触感フィードバック装置のタッチ入力部のサイズに応じて拡大、又は縮小されることを特徴とする請求項1に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項4】
前記中央基地局システムへ送出する段階は、前記送信側触感フィードバック装置から獲得された作用力の属性情報に基づいて、前記送信側触感フィードバック装置の制御部で制御信号を発生させる段階、;及び前記送信側触感フィードバック装置の制御部は、前記制御信号を前記送信側触感フィードバック装置の当該アクチュエーターへ伝送する段階を更に含み、
前記受信側アクチュエーター駆動段階以後に、前記制御信号に基づいて、前記送信側触感フィードバック装置が駆動される送信側アクチュエーター駆動段階;が更に含まれることを特徴とする請求項1に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項5】
前記受信側アクチュエーター駆動段階は、
前記ポインティングオブジェクトが前記タッチ入力部上に接触するか否かを判断する段階;
前記の判断結果、前記ポインティングオブジェクトが接触する場合、アクチュエーターを駆動させる段階;及び
前記の判断結果、前記ポインティングオブジェクトが接触しない場合、アクチュエーターを非駆動させる段階;から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項6】
前記送信側アクチュエーター駆動段階は、
前記ポインティングオブジェクトが前記タッチ入力部上に接触するか否かを判断する段階;
前記の判断結果、前記ポインティングオブジェクトが接触する場合、アクチュエーターを駆動させる段階;及び
前記の判断結果、前記ポインティングオブジェクトが接触しない場合、アクチュエーターを非駆動させる段階;から構成されたことを特徴とする請求項4に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達方法。
【請求項7】
ユーザーがポインティングオブジェクトを使って位置及び動作命令を入力するための装置であり、前記ポインティングオブジェクトの作用力が印加され、それによる反作用力が伝達される媒体であるタッチ入力部と、前記タッチ入力部の下部に位置し、前記作用力を感知して所定の信号を発生させる触覚センサーと、前記触覚センサーの信号に基づいて、アクチュエーターを駆動させるための所定の制御信号を出力する制御部と、前記タッチ入力部の下部に位置し、前記制御信号に基づいて、反作用力をタッチ入力部に伝達するために駆動する前記アクチュエーターと、から構成され、前記タッチ入力部へ作用力が印加されると、前記作用力の属性情報に対する送信信号を有線、又は無線通信網を介して中央基地局サーバーへ送出する送信側触感フィードバック装置;
前記送信側触感フィードバック装置と下記受信側触感フィードバック装置とを連結し、前記送信側触感フィードバック装置から送信信号を有線、又は無線通信網を介して伝達受け、受信側触感フィードバック装置の位置を追跡し、前記送信信号を前記受信側触感フィードバック装置へ送出する中央基地局システム;及び
前記送信側触感フィードバック装置と同様に構成され、前記中央基地局システムから受けた前記送信信号を制御信号に処理し、当該アクチュエーターを駆動させる受信側触感フィードバック装置;から構成され、
前記送信側ユーザーが前記送信側触感フィードバック装置へ所定の作用力を印加すると、受信側ユーザーが作用力の特性が反映され、これと比例する反作用力を前記受信側触感フィードバック装置の当該位置で感知することができることを特徴とする触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。
【請求項8】
前記送信側触感フィードバック装置、及び前記受信側触感フィードバック装置は、携帯電話、又は個人携帯用情報端末機(PDA)にそれぞれ装着されたことを特徴とする請求項7に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。
【請求項9】
前記ポインティングオブジェクトは、指、手の平、スタイラスチップ、又は身体の一部であることを特徴とする請求項7に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。
【請求項10】
前記タッチ入力部は、タッチスクリーン、又はタッチパッドであることを特徴とする請求項7に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。
【請求項11】
前記属性情報は、前記ポインティングオブジェクトの位置情報、前記触覚センサーの信号強度、及び前記作用力の移動軌跡のうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項7に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。
【請求項12】
前記通信網は、インターネット網、有線近距離通信網(LAN)、無線近距離通信網(LAN)、アドホック(ad hoc)、デジタルTRS、赤外線近距離通信、ブルートゥース、ISDNのうち、いずれか1つであることを特徴とする請求項7に記載の触感フィードバック装置を用いた触感伝達システム。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−217805(P2009−217805A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−181265(P2008−181265)
【出願日】平成20年7月11日(2008.7.11)
【出願人】(592104472)韓国標準科学研究院 (17)
【Fターム(参考)】