説明

言語学習装置、その制御方法及び制御プログラム

【課題】ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得る。
【解決手段】音声認識部32が、音声入力部Aからのオーディオ入力信号に基いて、車内で子供などのユーザにより発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する。対象検索部33が、表示部7に表示している文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索し、対象報知部34が、前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、表示部7での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得る技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理技術(例えば、特許文献1)の発達に伴い、自動車に代表される移動体の現在位置や目的地への経路を案内する車載用のナビゲーション装置が普及した。ナビゲーション装置は、予め用意した道路地図データに基づき、GPSなどで得る自車位置を周辺地図上に表示したり、指定された目的地への経路を計算し画面表示や合成音声などで案内するものである。
【特許文献1】特開2000−298493
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記のようなナビゲーション装置は、もっぱらドライブのサポートのみに特化したもので、経路がしばらく道なりのような状況でも、画面や制御部などの余力については、特段活用する提案は存在せず、無駄な面が大きかった。一方、長いドライブで退屈しがちな子供の喜びや学びのためには、大人が時間と根気で相手をするか、そうでなければ専用のゲーム装置や学習材料などを用意する必要があり、それらの負担は大きいものであった。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得ることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様では(請求項1、7、13)、音声入力部と、情報の表示部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備える言語学習装置(その制御方法、制御プログラム)であって、文字又は文字列を含む情報を前記表示部に表示する情報表示手段(「手段」は、方法、プログラムにあっては「処理」と読み替える。以下同じ)と、前記音声入力部からの入力信号に基いて、発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する音声認識手段と、前記表示している前記文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索する対象検索手段と、前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、前記表示部での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する対象報知手段と、を前記制御部が実現することを特徴とする。
【0006】
このように、ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、発話された文字を認識するとともに地図などの表示画面中で該当するものを知らせることにより、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得られる。
【0007】
本発明の他の態様は(請求項2、8、14)、上記態様において、前記対象検索手段は、前記発話対象を含む単語を検索する単語検索手段を有することを特徴とする。
【0008】
このように、単語を単位とした検索により、さまざまな年齢層を対象としたより複雑高度な学習が可能となる。
【0009】
本発明の他の態様は(請求項3、9、15)、上記態様において、前記対象報知手段は、前記該当表示要素の表示状態を変化させる文字表示変化手段を有することを特徴とする。
【0010】
このように、該当表示要素について、大きさ、色、太さ、点滅、背景色変更などの表示状態の変化により、一見して把握しやすい報知が可能となる。
【0011】
本発明の他の態様は(請求項4、10、16)、上記態様において、前記対象報知手段は、前記該当表示要素である文字又は文字列を音声出力させる音声出力手段を有することを特徴とする。
【0012】
このように、該当表示要素について、合成音声による読み上げなど音声出力により、視覚と聴覚を両方活用し、優れた学習効果が実現可能となる。
【0013】
本発明の他の態様は(請求項5、11、17)、上記態様において、前記情報表示手段は、表示されている前記文字又は文字列について全てひらがな又はカタカナ表示に切り替える表示切替手段を有することを特徴とする。
【0014】
このように、地図中の地名など表示している文字について、ひらがなやカタカナでの表示により、低い年齢層を対象とした学習や、一文字単位の強調表示が容易となる。
【0015】
本発明の他の態様は(請求項6、12、18)、上記態様において、前記対象検索手段は、前記表示部に表示されている前記情報が更新された場合、前記発話対象の検索を再度行うことを特徴とする。
【0016】
このように、スクロールや縮尺変更などで表示画面中に新たに登場した該当表示要素についても再度検索し報知することにより、いちはやく発見する楽しみと正確な漏れの無い学習が実現できる。
【発明の効果】
【0017】
以上のように、本発明によれば、ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明を実施するための最良の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、背景技術や課題での説明と共通の前提事項は繰り返さない。
【0019】
〔1.構成〕
本実施形態は、ナビゲーション装置と一体に構成した言語学習装置(以下「本装置」と呼ぶ)で、本装置の制御方法、制御プログラムとしても把握可能であり、本装置の構成を図1に示す。
【0020】
すなわち、Aは、マイクロフォンなどの音声入力部である。1は、VICS情報を取得する為のFM多重受信及び処理部、2は、VICS情報を取得する為のビーコン受信及び処理部である。3は、システム全体の制御を司るメインCPU及びその周辺回路であり、本装置各部の制御を含む情報処理を行う制御部である。4は、メインプログラムをロードする為のダイナミックRAM(DRAM)、5は、メイン電源オフの間も設定などメモリ内容を保持するためのバッテリーバックアップ付スタティックRAM(SRAM)、6は、起動時等に制御部3よりアクセスされるROMである。
【0021】
7は、情報の表示部で、描画を行うとともにそのデータを表示するものであり、液晶表示パネルなどを用いる。8は、表示部7用に設けられたビデオRAM(VRAM)である。9は、TV(各種のテレビジョン放送)を受信する為のTV受信及び処理部、10は、イルミネーション(計器盤等の照明)・車速パルス・パーキング等の動作や状態を検出する車両情報取得部である。
【0022】
記憶装置11は、HDD、DVD−ROM、CD−ROMなどのドライブを用いて、地図データ・検索データ及び地図関連データなどを記録する地図データ記憶手段であり、地図データは、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどに加え、給油施設(例えば、ガソリンスタンド)なども含む施設情報を伴ってもよい。
【0023】
12は、情報の入力部で、タッチキーなどからの入力を検出する制御装置であるが、入力部の構成や種類は自由で、表示部7周囲の操作スイッチ類のほか、リモコンユニット、表示パネルと一体のタッチセンサなどを単独、又は自由に組み合わせて用いればよい。
【0024】
また、制御部3は、所定の制御プログラムにより、以下のような機能や作用に対応する処理や手段(例えば、図1に示す31、32…など)を実現・実行するが、従来と共通のナビゲーション処理、例えば図示しないGPSなどによる自車位置検出、経路計算、といった処理については、自車位置検出部36、経路計算部37、案内部38などが適宜行うが、本発明の特徴点ではないので詳説しない。
【0025】
〔2.作用効果〕
上記のように構成された本実施形態の作用効果について説明する。
〔2−1.概略〕
作用の概略としては、例えば、所定のひらがな学習モードにおいて、地図上の文字表示すべてがひらがなやカタカナ表示になり、子供などユーザの発話した1文字が音声認識され、該当の文字が画面で拡大表示される。例えば、「あ」と発話すると、「あ」の文字のみが拡大表示される。また、例えば、発話した1文字が含まれる単語を順次全て読み上げていく。また、スクロールや地図更新による再描画などで新たに表示された単語もこれら読み上げ等の対象とする。より具体的には以下のようになる。
【0026】
〔2−2.基本的作用効果〕
すなわち、情報表示部31(情報表示手段)が、文字又は文字列を含む情報を表示部7に表示する(情報表示処理)。音声認識部32(音声認識手段)が、音声入力部Aからのオーディオ入力信号に基いて、車内で子供などのユーザにより発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する(音声認識処理)。そして、対象検索部33(対象検索手段)が、表示部7に表示している前記文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索し(対象検索処理)、対象報知部34(対象報知手段)が、前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、表示部7での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する(対象報知処理)。
【0027】
このように、ナビゲーション装置の持つ情報処理能力の有効活用により、発話された文字を認識するとともに地図などの表示画面中で該当するものを知らせることにより、長時間ドライブ等に飽きがちな子供等についてもゲーム感覚の娯楽性で楽しませ喜ばせつつ、ひらがな等の文字や単語の優れた学習効果も得られる。
【0028】
〔2−3.単語単位の処理〕
また、対象検索部33は、単語検索部331(単語検索手段)により、前記発話対象を含む単語を検索する単語検索処理を行うようにしてもよい。このように、単語を単位とした検索により、さまざまな年齢層を対象としたより複雑高度な学習が可能となる。
【0029】
〔2−4.表示状態の変化による報知〕
また、対象報知部34は、文字表示変化部341(文字表示変化手段)により、前記該当表示要素の表示状態を変化させる文字表示変化処理を行うようにしてもよい。このように、該当表示要素について、大きさ、色、太さ、点滅、背景色変更などの表示状態の変化により、一見して把握しやすい報知が可能となる。
【0030】
〔2−5.音声出力による報知〕
また、対象報知部34は、音声出力部342(音声出力手段)により、前記該当表示要素である文字又は文字列を音声出力させる音声出力処理を行うようにしてもよい。このように、該当表示要素について、合成音声による読み上げなど音声出力により、視覚と聴覚を両方活用し、優れた学習効果が実現可能となる。
【0031】
〔2−6.ひらがなカタカナ表示〕
また、情報表示部31は、表示切替部311(表示切替手段)により、表示されている前記文字又は文字列について全てひらがな又はカタカナ表示に切り替える表示切替処理を行うようにしてもよい。このように、地図中の地名など表示している文字について、ひらがなやカタカナでの表示により、低い年齢層を対象とした学習や、一文字単位の強調表示が容易となる。
【0032】
〔2−7.更新時の再検索〕
また、対象検索部33は、表示部7に表示されている前記情報が、スクロール処理や情報の再取得により更新された場合、前記発話対象の検索を再度行うようにしてもよい。このように、スクロールや縮尺変更などで表示画面中に新たに登場した該当表示要素についても再度検索し報知することにより、いちはやく発見する楽しみと正確な漏れの無い学習が実現できる。
【0033】
〔3.処理フローの例〕
次に、本実施形態における具体的な処理手順の例を、図2からのフローチャートに示す。なお、本出願においてステップ番号の大小は処理順の前後とは無関係である。
【0034】
本実施形態特有の上記のような作用は所定のひらがな学習モードにおけるもので、このひらがな学習モードの場合に(図2のステップS01)、地図上の全ての文字表示をひらがな表示に再描画し(ステップS02)、音声認識モードにして発話を行ったかを判断する(ステップS03)。ここで発話された音声がどの文字か認識し(ステップS31)、こうして認識された音声に対応する文字が画面上に存在するか検索する(ステップS32)。この検索によりその文字の存否を判断し(ステップS33)、この判断において文字が存在していれば、その文字を拡大表示すると共に、画面上の単語のうちその文字を含む単語全てを読み上げ(ステップS04)、存在していない場合は(ステップS33)、ひらがな学習モードが操作などにより終了しない限り(ステップS06)、モードの判断(ステップS01)へ戻る。
【0035】
ひらがな学習モードにおけるスクロールにより、発話文字を含む単語が新しく画面に登場した場合、読み上げや拡大表示の対象としてもよい。このうち、ユーザが操作により任意に地図をスクロールさせた場合の処理手順を図3に示す。すなわち、ユーザの操作による場合(図3)、ひらがな学習モードの状態で、発話した1文字が拡大された表示(地図表示)の状態において(ステップS11)、スクロールを開始したと判断すると(ステップS12)、スクロールにより新たに表示された地図の単語であって、発話した1文字が含まれるものを拡大表示して読み上げる処理を(ステップS13)、ひらがな学習モードが終了と判断するまで繰り返す(ステップS14)。
【0036】
また、自車の移動によるスクロールの場合の処理手順を図4に示す。この場合、ひらがな学習モードの状態で、発話した1文字が拡大された表示(地図表示)の状態において(ステップS21)、自車の移動により地図が更新されたと判断すると(ステップS22)、地図上の発話した1文字が含まれるすべての単語を拡大表示して読み上げる処理を(ステップS23)、ひらがな学習モードが終了と判断するまで繰り返す(ステップS24)。
【0037】
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するもの及びそれ以外の他の実施形態も含むものである。例えば、単語を単位とした報知等の処理は必須ではなく、ひらがなやカタカナの1文字単位のみを対象としてもよい。また、読み上げと拡大表示の併用は必須ではなく、報知の仕方は自由に定めてよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施形態における処理手順を例示するフローチャート。
【図3】本発明の実施形態において、ユーザ操作によるスクロール時の処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施形態において、自車の移動による地図更新時の処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0039】
1…FM多重受信及び処理部
2…ビーコン受信及び処理部
3…制御部(メインCPU及びその周辺回路)
4…ダイナミックRAM(DRAM)
5…スタティックRAM(SRAM)
6…ROM
7…表示部
8…ビデオRAM(VRAM)
9…TV受信及び処理部
10…車両情報取得部
11…地図データ・検索データ及び地図関連データの記憶装置
12…入力部(タッチキー制御装置)
31…情報表示部
311…表示切替部
32…音声認識部
33…対象検索部
331…単語検索部
34…対象報知部
341…文字表示変化部
342…音声出力部
36…自車位置検出部
37…経路計算部
38…案内部
S〜…手順の各ステップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声入力部と、情報の表示部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備える言語学習装置であって、
文字又は文字列を含む情報を前記表示部に表示する情報表示手段と、
前記音声入力部からの入力信号に基いて、発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する音声認識手段と、
前記表示している前記文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索する対象検索手段と、
前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、前記表示部での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する対象報知手段と、
を前記制御部が実現することを特徴とする言語学習装置。
【請求項2】
前記対象検索手段は、前記発話対象を含む単語を検索する単語検索手段を有することを特徴とする請求項1記載の言語学習装置。
【請求項3】
前記対象報知手段は、前記該当表示要素の表示状態を変化させる文字表示変化手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の言語学習装置。
【請求項4】
前記対象報知手段は、前記該当表示要素である文字又は文字列を音声出力させる音声出力手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の言語学習装置。
【請求項5】
前記情報表示手段は、表示されている前記文字又は文字列について全てひらがな又はカタカナ表示に切り替える表示切替手段を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の言語学習装置。
【請求項6】
前記対象検索手段は、前記表示部に表示されている前記情報が更新された場合、前記発話対象の検索を再度行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の言語学習装置。
【請求項7】
音声入力部と、情報の表示部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備える言語学習装置の制御方法であって、
文字又は文字列を含む情報を前記表示部に表示する情報表示処理と、
前記音声入力部からの入力信号に基いて、発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する音声認識処理と、
前記表示している前記文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索する対象検索処理と、
前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、前記表示部での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する対象報知処理と、
を前記制御部が実行することを特徴とする言語学習装置の制御方法。
【請求項8】
前記対象検索処理は、前記発話対象を含む単語を検索する単語検索処理を含むことを特徴とする請求項7記載の言語学習装置の制御方法。
【請求項9】
前記対象報知処理は、前記該当表示要素の表示状態を変化させる文字表示変化処理を含むことを特徴とする請求項7又は8記載の言語学習装置の制御方法。
【請求項10】
前記対象報知処理は、前記該当表示要素である文字又は文字列を音声出力させる音声出力処理を含むことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御方法。
【請求項11】
前記情報表示処理は、表示されている前記文字又は文字列について全てひらがな又はカタカナ表示に切り替える表示切替処理を含むことを特徴とする請求項7から10のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御方法。
【請求項12】
前記対象検索処理は、前記表示部に表示されている前記情報が更新された場合、前記発話対象の検索を再度行うことを特徴とする請求項7から11のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御方法。
【請求項13】
音声入力部と、情報の表示部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備える言語学習装置の制御プログラムであって、
文字又は文字列を含む情報を前記表示部に表示する情報表示処理と、
前記音声入力部からの入力信号に基いて、発話された文字又は言葉を認識により発話対象として取得する音声認識処理と、
前記表示している前記文字又は文字列のなかから、前記発話対象を検索する対象検索処理と、
前記検索でヒットした前記文字又は文字列の少なくとも一方を該当表示要素として、前記表示部での強調もしくは拡大表示又は他の態様によりユーザに報知する対象報知処理と、
を前記制御部に実行させることを特徴とする言語学習装置の制御プログラム。
【請求項14】
前記対象検索処理は、前記発話対象を含む単語を検索する単語検索処理を含むことを特徴とする請求項13記載の言語学習装置の制御プログラム。
【請求項15】
前記対象報知処理は、前記該当表示要素の表示状態を変化させる文字表示変化処理を含むことを特徴とする請求項13又は14記載の言語学習装置の制御プログラム。
【請求項16】
前記対象報知処理は、前記該当表示要素である文字又は文字列を音声出力させる音声出力処理を含むことを特徴とする請求項13から15のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御プログラム。
【請求項17】
前記情報表示処理は、表示されている前記文字又は文字列について全てひらがな又はカタカナ表示に切り替える表示切替処理を含むことを特徴とする請求項13から16のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御プログラム。
【請求項18】
前記対象検索処理は、前記表示部に表示されている前記情報が更新された場合、前記発話対象の検索を再度行うことを特徴とする請求項13から17のいずれか一項に記載の言語学習装置の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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