説明

計量カップ及び炊飯器

【課題】炊飯する米の量に応じた水加減を容易に行うことのできる、計量カップ及びこの計量カップを備えた炊飯器を得る。
【解決手段】計量カップ1は最大容量が炊飯する米の1合相当量であり、加水量のうち、計量カップ1の最大容量の整数倍量に満たない量を示す水位目盛2を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯時の加水量の計量に用いる計量カップ、及びこの計量カップを備えた炊飯器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の炊飯器は、炊飯器の内釜の内面に印刷あるいは刻印された水位目盛を備えており、ユーザーは、内釜の水位目盛に水面を合わせることによって水の量(加水量)を量っていた。
【0003】
また、加水量を量る計量カップも提案されている。このような計量カップとして、「容器2の開口部2aと対向する底部2bの中間部に位置して伸縮自在でなる蛇腹2cを介在して、最大に伸長することで容器2の容積を拡大することで水の適量を測定が出来るようにして更に、容器2に介在した蛇腹2Cを縮小することで、1合に見合う容積に可変自在にする」という技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−174653号公報(第2頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
内釜に設けられた水位目盛を用いて正確に水加減を行う場合には、内釜を水平な場所に置いて水位調節を行う必要があった。しかし、水位調節を行うときに内釜を載置する調理台やテーブルなどの上は水平でない場合も多いため、ユーザーは、内釜上部の開口部に顔を近づけ、内釜を適宜傾けつつ、水位目盛とにらめっこしながら水面を水位目盛に合わせる必要があり、使い勝手が悪かった。
また、正確な水位調節を可能とするために、内釜の対向する両側面に水位目盛を設けたものも提案されているが、やはり、水平でない場所で水位調節を行う際には、内釜を水平に維持するよう調整しつつ水位調節を行う必要があり、使い勝手が悪かった。
【0006】
また、上記特許文献1に記載の計量カップにおいては、米量に対する加水量の割合は、米1合に対する加水量の割合に固定されてしまう。すなわち、米を3合炊く場合には、1合の米を炊く場合の加水量の3倍の加水量となる。
しかし、おいしいご飯を炊くための米量に対する加水量の割合は、米量に応じて異なる。すなわち、おいしいご飯を炊くためには、米を1合炊く場合の米量に対する加水量の割合と、米を5合炊く場合の米量に対する加水量の割合とを異ならせる必要がある。
しかし、上記特許文献1に記載の計量カップでは、米量に対する加水量の割合が固定となるため、炊飯する米量に応じた水位調節が困難であった。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、炊飯する米の量に応じた水加減を容易に行うことのできる、計量カップ及びこの計量カップを備えた炊飯器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る計量カップは、炊飯時の加水量を量る計量カップであって、その最大容量が、炊飯する米の所定の単位量相当量であり、加水量のうち、当該計量カップの最大容量の整数倍量に満たない量を示す水位目盛を備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る計量カップは、計量カップの最大容量の整数倍量に満たない量を示す水位目盛を備えた。したがって、米量に応じたカップ数分の計量カップ最大容量の水と、米量に対応する目盛までの水を量ることで、加水量を量ることができる。このため、米量に応じた水加減を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施の形態1に係る計量カップの斜視図である。
【図2】図1に示す計量カップを他の方向から見た場合の斜視図である。
【図3】実施の形態2に係る計量カップの斜視図である。
【図4】図3に示す計量カップを他の方向から見た場合の斜視図である。
【図5】実施の形態2に係る加水量表示部を示す図である。
【図6】実施の形態3に係る計量カップの斜視図である。
【図7】実施の形態4に係る計量カップの斜視図である。
【図8】実施の形態5に係る炊飯器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る計量カップ1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る計量カップ1を、図1とは異なる方向から見た場合の斜視図である。
計量カップ1は、プラスチック樹脂等で成形された計量カップであり、最大容量が180mL(米1合相当量)となるよう構成されている。本実施の形態1では、本発明の「米の所定の単位量」は、米1合に相当する。
計量カップ1には、印刷あるいは刻印により水位目盛2が設けられている。
また、図2に示すように、計量カップ1には加水量表示部3が設けられている。
【0012】
ここで、一般に炊飯器は、最大炊飯容量が予め決まっている(例えば最大炊飯容量1.0L、1.8Lなど)。そして、米の量に対する最適な水の量は、炊飯器の最大炊飯容量によって異なる。本実施の形態1では、最大炊飯容量が1.0Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップを例に説明する。
【0013】
まず、炊飯する米の量と加える水の量の関係について説明する。
一般に、炊飯する米の量(炊飯量)に対する、炊飯時に加える水の量(加水量)の比率は、加水比と呼ばれる。そして、おいしいご飯を炊くための加水比は、炊飯量によって異なる。以下に、一般的な炊飯器を例に、炊飯量と加水量の関係を説明する。
【0014】
表1は、炊飯量と加水量とを一覧で示す表である。表1では、最大炊飯容量が1.0Lの炊飯器の表を上段に、最大炊飯容量が1.8Lの炊飯器の表を下段に示している。
【0015】
【表1】

【0016】
「炊飯量」は、炊飯する米の合数を示している。1合は計量カップ1の1カップ分であり、容量180mLに相当する。そして、2合は360mL、3合は540mL、4合は720mL、5合は900mLである。なお、最大炊飯容量が1.0Lの炊飯器では最大の炊飯量は5.5合であるが、本実施の形態1では5.5合の場合は説明を省略し、表1にも記載していない。
【0017】
「加水量」は、炊飯時に加える水の量であり、単位はmLである。
最大炊飯容量が1.0Lの炊飯器を用いる場合には、炊飯量が1合の場合の加水量は270mLである。同様に、炊飯量が2合の場合の加水量は470mL、3合の場合の加水量は655mL、4合の場合の加水量は860mL、5合の場合の加水量は1050mLである。
最大炊飯容量が1.8Lの炊飯器を用いる場合には、炊飯量が1合の場合の加水量は280mLである。同様に、2合の場合の加水量は487mL、3合の場合の加水量は665mL、4合の場合の加水量は865mL、5合の場合の加水量は1055mL、6合の場合の加水量は1245mL、7合の場合の加水量は1435mL、8合の場合の加水量は1645mL、9合の場合の加水量は1830mL、10合の場合の加水量は2020mLである。
【0018】
「比率」は、計量カップ1の最大容量(180mL)に対する、加水量の比率を示している。
最大炊飯容量が1.0Lの炊飯器を用いる場合には、炊飯量が1合の場合の比率は270/180=1.5倍となっている。同様に、炊飯量が2合の場合の比率は2.6倍、3合の場合の比率は3.6倍、4合の場合の比率は4.8倍、5合の場合の比率は5.8倍である。
最大炊飯容量が1.8Lの炊飯器を用いる場合には、炊飯量が1合の場合の比率は280/180=1.6倍となっている。同様に、炊飯量が2合の場合の比率は2.7倍、3合の場合の比率は3.7倍、4合の場合の比率は4.8倍、5合の場合の比率は5.9倍、6合の場合の比率は6.9倍、7合の場合の比率は8.0倍、8合の場合の比率は9.1倍、9合の場合の比率は10.2倍、10合の場合の比率は11.2倍である。
【0019】
ここで、異なる炊飯量の場合の加水比を比較してみる。
まず、最大炊飯容量が1.0Lである場合において、炊飯量が1合の場合と5合の場合とで比較する。炊飯量が1合の場合は、加水量(270mL)は炊飯量(180mL)の150%(炊飯量の50%増し)である。一方、炊飯量が5合の場合は、加水量(1050mL)は炊飯量(900mL)の117%(炊飯量の17%増し)となる。
次に、最大炊飯容量が1.8Lである場合において、炊飯量が1合の場合と10合の場合とで比較する。炊飯量が1合の場合は、加水量(280mL)は炊飯量(180mL)の156%(炊飯量の56%増し)である。一方、炊飯量が10合の場合は、加水量(2020mL)は炊飯量(1800mL)の112%(炊飯量の12%増し)となる。
【0020】
ここで示したように、一般的に、炊飯量が少なければ加水比は大きく、炊飯量が増加すると加水比が低くなる傾向があるといえる。
なお、表1の数値は、一般的な炊飯器の設定値を例として示したものであって、すべての炊飯器に対して適用されるものではなく、何ら数値を限定するものではない。
【0021】
加水量について、表1を参照して説明を続ける。
「カップ数」と「1合未満分」は、加水量(mL)を、計量カップ1のカップ数に換算して表記したものである。
例えば加水量が270mLであれば、計量カップ1の1.5カップ分の水量に相当するため、「カップ数」の欄に1、「1合未満分」の欄に0.5と表記している。言い換えると、加水量(例えば270mL)を計量カップ1の最大容量(180mL)で割ったときの商が「カップ数」の値であり、余り(四捨五入などして端数を処理した値を含む)が「1合未満分」の値である。計量カップ1の最大容量の水を「カップ数」分だけ計量すると、これが、計量カップ1の最大容量の整数倍量となる。
【0022】
例えば、最大炊飯容量が1.0Lの場合、炊飯量が5合であれば、加水量は、計量カップ1に5カップと0.8カップ(1カップの80%)とを合わせた量となる。また、最大炊飯容量が1.8Lの場合、炊飯量が10合であれば、加水量は、計量カップ1に11カップと0.2カップ(1カップの20%)とを合わせた量となる。
【0023】
そこで、本実施の形態1に係る計量カップ1の水位目盛2は、表1の「1合未満分」に相当する水量を示す位置に配置している。
図1に示すように、水位目盛2の「1合」を示す水位目盛2aは、表1の「1合未満分」に示す水量に対応する目盛となっている。具体的には、「1合」を示す水位目盛2aは、計量カップ1の最大容量の0.5(90mL)を示す位置に設けられている。同様に、「2合・3合」を示す水位目盛2bは、0.6(108mL)の位置に、「4合・5合」を示す水位目盛2cは、0.8(144mL)の位置に、設けられている。
【0024】
図2に示すように加水量表示部3は、表1の「カップ数」に示した値を「炊飯量」と対応づけて一覧表示したものである。加水量表示部3は、計量カップ1の側面に刻印あるいは印刷により設けられている。なお、本実施の形態1では加水量表示部3を計量カップ1の側面に設けているが、例えば計量カップ1の底面に設けることもできる。
【0025】
このように構成された計量カップ1を用いて米量及び加水量を計量する場合、まず計量カップ1で米量を計量し、必要に応じて洗米する。そして、炊飯器の内釜に洗米後の米を投入し、計量カップ1を用いて計量した水を内釜に投入する。
加水量の計量においては、まず、炊飯量に応じたカップ数分の水を、加水量表示部3を参照しながら計量カップ1を用いて量る。計量カップ1の容量いっぱいまで水を汲めばよいので、水位目盛2を気にする必要がなく、素早く水を計量することができる。また、計量カップ1には加水量表示部3が設けられているので、ユーザーは、加えるべき水のカップ数を容易に把握することができる。
【0026】
そして、必要なカップ数の水を内釜に投入した後、炊飯量に応じた水位目盛2を基準に、水を計量する。計量カップ1は、内釜に比べると横断面積が小さいため、計量カップ1が多少傾いていたとしても水量の誤差は少ない。このため、内釜に設けられた水位目盛を用いて水加減をするときほど慎重にならずとも、より正確に水位調節を行うことができる。また、計量カップ1に設ける水位目盛2は、無洗米の炊飯に適した加水量に基づいて定めてもよい。
【0027】
また、本実施の形態1に係る計量カップ1によれば、内釜に設けられた水位目盛を用いて水加減を行う必要がない。このため、例えば無洗米を炊飯する場合には、計量カップ1を用いて計量した無洗米を内釜に投入し、同じく計量カップ1で計量した水を内釜に投入すればよい。すなわち、内釜に手を入れるなどして水加減を行う必要がなく、手を濡らさずにより正確な水加減が可能となる。
【0028】
また、本実施の形態1では、計量カップ1の最大容量を180mL(米1合相当量)としたが、これに限定されるものではない。例えば、計量カップの最大容量を90mL(米0.5合相当量)とすれば、炊飯量の少ないユーザーが0.5合ずつ炊飯するのに適している。また、例えば計量カップの最大容量を大きくすれば、1カップで多くの水を計量できるので、業務用などで大量に炊飯するユーザーの水加減の手間を軽減することができる。なお、このことは、後述する実施の形態においても同様である。
【0029】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2に係る計量カップ11の斜視図である。図4は、実施の形態2に係る計量カップ11を、図3とは異なる方向から見た場合の斜視図である。図5は、図4に示す加水量表示部13を拡大して示す図である。
本実施の形態2では、最大炊飯容量が1.8Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップを例に説明する。
【0030】
計量カップ11は、プラスチック樹脂等で成形された計量カップであり、最大容量が180mLとなるよう構成されている。
計量カップ11には、印刷あるいは刻印により水位目盛12が設けられている。
また、図4に示すように、計量カップ11には加水量表示部13が設けられている。
【0031】
本実施の形態2に係る計量カップ11の水位目盛12は、実施の形態1で示した表1の「1合未満分」に相当する水量を示す位置に設けられている。
図3に示すように、水位目盛12の「1合」を示す水位目盛12aは、表1の「1合未満分」に示す水量に対応する目盛となっている。具体的には、「1合」を示す水位目盛12aは、計量カップ1の最大容量の0.6(108mL)を示す位置に設けられている。同様に、「2合・3合」を示す水位目盛2bは、0.7(128mL)の位置に、「4合」を示す水位目盛2cは、0.8(144mL)の位置に、「5合・6合」を示す水位目盛2dは、0.9(162mL)の位置に、「8合」を示す水位目盛2eは0.1(18mL)の位置に、「9合・10合」を示す水位目盛2fは、0.2(36mL)の位置に、それぞれ設けられている。
【0032】
なお、「7合」の場合は「1合未満分」に相当する水量がゼロであるので(表1参照)、「7合」を示す目盛は設けていない。
【0033】
また、図4、図5に示すように加水量表示部13は、表1の「カップ数」に示した値を「炊飯量」と対応づけて一覧表示したものである。加水量表示部13は、計量カップ1の側面に刻印あるいは印刷により設けられている。なお、本実施の形態2では加水量表示部13を計量カップ11の側面に設けているが、例えば計量カップ11の底面に設けることもできる。
【0034】
このように構成された最大炊飯容量が1.8Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップ11においても、前述の実施の形態1で説明した手順と同様の手順で加水量を計量することができ、同様の効果を得ることができる。
【0035】
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る計量カップ21の斜視図である。本実施の形態3では、最大炊飯容量が1.0Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップを例に説明する。
【0036】
図6に示すように、計量カップ21は、前述の実施の形態1で説明した水位目盛2と同様にして刻んだ水位目盛22が、計量カップ21の周壁上の水位目盛2と対向する位置に設けられている。このように、計量カップ21の対向する位置に水位目盛2と水位目盛22を設けることにより、1カップ未満分の水量を量るときの水位目盛22の視認性を向上させることができ、作業性を向上させることができる。
【0037】
なお、前述の実施の形態2の最大炊飯容量が1.8Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップにおいても、本実施の形態3で述べたように対向する両側面に目盛を設けることができ、同様の効果を得ることができる。
【0038】
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係る計量カップ31の斜視図である。本実施の形態4では、最大炊飯容量が1.0Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップを例に説明する。
【0039】
図7に示すように、計量カップ31は、前述の実施の形態1で説明した水位目盛2と同様にして刻んだ水位目盛32が、計量カップ31の周壁の全周に亘って設けられている。このように、水位目盛32を計量カップ31の周壁の全周に亘って設けることにより、1カップ未満分の水量を量るときの水位目盛32の視認性を向上させることができ、作業性を向上させることができる。
【0040】
なお、前述の実施の形態2の最大炊飯容量が1.8Lである炊飯器での炊飯に用いる計量カップにおいても、本実施の形態4で述べたように計量カップの周壁の全周に亘って目盛を設けることができ、同様の効果を得ることができる。
【0041】
実施の形態5.
図8は、本発明の実施の形態5に係る炊飯器本体5の斜視図である。炊飯器本体5は、前述の実施の形態1〜実施の形態4で述べたいずれかの計量カップと(図8には図示せず)、加水量表示部6を備えている。炊飯器本体5が備える計量カップは、炊飯器本体5の最大炊飯容量に応じて定められた加水量を計量可能なものである。
【0042】
加水量表示部6は、前述の実施の形態1の図2あるいは実施の形態2の図5で説明した加水量表示部と同様の情報が記載されており、炊飯器本体5の側面に設けられている。加水量表示部6は、炊飯器本体5の側面に印刷物あるいは銘板を貼り付けることによって設けられている。なお、図8では、加水量表示部6を炊飯器本体5の側面に設けているが、視認性を確保することのできる設置箇所であれば、例えば背面や上面などに設けてもよい。
【0043】
このように、加水量表示部6を炊飯器本体5に設けることにより、ユーザーは、加水量のうち「カップ数」に相当する量を容易に確認することができる。また、炊飯器本体5の表面積は計量カップと比べて大きいことから、加水量表示部6を大きく表示することも可能であり、このようにすることで視認性を向上させることができる。
また、加水量表示部6を炊飯器本体5に設けた場合には、計量カップに加水量表示部を設けなくともよい。この場合は、計量カップには水位目盛のみを設ければよいので、水位目盛の視認性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0044】
1 計量カップ、2 水位目盛、2a〜2c 水位目盛、3 加水量表示部、5 炊飯器本体、6 加水量表示部、11 計量カップ、12 水位目盛、12a〜12f 水位目盛、13 加水量表示部、21 計量カップ、22 水位目盛、31 計量カップ、32 水位目盛。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炊飯時の加水量を量る計量カップであって、
その最大容量が、炊飯する米の所定の単位量相当量であり、
前記加水量のうち、前記最大容量の整数倍量に満たない量を示す水位目盛を備えた
ことを特徴とする計量カップ。
【請求項2】
前記最大容量は、米1合相当量である
ことを特徴とする請求項1記載の計量カップ。
【請求項3】
前記加水量のうち、前記最大容量の整数倍量に相当する加水量を示す加水量表示部を備えた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の計量カップ。
【請求項4】
前記加水量は、炊飯に用いる炊飯器の最大炊飯容量に応じて定められている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の計量カップ。
【請求項5】
側面に複数の前記水位目盛が形成された
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか記載の計量カップ。
【請求項6】
前記水位目盛が、側面の全周に亘って形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか記載の計量カップ。
【請求項7】
請求項1〜請求項6のいずれか記載の計量カップを備えたことを特徴とする炊飯器。
【請求項8】
前記加水量のうち、前記計量カップの最大容量の整数倍量に相当する加水量を示す加水量表示部を備えた
ことを特徴とする請求項7記載の炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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