説明

誘導加熱装置用被加熱容器

【課題】
誘導加熱装置用被加熱容器においてアルミ鍋の抵抗を増加させ、熱効率の向上と鍋浮きを低減させる。
【解決手段】
本発明は、誘導加熱装置用被加熱容器において、非磁性のアルミ鍋に多孔質底部あるいは放射状溝底部を設けたものである。また、本発明は、軽量アルミ鍋底部にスリット構成あるいは、渦巻き構成のアルミ板を接着,接合させる構造としたものである。
【効果】
本発明の誘導加熱装置用被加熱容器は、鍋抵抗を増加させ印加コイル電流の低減を実現させるので、非磁性鍋でも熱効率の向上を取得でき、回路の小型化に繋がり、さらには、鍋ずれ,鍋浮きを軽減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被加熱容器に関し、特に誘導加熱装置用として用いられる被加熱容器に関す
るものである。
【背景技術】
【0002】
最近、非磁性被加熱容器であるアルミニウム製の被加熱容器などでも誘導加熱が可能な誘導加熱装置が開発されている。しかし、この非磁性金属であるアルミニウム製の被加熱容器を加熱する際には、磁性鍋に比べ大きな起磁力を印加するため、磁力による反発力で軽量であるアルミニウム製の被加熱容器などは被加熱容器の浮上やズレが発生し易いという欠点を有している。一方、このアルミニウム製の被加熱容器は調理者にとって負担の少ない軽量被加熱容器であるため、今後も需要は大きいと考えられる。
【0003】
図2は一般に表される鍋浮きの原理構成である。加熱コイル3へ高周波電流が交互の向きでコイルに印加され、図示の向きにコイル電流31が流れると、コア4から磁力線32が誘起する。この磁力線32は被加熱容器アルミ鍋1の底部の裏面部を磁力線32に反するように渦電流33を発生させる。この渦電流33とアルミ鍋1の電力損失により熱を発生させる。同時に、渦電流33の向きと磁力線32の向きによりフレミング左手の法則でアルミ鍋1の底部裏面に上向きに力が生じ、軽量であるアルミ鍋1は鍋浮きや鍋ずれを生じてしまうことになる。
【0004】
また、この非磁性体のアルミでできたアルミ鍋1は磁性鍋に対して鍋金属の透磁率に大きくな差があり、鍋抵抗が小さく鍋のジュール熱が得られ難い。
【0005】
特許文献1の非磁性被加熱容器では大きな荷重構成や中央に重心を有する構成のアルミ製の被加熱容器として被加熱容器の浮上を軽減防止させている。また、特許文献2の誘導加熱装置では鍋を感知して印加電力をパワーダウンさせる制御して鍋浮きを軽減させている。
【0006】
【特許文献1】特開2006−102084号公報
【特許文献2】特願2003−320754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明では、軽量で低磁性金属であるアルミニウムなどで構成される被加熱容器を誘導加熱装置で加熱した際に発生することのある被加熱容器の浮上を、防止することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の被加熱容器では、低磁性金属体の鍋底部に多孔質部あるいは放射状の溝を設けたことを特徴としたものである。
【0009】
また、上記課題を解決するため、本発明の被加熱容器では、低磁性金属体により構成される被加熱容器において、低磁性金属体の底部に、非磁性金属板を付加したことを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、非磁性材の被加熱容器を加熱するにあたり、軽量の非磁性金属のアルミ鍋の抵抗を増大させることで加熱コイル電流を低減して加熱効率の向上と、加熱コイル電流の低減によって鍋浮きを軽減することが実現できる。
【0011】
また、本発明によれば、渦電流をお互い逆方向に流すことにより、下向き力を創出して相殺して鍋浮きを大幅に低減することが実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の誘導加熱装置用被加熱容器の実施例形態について図を用い説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施形態の誘導加熱装置における被加熱容器の構成である。
【0014】
図1において、アルミ鍋1とその多孔質底部11,アルミ鍋1の台板となるトッププレート2とアルミ鍋1を誘導加熱する加熱コイル3と、加熱コイル3の磁力を増強し、アルミ鍋1へ磁気誘導する複数のU型あるいはL型,I型のコア4と、加熱コイル3を駆動させる、交流電源5,整流回路6,直流から高周波電力に変換するインバータ回路7,共振コンデンサ8とを備えて構成される。
【0015】
アルミ鍋1には多孔質底部11が構成され、この多孔質底部11を設けることにより加熱コイル3,コア4からの印加される渦電流33の流路長を長くさせることによって鍋抵抗を大きくすることが可能となる。この鍋抵抗を大きくできることによりコイル電流の低減につながり、損失低減での高効率化と軽量のアルミ鍋を鍋浮きの軽減化が実現できる。その、詳細を図3を用いて説明する。
【0016】
図3は本発明の実施例である非磁性鍋の鍋抵抗向上の原理構成を示す。加熱コイル3へ高周波電流となるコイル電流31が図示方向に流れるとすると、コア4から磁力線32が誘起される。この磁力線32はアルミ鍋1の底部裏面11の表面を通り、この磁力線32に反するように渦電流33を発生させる。渦電流33は多孔質底部11により、渦底電流長さをλ、渦電流幅をw、金属の抵抗率をρ、金属の透磁率をμ、周波数をfとすると
Rnabe≒λ/w(√ρ・μ・f・π)から、渦電流流路長λが深さ方向に長くなり鍋底の抵抗Rnabeを増加できる。鍋の熱量はジュール熱の渦電流i2・Rnabe となるので、渦電流の源となる起磁力Tが、巻数n,コイル電流IとするとT=n・Iとなり、起磁力T一定とするとコイル電流Iを鍋抵抗の大きい磁性鍋のようにコイル電流Iを低減させていくことができる。このコイル電流Iの低減により、コイル銅損の低減やインバータ7などの回路部の損失低減により、鍋の熱効率は向上する。また、軽量アルミ鍋の鍋ずれや鍋浮きもこのコイル電流Iの低減によって、浮力∝n2・I2から、低減化が図れることになる。
【0017】
図4は本発明の実施例である鍋抵抗増加させた鍋底構成を示す。アルミ鍋1に多孔質底部11を設けることにより、底部表面を流れる多孔質底部11の凹凸構造により、渦電流流路長λが長くなり鍋抵抗が大きくなる。なお、底部に流れる渦電流表皮深さは駆動周波数90kHzとすると、渦電流密度37%でアルミニウム底で0.266mmとなる。
【0018】
図5は本発明の実施例である非磁性鍋の鍋抵抗向上の他の原理構成を示す。鍋底部は円周に放射状の溝を構成した放射溝底部12の構造とし、同じく渦電流の流路長λを長くさせている。
【0019】
図6は本発明の他の実施例である鍋抵抗増加させた他の鍋底構成を示す。鍋底の縦構造を示し、渦電流は鍋表面流れ流路長λを深さ方向に長くさせることにより鍋抵抗を大きくさせている。
【0020】
図7は本発明の他の実施例である鍋底構成の応用例を示す。多孔質底部11にコーティングし、裏面の多孔質底部を平面構成としても同様の効果を得ることができる。コーティングは放射溝底部12にも適応できる。なお、コーティング材料はテフロン(登録商標
(以下同様です))などでも良い。これにより、鍋底が平らになるので使用時に底部に異物が付くのを防ぐことが可能になり、また、汚れを除去する際にも簡単に行えるようになる。
【0021】
次に、本発明の誘導加熱装置用被加熱容器の他の実施例形態について図を用い説明する。
【0022】
図8は、本発明の他の実施形態の誘導加熱装置における被加熱容器の構成である。
【0023】
図8は本実施例である非磁性鍋の鍋抵抗向上と鍋浮き低減の原理構成を示す。加熱コイル3へ高周波電流となるコイル電流31が図示方向に流れるとすると、コア4を中心とした磁力線32が誘起される。この磁力線32はアルミ鍋1の底部に構成されるスリット板81の裏面を通り、この磁力線32に反するように渦電流33を発生させ矢印円方向に流れ、スリット板81のスリットにより表面ではその方向を逆向きに渦電流は流れ表裏面をループする。渦電流33はスリット板81により、渦底電流長さをl、渦電流幅をw、金属の抵抗率をρ、金属の透磁率をμ、周波数をfとするとRnabe≒l/w(√ρ・μ・f・π)から、渦電流流路長lが深さ方向に長くなり鍋底の抵抗Rnabeを増加できる。鍋の加熱量はジュール熱の渦電流i2・Rnabe となるので、渦電流の源となる起磁力Tが、巻数n、コイル電流IとするとT=n・Iとなり、起磁力T一定とするとコイル電流Iを鍋抵抗の大きい磁性鍋のようにコイル電流Iを低減させることができる。このコイル電流Iの低減により、コイル銅損の低減やインバータ7などの回路部の損失低減により、鍋の熱効率は向上する。一方、軽量アルミ鍋の鍋ずれや鍋浮きもこのコイル電流Iの低減によって、浮力∝n2・I2から低減化が図られる。さらにはスリット板81により、渦電流33がスリット板81の裏表面をループするので、同一磁力線32で裏表逆方向の渦電流33のため、フレミング左手の法則により金属スリット板81の裏面では上向きの力が、表面では下向きの力が発生してお互い相殺することになり鍋浮きが大幅に低減することになる。被加熱物であるアルミ鍋1は、この金属スリット板81からの伝熱、あるいは一部アルミ鍋1へ直接の誘導加熱により加熱される。
【0024】
図9は本実施例であるアルミなどの金属スリット板81の構造を示す。中心部から縁部に向けての少なくとも1つのスリット構造で構成される。これにより渦電流流路長lが長くなり鍋抵抗が大きくなり、渦電流が裏表面を互いに逆方向にループする。このアルミ金属板81の厚さは駆動周波数90kHzとすると表皮深さは約0.27mm となるので、渦電流を両面流すので約0.7mm程度でも良い。
【0025】
図10は本実施の他の例である金属スリット板82の構造を示す。中心部に内径孔を設けて、加熱コイルからの磁力線32を被加熱容器であるアルミ鍋1に一部誘導加熱させる構成である。
【0026】
図11は本実施の他の例である金属スリット板83の構造を示す。中心部に内径孔を設け、さらに外周部面積を小さくして、加熱コイルからの磁力線32をさらに被加熱容器であるアルミ鍋1に一部誘導加熱させる構成である。金属スリット板83の大きさと内径は鍋抵抗向上と鍋浮き低減の適正値により定まる。
【0027】
図12は本実施の他の例である金属スリット板84の構造を示す。図10の実施例にさらに内径部にスリットを設け、金属スリット板84の渦電流路を長くし、鍋抵抗をさらに大きくさせる構成である。
【0028】
図13は本実施の他の例である金属スリット板85の構造を示す。図12の実施例にさらに外径部にスリットを設け、金属スリット板85の渦電流路を長くし、鍋抵抗をさらに大きくさせる構成である。これは、複数孔でも良い。
【0029】
図14は本実施の他の例である金属スリット板86の構造を示す。図10の実施例のスリットの変わりに、1つ以上の渦巻き構造にし、これも渦電流が裏表を流れる。したがって、渦電流路はさらに長くなり鍋抵抗をさらに大きくさせる構成である。
【0030】
図15は本実施の例である金属スリット板81と被加熱物であるアルミ鍋1の接着構造を示す。金属スリット板81など種々のスリット板を被加熱物であるアルミ鍋1に絶縁,熱伝導率の良い接着剤100で固定する構成である。この構造方式は、一般のユーザアルミ鍋に、アダプタとして容易に接着できる構造にしても良い。
【0031】
図16は本実施の例である金属スリット板81と被加熱物であるアルミ鍋1の接合構造を示す。表面のスポット溶接接合101は、スリットを介して渦電流を裏表面ループさせるので全面でなく、円周上ポイントや多リング状などの部位に構成する。また、金属スリット板81とアルミ鍋1の間がたとえばアルマイトのように絶縁性があれば直接金属を接合しても良い。
【0032】
図17は本実施の例である金属スリット板81などと被加熱物であるアルミ鍋1の接合構造を示す。表面のクラッドの接合102は、スリットを介して渦電流を裏表面ループさせるので、全面でなく、円周上ポイントや多リング状などの部位に構成する。また、金属スリット板81とアルミ鍋1の間が例えばアルマイトのように絶縁性があれば直接金属を接合しても良い。
【0033】
図18は本実施例である鍋底構成の応用例を示す。金属スリット板81にコーティング200をし、スリット部を保護する構成とする。なお、コーティング材料はテフロンなどでも良い。
【0034】
図19は本実施例である鍋底構成の他の応用例を示す。金属スリット板81にコーティング210をし、スリット部を保護する構成とする。コーティング210は接着剤の役目もさせることで、金属スリット板81はアダプタとして容易に被加熱容器に付加することも望める。
【0035】
尚、上述の実施例では低磁性金属体としてアルミを用いた例を示したが、対象となる金属体としてはアルミ以外の低磁性金属体にも適用可能であり、更には、ステンレス等の磁性金属体に適用した場合にも加熱効率を向上させることが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明によれば、誘導加熱装置に用いることにより、容器の浮上を防止することができる被加熱容器を提供することが可能になる。
【0037】
また、本発明によれば、誘導加熱装置に用いることにより、容器を流れる渦電流の抵抗を増大させることで加熱コイル電流を低減して加熱効率を向上させる被加熱容器を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態の誘導加熱装置における被加熱容器の構成である。
【図2】一般に表される渦電流発生と鍋浮きの原理構成である。
【図3】本発明の一実施例である渦電流発生の原理構成である。
【図4】本発明の一実施例である鍋抵抗向上の鍋底構造を示す。
【図5】本発明の一実施例である渦電流発生の原理構成である。
【図6】本発明の他の一実施例である鍋抵抗向上の鍋底構造を示す。
【図7】本発明の他の一実施例である鍋底構造の応用例を示す。
【図8】本発明の他の一実施例である渦電流発生の原理構成である。
【図9】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図10】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図11】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図12】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図13】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図14】本発明の他の一実施例である鍋に接着接合させるアルミスリット板構造を示す。
【図15】本発明の他の一実施例である鍋にアルミスリット板を接着接合させる構造を示す。
【図16】本発明の他の一実施例である鍋にアルミスリット板を接着接合させる構造を示す。
【図17】本発明の他の一実施例である鍋にアルミスリット板を接着接合させる構造を示す。
【図18】本発明の他の一実施例である鍋にアルミスリット板のコーティング構造を示す。
【図19】本発明の他の一実施例である鍋にアルミスリット板のコーティング構造を示す。
【符号の説明】
【0039】
1 アルミ鍋
2 トッププレート
3 加熱コイル
4 コア
5 交流電源
6 整流回路
7 インバータ回路
8 共振コンデンサ
11 多孔質底部
12 放射溝底部
13 コーティング部
31 コイル電流
32 磁力線
33 渦電流

【特許請求の範囲】
【請求項1】
低磁性金属体により構成される被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部に、多孔質形状を構成することを特徴とする被加熱容器。
【請求項2】
請求項1の被加熱容器において、
前記低磁性金属体としてアルミを用いたことを特徴とする被加熱容器。
【請求項3】
請求項1の被加熱容器において、
前記多孔質形状として凹凸構造を備えたことを特徴とする被加熱容器。
【請求項4】
請求項1の被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部は、コーティングした構造とすることを特徴とする被加熱容器。
【請求項5】
低磁性金属体により構成される被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部に、少なくとも1つ以上の溝を構成することを特徴とする被加熱容器。
【請求項6】
請求項5の被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部で、円周に放射状の溝を構成したことを特徴とする被加熱容器。
【請求項7】
請求項5の被加熱容器において、
低磁性金属体により構成される被加熱容器において、
前記低磁性金属体の溝として、円周に沿って凹凸形状を備えたことを特徴とする被加熱容器。
【請求項8】
請求項5の被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部は、コーティングした構造とすることを特徴とする被加熱容器。
【請求項9】
低磁性金属体により構成される被加熱容器において、
前記低磁性金属体の底部に、非磁性金属板を付加したことを特徴とする被加熱容器。
【請求項10】
請求項9の被加熱容器において、
前記非磁性金属板は、少なくとも1つ以上のスリットを構成することを特徴とする被加熱容器。
【請求項11】
請求項9の被加熱容器において、
前記非磁性金属板は、少なくとも1巻き以上の渦巻きを構成することを特徴とする被加熱容器。
【請求項12】
請求項9の被加熱容器において、
前記非磁性金属板は、前記低磁性金属体の底部に接着あるいは接合する構造であることを特徴とする被加熱容器。
【請求項13】
請求項9の被加熱容器において、
前記非磁性金属板と前記低磁性金属体鍋底部とをコーティング構造とすることを特徴とする被加熱容器。
【請求項14】
請求項9の被加熱容器において、
前記非磁性金属板は、前記低磁性金属体鍋底部に付着できるアダプタ構造であることを
特徴とする被加熱容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2008−237262(P2008−237262A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−78123(P2007−78123)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(399048917)日立アプライアンス株式会社 (3,043)
【Fターム(参考)】