説明

言語コミュニケーションを改善する方法と装置

ある言語における異なるレベルのスキルを有する者同士の間のコミュニケーションにおいて、より高度のスキルを有する者によるコミュニケーションが制御されてより劣ったスキルの者によって理解されるレベルでのコミュニケーションを維持するようにする。
例えば、ネイティブスピーカーの言語(目的の言語)を学習している学習者とのネイティブスピーカーのコミュニケーションがインタフェースによってモニタされ、その言語の学習者の知識や能力を表す記憶されたモデルと比較される。ネイティブスピーカーが学習者によって理解されないような方法で、例えば、学習者の能力を超えた語彙や文書構造を用いることによってコミュニケーションをしている場合、インタフェースがネイティブスピーカーに知らせる。そして、インタフェースは、ネイティブスピーカーに別の言葉や文章構造を提案して、別のコミュニケーションを用いるようにネイティブスピーカーに勧めることもある。ネイティブスピーカーは、代替したり、別のコミュニケーションを送信したりできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の背景
本発明は、一般的には、言語コミュニケーションを改善することに関するが、特には、目的の言語で異なるレベルのスキルを有する者同士の間でコミュニケーションを取るときにそれらの者の間の理解を改善する方法と装置に関する。
【背景技術】
【0002】
言語コミュニケーションにおいて、異なるレベルのスキルを有する個人間でのコミュニケーションを取ることがだんだん多くなってきている。例えば、英語のネイティブスピーカーであるビジネスマンは、はるかに劣るレベルの英語のスキルを有する外国の同業者と英語でコミュニケーションを取ることもある。例えば、電話での話し合いの間、英語のスピーカーはその同業者の能力を超えたレベルで会話することもある。不完全又は不正確な理解のために、コミュニケーションが困難となる場合もある。極端な場合、その外国の同業者は相当早めに根を上げることとなることもある。英語のスピーカーは通常このうまくいかなくなったコミュニケーションを知るよしもなく、そして、困惑のために外国の同業者は会話することもできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
外国語を習得するときには、その言語のネイティブスピーカーとコミュニケーションすることから学習者によって多くのことが得られるべきである。学習者はコミュニケーションの自然なスタイルを学ぶだけではなく、その言語のリズムや流れに浸れる。このことは、言葉によるコミュニケーションとなる場合に特に確かである。しかし、その言語を学んでいる学習者が相当上級の学習者でない限り、ネイティブスピーカーの語彙や文章構造が学習者にとってあまりにも高度でありすぎるか、又は、ネイティブスピーカーのコミュニケーションスピードがあまりにも速すぎることがあまりにもありすぎる。したがって、学習者はネイティブスピーカーのコミュニケーションを十分に理解することができず、経験から十分に恩恵を受けることがないか、若しくは、ネイティブスピーカーとのコミュニケーションを継続することができない。
【0004】
したがって、ある言語で実質的に異なるレベルのスキルを有する個人同士の間でのコミュニケーションを改善して、特に、目的の言語の言語学習者がネイティブスピーカーとのコミュニケーションを練習することを可能にする目的で、コミュニケーションを取る必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の要約
本発明の1つの実施の形態において、ある言語で異なるレベルのスキルを有する個人同士の間でコミュニケーションを取るとき、より高度のスキルを有する個人によるコミュニケーションが制御されてより劣ったスキルの個人によって理解されるレベルでコミュニケーションを維持するようにする。例えば、ネイティブスピーカーの言語(目的の言語)を学習している学習者とのネイティブスピーカーのコミュニケーションがインタフェースによってモニタされ、その言語の学習者の知識や能力を表す記憶されたモデルと比較される。ネイティブスピーカーが学習者によって理解されないような方法で、例えば、学習者の能力を超えた語彙や文書構造を用いることによってコミュニケーションをしている場合、インタフェースがネイティブスピーカーに知らせる。そして、インタフェースは、ネイティブスピーカーに別の言葉や文章構造を提案して、別のコミュニケーションをするようにネイティブスピーカーに勧めることもある。そして、ネイティブスピーカーは、提案された別の言葉に代替し、別のコミュニケーションを送信することが可能となる。
【0006】
それとは別に、例えば、その言葉が学習者の語彙の範囲内ではないが学習者のレベルにある場合、若しくは、それが今後のレッスンにある場合には、インタフェースがネイティブスピーカーのコミュニケーションを学習者によって受信されることを許可するが、それは未知の言葉を定義する説明を加えたり又は画像を含んでいることもある。
【発明の効果】
【0007】
いずれにしても、より劣ったスキルの個人は、より高度のスキルを有する個人とのコミュニケーションから最大の恩恵を受けるし、コミュニケーションがより劣ったスキルの個人の能力を超えないことを確実にすることによって両者間の理解が改善される。
【0008】
前記の簡単な説明と、更に、本発明の目的、特徴、及び効果は、本発明に関して現在好適であるが、それにもかかわらず図示されている実施の形態の次の詳細な説明からより完全に理解されることとなるが、添付の以下の図面に対し言及されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、本発明の実施の形態である言語スキルティーチングシステムを示す機能的ブロック図である。
【図2】図2は、図1のコントローラ24の作業を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
好適な実施の形態の詳細な説明
図面にかえって、図1は、本発明の実施の形態である言語スキルティーチングシステム10を示す機能的ブロック図である。目的の言語を学習している学習者とその言語のネイティブスピーカーは、それぞれのコミュニケーション機器12、14でその言語においてコミュニケーションを取っている。好適には、コミュニケーション機器12、14はパーソナルコンピュータ又は通信端末であるが、それらは、スマートホーン又はPDAのようなあらゆる種類の通信機器でもよい。好適には、コミュニケーションは言葉に関連して行われるので、コミュニケーション機器12、14は何らかの形式のマイクロホーンと可聴信号を扱う手段を有する。
【0011】
学習者の端末12は、学習者から目的の言語で言葉によるコミュニケーションをネイティブスピーカーに送信することによって、ネイティブスピーカーの端末14とコミュニケートする。ネイティブスピーカーはその目的の言語で応答し、その応答がバッファ16に記憶される。ネイティブスピーカーの応答は、また、モニタ18に提供され、該モニタがその応答から単語や文法構造のような言語エレメントを分離して、それらをクエリジェネレータ20に提供する。クエリジェネレータ20は、そして、目的の言語における学習者のスキルを表している学習者のデータベースを含むデータベースマネージャ22にとって適切なクエリを策定する。クエリジェネレーションとデータベースマネージメントは周知の技術である。同様に、データベースによる使用のためにスピーチをテキストに変換するために用いられる音声認識の使用も周知の技術である。
【0012】
学習者のデータベースは、目的の言語における学習者の能力のカレントな記述を含んでいる。それは、学習者によって知られている完全な語彙と目的の言語における学習者の能力の完全な記述を含むこともできる。
【0013】
そのようなデータベースは、目的の言語を学習するために学習者によって使用されているコンピュータ化されたティーチング機器から得られるようにすることも可能である。そのようなシステムは、本発明の譲受人によって所有されている、出願継続中の米国出願第12/052435号の米国特許出願に記載されており、その内容が引用されて全てここに組み入れられる。
【0014】
それとは別に、単純に、その記述が目的の言語のための語彙レベルインジケータを含んでも良く、そして、クエリはそのレベルに対する全ての語彙を含む中央データベースに向けられてもよい。いずれの場合も、ネイティブスピーカーの応答の言葉を含むクエリはデータベースに向けられており、学習者がそのクエリ内の全ての言葉を理解すべきか否かの決定がなされる。
【0015】
いわゆる当業者は、更なるレベルの高度化をクエリに組み入れることができることを理解する。たとえば、クエリはネイティブスピーカーの応答の文章構造の記述を含むことができ、データデースは学習者によって理解される文章構造の記述を含むことができる。そして、語彙とは別に、学習者がその文章構造を理解するか否か決定をすることが可能となる。時制と文法形式も同様の方法で処理される。同様に、データベースは学習者が直ぐに学習する言葉に関する情報を含むことができ、学習者がそのような言葉に接すことに有益であるか否かの決定がなされる。このような場合、映像又は他のハインドが学習者に与えられるが、用いられた言葉が既に学習者に知られている場合にはその映像又はヒントは与えられない。
【0016】
そのクエリに応答して、データベースマネージャ22は、最後のクエリに関連した答えをコントローラ24に提供する。この答えは、クエリの言葉がすべて目的の言語において学習者によって理解される語彙の範囲内にあるといった単純な指摘であってもよい。この場合、コントローラ24は、バッファ16がネイティブスピーカーの応答を学習者の端末12に転送することを可能にする。
【0017】
他方、コントローラ24に提供された応答は、クエリ内の一又はそれ以上の言葉若しくは文章構造が学習者にとってあまりにも高度であることを指摘してもよい。その応答は、また、クエリ内の言葉に代替しうる、学習者によって理解される言葉を含めることもできる。そして、コントローラ24は、メッセージジェネレータ26がネイティブスピーカーのコミュニケーション機器14への適切なメッセージを発生することを可能にする。このメッセージは、ネイティブスピーカーにその応答があまりにも複雑であることを知らせ、そして、別の応答を提案する。そして、ネイティブスピーカーは、元の応答の代わりに、バッファ16に格納されていた別の応答を提供することができる。ネイティブスピーカーは、そして、別の応答が提供されたことの指摘を自らの端末に提供し、次いで、その端末がバッファ16内の新たなメッセージが学習者のコミュニケーション機器12に送信されることを可能にする。
【0018】
それとは別に、別の応答が発生されて自動的に学習者の端末12に送信されることも可能である。しかしながら、ネイティブスピーカーにその転送をやめる機会を与えるために、その別の応答が送信される前に若干の遅延を提供することは望ましい。
【0019】
更なるレベルの高度化がコントローラ24に構築されうる。たとえば、データベースマネージャ22からの応答が学習者がクエリ内の言葉のうちの1つを知らないがその言葉をすぐに学習することを示している場合、コントローラ24はバッファ16内のメッセージが学習者のコミュニケーション端末に送信されることを可能にし、同時に、メッセージジェネレータ28が学習者のコミュニケーション機器12へ適切なメッセージを送信することとなる。このメッセージは、未知の言葉の定義を含んでおり、より好適には、その言葉の説明図形を含んでいてもよい。メッセージが未知の言葉が教示される以後のレッスンからの抜粋を含むことができることも想定される。
【0020】
会話によるコミュニケーションを含んでいるシステムに加えられる更なるレベルの高度化は、学習者のコンピュータ機器に音声変換技術を提供することである。音声変換を実行するソフトウェアや機器は周知である。そのような技術は、声音を変更することなくスピーチの速度を上げたり下げたりすることができる。よって、コードを挿入したり、学習者のコンピューター機器の表示スクリーンのある領域をクリックすることで、学習者は ネイティブスピーカーがしゃべっていることを理解するまでネイティブスピーカーの音声を低速にすることができる。好適には、学習者がこのような行動をとると、ネイティブスピーカーがそのスピーチの速度を落とす必要があることをネイティブスピーカーに知らせるために、メッセージがネイティブスピーカーに送信される。更なるレベルの高度化として、学習者が所定の時間内に所定の回数ネイティブスピーカーのスピーチを低速にした後で、音声変換器がネイティブスピーカーのスピーチの低速版を保持するようにしてもよい。
【0021】
メッセージジェネレータ26、28が決められた組のメッセージを有していて、コントローラ24が送信すべきメッセージと挿入すべき内容を示してもよい。
【0022】
図2は、コントローラ24の作業を示すフローチャートである。ブロック100において、コントローラ24はデータベースマネージャ22からの応答を待っており、応答受信時において、ブロック102に制御を移行する。ブロック102において、データベースマネージャ22からの応答がクエリ内の全ての言葉が学習者によって知られていることを指摘しているか否かのテストが実行される。知られている場合には、ブロック104において、バッファ16内のメッセージの転送が行われ、そして、制御がブロック100に戻って更なる応答の受信を待機する。
【0023】
ブロック102におけるテストがクエリ内の全ての言葉が学習者によって知られているとは限らないことを示している場合、ブロック106において更なるテストが実行されて未知の言葉のいずれが学習者によって直ぐに学習されるのかを決定する。そうでない場合、制御がブロック108に移行して、メッセージジェネレータ26が別の応答を提案するネイティブスピーカーへのメッセージを発生させる。
【0024】
ブロック106におけるテストが一又はそれ以上の未知の言葉が学習者によって直ぐに学習されることを示している場合、制御がブロック110に移行して、メッセージジェネレータ28にこれらの言葉を定義する学習者へのメッセージを発生させるようにする。そして、テストがブロック112において行われ、それらの内で未知の言葉の全てが直ぐに学習されるか否かを決定する。もしそうであれば、制御がブロック104に移行して、バッファ16に格納されたメッセージの転送が行われる。 もしそうでなければ、制御がブロック108に移行して、ネイティブスピーカーへのメッセージの発生をして、究極的に、ブロック100に戻ってデータベースマネージャからの更なる応答の受信を待機する。
【0025】
本発明の別の実施の態様に関連して、ネイティブスピーカーには訓練とサポートが用意されている。図3は、そのことを達成する好適な訓練及びサポートモジュール40のブロック図である。好適には、このモジュールはネイティブスピーカーのコンピュータ機器14上に提供されるか、又は、たとえば、ネットワーク接続を介して、それにアクセスできるようにされている。モジュール40は、好適にはモニタ18の一部である音声認識エンジン(speech recognition engine (SRE))42を有する。SRE42は、ネイティブスピーカーのスピーチを読み込んで、クエリジェネレータ20への情報通信用にそれをテキスト若しくは他の何らかの処理可能な形式に変換する。ウィスパーアシスタント44とプレゼンテーションモジュール46は、メッセージジェネレータ26に対する拡張である。ウィスパーアシスタント44は、ネイティブスピーカーに対して、好適には合成させて、自身の言語による会話コミュニケーションを提供する。すなわち、メッセージジェネレータ26により提供されたコミュニケーションは、会話によるメッセージとしてネイティブスピーカーに提示される。同様に、プレゼンテーションモジュール46は、ネイティブスピーカーのコンピュータ機器のスクリーン上で各種のプレゼンテーションの形式でメッセージを提示することができる。
【0026】
ネイティブスピーカーのコンピュータ機器内に提供されたトレーニングイネーブラ48は、その機器を訓練モードに置く。すなわち、学習者のコンピュータ機器12からの通信を受信することなく、ネイティブスピーカーは自らコミュニケーションを行うことを可能にする。トレーニングイネーブラ48は、例えば、あらかじめ記録された「コミュニケーション」が学習者から来たかのようにその「コミュニケーション」を提示することができ、そして、ネイティブスピーカーは自らの応答を提供することができる。システム10は上記のように作動して、ネイティブスピーカーのコミュニケーションをモニタし適切なメッセージを送信する。この場合、メッセージは、ウィスパーアシスタント44を介した言葉によるものでもよいし、又は、モジュール46を介して提供されたプレゼンテーションであってもよい。
【0027】
図3がウィスパーアシスタント44とプレゼンテーションモジュール46に機能的に通信しているSRE42を図示しているが、これらの通信は上記のように実際にはシステム10を介して行われていることを当業者は理解する。すなわち、ネイティブスピーカーのコミュニケーションは実際には学習者のデータベースと比較され、コントローラ24がネイティブスピーカーが恰も実際に学習者とコミュニケーションしているかのようにネイティブスピーカーとコミュニケーションをしている。このように、学習者とのセッションの準備において、ネイティブスピーカーは、正にネイティブスピーカーが学習者とコミュニケーションしているかのようにして、訓練を受けることが可能となる。
【0028】
しかしながら、「標準的」なデータベースの集まりがネイティブスピーカーにとって利用可能であることも想定されている。ネイティブスピーカーは単に学習者のスキルのレベル(例えば、「8番目のグレード」)を選択する必要があり、システムがそのレベルの訓練を提供する。このことは、例えば、ビジネスコミュニケーションのような、非ティーチング環境において特に有効である。ネイティブスピーカーは、単に他の者のスキルのレベルを評価する必要があるだけであり、そして、ネイティブスピーカーは適切な訓練を受ける。このようなタイプの訓練は、全ての構成部分がネイティブスピーカーのコンピュータ機器に組み込むことができるという点で、独立自立したものであることを当業者は理解する。
【0029】
ウィスパーアシスタント44は、通常メッセージジェネレータ26によって示されるメッセージの会話版を提供することができる。たとえば、いつネイティブスピーカーが自らのスピーチの速度を落とす必要があったのかをネイティブスピーカーに知らせることができるか、若しくは、自らのコミュニケーションにおける代替のための言葉若しくは表現を提案することもできる。
【0030】
プレゼンテーションモジュール46は、ネイティブスピーカーのコンピュータ機器の表示器上で利用可能なプレゼンテーションモジュールの集まりを提示することができる。例えば、画像又は音声を有するウィンドウを含むあらゆる種類のウィンドウを表示できる。また、例えば、1つのカラムがネイティブスピーカーのコミュニケーションを示し、 他のカラムが推薦された改良形のコミュニケーションを示した、並行したカラム52を表示することもできる。更に、「食物」、「家族」又は「趣味」のような話題に関する話題のクラウド54を示すこともできる。ネイティブスピーカーはこれをクリックして、学習者と共に利用すべき適切な語彙を提示される。話題のクラウドには、ネイティブスピーカーに適切な話題にブラウズさせる「ブラウズ」クラウドがあってもよい。プレゼンテーションモジュールは、また、ネイティブスピーカーのコンピュータ機器のスクリーン上に一連のタイル表示56を提示してもよい。
【0031】
ネイティブスピーカーを訓練するために提供された柔軟性により、ネイティブスピーカーは非常に短時間で「スペシャリスト」となることができることは理解される。例えば、ネイティブスピーカーはあるレベルの学習者に適応できるか、若しくは、特定の業務分野に関連した用語を早急に学習することが可能である。
【0032】
実際の学習者とのコミュニケーション中にウィスパーアシスタント44とプレゼンテーションモジュール46を提供することも有益であり、訓練中の使用にそれらを限定することはないことは当業者が理解する。
【0033】
上記のように、ティーチングシステムにおける実施の形態として本発明の説明をしてきた。しかし、本発明の有用性は、それに限定されるものではないことは当業者が理解する。それは目的の言語においてより高度のスキルを有する者がその言語でより劣ったスキルを有する者とコミュニケーションを取る必要があるあらゆる場合に有効である。例えば、英語のスピーカーが英語の能力が限定的である外国人とビジネス上のコミュニケーションを行う必要があるとする。本発明の利用は、これら両者の間のコミュニケーションを容易にする。その外国人の英語のスキルのレベルを選択する必要があるだけである。このことは、英語のスピーカーのコミュニケーション機器の調整として構築されてもよい。例えば、英語のスピーカーは、英語の習熟度の第5段階、第8段階、又は高校生レベルの選択を提供することができ、そして、そのレベルで外国人と言葉によるコミュニケーションを開始することができる。もしコミュニケーションがうまくいっていないと感じたら。コミュニケーションを取っている間でも必ずレベルを調整することができる。
【0034】
本発明が言葉によるコミュニケーションに関する使用に限定されるものではないことも理解される。それは、文章によるコミュニケーションにも非常に役に立つことが可能である。
【0035】
本発明の好適な実施の形態が例示目的で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に記載された発明の範囲と精神を逸脱しないかぎり、当業者は多くの追加、改作、代替が可能であることを理解する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的の言語においてスキルを有する個人とより劣ったスキルを有する個人との間のコミュニケーションを改善する方法であって、
スキルを有する個人からより劣ったスキルを有する個人へのコミュニケーションをモニタするステップと、
より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でコミュニケーションを行うか否かを決定するステップと、
その決定ステップの結果が肯定的である場合には、より劣ったスキルを有する個人とコミュニケーションをするステップと、
その決定ステップの結果が否定的である場合には、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのための別の言葉をより劣ったスキルを有する個人に送信するステップとからなる方法。
【請求項2】
決定ステップの結果が否定的である場合には、より劣ったスキルを有する個人へ前記コミュニケーションの少なくとも一部に関連する情報を送信するステップを更に有することを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記送信ステップが、
スキルを有する個人にコミュニケーションに関連する命令を提供すること、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのための別の言葉をスキルを有する個人に提案することと、
スキルを有する個人による別の言葉の採用時に、そのコミュニケーションのための別の言葉をより劣ったスキルを有する個人に転送することを含んでいることを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記命令又は提案には、ビジュアルな表示が含まれていることを特徴とする前記請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記モニタステップが、音声認識を用いてコミュニケーション中の言葉を読み取って、コミュニケーション中の読み取った言葉を目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている言葉と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記送信ステップが、
スキルを有する個人にコミュニケーションに関連する命令を提供すること、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのための別の言葉を提案するが、この提案が合成された言葉の形態で行われることと、
スキルを有する個人による別の言葉の採用時に、そのコミュニケーションのための別の言葉をより劣ったスキルを有する個人に転送することを含んでいることを特徴とする前記請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記モニタステップが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記提案ステップが、コミュニケーション中の言葉の代替としての言葉を提案することを含んでいることを特徴とする前記請求項3に記載の方法。
【請求項10】
スキルを有する個人による採用が自らの別の言葉をコミュニケーションに提供することに対応していることを特徴とする前記請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記決定ステップが、前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記記憶された情報が、目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の語彙を表していることを特徴とする前記請求項11に記載の方法。
【請求項13】
より劣ったスキルを有する個人が目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報が、学習者が目的の言語を学習するために使用しているティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項12に記載の方法。
【請求項14】
より劣ったスキルを有する個人がティーチング機器上で目的の言語を学習している学習者であり、前記決定ステップがティーチング機器から得られた情報と共に行われることを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
【請求項15】
更に、言葉によるメッセージの速度を変更する音声変換手段をより劣ったスキルを有する個人に対し有効にし、該より劣ったスキルを有する個人の要求に応じて、前記音声変換手段を介してコミュニケーションを行うことを含んでいることを特徴とする前記請求項5に記載の方法。
【請求項16】
更に、スキルを有する個人に対していつより劣ったスキルを有する個人が前記要求をするかを知らせることを含んでいることを特徴とする前記請求項15に記載の方法。
【請求項17】
更に、より劣ったスキルを有する個人が所定の時間内に所定の回数要求をした後で前記音声変換手段を介して引き続きコミュニケーションをすることを含んでいることを特徴とする前記請求項15に記載の方法。
【請求項18】
目的の言語においてスキルを有する個人とより劣ったスキルを有する個人との間のコミュニケーションを改善する方法であって、
スキルを有する個人からより劣ったスキルを有する個人へのコミュニケーションをモニタするステップと、
より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でコミュニケーションを行うか否かを決定するステップと、
その決定ステップの結果が肯定的である場合には、より劣ったスキルを有する個人とコミュニケーションをするステップと、
その決定ステップの結果が否定的である場合には、コミュニケーションの少なくとも一部に関連する追加情報と共により劣ったスキルを有する個人に対してコミュニケーションを行うステップとからなる方法。
【請求項19】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記モニタステップが、音声認識を用いてコミュニケーション中の言葉を読み取って、コミュニケーション中の読み取った言葉を目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている言葉と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記モニタステップが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記決定ステップが、前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記記憶された情報が、目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の語彙を表していることを特徴とする前記請求項22に記載の方法。
【請求項24】
より劣ったスキルを有する個人が目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報が、学習者が目的の言語を学習するために使用しているティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記追加情報がコミュニケーション中の言葉又は表現の説明を含んでいることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項26】
前記追加情報がコミュニケーション中の言葉の視覚表現であることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項27】
より劣ったスキルを有する個人がティーチング機器上で目的の言語を学習している学習者であり、前記決定ステップがティーチング機器から得られた情報と共に行われることを特徴とする前記請求項18に記載の方法。
【請求項28】
更に、言葉によるメッセージの速度を変更する音声変換手段をより劣ったスキルを有する個人に対し有効にし、該より劣ったスキルを有する個人の要求に応じて、前記音声変換手段を介してコミュニケーションを行うことを含んでいることを特徴とする前記請求項19に記載の方法。
【請求項29】
更に、スキルを有する個人に対していつより劣ったスキルを有する個人が前記要求をするかを知らせることを含んでいることを特徴とする前記請求項28に記載の方法。
【請求項30】
更に、より劣ったスキルを有する個人が所定の時間内に所定の回数要求をした後で前記音声変換手段を介して引き続きコミュニケーションをすることを含んでいることを特徴とする前記請求項28に記載の方法。
【請求項31】
目的の言語においてスキルを有する個人とより劣ったスキルを有する個人との間のコミュニケーションを改善する装置であって、
スキルを有する個人からより劣ったスキルを有する個人へのコミュニケーション用のモニタと、
該モニタと通信するプロセッサであって、より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でモニタされたコミュニケーションを行うか否かを決定するものとからなり、前記プロセッサが、
もし、そのプロセッサがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でモニタされたコミュニケーションを行うと決定した場合には、より劣ったスキルを有する個人とのコミュニケーションをするようにし、
もし、そのプロセッサがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でモニタされたコミュニケーションを行わないと決定した場合には、より劣ったスキルを有する個人が理解できる別のコミュニケーションをより劣ったスキルを有する個人に送信するようにする装置。
【請求項32】
前記プロセッサがより劣ったスキルを有する個人のスキルの範囲内でのコミュニケーションではないと決定した場合、より劣ったスキルを有する個人へ前記コミュニケーションの少なくとも一部に関連する情報を送信するようにすることを特徴とする前記請求項31に記載の装置。
【請求項33】
前記別のコミュニケーションを送信するようにすることが、
前記コミュニケーションがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語におけるスキルの範囲内ではないと決定された場合、スキルを有する個人にコミュニケーションに関連する命令を提供すること、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのための別の言葉をスキルを有する個人に提案することと、
スキルを有する個人による別の言葉の採用時に、コミュニケーションのための別の言葉をより劣ったスキルを有する個人に転送するようにすることを含んでいることを特徴とする前記請求項31に記載の装置。
【請求項34】
前記命令又は提案には、ビジュアルな表示が含まれていることを特徴とする前記請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項31に記載の装置。
【請求項36】
更に、コミュニケーション中の言葉を読み取る音声認識手段を有し、前記プロセッサが、コミュニケーション中の読み取った言葉を目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている言葉と比較することを特徴とする前記請求項35に記載の装置。
【請求項37】
前記別のコミュニケーションを送信するようにすることが、
前記コミュニケーションがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語におけるスキルの範囲内ではないと決定された場合、スキルを有する個人にコミュニケーションに関連する命令を提供すること、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのための別の言葉をスキルを有する個人に提案することと、
スキルを有する個人による別の言葉の採用時に、コミュニケーションのための別の言葉をより劣ったスキルを有する個人に転送するようにすることを含んでいることを特徴とする前記請求項35に記載の装置。
【請求項38】
前記プロセッサが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを特徴とする前記請求項31に記載の装置。
【請求項39】
前記プロセッサが、コミュニケーション中の言葉の代替としての言葉を提案することを特徴とする前記請求項33に記載の装置。
【請求項40】
前記プロセッサが、前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを特徴とする前記請求項31に記載の装置。
【請求項41】
より劣ったスキルを有する個人がティーチング機器上で目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報がティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項40に記載の装置。
【請求項42】
更に、言葉によるメッセージの速度を変更する音声変換手段を更に有し、該音声変換手段がより劣ったスキルを有する個人により制御されて前記コミュニケーションを処理することを特徴とする前記請求項35に記載の装置。
【請求項43】
前記プロセッサが、スキルを有する個人に対していつより劣ったスキルを有する個人が音声変換手段を制御するかを知らせることを特徴とする前記請求項42に記載の装置。
【請求項44】
より劣ったスキルを有する個人が所定の時間内に所定の回数制御をした後で前記プロセッサが、より劣ったスキルを有する個人によって実行された制御を続行することを特徴とする前記請求項42に記載の装置。
【請求項45】
目的の言語においてスキルを有する個人とより劣ったスキルを有する個人との間のコミュニケーションを改善する装置であって、
スキルを有する個人からより劣ったスキルを有する個人へのコミュニケーション用のモニタと、
該モニタと通信するプロセッサであって、より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でモニタされたコミュニケーションを行うか否かを決定するものとからなり、前記プロセッサが、
もし、そのコミュニケーションがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内にあるものであるとプロセッサが決定した場合には、より劣ったスキルを有する個人に前記コミュニケーションを転送するようにし、
もし、そのコミュニケーションがより劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内にはないものとプロセッサが決定した場合には、そのコミュニケーションの少なくとも一部に関連する追加情報と共により劣ったスキルを有する個人に前記コミュニケーションを転送する装置。
【請求項46】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項47】
コミュニケーション中の言葉を読み取る音声認識手段を更に有し、前記プロセッサが前記コミュニケーション中の読み取った言葉をより劣ったスキルを有する個人により知られている、目的の言語の言葉と比較することを特徴とする前記請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記プロセッサが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項49】
前記追加情報がコミュニケーション中の言葉又は表現の説明を含んでいることを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項50】
前記追加情報がコミュニケーション中の言葉の視覚表現であることを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項51】
前記プロセッサが前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項52】
より劣ったスキルを有する個人がティーチング機器上で目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報がティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項45に記載の装置。
【請求項53】
更に、コミュニケーション中の言葉を読み取る音声認識手段を有し、前記プロセッサがコミュニケーション中の読み取った言葉をより劣ったスキルを有する個人により知られている、目的の言語の言葉と比較することを特徴とする前記請求項46に記載の装置。
【請求項54】
更に、言葉によるメッセージの速度を変更する音声変換手段を有し、該音声変換手段がより劣ったスキルを有する個人により制御されて、コミュニケーションを処理することを特徴とする前記請求項46に記載の装置。
【請求項55】
前記プロセッサが、スキルを有する個人に対していつより劣ったスキルを有する個人が前記音声変換手段を制御するかを知らせることを特徴とする前記請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記プロセッサが、より劣ったスキルを有する個人が所定の時間内に所定の回数要求をした後でより劣ったスキルを有する個人によって行われた制御を続行することを特徴とする前記請求項54に記載の装置。
【請求項57】
目的の言語においてスキルを有する個人を訓練してより劣ったスキルを有する個人とのコミュニケーションをさせる方法であって、
スキルを有する個人からのコミュニケーションをモニタするステップと、
より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でそのコミュニケーションを行うか否かを決定するステップと、
その決定ステップの結果が肯定的でない場合には、該コミュニケーションに関連する命令を前記スキルを有する個人に提供するか、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろう別のコミュニケーションを前記スキルを有する個人に提案をするステップとからなる方法。
【請求項58】
前記命令又は提案には、ビジュアルな表示が含まれていることを特徴とする前記請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項57に記載の方法。
【請求項60】
前記モニタステップが、音声認識を用いてコミュニケーション中の言葉を読み取って、コミュニケーション中の読み取った言葉を目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている言葉と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記モニタステップが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項57に記載の方法。
【請求項62】
前記決定ステップが、前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを含んでいることを特徴とする前記請求項57に記載の方法。
【請求項63】
前記記憶された情報が、目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の語彙を表していることを特徴とする前記請求項62に記載の方法。
【請求項64】
より劣ったスキルを有する個人が目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報が、学習者が目的の言語を学習するために使用しているティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項62に記載の方法。
【請求項65】
前記記憶された情報が、選択されたレベルのスキルの個人の能力を示していることを特徴とする前記請求項62に記載の方法。
【請求項66】
目的の言語においてスキルを有する個人を訓練してより劣ったスキルを有する個人とのコミュニケーションをさせる装置であって、
スキルを有する個人からより劣ったスキルを有する個人へのコミュニケーションのためのモニタと、
該モニタと通信するプロセッサであって、より劣ったスキルを有する個人の目的の言語のスキルの範囲内でモニタされたコミュニケーションを行うか否かを決定し、もし、否定的である場合には、該コミュニケーションに関連する命令を前記スキルを有する個人に提供するか、若しくは、より劣ったスキルを有する個人によって理解されるであろうコミュニケーションのため別の言葉を前記スキルを有する個人に提案するものとからなる装置。
【請求項67】
前記命令又は提案には、ビジュアルな表示が含まれていることを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項68】
前記コミュニケーションが言葉によるコミュニケーションであることを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項69】
更に、コミュニケーション中の言葉を読み取る音声認識手段を有し、前記プロセッサが、コミュニケーション中の読み取った言葉を目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている言葉と比較することを特徴とする前記請求項68に記載の装置。
【請求項70】
前記プロセッサが、コミュニケーション中の語彙と目的の言語においてより劣ったスキルを有する個人によって知られている語彙を比較することを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項71】
前記プロセッサが、コミュニケーション中の言葉の代替としての言葉を提案することを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項72】
前記プロセッサが、前記コミュニケーションを目的の言語におけるより劣ったスキルを有する個人の能力に関連する記憶された情報と比較することを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項73】
より劣ったスキルを有する個人がティーチング機器上で目的の言語を学習している学習者であり、前記記憶された情報がティーチング機器から得られることを特徴とする前記請求項66に記載の装置。
【請求項74】
前記記憶された情報が、選択されたレベルのスキルの個人の能力を示していることを特徴とする前記請求項66に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2012−530954(P2012−530954A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−517566(P2012−517566)
【出願日】平成22年6月11日(2010.6.11)
【国際出願番号】PCT/US2010/038241
【国際公開番号】WO2010/151437
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(511065510)ロゼッタ ストーン エルティーディー (2)
【氏名又は名称原語表記】ROSETTA STONE, LTD.
【Fターム(参考)】