説明

記録再生装置

【課題】放送データを取得して記録する記録再生装置であって、取得した放送データをより品質の高い放送データに置き換えることが可能な記録再生装置を提供する。
【解決手段】本発明の記録再生装置は、記録部と、再生情報の記録処理を行う記録処理部と、放送波より再生情報を取得する放送受信部と、番組情報を取得する番組情報取得部とを備えている。また、記録処理部により記録された再生情報である第一再生情報の代替情報である第二再生情報を取得する代替情報取得部を備えている。代替情報取得部は、第一再生情報に付加されている文字情報を読み出し、この文字情報と一部または全部が一致する文字情報を持つ第二再生情報を、番組情報から検索する。そして検索に成功した場合に、この第二再生情報が含まれる放送波を受信するよう放送受信部を制御するとともに、放送波から抽出された第二再生情報を記録部に記録するよう、記録処理部を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像または音声の記録再生を実施可能な記録再生装置に関するものであり、特にデジタル放送の受信機能を備えた記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビ等の画像装置において処理される画像や音声の記録再生を行うための装置として、VCR(Video Cassette Recorder)、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ、またはHDD(Hard Disk Drive)レコーダ等の記録再生装置が普及している。また、これら複数の記録再生装置を一装置にまとめた複合機も普及している。
【0003】
代表的な複合機としては、例えばHDD内蔵DVDレコーダや、VCR/DVD/HDD複合機等が存在する。これらの複合機は通常、録画データのやりとりを複数の記録再生装置間で行う機能、いわゆるダビング機能が備えられていることが多い。ダビング機能を用いることにより例えば、VCRがビデオカセットより読み出した録画データを、HDDレコーダに記録することが可能である。
【0004】
しかしながら記録再生装置によって、扱うことのできる録画データの種別に差違がある。例えばHDDレコーダはアナログ放送データとデジタル放送データとの両方を記録することができるが、VCRは通常、アナログ放送データしか記録することができない。もしVCRでデジタル放送データを記録する場合、アナログ変換を行う必要がある。
【0005】
またVCRからHDDレコーダへ放送データをダビングする場合、VCRから出力されるアナログ放送データをデジタル変換して、デジタルデータとしてHDDレコーダに記録する。しかしながらアナログ放送データは、デジタル放送データと比較して解像度が低く、またノイズや画像の乱れが生じやすい。
【0006】
従って上記のダビングにより生成されるデジタルデータは、通常のデジタル放送データと比較して画質が劣る。もしダビングにより生成されるデジタルデータを、デジタル放送データと同等の画質のデータに置き換えることができれば、ユーザはより快適に視聴を行うことが可能である。
【0007】
上記に関連して特許文献1には、ある放送信号に対応した番組推薦情報を活用して、他の種類の放送信号によって放送されている放送番組の録画予約を実行することが可能な録画装置が開示されている。
【0008】
この録画装置は、第一の種類の放送信号のチャンネルと、このチャンネルのサイマル放送を行っている第二の種類の放送信号のチャンネルとの関係を示すマッピング情報を記録する。そして録画対象の放送番組が選択された場合に、マッピング情報を参照し、選択された放送番組に対応するサイマル放送番組を放送している第二の種類の放送信号のチャンネルを判別し、サイマル放送番組の録画を予約する。
【0009】
また上記問題に関連して特許文献2には、記録したコンテンツを一回のダビング処理で複数複製し、ユーザの負担を軽減する記録装置が開示されている。この記録装置は、外部から取得したコンテンツのデータを、内蔵または外付けされた第一の記録媒体にデジタル方式で記録する。
【0010】
そしてリムーバブルな第二の記録媒体にデジタル方式で記録するとともに、リムーバブルな第三の記録媒体にアナログ方式で記録する。そして第一の記録媒体への記録終了後に、記録されたコンテンツのデータを第三の記録媒体にアナログ方式でダビングし、次に第二の記録媒体にデジタル方式でダビングする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2008−35237号公報
【特許文献2】特開2008−91992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら上記の特許文献1及び特許文献2においては、放送内容が同じであるデジタル放送データとアナログ放送データとを、一または複数の記録媒体に記録または複製する技術については開示されているが、アナログ放送データをダビングしてデジタルデータを生成した場合に、このデジタルデータの画質を向上させる技術については開示も示唆もなされていない。
【0013】
本発明の目的は、放送波や外部装置より放送データを取得して記録する機能を備えた記録再生装置であって、取得した放送データをより品質の高い放送データに置き換えることが可能な記録再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、画像または音声を含む再生情報を記録する記録部と、前記記録部に対して再生情報の記録処理を行う記録処理部と、放送波を受信して放送波に含まれる再生情報を取得する放送受信部と、放送波より取得可能な再生情報の内容を示す番組情報を取得する番組情報取得部とを備えた記録再生装置において、前記記録処理部により記録された再生情報である第一再生情報に付加されている文字情報を読み出し、前記文字情報と一部または全部が一致する文字情報が付加されている再生情報である第二再生情報が前記番組情報に示されているか否かを判定し、示されている場合に、前記番組情報に基づいて前記第二再生情報を放送波より取得して前記記録部へ記録するよう前記放送受信部及び前記記録処理部を制御する代替情報取得部を備えることを特徴としている。
【0015】
これによると、本発明の記録再生装置は、再生情報を記録する記録部と、再生情報の記録処理を行う記録処理部と、放送波より再生情報を取得する放送受信部と、番組情報を取得する番組情報取得部とを備えている。また、記録処理部により記録された再生情報である第一再生情報の代替情報である第二再生情報を取得する代替情報取得部を備えている。代替情報取得部は、第一再生情報に付加されている文字情報を読み出し、この文字情報と一部または全部が一致する文字情報を持つ第二再生情報を、番組情報から検索する。そして検索に成功した場合に、この第二再生情報が含まれる放送波を受信するよう放送受信部を制御する。さらに放送波から抽出された第二再生情報を記録部に記録するよう、記録処理部を制御する。
【0016】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置が備える前記代替情報取得部は、前記判定の結果において前記第二再生情報が前記番組情報に示されていない場合に、予め定められた周期で前記番組情報を取得するよう前記放送受信部を制御し、前記周期で前記番組情報から前記第二再生情報を検索し、前記検索により前記第二再生情報が検知された場合に、前記番組情報に基づいて前記第二再生情報を放送波より取得して前記記録部へ記録するよう前記放送受信部及び前記記録処理部を制御することを特徴としている。
【0017】
これによると、代替情報取得部は、番組情報を検索した結果、第二再生情報が番組情報に示されていない場合に、所定周期で番組情報を繰り返し取得し、第二再生情報を検索する。そして検索に成功した場合に、この第二再生情報が含まれる放送波を受信するよう放送受信部を制御する。そして放送波から抽出された第二再生情報を記録部に記録するよう、記録処理部を制御する。
【0018】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、操作指示を受け付ける操作部と、前記記録処理部により前記第一再生情報の記録処理が行われた場合に、前記第一再生情報に対して付加する文字情報の入力を前記操作部により受け付けて前記記録部に記録する設定部とを備えることを特徴としている。
【0019】
これによると、本発明の記録再生装置は、操作部及び設定部を備えている。設定部は、記録処理部により第一再生情報の記録処理が行われた場合に、第一再生情報に対して付加する文字情報の入力を操作部によりユーザより受け付ける。そして受け付けた文字情報を記録部に記録する。
【0020】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置が備える前記代替情報取得部は、前記代替情報取得部は、前記第二再生情報の取得が行われた場合に、前記第二再生情報の取得において前記判定に用いられた前記第一再生情報を前記記録部より消去することを特徴としている。
【0021】
これによると、代替情報取得部は、第二再生情報の記録が行われた場合に、第二再生情報の取得に用いられた第一再生情報、つまり文字情報の一部または全部が第二再生情報と一致すると判定された第一再生情報を、記録部より消去する。
【0022】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置が備える前記設定部は、前記設定部は、前記消去を実施するか否かに関する指定を前記入力部により受け付け、前記代替情報取得部は、前記第二再生情報の取得が行われ、且つ前記消去を実施する指定が前記設定部により受け付けられている場合に、前記第二再生情報の取得において前記判定に用いられた前記第一再生情報を前記記録部より消去することを特徴としている。
【0023】
これによると、設定部は、上記の判定に用いられた第一再生情報、つまり文字情報の一部または全部が第二再生情報と一致すると判定された第一再生情報を記録部より消去するか否かに関する指定を、操作部を用いてユーザより受け付ける。代替情報取得部は、第二再生情報の記録が行われ、且つ設定部により第一再生情報の消去指示が受け付けられている場合に、上記の第一再生情報を記録部より消去する。
【0024】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置は、通信網に接続されて通信を行う通信部を備え、前記番組情報取得部は、前記放送受信部により受信される放送波、または前記通信部により通信網を介して取得される情報から、前記番組情報を取得することを特徴としている。
【0025】
これによると、本発明の再生装置は、通信網に接続されて通信を行う通信部を備えている。番組情報取得部は、放送受信部により受信される放送波、または通信部により通信網を介して取得される情報から、番組情報を取得する。
【0026】
また上記目的を達成するために本発明の記録再生装置が備える前記代替情報取得部は、前記記録処理部によりアナログ放送データの記録処理が行われた場合に、前記記録処理で記録されたアナログ放送データを前記第一再生情報とし、前記アナログ放送データに付加されている題名を読み出し、前記題名と一部または全部が一致する題名が付加されているデジタル放送データを前記第二再生情報とし、前記第二再生情報が前記番組情報に示されているか否かを判定することを特徴としている。
【0027】
これによると、代替情報取得部は、記録処理部によりアナログ放送データの記録処理が行われた場合に、このアナログ放送データを上記の第一再生情報とみなす。そしてこのアナログ放送データと題名が一致するデジタル放送データを、上記の第二再生情報として番組情報より検索し、検索されたデジタル放送データの取得及び記録を試みる。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、記録再生装置に記録された第一再生情報と同内容と推定される第二再生情報を、題名等の文字情報に基づいて検索し、放送波より取得して記録する。このため例えば、記録再生装置に記録されたアナログ放送データを、同内容と推定されるデジタル放送データに置き換えることが可能である。これによりユーザは、放送データの手動検索及び録画予約を必要とすることなく、より高画質な放送データによる視聴が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の記録再生装置の機能部の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の記録再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る代替録画処理を示すフロー図である。
【図4】本発明の第二の実施形態に係る代替録画処理を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。
【0031】
〈1.内部構成について〉
図2は、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1(=記録再生装置)の内部構成を示すブロック図である。なお、図2における矢印線は画像/音声データの流れを示している。また、矢印のない直線は、制御部11が各装置に対する制御信号等を送受信するための通信バスを示している。
【0032】
コンパチブルレコーダ1は少なくとも、制御部11、メモリ12、操作部13、HDD14(=記録部)、VCR(Video Cassette Recorder)15、光ディスクドライブ16、放送受信部17、信号処理部18、OSD(On-Screen Display)処理部19、及び外部接続端子20(=通信部)を含むように構成されている。なお外部接続端子20により接続される表示装置として、ディスプレイ2が存在する。
【0033】
制御部11は、コンパチブルレコーダ1の各部材の駆動を制御することにより、画像/音声の再生処理、記録処理、出力処理等を統括制御するためのものである。制御部11は例えば、複数のマイクロプロセッサから構成されている。また制御部11は、制御部11が備える演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現される機能部として、後述する録画処理部11a〜代替録画部11d(図1)を備えている。
【0034】
メモリ12は、コンパチブルレコーダ1が保持する各種データを一時的に記録する媒体であり、例えば書き込み可能なRAM(Random Access Memory)等により構成されている。メモリ12は、例えば制御部11によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザから受けた指示命令等を一時的に記録しておくためのバッファメモリとしての役割を持つ。
【0035】
操作部13は、ユーザがコンパチブルレコーダ1に対して、画像/音声の記録指示や予約録画指示等を行うためのものである。操作部13は、例えばコンパチブルレコーダ1のハウジングに設けられた複数のボタンや、図示しないリモコン及びリモコン信号受信部等を含む。操作部13はこれらの装置により、ユーザ操作を受け付ける。ユーザ操作が受け付けられると、制御部11は、操作内容に基づいて再生処理や記録処理等を行う。
【0036】
HDD14は、デジタルデータを記録する磁気記録媒体である。HDD14は、複数の磁気ディスクを回転させつつ、アクチュエータによりヘッドを移動させることにより、データの記録や読み出しを行う。本実施形態では主に、放送波に含まれる画像/音声データから生成される録画データ(=再生情報)を記録するのに用いられる。またHDD14は、後述するVCR15より出力された画像/音声データを記録する、いわゆるダビング処理に用いられる。
【0037】
VCR15は、ビデオカセットに対して画像/音声データの記録再生を行う記録再生機能部である。VCR15は、複数のマイコンやカセットスロットを含むように構成される。カセットスロットは、ビデオカセットを装着して、データの記録/再生が可能な状態とするための装置である。カセットスロットは、磁気テープの回転を行うローラーや、データを記録/再生するための磁気ヘッド等を備えている。
【0038】
VCR15によって再生された画像/音声は、信号処理部18に送られる。そして画像信号に変換され、OSD処理部19や外部接続端子20等へ与えられる。或いは信号処理部18によりデジタル信号に変換することにより、HDD14へ記録することも可能である。
【0039】
光ディスクドライブ16は、CD(Compact Disc)メディア、或いはDVD(Digital Versatile Disc)メディア等の光ディスクに対して光学的に各種データの読み取りを行うための光学装置である。光ディスクドライブ16は、光ピックアップ(不図示)の制御を行うことにより、光ディスクに光ビームを照射して、光ディスクに記録された音声情報、画像情報等の各種情報の読み取りを行う。この際、光ピックアップの駆動制御やフォーカス制御、或いはチルト制御等の各種制御を行う。
【0040】
放送受信部17は、外部のアンテナ(不図示)に接続されてデジタル/アナログ放送の選局、受信、周波数変換、増幅、復調等を行う。放送受信部17は、アナログ方式であればアナログチューナ、中間周波増幅回路、復調回路、及び増幅回路等を含むように構成されている。またデジタル方式であれば、デジタルチューナ、及び誤り訂正部等を含むように構成されている。
【0041】
例えばデジタル放送を受信する場合、放送受信部17に含まれるデジタルチューナが、中間周波信号の増幅及び検波を行う。これにより、MPEG2方式のデジタル信号であるTS(=Transport Stream)の取得を行う。なおTSとは、複数の番組の音声PES(Packetized Elementary Stream)、画像PES、及び付加情報を固定長のTSパケットに分割してつなぎ合わせたものである。信号処理部18へ与えられて画像/音声信号に変換される。なお、TSを変換せずHDD14へ記録することも可能である。この場合、信号処理部18はTSのスルーのみを行う。
【0042】
信号処理部18は、放送受信部17が生成したTSや、光ディスクドライブ16が光ディスクより読み出したデジタルデータを入力し、音声情報を含む音声デジタル信号と、画像情報を含む画像デジタル信号とに分離する多重分離部である。具体的には例えば、放送受信部17より生成されたTSを、TSパケットに分割する。そしてTSパケットを再結合することにより、音声/画像のPESを生成する。
【0043】
そしてPESを結合することにより、ES(Elementary Stream=符号化された音声/画像データ)を生成する。さらに信号処理部18はESの復号を行い、各種デジタル信号に変換する。復号により得られたデジタル信号は、記録する場合はHDD14へ与えられる。またディスプレイ2等に出力する場合は、外部接続端子20へ与えられる。
【0044】
OSD処理部19は、画像信号を生成する機能部である。OSD処理部19は、コンパチブルレコーダ1が出力すべき情報をユーザが視認できる画像データに変換し、変換した画像データをディスプレイ2に表示するための画像信号を生成する。生成された画像信号は、外部接続端子20より出力される。
【0045】
外部接続端子20は、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)端子やUSB(Universal Serial Bus)端子等を含む、複数の入出力端子からなるインタフェースである。外部接続端子20はこれらの入出力端子を用いて、コンパチブルレコーダ1と外部の装置、例えばディスプレイ2を接続し、デジタル信号またアナログ信号の入出力を行う。
【0046】
なお、アナログ信号を入力する場合は、不図示のA/Dコンバータ(Analog Digital Converter)を用いてアナログの画像データ及び音声データをデジタルデータに変換して入力することが可能である。
【0047】
ディスプレイ2は、図示しない表示部、操作部、制御部、及び接続部を備える表示装置である。ディスプレイ2は例えば、接続部に含まれるHDMI端子に接続されたHDMIケーブルを介して、画像/音声を含むデジタル信号を受け付ける。そしてデジタル信号の複合化を行い、画像/音声の出力を行う。
〈1−2.機能部の構成について〉
【0048】
ここで、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1が代替録画処理を実施するための各機能部の関係を、図1のブロック図を用いながら説明する。なお、図1における破線矢印線は、制御信号の流れを示している。
【0049】
図1に示すように本発明の代替録画処理は、制御部11が備える録画処理部11(=記録処理部)、EPG取得部11b(=番組情報取得部)、設定部11c、及び代替録画部11d(=代替情報取得部)により実施される。
【0050】
録画処理部11aは、HDD14を用いた画像/音声の記録再生処理を行う。また録画処理部11aは、後述する設定部11cが受け付けた設定内容に基づき、予約録画処理やダビング処理等を行う。
【0051】
例えば予約録画処理を行う場合、録画処理部11aは、設定部11cが受け付けた予約録画時刻が到来した時点で、予約設定された放送番組を受信するよう放送受信部17を制御する。そして放送波に含まれる画像/音声から、タイトルや録画日時等を含む管理情報を付加した録画データを生成し、HDD14に記録する。
【0052】
EPG取得部11bは、信号処理部18がTSより取得したPSI/SIの解析を行うことにより、EPGを表示するためのEPG情報(=番組情報)を取得する。具体的には、PSI/SIの一種であるEIT(Event Information Table)に含まれている番組名称、放送日時、放送内容等をEPG情報として取得する。そして取得したEPG情報を、HDD14に記録する。
【0053】
設定部11cは、録画処理部11aが録画処理やダビング処理を行うための各種設定を、操作部13を介してユーザより受け付ける。設定部11cは、録画処理部11aが録画処理を行うために必要な設定情報、例えば録画時刻や録画チャンネル、録画モード(=録画時の画質)等の指定を、操作部13を介して受け付ける。
【0054】
また設定部11cは、設定画面の表示制御を行う。なお設定画面は、OSD処理部19により生成し、外部接続端子20を介してディスプレイ2等に出力することにより表示する。
【0055】
設定画面には、代替録画処理のON/OFFに関する設定や、HDD14にダビングされている放送データ(=再生情報)のタイトル入力等をユーザが行うための画像が含まれている。また設定画面には、代替録画処理が行われたアナログ放送データの消去を自動的に行うか否かに関する設定を受け付けるための画像が含まれている。
【0056】
代替録画部11dは、録画処理部11aにより録画処理が行われたアナログ放送データ(=第一再生情報)のタイトル(=文字情報、題名)を読み出し、このタイトルと同タイトルのデジタル放送データ(=第二再生情報)を取得し、これをアナログ放送データの代替録画データとしてHDD14に記録する処理(=代替録画処理)を行う。代替録画部11dが実施する代替録画処理の詳細について、次に説明する。
〈1−3.代替録画処理について〉
【0057】
ここで、本発明の第一の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1が実施する代替録画処理を、図3のフロー図を用いながら説明する。なお図3に示す処理は、コンパチブルレコーダ1が通電されている状態において、HDD14へのダビング指示を検知した時点で開始される。ダビング指示は例えば、VCR15にビデオカセットが装着されている状態において、操作部13に含まれるダビング開始ボタン(不図示)が押下された場合等に発行される。
【0058】
本処理の開始後、代替録画部11dはステップS110において、予め設定部11cにより受け付けられている設定内容を示す設定情報を、メモリ12より読み出す。次に代替録画部11dはステップS120において、代替録画機能がONに設定されていることが、設定情報に示されているか否かを判定する。
【0059】
代替録画機能がONに設定されていない場合、代替録画部11dはステップS131において、通常のダビング処理を行った後、本処理を終了する。なお通常のダビング処理とは、VCR15等より入力したアナログ放送データをデジタル変換してHDD14に記録する処理であり、詳細については従来技術と同様であるため説明を省略する。
【0060】
代替録画機能がONに設定されている場合、代替録画部11dはステップS130において、VCR15等より入力したアナログ放送データをデジタル変換してHDD14に記録する。次に代替録画部11dはステップS140において記録したアナログ放送データにタイトルが付加されているか否かを判定する。
【0061】
タイトルが付加されていない場合、設定部11cはステップS151において、所定の設定画面を出力することにより、操作部13を用いてユーザよりタイトルの入力を受け付けるモードに移行する。そして所定時間内にタイトルの入力を検知した場合、ステップS150へ移行する。所定時間を超過してもタイトルの入力を検知しなかった場合、本処理を終了する。
【0062】
次に代替録画部11dはステップS150において、ステップS130で記録されたアナログ放送データとタイトルが一致する録画データが、HDD14に記録されているか否かを判定する。なおこの判定においては、タイトルに含まれる文字列の一部のみが一致することによりタイトルが一致するとみなす部分一致による判定方法と、タイトルに含まれる文字列の全てが一致することによりタイトルが一致するとみなす完全一致による判定方法とのいずれかを用いることができる。
【0063】
いずれの判定方法を用いるかに関する指定は、予め設定部11cによりユーザより受け付けておく。なお部分一致を用いる場合、一致したとみなすために必要とする一致文字数(または一致割合)を、設定部11cにより受け付けてメモリ12等に記録しておいてもよい。
【0064】
タイトルが一致する録画データがHDD14に記録されている場合、代替録画部11dはステップS160において、代替録画データが記録されていることを通知するためのメッセージをOSD処理部19により生成して出力する。
【0065】
次に代替録画部11dはステップS170において、上記の判定でタイトルが一致するとみなされたアナログ放送データ(以下、「元データ」という)に関して、代替録画処理後に消去する設定が有効になっているか否かを確認する。消去設定が有効に設定されている場合、代替録画部11dはステップS180において、元データの消去を行った後、本処理を終了する。消去設定が無効に設定されている場合、元データの消去を行わず本処理を終了する。
【0066】
ステップS150に戻って説明を行うと、タイトルが一致する録画データがHDD14に記録されていない場合、代替録画部11dはステップS161において、EPG取得部11bが取得するEPGに、上記のアナログ放送データとタイトルが一致する放送番組が示されているか否かを判定する。なおこの一致判定も、部分一致及び完全一致の何れか一方を用いて行う。
【0067】
タイトルが一致する放送番組が示されている場合、代替録画部11dはステップS171において、タイトルが一致する放送番組の録画予約を行うよう、録画処理部11aに指示する。さらに代替録画部11dはステップS181において、録画後の入れ替え実施フラグを設定した後、本処理を終了する。
【0068】
入れ替え実施フラグが有効に設定されている状態において予約録画が完了した場合、代替録画部11dは、ステップS150〜ステップS180と同様の処理を実施する。これにより、タイトルが一致するアナログ放送データの代替録画処理、及び元データの消去を行う。
【0069】
ステップS161において、タイトルが一致する放送番組がEPGに示されていない場合、代替録画部11dはステップS172に移行し、EPG監視フラグを有効に設定した後、本処理を終了する。EPG監視フラグが有効に設定されている状態では、EPG取得部11bは所定時間毎にEPGデータを取得し、EPGの更新処理を行う。
【0070】
さらに代替録画部11dはEPGが更新される毎に、EPGに対する上記の判定、つまりタイトルが一致する放送番組の検索を行う。そして該当する放送番組が検知された場合に、この放送番組の録画予約を行うよう録画処理部11aに指示するとともに、上記の入れ替え実施フラグを有効に設定する。
【0071】
以上に説明した本実施形態によれば、HDD14に記録されたアナログ放送データと同内容と推定されるデジタル放送データを、ユーザ操作を必要とすることなく、放送波より取得して記録する。このため、アナログ放送データを、同内容と推定される代替録画データ、つまりデジタル放送データに置き換えることが可能である。これによりユーザは、アナログ放送データをより高画質な代替録画データで視聴することが可能である。また代替録画データを手動で検索して録画予約する必要がないため、利便性が向上する。
[実施の形態2]
【0072】
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
〈2−1.内部構成について〉
【0073】
第一の実施形態と同じ構成であるため、説明を省略する。
〈2−2.機能部の構成について〉
【0074】
第一の実施形態と同じ構成であるが、代替録画部11dの機能が一部異なる。本実施形態の代替録画部11dは、録画処理部11aにより録画処理が行われたデジタル放送データ(=第一再生情報)のタイトルと、このデジタル放送データに付随している管理情報を取得する。そしてタイトルと管理情報とを用いて、同内容と推定されるデジタル放送データ(=第二再生情報)をEPGより検索する。
【0075】
なおデジタル放送データの管理情報は、例えばデジタル放送データの録画時において、EPG等より取得した情報に基づいて録画処理部11aが作成する。管理情報には例えば、デジタル放送データの放送局や出演者を示す番組情報、画像解像度、データサイズ、録画日時、録画時の録画モード等が示されている。
【0076】
代替録画部11dはこの管理情報を用いて、録画されたデジタル放送データと同内容と推定されるデジタル放送データを検索するとともに、検索の結果発見された代替録画データの取得の実施/未実施に関する決定を行う。本実施形態の代替録画部11dが実施する代替録画処理の詳細について、次に説明する。
〈2−3.代替録画処理について〉
【0077】
ここで、本発明の第二の実施形態に係るコンパチブルレコーダ1が実施する代替録画処理を、図4のフロー図を用いながら説明する。なお、第一の実施形態の図3と同内容の処理については、同じステップ番号を付加することにより説明を省略するものとする。
【0078】
図4に示す処理は、コンパチブルレコーダ1が通電されている状態において、HDD14へのデジタル放送データのダビング指示を検知した時点で開始する。ダビング指示は例えば、光ディスクドライブ16にDVDが装着されている状態において、操作部13に含まれるダビング開始ボタン(不図示)が押下された場合等に発行される。
【0079】
ステップS110〜ステップS120については、実施の形態1と同内容である。ステップS120において代替録画機能がONに設定されている場合、代替録画部11dはステップS132において、光ディスクドライブ16等より入力したデジタル放送データをHDD14に記録する。
【0080】
次に代替録画部11dはステップS140において記録したアナログ放送データにタイトルが付加されているか否かを判定する。
【0081】
タイトルが付加されていない場合、ステップS151に移行し、以降の処理を行う。タイトルが付加されている場合、ステップS150に移行する。ステップS150においてHDD14に同一タイトルのデジタル放送データが複数あると判定された場合、代替録画部11dはステップ152において、同一タイトルのデジタル放送データが所定条件を満たすか否かの判定を、上記の管理情報を用いて行う。
【0082】
用いる条件としては例えば、録画日時がより新しいデジタル放送データ(以下、「最新データ」という)が、元データよりも解像度が高いことや、最新データが元データのリマスター版であることを示す情報が管理情報に含まれてこと等を、条件として用いる。所定条件を満たさない場合、本処理を終了する。所定条件を満たす場合、ステップS160以降の処理を実施する。
【0083】
ステップS150においてHDD14に同一タイトルのデジタル放送データがないと判定された場合、ステップS161に移行する。ステップS161においてEPGに同一タイトルの番組があると判定された場合、代替録画部11dはステップS162において、同一タイトルの番組が所定条件を満たすか否かの判定を行う。
【0084】
この判定は例えば、録画済みのデジタル放送データの管理情報と、EPGに含まれる番組情報とを参照することにより行う。そしてEPGに示されている番組が、録画済みデータよりも解像度が高いことや、録画済みデータのリマスター版であることを示す情報がEPGに含まれてこと等を、条件として用いる。
【0085】
所定条件を満たさない場合、ステップS172へ移行し、EPG監視フラグを設定する。所定条件を満たす場合、ステップS171以降の処理を実施する。
【0086】
以上に説明した本実施形態によれば、代替録画処理の対象とする再生情報としてアナログ放送データでなく、デジタル放送データを用いて代替録画処理を行っている。これにより、録画済みのデジタル放送データが比較的古く、解像度や品質が最新のものよりも劣る場合等において、より好適なデジタル放送データを放送波から取得してユーザに提供することができる。
【0087】
またデジタル放送データであっても、録画時の受信状況によってはノイズが混入したり、録画処理に失敗したりする場合がある。このため、上記の代替録画処理によりユーザは、同内容と推定されるデジタル放送データを複数取得し、その中からより状態のよいデジタル放送データを取捨選択することが可能である。
【0088】
また本実施形態によれば、録画データの管理情報とEPGに示されている番組情報とを比較し、比較結果が所定条件を満たす場合にのみ、代替録画処理を実施している。これにより、録画データの品質向上が望める場合にのみ代替録画処理を実施するようにし、不要な代替録画処理が発生するのを回避することができる。
[その他の実施の形態]
【0089】
以上、好ましい実施の形態及び実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0090】
従って本発明は、以下の形態にも適用可能である。
【0091】
(A)上記実施形態では、本発明の記録再生装置の一例としてコンパチブルレコーダ1を例に挙げているが、放送網または通信網に接続して再生情報を取得可能な記録再生装置であれば、これ以外の装置において本発明を実施する形態でもよい。例えば、DVDレコーダ、録画機能付きテレビジョン装置、STB(Set Top Box)等を用いる形態であってもよい。
【0092】
(B)上記実施形態では、本発明の代替録が処理に関わる各機能部が、マイクロプロセッサ等の演算処理装置上でプログラムを実行することにより実現されているが、各機能部が複数の回路により実現される形態でもよい。
【0093】
(C)上記実施形態では、コンパチブルレコーダ1が備える記録再生機能として、HDDレコーダ、DVDレコーダ、及びVCRに相当する記録再生機能を例に説明を行っているが、これ以外の記録再生機能を備える形態でもよい。例えばSD(Secure Digital)カード等の半導体メモリを用いて録画再生する記録再生機能や、BDレコーダに相当する記録再生機能を備える形態でもよい。
【0094】
(D)上記実施形態では、アナログ放送データまたはデジタル放送データを取得するための装置としてVCR15及び光ディスクドライブ16を例に説明を行っているが、これ以外の装置から放送データを取得する形態でもよい。例えば、外部接続端子20を用いて、外部装置や広域通信網より取得する形態でもよい。
【0095】
(E)上記実施形態では、代替録画処理が実施されたことや元データが消去されたことを報知する報知処理に関しては特に明記していないが、例えば代替録画処理が実施された後に電源が起動された段階で、OSD処理部19により所定の報知画像を生成して出力することにより、ユーザに報知を行う形態でもよい。また、代替録画処理の実行履歴を示す画像を、OSD処理部19により生成して出力する形態でもよい。
【0096】
(F)上記実施形態では、代替録画データを検索する場合の一致判定に用いる文字情報としてタイトルを例に説明を行っているが、これ以外の文字情報を用いる形態でもよい。例えばタイトルに加えて、番組の出演者や制作年月日等を示す文字情報を用いて一致判定を行い、一致する代替録画データをEPGに基づいて取得する形態でもよい。
【0097】
(G)上記実施形態では、代替録画処理が完了した時点でHDD14の元データを消去しているが、この他のタイミングで消去を実行する形態でもよい。例えば、代替録画処理により取得された新たなデジタル放送データの再生が完了した時点で、対応する元データの消去を実行するか否かの選択画面をOSD処理部19により生成して出力し、設定部11cによりユーザ指定を受け付ける形態でもよい。
【0098】
(H)上記実施形態では、代替録画処理によって録画予約がなされた番組が有料放送である場合の処理については規定していないが、有料放送である場合に追加処理を実施する形態でもよい。例えば、有料放送であることが検知された時点で、料金を支払って代替録画処理を実行するか否かの選択画面をOSD処理部19により生成して出力し、設定部11cによりユーザ指定を受け付ける形態でもよい。
【符号の説明】
【0099】
1 コンパチブルレコーダ(記録再生装置)
11 制御部
11a 録画処理部(記録処理部)
11b EPG取得部(番組情報取得部)
11c 設定部
11d 代替録画部(代替情報取得部)
12 メモリ
13 操作部
14 HDD(記録部)
15 VCR
16 光ディスクドライブ
17 放送受信部
18 信号処理部
19 OSD処理部
20 外部接続端子(通信部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像または音声を含む再生情報を記録する記録部と、
前記記録部に対して再生情報の記録処理を行う記録処理部と、
放送波を受信して放送波に含まれる再生情報を取得する放送受信部と、
放送波より取得可能な再生情報の内容を示す番組情報を取得する番組情報取得部とを備えた記録再生装置において、
前記記録処理部により記録された再生情報である第一再生情報に付加されている文字情報を読み出し、前記文字情報と一部または全部が一致する文字情報が付加されている再生情報である第二再生情報が前記番組情報に示されているか否かを判定し、示されている場合に、前記番組情報に基づいて前記第二再生情報を放送波より取得して前記記録部へ記録するよう前記放送受信部及び前記記録処理部を制御する代替情報取得部を備えること
を特徴とする記録再生装置。
【請求項2】
前記代替情報取得部は、前記判定の結果において前記第二再生情報が前記番組情報に示されていない場合に、予め定められた周期で前記番組情報を取得するよう前記放送受信部を制御し、前記周期で前記番組情報から前記第二再生情報を検索し、前記検索により前記第二再生情報が検知された場合に、前記番組情報に基づいて前記第二再生情報を放送波より取得して前記記録部へ記録するよう前記放送受信部及び前記記録処理部を制御すること
を特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
【請求項3】
操作指示を受け付ける操作部と、
前記記録処理部により前記第一再生情報の記録処理が行われた場合に、前記第一再生情報に対して付加する文字情報の入力を前記操作部により受け付けて前記記録部に記録する設定部とを備えること
を特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
【請求項4】
前記代替情報取得部は、前記第二再生情報の取得が行われた場合に、前記第二再生情報の取得において前記判定に用いられた前記第一再生情報を前記記録部より消去すること
を特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
【請求項5】
前記設定部は、前記消去を実施するか否かに関する指定を前記入力部により受け付け、
前記代替情報取得部は、前記第二再生情報の取得が行われ、且つ前記消去を実施する指定が前記設定部により受け付けられている場合に、前記第二再生情報の取得において前記判定に用いられた前記第一再生情報を前記記録部より消去すること
を特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
【請求項6】
通信網に接続されて通信を行う通信部を備え、
前記番組情報取得部は、前記放送受信部により受信される放送波、または前記通信部により通信網を介して取得される情報から、前記番組情報を取得すること
を特徴とする請求項5に記載の記録再生装置。
【請求項7】
前記代替情報取得部は、前記記録処理部によりアナログ放送データの記録処理が行われた場合に、前記記録処理で記録されたアナログ放送データを前記第一再生情報とし、前記アナログ放送データに付加されている題名を読み出し、前記題名と一部または全部が一致する題名が付加されているデジタル放送データを前記第二再生情報とし、前記第二再生情報が前記番組情報に示されているか否かを判定すること
を特徴とする請求項6に記載の記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−44585(P2012−44585A)
【公開日】平成24年3月1日(2012.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−185984(P2010−185984)
【出願日】平成22年8月23日(2010.8.23)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】