説明

誘電体共振部品

【課題】安価で部品点数も少なく小型で高性能な誘電体共振部品を提供する。
【解決手段】誘電体ブロック21と、その上面から下面にかけて形成された複数の貫通孔内に形成された内導体23A,23B,23Cと、上面を除く誘電体ブロック21の外面に形成された外導体24と、誘電体ブロック21の上面にて内導体23A,23B,23Cから延び貫通孔に対応して形成され共振器同士を結合させる結合電極25A,25B,25Cと、結合電極25A,25Cと結合するように誘電体ブロック21の上面にて形成された入出力電極25X,25Yとを含んでなる誘電体フィルタ2を備える。誘電体フィルタ2には、誘電体ブロック21の上面に対向する部分を有する金属カバー4が付されている。誘電体ブロック21の上面に対向する金属カバー4の部分と結合電極25A,25B,25Cとの間に誘電体板6が介在している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘電体ブロックに複数の貫通孔を形成してなる誘電体フィルタや誘電体送受共用器などの機能性電子部品と前記誘電体ブロックにその開放端を被うように取り付けられたシールド用の金属カバーとを含んでなる誘電体共振部品に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話などの移動通信機器に用いられる機能性電子部品である誘電体フィルタや誘電体送受共用器においては、電波漏れ防止及び減衰特性改善のために、その誘電体ブロックの開放端面を被うように該開放端面から適宜の距離隔ててシールド用の金属カバーを被せ、該金属カバーを前記機能性電子部品を構成する誘電体共振器の外導体と導通させて誘電体ブロックに固定することで、機能性電子部品と金属カバーとからなる誘電体共振部品を構成する方法がしばしばとられる。
【0003】
近年、移動体通信機器には小型化が要求されており、これに伴い該移動通信機器に用いられる機能性電子部品更には誘電体共振部品にも小型化が要求されている。
【0004】
このような要求に応えるために、比誘電率の高い誘電体材料からなる誘電体ブロックを用いることで機能性電子部品を小型化する方法がしばしば用いられる。
【0005】
また、誘電体ブロックの開放端面の電極パターン面積を大きくし外導体とのパターンギャップを狭くすることで接地容量を大きくし小型化する方法も考えられる。
【0006】
また、特開平10−308605号公報(引用文献1)には、誘電体フィルタの誘電体磁器ブロックの開放端面に、複数の誘電体層を積層してなる回路積層体を接合することで、誘電体フィルタ装置を小型化する方法が開示されている。
【特許文献1】特開平10−308605号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の比誘電率の高い誘電体材料からなる誘電体ブロックを用いることで機能性電子部品を小型化する方法には、比誘電率が高い材料は通常材料Q値が低く、このため高性能な特性をもつ機能性電子部品を得難いという課題がある。
【0008】
また、上記の誘電体ブロックの開放端面の電極パターン面積を大きくし外導体とのパターンギャップを狭くすることで接地容量を大きくし小型化する方法では、充分な接地容量を得ることができず大幅な小型化は難しいという課題がある。
【0009】
また、上記特許文献1に開示されている方法では、回路積層体を製造するために多大なコストがかかり、部品点数も多くなるという課題がある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、安価で部品点数も少なく小型で高性能な誘電体共振部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によれば、以上の如き目的を達成するものとして、
互いに反対側に位置する第1の面及び第2の面の双方を含む外面を有する誘電体ブロックと、該誘電体ブロックの第1の面から第2の面にかけて形成された複数の貫通孔と、該貫通孔内に形成された内導体と、前記第1の面を除く前記誘電体ブロックの外面に形成された外導体と、前記第1の面にて前記内導体から延び、前記貫通孔に対応して形成される共振器同士を結合させる結合電極と、前記共振器のうちいずれかと結合する入出力電極とを含んでなる機能性電子部品と、
該機能性電子部品に付され、前記誘電体ブロックの第1の面に対向する部分を有する金属カバーと、を備えた誘電体共振部品であって、
前記誘電体ブロックの第1の面に対向する前記金属カバーの部分と前記結合電極との間に誘電体板が介在していることを特徴とする誘電体共振部品、
が提供される。
【0012】
本発明の一態様においては、前記誘電体共振部品は、前記貫通孔と平行な前記誘電体ブロックの外面に前記外導体と絶縁されて形成され、前記入出力電極と接続された入出力端子を備える。本発明の一態様においては、前記誘電体共振部品は、前記金属カバーに絶縁状態にて取り付けられ、前記入出力電極と接続されている入出力端子を備える。本発明の一態様においては、前記誘電体板は前記金属カバー及び/又は誘電体ブロックの第1の面に接着されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、結合電極と誘電体ブロックの第1の面に対向する金属カバーの部分との間に誘電体板を介在させているので、接地容量を大きくとることができる。そのため共振器長を短くしても目標の共振周波数を得ることができ、小型の誘電体共振部品を構成することができる。
【0014】
また、本発明によれば、共振器を構成する誘電体ブロックとして比誘電率の高い誘電体材料からなるものを使用することなしに小型化が達成できるので、高いQ値の誘電体材料を用いた小型で高性能な誘電体共振部品を得ることができる。
【0015】
また、本発明によれば、誘電体板を挿入するだけで小型化を達成できるので、誘電体共振部品のコストを最小限に抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0017】
図2は本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態の模式的斜視図であり、図1はその模式的分解斜視図であり、図3はその実装状態を示す模式的断面図である。
【0018】
本実施形態の誘電体共振部品は、機能性電子部品たる誘電体フィルタ2と金属カバー4と平板状の誘電体板6とを備えている。
【0019】
誘電体フィルタ2は、長さL、幅W及び高さHの略六面体形状の誘電体ブロック21を有する。誘電体ブロック21は、互いに反対側に位置し互いに平行な第1の面(図1および図2では上面:図3では左側の面)及び第2の面(図1および図2では下面:図3では右側の面)と、これら第1及び第2の面の外周縁同士の間に位置する第3〜第6の面(誘電体ブロック21の長さLの方向および幅Wの方向の双方に沿った2つの側面と長さLの方向および高さHの方向の双方に沿った2つの側面)とを含んでなる外面を有する。
【0020】
誘電体フィルタ2は、更に、第1の面から第2の面にかけて誘電体ブロック21内に形成された複数の貫通孔22A,22B,22C(符号22B,22Cは図示されていない)と、これらの貫通孔の内壁にそれぞれ形成された内導体23A,23B,23Cと、誘電体ブロック21の第2〜第6の面に形成された外導体24とを有する。貫通孔22A,22B,22C及び内導体23A,23B,23Cの各組に対応して、それぞれ共振器A,B,C(符号A,B,Cは図示されていない)が形成される。誘電体フィルタ2は、更に、内導体23A,23B,23Cからそれぞれ誘電体ブロック21の第1の面に延びる導電パターンからなる結合電極25A,25B,25Cを有する。これらの結合電極25A,25B,25Cは、共振器A,B,Cの互いに隣接するもの同士を結合させる。誘電体フィルタ2は、更に、共振器A,Cと容量結合を形成するように誘電体ブロック21の第1の面に形成された導電パターンからなる入出力電極25X,25Yを有している。誘電体フィルタ2は、更に、誘電体ブロック21の一側面にて外導体24から隔離されて形成され且つ入出力電極25X,25Yと接続されている導電パターンからなる入出力端子26X,26Yを有する。これら入出力端子26X,26Yは外部回路との接続に用いられる。誘電体フィルタ2は、バンドパスフィルタである。
【0021】
金属カバー4は、アングル形状の板状部分を有する。ここで、アングル形状とは略直交する2つの板状部分からなる形状をいう。第1の板状部分は外導体24を介して誘電体ブロック21の1つの側面に接合されている。この接合は、金属カバー4の第1の板状部分と外導体24との電気的接続を可能とするように半田や導電性接着剤を用いた接着によりなされる。金属カバー4の第2の板状部分は、誘電体ブロック21の第1面を被うように該第1の面から距離Dだけ隔てられて、該第1の面と略平行に位置している。
【0022】
誘電体板6は、誘電体ブロック21の第1の面と金属カバー4の第2の板状部分との間に、ほぼ隙間なく挿入されている。ここで、誘電体板6は、誘電体ブロック21の第1の面に対向する金属カバー4の第2の板状部分と結合電極25A,25B,25Cとの間に介在している。誘電体板6としては、通常高周波材料として用いられる比誘電率がたとえば2〜100の誘電体材料からなるものを使用することができる。比誘電率2〜6の低誘電率の誘電体材料としては樹脂系誘電体材料を使用することができ、比誘電率6〜100の中・高誘電率の誘電体材料としてはセラミックス系誘電体材料を使用することができる。誘電体板6の厚さは、金属カバー4の第2の板状部分と誘電体ブロック21の第1面との間の距離Dより僅かに小さいが実質上Dに等しいと見なすことができる。この誘電体板6の厚さまたは距離Dは、たとえば0.5〜5mmである。誘電体板6は、金属カバー4の第2の板状部分に接着剤等で貼り付けられて固定されている。
【0023】
本実施形態の誘電体共振部品は、図3に示されるように、実装基板60に半田付けなどによって表面実装して用いられる。実装基板60は、絶縁基板61の上面にパターン状のグランド配線62および入出力配線63を形成してなる。実装に際して、誘電体フィルタ2の誘電体ブロック21の入出力端子26X,26Yの形成された側面を実装基板60の配線形成面(上面)に接合する。ここで、入出力端子26X,26Yは入出力配線63に接続され、外導体24はグランド配線62に接続される。すなわち、誘電体フィルタ2の入出力電極26X,26Yは、金属カバー4の第1の板状部分が接合された誘電体ブロック21の側面とは反対側に位置する側面にて、外導体24から離隔して形成されている。また、金属カバー4の第2の板状部分の先端縁は、電波漏れ防止および減衰特性改善のために、グランド配線62に電気的に接続されている。
【0024】
図4は、本実施形態の誘電体共振部品の等価回路図である。R1,R2,R3は、誘電体ブロック21内に形成された貫通孔22A,22B,22Cおよび内導体23A,23B,23C、並びに外導体24により形成された上記共振器A,B,Cである。C1からC7は、誘電体ブロック21の第1の面に形成された導電パターンにより構成される容量である。C1は結合電極25Aと入出力電極25Xとを所定の間隔に配置することで形成される容量であり、C4は結合電極25Cと入出力電極25Yとを所定の間隔に配置することで形成される容量である。C2は結合電極25A,25Bとを所定の間隔で配置することで形成される容量であり、C3は結合電極25B,25Cを所定の間隔で配置することで形成される容量である。C5,C6,C7は結合電極25A,25B,25Cと外導体24とを所定の間隔で配置することで形成される容量である。
【0025】
図7に本実施形態に属する第1実施例の周波数特性図を示す。この第1実施例においては、誘電体ブロック21の比誘電率は13で、誘電体ブロック21の寸法はW=35mm、L=11.9mm、H=15.7mmであった。金属カバー4の第2の板状部分と誘電体ブロック21の第1の面との間隔はD=2mmであった。誘電体板6の比誘電率は6であった。図7より、本第1実施例における誘電体フィルタ2の中心周波数は0.9GHzであった。
【0026】
比較のために、誘電体板6を使用しないこと以外は、上記第1実施例と同様な誘電体共振部品を作製した。但し、金属カバー4の第2の板状部分と誘電体ブロック21の第1の面との間隔D=2mmを維持しつつ、中心周波数約0.9GHzのバンドパスフィルタを形成すべく、比誘電率13の誘電体ブロック21の寸法をW=35mm、L=17.6mm、H=15.7mmとし、結合電極パターンを若干変更した。図8に本比較例の周波数特性図を示す。
【0027】
以上のように、第1実施例では、比較例に比べて誘電体ブロック21の長さLが5.7mm短くなっており、約30%の小型化が実現された。また、誘電体ブロック21の比誘電率は従来のままであるため、Q値の低下もなく高性能な特性が維持された。
【0028】
図3に示されているように、本発明の第1の実施形態では、誘電体ブロック21の第1の面と金属カバー4の第2の板状部分との間に誘電体板6が介在していることにより、結合電極25A,25B,25Cと金属カバー4の第2の板状部分との間に発生する接地容量が大きくなることがわかる。そのため、図4における容量C5,C6,C7の容量値が大きくなり、共振器長(この場合長さL)を短くしても所定の中心周波数のフィルタ特性を得ることができる。これに対して、上記比較例の場合には、結合電極25A,25B,25Cと金属カバー4の第2の板状部分との間には空気層が介在するのみであるので、さほど接地容量は大きく取れない。このため、容量C5,C6,C7の容量値を大きくする効果は低く、小型化が難しい。
【0029】
図9に本発明の上記第1の実施形態に属する第2実施例の周波数特性図を示す。この第2実施例においては、誘電体ブロック21の比誘電率は13で、誘電体ブロック21の寸法はW=35mm、L=7.4mm、H=15.7mmであった。金属カバー4の第2の板状部分と誘電体ブロック21の第1の面との間隔はD=2mmであった。誘電体板6の比誘電率は13であった。本第2実施例では、図9に示されるように誘電体フィルタ2の中心周波数は第1実施例と同一の0.9GHzであったが、第1実施例より高い比誘電率の誘電体板6を使用することにより、誘電体ブロック21の長さLが第1実施例より更に短くなっており、一層の小型化が実現された。
【0030】
図5は本発明による誘電体共振部品の第2の実施形態の模式的分解斜視図であり、図6はその一部材の模式的斜視図である。図5において、図1〜図3におけると同様の機能を持つ部材には同一の符号が付されている。
【0031】
本実施形態においては、金属カバー4’は断面コの字形状(チャンネル形状)をなしており、上記第1の実施形態の場合と同様な第1の板状部分及び第2の板状部分と、該第2の板状部分に連なり且つ第1の板状部分に対向するように配置された第3の板状部分とからなっている。金属カバー4’は、誘電体板6を間に挟んで誘電体ブロック21に嵌合され、第1の板状部分及び第3の板状部分が誘電体フィルタ2の外導体24に接続されている。入出力端子8X,8Yとしては金属カバー4’に取り付けられた例えばハーメチックシールタイプのリード端子が用いられ、その先端部は誘電体ブロック21の第1の面に形成された入出力電極25X’,25Y’に接続されている。図6に示されるように、入出力端子8X(8Yも同様)は、導電線8X1と金属カバー4’に接する金属シェル8X2とガラス系絶縁部8X3とからなり、金属シェル8X2が金属カバー4’に接する。このような形態にすることで、よりシールド効果が高くなり、小型で高性能な誘電体共振部品を得ることができる。
【0032】
以上の第1及び第2の実施形態においては誘電体板6を金属カバー4,4’に接着剤で貼り付けて固定しているが、誘電体板6の固定方法はこれに限られるものではなく、誘電体ブロック21に貼り付けても良いし、金属カバー4,4’及び誘電体ブロック21の双方に貼り付けても良い。また、金属カバー4,4’に設けた固定用の突起により誘電体板6を固定してもよい。
【0033】
また、以上の第1及び第2の実施形態においては誘電体共振部品がバンドパスフィルタである場合を示したが、誘電体共振部品はこれに限られるものではなく、複数の誘電体フィルタ部を含んでなる送受共用器であってもよい。
【0034】
更に、以上の第1及び第2の実施形態においては略六面体形状の誘電体板6が使用されているが、誘電体板の形状はこれに限られるものではなく、結合電極とこれに対向する金属カバーの部分との間に介在するものであれば、誘電体板はいかなる形状でも良い。たとえば、図1における入出力電極25X,25Yを避けて誘電体を介在させる誘電体板形状にすると、入出力結合量をさほど変化させずに小型化を実現できる。また、誘電体板は複数に分割して介在させてもよい。その場合、それぞれの誘電体板の材料の比誘電率は異なっても良い。複数の誘電体板を使用することで、互いに隣接する結合電極間の領域を避けて誘電体を介在させることができ、これにより共振器間の結合量をさほど変化させずに小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態の模式的分解斜視図である。
【図2】図1の誘電体共振部品の模式的斜視図である。
【図3】図1の誘電体共振部品の実装状態を示す模式的断面図である。
【図4】図1の誘電体共振部品の等価回路図である。
【図5】本発明による誘電体共振部品の第2の実施形態の模式的分解斜視図である。
【図6】図5の誘電体共振部品の一部材の模式的斜視図である。
【図7】本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態に属する第1実施例の周波数特性図である。
【図8】比較例の誘電体共振部品の周波数特性図である。
【図9】本発明による誘電体共振部品の第1の実施形態に属する第2実施例の周波数特性図である。
【符号の説明】
【0036】
2 誘電体フィルタ
21 誘電体ブロック
22A 貫通孔
23A,23B,23C 内導体
24 外導体
25A,25B,25C 結合電極
25X,25Y,25X’,25Y’ 入出力電極
26X,26Y 入出力端子
4,4’ 金属カバー
6 誘電体板
8X,8Y 入出力端子
8X1 導電線
8X2 絶縁部
60 実装基板
61 絶縁基板
62 グランド配線
63 入出力配線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに反対側に位置する第1の面及び第2の面の双方を含む外面を有する誘電体ブロックと、該誘電体ブロックの第1の面から第2の面にかけて形成された複数の貫通孔と、該貫通孔内に形成された内導体と、前記第1の面を除く前記誘電体ブロックの外面に形成された外導体と、前記第1の面にて前記内導体から延び、前記貫通孔に対応して形成される共振器同士を結合させる結合電極と、前記共振器のうちいずれかと結合する入出力電極とを含んでなる機能性電子部品と、
該機能性電子部品に付され、前記誘電体ブロックの第1の面に対向する部分を有する金属カバーと、を備えた誘電体共振部品であって、
前記誘電体ブロックの第1の面に対向する前記金属カバーの部分と前記結合電極との間に誘電体板が介在していることを特徴とする誘電体共振部品。
【請求項2】
前記貫通孔と平行な前記誘電体ブロックの外面に前記外導体と絶縁されて形成され、前記入出力電極と接続された入出力端子を備えることを特徴とする、請求項1に記載の誘電体共振部品。
【請求項3】
前記金属カバーに絶縁状態にて取り付けられ、前記入出力電極と接続されている入出力端子を備えることを特徴とする、請求項1に記載の誘電体共振部品。
【請求項4】
前記誘電体板は前記金属カバー及び/又は誘電体ブロックの第1の面に接着されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の誘電体共振部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−33624(P2009−33624A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−197385(P2007−197385)
【出願日】平成19年7月30日(2007.7.30)
【出願人】(000000206)宇部興産株式会社 (2,022)
【Fターム(参考)】