説明

記録再生装置の記録再生方法及び記録再生装置

【課題】テレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、番組に挿入されたCMが、同時にテレビジョン装置で視聴されているか、録画後に視聴された場合に限り、CMのスキップ再生や、CMのみの削除を可能とする。
【解決手段】記録再生装置20は、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第1のTV放送信号を受信するテレビジョン装置10と接続可能とし、記録用受信部22,動作制御部23,記録部24を備える。動作制御部23は、記録用受信部22で受信される第2のTV放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定し、CM信号の場合、テレビジョン装置10に対して受信中の第1のTV放送信号のチャンネルを問い合わせ、その結果、第1のTV放送信号と第2のTV放送信号のチャンネルが異なる場合、前記CM信号を記録部24に記録し、両者のチャンネルが同一の場合、前記CM信号を記録しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録再生装置の記録再生方法及び記録再生装置、より詳細には、番組に挿入されているCM(コマーシャルメッセージ)を視聴者に確実に視聴させるための記録再生装置の記録再生方法及び記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、記録再生装置等により録画された番組を視聴する場合、視聴者にとっては録画番組で同じCMを何度も見るのは煩わしく、CM部分をスキップしてしまうことが多い。一方、CMの提供会社やCMを製作する広告業者等にとっては、一度も視聴されていないCMが録画番組でスキップ再生されてしまうと、十分な広告効果を得られないという問題がある。
【0003】
これに対して、例えば、特許文献1には、番組本編部とCM部とを判断するCM判断部と、CM部分である旨のCM識別情報を付加して記録するディスク記録部と、再生時にCM部分が正しく再生されたかを記録し、消去時にCM部分が正しく再生されていなければ記録番組を消去できなくする再生/消去制御部とを備え、番組再生中に視聴者がCM部分をスキップした場合に、ディスク記録部から番組を消去できない、すなわち、後からでも視聴者に必ずCM部分を視聴させることができるようにした情報記録再生装置が開示されている。
【特許文献1】特開2001−266482号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の発明は、一度録画された番組について、過去にCM部分が正しく再生された実績があるかどうかにより、CM部分の消去の可否を判断しているが、テレビジョン装置と接続された記録再生装置において、記録再生装置で録画中の番組をテレビジョン装置で同時に視聴されている場合については考慮されていない。すなわち、番組中に挿入されているCMがテレビジョン装置で同時に視聴されているかどうかに応じて、記録再生装置に当該CMを録画するかどうかを判定することはできない。
【0005】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、テレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、番組に挿入されたCM部分が、同時にテレビジョン装置で視聴されているか、録画後に視聴された場合に限り、CM部分のスキップ再生や、CM部分のみの削除を可能とすること、を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置の記録再生方法において、該記録再生装置が、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信するステップと、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定するステップと、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるステップと、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録するステップとを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴としたものである。
【0007】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記第1のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号をユーザが視聴していることを確認するための画面を前記テレビジョン装置に表示させ、ユーザからの視聴確認がない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、視聴確認があった場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴としたものである。
【0008】
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の有効期限に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の有効期限が経過しているかどうかを判断し、前記有効期限が経過していない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、前記有効期限が経過している場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴としたものである。
【0009】
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記記録手段に記録されたCM信号の有効期限をカウントし、その有効期限が経過した後に、前記CM信号を前記記録手段から削除することを特徴としたものである。
【0010】
第5の技術手段は、第1の技術手段において、前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の広告回数に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の広告回数が前記記録再生装置の前記CM信号の受信回数を超えているかどうかを判断し、前記受信回数が前記広告回数以下の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、前記受信回数が前記広告回数を超えている場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴としたものである。
【0011】
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記記録手段に記録されたCM信号の再生回数をカウントし、該再生回数が前記広告回数になった後に、前記CM信号を前記記録手段から削除することを特徴としたものである。
【0012】
第7の技術手段は、第1乃至第6のいずれか1の技術手段において、前記記録手段に記録された未視聴のCM信号の削除処理がユーザ操作に従って選択された際に、前記未視聴のCM信号が挿入されている番組信号も併せて前記記録手段から削除することを特徴としたものである。
【0013】
第8の技術手段は、番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置の記録再生方法において、該記録再生装置が、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信するステップと、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定するステップと、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるステップと、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録するステップとを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴としたものである。
【0014】
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記第1のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号をユーザが視聴していることを確認するための画面を前記テレビジョン装置に表示させ、ユーザからの視聴確認がない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、視聴確認があった場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴としたものである。
【0015】
第10の技術手段は、第8又は第9の技術手段において、前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号を再生した後に、該CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴としたものである。
【0016】
第11の技術手段は、第8の技術手段において、前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の有効期限に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の有効期限が経過しているかどうかを判断し、前記有効期限が経過していない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、前記有効期限が経過している場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴としたものである。
【0017】
第12の技術手段は、第11の技術手段において、前記記録手段に記録されたCM信号の有効期限をカウントし、その有効期限が経過した後に、前記CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴としたものである。
【0018】
第13の技術手段は、第8の技術手段において、前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の広告回数に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の広告回数が前記記録再生装置の前記CM信号の受信回数を超えているかどうかを判断し、前記受信回数が前記広告回数以下の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、前記受信回数が前記広告回数を超えている場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴としたものである。
【0019】
第14の技術手段は、第13の技術手段において、前記記録手段に記録されたCM信号の再生回数をカウントし、該再生回数が前記広告回数になった後に、前記CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴としたものである。
【0020】
第15の技術手段は、第8乃至第14のいずれか1の技術手段において、前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号のスキップ処理がユーザ操作に従って選択された際に、前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号をその先頭位置から再生することを特徴としたものである。
【0021】
第16の技術手段は、番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、該記録再生装置は、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信する手段と、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定する手段と、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録する手段とを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴としたものである。
【0022】
第17の技術手段は、番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、該記録再生装置は、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信する手段と、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定する手段と、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録する手段とを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、テレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、番組に挿入されたCM部分が、同時にテレビジョン装置で視聴されているか、録画後に視聴された場合に限り、CM部分のスキップ再生や、CM部分のみの削除を可能としたため、CM提供者にとってはCM部分を視聴者に確実に視聴させることができると共に、視聴者にとってはCM部分を少なくとも1回視聴すれば、CM部分のスキップ再生や削除が可能となり、繰り返し視聴する必要がなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係る記録再生システムの構成例を示す図で、図中、10はテレビジョン装置、20は記録再生装置を示す。テレビジョン装置10と記録再生装置20はケーブル等を介して接続されている。テレビジョン装置10は、放送局から送信されるテレビジョン放送信号(第1のテレビジョン放送信号)をアンテナ11を介して受信する表示用受信部12,受信した第1のテレビジョン放送信号を表示する表示部13を備え、記録再生装置20は、放送局から送信されるテレビジョン放送信号(第2のテレビジョン放送信号)をアンテナ21を介して受信する記録用受信部22,受信した第2のテレビジョン放送信号の記録/再生/停止等の動作を制御する動作制御部23,第2のテレビジョン放送信号を記録するための記録部24,CM信号の有効期限などを管理するための時計部25を備えている。
【0025】
記録部24には、放送局側から送られてくるテレビジョン放送信号に含まれる番組(CM)情報24a,CMのスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止フラグ24b,CMに設定された有効期限24c,CMに設定された広告回数に対する再生回数を示す再生回数24dなどが記録される。
【0026】
上記第1及び第2のテレビジョン放送信号は、番組本編の番組信号と、その番組信号に挿入されるCM信号とを含み、テレビジョン装置10の表示用受信部12及び記録再生装置20の記録用受信部22の2つの受信部を備えているため、同じ番組を録画しながら視聴したり、ある番組を録画しながら他の番組を視聴するといった視聴形態が可能となる。
【0027】
動作制御部23は、記録用受信部22で受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定する手段と、CM信号と判定された場合、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10で受信している(受信中)の第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせる手段と、その問い合わせの結果に応じて上記受信した第2のテレビジョン放送信号を記録部24に記録する手段とを構成する。
【0028】
動作制御部23は、問い合わせの結果、テレビジョン装置10で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが、記録再生装置20により受信した第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録部24に記録し、同一の場合、第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号の記録を行わない。
【0029】
別の形態として、動作制御部23は、問い合わせの結果、テレビジョン装置10で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが、記録再生装置20により受信した第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、そのCM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止フラグを記録部24に記録し、同一の場合、第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録部24に記録する。このように、テレビジョン装置10で未視聴且つ記録部24に記録されたCMは、再生時に視聴されない限り、CMスキップ再生をすることができない。
【0030】
動作制御部23において、第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかの判定は、第2のテレビジョン放送信号に含まれる番組/CMを識別するための識別子を利用してもよい。この番組/CMの識別子は予め放送局側でテレビジョン放送信号に付与されて送信されてくる。例えば、CM信号にはCM識別子を付与し、番組には何も付与しない、あるいは、番組識別子を付与する。また、別の形態として、ステレオ/モノラル放送の音声モードを利用して番組/CMを識別するようにしてもよい。
【0031】
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、録画している番組がCMに入ると、記録再生装置20がテレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10でどのチャンネルを受信(視聴)しているか問い合わせ、録画番組と同一の場合には当該CM部分の録画を行わないようにしている。尚、ここでは、1つの番組情報(すなわち、テレビジョン放送信号)を番組本編(番組信号)とCM(CM信号)に区別して説明するものとする。
【0032】
まず、記録再生装置20は、自身の状態(以下、ステイタスという)を判断し(ステップS1)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS2)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS3)、電源入力と判断した場合、そのまま終了する。また、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS4)。一方、上記ステップS2において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS4に移行する。このCM識別子の変更イベントとは、番組録画中に番組情報がCMから番組本編に(自動的に)移行するイベントのことをいう。
【0033】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS4において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS5)。また、上記ステップS4において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS6)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS7)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画する(ステップS8)。
【0034】
また、上記ステップS7において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、上記CMを録画せずに待機状態となる(ステップS9)。次に、ステップS1に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、以降のステップを繰り返し実行する。
【0035】
ここで、記録再生装置20は、記録部24に記録された未視聴のCMの削除処理がユーザ操作に従って選択された際に、未視聴のCMが挿入されている番組本編も併せて記録部24から削除するようにしてもよい。これにより、CMが未視聴の場合には、CMのみの削除を防止することができる。
【0036】
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、録画している番組がCMに入ると、記録再生装置20がテレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10でどのチャンネルを受信(視聴)しているか問い合わせ、録画番組と異なる場合には、当該CMにCMスキップ禁止フラグを併せて記録し、再生時にCMのスキップ再生を禁止するようにしている。
【0037】
また、問い合わせの結果、録画番組と同一の場合に、当該CMにCMスキップ許可フラグを併せて記録し、再生時にCMを自動スキップするようにしてもよい。以下、CMスキップ禁止フラグを記録する場合を代表例として説明する。
【0038】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS11)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS12)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS13)、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMなのかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS14)。一方、上記ステップS12において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS14に移行する。
【0039】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS14において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS15)。また、上記ステップS14において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS16)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS17)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画し(ステップS18)、CMスキップ禁止フラグを併せて記録する(ステップS19)。また、上記ステップS17において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、上記CMを録画し(ステップS20)、CMスキップ禁止フラグを記録せずにスキップ再生可能な状態とする(ステップS21)。
【0040】
次に、ステップS11に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが早送りと判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS25)。記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS26)、番組本編の場合、ステップS11に移行し、CMの場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS27)、CMスキップ禁止フラグが付与されている場合(YESの場合)、CMの先頭で停止して(ステップS28)、ステップS11に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていない場合(NOの場合)、ステップS11に移行する。
【0041】
また、ステップS11において、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが再生と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS29)。ユーザ入力を検知した場合、ステップS13に移行し、記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS30)、番組本編の場合、ステップS11に移行し、一方、CMの場合、記録部24のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更し(ステップS31)、ステップS11に移行する。このように、CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号を再生した後に、そのCM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することができる。
【0042】
また、ステップS13において、ユーザ入力の内容が再生入力と判断した場合、番組情報を再生し(ステップS22)、ステップS30に移行する。また、ステップS13において、早送り入力と判断した場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS24)、CMスキップ禁止フラグが付与されていないと判断した場合(NOの場合)、番組情報を早送りして(ステップS24)、ステップS11に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS28に移行する。
【0043】
ここで、記録再生装置20は、CMスキップ禁止フラグが付与されたCMのスキップ処理がユーザ操作に従って選択された際に、CMスキップ禁止フラグが付与されたCMを、その先頭位置から再生するようにしている。これにより、視聴者はCMを少なくとも1回視聴することになる。
【0044】
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、録画している番組がCMに入ると、記録再生装置20がテレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10でどのチャンネルを受信(視聴)しているか問い合わせ、録画番組と同一の場合にはCMを視聴しているかどうかを確認するための画面をテレビジョン装置10に表示させ、視聴確認があった場合に当該CM部分の録画を行わないようにしている。尚、CMを視聴しているかどうかを確認するための画面は、例えば、CMの開始時及び/又は終了時などに表示させるようにする。
【0045】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS41)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS42)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS43)、電源入力と判断した場合、そのまま終了する。また、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS44)。一方、上記ステップS42において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS44に移行する。
【0046】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS44において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS45)。また、上記ステップS44において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS46)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS47)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画する(ステップS48)。
【0047】
また、上記ステップS47において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、ユーザの視聴確認があったかどうかを判断し(ステップS49)、ユーザの視聴確認がない場合(NOの場合)、ステップS48に移行してCMを録画し、ユーザの視聴確認があった場合(YESの場合)、上記CMを録画せずに待機状態とする(ステップS50)。次に、ステップS41に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、以降のステップを繰り返し実行する。
【0048】
(第4の実施形態)
図5は、本発明の第4の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、録画している番組がCMに入ると、記録再生装置20がテレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10でどのチャンネルを受信(視聴)しているか問い合わせ、録画番組と異なる場合には、当該CMにCMスキップ禁止フラグを併せて記録し、再生時にCMのスキップ再生を禁止し、さらに、録画番組と同一の場合には、CMを視聴しているかどうかを確認するための画面をテレビジョン装置10に表示させ、視聴確認がない場合には、当該CMにCMスキップ禁止フラグを併せて記録し、再生時にCMのスキップ再生を禁止するようにしている。
【0049】
また、録画番組と同一の場合には、当該CMにCMスキップ許可フラグを併せて記録し、再生時にCMを自動スキップするようにしてもよい。以下、CMスキップ禁止フラグを記録する場合を代表例として説明する。尚、CMを視聴しているかどうかを確認するための画面は、例えば、CMの開始時及び/又は終了時などに表示させるようにする。
【0050】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS51)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS52)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS53)、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMなのかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS54)。一方、上記ステップS52において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS54に移行する。
【0051】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS54において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS55)。また、上記ステップS54において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS56)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS57)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画し(ステップS58)、CMスキップ禁止フラグを併せて記録する(ステップS59)。
【0052】
また、上記ステップS57において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、ユーザの視聴確認があったかどうかを判断し(ステップS60)、ユーザの視聴確認がない場合(NOの場合)、ステップS58に移行し、ユーザの視聴確認があった場合(YESの場合)、上記CMを録画し(ステップS61)、CMスキップ禁止フラグを記録せずにスキップ再生可能な状態とする(ステップS62)。
【0053】
次に、ステップS51に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが早送りと判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS66)。記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS67)、番組本編の場合、ステップS51に移行し、一方、CMの場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS68)、CMスキップ禁止フラグが付与されている場合(YESの場合)、CMの先頭で停止して(ステップS69)、ステップS51に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていない場合(NOの場合)、ステップS51に移行する。
【0054】
また、ステップS51において、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが再生と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS70)。ユーザ入力を検知した場合、ステップS53に移行し、記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS71)、番組本編の場合、ステップS51に移行し、一方、CMの場合、記録部24のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更し(ステップS72)、ステップS51に移行する。このように、CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号を再生した後に、そのCM信号のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、CMスキップ禁止フラグが変更されたCM信号をスキップ再生することができる。
【0055】
また、ステップS53において、ユーザ入力の内容が再生入力と判断した場合、番組情報を再生し(ステップS63)、ステップS71に移行する。また、ステップS53において、早送り入力と判断した場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS64)、CMスキップ禁止フラグが付与されていないと判断した場合(NOの場合)、番組情報を早送りし(ステップS65)、ステップS51に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS69に移行する。
【0056】
(第5の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、放送局側においてCMに有効期限を予め設定しておき、有効期限を過ぎたCMは記録再生装置から自動的に削除されるようにしている。
【0057】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS81)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS82)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS83)、電源入力と判断した場合、そのまま終了する。また、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS84)。一方、上記ステップS82において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS84に移行する。
【0058】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS84において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS85)。また、上記ステップS84において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS86)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS87)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画する(ステップS88)。
【0059】
また、上記ステップS87において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、CMの有効期限が(現在日時と比較して)経過しているかどうかを判断し(ステップS89)、有効期限が経過していない場合(NOの場合)、ステップS88に移行してCMを録画し、有効期限が経過している場合(YESの場合)、上記CMを録画せずに待機状態とする(ステップS90)。次に、ステップS81に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、以降のステップを繰り返し実行する。また、ステップS82において、記録部24に記録されたCMの有効期限が経過した場合、該当CMを記録部24から自動的に削除する(ステップS91)。尚、上記CMの有効期限は、時計部25によりカウントされ、有効期限になって時点で動作制御部23が削除処理を実行する。
【0060】
(第6の実施形態)
図7は、本発明の第6の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、放送局側においてCMに有効期限を予め設定しておき、有効期限を過ぎたCMは自動的にスキップ再生できるようにしている。
【0061】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS101)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS102)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS103)、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMなのかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS104)。一方、上記ステップS102において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS104に移行する。
【0062】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS104において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS105)。また、上記ステップS104において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS106)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS107)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画し(ステップS108)、CMスキップ禁止フラグを併せて記録する(ステップS109)。
【0063】
また、上記ステップS107において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、CMを録画し(ステップS110)、当該CMの有効期限が(現在日時と比較して)経過しているかどうかを判断し(ステップS111)、有効期限が経過していない場合(NOの場合)、ステップS109に移行して当該CMのCMスキップ禁止フラグを記録し、有効期限が経過している場合(YESの場合)、CMスキップ禁止フラグを記録せずにスキップ再生可能な状態とする(ステップS112)。
【0064】
次に、ステップS101に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが早送りと判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS116)。記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS117)、番組本編の場合、ステップS101に移行し、一方、CMの場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS118)、CMスキップ禁止フラグが付与されている場合(YESの場合)、CMの先頭で停止して(ステップS119)、ステップS101に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていない場合(NOの場合)、ステップS101に移行する。
【0065】
また、ステップS102において、記録部24に記録されたCMの有効期限が経過した場合、該当CMのCMスキップ禁止フラグを変更して(ステップS120)、ステップS101に移行する。このように、CMスキップ禁止フラグが付与されたCM信号の有効期限が経過した後に、そのCM信号のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、CMスキップ禁止フラグが変更されたCM信号をスキップ再生することができる。
【0066】
また、ステップS103において、ユーザ入力の内容が再生入力と判断した場合、番組情報を再生し(ステップS113)、ステップS101に移行する。また、ステップS103において、早送り入力と判断した場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS114)、CMスキップ禁止フラグが付与されていないと判断した場合(NOの場合)、番組情報を早送りし(ステップS115)、CMスキップ禁止フラグが付与されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS119に移行する。
【0067】
(第7の実施形態)
図8は、本発明の第7の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、放送局側においてCMに広告回数を予め設定しておき、広告回数以上再生されたCMは記録再生装置から自動的に削除されるようにしている。広告回数とは、当該CMを視聴あるいは再生させる回数であり、CM毎に設定可能とする。
【0068】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS121)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS122)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS123)、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMなのかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS124)。一方、上記ステップS122において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS124に移行する。
【0069】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS124において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS125)。また、上記ステップS124において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS126)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS127)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画する(ステップS128)。
【0070】
また、上記ステップS127において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、当該CMが1回視聴されたと判断し、広告回数を“1”減算し(ステップS129)、その広告回数が“0”か,それ以外かを判断し(ステップS130)、広告回数がそれ以外の場合(elseの場合)、ステップS128に移行し、広告回数が“0”の場合(0の場合)、上記CMを録画せずに待機状態とする(ステップS131)。
【0071】
次に、ステップS121に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが再生と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS136)。ユーザ入力を検知した場合、ステップS123に移行し、一方、記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS137)、番組本編の場合、ステップS121に移行し、一方、CMの場合、当該CMが1回再生されたと判断し、広告回数を“1”減算し(ステップS138)、広告回数が“0”か,それ以外かを判断し(ステップS139)、広告回数がそれ以外の場合(elseの場合)、ステップS121に移行し、広告回数が“0”の場合(0の場合)、再生後広告回数が“0”となったCMを削除して(ステップS140)、ステップS121に移行する。
【0072】
また、ステップS123において、ユーザ入力の内容が再生入力と判断した場合、番組情報を再生し(ステップS132)、ステップS137に移行する。また、ステップS123において、早送り入力と判断した場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS133)、CMスキップ禁止フラグが付与されていないと判断した場合(NOの場合)、番組情報を早送りし(ステップS134)、ステップS121に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていると判断した場合(YESの場合)、早送りを停止して(ステップS135)、ステップS121に移行する。
【0073】
(第8の実施形態)
図9は、本発明の第8の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。本実施形態では、放送局側においてCMに広告回数を予め設定しておき、広告回数再生されたCMは次回の再生時から自動スキップされるようにしている。
【0074】
まず、記録再生装置20は、自身のステイタスを判断し(ステップS141)、ステイタスが停止または一時停止または録画と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS142)。ユーザ入力のイベントが発生した場合、入力の内容を判断し(ステップS143)、録画入力と判断した場合、録画する番組情報が番組本編かCMなのかを判断するために当該番組情報にCM識別子が付与されているかどうかを判断する(ステップS144)。一方、上記ステップS142において、CM識別子の変更イベントが発生した場合、ステップS144に移行する。
【0075】
次に、記録再生装置20は、上記ステップS144において、CM識別子が付与されていないと判断した場合(NOの場合)、当該番組情報は番組本編であり、番組本編を録画する(ステップS145)。また、上記ステップS144において、CM識別子が付与されていると判断した場合(YESの場合)、当該番組情報はCMであり、テレビジョン装置10に対してテレビジョン装置10が受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるための応答要求し(ステップS146)、テレビジョン装置10からの応答内容を判断し(ステップS147)、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と異なる場合(未視聴/異なる番組の場合)、上記CMを録画し(ステップS148)、CMスキップ禁止フラグを併せて記録する(ステップS149)。
【0076】
また、上記ステップS147において、テレビジョン装置10で受信中の番組情報が記録再生装置20で録画中の番組情報と同一の場合(同一番組の場合)、当該CMが1回視聴されたと判断し、広告回数を“1”減算し(ステップS150)、CMを録画し(ステップS151)、広告回数が“0”か,それ以外かを判断し(ステップS152)、広告回数がそれ以外の場合(elseの場合)、ステップS149に移行し、広告回数が“0”の場合(0の場合)、CMスキップ禁止フラグを記録せずにスキップ再生可能な状態とする(ステップS153)。
【0077】
次に、ステップS141に戻り、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが早送りと判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS157)。記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS158)、番組本編の場合、ステップS141に移行し、一方、CMの場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS159)、CMスキップ禁止フラグが付与されている場合(YESの場合)、CMの先頭で停止して(ステップS160)、ステップS141に移行し、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていない場合(NOの場合)、ステップS141に移行する。
【0078】
また、ステップS141において、記録再生装置20は自身のステイタスを判断し、ステイタスが再生と判断した場合、イベントの発生を検知する(ステップS161)。ユーザ入力を検知した場合、ステップS143に移行し、一方、記録部24の番組情報変更を検知した場合、番組情報が番組本編なのか,CMなのかを判断し(ステップS162)、番組本編の場合、ステップS141に移行し、一方、CMの場合、当該CMが1回再生されたと判断し、広告回数を“1”減算し(ステップS163)、広告回数が“0”か,それ以外かを判断し(ステップS164)、広告回数がそれ以外の場合(elseの場合)、ステップS141に移行し、一方、広告回数が“0”の場合(0の場合)、記録部24のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更して(ステップS165)、ステップS141に移行する。このように、CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号を再生した後に、そのCM信号のCMスキップ禁止フラグをCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、CMスキップ禁止フラグが変更されたCM信号をスキップ再生することができる。
【0079】
また、ステップS143において、ユーザ入力の内容が再生入力と判断した場合、番組情報を再生し(ステップS154)、ステップS162に移行する。また、ステップS143において、早送り入力と判断した場合、CMスキップ禁止フラグが付与されているかどうかを判断し(ステップS155)、CMスキップ禁止フラグが付与されていないと判断した場合(NOの場合)、番組情報を早送りし(ステップS156)、一方、CMスキップ禁止フラグが付与されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS160に移行する。
【0080】
以上、各実施形態において説明したように、テレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、番組に挿入されたCM部分が、同時にテレビジョン装置で視聴されているか、録画後に視聴された場合に限り、CM部分のスキップ再生や、CM部分のみの削除を可能としたため、CM提供者にとってはCM部分を視聴者に確実に視聴させることができると共に、視聴者にとってはCM部分を少なくとも1回視聴すれば、CM部分のスキップ再生や削除が可能となり、繰り返し視聴する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録再生システムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図8】本発明の第7の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【図9】本発明の第8の実施形態に係る記録再生システムの動作例を説明するためのフロー図である。
【符号の説明】
【0082】
10…テレビジョン装置、11,21…アンテナ、12…表示用受信部、13…表示部、20…記録再生装置、22…記録用受信部、23…動作制御部、24…記録部、24a…番組(CM)情報、24b…CMスキップ禁止フラグ、24c…有効期限、24d…再生回数、25…時計部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置の記録再生方法において、該記録再生装置が、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信するステップと、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定するステップと、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるステップと、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録するステップとを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴とする記録再生装置の記録再生方法。
【請求項2】
前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記第1のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号をユーザが視聴していることを確認するための画面を前記テレビジョン装置に表示させ、ユーザからの視聴確認がない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、視聴確認があった場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項3】
前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の有効期限に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の有効期限が経過しているかどうかを判断し、前記有効期限が経過していない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、前記有効期限が経過している場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項4】
前記記録手段に記録されたCM信号の有効期限をカウントし、その有効期限が経過した後に、前記CM信号を前記記録手段から削除することを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項5】
前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の広告回数に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の広告回数が前記記録再生装置の前記CM信号の受信回数を超えているかどうかを判断し、前記受信回数が前記広告回数以下の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、前記受信回数が前記広告回数を超えている場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項6】
前記記録手段に記録されたCM信号の再生回数をカウントし、該再生回数が前記広告回数になった後に、前記CM信号を前記記録手段から削除することを特徴とする請求項5に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項7】
前記記録手段に記録された未視聴のCM信号の削除処理がユーザ操作に従って選択された際に、前記未視聴のCM信号が挿入されている番組信号も併せて前記記録手段から削除することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項8】
番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置の記録再生方法において、該記録再生装置が、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信するステップと、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定するステップと、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせるステップと、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録するステップとを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴とする記録再生装置の記録再生方法。
【請求項9】
前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記第1のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号をユーザが視聴していることを確認するための画面を前記テレビジョン装置に表示させ、ユーザからの視聴確認がない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、視聴確認があった場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項10】
前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号を再生した後に、該CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴とする請求項8又は9に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項11】
前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の有効期限に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の有効期限が経過しているかどうかを判断し、前記有効期限が経過していない場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、前記有効期限が経過している場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項12】
前記記録手段に記録されたCM信号の有効期限をカウントし、その有効期限が経過した後に、前記CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴とする請求項11に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項13】
前記第2のテレビジョン放送信号は、CM信号の広告回数に関する情報を含み、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと同一の場合、前記CM信号の広告回数が前記記録再生装置の前記CM信号の受信回数を超えているかどうかを判断し、前記受信回数が前記広告回数以下の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、前記受信回数が前記広告回数を超えている場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴とする請求項8に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項14】
前記記録手段に記録されたCM信号の再生回数をカウントし、該再生回数が前記広告回数になった後に、前記CM信号のCMスキップ禁止情報をCMスキップ可能に変更し、次回再生時から、前記CMスキップ禁止情報が変更されたCM信号をスキップ再生することを特徴とする請求項13に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項15】
前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号のスキップ処理がユーザ操作に従って選択された際に、前記CMスキップ禁止情報が付与されたCM信号をその先頭位置から再生することを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1に記載の記録再生装置の記録再生方法。
【請求項16】
番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、該記録再生装置は、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信する手段と、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定する手段と、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録する手段とを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を記録しないことを特徴とする記録再生装置。
【請求項17】
番組本編の番組信号と、該番組信号に挿入されるコマーシャルメッセージ(CM)信号とを含む第1のテレビジョン放送信号を受信するテレビジョン装置と接続可能な記録再生装置において、該記録再生装置は、番組本編の番組信号と該番組信号に挿入されるCM信号とを含む第2のテレビジョン放送信号を受信する手段と、該受信した第2のテレビジョン放送信号が番組信号あるいはCM信号のいずれであるかを判定する手段と、CM信号と判定された場合、前記テレビジョン装置に対して該テレビジョン装置で受信している第1のテレビジョン放送信号のチャンネルを問い合わせる手段と、該問い合わせの結果に応じて前記第2のテレビジョン放送信号を記録手段に記録する手段とを有し、前記第1のテレビジョン放送信号のチャンネルが前記第2のテレビジョン放送信号のチャンネルと異なる場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号と共に、該CM信号のスキップ再生を禁止するためのCMスキップ禁止情報を前記記録手段に記録し、同一の場合、前記第2のテレビジョン放送信号に含まれるCM信号を前記記録手段に記録することを特徴とする記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−165606(P2006−165606A)
【公開日】平成18年6月22日(2006.6.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−349297(P2004−349297)
【出願日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】